JP2785503B2 - シート分配収容装置 - Google Patents

シート分配収容装置

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JP2785503B2
JP2785503B2 JP3038978A JP3897891A JP2785503B2 JP 2785503 B2 JP2785503 B2 JP 2785503B2 JP 3038978 A JP3038978 A JP 3038978A JP 3897891 A JP3897891 A JP 3897891A JP 2785503 B2 JP2785503 B2 JP 2785503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンタ等
の画像記録装置から排出される記録シートを分配して収
容するシート分配収容装置に係り、特に、記録シートを
分配収容した後にステープリング、パンチング等の後処
理を可能にしたシート分配収容装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ソータと称されるシート分配収
容装置としては、ハウジング内にシート搬送路を形成す
ると共に、このシート搬送路に沿って搬送ローラを適宜
配設し、複写機やプリンタ等の画像記録装置のシート排
出口から排出された記録シートを予め設定されたシート
分配ステージまで搬送するようにする一方、ハウジング
の一側には、上下方向に複数段のビントレイを配設し、
記録シートの分配タイミングに応じて各ビントレイを上
記シート分配ステージに順次移動させ、各ビントレイ内
に記録シートを順次分配収容するようにしたものがあ
る。
【0003】そして、上述したソータにて分配収容され
た記録シートに対しては、通常ステープリング等の後処
理を施す場合が多く、ステープラ等の後処理ユニットを
ソータ内に組込み、ソータ内において後処理を自動的に
行わせたいという要請がある。
【0004】このような要請に応じたソータとしては、
例えば、特開昭63-41360号所載のものや、特開昭63-252
872 号、特公昭64-302号所載のものが既に知られてい
る。
【0005】ところが、前者(特開昭63-41360号)のタ
イプにあっては、ビントレイに分配収容された記録シー
ト束を後処理用トレイに収容し直した後にステープラに
よる後処理を行うようにしたものであるため、必然的に
ビントレイと別異に後処理用トレイを設け、しかも、後
処理用トレイに記録シート束を搬送するための搬送手段
を設けなければならず、その分、ソータ構成が複雑化し
てしまうばかりか、後処理用トレイ側へ記録シート束を
移行させる際に、ビントレイにて一旦整合した記録シー
ト束がばらつく虞れがあり、ステープラによる後処理が
無駄なものになり易いという問題があった。
【0006】また、後者(特開昭63-252872 号、特公昭
64-302号)のタイプにあっては、シート搬送部材と干渉
しないシート分配ステージの近傍にステープラを配設
し、ビントレイに収容されたままの記録シート束にステ
ープラによる後処理(ビントレイに収容された記録シー
ト束のコーナ部一箇所に対するステープリング処理)を
行うようにしたものであるため、前者のタイプにおける
技術的課題を回避することはできるものの、記録シート
束の一側縁部を二箇所でステープリングするというデュ
アルステープリング処理を施すことができないという問
題があった。
【0007】このため、本願発明者等は以下のような構
成のシート分配収容装置を先に提案した。
【0008】即ち、ハウジング内に配設され、画像記録
装置のシート排出口から排出された記録シートを予め設
定されたシート分配ステージまで搬送するシート搬送手
段と、ハウジングの一側において上下方向に複数段配設
され、記録シートの分配タイミングに応じて上記シート
分配ステージに順次移動するビントレイと、上記シート
搬送手段の下方若しくは上方に位置し、且つ、シート搬
送手段の幅方向に亘るハウジング内スペースに配設され
る一つの後処理ユニットと、少なくともシート搬送手段
の幅方向に亘って上記後処理ユニットを移動可能に支承
する位置移動手段と、上記シート分配ステージと異なる
後処理ステージにて、所定の後処理対象位置に上記後処
理ユニットを移動設定した後、各ビントレイ内の記録シ
ートの一端縁部に沿う複数箇所に対し後処理ユニットに
よる所定の後処理を順次行わせる後処理制御手段とを備
えたシート分配収容装置である。
【0009】各記録シートはシート搬送手段によりシー
ト分配ステージに順次搬送され、これに同期して各ビン
トレイが順次シート分配ステージに設定されることによ
り記録シートが各ビントレイ内に分配収容され、ソーテ
ィング処理が完了する。
【0010】そして、記録シートのソーティング処理が
完了すると、これに連動して、又は、オペレータ等によ
るボタン押下等により後処理が開始される。即ち、後処
理制御手段は、対象ビントレイを後処理ステージに順次
搬送する一方、所定の後処理対象位置に後処理ユニット
を移動設定した後に、当該対象ビントレイ内に収容され
た状態の記録シートの一側縁部に沿った後処理対象箇所
に後処理ユニットによる後処理を順次施す。
【0011】このように、ソーティング処理が完了、又
は、後処理を実施した場合には該後処理が完了(以下、
ジョブの終了ともいう)した時点で一連の処理が終了す
るようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ソーティング処理は、
一般には、最上段のビントレイから開始され、後処理は
ソーティング完了時のビントレイの位置に応じて、最上
段あるいは最終ソーティングがなされたビントレイから
開始されるようになっており、ジョブが終了した時点で
の各ビントレイの位置は、一のビントレイ内に収容され
る記録シートの数、使用したビントレイの数、及び処理
を開始したビントレイの位置(処理開始時のビントレイ
の移動方向)に依存することになる。
【0013】従って、各ビントレイが比較的下側に位置
した状態で一連の処理が終了した場合には、一般に処理
終了後、オペレータ等は各ビントレイ内から記録シート
束を取り出す作業が行われるが、この作業がしづらいと
いう問題があった。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、各ビントレイ内か
らの記録シート束の取出作業を容易化することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1を参照して説明す
る。このシート分配収容装置は、ハウジング1内に配設
され、画像記録装置2のシート排出口3から排出された
記録シート4を予め設定されたシート分配ステージS1
まで搬送するシート搬送手段5と、ハウジング1の一側
において上下方向に複数段配設され、記録シート4の分
配タイミングに応じて上記シート分配ステージS1に順
次移動するビントレイ6と、上記シート分配ステージS
1と異なる後処理ステージS2にて、所定の後処理対象
位置に後処理を行う後処理ユニット7とを備えている。
【0016】シート搬送手段5による記録シート4の分
配、ビントレイ6のシート分配ステージS1又は後処理
ステージS2への移動設定、及び後処理ユニット7によ
る後処理の実施は制御手段9により制御され、各ビント
レイ6内に記録シート4を分配収容した後に、必要に応
じて記録シート4の一側縁部に沿う箇所に対し後処理ユ
ニット7による所定の後処理を順次行わせるようになっ
ている。
【0017】そして、制御手段9は、ビントレイ6を上
限位置に設定する上限位置設定手段8を備えており、後
処理ユニット7による後処理を実施しない場合には上記
記録シート4の各ビントレイ6への分配収容処理が完了
した時点で、後処理ユニット7による後処理を実施する
場合には該後処理が完了した時点で、この上限位置設定
手段9を作動せしめて一連の処理を終了するようになっ
ている。
【0018】上記上限位置設定手段8は、例えば、図2
(a)又は(b)に示すような処理を行うことにより実
現することができる。
【0019】即ち、図2(a)に示すように、一のビン
トレイ(6) に対する記録シート(4) の数、記録シート4
の分配収容に使用しているビントレイ6の数及び分配収
容処理開始時のビントレイ6の移動方向を検出してデー
タとして保管しておき、制御手段9により作動せしめら
れたときに、このデータを読込み(ステップa1)、分
配収容処理又は後処理完了時点でのビントレイ6の位置
を導出し、ビントレイ6を上限位置に設定するために必
要な移動量を導出する(ステップa2)。
【0020】次いで、ビントレイの移動が必要であるか
否かを判断し(ステップa3)、移動が必要である場合
(ビントレイ6が上限位置にない場合)には、ビントレ
イ6を該移動量に基づき上昇移動させて(ステップa
4)、処理を終了する。移動が不要である場合(ビント
レイ6が上限位置にある場合)には、ステップa4は実
行しないで処理を終了する。
【0021】また、図2(b)に示すように、ビントレ
イ6が上限位置にあるか否かを検出する上限位置検出手
段(センサ)8aを設けておき、作動せしめられたとき
に、この上限位置検出手段8aによる検出信号を取り込
み(ステップb1)、ビントレイ6が上限位置に設定さ
れているか否かを判定し(ステップb2)、ビントレイ
6が上限位置に設定されていない場合には、ビントレイ
6を単位ピッチだけ上昇移動させ(ステップb3)、以
後、ビントレイ6が上限位置に設定されたことが検出さ
れるまでステップb1〜ステップb3を繰り返す。ステ
ップb2において、ビントレイ6が上限位置に設定され
たことが検出された場合には、処理を終了する。本発明
の他の側面によると、画像記録装置のシート排出口から
排出された記録シートを予め設定されたシート分配ステ
ージまで搬送するシート搬送手段と、上下方向に複数段
配設され、記録シートの分配タイミングに応じて前記シ
ート分配ステージに順次移動するビントレイとを備えた
シート分配収容装置であって、各ビントレイ内に前記記
録シートの分配を終了したとき、分配に供されているビ
ントレイの数を認識する認識手段と、前記認識手段によ
り認識された前記分配に供されているビントレイの数に
基づいて当該分配に供されているビントレイをまとめて
上昇させるビントレイ上昇手段と、を具備することを特
徴とするシート分配収容装置が提供される。 この装置で
は、特定構成の認識手段及びビントレイ上昇手段が採用
されているので、各ビントレイ内からの記録シート束の
取り出し作業を容易化することができ、しかも、各ビン
トレイ毎に記録シートの有無を検出するセンサが不要に
なるので、構成が簡単になる。 本発明の更に他の側面に
よると、画像記録装置のシート排出口から排出された記
録シートを予め設定されたシート分配ステージまで搬送
するシート搬送手段と、上下方向に複数段配設され、記
録シートの分配タイミングに応じて前記シート分配ステ
ージに順次移動するビントレイと、前記シート分配ステ
ージと異なる後処理ステージにて所定の後処理対象位置
に後処理を行う後処理ユニットとを備えたシート分配収
容装置であって、各ビントレイ内に前記記録シートの分
配を終了 したとき、分配に供されているビントレイの数
を認識する認識手段と、前記後処理ユニットにより後処
理を実施した後、前記認識手段により認識された前記分
配に供されているビントレイの数と前記後処理ステージ
の位置関係に基づいて、当該分配に供されているビント
レイを上昇させるビントレイ上昇手段と、を具備するこ
とを特徴とするシート分配収容装置が提供される。 この
装置では、特定構成の認識手段及びビントレイ上昇手段
が採用されているので、各ビントレイ内からの記録シー
ト束の取り出し作業を容易化することができ、しかも、
各ビントレイ毎に記録シートの有無を検出するセンサが
不要になるので、構成が簡単になる。 この装置は、望ま
しくは、前記後処理ユニットによる後処理を実施した
後、前記分配に供されているビントレイがアップポジシ
ョンに位置するかダウンポジションに位置するかを認識
する手段を更に具備し、前記ビントレイ上昇手段は、前
記分配に供されているビントレイがダウンポジションに
位置するときは、前記後処理ステージの位置関係に基づ
いて当該分配に供されているビントレイを上昇させる。
【0022】
【作用】本発明によると、分配収容処理が完了した時点
で、又は後処理が完了した時点で、上限位置設定手段8
を作動せしめて一連の処理を終了するようにしているか
ら、一連の処理が終了した時点において、ビントレイ6
は常に上限位置に設定されていることとなり、オペレー
タ等は各ビントレイ6内から記録シート束を取り出す作
業を容易に行うことができるようになる。
【0023】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。
【0024】目次 I.装置の概要 II.装置の各部構成 (1) シート搬送系 (2) ビントレイ (2-a) 基本構成 (2-b) ビントレイ移動系 (3) シート揃え機構 (4) ステープラ (4-a) ステープラ基本構成 (4-b) ステープラ進退移動系 (4-c) ステープラ処理位置移動系 (4-d) シート有無検出系 (5) 装置制御系 III.装置の作動 (1) ソーティング処理 (2) ステープリング処理
【0025】I.装置の概要 図3及び図4は図示外のADF(Auto Document Feede
r) 付の複写機本体10にこの発明が適用されたシート
分配収容装置(以下、この実施例においてソータとい
う)20を付設したものである。
【0026】同図において、符号21はソータ20のハ
ウジングであり、キャスタ22にて移動自在になってい
る。そして、上記ハウジング21の複写機本体10の反
対側には横断面コ字状の凹所23が上下方向に沿って形
成されると共に、上記凹所23の複写機本体10側面に
はハウジング21内部に通じる開口24が開設されてい
る。
【0027】また、上記凹所23に面した箇所には複数
段(この実施例では20段)のビントレイ40が上下動
可能に配設されており、各ビントレイ40の突出端が凹
所23内から突出配置されている。一方、上記ハウジン
グ21の頂部には、ソーティング処理不要時において使
用されるノンソート用トレイ25が配置されているとと
もに、図示は省略しているが、操作ボタンや表示器等を
配置してなる操作パネルが設けられている。
【0028】更に、上記複写機本体10のシート排出口
11に対応するハウジングプレート21aにはシート導
入口26が開設されており、このシート導入口26から
導入された記録シート12はシート搬送系30を介して
各ビントレイ40若しくはノンソート用トレイ25のい
ずれかに搬送されるようになっている。
【0029】更にまた、上記ビントレイ40の近傍には
シート揃え機構70が配設されており、このシート揃え
機構70は、ソーティング処理時にビントレイ40内の
記録シート12を所定のタイミング間隔で揃えると共
に、ステープリング処理時に記録シート12を押さえ込
むようになっている。
【0030】また、上記シート搬送系30の下方に位置
し、且つ、シート搬送系30の幅方向に沿ったハウジン
グ21内スペースにはステープラ100が配設されてお
り、このステープラ100に対向した箇所が後処理ステ
ージS2として設定されている。そして、上記ステープ
ラ100は、上記後処理ステージS2に位置するビント
レイ40内に収容された記録シート12の一側縁部をデ
ュアルステープリングしたり、あるいは、記録シート1
2のコーナ部をステープリングしたりするようになって
いる。
【0031】II.装置の各部構成 (1) シート搬送系 図4において、シート搬送系30はシート導入口26か
らハウジング21内に向かう共通シート搬送路31を有
し、この共通シート搬送路31から下側に向かう第一の
シート搬送路32及び上側に向かう第二のシート搬送路
33が分岐し、第一のシート搬送路32はシート分配ス
テージ(記録シート12が収容される対象ビントレイ4
0の配設ステージ)S1まで通じており、一方、第二の
シート搬送路33は上記ノンソート用トレイ25位置ま
で通じている。
【0032】そして、上記第一及び第二のシート搬送路
32,33の途中には適宜数の搬送ローラ34,35が
所定間隔毎に配設されており、各シート搬送路32,3
3の先端部には夫々排出ローラ36,37が配設されて
いる。そしてまた、上記第一のシート搬送路32の排出
ローラ36の直前には記録シート12が通過する際に例
えばハイレベル信号を出力するシート出口センサ(以
下、場合によりEXIT SNRと略す)38が配設されてい
る。
【0033】尚、符号39は上記共通シート搬送路31
内に配設され、いずれかのシート搬送路32,33を切
り換え選択する切り換えゲートである。
【0034】(2) ビントレイ (2-a) 基本構成 図3乃至図5において、ビントレイ40は、上記凹所2
3の開口24側に向かって斜め下方に所定角度で傾斜配
置され、且つ、その幅方向(シート搬送路32の幅方向
に相当)手前側に向かって僅かに傾斜配置される平板状
のトレイベース41と、このトレイベース41の開口2
4側端縁に立設される位置決めフランジ42と、上記ト
レイベース41の開口24側縁部の三箇所(一つのコー
ナ部及び中央部を挟んだ二箇所)に形成されるステープ
ラ100によるステープリング処理用切欠43,44,
45と、上記トレイベース41の幅方向手前側に位置す
る一側縁部の略中央箇所に切欠かれた記録シート12の
把持用切欠46と、上記トレイベース41の幅方向奥側
の位置決めフランジ42寄りに形成される略三角形状の
タンパ用開口47とを備えている。尚、ビントレイ40
の構成として、上記位置決めフランジ42に隣接するト
レイベース41の奥側に位置する一端縁等に補強フラン
ジを形成し、ビントレイ40の剛性を高めるようにして
もよい。
【0035】また、上記ハウジング21の凹所23の手
前側部分を画成するハウジングプレートは上記ビントレ
イ40に収容された記録シート12の位置決め壁48と
して機能するようになっている。
【0036】尚、上記把持用切欠46やタンパ用開口4
7の少なくともビントレイ40の突出方向側エッジ46
a,47aは、ビントレイ40の幅方向に対し所定角度
傾斜した状態で形成されており、ソーティング処理時に
おいて記録シート12がビントレイ40内に突入した際
に切欠46や開口47のエッジで塞き止められないよう
に配慮されている。
【0037】(2-b) ビントレイ移動系 図5乃至図7において、ビントレイ40の位置決めフラ
ンジ42寄りの幅方向両側に一対の係合ピン51,52
が直接突設され、ビントレイ40の突出方向寄りの幅方
向一側には、V字状の支持アーム54が取付けられ、こ
の支持アーム54の下端部に係合ピン53が突設されて
いる。
【0038】そして、各係合ピン51〜53に対応した
凹所23の幅方向両側に位置するハウジング21部分に
は夫々カムスクリュ55〜57が回転自在に立設されて
おり、各係合ピン51〜53が夫々のカムスクリュ55
〜57のカム溝55a〜57aに係合している。
【0039】この実施例において、各カム溝55a〜5
7aのピッチは一定ではなく、上記シート分配ステージ
S1及び後処理ステージS2に対応した箇所のピッチが
他の箇所のピッチより充分大きく設定されている。
【0040】より具体的には、この実施例では、上記シ
ート分配ステージS1及び後処理ステージS2に位置す
るビントレイ40は連続した位置関係にあり、シート分
配ステージS1に位置するビントレイ40とその上側に
位置するビントレイ40との間のギャップg1 並びに後
処理ステージS2に位置するビントレイ40とその上下
に位置するビントレイ40との間の各ギャップg2が他
のビントレイ40間のギャップg0 より充分大きくなる
ように設定されている。尚、ここで、ギャップg1 ,g
2 はソーティング処理及びステープリング処理に支障の
ない範囲で設定され、また、ギャップg0 はビントレイ
40が接触しない範囲で設定されている。
【0041】また、上記各カムスクリュ55〜57の駆
動系は、正逆転可能なビン駆動モータ(この実施例では
ステッピングモータ)58と、このビン駆動モータ58
の出力シャフトに固着される駆動プーリ59と、上記カ
ムスクリュ55〜57の下端部に取付けられる従動プー
リ60〜62と、上記駆動プーリ59と従動プーリ62
との間に掛け渡される駆動ベルト63と、各従動プーリ
60〜62間に掛け渡され、上記ビン駆動モータ58か
らの駆動力を各カムスクリュ55〜57へ同一タイミン
グで伝達するタイミングベルト64とで構成されてい
る。
【0042】そして、この実施例においては、各カムス
クリュ55〜57が1回転した段階で、各ビントレイ4
0が1ピッチ分だけ上昇移動若しくは下降移動するよう
になっている。
【0043】尚、図4において、符号65は最上部に位
置するビントレイ40が上限位置に到達したことを検出
するための上限位置検出センサ、66は最下部に位置す
るビントレイ40が下限位置に到達したことを検出する
下限位置検出センサである。
【0044】(3) シート揃え機構 図8において、シート揃え機構70は、上記各ビントレ
イ40のタンパ用開口47に貫通配置される平板状のタ
ンパ71と、このタンパ71の上下端部が夫々連結さ
れ、ビントレイ40の幅方向に沿ってタンパ71を進退
自在に支承する一対の可動支持機構72,73と、各可
動支持機構72,73を駆動するシート揃え駆動系80
とを備えている。
【0045】この実施例において、上記可動支持機構7
2,73は、一対の軸受ブラケット74(一方は図示せ
ず)間にボールねじ軸75を回転自在に支承し、このボ
ールねじ軸75にナット76を螺合させ、このナット7
6を上記タンパ71の上下端部に固着するようにしたも
のである。
【0046】また、上記シート揃え駆動系80は、タン
パ駆動モータ(この実施例ではステッピングモータ)8
1と、このタンパ駆動モータ81の出力シャフトに固着
される二つの駆動プーリ82,83と、各可動支持機構
72,73のボールねじ軸75に固着される従動プーリ
84,85と、上記駆動プーリ82,83と従動プーリ
84,85間に夫々掛け渡されるタイミングベルト8
6,87とを備えている。
【0047】尚、上記下側可動支持機構73のナット7
6には位置検出用の突出片77が設けられ、この突出片
77がホームポジションに対応して設けられるホームポ
ジションセンサ78(この実施例では、発光素子と受光
素子とを対向配置した透過型光学センサ)位置に到達し
た時点で、上記ホームポジションセンサ78から例えば
ローレベル信号が出力され、タンパ71がホームポジシ
ョンに到達したことを検出するようになっている。
【0048】(4) ステープラ (4-a) ステープラ基本構成 この実施例において、図5に示すようにステープラ10
0は、処理位置移動系125にて、ビントレイ40の切
欠43,44,45に対応するコーナステープリング位
置P0、デュアルステープリング位置P1,P2に移動
設定されるようになっている。この場合において、コー
ナステープリング位置P0に設定されるステープラ10
0は、デュアルステープリング位置P1,P2に設定さ
れる場合に比べて水平面上45°傾斜した状態で配置さ
れる。
【0049】そして、ステープラ100の基本構成は、
例えば図9に示すように、支持台としてのローアケース
101aに可動アーム102の基端を枢軸103にて回
転支承し、上記可動アーム102にはこの可動アーム1
02と同軸に且つ図示外の付勢スプリングにて可動アー
ム102側へ付勢されるアッパケース101bを設け、
このアッパケース101b内にはステープル収納部10
4を設けると共に、上記可動アーム102の先端にはス
テープル105を打ち込むための打ち込み機構106を
設け、ステープラ駆動モータ107の駆動力をベルト1
08a、カム108b、リンクアーム108cからなる
駆動力伝達機構108を介して上記可動アーム102に
伝達することにより、ステープリング動作時に可動アー
ム102を下方へ揺動させ、図10、図11に示すよう
に、ロアケース101aとアッパケース101bとの間
に記録シート12束を挟持した状態で、可動アーム10
2と共に降下する打ち込み機構106にてステープル1
05を記録シート12束に打ち込むようにしたものであ
る。
【0050】(4-b) ステープラ進退移動系 ステープラ100の進退移動系は、図12に示すよう
に、支持ブラケット111にステープラ100の進退方
向に沿うガイドレール112を取付け、このガイドレー
ル112上にはステープラ100が設置される可動プレ
ート113をガイドローラ114を介して移動自在に支
承する一方、上記支持ブラケット111上には進退用駆
動モータ115を配設し、この進退用駆動モータ115
の出力シャフトには出力シャフトの半径方向に伸びるカ
ムアーム116を固着すると共に、このカムアーム11
6の回転自由端に係合ピン117を突設し、また、上記
可動プレート113には上下方向に延びる係合スリット
119が形成された係合板118を固着し、この係合板
118の係合スリット119に上記係合ピン117を移
動自在に係合させるようにしたものである。
【0051】この実施例において、上記ステープラ10
0は図12に示すように、ビントレイ40の上下移動中
にビントレイ40と干渉しない退避位置Bに配置されて
おり、進退用駆動モータ115が半回転した段階におい
て、図13に示すように、上記カムアーム116の係合
ピン117が係合スリット119に沿って摺動しながら
上記係合板118をビントレイ40側へ押出すため、可
動プレート113が所定位置まで進出し、ステープラ1
00がステープリング実行位置Aに設定される。
【0052】そして、ステープリング実行位置Aに位置
するステープラ100は、進退用駆動モータ115が更
に半回転すると、再び図12に示す退避位置Bへ復帰
し、以後、進退用駆動モータ115が半回転する毎にス
テープラ100の進退動作が繰り返される。
【0053】また、上記支持ブラケット111上には、
ステープラ100がステープリング実行位置A、退避位
置Bのいずれかに位置することを検出するための位置検
出センサ121,122が配設されている。この位置検
出センサ121,122は発光素子と受光素子とを対向
配置した透過型光学センサであり、例えば、上記可動プ
レート113の一部に突設した突出片123がいずれか
の位置検出センサ121,122の光路を遮ることによ
り、位置検出を行うようになっている。
【0054】(4-c) ステープラ処理位置移動系 図14乃至図16において、ステープラ100の処理位
置移動系125は、上記ステープラ100の移動経路規
制用のガイドレール126と、このガイドレール126
に沿ってステープラ100を移動させる可動台車131
と、この可動台車131の停止位置を検出する停止位置
検出装置145とを備えている。
【0055】この実施例において、上記ガイドレール1
26は、上記ビントレイ40の立ち上がりフランジ42
に沿って延びる直線案内部127と、上記ビントレイ4
0の切欠43に対応するコーナ部に対向して湾曲する湾
曲案内部128とからなり、このガイドレール126に
は長手方向に沿って切り込み溝129が形成され、この
切り込み溝129の一側縁にはラック130が設けられ
ている。
【0056】また、上記可動台車131は、長方形状の
可動プレート132の両側にガイドローラ133を取り
付けたものであり、上記切り込み溝129に沿ってガイ
ドレール126の上面に移動可能に配設されている。
【0057】そして、上記可動プレート132の一端に
は上述したステープラ100の支持ブラケット111が
上記切り込み溝129を通じて下方側へ略L字状に折曲
形成されており、この支持ブラケット111の水平部に
ステープラ進退移動系を介してステープラ100が設置
されている。そしてまた、上記可動プレート132の他
端には略逆L字状の支持ブラケット134が上記切り込
み溝129を通じて下方側へ折曲形成されており、この
支持ブラケット134の水平部には処理位置移動用の駆
動モータ(この実施例では、ステッピングモータ)13
5が取付けられ、また、上記可動プレート132には上
記ラック130に噛合するピニオン136が回転支持さ
れ、上記駆動モータ135の出力シャフトに固着された
駆動プーリ137と上記ピニオン136と同軸に固着さ
れた従動プーリ138との間に伝達ベルト139が掛け
渡されている。尚、符号140は上記可動プレート13
2に回転自在に支持され、上記切り込み溝129のラッ
ク130の反対側に位置する一側縁に係合するガイドプ
ーリである。
【0058】更に、この実施例において、停止位置検出
装置145は、コーナステープリング位置P0にステー
プラ100を設置するための位置検出センサ146と、
デュアルステープリング位置P1,P2にステープラ1
00を設置するための位置検出センサ147,148
と、上記可動プレート132の一側縁から外方へ突出す
る突出片149とを備えている。尚、上記各位置検出セ
ンサ146〜148はコ字型ケースの上下部に発光素子
と受光素子とを対向配置させたもので、いずれかの位置
検出センサ146〜148部位に突出片149が到達し
た際に発光素子と受光素子との間のセンサ光路を遮り、
ハイレベルからローレベルへ変化するようになってい
る。
【0059】更にまた、図17において、符号150は
駆動モータ135を短絡する短絡スイッチであり、上記
位置検出センサ146〜148のいずれかの出力がハイ
レベルからローレベルに変化した時点で駆動モータ13
5を短絡し、その制動作用により駆動モータ135を直
ちに停止させるようになっている。尚、符号151は上
記駆動モータ135へ駆動信号を送出するためのモータ
ドライバである。
【0060】(4-d) シート有無検出系 この実施例においては、ステープリング処理を要するか
否かを判断するために、二系統のシート有無検出器16
0,165が設けられている。
【0061】一方のシート有無検出器160は、図4及
び図5に示すように、各ビントレイ40のコーナ部切欠
45に対応した凹所23の上下部に発光素子161、受
光素子162を配設したものであり、いずれかのビント
レイ40内に記録シート12が存在すれば、発光素子1
61と受光素子162との間の光路が遮られ、これによ
り、記録シート12の有無を検出するようになってい
る。
【0062】また、他方のシート有無検出器165は、
図9に示すように、支持台としてのロアケース101a
の先端部に設けられた反射型センサ(発光素子と受光素
子とを並設したセンサ)であり、ロアケース101a上
に記録シート12が載置された時点で、発光素子からの
照射光が受光素子に取り込まれて例えばハイレベル信号
を出力し、これにより、ステープリング位置における記
録シート12の有無を検出するようになっている。
【0063】(5) 装置制御系 この実施例における装置制御系は図18に示すようなマ
イクロコンピュータシステムで構成されている。
【0064】同図において、マイクロコンピュータシス
テムはCPU171、ROM172、RAM173から
なり、ROM172内には、ソーティング処理用プログ
ラム(図19、図20参照)及びステープリング処理用
プログラム(図25〜図29参照)等が予め格納されて
おり、上記CPU171は各プログラムを実行し、RA
M173との間で適宜データのやり取りをしながら入力
データ処理を行うことにより、所定の制御信号を作成す
るようになっている。
【0065】このようなシステムにおいて、シート出口
センサ38、上下位置検出センサ65、下限位置検出セ
ンサ66、シート有無検出センサ160,165、タン
パホームポジションセンサ78、ステープラ位置検出セ
ンサ121,122、コーナステープリング用位置検出
センサ146、デュアルステープリング用位置検出セン
サ147,148、ステープリング処理のスタートスイ
ッチ181、ステープリングモードの選択スイッチ18
2等からの各信号が入力インタフェース174を介して
CPU171に入力データとして取り込まれ、CPU1
71からの各制御信号が出力インタフェース175を介
してシート搬送系30の各ローラを駆動するフィードモ
ータ183、切換ゲート39を駆動するためのソレノイ
ド184、ビン駆動モータ58、タンパ駆動モータ8
0、ステープラ駆動モータ107、ステープラ進退用駆
動モータ115、処理位置移動用駆動モータ135、短
絡スイッチ150等の各制御機器へ送出され、各制御機
器を適宜制御するようになっている。
【0066】尚、この実施例にあっては、複写機本体1
0側に設けられた本体側CPU176と上記CPU17
1との間でデータ通信が行われるようになっており、原
稿サイズやADFによる原稿コピー枚数等の各種情報が
CPU171に取り込まれるようになっている。
【0067】III.装置の作動(1) ソーティング処理 ◎処理の概要 今、複写機本体10側にてADFを用いて原稿を所定枚
ずつコピーし、これをソーティングするように操作した
と仮定する。
【0068】このとき、本体側CPU176からソーテ
ィング選択信号がCPU171に取り込まれ、ソーティ
ング処理プログラムが実行される。
【0069】すると、先ず、ソレノイド184の駆動に
より上記切換えゲート38が第一シート搬送路32を選
択し、且つ、フィードモータ183の駆動により各搬送
ローラ34,35、排出ローラ36,37が駆動され
る。この状態において、上記複写機本体10のシート排
出口11から排出される記録シート12は、上記共通シ
ート搬送路31から第一のシート搬送路32を通じてシ
ート分配ステージS1へ順次搬送され、シート分配ステ
ージS1に順次移動するビントレイ40へ順次分配収容
される。
【0070】◎ビントレイの移動制御 ソーティング処理時におけるビントレイ40の移動制御
フローを図19に示す。
【0071】同図において、複写機の本体10側でコピ
ースタートされた後、CPU171は、シート出口セン
サ38がオン→オフに変化した段階で、ビン駆動モータ
58を単位駆動させることにより各ビントレイ40を1
ピッチだけ上昇させ(ステップ〔以下STと略す〕1,
2)、ジョブ、すなわち、原稿の各ページ単位のコピー
ジョブの最終コピーが終了したか否かをチェックする
(ST3)。
【0072】次いで、ジョブの最終コピーが終了してい
ない場合には、ST1〜ST3までの処理を繰り返し、
ジョブの最終コピーが終了した段階において、全ジョ
ブ、すなわち、原稿全体のコピージョブが終了したか否
かをチェックする(ST4)。
【0073】更に、全ジョブが終了していない場合に
は、シート出口センサ38がオン→オフに変化した段階
で、ビン駆動モータ58を単位駆動させることにより各
ビントレイ40を1ピッチだけ下降させ(ST5,
6)、ジョブの最終コピーが終了したか否かをチェック
する(ST7)。
【0074】そして、ジョブの最終コピーが終了してい
ない場合には、ST5〜ST7までの処理を繰り返し、
ジョブの最終コピーが終了した段階において、ビンホー
ムセンサ(下限位置検出センサ66に相当)がオンした
か否かをチェックした(ST8)後、全ジョブが終了し
たか否かをチェックする(ST9)。このとき、ST9
において、全ジョブが終了していないと判断した場合に
は、再度ST1へ戻り、以後の一連の処理を行う。
【0075】ST4あるいはST9で全ジョブが終了し
たと判断した場合には、一のビントレイ40に対する記
録シート12の枚数とソーティング開始時におけるビン
トレイ40の移動方向(この実施例の場合には、固定的
に最上段のビントレイ40から開始するようになってお
り、従って移動方向は上昇方向である)とから、ビント
レイ40がアップポジションで完了しているか、あるい
はダウンポジションで完了しているかを判断し(ST1
)、アップポジションで完了している場合には、即
ち、一のビントレイ40に対する記録シート12の枚数
が奇数の場合には、これは上限位置であるから、そのま
ま一連の処理を終了する。ST11において、ダウンポ
ジションで完了している場合には、即ち、一のビントレ
イ40に対する記録シート12の枚数が偶数の場合に
は、分配に供されているビントレイ40の数だけビント
レイ40を上昇移動して一連の処理を終了する。
【0076】尚、図19におけるST11及びST12
は、図2(a)に示した処理に対応するものであるが、
図2(b)に示した処理を適用することもできる。
【0077】即ち、ST4あるいはST9で全ジョブが
終了したと判断した場合には、上限位置検出センサ65
がオン(ビントレイ40が上限位置に設定されている場
合にオンとする)か否かを判断し、オンでない場合、即
ち、ビントレイ40が上限位置に設定されていない場合
には、ビントレイ40を1ピッチだけ上昇動作させ、以
後、上限位置検出センサ65がオンになるまでビントレ
イ40の上昇移動を繰り返す。上限位置検出センサ65
がオンとなったならば、一連のソーティング処理を終了
する。
【0078】尚、ST8において、ビンホームセンサ6
6がオンしていないと判断した場合には、FAIL表示
を行う(ST10)。
【0079】◎タンパ移動制御 ソーティング処理時におけるタンパ71の移動制御フロ
ーを図20に示す。
【0080】同図において、CPU171は、本体側C
PU176から記録シート12のサイズ情報を取り込み
(ST1)、図23に示すモータ信号(RA領域)に応
じてタンパ駆動モータ80を正回転駆動させることによ
り、図21に示すように、実線のホームポジションに位
置するタンパ71を一点鎖線のサイズ別基準ポジション
(記録シート12の収容位置より若干大きめなポジショ
ン)へ移動設定する(ST2)。
【0081】この後、シート排出センサ38のオン→オ
フ信号を計数することにより、記録シート12の排出数
をカウントし(ST3)、ジョブ、すなわち、原稿の各
ページ単位のコピージョブの最終コピーが終了したか否
かをチェックし(ST4)、ジョブの最終コピーが終了
していないと判断する場合には、ST3,ST4の処理
を繰り返す。
【0082】そして、ST4において、ジョブの最終コ
ピーが終了したと判断する場合には、図23に示すモー
タ信号(R2領域)に応じてタンパ駆動モータ80を所
定範囲で正逆回転させることにより、図22に示すよう
に、実線のサイズ別基準ポジションに位置するタンパ7
1を記録シート12の端縁位置(一点鎖線で示す)まで
移動させ、記録シート12を位置決め壁48へ押し当て
て揃えた後、再度サイズ別基準ポジションへ戻す(ST
5)。
【0083】この後、全コピージョブが終了したか否か
をチェックし(ST6)、全コピージョブが終了してい
ないと判断する場合には、ST3〜ST6までの処理を
繰り返す。
【0084】そして、ST6において、全コピージョブ
が終了したと判断する場合には、図23に示すモータ信
号(R3領域)に応じてタンパ駆動モータ80を逆回転
駆動させることにより、図22に示すように、実線のサ
イズ別基準ポジションに位置するタンパ71を二点鎖線
のホームポジションまで復帰移動させ(ST7)、この
段階で、ソーティング処理時のタンパ動作を終了する。
尚、ホームポジションに復帰したか否かは、図23に示
すように、タンパホームセンサ78がローレベルからハ
イレベル信号に変化することにより判断される。
【0085】◎ソーティング処理の具体例(図24参
照) 今、ADFを用いてk枚の原稿をn枚ずつコピーし、こ
れをソーティングするものと仮定する。
【0086】このとき、図24(a)に示すように、先
ず、1枚目の原稿コピー記録シート12(1)がシート
分配ステージS1に位置する最上段のビントレイ40
(1)に分配収容され、次いで、図24(b)(c)に
示すように、2段目のビントレイ40(2)がシート分
配ステージS1にセットされた後に、このビントレイ4
0(2)に記録シート12(1)が分配収容され、以
後、3段目〜n段目までのビントレイ40(3)…40
(n)に記録シート12(1)が順次分配収容される。
【0087】次に、2枚目の原稿のコピー動作が開始さ
れると、2枚目の原稿コピー記録シート12(2)が順
次シート分配ステージS1に搬送される。すると、図2
4(d)に示すように、先ず、シート分配ステージS1
に位置するn段目のビントレイ40(n)に記録シート
12(2)が分配収容され、次いで、図24(e)
(f)に示すように、n−1段目のビントレイ40(n
−1)がシート分配ステージS1にセットされた後に、
このビントレイ40(n−1)に記録シート12(2)
が分配収容され、以後、n−2段目〜最上段目までのビ
ントレイ40(n−2)…40(1)に記録シート12
(2)が順次分配収容される。
【0088】以後、k枚目の原稿コピーが終了するまで
同様な動作が繰り返される。そして、上記原稿の枚数k
が偶数であり、且つ、後処理を実施しない場合には、全
ての記録シート12の分配収容が完了した時点でビント
レイ40は上限位置に設定される。
【0089】尚、このような一連のコピージョブにおい
て、上記タンパ71は、図24(a)〜(f)に示すよ
うに、コピー開始時点においてサイズ別基準ポジション
に設定され、1枚目から順に、各原稿コピージョブが終
了した時点毎に、各ビントレイ40内の記録シート12
の端縁位置まで移動し、記録シート12を揃える。
【0090】(2) ステープリング処理 ◎ステープリング基本制御 ステープリング処理時におけるビントレイ40及びステ
ープラ100の基本制御フローを図25に示す。
【0091】同図において、CPU171は、先ず、本
体側CPU176からの情報に基づいて複写機本体10
がADF使用モードか否かをチェックし(ST1)、A
DF使用モードであれば、ADFによる最終原稿コピー
が終了したか否かをチェックし(ST2)、ADFによ
る最終原稿コピーが終了した段階において、ソーティン
グ処理が総て完了したと判断する(ST3)。尚、複写
機本体10がADF使用モードでない場合には、ステー
プリング処理開始時の手動のスタートスイッチ181が
オンか否かをチェックし(ST4)、スタートスイッチ
181がオンであれば、ソーティング処理が総て完了し
たと判断する(ST3)。
【0092】この後、第一のシート有無検出器160の
出力に応じてステープリング処理を要するか否かをチェ
ックし(ST5)、ステープリング処理を要すると判断
する場合には、ビントレイ40を1ピッチ分だけ下降移
動させ、最上段のビントレイ40若しくはソーティング
数に対応した段数目のビントレイ40が後処理ステージ
S2に位置するように、ステープリング初期位置にビン
トレイ40を設定する(ST6)。
【0093】この後、ステープリングモードのモード選
択スイッチ182からの情報に応じてステープリングモ
ードがデュアルモードか否かをチェックし(ST7)、
デュアルモードであればデュアルステープリング処理を
実行し(ST8)、一方、デュアルモードでなければコ
ーナモードと判断し、コーナステープリング処理を実行
する(ST9)。
【0094】そして、一連のステープリング処理が完了
した段階において、あるいは、ST5においてステープ
リング処理を要しないと判断する場合(シート有無検出
器160の受光素子162の出力がハイレベル)には、
一のビントレイ40に対する記録シート12の枚数とソ
ーティング開始時におけるビントレイ40の移動方向
(この実施例の場合には、固定的に最上段のビントレイ
40から開始するようになっており、従って移動方向は
上昇方向である)とから、ビントレイ40がアップポジ
ションで完了しているかダウンポジションで完了してい
るかを判断し(ST10)、アップポジションで完了し
ている場合、即ち、一のビントレイ40に対する記録シ
ート12の枚数が奇数の場合には、ビントレイ40を一
ビン(段)だけ上昇移動させて(ST11)、一連の処
理を終了する。
【0095】ST11において、ビントレイ40を一ビ
ンだけ上昇移動させるのは、後処理ステージS2はシー
ト分配ステージS1よりもビントレイ40のビン数にし
て一ビンだけ下側に配置されているから、記録シートの
分配収容に供されたビントレイ40のうち最下段のもの
が後処理ステージS2に設定されていることとなり、こ
の場合に最上段のビントレイ40は上限位置からビント
レイ40のビン数にして一ビンだけ下側に位置している
ためである。
【0096】ST10において、ビントレイ40がダウ
ンポジションで完了している場合には、分配に供されて
いるビントレイ40の数+1ビン(段)だけ上昇移動さ
せて(ST12)、一連の処理を終了する。ST12に
おいて、1ビンだけ加算しているのは、ST11の場合
と同様の理由によるものである。
【0097】尚、図25のST10〜12は、図2
(a)に示した処理に対応するものであるが、図2
(b)に示した処理を適用することができる。
【0098】即ち、一連のステープリング処理が完了し
た段階において、あるいは、ST5においてステープリ
ング処理を要しないと判断する場合(シート有無検出器
160の受光素子162の出力がハイレベル)には、ビ
ントレイ40を1ピッチだけ上昇移動させ、次いで、上
限位置検出センサ65がオンか否かを判断し、オンとな
っていない場合には、さらにビントレイ40を1ピッチ
だけ上昇移動させ、以後、上限位置検出センサ65がオ
ンとなるまでビントレイ40の上昇移動を繰り返す。上
限位置検出センサ65がオンとなったならば、一連の処
理を終了する。
【0099】◎デュアルステープリング処理(1) 図25のST8の処理を図26に示す。
【0100】同図において、CPU171は、先ず、駆
動モータ135を駆動させることにより可動台車131
を移動させ、位置検出センサ147からの情報に基づい
て駆動モータ135を停止させ、デュアルステープリン
グ位置P1にステープラ100を設定する(ST1)。
【0101】この段階において、ステープリング基本動
作を行い(ST2)、ステープリング対象が最終ビント
レイ40であるか否かをチェックし(ST3)、最終ビ
ントレイ40でなければビントレイ40を1ピッチ分だ
け上昇若しくは下降移動させ、次のステープリング対象
のビントレイ40を後処理ステージS2へセットし(S
T4)、以後、ステープリング対象が最終ビントレイ4
0になるまでST2〜ST4までの処理を繰り返す。
【0102】そして、最終ビントレイ40に対するステ
ープリング処理がなされた段階において、再度、駆動モ
ータ135を駆動させることにより可動台車131を移
動させ、位置検出センサ148からの情報に基づいて駆
動モータ135を停止させ、デュアルステープリング位
置P2にステープラ100を設定する(ST5)。
【0103】この段階において、ステープリング基本動
作を行い(ST6)、ステープリング対象が最終ビント
レイ40であるか否かをチェックし(ST7)、最終ビ
ントレイ40でなければビントレイ40を1ピッチ分だ
け上昇若しくは下降移動させ、次のステープリング対象
のビントレイ40を後処理ステージS2へセットし(S
T8)、以後、ステープリング対象が最終ビントレイ4
0になるまでST6〜ST8までの処理を繰り返す。
【0104】そして、ST7において、ステープリング
対象が最終ビントレイ40であると判断すれば、駆動モ
ータ135を逆駆動させることにより可動台車131を
移動させ、位置検出センサ146からの情報に基づいて
駆動モータ135を停止させ、コーナステープリング位
置(この実施例では初期位置)P0にステープラ100
を戻し(ST9)、この段階で、ステープリング処理が
完了したと判断する(ST10)。
【0105】◎デュアルステープリング処理(2) 図25のST8の他の処理を図27に示す。
【0106】同図において、CPU171は、まず、駆
動モータ135を駆動させることにより可動台車131
を移動させ、位置検出センサ147からの情報に基づい
て駆動モータ135を停止させ、デュアルステープリン
グ位置P1にステープラ100を設定する(ST1)。
【0107】この段階において、ステープリング基本動
作を行い(ST2)、再度、駆動モータ135を駆動さ
せることにより可動台車131を移動させ、位置検出セ
ンサ148からの情報に基づいて駆動モータ135を停
止させ、デュアルステープリング位置P2にステープラ
100を設定する(ST3)。
【0108】この段階において、ステープリング基本動
作を行い(ST4)、ステープリング対象が最終ビント
レイ40であるか否かをチェックし(ST5)、最終ビ
ントレイ40でなければビントレイ40を1ピッチ分だ
け上昇若しくは下降移動させ、次のステープリング対象
のビントレイ40を後処理ステージS2へセットし(S
T6)、ステープリング基本動作を行う(ST7)。
【0109】次いで、駆動モータ135を駆動させるこ
とにより可動台車131を移動させ、位置検出センサ1
47からの情報に基づいて駆動モータ135を停止さ
せ、デュアルステープリング位置P1にステープラ10
0を再設定し(ST8)、ステープリング基本動作を行
う(ST9)。この段階において、再度、ステープリン
グ対象が最終ビントレイ40であるか否かをチェックし
(ST10)、最終ビントレイ40でなければビントレ
イ40を1ピッチ分だけ上昇若しくは下降移動させ(S
T11)、以後、ステープリング対象が最終ビントレイ
40になるまでST2〜ST11までの処理を繰り返
す。
【0110】そして、ST5又はST10において、ス
テープリング対象が最終ビントレイ40であると判断す
れば、駆動モータ135を駆動させることにより可動台
車131を移動させ、位置検出センサ146からの情報
に基づいて駆動モータ135を停止させ、コーナステー
プリング位置(この実施例では初期位置)P0にステー
プラ100を戻し(ST12)、この段階でステープリ
ング処理が完了したと判断する(ST13)。
【0111】◎コーナステープリング処理 図25のST9の処理を図28に示す。
【0112】同図において、CPU171は、先ず、コ
ーナステープリング位置(初期位置)P0にステープラ
100があるか否かをチェックし(ST1)、なければ
駆動モータ135を適宜駆動させることにより可動台車
131を移動させ、位置検出センサ146からの情報に
基づいて駆動モータ135を停止させ、コーナステープ
リング位置P0にステープラ100を設定する(ST
2)。
【0113】そして、ステープラ100がコーナステー
プリング位置P0にあることが確認された段階におい
て、ステープリング基本動作を行い(ST3)、ステー
プリング対象が最終ビントレイ40であるか否かをチェ
ックし(ST4)、最終ビントレイ40でなければビン
トレイ40を1ピッチ分だけ上昇若しくは下降移動さ
せ、次のステープリング対象のビントレイ40を後処理
ステージS2へセットし(ST5)、以後、ステープリ
ング対象が最終ビントレイ40になるまでST3〜ST
5までの処理を繰り返す。
【0114】そして、最終ビントレイ40に対するステ
ープリング処理がなされた段階において、ステープリン
グ処理が完了したと判断する(ST6)。
【0115】◎ステープリング基本動作(ステープラ) ステープリング基本動作時のステープラ100の動作フ
ローを図29に示す。
【0116】同図において、CPU171は、先ず、ス
テープリング実行位置A(図13参照)へステープラ1
00を進出移動させ(ST1)、シート有無検出器16
5からの情報に基づいてステープリング動作を要するか
否かをチェックする(ST2)。即ち、対象とするステ
ープリング位置に記録シート12が存在するか否かを検
出して、存在するときにのみステープリング動作を要す
ると判断する。
【0117】そして、ステープリング動作を要すると判
断した際にはステープリング動作を実行した(ST3)
後、ステープラ100を退避位置B(図12参照)へ後
退移動させ(ST4)、一方、ステープリング動作を要
しないと判断した場合には、直ちにステープラ100を
退避位置へ後退移動させ(ST4)、ステープラ100
の基本動作を終了する。
【0118】◎ステープリング基本動作(タンパ) ステープリング基本動作時のタンパ71の動作フローを
図30に示す。
【0119】同図において、CPU171は、先ず、サ
イズ別基準ポジション(図21参照)へタンパ71を移
動設定した(ST1)後、位置検出センサ121からの
情報に基づいてステープラ100がステープリング実行
位置Aにあるか否かをチェックし(ST2)、ステープ
ラ100がステープリング実行位置Aにあると判断する
と、図22に示すように、シート押え位置へタンパ71
を移動させる(ST3)。
【0120】次いで、位置検出センサ122からの情報
に基づいてステープラ100が退避位置Bにあるか否か
をチェックし(ST4)、ステープラ100が退避位置
Bにあると判断すると、図22に示すように、シート押
え位置に位置していたタンパ71をサイズ別基準ポジシ
ョンへ移動させる(ST5)。
【0121】そして、最終のステープリング動作がなさ
れる前においては、サイズ別基準ポジションへタンパ7
1を設定したまま、当該ステープリング基本動作を終了
し、最終のステープリング動作がなされたと判断すると
(ST6)、ホームポジションへタンパ71を復帰させ
た(ST7)後、当該ステープリング基本動作を終了す
る。
【0122】◎ステープリング処理の具体例(図26の
処理に対応する) 今、例えば、ADFを用いてk枚の原稿をn枚ずつコピ
ーし、これをソーティングし、更に、デュアルステープ
リングを行うものと仮定する。
【0123】このとき、原稿枚数kが偶数であるとすれ
ば、図31(a)に示すように、ソーティング処理が完
了した段階で、最上段のビントレイ40(1)がシート
分配ステージS1に位置するというソーティング初期位
置に各ビントレイ40が配置され、また、ステープラ1
00はコーナステープリング位置(初期位置)P0に設
定されている。
【0124】この状態において、図31(b)に示すよ
うに、先ず、各ビントレイ40が1ピッチ分だけ下降移
動し、最上段のビントレイ40(1)が後処理ステージ
S2に設定され、モード選択スイッチ182でデュアル
モードを選択することにより、上記ステープラ100が
第一のデュアルステープリング位置P1に設定され、上
記最上段ビントレイ40(1)に対する記録シート12
の一側縁部にステープル105が打ち込まれる。
【0125】次いで、図31(c)(d)に示すよう
に、ビントレイ40が1ピッチ分だけ順次上昇移動し、
2段目以後のビントレイ40(2)…40(n)が順次
後処理ステージS2に移動設定され、デュアルステープ
リング位置P1に設定されたステープラ100によっ
て、各ステープリング対象のビントレイ40(2)…4
0(n)に対する記録シート12の一側縁部にステープ
ル105が順次打ち込まれる。
【0126】そして、デュアルステープリング位置P1
にて、最終ビントレイ40(n)に対するステープリン
グが終了した段階で、図32(e)に示すように、ステ
ープラ100が第二のデュアルステープリング位置P2
に移動設定され、上記最終ビントレイ40(n)に対す
る記録シート12の一側縁部にステープル105が打ち
込まれる。
【0127】次いで、図32(f)(g)に示すよう
に、ビントレイ40が1ピッチ分だけ順次下降移動し、
n−1段目〜最上段までのビントレイ40(n−1)…
40(1)が順次後処理ステージS2に移動設定され、
デュアルステープリング位置P2に設定されたステープ
ラ100によって、各ステープリング対象のビントレイ
40(n−1)…40(1)に対する記録シート12の
一側縁部にステープル105が順次打ち込まれる。
【0128】そして、最上段のビントレイ40(1)に
対するステープリング処理が完了した段階において、一
連のステープリング処理が完了し、各ビントレイ40は
n+1段だけ上昇移動されて上限位置に設定されると共
に、ステープラ100はコーナステープリング位置(初
期位置)P0に設定される。
【0129】尚、原稿枚数kが奇数である場合には、ソ
ーティング処理が完了した段階で、n段目のビントレイ
40(n)がシート分配ステージS1に位置することに
なるが、この場合のステープリング処理は、先ず、各ビ
ントレイ40を1ピッチ分だけ下降移動させ、n段目の
ビントレイ40(n)を後処理ステージS2にセットす
ると共に、ステープラ100をデュアルステープリング
位置P1に設定し、以後、各ビントレイ40を1ピッチ
分ずつ下降移動させ、各ビントレイ40(n)…40
(1)の記録シート12に対して順次ステープリングを
行い、次いで、ステープラ100をデュアルステープリ
ング位置P2に設定し、以後、各ビントレイ40を1ピ
ッチ分ずつ上昇移動させ、各ビントレイ40(1)…4
0(n)の記録シート12に対して順次ステープリング
を行う。一連のステープリング処理が完了した段階にお
いて、各ビントレイ40は1段だけ上昇移動されて上限
位置に設定される。
【0130】◎ステープリング処理の具体例(図27の
処理に対応する) いま、例えば、ADFを用いてk枚の原稿をn枚ずつコ
ピーし、これをソーティングし、更に、デュアルステー
プリングを行うものと仮定する。
【0131】このとき、原稿枚数kが偶数であるとすれ
ば、図33(a)に示すように、ソーティング処理が完
了した段階で、最上段のビントレイ40(1)がシート
分配ステージS1に位置するというソーティング初期位
置に各ビントレイ40が配置され、また、ステープラ1
00はコーナステープリング位置(初期位置)P0に設
定されている。
【0132】この状態において、図33(b)に示すよ
うに、先ず、各ビントレイ40が1ピッチ分だけ下降移
動し、最上段のビントレイ40(1)が後処理ステージ
S2に設定され、モード選択スイッチ182でデュアル
モードを選択することにより、上記ステープラ100が
第一のデュアルステープリング位置P1に設定され、上
記最上段ビントレイ40(1)に対する記録シート12
の一側縁部にステープル105が打ち込まれる。
【0133】次いで、図31(c)に示すように、ステ
ープラ100が第二のデュアルステープリング位置P2
に移動設定され、最上段ビントレイ40(1)に対する
記録シート12の一側縁部にステープル105が打ち込
まれる。
【0134】次いで、図33(d)に示すように、ビン
トレイ40が1ピッチ分だけ上昇移動し、二段目のビン
トレイ40(2)が後処理ステージS2に設定され、第
二のデュアルステープリング位置P2に待機していたス
テープラ100によって、ビントレイ40(2)に対す
る記録シート12の一側縁部にステープル105が打ち
込まれた後、図34(e)に示すように、ステープラ1
00は第一のデュアルステープリング位置P1に移動設
定され、当該記録シート12の一側縁部にステープル1
05が打ち込まれる。
【0135】次いで、図34(f)(g)に示すよう
に、ビントレイ40が1ピッチ分だけ順次上昇移動し、
三段目以後のビントレイ40(3)…40(n)が順次
後処理ステージS2に移動設定され、デュアルステープ
リング位置P1又はP2に設定されたステープラ100
によって、各ステープリング対象のビントレイ40
(3)…40(n)に対する記録シート12の一側縁部
にステープル105が順次打ち込まれる。そして、デュ
アルステープリング位置P1(nが偶数の場合であり、
奇数の場合はP2)にて、最終ビントレイ40(n)に
対するステープリングが終了した段階で、各ビントレイ
40は1段だけ上昇移動されて上限位置に設定されると
共に、ステープラ100はコーナステープリング位置
(初期位置)P0に設定される。
【0136】尚、原稿枚数kが奇数である場合には、ソ
ーティング処理が完了した段階で、n段目のビントレイ
40(n)がシート分配ステージS1に位置することに
なるが、この場合のステープリング処理は、先ず、各ビ
ントレイ40を1ピッチ分だけ下降移動させ、n段目の
ビントレイ40(n)を後処理ステージS2にセットす
ると共に、ステープル105をデュアルステープリング
位置P1→P2の順に、又はP2→P1の順に二箇所に
打ち込み、以後、各ビントレイ40を1ピッチ分ずつ下
降移動させ、各ビントレイ40(n)…40(1)の記
録シート12に対して順次ステープリングを行う。一連
のステープリング処理が完了した段階において、各ビン
トレイ40はn+1段だけ上昇移動されて上限位置に設
定される。
【0137】尚、上記実施例においては、後処理ユニッ
トとしてステープラを採用した場合について説明してい
るが、本発明は勿論これに限定されるものではなく、記
録シートの二箇所に孔あけを行うデュアルパンチャを用
いて構成することができる。
【0138】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように構成したの
で、分配収容処理が完了し、又は、後処理が完了した
後、記録シートを収容しているビントレイは、上限位置
に設定された状態で一連の処理が終了するようになって
おり、これにより、各ビントレイからの記録シート束の
取り出しが非常に容易化されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシート分配収容装置の概要を示
す説明図である。
【図2】この発明に係る上限位置設定手段の処理の例を
示す図である。
【図3】この発明に係るシート分配収容装置の一実施例
を示す斜視図である。
【図4】図3中a−a線に沿った断面図である。
【図5】図3中b方向から見た矢視図である。
【図6】実施例に係るビントレイ移動系の詳細を示す正
面図である。
【図7】実施例に係るビントレイ移動系の詳細を示す斜
視図である。
【図8】実施例に係るシート揃え機構の詳細を示す斜視
図である。
【図9】実施例に係るステープラの詳細を示す模式図で
ある。
【図10】実施例に係るステープラの詳細を示す模式図
である。
【図11】実施例に係るステープラの詳細を示す模式図
である。
【図12】実施例に係るステープラの進退作動状態を示
す説明図である。
【図13】実施例に係るステープラの進退作動状態を示
す説明図である。
【図14】実施例に係るステープラ処理位置移動系の詳
細を示す平面説明図である。
【図15】図14中c方向から見た矢視図である。
【図16】図15中d−d線に沿った断面図である。
【図17】ステープラ処理位置移動系の駆動モータの停
止原理を示す回路図である。
【図18】実施例に係る装置制御系を示すブロック図で
ある。
【図19】実施例におけるソーティング処理時のビント
レイの動作過程を示すフローチャートである。
【図20】実施例におけるソーティング処理時のシート
揃え機構の動作過程を示すフローチャートである。
【図21】シート揃え機構の動作過程の詳細を示す説明
図である。
【図22】シート揃え機構の動作過程の詳細を示す説明
図である。
【図23】シート揃え機構に対する駆動信号例を示すタ
イミングチャートである。
【図24】実施例におけるソーティング処理過程のビン
トレイ及びシート揃え機構の具体的動作例を示す模式図
である。
【図25】実施例におけるステープリング処理過程を示
すフローチャートである。
【図26】デュアルステープリング時における処理過程
を示すフローチャートである。
【図27】デュアルステープリング時における他の処理
過程を示すフローチャートである。
【図28】コーナステープリング時における処理過程を
示すフローチャートである。
【図29】ステープリング基本動作時のステープラ制御
過程を示すフローチャートである。
【図30】ステープリング基本動作時のタンパ制御過程
を示すフローチャートである。
【図31】実施例におけるステープリング処理過程のビ
ントレイ及びステープラの具体的動作例を示す模式図で
ある。
【図32】実施例におけるステープリング処理過程のビ
ントレイ及びステープラの具体的動作例を示す模式図で
ある。
【図33】実施例における他のステープリング処理過程
のビントレイ及びステープラの具体的動作例を示す模式
図である。
【図34】実施例における他のステープリング処理過程
のビントレイ及びステープラの具体的動作例を示す模式
図である。
【符号の説明】
S1 シート分配ステージ S2 後処理ステージ 1 ハウジング 2 画像記録装置 3 シート排出口 4 記録シート 5 シート搬送手段 6 ビントレイ 7 後処理ユニット 8 上限位置設定手段 8a 上限位置検出手段(センサ) 9 後処理制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 39/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録装置のシート排出口から排出さ
    れた記録シートを予め設定されたシート分配ステージま
    で搬送するシート搬送手段と、上下方向に複数段配設さ
    れ、記録シートの分配タイミングに応じて前記シート分
    配ステージに順次移動するビントレイとを備えたシート
    分配収容装置であって、 各ビントレイ内に前記記録シートの分配を終了したと
    き、分配に供されているビントレイの数を認識する認識
    手段と、 前記認識手段により認識された前記分配に供されている
    ビントレイの数に基づいて当該分配に供されているビン
    トレイをまとめて上昇させるビントレイ上昇手段と、を
    具備することを特徴とするシート分配収容装置。
  2. 【請求項2】 画像記録装置のシート排出口から排出さ
    れた記録シートを予め設定されたシート分配ステージま
    で搬送するシート搬送手段と、上下方向に複数段配設さ
    れ、記録シートの分配タイミングに応じて前記シート分
    配ステージに順次移動するビントレイと、前記シート分
    配ステージと異なる後処理ステージにて所定の後処理対
    象位置に後処理を行う後処理ユニットとを備えたシート
    分配収容装置であって、 各ビントレイ内に前記記録シートの分配を終了したと
    き、分配に供されているビントレイの数を認識する認識
    手段と、 前記後処理ユニットにより後処理を実施した後、前記認
    識手段により認識された前記分配に供されているビント
    レイの数と前記後処理ステージの位置関係に基づいて、
    当該分配に供されているビントレイを上昇させるビント
    レイ上昇手段と、を具備することを特徴とするシート分
    配収容装置。
  3. 【請求項3】 前記後処理ユニットによる後処理を実施
    した後、前記分配に供されているビントレイがアップポ
    ジションに位置するかダウンポジションに位置するかを
    認識する手段を更に具備し、 前記ビントレイ上昇手段は、前記分配に供されているビ
    ントレイがダウンポジションに位置するときは、前記後
    処理ステージの位置関係に基づいて当該分配に供されて
    いるビントレイを上昇させること、を特徴とする請求項
    2記載のシート分配収容装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5986551A (ja) * 1982-11-08 1984-05-18 Ricoh Co Ltd ステープル装置を備えたソ−タ
JPS59142269U (ja) * 1983-03-16 1984-09-22 富士ゼロックス株式会社 ソ−タ
JP2795908B2 (ja) * 1989-06-28 1998-09-10 株式会社リコー シート収納装置

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