JP2686469B2 - 丁合装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、印刷機、複写機、プリンタ、あるいは用
紙のストッカなどから供給される用紙を、自動的に複数
の収納棚に分配して丁合する丁合装置に関する。
紙のストッカなどから供給される用紙を、自動的に複数
の収納棚に分配して丁合する丁合装置に関する。
従来、印刷機、複写機、プリンタ、あるいは用紙のス
トッカなどから供給される用紙は、ソータと呼ばれる丁
合装置によって複数の収納棚(以下トレイという)によ
り頁毎等に分配され、自動的に丁合わせされる。 ところで、印刷等を効率よく行なうために用いられる
ADF(自動原稿送り)機能が付加された用紙供給装置、
例えば印刷機が丁合装置と組み合せて用いられることが
ある。 このような場合においては従来、まず原稿トレイ上に
原稿を載せ、ADF機能の選択後に印刷機をスタートさせ
る。印刷機は原稿の製版、印刷を行なって印刷された用
紙を排紙口から丁合装置に向け排出する。所定枚数の印
刷が終了すると、印刷機は次の原稿をトレイから供給し
て原稿の製版、印刷を行なう。 このとき丁合装置は、複数の用紙収納トレイを有する
収納棚ユニット、連結された後段の丁合装置へ用紙を送
るための中継搬送路、用紙側部の整合ガイドと用紙後部
の整合ガイドの各部を所定の位置にセットさせる必要が
あった。この位置で印刷機から排出された用紙を最下段
のトレイに収納すると、丁合装置は収納棚ユニットを1
段分下降させ、次の用紙を収納する。この動作を繰り返
して最終用紙まで丁合せを完了すると、丁合装置は、次
の原稿が印刷された用紙を受け入れる位置、ネキストポ
ジションで停止する。
トッカなどから供給される用紙は、ソータと呼ばれる丁
合装置によって複数の収納棚(以下トレイという)によ
り頁毎等に分配され、自動的に丁合わせされる。 ところで、印刷等を効率よく行なうために用いられる
ADF(自動原稿送り)機能が付加された用紙供給装置、
例えば印刷機が丁合装置と組み合せて用いられることが
ある。 このような場合においては従来、まず原稿トレイ上に
原稿を載せ、ADF機能の選択後に印刷機をスタートさせ
る。印刷機は原稿の製版、印刷を行なって印刷された用
紙を排紙口から丁合装置に向け排出する。所定枚数の印
刷が終了すると、印刷機は次の原稿をトレイから供給し
て原稿の製版、印刷を行なう。 このとき丁合装置は、複数の用紙収納トレイを有する
収納棚ユニット、連結された後段の丁合装置へ用紙を送
るための中継搬送路、用紙側部の整合ガイドと用紙後部
の整合ガイドの各部を所定の位置にセットさせる必要が
あった。この位置で印刷機から排出された用紙を最下段
のトレイに収納すると、丁合装置は収納棚ユニットを1
段分下降させ、次の用紙を収納する。この動作を繰り返
して最終用紙まで丁合せを完了すると、丁合装置は、次
の原稿が印刷された用紙を受け入れる位置、ネキストポ
ジションで停止する。
ところがこの用紙が最後の原稿に対応する用紙で丁合
装置から用紙を取出したいときなどでは、丁合装置に設
けられた用紙取出しスイッチを押して、収納棚ユニット
や中継搬送路、用紙側部の整合ガイドと用紙後部の整合
ガイドの各部を、用紙を取出すための位置まで移動しな
ければならなかった。このときオペレータは印刷された
用紙を丁合装置に収納し終ると、直ちに用紙を収納棚ユ
ニットから取出そうとするが、ネキストポジションにあ
るため取出すことはできなかった。そしてネキストポジ
ションから取出し位置まで移動する時間待たなければな
らなかった。 〔発明の目的〕 この発明は、上記印刷機等の用紙供給装置にADF動作
終了時に次の用紙を収納できるネキストポジション位置
に戻るのか、用紙を取出す用紙の取出し位置に戻るのか
を選択できる手段を設け、丁合せの再開または用紙の取
出しのいずれかの動作を直ちに実行できるようにした丁
合装置を得ることを目的とする。
装置から用紙を取出したいときなどでは、丁合装置に設
けられた用紙取出しスイッチを押して、収納棚ユニット
や中継搬送路、用紙側部の整合ガイドと用紙後部の整合
ガイドの各部を、用紙を取出すための位置まで移動しな
ければならなかった。このときオペレータは印刷された
用紙を丁合装置に収納し終ると、直ちに用紙を収納棚ユ
ニットから取出そうとするが、ネキストポジションにあ
るため取出すことはできなかった。そしてネキストポジ
ションから取出し位置まで移動する時間待たなければな
らなかった。 〔発明の目的〕 この発明は、上記印刷機等の用紙供給装置にADF動作
終了時に次の用紙を収納できるネキストポジション位置
に戻るのか、用紙を取出す用紙の取出し位置に戻るのか
を選択できる手段を設け、丁合せの再開または用紙の取
出しのいずれかの動作を直ちに実行できるようにした丁
合装置を得ることを目的とする。
この発明の丁合装置は従来例の上記欠点を解消するた
め、自動原稿送り機構を備えた用紙供給装置の排紙口に
連なる用紙受入口と、この用紙受入口からの用紙を順次
丁合収納する複数の収納棚を有する収納棚ユニットと、
この収納棚ユニットを上記用紙受入口に各収納棚が臨む
よう上下に歩進移動する駆動手段と、連設された複数の
丁合装置間に用紙を搬送する中継搬送路と、収納棚ユニ
ット内に収納された用紙に対して整合動作を行なう整合
ガイドとを有し、収納棚ユニットと中継搬送路および整
合ガイドの各部が、用紙供給装置の自動原稿送り動作終
了時に次の用紙を収納できるネキストポジション位置に
戻るのか、用紙を取出す用紙の取出し位置に戻るのかを
選択できる制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
め、自動原稿送り機構を備えた用紙供給装置の排紙口に
連なる用紙受入口と、この用紙受入口からの用紙を順次
丁合収納する複数の収納棚を有する収納棚ユニットと、
この収納棚ユニットを上記用紙受入口に各収納棚が臨む
よう上下に歩進移動する駆動手段と、連設された複数の
丁合装置間に用紙を搬送する中継搬送路と、収納棚ユニ
ット内に収納された用紙に対して整合動作を行なう整合
ガイドとを有し、収納棚ユニットと中継搬送路および整
合ガイドの各部が、用紙供給装置の自動原稿送り動作終
了時に次の用紙を収納できるネキストポジション位置に
戻るのか、用紙を取出す用紙の取出し位置に戻るのかを
選択できる制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
以下、この考案に係る丁合装置の一実施例について図
面を参照して説明する。 〈構成〉 第1図ないし第3図において、個々に制御機構を内蔵
した丁合装置1が、印刷機、複写機、プリンタ、あるい
は用紙のストッカ等からなる用紙供給装置3に、駆動装
置を付設したエンドレスベルトからなる接続部5を介し
て複数(1〜n個)移動可能に連設されている。7は上
記複数の丁合装置1の最後尾に設けられた固定収納部で
ある。 なお、用紙供給装置3はオペレータによって丁合装置
1に設けられている表示パネル8上のソートに関するキ
ーの押下げ状態、用紙供給装置3と丁合装置1との接続
状態に応じてソートコマンドおよび中継搬送コマンドを
送信して、丁合装置1にソート動作および中継搬送動作
を行なわせることができるようになっている。なお用紙
供給装置3は自動原稿送り(以下ADFという)機能を有
しており、原稿トレイ10内にセットした原稿を自動的に
製版・印刷できるようになっている。 丁合装置1は、用紙供給装置3の排紙口21に連なり、
用紙後端検出センサ31を備えた用紙受入口23と、この用
紙受入口23からの用紙を順次丁合収納する複数のトレイ
9を有する収納棚ユニット11を有している。この収納棚
ユニット11は、機枠フレーム13に設けたスライドレール
(図示せず)に沿って上下に無理なく摺動することがで
きる。また機枠フレーム13の前端には、対をなすプーリ
25間にタイミングベルト27が張設してあり、収納棚ユニ
ット11は機枠フレーム13に設けたモータ28により、ウォ
ームユニット29を介してタイミングベルト27を回転させ
ることによって、上下に歩進移動させることができる。
30は、タイミングベルト27を収納棚ユニット11に固定す
るための固定部材である。上記モータ28はウォームユニ
ット29を使用して駆動しているので、収納棚ユニット11
はモータの動力を切っても任意の位置で停止することが
でき、勝手に下降してしまうことがない。上記駆動の方
式としては、タイミングベルトとタイミングプーリの組
合わせの外に、チェーンとスプロケット、ラックとピニ
オン等の組合わせが使用できる。 上記収納棚ユニット11にはスリット板35が取付けてあ
り、このスリット板35をセンサ37で検出することによっ
て、収納棚ユニット11を定位置に停止させたり、ホーム
位置を検出したりすることができる。 上記丁合装置1の収納棚ユニット11には複数の丁合装
置1'…が移動可能に並置され、同様に複数のトレイ9を
有している。丁合装置1の収納棚ユニット11よりも下部
には、第2の丁合装置1'に用紙を搬送する中継搬送路15
が設けられている。この中継搬送路15はモータ駆動のエ
ンドレスベルトからなる用紙の搬送手段と、モータ駆動
のファンを有する用紙の吸引手段を備えている。 この中継搬送路15は、上記収納枠ユニット11の移動領
域から外れた退避位置、すなわち図では用紙受入口23の
側において機枠フレーム13に首振り自在に支持され、そ
の先端を用紙を排紙する用紙排出口24に臨む作動位置と
上記退避位置の間で移動自在に支持している。 〈動作〉 以上のような構成において、この装置は次のように動
作する。 第1図における丁合装置1の状態、すなわち収納棚ユ
ニット11が上昇したホーム位置にあり、中継搬送路15は
先端が用紙排出口24に臨む作動位置にある状態がこの装
置の初期位置であり、第12図に示すように、電源投入時
にはすべての装置がこの状態にセットされる。なおこの
状態ではソートしない時の用紙搬送路を形成しているた
め、固定収納部7への排紙は行なうことができる。 次に操作パネル8によって枚数、モード、用紙サイ
ズ、ADF選択等をセットする。 セットした各条件に応じて収納棚ユニットと中継搬走
路、整合ガイド、ドア等が所定位置にあるかが確認さ
れ、所定位置にあることが確認されると用紙供給装置3
のスタートが可能となる。スタートスイッチが押されて
も上記準備が整っていなかったり、リセットスイッチが
押されたり、あるいはセットされた条件が誤っていると
スタートが禁止され、再度操作パネル8を操作すること
が要求される。 用紙供給装置3がスタートすると、第13図に示すよう
に丁合動作が開始され、丁合の終了によってセット条件
に応じてADF動作が開始される。このときADF動作が開始
されなかったりADF終了信号が検出されないと、ネキス
トポジションに移行し、前者の場合は第12図のポイント
(2)に移行し、後者の場合は用紙供給装置3のスター
トスイッチ入力により丁合動作が再開される。 ADF終了信号が検出されてリピートスイッチが作動す
ると装置各部はネキストポジションに移行し、リピート
スイッチが作動しないときは用紙の取り出し位置にセッ
トされ、次に第12図のポイント(2)に移行する。 この発明においてネキストポジションとは、丁合装置
1が用紙を収納することができる状態を意味し、収納棚
ユニット11が用紙受入口23に最下段のトレイ9をセット
し、中継搬送路15が退避位置に収納され、用紙側部の整
合ガイドと用紙後部の整合ガイド(図示せず)の各部が
収納しようとする用紙サイズに応じた位置にあるという
状態であり、また用紙の取出し位置とは、収納棚ユニッ
ト11がホームポジションにあり、中継搬送路15が退避位
置に収納されたままで、特に用紙後部の整合ガイドがホ
ームポジションより後退した用紙取出し位置にあるとい
う状態である。 次に各モードについて説明する。 ノンソートモード ノンソートモードには2つの種類がある。1つはカウ
ンタ表示を有する表示パネル8上でカウンタに枚数をセ
ットし、用紙供給装置3のスタートスイッチを押してス
タートするものであり、いま1つは上記カウンタに枚数
をセットしないで用紙供給装置3のスタートスイッチを
押してスタートするものである。 カウンタに枚数をセットしてスタートする場合 カウンタに枚数をセットして用紙供給装置3のスター
トスイッチを押すと、例えば印刷機からなる用紙供給装
置3は、印刷信号を丁合装置1,1'…に送り、印刷をスタ
ートする。丁合装置1,1'…は印刷信号を受け取ると接続
部5、中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベルト
を駆動する。用紙供給装置3が印刷を開始して、印刷さ
れた用紙を丁合装置1,1'…に送り始め、中継搬送路15を
経て固定収納部7に収納される(第4図)。 用紙が最終丁合装置の用紙検出センサを通過すると、
カウンタ表示が1枚減算される。用紙供給装置3から最
終の用紙が送り出されると印刷信号はリセットされて、
用紙供給装置3は停止する。丁合装置1,1'…は最終の用
紙が最終丁合装置の用紙検出センサを通過し終ると、接
続部5と中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベル
トを停止し、カウンタ表示を0と表示して停止する。 カウンタに枚数をセットしないでスタートする場合 カウンタに枚数をセットしないで用紙供給装置3のス
タートスイッチを押した場合、用紙供給装置3は、印刷
信号を丁合装置1,1'…に送り、印刷をスタートする。丁
合装置1,1'…は印刷信号を受け取ると、接続部5および
中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベルトを駆動
する。用紙供給装置3が印刷を開始して、印刷された用
紙を丁合装置1,1'…に送り始め、中継搬送路15を経て固
定収納部7に収納される。 用紙が最終丁合装置の用紙検出センサを通過したと
き、その通過枚数をカウントしておく。用紙供給装置3
から最終の用紙が送り出されると印刷信号はリセットさ
れて、用紙供給装置3は停止する。丁合装置1,1'…は用
紙供給装置3から丁合装置1,1'…に入ってきた枚数と、
上記用紙検出センサを通過した枚数とが等しくなったと
きに停止する。 ソートモード 表示パネル8上のモード変更スイッチによりソートモ
ードを選択すると、用紙供給装置3からもっとも離れた
丁合装置が、用紙の供給可能な状況(ネキストポジショ
ンという)になければ、当該丁合装置をネキストポジシ
ョンに移動する動作を行ない、その他の丁合装置はホー
ムポジションへと移動することによりソートモードの初
期動作状態となる(第5図)。そして表示パネル8上の
カウンタ表示に枚数をセットすると、用紙供給装置3か
らのスタート指示待ちとなる。 ここで用紙供給装置3のスタートスイッチを押すと、
用紙供給装置3は丁合装置1,1'…に対して印刷信号を送
り、印刷を開始する。丁合装置1,1'…は用紙供給装置3
からの印刷信号を受け取ると、収納しようとする丁合装
置以外の丁合装置は接続部5および中継搬送路15の吸引
用ファンやエンドレスベルトを駆動し始める。用紙供給
装置3が印刷を開始して、印刷された用紙を丁合装置1,
1'…に送り始めると、用紙は第1の丁合装置1からn-1
の丁合装置に送られてゆき、nの丁合装置に来ると用紙
後端検出センサを通過して1段目のトレイ9に収納され
る。用紙を収納すると、収納棚ユニット11は次の用紙を
収納するためにトレイ9を1段下降させ、次の用紙を待
つ。この動作をくり返してnの丁合装置に用紙を収納す
る。nの丁合装置がすべて収納し終る枚数分の用紙が用
紙供給装置3から排紙されると、nの丁合装置は用紙供
給装置3に対して印刷ストップの信号を送り、用紙供給
装置3は印刷ストップの信号を受け取ると印刷を停止す
る。同時にn-1の丁合装置1'に対して後段の丁合装置の
丁合終了(full,フル)信号を送る。フル信号を送り終
ると、nの丁合装置は側部および後部のガイド手段(図
示せず)による用紙の整合動作を行ないながらホームポ
ジションへ移動して待機する。 n-1の丁合装置1'はフル信号を受け取ると、ホームポ
ジションから用紙を収納するためネキストポジションへ
移動する。動作を終了すると用紙供給装置3に対して印
刷スタートの信号を送り、用紙の到達を待つ。用紙供給
装置3は印刷スタートの信号を受け取ると、印刷を再開
する。n-1の丁合装置1'はnの丁合装置と同様の動作を
繰り返して用紙をトレイ9内に収納する(第6図)。順
次最初の丁合装置1まで用紙を収納し終ると、丁合装置
1,1'…はすべてホームポジションの状態になる。 ここで丁合装置1が用紙供給装置3に対して印刷スタ
ートの信号を送ると、用紙供給装置3は印刷を再開す
る。印刷が再開されると、丁合装置1,1'…は接続部5お
よび中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベルトを
駆動させ、用紙を中継搬送路15を経て固定収納部7に収
納する。最終の用紙が用紙供給装置3から排紙される
と、用紙供給装置3は印刷を終了する。丁合装置1,1'…
は最終の用紙を固定収納部7に収納し終ると、接続部5
および中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベルト
の駆動を停止させ、最終のnの丁合装置をネキストポジ
ションへ移動させて動作を終了する。 連続モード 表示パネル8上のモード変更スイッチにより連続モー
ドを選択すると、用紙供給装置3からもっとも離れた丁
合装置がネキストポジションになければ、当該丁合装置
をネキストポジションに移動する動作を行ない、その他
の丁合装置はホームポジションへと移動することにより
連続モードの初期動作状態となる(第7図)。そして表
示パネル8上のカウンタ表示に枚数をセットすると、用
紙供給装置3からのスタート指示待ちとなる。 ここで用紙供給装置3のスタートスイッチを押すと、
用紙供給装置3は丁合装置1,1'…に対して印刷信号を送
り、印刷を開始する。丁合装置1,1'…は用紙供給装置3
からの印刷信号を受け取ると、収納しようとする丁合装
置以外の丁合装置は接続部5および中継搬送路15の吸引
用ファンやエンドレスベルトを駆動し始める。用紙供給
装置3が印刷を開始して、印刷された用紙を丁合装置1,
1'…に送り始めると、用紙は第1の丁合装置1からn-1
の丁合装置に送られてゆき、nの丁合装置に来ると用紙
後端検出センサを通過して1段目のトレイ9に収納され
る。用紙を収納すると、収納棚ユニット11は次の用紙を
収納するためにトレイ9を1段下降させ、次の用紙を待
つ。この動作をくり返してnの丁合装置に用紙を収納す
る。nの丁合装置がすべて収納し終る枚数分の用紙が用
紙供給装置3から排紙されると、nの丁合装置は用紙供
給装置3に対して印刷ストップの信号を送り、用紙供給
装置3は印刷ストップの信号を受け取ると印刷を停止す
る。同時にn-1の丁合装置1'に対してフル信号を送る。
フル信号を送り終ると、nの丁合装置は側部および後部
のガイド手段(図示せず)による用紙の整合動作を行な
いながらネキストポジションへ移動して待機する。 n-1の丁合装置1'はフル信号を受け取ると、ホームポ
ジションから用紙を収納するためネキストポジションへ
移動する。動作を終了すると用紙供給装置3に対して印
刷スタートの信号を送り、用紙の到達を待つ。用紙供給
装置3は印刷スタートの信号を受け取ると、印刷を再開
する。 n-1の丁合装置1'はnの丁合装置と同様の動作
を繰り返して用紙をトレイ9内に収納する(第8図)。
このときn-1の丁合装置1'より前段の丁合装置は整合動
作を行ないながらホームポジションに移動して待機して
いる。順次最初の丁合装置1まで用紙を収納し終ると、
nの丁合装置を除くn-1より前段の丁合装置はすべてホ
ームポジションの状態になる(第9図)。 ここで丁合装置1が用紙供給装置3に対して印刷スタ
ートの信号を送ると、用紙供給装置3は印刷を再開す
る。印刷が再開されると、丁合装置1,1'…は上記動作を
繰り返し、最終の用紙が用紙供給装置3から排紙される
と、用紙供給装置3は停止して印刷を終了する。丁合装
置1,1'…は最終の用紙を固定収納部7に収納し終ると、
接続部5および中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレ
スベルトの駆動を停止させ、最終のnの丁合装置をネキ
ストポジションへ移動させて動作を終了する。 グループモード 表示パネル8上のモード変更スイッチによりグループ
モードを選択すると、用紙供給装置3からもっとも離れ
た丁合装置がネキストポジションになければ、当該丁合
装置をネキストポジションに移動する動作を行ない、そ
の他の丁合装置はホームポジションへと移動することに
よりグループモードの初期動作状態となる(第10図)。
そして表示パネル8上のカウンタ表示に枚数をセットす
ると、用紙供給装置3からのスタート指示待ちとなる。 ここで用紙供給装置3のスタートスイッチを押すと、
用紙供給装置3は丁合装置1,1'…に対して印刷信号を送
り、印刷を開始する。丁合装置1,1'…は用紙供給装置3
からの印刷信号を受け取ると、収納しようとする丁合装
置以外の丁合装置は接続部5および中継搬送路15の吸引
用ファンやエンドレスベルトを駆動し始める。用紙供給
装置3が印刷を開始して、印刷された用紙を丁合装置1,
1'…に送り始めると、用紙は第1の丁合装置1からn-1
の丁合装置に送られてゆき、nの丁合装置に来ると用紙
後端検出センサを通過して1段目のトレイ9に収納され
る。このときnの丁合装置はトレイ9に向けて進退する
後端ガイドで整合動作を行ない、用紙後端を整合する。
用紙を収納するトレイ9は次の用紙を待つ。この動作を
くり返してnの丁合装置のトレイ9に所定枚数の用紙を
収納する。nの丁合装置のトレイ9がすべて収納し終る
と、n-1の丁合装置1'に対してフル信号を送る。フル信
号を送り終ると、nの丁合装置はネキストポジションへ
移動して待機する。 n-1の丁合装置1'はフル信号を受け取ると、ホームポ
ジションから用紙を収納するためネキストポジションへ
移動し、n-1の丁合装置の1段目のトレイに所定枚数の
用紙を収納する。この動作を順次繰り返して、用紙を各
丁合装置1,1'…の1段目のトレイ9内に収納する。1段
目のトレイに最終の用紙を収納し終ると、用紙供給装置
3に対して印刷終了の信号を送り、nの丁合装置より前
段の丁合装置はホームポジションへ移動して待機し、n
の丁合装置は収納棚ユニット11を1段下降させて次の用
紙の収納準備を行なう(第11図)。 ここで用紙供給装置3が別の原稿をセットし終り、印
刷をスタートすると、各丁合装置1,1'…は収納棚ユニッ
ト11の2段目に1段目と同じ動作で用紙を収納する。順
次この動作を繰り返し、最終の用紙が用紙供給装置3か
ら排紙されると、用紙供給装置3は停止して印刷を終了
する。丁合装置1,1'…は最終の用紙を収納し終ると、接
続部5および中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレス
ベルトの駆動を停止させ、最終のnの丁合装置をネキス
トポジションへ移動させて動作を終了する。 動作終了後は、予め設定された次の制御手段により収
納棚ユニット11と、中継搬送路15と、収納棚ユニット11
内に収納された用紙に対して整合動作を行なう整合ガイ
ドの各部は、用紙供給装置3のADF終了時に自動的に次
の用紙を収納できるネキストポジション位置に戻ってリ
ピート指示を待つか、用紙を取出す用紙の取出し位置に
戻って用紙を取出せるようになる。 上記制御手段は次のように構成されている。 すなわち、自動原稿送りを選択できるADFスイッチと
リピートスイッチとを組合わせたもので、次の表のよう
に機能する。 このように、ADFスイッチが単独でONのときのみ自動
的に取出し位置に移動するようにしたので、取出し作業
に手間がかかることがない。 なお丁合装置1,1'…は個々に制御機構を内蔵してお
り、用紙供給装置3に対してどのような順序に接続され
ても、1台の丁合装置1の制御機構を利用するだけで各
丁合装置1'…にソート動作ないし中継搬送動作を行なわ
せることができる。その際、制御を行なう丁合装置1以
外の丁合装置1'…においては、制御機構中のソート動作
ないし中継搬送動作を行なう機構のみ利用し、制御を行
なう丁合装置1からのソートコマンドないし中継搬送コ
マンドを受信して、ソート動作ないし中継搬送動作を行
なうだけでよい。
面を参照して説明する。 〈構成〉 第1図ないし第3図において、個々に制御機構を内蔵
した丁合装置1が、印刷機、複写機、プリンタ、あるい
は用紙のストッカ等からなる用紙供給装置3に、駆動装
置を付設したエンドレスベルトからなる接続部5を介し
て複数(1〜n個)移動可能に連設されている。7は上
記複数の丁合装置1の最後尾に設けられた固定収納部で
ある。 なお、用紙供給装置3はオペレータによって丁合装置
1に設けられている表示パネル8上のソートに関するキ
ーの押下げ状態、用紙供給装置3と丁合装置1との接続
状態に応じてソートコマンドおよび中継搬送コマンドを
送信して、丁合装置1にソート動作および中継搬送動作
を行なわせることができるようになっている。なお用紙
供給装置3は自動原稿送り(以下ADFという)機能を有
しており、原稿トレイ10内にセットした原稿を自動的に
製版・印刷できるようになっている。 丁合装置1は、用紙供給装置3の排紙口21に連なり、
用紙後端検出センサ31を備えた用紙受入口23と、この用
紙受入口23からの用紙を順次丁合収納する複数のトレイ
9を有する収納棚ユニット11を有している。この収納棚
ユニット11は、機枠フレーム13に設けたスライドレール
(図示せず)に沿って上下に無理なく摺動することがで
きる。また機枠フレーム13の前端には、対をなすプーリ
25間にタイミングベルト27が張設してあり、収納棚ユニ
ット11は機枠フレーム13に設けたモータ28により、ウォ
ームユニット29を介してタイミングベルト27を回転させ
ることによって、上下に歩進移動させることができる。
30は、タイミングベルト27を収納棚ユニット11に固定す
るための固定部材である。上記モータ28はウォームユニ
ット29を使用して駆動しているので、収納棚ユニット11
はモータの動力を切っても任意の位置で停止することが
でき、勝手に下降してしまうことがない。上記駆動の方
式としては、タイミングベルトとタイミングプーリの組
合わせの外に、チェーンとスプロケット、ラックとピニ
オン等の組合わせが使用できる。 上記収納棚ユニット11にはスリット板35が取付けてあ
り、このスリット板35をセンサ37で検出することによっ
て、収納棚ユニット11を定位置に停止させたり、ホーム
位置を検出したりすることができる。 上記丁合装置1の収納棚ユニット11には複数の丁合装
置1'…が移動可能に並置され、同様に複数のトレイ9を
有している。丁合装置1の収納棚ユニット11よりも下部
には、第2の丁合装置1'に用紙を搬送する中継搬送路15
が設けられている。この中継搬送路15はモータ駆動のエ
ンドレスベルトからなる用紙の搬送手段と、モータ駆動
のファンを有する用紙の吸引手段を備えている。 この中継搬送路15は、上記収納枠ユニット11の移動領
域から外れた退避位置、すなわち図では用紙受入口23の
側において機枠フレーム13に首振り自在に支持され、そ
の先端を用紙を排紙する用紙排出口24に臨む作動位置と
上記退避位置の間で移動自在に支持している。 〈動作〉 以上のような構成において、この装置は次のように動
作する。 第1図における丁合装置1の状態、すなわち収納棚ユ
ニット11が上昇したホーム位置にあり、中継搬送路15は
先端が用紙排出口24に臨む作動位置にある状態がこの装
置の初期位置であり、第12図に示すように、電源投入時
にはすべての装置がこの状態にセットされる。なおこの
状態ではソートしない時の用紙搬送路を形成しているた
め、固定収納部7への排紙は行なうことができる。 次に操作パネル8によって枚数、モード、用紙サイ
ズ、ADF選択等をセットする。 セットした各条件に応じて収納棚ユニットと中継搬走
路、整合ガイド、ドア等が所定位置にあるかが確認さ
れ、所定位置にあることが確認されると用紙供給装置3
のスタートが可能となる。スタートスイッチが押されて
も上記準備が整っていなかったり、リセットスイッチが
押されたり、あるいはセットされた条件が誤っていると
スタートが禁止され、再度操作パネル8を操作すること
が要求される。 用紙供給装置3がスタートすると、第13図に示すよう
に丁合動作が開始され、丁合の終了によってセット条件
に応じてADF動作が開始される。このときADF動作が開始
されなかったりADF終了信号が検出されないと、ネキス
トポジションに移行し、前者の場合は第12図のポイント
(2)に移行し、後者の場合は用紙供給装置3のスター
トスイッチ入力により丁合動作が再開される。 ADF終了信号が検出されてリピートスイッチが作動す
ると装置各部はネキストポジションに移行し、リピート
スイッチが作動しないときは用紙の取り出し位置にセッ
トされ、次に第12図のポイント(2)に移行する。 この発明においてネキストポジションとは、丁合装置
1が用紙を収納することができる状態を意味し、収納棚
ユニット11が用紙受入口23に最下段のトレイ9をセット
し、中継搬送路15が退避位置に収納され、用紙側部の整
合ガイドと用紙後部の整合ガイド(図示せず)の各部が
収納しようとする用紙サイズに応じた位置にあるという
状態であり、また用紙の取出し位置とは、収納棚ユニッ
ト11がホームポジションにあり、中継搬送路15が退避位
置に収納されたままで、特に用紙後部の整合ガイドがホ
ームポジションより後退した用紙取出し位置にあるとい
う状態である。 次に各モードについて説明する。 ノンソートモード ノンソートモードには2つの種類がある。1つはカウ
ンタ表示を有する表示パネル8上でカウンタに枚数をセ
ットし、用紙供給装置3のスタートスイッチを押してス
タートするものであり、いま1つは上記カウンタに枚数
をセットしないで用紙供給装置3のスタートスイッチを
押してスタートするものである。 カウンタに枚数をセットしてスタートする場合 カウンタに枚数をセットして用紙供給装置3のスター
トスイッチを押すと、例えば印刷機からなる用紙供給装
置3は、印刷信号を丁合装置1,1'…に送り、印刷をスタ
ートする。丁合装置1,1'…は印刷信号を受け取ると接続
部5、中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベルト
を駆動する。用紙供給装置3が印刷を開始して、印刷さ
れた用紙を丁合装置1,1'…に送り始め、中継搬送路15を
経て固定収納部7に収納される(第4図)。 用紙が最終丁合装置の用紙検出センサを通過すると、
カウンタ表示が1枚減算される。用紙供給装置3から最
終の用紙が送り出されると印刷信号はリセットされて、
用紙供給装置3は停止する。丁合装置1,1'…は最終の用
紙が最終丁合装置の用紙検出センサを通過し終ると、接
続部5と中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベル
トを停止し、カウンタ表示を0と表示して停止する。 カウンタに枚数をセットしないでスタートする場合 カウンタに枚数をセットしないで用紙供給装置3のス
タートスイッチを押した場合、用紙供給装置3は、印刷
信号を丁合装置1,1'…に送り、印刷をスタートする。丁
合装置1,1'…は印刷信号を受け取ると、接続部5および
中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベルトを駆動
する。用紙供給装置3が印刷を開始して、印刷された用
紙を丁合装置1,1'…に送り始め、中継搬送路15を経て固
定収納部7に収納される。 用紙が最終丁合装置の用紙検出センサを通過したと
き、その通過枚数をカウントしておく。用紙供給装置3
から最終の用紙が送り出されると印刷信号はリセットさ
れて、用紙供給装置3は停止する。丁合装置1,1'…は用
紙供給装置3から丁合装置1,1'…に入ってきた枚数と、
上記用紙検出センサを通過した枚数とが等しくなったと
きに停止する。 ソートモード 表示パネル8上のモード変更スイッチによりソートモ
ードを選択すると、用紙供給装置3からもっとも離れた
丁合装置が、用紙の供給可能な状況(ネキストポジショ
ンという)になければ、当該丁合装置をネキストポジシ
ョンに移動する動作を行ない、その他の丁合装置はホー
ムポジションへと移動することによりソートモードの初
期動作状態となる(第5図)。そして表示パネル8上の
カウンタ表示に枚数をセットすると、用紙供給装置3か
らのスタート指示待ちとなる。 ここで用紙供給装置3のスタートスイッチを押すと、
用紙供給装置3は丁合装置1,1'…に対して印刷信号を送
り、印刷を開始する。丁合装置1,1'…は用紙供給装置3
からの印刷信号を受け取ると、収納しようとする丁合装
置以外の丁合装置は接続部5および中継搬送路15の吸引
用ファンやエンドレスベルトを駆動し始める。用紙供給
装置3が印刷を開始して、印刷された用紙を丁合装置1,
1'…に送り始めると、用紙は第1の丁合装置1からn-1
の丁合装置に送られてゆき、nの丁合装置に来ると用紙
後端検出センサを通過して1段目のトレイ9に収納され
る。用紙を収納すると、収納棚ユニット11は次の用紙を
収納するためにトレイ9を1段下降させ、次の用紙を待
つ。この動作をくり返してnの丁合装置に用紙を収納す
る。nの丁合装置がすべて収納し終る枚数分の用紙が用
紙供給装置3から排紙されると、nの丁合装置は用紙供
給装置3に対して印刷ストップの信号を送り、用紙供給
装置3は印刷ストップの信号を受け取ると印刷を停止す
る。同時にn-1の丁合装置1'に対して後段の丁合装置の
丁合終了(full,フル)信号を送る。フル信号を送り終
ると、nの丁合装置は側部および後部のガイド手段(図
示せず)による用紙の整合動作を行ないながらホームポ
ジションへ移動して待機する。 n-1の丁合装置1'はフル信号を受け取ると、ホームポ
ジションから用紙を収納するためネキストポジションへ
移動する。動作を終了すると用紙供給装置3に対して印
刷スタートの信号を送り、用紙の到達を待つ。用紙供給
装置3は印刷スタートの信号を受け取ると、印刷を再開
する。n-1の丁合装置1'はnの丁合装置と同様の動作を
繰り返して用紙をトレイ9内に収納する(第6図)。順
次最初の丁合装置1まで用紙を収納し終ると、丁合装置
1,1'…はすべてホームポジションの状態になる。 ここで丁合装置1が用紙供給装置3に対して印刷スタ
ートの信号を送ると、用紙供給装置3は印刷を再開す
る。印刷が再開されると、丁合装置1,1'…は接続部5お
よび中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベルトを
駆動させ、用紙を中継搬送路15を経て固定収納部7に収
納する。最終の用紙が用紙供給装置3から排紙される
と、用紙供給装置3は印刷を終了する。丁合装置1,1'…
は最終の用紙を固定収納部7に収納し終ると、接続部5
および中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレスベルト
の駆動を停止させ、最終のnの丁合装置をネキストポジ
ションへ移動させて動作を終了する。 連続モード 表示パネル8上のモード変更スイッチにより連続モー
ドを選択すると、用紙供給装置3からもっとも離れた丁
合装置がネキストポジションになければ、当該丁合装置
をネキストポジションに移動する動作を行ない、その他
の丁合装置はホームポジションへと移動することにより
連続モードの初期動作状態となる(第7図)。そして表
示パネル8上のカウンタ表示に枚数をセットすると、用
紙供給装置3からのスタート指示待ちとなる。 ここで用紙供給装置3のスタートスイッチを押すと、
用紙供給装置3は丁合装置1,1'…に対して印刷信号を送
り、印刷を開始する。丁合装置1,1'…は用紙供給装置3
からの印刷信号を受け取ると、収納しようとする丁合装
置以外の丁合装置は接続部5および中継搬送路15の吸引
用ファンやエンドレスベルトを駆動し始める。用紙供給
装置3が印刷を開始して、印刷された用紙を丁合装置1,
1'…に送り始めると、用紙は第1の丁合装置1からn-1
の丁合装置に送られてゆき、nの丁合装置に来ると用紙
後端検出センサを通過して1段目のトレイ9に収納され
る。用紙を収納すると、収納棚ユニット11は次の用紙を
収納するためにトレイ9を1段下降させ、次の用紙を待
つ。この動作をくり返してnの丁合装置に用紙を収納す
る。nの丁合装置がすべて収納し終る枚数分の用紙が用
紙供給装置3から排紙されると、nの丁合装置は用紙供
給装置3に対して印刷ストップの信号を送り、用紙供給
装置3は印刷ストップの信号を受け取ると印刷を停止す
る。同時にn-1の丁合装置1'に対してフル信号を送る。
フル信号を送り終ると、nの丁合装置は側部および後部
のガイド手段(図示せず)による用紙の整合動作を行な
いながらネキストポジションへ移動して待機する。 n-1の丁合装置1'はフル信号を受け取ると、ホームポ
ジションから用紙を収納するためネキストポジションへ
移動する。動作を終了すると用紙供給装置3に対して印
刷スタートの信号を送り、用紙の到達を待つ。用紙供給
装置3は印刷スタートの信号を受け取ると、印刷を再開
する。 n-1の丁合装置1'はnの丁合装置と同様の動作
を繰り返して用紙をトレイ9内に収納する(第8図)。
このときn-1の丁合装置1'より前段の丁合装置は整合動
作を行ないながらホームポジションに移動して待機して
いる。順次最初の丁合装置1まで用紙を収納し終ると、
nの丁合装置を除くn-1より前段の丁合装置はすべてホ
ームポジションの状態になる(第9図)。 ここで丁合装置1が用紙供給装置3に対して印刷スタ
ートの信号を送ると、用紙供給装置3は印刷を再開す
る。印刷が再開されると、丁合装置1,1'…は上記動作を
繰り返し、最終の用紙が用紙供給装置3から排紙される
と、用紙供給装置3は停止して印刷を終了する。丁合装
置1,1'…は最終の用紙を固定収納部7に収納し終ると、
接続部5および中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレ
スベルトの駆動を停止させ、最終のnの丁合装置をネキ
ストポジションへ移動させて動作を終了する。 グループモード 表示パネル8上のモード変更スイッチによりグループ
モードを選択すると、用紙供給装置3からもっとも離れ
た丁合装置がネキストポジションになければ、当該丁合
装置をネキストポジションに移動する動作を行ない、そ
の他の丁合装置はホームポジションへと移動することに
よりグループモードの初期動作状態となる(第10図)。
そして表示パネル8上のカウンタ表示に枚数をセットす
ると、用紙供給装置3からのスタート指示待ちとなる。 ここで用紙供給装置3のスタートスイッチを押すと、
用紙供給装置3は丁合装置1,1'…に対して印刷信号を送
り、印刷を開始する。丁合装置1,1'…は用紙供給装置3
からの印刷信号を受け取ると、収納しようとする丁合装
置以外の丁合装置は接続部5および中継搬送路15の吸引
用ファンやエンドレスベルトを駆動し始める。用紙供給
装置3が印刷を開始して、印刷された用紙を丁合装置1,
1'…に送り始めると、用紙は第1の丁合装置1からn-1
の丁合装置に送られてゆき、nの丁合装置に来ると用紙
後端検出センサを通過して1段目のトレイ9に収納され
る。このときnの丁合装置はトレイ9に向けて進退する
後端ガイドで整合動作を行ない、用紙後端を整合する。
用紙を収納するトレイ9は次の用紙を待つ。この動作を
くり返してnの丁合装置のトレイ9に所定枚数の用紙を
収納する。nの丁合装置のトレイ9がすべて収納し終る
と、n-1の丁合装置1'に対してフル信号を送る。フル信
号を送り終ると、nの丁合装置はネキストポジションへ
移動して待機する。 n-1の丁合装置1'はフル信号を受け取ると、ホームポ
ジションから用紙を収納するためネキストポジションへ
移動し、n-1の丁合装置の1段目のトレイに所定枚数の
用紙を収納する。この動作を順次繰り返して、用紙を各
丁合装置1,1'…の1段目のトレイ9内に収納する。1段
目のトレイに最終の用紙を収納し終ると、用紙供給装置
3に対して印刷終了の信号を送り、nの丁合装置より前
段の丁合装置はホームポジションへ移動して待機し、n
の丁合装置は収納棚ユニット11を1段下降させて次の用
紙の収納準備を行なう(第11図)。 ここで用紙供給装置3が別の原稿をセットし終り、印
刷をスタートすると、各丁合装置1,1'…は収納棚ユニッ
ト11の2段目に1段目と同じ動作で用紙を収納する。順
次この動作を繰り返し、最終の用紙が用紙供給装置3か
ら排紙されると、用紙供給装置3は停止して印刷を終了
する。丁合装置1,1'…は最終の用紙を収納し終ると、接
続部5および中継搬送路15の吸引用ファンやエンドレス
ベルトの駆動を停止させ、最終のnの丁合装置をネキス
トポジションへ移動させて動作を終了する。 動作終了後は、予め設定された次の制御手段により収
納棚ユニット11と、中継搬送路15と、収納棚ユニット11
内に収納された用紙に対して整合動作を行なう整合ガイ
ドの各部は、用紙供給装置3のADF終了時に自動的に次
の用紙を収納できるネキストポジション位置に戻ってリ
ピート指示を待つか、用紙を取出す用紙の取出し位置に
戻って用紙を取出せるようになる。 上記制御手段は次のように構成されている。 すなわち、自動原稿送りを選択できるADFスイッチと
リピートスイッチとを組合わせたもので、次の表のよう
に機能する。 このように、ADFスイッチが単独でONのときのみ自動
的に取出し位置に移動するようにしたので、取出し作業
に手間がかかることがない。 なお丁合装置1,1'…は個々に制御機構を内蔵してお
り、用紙供給装置3に対してどのような順序に接続され
ても、1台の丁合装置1の制御機構を利用するだけで各
丁合装置1'…にソート動作ないし中継搬送動作を行なわ
せることができる。その際、制御を行なう丁合装置1以
外の丁合装置1'…においては、制御機構中のソート動作
ないし中継搬送動作を行なう機構のみ利用し、制御を行
なう丁合装置1からのソートコマンドないし中継搬送コ
マンドを受信して、ソート動作ないし中継搬送動作を行
なうだけでよい。
以上説明した実施例によれば、用紙供給装置3のADF
終了時に自動的に次の用紙を収納できるネキストポジシ
ョン位置に戻ってリピート指示を待つか、用紙を取出す
用紙の取出し位置に戻るかを制御する手段として、ADF
スイッチとリピートスイッチとを組合わせたものを使用
しているので、この目的のためだけの特別のスイッチを
必要としない。したがって操作パネルが煩雑になること
がなく、操作性が良好である。
終了時に自動的に次の用紙を収納できるネキストポジシ
ョン位置に戻ってリピート指示を待つか、用紙を取出す
用紙の取出し位置に戻るかを制御する手段として、ADF
スイッチとリピートスイッチとを組合わせたものを使用
しているので、この目的のためだけの特別のスイッチを
必要としない。したがって操作パネルが煩雑になること
がなく、操作性が良好である。
この発明は以上のように、用紙供給装置3にADF動作
終了時に次の用紙を収納できるネキストポジション位置
に戻るのか、用紙を取出す用紙の取出し位置に戻るのか
を選択できる手段を設け、ADF動作の終了と同時に丁合
装置が自動的に丁合せの再開または用紙の取出しのいず
れの動作を行なうかを判断して、ネキストポジション位
置ないし取出し位置に戻るので、オペレータが待ち時間
なく作業にかかれるようになり、作業性が飛躍的に向上
した。
終了時に次の用紙を収納できるネキストポジション位置
に戻るのか、用紙を取出す用紙の取出し位置に戻るのか
を選択できる手段を設け、ADF動作の終了と同時に丁合
装置が自動的に丁合せの再開または用紙の取出しのいず
れの動作を行なうかを判断して、ネキストポジション位
置ないし取出し位置に戻るので、オペレータが待ち時間
なく作業にかかれるようになり、作業性が飛躍的に向上
した。
第1図は複数の丁合装置を連設した状態を示す概略図、
第2図はこの発明の丁合装置の全体構成を示す概略図、
第3図は収納棚ユニットの駆動手段を示す斜視図、第4
図ないし第11図は丁合装置の各モードを説明するための
概略図、第12図ないし第13図は発明の丁合装置の動作を
示すフローチャートである。 1……丁合装置、3……用紙供給装置 5……接続部、7……固定収納部 9……トレイ、11……収納棚ユニット 13……機枠フレーム、15……中継搬送路 21……排紙口、23……用紙受入口
第2図はこの発明の丁合装置の全体構成を示す概略図、
第3図は収納棚ユニットの駆動手段を示す斜視図、第4
図ないし第11図は丁合装置の各モードを説明するための
概略図、第12図ないし第13図は発明の丁合装置の動作を
示すフローチャートである。 1……丁合装置、3……用紙供給装置 5……接続部、7……固定収納部 9……トレイ、11……収納棚ユニット 13……機枠フレーム、15……中継搬送路 21……排紙口、23……用紙受入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 美佐夫 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密 工業株式会社内 (72)発明者 久保寺 利弘 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密 工業株式会社内 (72)発明者 矢部 秀雄 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密 工業株式会社内 (72)発明者 河野 芳宣 山梨県甲府市山宮町3167番地 日本精密 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−130171(JP,A) 特開 昭61−64669(JP,A) 特開 昭63−74872(JP,A) 特開 昭63−310454(JP,A) 特開 平1−288566(JP,A) 実開 昭61−78166(JP,U) 実開 昭62−47569(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】自動原稿送り機構を備えた用紙供給装置の
排紙口に連なる用紙受入口と、この用紙受入口からの用
紙を順次丁合収納する複数の収納棚を有する収納棚ユニ
ットと、この収納棚ユニットを上記用紙受入口に各収納
棚が臨むよう上下に歩進移動する駆動手段と、連設され
た複数の丁合装置間に用紙を搬送する中継搬送路と、収
納棚ユニット内に収納された用紙に対して整合動作を行
なう整合ガイドとを有し、収納棚ユニットと中継搬送路
および整合ガイドの各部が用紙供給装置の自動原稿送り
動作終了時に、次の用紙を収納できるネキストポジショ
ン位置に戻るのか、用紙を取出す用紙の取出し位置に戻
るのかを選択できる制御手段を設けたことを特徴とする
丁合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63120171A JP2686469B2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 丁合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63120171A JP2686469B2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 丁合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01288565A JPH01288565A (ja) | 1989-11-20 |
JP2686469B2 true JP2686469B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=14779685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63120171A Expired - Fee Related JP2686469B2 (ja) | 1988-05-17 | 1988-05-17 | 丁合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2686469B2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-17 JP JP63120171A patent/JP2686469B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01288565A (ja) | 1989-11-20 |
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