JP4172397B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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本発明は、電子楽器の鍵盤装置に関し、詳細には鍵操作を楽音制御に反映させるために鍵の押鍵力に応じた鍵操作及び鍵並び方向の揺動操作を検出する鍵盤装置に関する。
従来、このような鍵盤装置として、例えば、特開2003−29756号公報に開示されたものがある。この従来の鍵盤装置では、鍵の押鍵ストローク後に鍵をさらに下方に押下したとき、下方への力を下限ストッパホルダを介して板状部材に伝え、この板状部材を下方に撓ませて、この下限ストッパホルダの変位量をセンサにより検出する。また、この従来の鍵盤装置では、メインフレームとサブフレームとが合成樹脂で一体成型されたヒンジ部で結合されており、サブフレームがヒンジ部を介してフレームに対して鍵並び方向に相対的に移動可能に構成されている。そして、押鍵ストローク中または押鍵後に鍵が鍵並び方向に揺動され、サブフレームがメインフレームに対して鍵並び方向に揺動すると、この鍵の並び方向の揺動をセンサにより検出する。そして、これらのセンサによる検出信号を、例えば、音色、音量、ピッチ、リバーブ、パン、ビブラート等に反映させて楽音を制御するようにしている。
特開2003−29756号公報
ここで、鍵の押鍵ストローク後に例えば鍵盤全体を押下するような感覚で、強い鍵操作力で押下する場合があり、前記板状部材を固定しているサブフレームに対して下に押下される力が加わる。このため前記ヒンジ部に力が加わり次のような問題がある。
図5は従来の問題点を説明する図である。鍵100に力Wがかかるとサブフレーム200を支持するヒンジ部300に力が加わり、特にヒンジ部300とメインフレーム400との接合部分すなわちヒンジ部300の支点側基端部Pに矢印のような曲げモーメントがかかり、この支点側基端部Pに応力集中が生じる。したがって、この部分の強度が充分でないと、破断してしまう可能性もある。この点で、前記従来の鍵盤装置では改良の余地がある。また、単にヒンジ部を肉厚にするとサブフレームの鍵並び方向の衝動を妨げることになる。例えば、ヒンジ部300の図5の図面と直交する方向の厚みを2倍にすると、このヒンジ部300の鍵並び方向のバネ定数が22 =8倍になってしまう。
本発明は、鍵の押鍵力に応じた鍵操作及び鍵並び方向の揺動操作を検出する鍵盤装置を、メインフレームとサブフレームとをヒンジ部を介して弾性材料で一体に形成して構成し、該ヒンジ部の鍵並び方向のバネ定数への影響を最小限にしながら、押鍵方向の強度を確保することを課題とする。
請求項1の鍵盤装置は、複数の鍵が揺動自在に保持され、メインフレームと前記メインフレームに対して鍵並び方向に揺動可能に設けられたサブフレームとから構成される鍵盤フレームを備えた鍵盤装置であって、前記鍵盤フレームは、前記メインフレームと前記サブフレームとがヒンジ部を介して弾性材料で一体に形成されて構成され、前記鍵に対して鍵並び方向に力を加えたとき、該力が該鍵から前記サブフレームに伝達されることで、前記サブフレームが前記メインフレームに対して前記ヒンジ部を介して鍵並び方向に移動し得るように構成された鍵盤装置であって、前記ヒンジ部の高さ方向の幅を演奏者側より支点側を広くしたことを特徴とする。
請求項1の鍵盤装置においては、ヒンジ部の支点側はメインフレームに結合し演奏者側はサブフレームに結合している。サブフレームに押鍵方向に力が加わっても、ヒンジ部の高さ方向の幅が支点側で広くなっているので、メインフレームに固定される支点側基端部の強度が強くなる。また、ヒンジ部の演奏者側(サブフレーム側端部)は支点側に比して相対的に狭くなっているので、この演奏者側はバネ定数が小さい。したがって、ヒンジ部は全体として鍵並び方向のバネ定数への影響を最小限にしながら、押鍵方向の強度が確保されている。
請求項2の鍵盤装置は、請求項1の構成を備え、前記ヒンジ部の高さ方向の幅を演奏者側から支点側に向かって連続的に広くしたことを特徴とする。
請求項の鍵盤装置においては、請求項1と同様な作用効果に加えて、ヒンジ部の高さ方向の幅が連続的に広くなっているので、前記図5の支点側基端部Pにかかると同様な応力集中を避けることができ、さらに強度が確保できる。
請求項3の鍵盤装置は、請求項1または2の構成を備え、前記ヒンジ部は、その高さ方向の幅を演奏者側より支点側を広くする態様を、該高さ方向の幅の上下端部の両方において成したことを特徴とする。
請求項3の鍵盤装置においては、請求項1または2と同様な作用効果に加えて、ヒンジ部の高さ方向の幅の上下端部が支点側に連結するメインフレームの上下端部よりも内側に窪むので、このヒンジ部の上側に鍵スイッチ基板等を配置することができる。したがって、鍵盤装置の全体の厚みを小さくできる。
請求項4の鍵盤装置は、複数の鍵からなる鍵盤と鍵盤楽器本体に対して固定的に設けられたメインフレームと前記鍵盤楽器本体に対して鍵並び方向に揺動可能に設けられたサブフレームとから構成される鍵盤フレームを備えた鍵盤装置であって、前記複数の鍵は、それぞれ前記メインフレームまたは前記サブフレームのいずれか一方に一部が固定されてなり、前記鍵盤フレームは、前記メインフレームと前記サブフレームとがヒンジ部を介して弾性材料で一体に形成されて構成され、前記鍵に対して鍵並び方向に力を加えたとき、該力が該鍵から前記サブフレームに伝達されることで、前記サブフレームが前記メインフレームに対して前記ヒンジ部を介して鍵並び方向に移動し得るように構成され、前記ヒンジ部は、鍵並び方向に接近して隣接された複数ヒンジ部としたことを特徴とする。
請求項4の鍵盤装置においては、ヒンジ部が、鍵並び方向に接近して隣接された複数ヒンジ部となているので、例えば2枚のリブを鍵並び方向に併設した複数ヒンジ部であれば、1枚のリブより2倍の強度がある。n枚のリブを鍵並び方向に併設した複数ヒンジ部であれば、1枚のリブよりn倍の強度がある。この場合、例えば2枚の複数ヒンジ部であっても、この複数ヒンジ部におけるバネ定数は1枚のリブのバネ定数の2倍になるだけであり、前記のように厚みを2倍にした場合(8倍)よりもバネ定数を抑えることができる。
請求項1の鍵盤装置によれば、鍵の押鍵力に応じた鍵操作及び鍵並び方向の揺動操作を検出する鍵盤装置において、ヒンジ部の鍵並び方向のバネ定数への影響を最小限にしながら、押鍵方向の強度を確保することができる。
請求項2の鍵盤装置によれば、請求項1と同様な効果に加えて、ヒンジ部の高さ方向の幅が連続的に広くなっているので、応力集中を避けることができ、さらに強度が確保できる。
請求項3の鍵盤装置によれば、請求項1または2と同様な効果に加えて、ヒンジ部の上側に鍵スイッチ基板等を配置することができ、鍵盤装置の全体の厚みを小さくできる。
請求項4の鍵盤装置によれば、該ヒンジ部の鍵並び方向のバネ定数への影響を最小限にしながら、押鍵方向の強度を確保することができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、この明細書において、鍵盤装置(電子楽器)の「上下左右」を指す場合、演奏時の演奏者側(鍵盤側)から見た正立状態の「上下左右」とする。また、「前後方向(あるいは手前と奥)」を指す場合、演奏者側を「前、手前」、背面側を「後、奥」とする。
図1は本発明の実施形態における電子楽器の鍵盤装置の断面図、図2は同鍵盤装置の一部裏面図、図3は同鍵盤装置の裏側から見た一部斜視図、図4は鍵フレームの概略構成を示す裏面図であり、図1は図2及び図3のA−A矢視断面図ある。なお、図2は、図4の二点差線で囲った部分に対応しているが、図において右側も図2とほぼ同形状となっている。この鍵盤装置は電子オルガン用の鍵盤装置であり、鍵押圧検出装置(アフタセンサ機構)10により鍵の押離鍵方向(上下方向)の押鍵力を検出するとともに、揺動検出センサ20により鍵並び方向の押鍵力を検出して、音色、音量、ピッチ、リバーブ、パン、ビブラート等をの楽音制御を行えるようにしたものである。図4に示すように、鍵押圧検出装置10は、鍵盤の左右位置にそれぞれ構成されており、これにより、センサによる押離鍵方向の押鍵操作の検出精度を向上させている。また、揺動検出センサ20は中央に配設されている。
図4に示したように、鍵フレーム1は、当該鍵盤装置を楽器本体に固着するための「メインフレーム」としての固定フレーム11と、「サブフレーム」としての可動フレーム12と、該固定フレーム11と可動フレーム12とを連結するヒンジ部13とで構成され、この固定フレーム11、可動フレーム12及びヒンジ部13は、硬質の合成樹脂で金型により一体成型されている。この硬質の合成樹脂としては、例えばガラス入り樹脂(いわゆるFRP)であり主材料はABS樹脂である。
固定フレーム11と可動フレーム12は鍵盤装置の左右全長にわたる長尺の部材であり、固定フレーム11には、両端2箇所と内側2箇所に可動フレーム12よりも下側(図4の手前側)に出っ張った固定台部111が形成されている。可動フレーム12には、固定フレーム11の固定台部111の間で後方側(図4の上側)に出っ張ったセンサ取付部121が形成されている。そして、ヒンジ部13は、固定フレーム11の固定台部111と可動フレーム12のセンタ取付部121との間に配置されている。可動フレーム12のセンサ取付部121は、固定フレームの固定台部111よりも上側(図4の奥側)に窪んだ状態となっており、この窪んだ部分に鍵押圧検出装置10と揺動検出センサ20が配設されており、これにより、当該鍵盤装置の厚みが薄くなっている。なお、揺動検出センサ20は可動フレーム12の中央のセンサ取付部121に取付られるアクチュエータ部20Aと、固定フレーム11の中央に取付られるセンサ部20Bとから構成されている。
ヒンジ部13は鍵並び方向の厚みが薄いリブ状に形成してそのリブを鍵並び方向に複数併設したものであり、このヒンジ部13の弾性により、可動フレーム12は固定フレーム11に対して鍵並び方向に僅かに揺動可能とされている。なお、固定フレーム11及び可動フレーム12はヒンジ部13と同様に垂直面をなす多数のリブa,b,c,d等により軽量で堅牢な構造になっている。
鍵(白鍵及び黒鍵)2は奥側の基端部2aにおいて、固定フレーム11の上部の鍵支持部11aに回動自在となるように取り付けられている。なお、図1では白鍵についてその断面が現れ黒鍵は白鍵に隠れているので、以下、主に白鍵について説明するが黒鍵についても白鍵と同様な構成になっている。固定フレーム11のバネ係止部11bと鍵2のバネ受部2bとの間には復帰用バネ21が装着される。復帰用バネ21は鍵2を上方に付勢しており、押鍵後に離鍵されると鍵2を非押鍵状態の位置に復帰させる。
鍵2の前寄りには2枚のストッパ当接片2cが下方に延設されている(黒鍵の場合は先端近傍)。また、可動フレーム12の先端には鍵ガイド支持部12aが該可動フレーム12と一体に形成されるとともに、この鍵ガイド支持部12aには鍵ガイド12が嵌着されており、鍵2のストッパ当接片2cが鍵ガイド12を挟むようにして上下方向に摺動可能となっている。これにより、鍵2の鍵並び方向の揺動は、鍵ガイド12によって抑制される。より正確には、鍵2を鍵並び方向に揺動させると、その力が鍵ガイド12を介して可動フレーム12に伝わり、可動フレーム12が固定フレーム11に対して鍵並び方向に揺動する。なお、可動フレーム12上には、キースイッチ41等を取り付けた回路基板4が配設されており、鍵2の押離鍵に応じたキーオン、キーオフ等がキースイッチ41により検出される。
鍵押圧検出装置10は可動フレーム12に配設されており、この鍵押圧検出装置10は可動フレーム12の鍵並び方向の揺動とは独立に、鍵の押鍵操作を検出する。可動フレーム12には裏面に延びるボス12c(図3)が該可動フレーム12と一体に形成されており、このボス12cの下端部には、板バネ5と延長座金6とがネジN1,N1により伴締めして固定されている。なお、図3に示すように、板バネ5,5は当該一つの鍵押圧検出装置について左右一対に設けられ、各々の板バネ5,5はネジN1,N1,N1,N1によりそれぞれ4箇所で固定されている。この板バネ5は鋼鈑で形成され、可動フレーム12の下部で該可動フレーム12よりも前方側に突出して延設されている。
板バネ5の前端部には金属板を曲げ加工して形成した下限ストッパレール7がネジN2,N2,N2,N2により取り付けられている。下限ストッパレール7は鍵並び方向に長尺の部材であり、全鍵に亘ってストッパ当接片2cの下方に配置されている。また、下限ストッパレール7上には、全鍵のストッパ当接片2cの下端2c1に対向するように長尺の下限ストッパフェルト71(図1)が接着して配設されている。
また、可動フレーム12の前端側には鍵ガイド支持部12aの付け根部に沿って鍵並び方向に延びる上限ストッパレール部122が形成されており、この上限ストッレール部122の下面には、全鍵のストッパ当接片2cの鈎部上端2c2に対向するように長尺の上限ストッパフェルト122a(図1)が接着して配設されている。
図3に示すように、可動フレーム12の下部に板バネ5と伴に固定された延長座金6は、金属板の抜き及び曲げ加工により形成されており、この延長座金6は、板バネ5,5の対向部にそれぞれ固着された一対のアーム部61,61とこのアーム部61,61の後端部を連結する連結部62とを一体形成したものである。アーム部61,61は鍵並び方向の垂直断面形状がコ字状となる形状にされており、曲げ応力に対して剛性を有している。
この延長座金6の連結部62には、この連結部62から前方(鍵2の先端側)に延びる鋼鈑製の被検出板バネ8がネジN3によって端部を固着されている。この被検出板バネ8は板バネ5,5の間隙に配置されるとともに、その前端部8aを下限ストッパレール7の水平曲げ部7aに下から当接させることにより、前端部8a側が下方に僅かに湾曲するように弾性変形されている。こにれより、この被検出板バネ8の前端部8aは加減ストッパレール7(水平曲げ部7a)に常時当接されている。可動フレーム12の前方寄りの位置には位置検出センサ9(図1)が取り付けられており、この位置検出センサ9のセンシングロッド9aは、該位置検出センサ9の下部から突出してその先端を被検出板バネ8に当接されている。
以上の構成により、鍵2の非押鍵(離鍵)時には、復帰用バネ21により鍵2の前端が上がる方向に付勢され、ストッパ当接片2cの鈎部上端2c2が上限ストッパフェルト122aに当接して非押鍵状態の位置になる。また、鍵2の押鍵時には、ストッパ当接片2cの下端2c1が下限ストッパフェルト71に当接し、通常の押鍵状態となる。すなわち、このストッパ当接片2cが上限ストッパフェルト122aに当接する位置から下限ストッパフェルト71に当接する位置までが、鍵2の押鍵ストロークとなる。
この押鍵ストローク後に、鍵2に対して更に押下するように押圧力を加えると、ストッパ当接片2cにより下限ストッパフェルト71及び下限ストッパレール7が押し下げられ、この下限ストッパレール7の水平曲げ部7aにより被検出板バネ8の前端部8aが押し下げられる。したがって、位置検出センサ9のセンシングロッド9aの位置で被検出板バネ8は下に変位し、この変位量が位置検出センサ9により検出される。なお、この実施形態の鍵押圧検出装置10によれば、被検出板バネ8の基端部は鍵盤装置の後方端部となっている。すなわち位置検出センサのセンシングロッド9aが当接する位置から被検出板バネ8の基端部までの距離が長いので、該被検出板バネ8の先端部8aの変位に極力近
い変位を位置検出センサで検出することができる。すなわち、位置検出センサによる高い検出分解能が得られる。
図1に示すように、ヒンジ部13の上端部13Aは固定フレーム11の上面11Aよりも低い位置にあり、このヒンジ部13の上端部13Aは、固定フレーム11側の基端部が固定フレーム11側から鍵盤装置前方にかけて、下降する円弧状端とされるとともにこれに続いて水平端面となっている。また、ヒンジ部13の下端部13Bは固定フレーム11の下面11Bから鍵盤装置前方にかけて、上側に傾斜した斜面とされている。すなわち、ヒンジ部13の高さ方向の幅は、鍵盤装置先端(演奏者側)より固定フレーム11側(支点側)が広くなっている。こにれよって、ヒンジ部13の固定フレーム11側の支点部分の押鍵方向の強度が確保されている。
また、このヒンジ部13の幅、固定フレーム11の下面11Bから上面11Aまでの高さ(固定フレームの高さ)より小さくされるとともに、その小さくした差分(固定フレームの高さとヒンジ部13の高さ方向の幅との差)がヒンジ部の上方と下方とに設けられている。この差分を下方に設けることにより、可動フレーム(サブフレーム)12のセンサ取付部121を固定フレーム11より上方に奥まらせることができ、ここに鍵押圧検出装置10を配置して鍵盤装置全体の厚みを薄くしている。また、差分を上方にも設けることにより、キースイッチ41等を取り付けた回路基板4を配設するスペースを容易に確保することができ、これによっても、鍵盤装置全体の厚みを薄くしている。
また、この実施形態では、図2、図3に示すように、ヒンジ部13は一箇所において2枚ずつ形成されており、複数ヒンジ部となっている。これによっても、ヒンジ部13の固定フレーム11側の支点部分の押鍵方向の強度が確保されている。なお、このような複数ヒンジ部の構成は余り多くしない方がよいが2枚以上でもよい。
なお、ヒンジ部13の構造は上記実施形態の構造に限らず、高さ方向の幅が演奏者側から支点(メインフレームとの連結部)側に広くなるような構造であれば、他の構造でもよい。例えば、支点側から演奏者側にいくにつれて高さが次第に小さくなるような形状でもよい。
本発明の本発明の実施形態における電子楽器の鍵盤装置の断面図である。 同鍵盤装置の一部裏面図である。 同鍵盤装置の裏側から見た一部斜視図である。 同鍵盤装置の鍵フレームの概略構成を示す裏面図である。 従来の問題点を説明する図である。
符号の説明
1…鍵フレーム、2…鍵、11…固定フレーム(メインフレーム)、12…可動フレーム(サブフレーム)、13…ヒンジ部

Claims (4)

  1. 複数の鍵が揺動自在に保持され、メインフレームと前記メインフレームに対して鍵並び方向に揺動可能に設けられたサブフレームとから構成される鍵盤フレームを備えた鍵盤装置であって、
    前記鍵盤フレームは、前記メインフレームと前記サブフレームとがヒンジ部を介して弾性材料で一体に形成されて構成され、
    前記鍵に対して鍵並び方向に力を加えたとき、該力が該鍵から前記サブフレームに伝達されることで、前記サブフレームが前記メインフレームに対して前記ヒンジ部を介して鍵並び方向に移動し得るように構成された鍵盤装置であって、
    前記ヒンジ部の高さ方向の幅を演奏者側より支点側を広くしたことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 前記ヒンジ部の高さ方向の幅を演奏者側から支点側に向かって連続的に広くしたことを特徴とする請求項1記載の鍵盤装置。
  3. 前記ヒンジ部は、その高さ方向の幅を演奏者側より支点側を広くする態様を、該高さ方向の幅の上下端部の両方において成したことを特徴とする請求項1または2記載の鍵盤装置。
  4. 複数の鍵からなる鍵盤と鍵盤楽器本体に対して固定的に設けられたメインフレームと前記鍵盤楽器本体に対して鍵並び方向に揺動可能に設けられたサブフレームとから構成される鍵盤フレームを備えた鍵盤装置であって、
    前記複数の鍵は、それぞれ前記メインフレームまたは前記サブフレームのいずれか一方に一部が固定されてなり、前記鍵盤フレームは、前記メインフレームと前記サブフレームとがヒンジ部を介して弾性材料で一体に形成されて構成され、
    前記鍵に対して鍵並び方向に力を加えたとき、該力が該鍵から前記サブフレームに伝達されることで、前記サブフレームが前記メインフレームに対して前記ヒンジ部を介して鍵並び方向に移動し得るように構成され、
    前記ヒンジ部は、その高さ方向の幅を演奏者側より支点側を広くするとともに、複数のリブを鍵並び方向に接近して隣接された複数ヒンジ部としたことを特徴とする鍵盤装置。
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