JP2688515B2 - 2‐(4‐イソブチルフエニル)‐プロピオン酸の精製法 - Google Patents

2‐(4‐イソブチルフエニル)‐プロピオン酸の精製法

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JP2688515B2 JP1016525A JP1652589A JP2688515B2 JP 2688515 B2 JP2688515 B2 JP 2688515B2 JP 1016525 A JP1016525 A JP 1016525A JP 1652589 A JP1652589 A JP 1652589A JP 2688515 B2 JP2688515 B2 JP 2688515B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2−(4−イソブチルフエニル)−プロピオ
ン酸(以下2,4−酸と呼ぶ)の精製法に関する。この化
合物は例えば鎮痛剤、抗炎症剤または抗リチマチ剤とし
て、および他の多くの物質の中間体として広く使用され
る。アミン塩の形態のおいては2,4−酸の水溶液は金属
カツテイングにおいて良好な耐食性挙動を示す。
2,4−酸の合成には多数の可能な方法がある。この化
合物の1つの可能な製法(方法A)は例えば米国特許出
願No.28,514に記載されるような、トリフエニルホスフ
インの存在下および場合により遷移金属ハライドの存在
下における1−(4−イソブチルフエニル)−エタノー
ルの一酸化炭素によるカルボニル化である。最適化され
た実施法においては、得られる精製すべき反応混合物は
約85〜93%の2,4−酸を含有する。2,4−酸に加えこの反
応混合物は約40種の有機不純物ならびにトリフエニルホ
スフインおよびトリフエニルホスフインオキサイドをも
含有する。65〜70℃で融解するこの反応混合物から医薬
として使用できる精製された2,4−酸を得るには、一方
では有機不純物そして他方ではトリフエニルホスフイン
およびトリフエニルホスフインオキサイドを分離するか
または許容される量まで減少させなければならない。そ
の場合、精製された生成物中のトリフエニルホスフイン
およびトリフエニルホスフインオキサイドの濃度は10pp
m以下でなければならない。
トリフエニルホスフインおよびトリフエニルホスフイ
ンオキサイドを含有しない2,4−酸反応混合物からの有
機副生物の分離がすでに非常に費用がかかり、ルーマニ
ア特許第79,345号から明らかなように数種の工程を必要
とする。従って例えばはじめに2,4−酸を水溶性塩、例
えば水酸化ナトリウム溶液を用いてナトリウム塩に変換
し、これをメチレンクロライドで抽出することにより中
性物質を除去し、水性ラフイネート溶液を炭素で脱色さ
せ、次にカルボン酸を適当な酸である塩酸を用いて遊離
させ終りに水1メタノールから再結晶しそして乾燥させ
ねばならない。
もう一つの特許(英国特許第971,700号)には反応混
合物から2,4−酸は3回結晶後にはじめて純粋な形で得
られることが記載されている。EP−A170,147号に記載さ
れるようなより新しい非常に煩雑な方法では、2,4−酸
の精製法として再結晶が選択されている。
例えば前記方法Aにおけるようにトリフエニルホスフ
インが反応混合物に存在する場合は分離が特に問題であ
る。トリフエニルホスフインは塩基として2,4−酸およ
び反応混合物中の他の酸と室温で安定な式 を有する種類の付加物を形成し、このものは実験で示さ
れるように、抽出によってもまた溶媒からの数回の再結
晶によっても分離できない(比較例 参照)。樹脂また
はイオン交換体への吸着のような他の分離法もすべての
不純物を十分に分離するという目標を満足させられな
い。
反応混合物を精製して2,4−酸を単離する適当な分離
法に関する研究において、前記目的が真空精留により達
成されうることが見出された。本発明により前記目的が
達成される以前は74.8℃で融解する2,4−酸を蒸留また
は精留により精製することは明らかに実施不能であると
見なされていたので、前記のことは極度に驚くべきこと
である。文献からは融点が74.8℃より高い油性の粘調な
液体状の酸についての蒸気圧データも沸点も知られてい
ない。この酸の融点が比較的高いゆえに、精製の機会は
主に種々の溶媒からの結晶化に求められておりそしてト
リフエニルホスフインの非存在下においては例えば前記
特許に記載されるように事実見出されてもいるというこ
とは理解される。さらに、高温で2,4−酸が不安定なゆ
えに、精留による精製は明らかに理論的に考えて成果は
期待できず、特に粗製酸混合物中にトリフエニルホスフ
イン、トリフエニルホスフインオキサイド、ケトン、ス
チレン誘導体、アルコールおよび塩基のような他の反応
性成分がなお存在しうる場合は特にそうであり、これら
成分は混合物がタール化または樹脂化するまでの深黒色
への変色を惹起する。さらに、2,4−酸は1種またはそ
れ以上の有機不純物と共沸混合物を形成することも予想
せねばならなかった。
それゆえ本発明は2−(4−イソブチルフエニル)−
プロピオン酸の製造において得られるような混合物から
2−(4−イソブチルフエニル)−プロピオン酸を精製
するに当たり、この混合物を真空精留にかけることを特
徴とする方法に関する。本発明による方法は従来法に比
較して2,4−酸から多数の同時に存在する不純物特にト
リフエニルホスフインおよびトリフエニルホスフインオ
キサイドをユニット操作による唯1つの工程で除去でき
る点が有利であり、その際実際上流出液も廃ガスも生じ
ない。
本発明方法を実施するには種々の種類のカラムを用い
ることができる。金網パツキンを備えたカラム、および
それに必敵して圧力低下が小さいカラムが本発明による
方法に特に適当である、なぜならそれらのカラムにおい
ては他のカラムに比較して圧力損失が小さいからであ
る。この関連において、圧力の低下とはカラムのボトム
領域の圧力とトツプ領域の圧力との差を意味する。2,4
−酸は高温では分解するから2,4−酸の精留においては
ボトム温度は所定の上限を越えるべきでないので、わず
かな圧力低下はカラムのボトムとトツプとの間の小さな
温度差を惹起しそして必要である。2,4−酸の分解し易
い性質を第1図に示す。そこではその低下が汚染の尺度
であるそれぞれの融点を2,4−酸の加熱時間の凾数とし
てプロツトしてある。250℃においてすらもそのサンプ
ルの融点が短時間の加熱後ですでに低下することが認め
られ、このことは2,4−酸の分解に帰因される。2,4−酸
の分解し易い性質は不純物によりさらに高められうる。
この理由で、本発明方法がなおも程よく用いられうる最
高温度は混合物の組成の如何による。それゆえ方法Aで
得られた反応混合物を精製するには例えば第2図に示さ
れるような慣用の精留装置(スチル精留器)を用いる場
合は精留におけるボトム温度が好ましくは約250℃を越
えるべきでなく、特に約230℃、さらに特には210℃をこ
えるべきでない。
薄膜型蒸発器または落下薄膜型蒸発器を備えたような
近代的な精留装置を用いる場合は、精留すべき物質の滞
留時間を非常に短くすることができ、従ってかかる精留
装置においては生成物を大量に損失することなくボトム
温度を比較的高くすることができる。後者精留装置を用
いる場合はボトム温度は約280℃を越えるべきでない。
ボトムでの沸騰温度およびカラムのトップ領域中にお
ける蒸気温度は蒸気圧により与えられる。例えばカラム
トップにおける蒸気圧10hpaそしてボトムにおいて13hpa
である場合、純粋な2,4−酸は178℃で温度範囲0.1℃内
でトップを通過してゆくが、ボトム部ではより圧力が高
くかつ不純物を含有するゆえに沸点は190℃〜220℃の間
を変動する。ボトム領域において沸点が250℃をこえな
いためにはボトム領域における蒸気圧を約60hpaより低
く保つのが好都合である。
分離カラム中の理論段数は広範囲に変動しうる理論段
数は約10〜150が好ましく、特に好ましくは約25〜70で
ある。
本発明による精製法に適する精留装置は種々の構造を
とることができる。実験室規模の精留装置の例を第2図
に示す。2,4−酸を含有する混合物をカラムのスチル
(1)中で加熱する。スチルの代りに、例えば薄膜型蒸
発器または落下薄膜型蒸発器が装置中に包含されること
もできる。カラムのトツプ(2)で低沸点不純物が留去
されうる。例えば冷却コイル(3)であることができる
冷却器の下で凝縮物が液体デイバイダー(4)中に集め
られ、これにより還流比を調整することもできる。種々
の留出物フラクシヨンおよび純粋な生成物が集められる
受器(5)は生成物が凝固しないように好都合には約80
℃に調節されるべきである。精留に必要とされる真空は
適当な真空ポンプ(6)により生成させる。分離カラム
(7)には金網パツキンが充填されており、そして最高
で25の理論的な分離段階からなる分離効果を生ずる。
精留は不活性気体の下に実施するのが好都合であり、
不活性気体は好ましい蒸留装置においては例えばガス導
入細管(8)によってカラムのボトムに導入されうる。
この目的には種々の不活性気体が適する。窒素、アルゴ
ンおよび二酸化炭素が好ましく、窒素が特に好ましい。
水溶性の不純物例えば塩化物、燐酸塩、金属塩等を除去
するために精留に先立ち粗製2,4−酸をはじめに水で抽
出することも好都合でありうる。
本発明による精留は原則的には1つまたはそれ以上の
カラムを用い不連続的に、すなわちそれぞれクラクシヨ
ンをとり出すことにより行うか、または連続的に行うこ
ともできる。連続的に1−カラム蒸留を行う場合は、好
都合には純粋な生成物がカラムのおよそ中央領域で蒸気
側流としてとり出され、一方カラムは好ましくは完全な
る還流下に操作されるようにカラムを設定することがで
きる。連続精留においては、各反応混合物にとって臨界
的な温度/安定性限界を越えないならば、低沸点物質お
よび高沸点物質の両方が2,4−酸の分離に先立ちはじめ
に除去されうる。
本発明による方法は2,4−酸を含有する任意のありう
る混合物の処理に適する。しかしながら2,4−酸の合成
において得られる混合物特に前記方法Aで形成される反
応混合物の処理にとって特に重要である。
本発明による方法は、方法Aによる製造法で得られた
粗製酸から予備精製することなくすべての不純物を除去
するのに適する。しかしながら不純物の一部分のみを精
留により除去しそして残りの不純物は1種またはそれ以
上の精製法により除去することも適切でありうる。この
目的に特に適当なのは溶媒からの結晶化および助剤なし
の溶融結晶化である。精留に先立ち少くとも1回の溶融
結晶化を行うのが特に適切でありうる。その場合粗製酸
融成物を冷却することによりモザイク結晶に変換し、こ
のものから強く汚染された残留融成物を除去しそして結
晶を溶融させたのち本発明による精留にかける。前記し
た方法の組み合せにより本発明による精留を比較的少数
の理論段を有する分離カラムを用いて行うことができ
る。
以下の実施例により本発明をより詳細に説明する。
実施例 1 第2図に示されるような分別精留用装置中で下記組成
を有する約90%2,4−酸混合物500gを用いた。
第 1 表 化 合 物 重量% 2−(4−イソブチルフエニル)プロピオン酸 88.77 トリフエニルホスフイン 0.18 イソブチルフエニルエタン 1.90 4−イソブチルベンゼン 0.02 4−イソブチルスチレン 0.15 4−イソブチルアセトフエノン 0.78 1−(4−イソブチルフエニル)−エタノール 0.08 1−(4−イソブチルフエニル)クロロエタン 0.59 エチル2−(4−イソブチルフエニル) −プロピオネート 0.05 2−(3−イソブチルフエニル)プロピオン酸 1.10 3−(4−イソブチルフエニル)プロピオン酸 1.90 平均分子量178を有する低沸点物 1.80 平均分子量320を有する高沸点物 1.20 メチルエチルケトン 0.48 残余の未確認不純物 約 1.0 第3回は混合物中におけるすべての不純物のガスクロ
マトグラムを示す。
前記不純物を含有する混合物を窒素の存在下に圧力10
hpaおよび当初ボトム温度150℃から終末ボトム温度230
℃までの温度で還流比を変動させながら分別蒸留した。
下記留出物フラクシヨンがとり出された。
(1)黄色液体としての低沸点フラクシヨン20g (2)2,4−酸含量94〜98%の中間フラクシヨン158g (3)主フラクシヨン300g 残留物としてフラスコ中に22gが残った。主フラクシ
ヨンは下記組成を有していた。
化 合 物 重量% 2−(4−イソブチルフエニル)−プロピオン酸 99.5 トリフエニルホスフイン 0.00005 他の非有機燐不純物 0.5 第4図は主フラクシヨンのガスクロマトグラムを示
す。
実施例 2 実施例1記載の精留装置を用いそこに記載される約90
%2,4−酸混合物を2段階精留にかけた。その場合第1
の蒸留通過においては低沸点留出物を分離したのち、臨
界的なトリフエニルホスフイン不純物が濃縮されている
ボトムを分離することが強調される。次に第2の精留通
過においては約97%の2,4−酸を含有する第1の精留の
主留出物をもう一度精留する。ボトム温度は約200℃で
あった。この場合942gの供給物から下記フラクシヨンが
得られた。
1) 2,4−酸含量98.8%までの中間フラクシヨン245g 2) 主フラクシヨン640g 3) 蒸留残留物57g 主フラクシヨンは下記組成を有していた。
化 合 物 重量% 2−(4−イソブチルフエニル)−プロピオン酸 99.5 トリフエニルホスフイン 0.00005 他の非有機燐不純物 0.5 実施例 3 その冷却/加熱ジヤケツトがサーモスタツトに接続さ
れている管状晶出器中に実施例1におけるような組成を
した約90%2,4−酸混合物を融成物として導入した。凝
固点58℃の融成物を10時間内で40℃まで冷却すると装置
中で緊密な結晶が沈澱した。次に晶出器中に残留する暗
褐色液体フラクシヨンを排出させ、そしてかくして得ら
れた透明な結晶を融解させて本発明による精留にかけ
た。90%供給生成物500gから酸純度98.5%を有する結晶
440gが得られた。
この方法で予備精製された2,4−酸を次にボトム温度2
20℃までで本発明による精留にかけた。その際下記組成
を有する主フラクシヨン約370gが得られた。
化 合 物 重量% 2−(4−イソブチルフエニル)−プロピオン酸 99.6 トリフエニルホスフイン 0.00005 他の非有機燐不純物 0.4 比較例 1 還流冷却器を備えた250mlガラスフラスコ中にn−ヘ
キサン50ml中における0.4%トリフエニルホスフイン含
有2,4−酸20gを溶媒の還流温度で溶解させた。次にこの
溶液を室温に冷却し、沈澱した酸を過し、冷n−ヘキ
サン20mlで洗いそしてデシケーター中で乾燥した。再結
晶した酸を分析すると、トリフエニルホスフイン含量が
未変化のままであることが示された。かくして得られた
2,4−酸をさらにn−ヘキサンから第2、第3および第
4回の再結晶したが、トリフエニルホスフイン含量は変
化しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は2,4−酸の加熱時間の凾数として示された融点
の低下を示す。 第2図は精留装置の一例を示す図である。図中(1)は
スチル、(2)はカラムトツプ、(3)は冷却コイル、
(4)は液体デイバイダー、(5)は受器、(6)は真
空ポンプ、(7)は分離カラム、そして(8)はガス導
入細管を示す。 第3図は実施例1で得られた混合物中における全不純物
のガスクロマトグラムを示す。 第4図は実施例1で得られた主フラクションのガスクロ
マトグラムを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アードルフ・シュミツト ドイツ連邦共和国デー‐6238ホフハイ ム・アム・タウヌス.ハイナーヴエーク 23 (72)発明者 ラリー・オー・ホイーラー アメリカ合衆国テキサス州(78410)コ ーパスクリステイ.ジヤクソンテラス 11122 (72)発明者 ゲーリー・エル・モス アメリカ合衆国テキサス州(78410)コ ーパスクリステイ.マルホランドドライ ブ1113 (72)発明者 エドワード・ジー・ゼイ アメリカ合衆国テキサス州(78412)コ ーパスクリステイ.エバーグリーン522

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−(4−イソブチルフエニル)−プロピ
    オン酸の製造において得られる混合物から2−(4−イ
    ソブチルフエニル)−プロピオン酸を精製するに当た
    り、この混合物を真空精留にかけることを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】金網パツキンを備えたカラムを用いて、ま
    たは圧力低下がそれに匹敵する程度に小さいカラムを用
    いて精留を行うことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】スチル精留装置を用い、約250℃以下のボ
    トム温度で精留を行うことを特徴とする請求項1または
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】薄膜型蒸発器または落下薄膜型蒸発器を備
    えた精留装置を用い、約280℃以下のボトム温度で精留
    を行うことを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  5. 【請求項5】分離カラム中の理論段数が約10〜150であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】不活性気体の存在下に精留を行うことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】1つまたはそれ以上のカラムを用い、不連
    続的に精留を行うことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の方法。
  8. 【請求項8】1つまたはそれ以上のカラムを用い、連続
    的に精留を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載の方法。
  9. 【請求項9】トリフエニルホスフインの存在下および場
    合により遷移金属ハライドの存在下に1−(4−イソブ
    チルフエニル)−エタノールを一酸化炭素でカルボニル
    化する際に得られる混合物から2−(4−イソブチルフ
    エニル)−プロピオン酸を単離することを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】2−(4−イソブチルフエニル)−プロ
    ピオン酸から精留によりすべての不純物を除去すること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】少なくとも1回の溶融結晶化により不純
    物の1部分をあらかじめ除去した混合物を精留に使用す
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方
    法。
  12. 【請求項12】不純物の1部分のみが精留により除去さ
    れそして残りの不純物を分離するために溶媒からの結晶
    化および/または溶融結晶化を行うことを特徴とする請
    求項1〜9のいずれかに記載の方法。
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