JP3239885B2 - 鍵盤装置 - Google Patents
鍵盤装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子楽器等の鍵盤
装置に関し、特に、複数の鍵盤ユニットを連接した鍵盤
装置、および所定鍵域内の互いに異なる複数の鍵をそれ
ぞれ押鍵方向に揺動自在に支持する複数の鍵盤ユニット
部からなる鍵盤ユニットを備えた鍵盤装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の鍵盤装置としては、例え
ば特公昭57−3080号公報に記載されているものが
知られている。この鍵盤装置は、1オクターブの鍵盤に
ついて、これを5つの黒鍵からなる一つの構造体と、白
鍵を一つ置きにくし歯状に形成してなる二つの構造体と
に3分割したものである。 【0003】すなわち、プラスチック成形品である白鍵
構造体は、C鍵,E鍵,G鍵,B鍵の4鍵からなるくし
歯状の第1のユニットと、D鍵,F鍵,A鍵の3鍵から
なるくし歯状の第2のユニットとに2分割されている。
そして、これら3つの構造体は、それぞれ鍵(キー)部
分と、取付ストリップ部分と、これらを連結する蝶番連
結部分とが、プラスチックにより一体に成形されたもの
である。 【0004】従って、このような鍵盤装置にあっては、
黒鍵からなる構造体、4鍵の白鍵からなる構造体、3鍵
の白鍵からなる構蝶番連結部分造体の各取付ストリップ
部分を重ね合わせ、フレームにねじ止めして組み立てて
いた。また、鍵域が数オクターブに亘る鍵盤装置を構成
する場合には、鍵域(オクターブ)が異なる複数の鍵盤
ユニットを隣接して配置することになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
楽器の鍵盤装置にあっては、鍵盤ユニットを構成する各
ユニットの複数の鍵がそれぞれ、共通取付部である取付
ストリップ部に蝶番連結部によって押鍵方向に揺動自在
に取り付けられている。しかし、その蝶番連結部は、各
鍵がその幅方向である鍵配列方向には容易に揺動しない
ように構成されている。 【0006】そのため、上述のように鍵域が異なる複数
の鍵盤ユニットを隣接して配置した鍵盤装置において
は、各ユニッの製造誤差や組立て誤差、複数の鍵盤ユニ
ットの取付誤差などによって、隣接する鍵ユニットの端
部の鍵同士が重なったり、互いに擦れて大きな抵抗力と
なり、鍵操作の操作感が悪くなったり、極端な場合には
押鍵あるいは復鍵できなくなることがあった。 【0007】また、1つの鍵ユニットが上述のように、
所定の鍵域内の互いに異なる鍵を有する複数のユニット
からなる場合も、各ユニッの製造誤差や組立て誤差など
によって、互いに隣接する他のユニットの鍵同士が重な
ったり、互いに擦れて大きな抵抗力となり、上述の場合
と同様な不具合が発生することがあった。 このような不
具合が発生しないようにするためには、上述した各誤差
を極力なくすように、各ユニットの製造精度、組立て精
度、あるいは取付精度を極めて高く維持する必要がある
ため、相当なコスト高になっていた。 【0008】この発明は、このような問題を解決するた
めになされたものであり、上述のように複数の鍵盤ユニ
ットを並べて組み付けたときに、隣接する鍵盤ユニット
間で鍵の並びが多少悪くても、あるいは鍵盤ユニットを
構成する各ユニット同士の組み合わせにより、各ユニッ
トの隣接する鍵の向きが多少悪くても、隣接する鍵同士
が重なったり、押鍵時に鍵操作感を損ねるような大きな
抵抗が生じたりしないようにすることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、第1の鍵盤ユニットとその第1の鍵盤ユ
ニットに隣接して配置された第2の鍵盤ユニットとを備
えた鍵盤装置であって、次のように構成した鍵盤装置を
提供する。すなわち、上記第1の鍵盤ユニットは、第1
の所定の鍵域の複数の鍵と、薄板状のヒンジ部で、上記
複数の各鍵を押鍵方向に揺動自在に支持する第1共通取
付部とを有し、上記第2の鍵盤ユニットは、上記第1の
所定の鍵域に隣接した第2の所定の鍵域の複数の鍵と、
薄板状のヒンジ部で、上記複数の各鍵を押鍵方向に揺動
自在に支持する第2共通取付部とを有する。そして、少
なくとも夫々上記第1及び第2の鍵盤ユニットの両端部
に位置し、互いに他の鍵盤ユニットの鍵と隣接する鍵の
少なくとも一方のヒンジ部を左右方向にたわませること
ができるようにしたことを特徴とする。 【0010】この鍵盤装置によれば、隣接する鍵盤ユニ
ット間で鍵の並びが多少悪くても、各鍵盤ユニットの端
部に位置し、互いに他の鍵盤ユニットの鍵と隣接する鍵
の少なくとも一方のヒンジ部が左右方向にたわめるた
め、その方向への変位によって鍵の重なりを防止でき、
その端部の鍵同士が鍵操作時に擦れても抵抗力の発生は
少なくなり、鍵操作感を損ねるようなことはなくなる。
さらに、鍵盤ユニット間で少し斜めに組み付けられたよ
うな場合でも、それを許容するように鍵が動けるため、
取り付けの自由度が高くなる。 【0011】また、所定の鍵域の鍵盤ユニットを備える
鍵盤装置であって、次のように構成した鍵盤装置も提供
する。すなわち、上記鍵盤ユニットは複数の鍵盤ユニッ
ト部からなり、その各鍵盤ユニット部は、上記所定の鍵
域内の互いに異なる複数の鍵と、薄板状のヒンジ部で、
上記複数の各鍵を押鍵方向に揺動自在に支持する共通取
付部とを有し、その複数の各鍵盤ユニット部に設けられ
た鍵のうち、少なくとも互いに他の鍵盤ユニット部に設
けられた鍵と隣接する鍵の少なくとも一方のヒンジ部を
左右方向にたわませることができるようにしたことを特
徴とする。 【0012】この鍵盤装置によれば、鍵盤ユニットを構
成する各鍵盤ユニット部同士の組み合わせにより、各鍵
盤ユニット部の隣接する鍵の向きが多少悪くても、その
互いに隣接する鍵の少なくとも一方のヒンジ部が左右方
向にたわむため、隣接する鍵同士が重なるようなことは
なく、押鍵時に擦れても鍵操作感を損ねるような大きな
抵抗が生じるようなことはなくなる。さらに、鍵盤ユニ
ット間で少し斜めに組み付けられたような場合でも、そ
れを許容するように鍵が動けるため、取り付けの自由度
が高くなる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、この発明による鍵盤装置の
実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、
この発明による鍵盤装置の一つの実施形態の概略構成を
示す原理図である。この図1に示す鍵盤装置は、同じ構
成からなる2つの鍵盤ユニット7と17を備えている。 【0014】その各鍵盤ユニット7,17は、それぞれ
第1鍵盤ユニット部9と、第2鍵盤ユニット部11と、
嵌合手段15とを有する。その第1鍵盤ユニット部9
は、押圧操作される所定の鍵域の第1の複数の鍵1と、
この第1の複数の鍵1を揺動自在に支持する第1共通取
付部5と、この第1共通取付部5と第1の複数の鍵1と
をそれぞれ連結する第1支点部3とを含み、これらが樹
脂により一体成形されている。 【0015】第2鍵盤ユニット部11は、前記所定の鍵
域に属する鍵であって、第1の複数の鍵1と異なる第2
の複数の鍵2と、この第2の複数の鍵2を揺動自在に支
持する第2共通取付部6と、この第2共通取付部6と第
2の複数の鍵2とをそれぞれ連結する第2支点部4とを
含み、これらが樹脂により一体成形されている。 【0016】嵌合手段15は、第1共通取付部5と第2
共通取付部6の鍵配列方向の端部を除く中間部分に設け
られ、第1鍵盤ユニット部9と第2鍵盤ユニット部11
とを組み合わせて所定鍵域の鍵盤ユニット7又は17を
形成する際、嵌合することによりその鍵盤ユニット部
9,11間の位置決めをする位置決め手段である。 【0017】さらに、この並設する鍵盤ユニット7と鍵
盤ユニット17のそれぞれ各第1鍵盤ユニット部9,9
における第1共通取付部5,5の接続部には、ユニット
嵌合手段19が設けられている。 【0018】この鍵盤装置にあっては、第1鍵盤ユニッ
ト部9と第2鍵盤ユニット部11とを組み合わせて所定
鍵域の鍵盤ユニット7又は17を形成する際、嵌合手段
15を嵌合させることによって、第1鍵盤ユニット部9
と第2鍵盤ユニット部11間の位置決めをする。それに
よって、各第1の鍵1と第2の鍵2の位置が決められ
る。 【0019】そのため、鍵盤ユニット部9,11同士の
位置決めを正確に行うことができる。すなわち、所定の
鍵域の鍵盤ユニット7,17を形成した後、鍵1,2の
不揃いがなくなる。また、熟練者でなくても簡単に整然
とした鍵配列で、第1鍵盤ユニット部9と第2鍵盤ユニ
ット部11を鍵盤装置のフレームに取り付けることがで
きる。さらに、第1共通取付部5と第2共通取付部6同
士が嵌合手段15で嵌合するので、所定鍵域の鍵盤ユニ
ット7,17を形成した後、鍵盤ユニット部9,11同
士がずれることもない。 【0020】次に、図2乃至図7を参照して、この発明
による鍵盤装置の具体的な実施例を説明する。図2は1
オクターブの鍵についての分解斜視図である。この図に
おいて、21は黒鍵ユニットであり、5つの黒鍵、すな
わちC♯鍵23、D♯鍵24(図2では図示省略)、F
♯鍵25(図2では図示省略)、G♯鍵26(図2では
図示省略)、およびA♯鍵27を一体に樹脂成形したも
のである。 【0021】31は4つの白鍵からなる第1の白鍵ユニ
ットであり、C鍵33、E鍵34(図2では図示省
略)、G鍵35(図2では図示省略)、およびB鍵36
を一体に樹脂成形したものである。すなわち、この第1
の白鍵ユニット31は、1オクターブを構成する7個の
白鍵の内、1つおきに4個の鍵を一体に成形したもので
ある。 【0022】41は3つの白鍵からなる第2の白鍵ユニ
ットであり、D鍵43、F鍵44(図2では図示省
略)、およびA鍵45を一体に樹脂成形したものであ
る。すなわち、この第2の白鍵ユニット41は、1オク
ターブを構成する7個の白鍵の内、1つおきに3個の鍵
を一体に成形したものである。従って、1オクターブの
鍵盤ユニット60は、それぞれ鍵盤ユニット部を構成す
る黒鍵ユニット21と、第1の白鍵ユニット31と、第
2の白鍵41とを組み合わせることにより形成されるこ
とになる。 【0023】ここで、これらの各ユニット21、31、
41の各鍵は、図7にも明示するように、鍵盤として構
成配列された場合に押圧操作される所定の長さを有する
鍵本体部50と、その鍵本体部50の長手方向の後端側
に配されて鍵本体部50を上下方向に揺動自在に支持す
る板状の共通取付部52と、この鍵本体部50と共通取
付部52とを一体に連結する支点部54とを有し、これ
らが樹脂により一体成形されている。 【0024】その支点部(薄肉ヒンジ部)54は、図6
及び図7にも示すように、その垂直方向の断面がHの字
形で薄い板状の水平薄板片55を有する第1ヒンジ部5
6と、その水平方向の断面がHの字形で薄い板状の垂直
薄板片57を有する第2ヒンジ部58とを、鍵本体部5
0の後端と共通取付部52との間に有している。従っ
て、支点部54は、第1ヒンジ部56で上下方向(垂直
方向すなわち押鍵方向)に、第2ヒンジ部58で左右方
向(水平方向すなわち鍵配列方向)に、それぞれ鍵本体
部50を所定角度だけたわませることができる。 【0025】また、各ユニット21、31、41の各共
通取付部52は同一幅の板状体で形成され、鍵本体部5
0と直交する方向に所定の長さを有して延在するように
形成されている。そして、第1の白鍵ユニット31の共
通取付部52の上に第2の白鍵ユニット41の共通取付
部52が重ね合わされて、さらに、その共通取付部52
の上に黒鍵ユニット21の共通取付部52が重ね合わさ
れて、これらの7個の白鍵33〜36,43〜45と5
個の黒鍵23〜27とにより、1オクターブ(所定の鍵
域)の鍵盤ユニット60が構成されている(図4および
図5参照)。 【0026】ここで、1オクターブの鍵盤ユニット60
を構成する7個の白鍵33〜36,43〜45を設け
た、第1の白鍵ユニット31と第2の白鍵ユニット41
とは第1の位置決め手段61により位置決めされてい
る。また、この1オクターブの鍵盤ユニット60とこれ
より低音側または高音側の1オクターブの鍵盤ユニット
とは第2の位置決め手段71により鍵配列方向等の所定
の位置決めがなされている。 【0027】すなわち、第1の位置決め手段61は、図
2に示すように、第1の白鍵ユニット31の共通取付部
52の長さ方向(鍵配列方向)のほぼ中央部分に形成し
た孔63と、第2の白鍵ユニット41の共通取付部52
の長さ方向(鍵配列方向)のほぼ中央部分に孔63に嵌
入するように下方に突出して形成した突起65とからな
る。 【0028】換言すると、第1の白鍵ユニット31と第
2の白鍵ユニット41とを組み合わせて1オクターブの
鍵盤ユニット60を形成する際、これらの白鍵ユニット
31、41間の位置決めをする第1の位置決め手段61
は、これらの白鍵ユニット31、41のE鍵34の位置
とF鍵44の位置の各共通取付部52に配設されてい
る。 【0029】また、第1の白鍵ユニット31の共通取付
部52はその上面が矩形に上方に膨出し、第2の白鍵ユ
ニット41の共通取付部52もこの形状に対応して矩形
の凹みが形成されている。この矩形膨出部分が矩形の凹
みに嵌入して特に共通取付部52の幅方向の位置決めを
なすものである。 【0030】また、黒鍵ユニット21の共通取付部52
と第2の白鍵ユニット41の共通取付部52とには、そ
れらの間の位置決め手段として同様な構成による孔81
と突起83とがそれぞれ形成されている。これらの孔8
1と突起83とは、それぞれ共通取付部52にあって、
その長さ方向(鍵配列方向)の中間部分に配設されてい
る。孔81はF鍵44の位置の共通取付部52に、突起
83はF♯鍵25の位置の共通取付部52に、それぞれ
配設されているのである。また、これらの共通取付部5
2に矩形の膨出部分と同形の凹みが形成されている点で
も同様の構成である。 【0031】1オクターブの鍵盤ユニット60は以上の
ように構成されているが、複数のオクターブに亘る鍵盤
を構成する場合には、各オクターブの鍵盤ユニット60
間の位置決めが必要となる。この位置決めをなす第2の
位置決め手段71は、第1の白鍵ユニット31の共通取
付部52の長手方向(鍵配列方向)の両端に、第1の位
置決め手段61と同様な構成による孔73とこれに嵌入
する突起75とを、それぞれ形成することにより構成さ
れている。 【0032】この第2の位置決め手段71は、1オクタ
ーブを構成する鍵盤ユニット60の共通取付部52の鍵
配列方向の端部に配設されていることになる。図3はこ
の第2の位置決め手段71の構成を断面で示している。 【0033】また、樹脂成形品である上記3つのユニッ
ト21、31、41は、その共通取付部52において長
手方向に同じ位置に3つの長孔84、85、86が等間
隔に形成されている。これらの長孔84、85、86に
は図3に示すようにねじ90が挿入され、その結果とし
てユニット組立体は全体として樹脂製のフレーム91に
取り付けられるものである。 【0034】なお、図5にも示すように、フレーム91
には各鍵の共通取付部52に形成した水平突起93が嵌
入される挿入孔95が形成されている。以上の構成に係
る鍵盤装置にあっては、1オクターブの鍵盤ユニット6
0をフレーム91に組み付けて構成する。 【0035】この場合、第1の白鍵ユニット31の上か
ら位置決めして第2の白鍵ユニット41を重ね合わせ
る。このときの位置決めは、第1の位置決め手段61で
ある孔63に突起65を嵌入して、また、膨出部分を凹
みに嵌合して行う。その結果、7個の白鍵33〜36,
43〜45が図5に示すように配列に組み立てられ、E
鍵34とF鍵44とは所定の隙間(長手方向に等間隔)
を有して美麗に組み立てられる。 【0036】次いで、黒鍵ユニット21を第2の白鍵ユ
ニット41の上方から重ね合わせる。両ユニットの位置
決めは、上記と同様に突起83を孔81に嵌入し、膨出
部分と凹みとを嵌合することにより行っている。このよ
うにして、1オクターブの鍵盤ユニット60について組
み立てが完了した後、図5に示すようにフレーム91に
全体を組み付ける。図3に示すねじ90は、その後ねじ
込まれてこれらを固着する。 【0037】そして、フレーム91に複数オクターブの
鍵盤を構成するように、複数の鍵盤ユニット60を配列
する場合には、隣り合う低音側または高音側の各鍵盤ユ
ニット60間の位置決めは、第2の位置決め手段71に
よって行われる。 【0038】すなわち、図3に示すように、あるオクタ
ーブの鍵盤ユニット60についての第1の白鍵ユニット
31のB鍵36の位置で共通取付部52に形成した孔7
3に、それより高音側のオクターブを構成する鍵盤ユニ
ット60について、第1の白鍵ユニット31のC鍵33
の位置で共通取付部52の下面に突設した突起75を嵌
入することにより、位置決めをなすものである。 【0039】以上のようにして、フレーム91に複数の
オクターブの鍵33…を有する鍵盤装置が極めて簡単に
組み立てられる。この場合、各位置決め手段61、71
は樹脂成形品において狂いや誤差等が最も小さい位置で
ある各ユニットの共通取付部の鍵配列方向のほぼ中央部
分に配設したため、組み立て後にあってもその白鍵3
3、36(34、44)同士が隣合った部分でもその誤
差は小さく、外観として美麗に組み立てることができ
る。 【0040】また、上記鍵盤装置の各鍵は、その鍵本体
部50を押圧すると、支点部54の第1ヒンジ部56が
上下にたわみ、全体として共通取付部52を支点として
上下方向(押鍵方向)に揺動する。そして、フレーム9
1の所定部分に取着したスイッチをONすることにより
所定の楽音が発生することとなる。 【0041】なお、1オクターブの鍵盤を構成する7個
の白鍵を、F鍵44、A鍵45、C鍵33、E鍵34を
一体とした第1の白鍵ユニットと、G鍵35、B鍵3
6、D鍵43を一体とした第2の白鍵ユニットとに2分
割しても良い。 【0042】そして、この場合、第1の白鍵ユニットと
第2の白鍵ユニットとを組み合わせて1オクターブの鍵
盤ユニットを形成する際、これらの白鍵ユニット間の位
置決めをする第1の位置決め手段を、これらの鍵盤ユニ
ットのA鍵45の位置とB鍵36の位置の各共通取付部
(共通取付部の鍵配列方向のほぼ中央部分)52に配設
する。 【0043】また、この1オクターブの鍵盤ユニットに
対して、これより高音側または低音側の1オクターブの
鍵盤ユニットを並設する場合、各オクターブの鍵盤ユニ
ット間の位置決めをする第2の位置決め手段を、各オク
ターブの鍵盤ユニットの共通取付部の鍵配列方向の端
部、すなわちE鍵34の位置とF鍵44の位置に配設す
ることとなる。 【0044】そして、図2及び図5に示すように、各オ
クターブの鍵盤ユニット60の両端部に位置する鍵3
3,36は、支点部(薄肉ヒンジ部)54によって押鍵
方向にも鍵配列方向にも揺動可能に共通取付部52に支
持されており、これらの鍵が、隣接する鍵盤ユニット間
で隣接して配置されることになる。 【0045】そのため、隣接する鍵盤ユニット間で鍵の
並びが多少悪くても、互いに他の鍵盤ユニットの鍵と隣
接する鍵の少なくとも一方(この実施例では両方)が鍵
配列 方向にも揺動可能であるから、その隣接する鍵同士
が当接したとしても、少なくとも一方の鍵が鍵配列方向
に変位することによって鍵の重なりを防止できる。ま
た、その鍵同士が鍵操作時に擦れても抵抗力の発生は少
なく、鍵操作感を損ねるようなことはない。 【0046】また、各鍵盤ユニット60内においても、
各鍵盤ユニット部に設けられた鍵のうち少なくとも互い
に他の鍵盤ユニット部に設けられた鍵と隣接する鍵、例
えば図2及び図5に示す第1の白鍵ユニット31の白鍵
33と、第2の白鍵ユニット41の白鍵43と、黒鍵ユ
ニット21の黒鍵23とは互いに隣接するが、これらの
隣接する鍵の少なくとも一方(この実施例では両方)の
鍵が、押鍵方向にも鍵配列方向にも揺動可能である。 【0047】そのため、各鍵盤ユニット部の隣接する鍵
の向きが多少悪くて隣接する鍵同士が当接したとして
も、その一方又は両方の鍵が鍵配列方向に変異するの
で、重なるようなことはない。また、押鍵時に擦れても
鍵操作感を損ねるような大きな抵抗が生じるようなこと
はない。 【0048】 また、上記第1及び第2の位置決め手段と
しては、いずれも突起と孔とを用い、その共通取付部同
士を上下方向に重ね合わせていた。しかし、共通取付部
間の位置決め手段としてはこれらに限られることはな
い。樹脂一体成形品として可能な限り他の構造の位置決
め手段も採用し得るものである。例えば、上記孔に代え
て溝を、上記突起に代えてこの溝に係合して嵌入する突
出部を成形してもよい。【0049】 また、共通取付部同士は上下方向に重ね合
わせることなく、左右方向に係合させるように、例えば
共通取付部の端部に波形の凹凸部を形成しても良い。さ
らに、この位置決め手段としては鍵本体部の長手方向に
沿って各ユニット同士の位置決め用係合部を、例えば当
該共通取付部にそれぞれ形成しても良い。その他位置決
め用の係合部の形状や大きさ等は適宜に成形することが
できることは言うまでもない。【0050】 さらに、本実施例では所定の鍵域として1
オクターブの鍵域について述べたが、この鍵域は1オク
ターブに限られず、2オクターブとしても良く、さらに
は、オクターブに限定されずにF〜C鍵のような範囲、
または鍵盤全体としても良い。 【0051】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、複数の鍵盤ユニットを隣接して配置した鍵盤装置
において、隣接する鍵盤ユニット間で、鍵の並びが多少
悪くても、あるいは所定の鍵域の鍵盤ユニットを、その
鍵域内の互いに異なる複数の鍵を備えた複数の鍵盤ユニ
ット部を組み合わせて構成した鍵盤装置において、各鍵
盤ユニット部の隣接する鍵の向きが多少悪くても、隣接
する鍵同士が重なったり、押鍵時に鍵操作感を損ねるよ
うな大きな抵抗が生じたりすることがなくなる。したが
って、各鍵盤ユニットの製造精度及び組立て精度をそれ
ほど厳しくしなくても、鍵操作感のよい鍵盤装置を得る
ことができる。さらに、鍵盤ユニット間で少し斜めに組
み付けられたような場合でも、それを許容するように鍵
が動けるため、取り付けの自由度が高くなる。
装置に関し、特に、複数の鍵盤ユニットを連接した鍵盤
装置、および所定鍵域内の互いに異なる複数の鍵をそれ
ぞれ押鍵方向に揺動自在に支持する複数の鍵盤ユニット
部からなる鍵盤ユニットを備えた鍵盤装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の鍵盤装置としては、例え
ば特公昭57−3080号公報に記載されているものが
知られている。この鍵盤装置は、1オクターブの鍵盤に
ついて、これを5つの黒鍵からなる一つの構造体と、白
鍵を一つ置きにくし歯状に形成してなる二つの構造体と
に3分割したものである。 【0003】すなわち、プラスチック成形品である白鍵
構造体は、C鍵,E鍵,G鍵,B鍵の4鍵からなるくし
歯状の第1のユニットと、D鍵,F鍵,A鍵の3鍵から
なるくし歯状の第2のユニットとに2分割されている。
そして、これら3つの構造体は、それぞれ鍵(キー)部
分と、取付ストリップ部分と、これらを連結する蝶番連
結部分とが、プラスチックにより一体に成形されたもの
である。 【0004】従って、このような鍵盤装置にあっては、
黒鍵からなる構造体、4鍵の白鍵からなる構造体、3鍵
の白鍵からなる構蝶番連結部分造体の各取付ストリップ
部分を重ね合わせ、フレームにねじ止めして組み立てて
いた。また、鍵域が数オクターブに亘る鍵盤装置を構成
する場合には、鍵域(オクターブ)が異なる複数の鍵盤
ユニットを隣接して配置することになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
楽器の鍵盤装置にあっては、鍵盤ユニットを構成する各
ユニットの複数の鍵がそれぞれ、共通取付部である取付
ストリップ部に蝶番連結部によって押鍵方向に揺動自在
に取り付けられている。しかし、その蝶番連結部は、各
鍵がその幅方向である鍵配列方向には容易に揺動しない
ように構成されている。 【0006】そのため、上述のように鍵域が異なる複数
の鍵盤ユニットを隣接して配置した鍵盤装置において
は、各ユニッの製造誤差や組立て誤差、複数の鍵盤ユニ
ットの取付誤差などによって、隣接する鍵ユニットの端
部の鍵同士が重なったり、互いに擦れて大きな抵抗力と
なり、鍵操作の操作感が悪くなったり、極端な場合には
押鍵あるいは復鍵できなくなることがあった。 【0007】また、1つの鍵ユニットが上述のように、
所定の鍵域内の互いに異なる鍵を有する複数のユニット
からなる場合も、各ユニッの製造誤差や組立て誤差など
によって、互いに隣接する他のユニットの鍵同士が重な
ったり、互いに擦れて大きな抵抗力となり、上述の場合
と同様な不具合が発生することがあった。 このような不
具合が発生しないようにするためには、上述した各誤差
を極力なくすように、各ユニットの製造精度、組立て精
度、あるいは取付精度を極めて高く維持する必要がある
ため、相当なコスト高になっていた。 【0008】この発明は、このような問題を解決するた
めになされたものであり、上述のように複数の鍵盤ユニ
ットを並べて組み付けたときに、隣接する鍵盤ユニット
間で鍵の並びが多少悪くても、あるいは鍵盤ユニットを
構成する各ユニット同士の組み合わせにより、各ユニッ
トの隣接する鍵の向きが多少悪くても、隣接する鍵同士
が重なったり、押鍵時に鍵操作感を損ねるような大きな
抵抗が生じたりしないようにすることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、第1の鍵盤ユニットとその第1の鍵盤ユ
ニットに隣接して配置された第2の鍵盤ユニットとを備
えた鍵盤装置であって、次のように構成した鍵盤装置を
提供する。すなわち、上記第1の鍵盤ユニットは、第1
の所定の鍵域の複数の鍵と、薄板状のヒンジ部で、上記
複数の各鍵を押鍵方向に揺動自在に支持する第1共通取
付部とを有し、上記第2の鍵盤ユニットは、上記第1の
所定の鍵域に隣接した第2の所定の鍵域の複数の鍵と、
薄板状のヒンジ部で、上記複数の各鍵を押鍵方向に揺動
自在に支持する第2共通取付部とを有する。そして、少
なくとも夫々上記第1及び第2の鍵盤ユニットの両端部
に位置し、互いに他の鍵盤ユニットの鍵と隣接する鍵の
少なくとも一方のヒンジ部を左右方向にたわませること
ができるようにしたことを特徴とする。 【0010】この鍵盤装置によれば、隣接する鍵盤ユニ
ット間で鍵の並びが多少悪くても、各鍵盤ユニットの端
部に位置し、互いに他の鍵盤ユニットの鍵と隣接する鍵
の少なくとも一方のヒンジ部が左右方向にたわめるた
め、その方向への変位によって鍵の重なりを防止でき、
その端部の鍵同士が鍵操作時に擦れても抵抗力の発生は
少なくなり、鍵操作感を損ねるようなことはなくなる。
さらに、鍵盤ユニット間で少し斜めに組み付けられたよ
うな場合でも、それを許容するように鍵が動けるため、
取り付けの自由度が高くなる。 【0011】また、所定の鍵域の鍵盤ユニットを備える
鍵盤装置であって、次のように構成した鍵盤装置も提供
する。すなわち、上記鍵盤ユニットは複数の鍵盤ユニッ
ト部からなり、その各鍵盤ユニット部は、上記所定の鍵
域内の互いに異なる複数の鍵と、薄板状のヒンジ部で、
上記複数の各鍵を押鍵方向に揺動自在に支持する共通取
付部とを有し、その複数の各鍵盤ユニット部に設けられ
た鍵のうち、少なくとも互いに他の鍵盤ユニット部に設
けられた鍵と隣接する鍵の少なくとも一方のヒンジ部を
左右方向にたわませることができるようにしたことを特
徴とする。 【0012】この鍵盤装置によれば、鍵盤ユニットを構
成する各鍵盤ユニット部同士の組み合わせにより、各鍵
盤ユニット部の隣接する鍵の向きが多少悪くても、その
互いに隣接する鍵の少なくとも一方のヒンジ部が左右方
向にたわむため、隣接する鍵同士が重なるようなことは
なく、押鍵時に擦れても鍵操作感を損ねるような大きな
抵抗が生じるようなことはなくなる。さらに、鍵盤ユニ
ット間で少し斜めに組み付けられたような場合でも、そ
れを許容するように鍵が動けるため、取り付けの自由度
が高くなる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、この発明による鍵盤装置の
実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、
この発明による鍵盤装置の一つの実施形態の概略構成を
示す原理図である。この図1に示す鍵盤装置は、同じ構
成からなる2つの鍵盤ユニット7と17を備えている。 【0014】その各鍵盤ユニット7,17は、それぞれ
第1鍵盤ユニット部9と、第2鍵盤ユニット部11と、
嵌合手段15とを有する。その第1鍵盤ユニット部9
は、押圧操作される所定の鍵域の第1の複数の鍵1と、
この第1の複数の鍵1を揺動自在に支持する第1共通取
付部5と、この第1共通取付部5と第1の複数の鍵1と
をそれぞれ連結する第1支点部3とを含み、これらが樹
脂により一体成形されている。 【0015】第2鍵盤ユニット部11は、前記所定の鍵
域に属する鍵であって、第1の複数の鍵1と異なる第2
の複数の鍵2と、この第2の複数の鍵2を揺動自在に支
持する第2共通取付部6と、この第2共通取付部6と第
2の複数の鍵2とをそれぞれ連結する第2支点部4とを
含み、これらが樹脂により一体成形されている。 【0016】嵌合手段15は、第1共通取付部5と第2
共通取付部6の鍵配列方向の端部を除く中間部分に設け
られ、第1鍵盤ユニット部9と第2鍵盤ユニット部11
とを組み合わせて所定鍵域の鍵盤ユニット7又は17を
形成する際、嵌合することによりその鍵盤ユニット部
9,11間の位置決めをする位置決め手段である。 【0017】さらに、この並設する鍵盤ユニット7と鍵
盤ユニット17のそれぞれ各第1鍵盤ユニット部9,9
における第1共通取付部5,5の接続部には、ユニット
嵌合手段19が設けられている。 【0018】この鍵盤装置にあっては、第1鍵盤ユニッ
ト部9と第2鍵盤ユニット部11とを組み合わせて所定
鍵域の鍵盤ユニット7又は17を形成する際、嵌合手段
15を嵌合させることによって、第1鍵盤ユニット部9
と第2鍵盤ユニット部11間の位置決めをする。それに
よって、各第1の鍵1と第2の鍵2の位置が決められ
る。 【0019】そのため、鍵盤ユニット部9,11同士の
位置決めを正確に行うことができる。すなわち、所定の
鍵域の鍵盤ユニット7,17を形成した後、鍵1,2の
不揃いがなくなる。また、熟練者でなくても簡単に整然
とした鍵配列で、第1鍵盤ユニット部9と第2鍵盤ユニ
ット部11を鍵盤装置のフレームに取り付けることがで
きる。さらに、第1共通取付部5と第2共通取付部6同
士が嵌合手段15で嵌合するので、所定鍵域の鍵盤ユニ
ット7,17を形成した後、鍵盤ユニット部9,11同
士がずれることもない。 【0020】次に、図2乃至図7を参照して、この発明
による鍵盤装置の具体的な実施例を説明する。図2は1
オクターブの鍵についての分解斜視図である。この図に
おいて、21は黒鍵ユニットであり、5つの黒鍵、すな
わちC♯鍵23、D♯鍵24(図2では図示省略)、F
♯鍵25(図2では図示省略)、G♯鍵26(図2では
図示省略)、およびA♯鍵27を一体に樹脂成形したも
のである。 【0021】31は4つの白鍵からなる第1の白鍵ユニ
ットであり、C鍵33、E鍵34(図2では図示省
略)、G鍵35(図2では図示省略)、およびB鍵36
を一体に樹脂成形したものである。すなわち、この第1
の白鍵ユニット31は、1オクターブを構成する7個の
白鍵の内、1つおきに4個の鍵を一体に成形したもので
ある。 【0022】41は3つの白鍵からなる第2の白鍵ユニ
ットであり、D鍵43、F鍵44(図2では図示省
略)、およびA鍵45を一体に樹脂成形したものであ
る。すなわち、この第2の白鍵ユニット41は、1オク
ターブを構成する7個の白鍵の内、1つおきに3個の鍵
を一体に成形したものである。従って、1オクターブの
鍵盤ユニット60は、それぞれ鍵盤ユニット部を構成す
る黒鍵ユニット21と、第1の白鍵ユニット31と、第
2の白鍵41とを組み合わせることにより形成されるこ
とになる。 【0023】ここで、これらの各ユニット21、31、
41の各鍵は、図7にも明示するように、鍵盤として構
成配列された場合に押圧操作される所定の長さを有する
鍵本体部50と、その鍵本体部50の長手方向の後端側
に配されて鍵本体部50を上下方向に揺動自在に支持す
る板状の共通取付部52と、この鍵本体部50と共通取
付部52とを一体に連結する支点部54とを有し、これ
らが樹脂により一体成形されている。 【0024】その支点部(薄肉ヒンジ部)54は、図6
及び図7にも示すように、その垂直方向の断面がHの字
形で薄い板状の水平薄板片55を有する第1ヒンジ部5
6と、その水平方向の断面がHの字形で薄い板状の垂直
薄板片57を有する第2ヒンジ部58とを、鍵本体部5
0の後端と共通取付部52との間に有している。従っ
て、支点部54は、第1ヒンジ部56で上下方向(垂直
方向すなわち押鍵方向)に、第2ヒンジ部58で左右方
向(水平方向すなわち鍵配列方向)に、それぞれ鍵本体
部50を所定角度だけたわませることができる。 【0025】また、各ユニット21、31、41の各共
通取付部52は同一幅の板状体で形成され、鍵本体部5
0と直交する方向に所定の長さを有して延在するように
形成されている。そして、第1の白鍵ユニット31の共
通取付部52の上に第2の白鍵ユニット41の共通取付
部52が重ね合わされて、さらに、その共通取付部52
の上に黒鍵ユニット21の共通取付部52が重ね合わさ
れて、これらの7個の白鍵33〜36,43〜45と5
個の黒鍵23〜27とにより、1オクターブ(所定の鍵
域)の鍵盤ユニット60が構成されている(図4および
図5参照)。 【0026】ここで、1オクターブの鍵盤ユニット60
を構成する7個の白鍵33〜36,43〜45を設け
た、第1の白鍵ユニット31と第2の白鍵ユニット41
とは第1の位置決め手段61により位置決めされてい
る。また、この1オクターブの鍵盤ユニット60とこれ
より低音側または高音側の1オクターブの鍵盤ユニット
とは第2の位置決め手段71により鍵配列方向等の所定
の位置決めがなされている。 【0027】すなわち、第1の位置決め手段61は、図
2に示すように、第1の白鍵ユニット31の共通取付部
52の長さ方向(鍵配列方向)のほぼ中央部分に形成し
た孔63と、第2の白鍵ユニット41の共通取付部52
の長さ方向(鍵配列方向)のほぼ中央部分に孔63に嵌
入するように下方に突出して形成した突起65とからな
る。 【0028】換言すると、第1の白鍵ユニット31と第
2の白鍵ユニット41とを組み合わせて1オクターブの
鍵盤ユニット60を形成する際、これらの白鍵ユニット
31、41間の位置決めをする第1の位置決め手段61
は、これらの白鍵ユニット31、41のE鍵34の位置
とF鍵44の位置の各共通取付部52に配設されてい
る。 【0029】また、第1の白鍵ユニット31の共通取付
部52はその上面が矩形に上方に膨出し、第2の白鍵ユ
ニット41の共通取付部52もこの形状に対応して矩形
の凹みが形成されている。この矩形膨出部分が矩形の凹
みに嵌入して特に共通取付部52の幅方向の位置決めを
なすものである。 【0030】また、黒鍵ユニット21の共通取付部52
と第2の白鍵ユニット41の共通取付部52とには、そ
れらの間の位置決め手段として同様な構成による孔81
と突起83とがそれぞれ形成されている。これらの孔8
1と突起83とは、それぞれ共通取付部52にあって、
その長さ方向(鍵配列方向)の中間部分に配設されてい
る。孔81はF鍵44の位置の共通取付部52に、突起
83はF♯鍵25の位置の共通取付部52に、それぞれ
配設されているのである。また、これらの共通取付部5
2に矩形の膨出部分と同形の凹みが形成されている点で
も同様の構成である。 【0031】1オクターブの鍵盤ユニット60は以上の
ように構成されているが、複数のオクターブに亘る鍵盤
を構成する場合には、各オクターブの鍵盤ユニット60
間の位置決めが必要となる。この位置決めをなす第2の
位置決め手段71は、第1の白鍵ユニット31の共通取
付部52の長手方向(鍵配列方向)の両端に、第1の位
置決め手段61と同様な構成による孔73とこれに嵌入
する突起75とを、それぞれ形成することにより構成さ
れている。 【0032】この第2の位置決め手段71は、1オクタ
ーブを構成する鍵盤ユニット60の共通取付部52の鍵
配列方向の端部に配設されていることになる。図3はこ
の第2の位置決め手段71の構成を断面で示している。 【0033】また、樹脂成形品である上記3つのユニッ
ト21、31、41は、その共通取付部52において長
手方向に同じ位置に3つの長孔84、85、86が等間
隔に形成されている。これらの長孔84、85、86に
は図3に示すようにねじ90が挿入され、その結果とし
てユニット組立体は全体として樹脂製のフレーム91に
取り付けられるものである。 【0034】なお、図5にも示すように、フレーム91
には各鍵の共通取付部52に形成した水平突起93が嵌
入される挿入孔95が形成されている。以上の構成に係
る鍵盤装置にあっては、1オクターブの鍵盤ユニット6
0をフレーム91に組み付けて構成する。 【0035】この場合、第1の白鍵ユニット31の上か
ら位置決めして第2の白鍵ユニット41を重ね合わせ
る。このときの位置決めは、第1の位置決め手段61で
ある孔63に突起65を嵌入して、また、膨出部分を凹
みに嵌合して行う。その結果、7個の白鍵33〜36,
43〜45が図5に示すように配列に組み立てられ、E
鍵34とF鍵44とは所定の隙間(長手方向に等間隔)
を有して美麗に組み立てられる。 【0036】次いで、黒鍵ユニット21を第2の白鍵ユ
ニット41の上方から重ね合わせる。両ユニットの位置
決めは、上記と同様に突起83を孔81に嵌入し、膨出
部分と凹みとを嵌合することにより行っている。このよ
うにして、1オクターブの鍵盤ユニット60について組
み立てが完了した後、図5に示すようにフレーム91に
全体を組み付ける。図3に示すねじ90は、その後ねじ
込まれてこれらを固着する。 【0037】そして、フレーム91に複数オクターブの
鍵盤を構成するように、複数の鍵盤ユニット60を配列
する場合には、隣り合う低音側または高音側の各鍵盤ユ
ニット60間の位置決めは、第2の位置決め手段71に
よって行われる。 【0038】すなわち、図3に示すように、あるオクタ
ーブの鍵盤ユニット60についての第1の白鍵ユニット
31のB鍵36の位置で共通取付部52に形成した孔7
3に、それより高音側のオクターブを構成する鍵盤ユニ
ット60について、第1の白鍵ユニット31のC鍵33
の位置で共通取付部52の下面に突設した突起75を嵌
入することにより、位置決めをなすものである。 【0039】以上のようにして、フレーム91に複数の
オクターブの鍵33…を有する鍵盤装置が極めて簡単に
組み立てられる。この場合、各位置決め手段61、71
は樹脂成形品において狂いや誤差等が最も小さい位置で
ある各ユニットの共通取付部の鍵配列方向のほぼ中央部
分に配設したため、組み立て後にあってもその白鍵3
3、36(34、44)同士が隣合った部分でもその誤
差は小さく、外観として美麗に組み立てることができ
る。 【0040】また、上記鍵盤装置の各鍵は、その鍵本体
部50を押圧すると、支点部54の第1ヒンジ部56が
上下にたわみ、全体として共通取付部52を支点として
上下方向(押鍵方向)に揺動する。そして、フレーム9
1の所定部分に取着したスイッチをONすることにより
所定の楽音が発生することとなる。 【0041】なお、1オクターブの鍵盤を構成する7個
の白鍵を、F鍵44、A鍵45、C鍵33、E鍵34を
一体とした第1の白鍵ユニットと、G鍵35、B鍵3
6、D鍵43を一体とした第2の白鍵ユニットとに2分
割しても良い。 【0042】そして、この場合、第1の白鍵ユニットと
第2の白鍵ユニットとを組み合わせて1オクターブの鍵
盤ユニットを形成する際、これらの白鍵ユニット間の位
置決めをする第1の位置決め手段を、これらの鍵盤ユニ
ットのA鍵45の位置とB鍵36の位置の各共通取付部
(共通取付部の鍵配列方向のほぼ中央部分)52に配設
する。 【0043】また、この1オクターブの鍵盤ユニットに
対して、これより高音側または低音側の1オクターブの
鍵盤ユニットを並設する場合、各オクターブの鍵盤ユニ
ット間の位置決めをする第2の位置決め手段を、各オク
ターブの鍵盤ユニットの共通取付部の鍵配列方向の端
部、すなわちE鍵34の位置とF鍵44の位置に配設す
ることとなる。 【0044】そして、図2及び図5に示すように、各オ
クターブの鍵盤ユニット60の両端部に位置する鍵3
3,36は、支点部(薄肉ヒンジ部)54によって押鍵
方向にも鍵配列方向にも揺動可能に共通取付部52に支
持されており、これらの鍵が、隣接する鍵盤ユニット間
で隣接して配置されることになる。 【0045】そのため、隣接する鍵盤ユニット間で鍵の
並びが多少悪くても、互いに他の鍵盤ユニットの鍵と隣
接する鍵の少なくとも一方(この実施例では両方)が鍵
配列 方向にも揺動可能であるから、その隣接する鍵同士
が当接したとしても、少なくとも一方の鍵が鍵配列方向
に変位することによって鍵の重なりを防止できる。ま
た、その鍵同士が鍵操作時に擦れても抵抗力の発生は少
なく、鍵操作感を損ねるようなことはない。 【0046】また、各鍵盤ユニット60内においても、
各鍵盤ユニット部に設けられた鍵のうち少なくとも互い
に他の鍵盤ユニット部に設けられた鍵と隣接する鍵、例
えば図2及び図5に示す第1の白鍵ユニット31の白鍵
33と、第2の白鍵ユニット41の白鍵43と、黒鍵ユ
ニット21の黒鍵23とは互いに隣接するが、これらの
隣接する鍵の少なくとも一方(この実施例では両方)の
鍵が、押鍵方向にも鍵配列方向にも揺動可能である。 【0047】そのため、各鍵盤ユニット部の隣接する鍵
の向きが多少悪くて隣接する鍵同士が当接したとして
も、その一方又は両方の鍵が鍵配列方向に変異するの
で、重なるようなことはない。また、押鍵時に擦れても
鍵操作感を損ねるような大きな抵抗が生じるようなこと
はない。 【0048】 また、上記第1及び第2の位置決め手段と
しては、いずれも突起と孔とを用い、その共通取付部同
士を上下方向に重ね合わせていた。しかし、共通取付部
間の位置決め手段としてはこれらに限られることはな
い。樹脂一体成形品として可能な限り他の構造の位置決
め手段も採用し得るものである。例えば、上記孔に代え
て溝を、上記突起に代えてこの溝に係合して嵌入する突
出部を成形してもよい。【0049】 また、共通取付部同士は上下方向に重ね合
わせることなく、左右方向に係合させるように、例えば
共通取付部の端部に波形の凹凸部を形成しても良い。さ
らに、この位置決め手段としては鍵本体部の長手方向に
沿って各ユニット同士の位置決め用係合部を、例えば当
該共通取付部にそれぞれ形成しても良い。その他位置決
め用の係合部の形状や大きさ等は適宜に成形することが
できることは言うまでもない。【0050】 さらに、本実施例では所定の鍵域として1
オクターブの鍵域について述べたが、この鍵域は1オク
ターブに限られず、2オクターブとしても良く、さらに
は、オクターブに限定されずにF〜C鍵のような範囲、
または鍵盤全体としても良い。 【0051】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、複数の鍵盤ユニットを隣接して配置した鍵盤装置
において、隣接する鍵盤ユニット間で、鍵の並びが多少
悪くても、あるいは所定の鍵域の鍵盤ユニットを、その
鍵域内の互いに異なる複数の鍵を備えた複数の鍵盤ユニ
ット部を組み合わせて構成した鍵盤装置において、各鍵
盤ユニット部の隣接する鍵の向きが多少悪くても、隣接
する鍵同士が重なったり、押鍵時に鍵操作感を損ねるよ
うな大きな抵抗が生じたりすることがなくなる。したが
って、各鍵盤ユニットの製造精度及び組立て精度をそれ
ほど厳しくしなくても、鍵操作感のよい鍵盤装置を得る
ことができる。さらに、鍵盤ユニット間で少し斜めに組
み付けられたような場合でも、それを許容するように鍵
が動けるため、取り付けの自由度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による鍵盤装置の一つの実施形態の概
略構成を示す原理図である。 【図2】この発明による鍵盤装置の具体的な実施例の主
要部を示す分解斜視図である。 【図3】図2におけるIII−III矢視断面図であ
る。 【図4】図2に示した実施例の各ユニットの共通取付部
を重ね合わせて鍵盤ユニットを形成した状態での支点部
および共通取付部付近の側面図である。 【図5】同じくその鍵盤ユニットをフレームに取り付け
る状態を示す平面図である。 【図6】図2に示した第2の白鍵ユニットの支点部およ
び共通取付部付近を拡大して示す縦断面図である。 【図7】図2に示した白鍵の側面図である。 【符号の説明】 1…第1の複数の鍵,2…第2の複数の鍵,3…第1支
点部,4…第2支点部,5…第1共通取付部,6…第2
共通取付部,7,17…鍵盤ユニット,9…第1鍵盤ユ
ニット部,11…第2鍵盤ユニット部,15…嵌合手段
(位置決め手段),19…ユニット嵌合手段,21…黒
鍵ユニット,23…C♯鍵,24…D♯鍵,25…F♯
鍵,26…G♯鍵,27…A♯鍵,31…第1の白鍵ユ
ニット,33…C鍵,34…E鍵,35…G鍵,36…
B鍵,41…第2の白鍵ユニット,43…D鍵,44…
F鍵,45…A鍵,50…鍵本体部,52…共通取付
部,54…支点部,55…水平薄板片,56…第1ヒン
ジ部,57…垂直薄板片,58…第2ヒンジ部,60…
1オクターブの鍵盤ユニット,61…第1の位置決め手
段,63,81…孔,65,83…突起,71…第2の
位置決め手段,73…孔,75…突起,84,85,8
6…長孔,90…ねじ,91…フレーム,93…水平突
起,95…挿入孔
略構成を示す原理図である。 【図2】この発明による鍵盤装置の具体的な実施例の主
要部を示す分解斜視図である。 【図3】図2におけるIII−III矢視断面図であ
る。 【図4】図2に示した実施例の各ユニットの共通取付部
を重ね合わせて鍵盤ユニットを形成した状態での支点部
および共通取付部付近の側面図である。 【図5】同じくその鍵盤ユニットをフレームに取り付け
る状態を示す平面図である。 【図6】図2に示した第2の白鍵ユニットの支点部およ
び共通取付部付近を拡大して示す縦断面図である。 【図7】図2に示した白鍵の側面図である。 【符号の説明】 1…第1の複数の鍵,2…第2の複数の鍵,3…第1支
点部,4…第2支点部,5…第1共通取付部,6…第2
共通取付部,7,17…鍵盤ユニット,9…第1鍵盤ユ
ニット部,11…第2鍵盤ユニット部,15…嵌合手段
(位置決め手段),19…ユニット嵌合手段,21…黒
鍵ユニット,23…C♯鍵,24…D♯鍵,25…F♯
鍵,26…G♯鍵,27…A♯鍵,31…第1の白鍵ユ
ニット,33…C鍵,34…E鍵,35…G鍵,36…
B鍵,41…第2の白鍵ユニット,43…D鍵,44…
F鍵,45…A鍵,50…鍵本体部,52…共通取付
部,54…支点部,55…水平薄板片,56…第1ヒン
ジ部,57…垂直薄板片,58…第2ヒンジ部,60…
1オクターブの鍵盤ユニット,61…第1の位置決め手
段,63,81…孔,65,83…突起,71…第2の
位置決め手段,73…孔,75…突起,84,85,8
6…長孔,90…ねじ,91…フレーム,93…水平突
起,95…挿入孔
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−66836(JP,A)
実開 昭54−149824(JP,U)
実開 昭61−198996(JP,U)
実開 昭60−21795(JP,U)
特公 昭57−3080(JP,B2)
特公 平7−21708(JP,B2)
特公 昭41−20290(JP,B1)
実公 昭47−10790(JP,Y1)
特許2628656(JP,B2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G10H 1/34
G10B 3/12
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.第1の鍵盤ユニットとその第1の鍵盤ユニットに隣
接して配置された第2の鍵盤ユニットとを備えた鍵盤装
置であって、 前記第1の鍵盤ユニットは、 第1の所定の鍵域の複数の鍵と、薄板状のヒンジ部で、前記複数の 各鍵を押鍵方向に揺動
自在に支持する第1の共通取付部とを有し、 前記第2の鍵盤ユニットは、 前記第1の所定の鍵域に隣接した第2の所定の鍵域の複
数の鍵と、薄板状のヒンジ部で、前記複数の 各鍵を押鍵方向に揺動
自在に支持する第2の共通取付部とを有し、 少なくとも夫々前記第1及び第2の鍵盤ユニットの両端
部に位置し、互いに他の鍵盤ユニットの鍵と隣接する鍵
の少なくとも一方のヒンジ部を左右方向にたわませるこ
とができるようにしたことを特徴とする鍵盤装置。 2.所定の鍵域の鍵盤ユニットを備える鍵盤装置であっ
て、 前記鍵盤ユニットは複数の鍵盤ユニット部からなり、 その各鍵盤ユニット部は、 前記所定の鍵域内の互いに異なる複数の鍵と、薄板状のヒンジ部で、前記複数の 各鍵を押鍵方向に揺動
自在に支持する共通取付部とを有し、前記共通取付部を重ね合わせることによって所定の鍵域
の鍵盤ユニットを形成するものであって、 前記複数の各鍵盤ユニット部に設けられた鍵のうち、少
なくとも互いに他の鍵盤ユニット部に設けられた鍵と隣
接する鍵の一方の鍵のヒンジ部を左右方向にたわませる
ことができるようにしたことを特徴とする鍵盤装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000132284A JP3239885B2 (ja) | 1987-10-01 | 2000-05-01 | 鍵盤装置 |
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Family Applications (1)
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