JP3082696B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

Info

Publication number
JP3082696B2
JP3082696B2 JP09041060A JP4106097A JP3082696B2 JP 3082696 B2 JP3082696 B2 JP 3082696B2 JP 09041060 A JP09041060 A JP 09041060A JP 4106097 A JP4106097 A JP 4106097A JP 3082696 B2 JP3082696 B2 JP 3082696B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
unit
keyboard device
hook
adjacent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09041060A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10240229A (ja
Inventor
孝道 増渕
賢一 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP09041060A priority Critical patent/JP3082696B2/ja
Priority to US09/027,424 priority patent/US6156963A/en
Publication of JPH10240229A publication Critical patent/JPH10240229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3082696B2 publication Critical patent/JP3082696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子オルガン,
電子ピアノ,シンセサイザ等の電子鍵盤楽器に用いられ
る鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような電子鍵盤楽器に用いられる
鍵盤装置には、例えば特開平6−342281号公報に
見られるような櫛歯型の鍵盤装置がある。これを図9に
よって簡単に説明すると、押鍵操作される複数の鍵本体
2,2と、その鍵本体2,2を共に支持して鍵並び方向
に延びる鍵支持部(鍵共通支持部)3と、鍵本体2の後
端2aの鍵幅と同じ幅でその鍵本体2を鍵支持部3に矢
視Aで示す押鍵方向にそれぞれ揺動自在に接続する可撓
性を有する接続部(支点部)4とを樹脂で一体成形して
白鍵ユニット1を構成している。
【0003】同様にして他の白鍵ユニット1′と黒鍵ユ
ニット1″を構成し、白鍵ユニット1の鍵支持部3を他
の白鍵ユニット1′の鍵支持部3′の上に重ね合わせる
と共に、その鍵支持部3の上側に更に黒鍵ユニット1″
の鍵支持部3″を重ね合わせて、それらをまとめて図示
しないメインフレーム等の基部に螺子(ネジ)で固定す
る。
【0004】この図9に示す白鍵ユニット1,1′と黒
鍵ユニット1″は、図示の都合上各鍵支持部3,3′,
3″にそれぞれ2個づつの鍵本体を支持しているが、実
際には、白鍵ユニット1′にはC,E,G,Bの各音の
鍵本体を、白鍵ユニット1にはD,F,Aの各音の鍵本
体を、黒鍵ユニット1″にはC♯,D♯,E♯,G♯,
A♯の各音の鍵本体を、それぞれ一体に設けて、1オク
ターブ分の鍵ユニットを構成している。
【0005】このような鍵ユニット(鍵数は1オクター
ブ分とは限らない)を、鍵並び方向に複数個連結(隣接
接続)して基部に螺子で固定し、C37スケール,C4
9スケール等の所要鍵数の鍵盤装置を構成する。
【0006】その際、従来のこの種の鍵盤装置において
は、例えば図9に示した白鍵ユニット1′の鍵支持部
3′の鍵並び方向の一端部3a′に、隣接する他の白鍵
ユニット1′の鍵支持部3′の鍵並び方向の他端部3
b′を重ね合わせ、黒鍵ユニット1″の鍵支持部3″の
鍵並び方向の一端部3a″に、隣接する他の黒鍵ユニッ
ト1″の鍵支持部3″の鍵並び方向の他端部3b″を重
ね合わせ、各螺子孔5に一点鎖線で示すように螺子を挿
通して、図示しないメインフレーム等の基部に螺子止め
することによって、隣接する各鍵ユニットを相互に連結
して位置決め固定している。
【0007】そして、この鍵盤装置の下側には、各鍵に
対応する鍵スイッチを搭載したキーボード回路基板等が
設けられている。このような鍵盤装置は、フレームに支
点部の加工が不要であり、且つ複数の鍵が一体にユニッ
ト化されているので、部品点数が少なく、組立て保守も
容易であり、製造コスト低減に極めて有効である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の鍵盤装置では、上述のように隣接する各鍵ユ
ニットの鍵支持部の端部を互いに重ねて螺子等の締結手
段で固定していたので、キーボード回路基板等の修理や
メンテナンスのために、任意の鍵ユニットを基部から取
り外そうとしても、その鍵ユニットの締結手段を解放し
ただけでは取り外すことができず、鍵並び方向の最低音
側あるいは最高音側の端の鍵ユニットから順に取り外し
ていかなければ、その鍵ユニットを取り外せなかったの
で、非常に作業性が悪いという問題があった。
【0009】また、各鍵ユニットを位置決めしてその隣
接する鍵本体間の隙間が一定になるように、位置決め用
の突起と係合孔を係合させたり、手作業で鍵の隙間を調
整していたので、作業性が悪く、且つ隙間が不揃いにな
り易いという問題もあった。
【0010】この発明は、このような問題を解決するた
めになされたものであり、上述のように複数の鍵ユニッ
トを鍵並び方向に連結してなる鍵盤装置において、どの
部分の鍵ユニットでも、その鍵ユニットを取り付けてい
る締結手段を解放するだけで基台から容易に取り外すこ
とができるようにすることを第1の目的とする。そし
て、隣接する鍵ユニット間の位置決めを容易且つ精度よ
くできるようにして、隣接する鍵本体間の隙間が一定に
なるようにすることを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、鍵本体と、その鍵本体を支持する鍵支持
部と、鍵本体を鍵支持部に押離鍵方向に揺動可能に接続
する接続部とを樹脂で一体に成形した鍵ユニットを、鍵
並び方向に複数連結してなる鍵盤装置において、上記鍵
ユニットの鍵支持部は、鍵並び方向の一端部に鉤状に突
出する鉤部を形成し、他端部に該鍵ユニットに隣接する
他の鍵ユニットの鉤部に嵌合する係止部を形成する。
【0012】そして、複数の鍵ユニット同士を互いに隣
接する鍵支持部の鉤部と係止部を嵌合させて連結するよ
うにしたものである。したがって、任意の鍵ユニットの
締結手段を解放すれば、その鍵ユニットの鍵支持部の両
端に形成された鉤部と係止部を、それぞれ隣接する各鍵
ユニットの鍵支持部の係止部および鉤部との嵌合を解除
させて容易に取り外すことができる。
【0013】なお、この場合の各鍵ユニットは、複数の
鍵ユニットを重ねて構成したものに限らず、単体の鍵ユ
ニットでもよいし、複数の鍵本体を鍵共通支持部に接続
して一体に成形したものに限らず、鍵支持部に1個の鍵
本体を接続しただけのものも含むものである。
【0014】上記鍵ユニットの鍵支持部に形成する係止
部が、該鍵ユニットに隣接する他の鍵ユニットの鉤部と
上記押離鍵方向に離脱可能に嵌合する凹部であるとよ
い。その凹部は、押鍵方向に向ってその幅が狭くなる逆
八の字状凹部であり、隣接する他の鍵ユニットの鉤部
が、該凹部の幅狭部に嵌まり込むようにすれば、隣接す
る鍵ユニットの位置決めを容易に行なうことができる。
【0015】また、鍵本体と、その複数の鍵本体を支持
する鍵共通支持部と、複数の各鍵本体を鍵共通支持部に
押離鍵方向に揺動可能に接続する接続部とを樹脂で一体
に成形した鍵ユニットを、鍵並び方向に複数連結してな
る鍵盤装置において、上記複数の鍵ユニットの隣り合う
鍵共通支持部の連結部に、鍵長手方向もしくは鍵並び方
向又はその両方向の互いに他方に対する位置決め手段を
設け、その位置決め手段が自動調芯機能を有する鍵盤装
置も提供する。
【0016】この場合、上記鍵ユニットが2段以上の積
層ユニットであり、上記位置決め手段は、その最上段を
除く2段目以降に設けた凸部と、該鍵ユニットに隣接す
る他の鍵ユニットの凸部と嵌合するように各段に設けた
凹部からなり、その凹部は上段の凹部の方を下段の凹部
より大きく形成すれば、自動調芯機能がより顕著にな
る。
【0017】さらに、上記鍵ユニットの鍵共通支持部に
は、鍵並び方向の高音鍵側の端部に鉤状に突出する鉤部
を形成し、低音鍵側の端部に該鍵ユニットに隣接する他
の鍵ユニットの前記鉤部に嵌合する係止部を該端部の端
面より内側に形成し、複数の鍵ユニット同士を互いに隣
接する上記鍵支持部の鉤部と係止部を嵌合させて連結す
るようにするとよい。
【0018】このようにすれば、低音鍵側の端部の係止
部が鍵ユニットから出っ張らないので、最低音鍵を有す
る鍵ユニットを特別な加工をすることなくフレームに設
置することができ、ローコスト化を図ることができる。
(低音鍵側の端部の係止部が鍵ユニットから出っ張てい
ると、最低音鍵と側板部との間に隙間を設けるか、フレ
ームに特殊加工をすることが必要になる。)最高音側の
鍵ユニットは、その高音鍵側の端部に鉤部が突出する
が、そこにさらに最高音のC鍵のユニットが嵌合される
ので、やはりフレームに特殊加工を施す必要はない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1はこの発明による
鍵盤装置の一実施形態の1オクターブ分の鍵ユニットの
重ね合わせ状態を示す平面図、図2はその鍵支持部に鉤
部を形成した端部側から見た部分的な斜視図、図3はそ
の鍵支持部の鉤部を形成した端部の部分的背面図、図4
は図1に示した鍵ユニットの鍵支持部に係止部を形成し
た端部側から見た部分的な斜視図、図5はその側面図で
ある。
【0020】これらの図に示す鍵ユニットは、図9に示
した従来の鍵盤装置の鍵ユニットと同様に、第1,第2
の白鍵ユニット10,20と黒鍵ユニット30を、下側
から各鍵支持部である鍵共通支持部13,23,33を
順に重ねて積層した3段の積層鍵盤を構成している。
【0021】その第1の白鍵ユニット10は、D,F,
Aの各音の3個の鍵(白鍵)本体12を、それぞれ接続
部14(図5)によって鍵共通支持部13に押鍵方向に
揺動可能に接続している。第2の白鍵ユニット20は、
C,E,G,Bの各音の4個の鍵(白鍵)本体22を、
それぞれ接続部24によって鍵共通支持部23に押鍵方
向に揺動可能に接続している。黒鍵ユニット30は、C
♯,D♯,E♯,G♯,A♯の各音の5個の鍵(黒鍵)
本体32を、それぞれ接続部34によって鍵共通支持部
33に押鍵方向に揺動可能に接続している。
【0022】これらの各白鍵ユニット10,20及び黒
鍵ユニット30は、それぞれ樹脂で一体に成形されてい
る。この実施形態では、黒鍵ユニット30が一番上に積
層されているため、図1,図2,及び図4に最もよく示
されているので、この黒鍵ユニット30の接続部34に
ついて、その詳細を説明するが、第1,第2の白鍵ユニ
ット10,20の接続部14,24もこれと同様に形成
されている。
【0023】黒鍵ユニット30の接続部34は、鍵本体
32の後端から後方及び両側方へ延びる厚肉部(鍵本体
連動部)34aと、その両側部と鍵共通支持部33とを
接続するヒンジとなる1対の薄肉部34b,34bとか
らなり、鍵幅方向の中間部である薄肉部34b,34b
の間に透孔34cを有している。そして、厚肉部34a
の透孔34c内へ入り込むように後方へ延出した部分3
4a1の先端部付近の鍵幅方向の中間部(好ましくは中
央部)に、この黒鍵ユニット30の成形時に樹脂が注入
されるゲート対応部34dが設けられている。
【0024】この黒鍵ユニット30の接続部34は、鍵
本体32と鍵共通支持部33とを実質的に接続する薄肉
部34bの幅を小さくして押鍵方向の揺動を容易にして
いるが、図1に明示するように、その鍵幅方向の全体幅
Wを鍵本体32の後端の幅dよりも充分広くし、その一
部が隣合う鍵の接続部(白鍵の接続部14,24)とわ
ずかな隙間を介して平面的に重なり合うようにしてい
る。しかも、その全幅に亘って容易に変形しない厚肉部
34aを設けているので、鍵本体32の鍵幅方向へのヨ
ーイング強度が高くなり、演奏時に鍵本体32が鍵幅方
向には殆ど揺動せず、鍵ガイドを不要にしている。
【0025】第1の白鍵ユニット10の接続部14及び
第2の白鍵ユニット20の接続部24も同様に、厚肉部
14a,24aと薄肉部14b,24bとからなり、鍵
幅方向の中間部に透孔を有し、厚肉部34aの透孔内へ
入り込むように後方へ延出した部分の先端部付近の鍵幅
方向の中間部(好ましくは中央部)て、且つ積み重ねら
れた時に他のユニットの厚肉部と重ならない位置に、そ
れぞれ白鍵ユニット10,20の成形時に樹脂が注入さ
れるゲート対応部14d,24d(図1,図5)が設け
られているが、図面にはその一部しか現われていない。
【0026】ここで、各鍵ユニットのゲート対応部14
d,24d,34dを、上述のように各接続部14,2
4,34の厚肉部14a,24a,34a,の中間部に
設けたのは、鍵ユニットを成形する際に金型のゲートか
ら樹脂が流れ込むときの流れ方、特に各鍵のヒンジとな
る接続部の一対の薄肉部の流れ方にアンバランスが生じ
ないようにして、鍵支点の均一化及び強度の向上を図
り、各鍵の操作性とその均一性を向上させるためであ
る。
【0027】また、ゲート対応部14d,24d,34
dを、各鍵の支点部付近まで厚肉部14a,24a,3
4aが延出した部分に設けたことと、各鍵ユニット1
0,20,30が積み重ねられた時に他のユニットの厚
肉部と重ならない位置に設けたのは、ゲート対応部14
d,24d,34dに樹脂の尖りが生じても、押鍵時に
それが他の鍵の接続部に当接するのを防ぎ、各ユニット
の接続部を押鍵方向に近づけて重ねられるようにするた
めである。
【0028】黒鍵ユニット30の鍵共通支持部33は、
複数の鍵本体32を支持できるように、鍵並び方向に細
長く且つ充分な支持強度が得られる厚さで形成されてお
り、その両端部寄りの後面から一対の仮固定用の係止片
35を下方に延設しており、その先端に後述するフレー
ムの係止孔に嵌合する突起部35aが設けられている。
【0029】また、長手方向に所定の間隔で本固定用螺
子孔36と、その周囲上面に上面が斜面に形成された座
部36aが設けられ、その間の上面に、鍵盤後方に配置
する部材(回路基板,パネル,スピーカボックス,フロ
ッピディスク・ボックス等)を設置するための部品支持
部37を設けている。
【0030】また、この鍵ユニットは、白鍵ユニット1
0,20と黒鍵ユニット30が、その各鍵共通支持部1
3,23,33を重ねて積層された状態で、図1に示す
ようにその鍵共通支持部の鍵並び方向の一端部(この例
では高音鍵側の端部)に鉤状に突出する鉤部40を形成
し、他端部(この例では低音鍵側の端部)にこの鍵ユニ
ットに隣接する他の鍵ユニットの鉤部40に嵌合する係
止部50を形成している。
【0031】鉤部40は、図2及び図3に明示するよう
に、第2の白鍵ユニット20の鍵共通支持部23の高音
鍵側の端部に、その端面から鍵並び方向に突出する突片
41の先端部にそれと直交する鍵長手方向に沿う円柱状
の鉤片42を一体に設けている。
【0032】一方、係止部50は、白鍵ユニット10,
20及び黒鍵ユニット30の各鍵共通支持部13,2
3,33の低音鍵側の端部に、その端面からそれぞれ内
側に切り欠いて形成された凹部51,52,53からな
る。そして、鍵共通支持部23の凹部52は、低音鍵側
に隣接する他の鍵ユニットの鉤部40の鉤片42が丁度
嵌入し得る大きさを有し、端面側に鉤部40の突片41
が丁度通過し得る幅のスリット54aを形成した壁部5
4を設けている。
【0033】また、鍵共通支持部23の凹部52の上半
部内周面は、上方に向けて開口が広くなる若干凹曲面を
なすテーパ面に形成され、鍵共通支持部33の凹部53
の上半部内周面は、上方に向けてさらに開口が広くなる
テーパ面に形成されており、全体として図5に仮想線
Y,Yで示すように、上面から押鍵方向に向かってその
幅が狭くなる逆八の字状凹部を形成している。
【0034】一方、鍵共通支持部23の凹部52の下半
部内周面は、下方に向けて開口が広くなるテーパ面に形
成され、鍵共通支持部13の凹部51の内周面は、下方
に向けてさらに開口が広くなるテーパ面に形成されてお
り、全体として図5に仮想線Z,Zで示すように、押鍵
方向に向かってその幅が広くなる八の字状凹部を形成し
ている。16は鍵共通支持部13の螺子孔36と対応す
る位置に設けた螺子孔である。
【0035】なお、鍵本体22の後端部下面に突起22
aが設けられており、鍵本体22が強く押鍵された時、
あるいは接続部24に近い位置で押鍵された時に、後述
するフレームに当接して鍵を保護する。同様な突起が他
の鍵ユニットの各鍵本体12及び32の後端部下面にも
設けられている。このように構成した鍵ユニットを、鍵
並び方向に複数連結して所要鍵数の鍵盤装置とするが、
その際、複数の鍵ユニット同士を互いに隣接する鍵共通
支持部の鉤部40と係止部50を嵌合させて連結する。
【0036】図6はその連結状態を示す部分的平面図で
あり、一つの鍵ユニットJの鍵共通支持部3J(13,
23,33を重ねたもの)の一端部に形成した鉤部40
を、その高音鍵側に隣接する他の鍵ユニットKの鍵共通
支持部3Kの他端部に形成した係止部50に嵌合する。
それによって、鍵ユニットJ,Kの相対位置が確実に決
まり、隣接する鍵本体(この場合はB鍵とC鍵)の間の
隙間tが一定になる。すなわち、この鉤部40と係止部
50とが、隣接する鍵ユニットJ,K間の連結手段と位
置決め手段の役目を果たす。
【0037】また、係止部50は鉤部40と押鍵方向
(上下方向)に離脱可能に嵌合する凹部であるから、任
意の鍵ユニットを螺子によるフレームへの固定を解除す
るだけで、隣接する他の鍵ユニットをフレームに固定し
たままでも容易に取り外すことができ、保守作業等を容
易に行なうことがができる。
【0038】しかも、その係止部50の凹部の上半部が
逆八の字状凹部に形成され、下半部が八の字状凹部に形
成されているので、鉤部40側を上下方向に移動させて
脱着する場合も、係止部50側を上下方向に移動させて
脱着する場合もスムーズに脱着でき、鉤部40が嵌合す
る際には、係止部50はそのテーパ面によって所定の嵌
合位置(幅狭部)へ案内する自動調芯機能を有するの
で、隣接する鍵間隔の精度がでる。
【0039】図7は、図1に示した1オクターブ分の鍵
ユニット(鍵ユニットJとする)をフレーム(鍵盤フレ
ーム)に組み付けた状態を示すこの発明による鍵盤装置
の低音域側の平面図であり、図8はそのX−X線に沿う
断面図である。
【0040】フレーム60は、後方にメイン基板61
(図7に仮想線で示す)を収納するメイン基板収納部6
0aと、その左右両端部に一対のスピーカボックス収納
部60bとが凹陥して形成され、それらの手前側に鍵ユ
ニット取付部60cが高段部になって形成され、その手
前側に鍵スイッチ回路基板取付部60dが一段低く形成
されている。このフレーム60は金属板あるいは樹脂に
より、図8に示すように上下方向に複雑折り曲げ形成さ
れ、要所に補強用リブを一体に設けて、充分な強度を持
つようにしている。
【0041】そして、鍵ユニット取付部60c上に、前
述した鍵ユニットJをその各鍵共通支持部13,23,
33を積み重ねた鍵共通支持部3Jを載置し、鍵並び方
向に複数の鍵ユニットJをその鉤部40と係止部50と
を嵌合させて連結すると共に、その各係止片35の先端
部をフレーム60に形成された係止孔60eに嵌挿させ
て仮固定する。
【0042】その後、鍵共通支持部3Jの螺子孔36に
螺子62を挿通して、フレーム60に設けられた螺子ボ
ス部60fにねじ込んで固定する。その際、座部36a
上に仮想線で示すようにスイッチパネル63等を傾斜さ
せて載置し、螺子62によって共締めして取り付けるこ
ともできる。
【0043】フレーム60の鍵スイッチ回路基板取付部
60dには、鍵並び方向(図7では左右方向)に長く延
びる突壁60gと、その後方に間隔を置いて並行に延び
るリブ60iと、さらにその後方に鍵並び方向に間隔を
置いて形成された螺子ボス60jとが設けられており、
突壁60gには鍵並び方向に間隔を置いて螺子穴60h
が形成されている。この突壁60gと螺子ボス60j上
に、鍵並び方向に延びる鍵スイッチ回路基板64を載置
し、螺子65,66によって、突壁60g及び螺子ボス
60jにねじ込み固定している。
【0044】この鍵スイッチ回路基板64上には、鍵ユ
ニットJの各鍵本体12,22,32との間に、それぞ
れ鍵スイッチ67を設けており、その鍵スイッチ67
は、それぞれ鍵スイッチ回路基板64上に支持された対
の固定接点67aと、その固定接点67aを囲む閉空間
67dを形成し、固定接点67aに対向する可動接点6
7bを設けたカップ状弾性部材67cとからなる。ま
た、押鍵時にこの鍵スイッチ67のカップ状弾性部材6
7cの変形に伴う閉空間67d内の空気の流出及び流入
を促進する空気孔64aを、鍵スイッチ回路基板64の
表裏を貫通して設けている。
【0045】これによって、押離鍵時のカップ状弾性部
材67cの変形・復元がスムーズにでき、可動接点67
bによる固定接点67aの開閉も迅速になされる。そし
て、フレーム60の突壁60gとリブ60iとが空気孔
64aの外側近傍を囲むように形成されており、塵埃の
進入を防ぐ遮蔽部材の役目を果している。白鍵用と黒鍵
用では鍵スイッチ67の鍵長手方向の位置がずれている
が、空気孔64aの位置は同じになるようにしている。
【0046】鍵スイッチ回路基板64の前端部下面に
は、フエルト等の緩衝材からなる上限ストッパ68がそ
の全長に亘って貼着されており、各鍵本体12,22,
32の下部にそれぞれ延設されたL字状のストッパ片6
9の先端部がその上限ストッパ68に当接することによ
り、鍵スイッチ67のカップ状弾性部材67cの弾性復
元力によって上方へ回動付勢された各鍵の上限位置が規
制され、非押鍵時における各鍵の高さを揃えている。
【0047】また、フレーム60上の各鍵のストッパ片
69と対向する位置にも、フエルト等の緩衝材からなる
下限ストッパ70が鍵並び方向に沿って貼着されてお
り、押鍵された鍵のストッパ片69の下端部がこの下限
ストッパ70に当接することにより、その鍵の下降位置
が規制される。
【0048】さらに、フレーム60の鍵ユニット取付部
60cに、図7に示すように鍵長手方向のスリット60
kを形成し、その手前側に凹陥部60mを設けており、
メイン基板61と鍵スイッチ回路基板64とを接続する
フラットケーブル71を、スリット60k内を垂直にし
て通し、凹陥部60mで90°ねじって水平にして鍵ス
イッチ回路基板64の端子に接続するようにしている。
【0049】この鍵盤装置においては、任意の鍵ユニッ
トJの螺子62による締結を解放すれば、その鍵ユニッ
トJの鍵共通支持部3Jの両端に形成された鉤部40と
係止部50を、それぞれ隣接する各鍵ユニットJの鍵共
通支持部3Jの係止部50および鉤部40との嵌合を解
除させて容易に取り外すことができる。また、隣接する
鍵ユニットJ同士の鉤部40と自動調芯機能を有する凹
部による係止部50との嵌合により、相互の位置決め
が、容易に精度よくなされ、隣接する鍵間の隙間を一定
にすることができる。
【0050】この実施形態のように、鍵ユニットJが2
段以上の積層ユニットであり、凸部である鉤部40をそ
の最上段を除く2段目以降に設け、その鉤部40と嵌合
する係止部50を、隣接する他の鍵ユニットJの各段に
設けた凹部により形成し、その凹部は上段の凹部の方が
下段の凹部より大きくなるように形成すれば、自動調芯
機能がより顕著になる。
【0051】さらに、この実施形態のように、各鍵ユニ
ットJの鍵共通支持部3Jの鍵並び方向の高音鍵側の端
部に鉤状に突出する鉤部40を形成し、低音鍵側の端部
に係止部50をその端部の端面より内側に形成すれば、
低音鍵側の端部の係止部50が鍵ユニットJから出っ張
らないので、図7に示すように最低音鍵を有する鍵ユニ
ットJを特別な加工をすることなくフレーム60に設置
することができ、ローコスト化を図ることができる。
【0052】低音鍵側の端部の係止部50が鍵ユニット
Jから出っ張ていると、最低音鍵と側板部75との間に
隙間を設けるか、フレーム60に特殊加工をすることが
必要になる。最高音側の鍵ユニットは、その高音鍵側の
端部に鉤部40が突出するが、そこにさらに最高音のC
鍵のユニットが嵌合されるので、そのユニットに鉤部4
0を設けなければ、やはりフレーム60に特殊加工を施
す必要はない。
【0053】なお、各鍵ユニットの鍵支持部は、この実
施形態のように複数の鍵本体を支持する鍵共通支持部で
あるものに限らず、1個の鍵本体を支持するものであっ
ても、フレームに鍵の支点部を設ける必要がなく、且つ
組立て保守が容易であるという効果は得られる。また、
鍵ユニットが多段積層型のものに限らず、単体のもので
あっても、この発明を適用することができる。
【0054】各鍵ユニットの鍵本体を鍵支持部に押離鍵
方向に揺動可能に接続する接続部を、鍵本体の後端部の
幅より広く形成することにより、さらにはその全幅に亘
って鍵本体と連動する厚肉部を設けることによって、鍵
並び方向へのヨーイング強度を高め、鍵ガイドを不要に
することも可能になるが、図9に示した従来例のよう
に、接続部の幅が鍵本体の後端部の幅と同じものであっ
ても、この発明を適用することはできる。各鍵ユニット
の鍵支持部あるいは鍵共通支持部の両端部に設ける鉤部
と係止部の形状は、上述した実施形態のものに限らず、
種々に変更することができる。
【0055】なお、上述の実施形態においては、係止部
がテーパ状になっていたが、鉤部側をテーパ状にしても
よい。また、鍵盤の端部については、係止部に嵌入する
嵌入部品を鍵盤の仮止め時にフレームに対して取り付け
るようにするか、鉤部がフレームの一部に係止されるよ
うにすれば、鍵並び方向に対しても位置決めすることが
できるので、ねじ止めがより容易になる。さらに、鍵と
鍵の共通取付部が一体となった鍵ユニットにこの発明を
適用した例を示したが、鍵と鍵の共通取付部が別体で組
み立て式のものに用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、複数の鍵ユニットを鍵並び方向に連結してなる鍵
盤装置において、どの部分の鍵ユニットでも、その鍵ユ
ニットを取り付けている締結手段を解放するだけでフレ
ームから容易に取り外すことができ、保守作業等を容易
に行なうことができる。また、隣接する鍵ユニット間の
位置決めを容易且つ精度よく行なうことができ、隣接す
る鍵本体間の隙間を一定にすることが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による鍵盤装置の一実施形態の1オク
ターブ分の鍵ユニットの重ね合わせ状態を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示した鍵ユニットの鍵支持部に鉤部を形
成した端部側から見た部分的な斜視図である。
【図3】同じくその鍵支持部の鉤部を形成した端部の部
分的背面図である。
【図4】図1に示した鍵ユニットの鍵支持部に係止部を
形成した端部側から見た部分的な斜視図である。
【図5】同じくその側面図である。
【図6】図1に示した鍵ユニットとそれに隣接する同様
な鍵ユニットとの連結状態を示す部分的平面図である。
【図7】図1に示した1オクターブ分の鍵ユニットをフ
レームに組み付けた状態を示すこの発明による鍵盤装置
の低音域側の平面図である。
【図8】図7のX−X線に沿う断面図である。
【図9】従来の櫛歯型の鍵盤装置の例を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
J,K…鍵ユニット、10…第1の白鍵ユニット、20
…第2の白鍵ユニット、30…黒鍵ユニット、12,2
2…鍵本体(白鍵)、32…鍵本体(黒鍵)、3J,3
K,13,23,33…鍵共通支持部(鍵支持部)、1
4,24,34…接続部、14a,24a,34a…厚
肉部(鍵連動部)、14b,24b,34b…薄肉部
(ヒンジ部)、14d,24d,34d…ゲート対応
部、35…係止片、40…鉤部、41…突片、42…鉤
片、50…係止部、51,52,53…凹部、54…壁
部、54a…スリット、60…フレーム、61…メイン
基板、62…螺子、64…鍵スイッチ回路基板、67…
鍵スイッチ、71…フラットケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10B 3/12 G10C 3/12 G10H 1/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵本体と、その鍵本体を支持する鍵支持
    部と、前記鍵本体を鍵支持部に押離鍵方向に揺動可能に
    接続する接続部とを樹脂で一体に成形した鍵ユニット
    を、鍵並び方向に複数連結してなる鍵盤装置において、 前記鍵ユニットの鍵支持部は、鍵並び方向の一端部に鉤
    状に突出する鉤部を形成し、他端部に該鍵ユニットに隣
    接する他の鍵ユニットの前記鉤部に嵌合する係止部を形
    成し、 複数の前記鍵ユニット同士を互いに隣接する前記鍵支持
    部の鉤部と係止部を嵌合させて連結してなることを特徴
    とする鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鍵盤装置において、前記
    鍵ユニットの鍵支持部に形成した係止部が、該鍵ユニッ
    トに隣接する他の鍵ユニットの前記鉤部と前記押離鍵方
    向に離脱可能に嵌合する凹部であることを特徴とする鍵
    盤装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の鍵盤装置において、前記
    凹部が、押鍵方向に向ってその幅が狭くなる逆八の字状
    凹部であり、隣接する他の鍵ユニットの前記鉤部が、該
    凹部の幅狭部に嵌まり込むようにしたことを特徴とする
    鍵盤装置。
  4. 【請求項4】 鍵本体と、その複数の鍵本体を支持する
    鍵共通支持部と、前記複数の各鍵本体を前記鍵共通支持
    部に押離鍵方向に揺動可能に接続する接続部とを樹脂で
    一体に成形した鍵ユニットを、鍵並び方向に複数連結し
    てなる鍵盤装置において、 前記複数の鍵ユニットの隣り合う鍵共通支持部の連結部
    に、鍵長手方向もしくは鍵並び方向又はその両方向の互
    いに他方に対する位置決め手段を設け、その位置決め手
    段が自動調芯機能を有することを特徴とする鍵盤装置。
  5. 【請求項5】 鍵本体と、その複数の鍵本体を支持する
    鍵共通支持部と、前記複数の各鍵本体を前記鍵共通支持
    部に押離鍵方向に揺動可能に接続する接続部とを樹脂で
    一体に成形した鍵ユニットを、鍵配列方向に複数連結し
    てなる鍵盤装置において、 前記鍵ユニットの鍵共通支持部は、鍵並び方向の高音鍵
    側の端部に鉤状に突出する鉤部を形成し、低音鍵側の端
    部に該鍵ユニットに隣接する他の鍵ユニットの前記鉤部
    に嵌合する係止部を該端部の端面より内側に形成し、 複数の前記鍵ユニット同士を互いに隣接する前記鍵支持
    部の鉤部と係止部を嵌合させて連結してなることを特徴
    とする鍵盤装置。
JP09041060A 1997-02-24 1997-02-25 鍵盤装置 Expired - Fee Related JP3082696B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09041060A JP3082696B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 鍵盤装置
US09/027,424 US6156963A (en) 1997-02-24 1998-02-20 Keyboard assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09041060A JP3082696B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 鍵盤装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10240229A JPH10240229A (ja) 1998-09-11
JP3082696B2 true JP3082696B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=12597889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09041060A Expired - Fee Related JP3082696B2 (ja) 1997-02-24 1997-02-25 鍵盤装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3082696B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101339760B (zh) * 2007-07-02 2010-12-01 雅马哈株式会社 键盘装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5034391B2 (ja) * 2006-09-12 2012-09-26 ヤマハ株式会社 電子楽器の鍵盤装置
US7586030B2 (en) 2007-07-02 2009-09-08 Yamaha Corporation Keyboard apparatus
JP2011043595A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Casio Computer Co Ltd 電子鍵盤楽器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101339760B (zh) * 2007-07-02 2010-12-01 雅马哈株式会社 键盘装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10240229A (ja) 1998-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7427723B2 (en) Keyboard apparatus
US7544876B2 (en) Keyboard apparatus of electronic keyboard instrument
US6156963A (en) Keyboard assembly
JP3082696B2 (ja) 鍵盤装置
US6617502B2 (en) Keyboard device for electronic keyboard musical instrument
JP6795022B2 (ja) 鍵盤楽器
JP3233054B2 (ja) 鍵盤装置
JP2636678B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP3901187B2 (ja) 鍵盤装置
US5164528A (en) Keyboard apparatus for musical instrument
JP2814886B2 (ja) 鍵盤装置
JP3664111B2 (ja) 鍵盤装置
JP3080025B2 (ja) 鍵盤装置
JP3413861B2 (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP3055368B2 (ja) 電子楽器の筐体
JPH01170991A (ja) 電子楽器の鍵盤装置
JP3223831B2 (ja) 鍵盤装置
JP7416189B2 (ja) 鍵盤楽器
JP2578269Y2 (ja) 鍵盤楽器
JP4858588B2 (ja) 鍵盤楽器のケース体構造
JP3238918B2 (ja) 鍵盤装置
JP3109432B2 (ja) 電子楽器の基板保持構造
JP3092541B2 (ja) 鍵盤装置
JPS6239429Y2 (ja)
JP2022132683A (ja) 鍵盤楽器

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140630

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees