JP2685140B2 - 電気カーペット等の安全装置 - Google Patents

電気カーペット等の安全装置

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JP2685140B2 JP30038291A JP30038291A JP2685140B2 JP 2685140 B2 JP2685140 B2 JP 2685140B2 JP 30038291 A JP30038291 A JP 30038291A JP 30038291 A JP30038291 A JP 30038291A JP 2685140 B2 JP2685140 B2 JP 2685140B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電気カーペット等の制
御器内に異常発熱が発生したとき,通電を停止して安全
を図る電気カーペット等の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発熱布として電気カーペット,電気毛
布,電気敷布等が知られているが,ここでは電気カーペ
ットの従来例について,添付図面を参照して説明する。
電気カーペット20は図4に示すように,表布24と裏
布25との間に発熱コード26(実線)と温度検出コー
ド27(点線)とが敷設されたカーペット体21と,該
カーペット体21の端部に設けられる制御器22とによ
り構成され,制御器22内に温度制御回路,安全回路等
が配置されている。前記発熱コード26は図5に示すよ
うに,巻芯28に巻回された発熱線29をナイロン等に
よる感熱層30で被覆して,更に短絡線31を巻回して
絶縁外被32で被覆した構造となっている。本例におけ
る電気カーペット20においては,カーペット体21を
左右2面に区分して,各面を個別または同時に加熱でき
るよう前記発熱コード26が分割敷設されている。電気
カーペット等の発熱布においては,故障時や誤った使用
方法をしたときの事故を防止するために安全装置が設け
られる。図6は電気カーペット20の電気回路図を示
し,発熱回路と温度制御回路と安全回路とを具備して構
成されている。
【0003】図6において,カーペット体21が局部的
な保温や外部加熱を受けたとき,発熱コード26が局部
的に異常発熱する結果,感熱層30のインピーダンス変
化または溶断により発熱線29から短絡線31に電流が
流れて,短絡線31に接続された発熱抵抗R1を発熱さ
せる。発熱抵抗R1は電源回路に直列に接続された温度
ヒューズ10の至近位置に配されており,その発熱によ
り温度ヒューズ10を溶断し,電源回路を遮断して通電
を停止させる。また,発熱線29への通電をリレー接点
34aの開閉を制御して温度調節するリレー34の断線
やリレー接点34aの溶着等により制御温度を越える過
熱があったときには,その温度は温度検出コード27に
よって検出され,温度制御回路38によりSCR35の
ゲートを開くことにより前記温度ヒューズ10の至近位
置に配された発熱抵抗R2に電流を流して発熱させ,温
度ヒューズ10を溶断して電源回路を遮断する。上記の
ように構成される温度ヒューズ10を発熱抵抗R1また
はR2により溶断する電源回路遮断の安全手段は,図
7,図8に示すように温度ヒューズ10と発熱抵抗R
1,R2とを一体的にモールドした温度ヒューズ溶断素
子5として構成され,制御器22内に配置されるプリン
ト回路基板37上に組付けられている。図7は温度ヒュ
ーズ溶断素子5の平面図で,温度ヒューズ10を中心に
して,その両側の至近位置に発熱抵抗R1,R2を配置
して,セラミック等によりモールドして一体化されリー
ド線が引き出されている。この温度ヒューズ溶断素子5
は,図8に示すように制御器22のケース23内に配さ
れるプリント回路基板37上に配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気カーペット等にお
けるカーペット体21側の異常発熱に対しては,上記し
たように安全回路が設けられ,発火等の事故が未然に防
がれる。しかしながら,安全を制御する制御器内におけ
る部品故障,接続不良等による異常発熱に対しては然る
べき安全対策がなされていなかった。また,床面に敷い
て使用される電気カーペットは突出部がないことが望ま
しく,従って,唯一の突出部である制御器部分は極力薄
い形状に形成される。そのため制御器ケース内での発熱
は制御器ケースの変色や変形として影響を与えやすく,
制御器が位置する床面にも発熱による変色等の影響を及
ぼすことにもなる。本発明は上記問題点に鑑み,電気カ
ーペット等の制御器内に所定温度以上の発熱が生じたと
き,電源回路を遮断して発熱を停止させる安全手段を設
けてなる電気カーペットの安全装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する手段は,プリント回路基板に設けら
れた制御回路により制御される発熱線が温度ヒューズを
介して電源回路に接続されてなる電気カーペット等の安
全装置において,前記プリント回路基板と前記温度ヒュ
ーズとが熱伝導板を介して直接的または間接的に接続さ
れてなることを特徴とする電気カーペット等の安全装置
として構成される。
【0006】
【作用】電気カーペット等においては,発熱線への通電
を制御して温度調節がなされると共に,故障時や誤った
使用方法をしたときの事故を防止するために安全装置が
設けられる。即ち,発熱線が敷設されたカーペット体に
異常発熱が発生したとき,発熱線に直列に接続された温
度ヒューズを溶断する制御を行って発熱線への通電を遮
断する。前記温度制御,安全制御の回路及び前記温度ヒ
ューズは制御器内のプリント回路基板に設けられてお
り,このプリント回路基板と温度ヒューズとを熱伝導板
を介して熱的に接続することにより,プリント回路基板
上における異常発熱が発生したとき,その熱は熱伝導板
から温度ヒューズに伝導され,温度ヒューズを溶断させ
る。従って,カーペット体側の異常発熱時の安全装置と
しての温度ヒューズは,制御器側の異常発熱時の安全装
置としても動作することになり,電気カーペット等のよ
り完全な安全装置を提供することができる。
【0007】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1
は電気カーペットにおける制御器の所要部分の断面図,
図2は熱伝導板の構成を示す部分断面図,図3は熱伝導
板の金属層側の部分平面図である。尚,本実施例電気カ
ーペット9は,制御器1の内部構造以外は従来例電気カ
ーペット20と同様に構成されており,図4〜図7は従
来例と共通するもので,図4においては符号を併用し,
図5〜図7は共通の構成として,その説明は省略する。
図1において,制御器ケース3内に収容されたプリント
回路基板2の温度ヒューズ溶断素子5の取付位置には開
口部6が設けられ,温度ヒューズ溶断素子5は開口部6
に嵌入された状態で取付けられる。この温度ヒューズ溶
断素子5のモールド部5aの下面に密着させた熱伝導板
7をプリント回路基板2と制御器ケース下部3bとの間
に配置している。この熱伝導板7は,プリント回路基板
2上の配置された電源スイッチ11,加温面積切替スイ
ッチ12,リレー34(図6参照)など大電流が流れ,
接触不良等により発熱の恐れのある部品の下部を重点的
に覆える面積を有している。
【0008】上記熱伝導板7は図2に示すように,耐熱
性,難燃性の絶縁層7aと,熱伝導性に優れた金属層7
bとからなり,絶縁層7aをプリント回路基板2側にし
て配線との絶縁を保ち,金属層7bを熱伝導の用に供す
ると共に,制御器ケース下部3bへの熱遮断の用にも供
している。また,前記金属層7bには,図3に示すよう
に突起部8を分散形成して,制御器ケース下部3bとの
接触面積を小さくして熱伝導板7の熱が制御器ケース下
部3bに伝わり難くしている。制御器1が座蒲団などで
覆われカーペット体21からの熱で内部温度が上昇した
ときの対策として,制御器1内に設けられたサーミスタ
39(図6参照)により制御器1内の温度を検出して温
度制御回路を作動させ,発熱線29への通電を停止して
温度の上昇源を絶つ安全対策がなされているが,制御器
1内に発熱の源があるときには用をなさない。制御器1
内で発生する発熱,例えば大電流の流れるスイッチ類の
接触不良,あるいは部品の故障,半田付け不良等に起因
する発熱が発生したときには,熱は前記熱伝導板7から
温度ヒューズ溶断素子5に伝わり,その発熱が温度ヒュ
ーズ33の溶断温度(例えば96℃)を越えたときに
は,温度ヒューズが溶断して電源回路を遮断する。従っ
て,制御器1内で発生した発熱が発火に至らぬまでも,
制御器ケースを熱により変色,変形させ,設置床面に影
響を与えるに至る以前に電源回路を絶ち,安全を保つこ
とができる。
【0009】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,電気
カーペット等の温度制御,安全制御等を行う制御器内の
プリント回路基板に配された温度ヒューズとプリント回
路基板とを熱伝導板を介して熱的に接続することによ
り,プリント回路基板上における異常発熱が発生したと
き,その熱は熱伝導板から温度ヒューズに伝導され,温
度ヒューズを溶断させる。従って,カーペット体側の異
常発熱時の安全装置としての温度ヒューズは,制御器側
の異常発熱時の安全装置としても動作することになり,
電気カーペット等のより完全な安全装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電気カーペット制御器の
要部断面図。
【図2】実施例に係る熱伝導板の部分断面図。
【図3】実施例に係る熱伝導板の金属層側の部分平面
図。
【図4】実施例及び従来例に共通する電気カーペットの
平面構成図。
【図5】実施例及び従来例に共通する発熱コードの構造
図。
【図6】実施例及び従来例に共通する電気カーペットの
電気回路図。
【図7】実施例及び従来例に共通する温度ヒューズ溶断
素子の平面図。
【図8】従来例における温度ヒューズ溶断素子の取付け
状態を示す側面図。
【符号の説明】
1…制御器 2…プリント回路基板 3…制御器ケース 5…温度ヒューズ溶断
素子 7…熱伝導板 10…温度ヒューズ 29…発熱線 R1,R2…発熱抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント回路基板に設けられた制御回路に
    より制御される発熱線が温度ヒューズを介して電源回路
    に接続されてなる電気カーペット等の安全装置におい
    て,前記プリント回路基板と前記温度ヒューズとが熱伝
    導板を介して直接的または間接的に接続されてなること
    を特徴とする電気カーペット等の安全装置。
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