JPH017986Y2 - - Google Patents

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JPH017986Y2
JPH017986Y2 JP18046384U JP18046384U JPH017986Y2 JP H017986 Y2 JPH017986 Y2 JP H017986Y2 JP 18046384 U JP18046384 U JP 18046384U JP 18046384 U JP18046384 U JP 18046384U JP H017986 Y2 JPH017986 Y2 JP H017986Y2
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resistor
circuit
diode
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heater
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電気カーペツト等に用いられる温度
制御装置の安全回路に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
電気カーペツト等では設定温度よりも発熱温度
が上昇しないように温度制御装置が設けられてお
り、この装置は電気カーペツトのヒータに対して
感熱層を介して発熱検出素子を巻付け、この発熱
検出素子の抵抗変化等に応じた電気信号を温度制
御回路に加え、もつて温度制御回路によりリレー
を付勢動作させてヒータへの電力を供給、しや断
して前記発熱温度を制御するものとなつている。
しかし上記装置にあつては、内部回路での断線
や短絡等の故障が起きた場合、種々の不具合が発
生する虞れがありこれに対する対策をはかつたよ
り安全な回路が望まれている。
〔考案の目的〕
本考案は上記実状に基づいてなされたもので、
その目的とするところは、温度制御装置の安全性
をより向上させた温度制御装置の安全回路を提供
することにある。
〔考案の概要〕
本考案は、温度ヒユーズ、リレー接点及びヒー
タを直列接続して発熱回路を構成するとともにヒ
ータに熱溶解層を介して取り付けられた発熱検出
導体からのヒータの発熱量に応じた電気信号を受
けてリレー接点を開閉制御する温度制御回路を有
する温度制御装置の安全回路において、発熱検出
導体の一端に温度ヒユーズと熱結合された第1の
溶断発熱抵抗及び発熱検出導体への流れ方向を順
方向とする第1のダイオードを直列接続するとと
もに発熱検出導体の他端に温度ヒユーズと熱結合
された第2の溶断発熱抵抗及び発熱検出導体への
流れ方向を順方向とする第2のダイオードを直列
接続して前記ヒータと発熱検出導体とが短絡した
場合に温度ヒユーズを溶断しかつ自身が断線した
場合に温度制御回路の動作を停止する第1の故障
防止回路と、発熱検出導体に対して並列にかつそ
の一端を第1の溶断発熱抵抗に対して直列にバイ
パス抵抗を接続するとともに第1の溶断発熱抵抗
に対して直列に双方向サイリスタを接続し、かつ
バイパス抵抗の他端と双方向サイリスタのゲート
との間にこのゲートからバイパス抵抗への方向を
順方向とする第3のダイオードを直列接続して第
2のダイオードがオープン状態となつた場合に温
度ヒユーズを溶断する第2の故障防止回路と、ヒ
ータ及びリレー接点の接続点と双方向サイリスタ
のゲートとの間にゲートへの方向を順方向とする
第4のダイオードと溶着用抵抗とを直列接続する
とともに双方向サイリスタのゲートに第5のダイ
オードを介して温度制御回路にベースが接続され
たトランジスタのコレクタを接続してリレー接点
が溶着した場合に温度ヒユーズを溶断する第3の
故障防止回路とを備えて上記目的を達成しようと
する温度制御装置の安全回路である。
〔考案の実施例〕
以下、本考案に係る温度制御装置の安全回路の
一実施例を示す図を参照して説明する。同図にお
いて1は電気カーペツトに用いられるヒータであ
つて、このヒータ1には電源スイツチ2、温度ヒ
ユーズ3および温度制御回路4により付勢制御さ
れるリレーの接点5が直列接続されて発熱回路A
を構成している。なお、この発熱回路Aには交流
電力eが供給されている。6は発熱検出素子であ
つて、これはヒータ1の外周に熱溶解層7を設け
この熱溶解層7にさらに発熱検出導体8を巻回さ
せた構成のものである。
さて、リレー接点5およびヒータ1の直列回路
には、ヒータ1と発熱検出導体8とが接触して短
絡した場合に温度ヒユーズ3を溶断し、かつ自身
の回路が断線した場合に温度制御回路4の動作を
停止せしめる第1の故障防止回路Bが並列接続さ
れている。具体的には、温度ヒユーズ3と熱結合
された第1の溶断発熱抵抗9、発熱検出導体8へ
の流れ方向を順方向つまりカソードを発熱検出導
体8に接続した第1のダイオード10、発熱検出
導体8、第1の溶断発熱抵抗9と同様に温度ヒユ
ーズ3と熱結合された第2の溶断発熱抵抗11お
よびこの第2の溶断発熱抵抗11を通して発熱検
出導体8への流れ方向を順方向とするつまりカソ
ードを発熱検出導体8側に接続した第2のダイオ
ード12が直列接続された構成となつている。
また、本回路には、発熱検出導体8に対するバ
イパス抵抗13および第1の溶断発熱抵抗9の一
端が接続された双方向サイリスタ14を有し、第
2のダイオード12が断線した場合に第1の溶断
発熱抵抗9に比較的大きな電流を流して温度ヒユ
ーズ3を溶断する第2の故障防止回路Cが接続さ
れている。具体的には、第1のダイオード10、
発熱検出導体8および第2の溶断発熱抵抗11の
直列回路に並列接続されたバイパス抵抗13、双
方向サイリスタ14およびアノードが双方向サイ
リスタ14のゲートGに接続されカソードがバイ
パス抵抗13に接続された第3のダイオード15
から構成されている。
温度制御回路4は発熱検出導体8の抵抗変化に
応じた電気信号が第1の溶断発熱抵抗9および第
6のダイオード16を介して加えられ、この電気
信号に応じてリレーのコイル17を付勢制御して
ヒータ1への電力供給を制御するものである。
さらに、リレー接点5が溶着した場合に双方向
サイリスタ14にゲート信号を加えて第1の溶断
発熱抵抗9に比較的大きな電流を流して温度ヒユ
ーズ3を溶断する第3の故障防止回路が設けられ
ている。具体的な回路構成は第4のダイオード1
8および溶着用抵抗19の直列回路をリレー接点
5およびヒータ1の接続点と双方向サイリスタ1
4のゲートGとの間に接続し、さらに第5のダイ
オード20およびNPN型トランジスタQの直列
回路を双方向サイリスタ14のゲートGとアース
との間に接続したものとなつている。なお、
NPN型トランジスタQは、エレクタがリレーコ
イル17に接続され、エミツタがアースされ、ま
たベースが温度制御回路4に接続されている。
次に上記の如く構成された回路の動作について
説明する。まず、ヒータ1と発熱検出導体8とが
短絡した場合の故障防止動作について説明する。
例えば図中イ点で短絡が発生すると、短絡電流が
図中a方向つまり第2のダイオード12、第2の
溶断発熱抵抗11、短絡点イの経路に流れる。こ
れにより第2の溶断発熱抵抗11が発熱して熱結
合された温度ヒユーズ3が即座に溶断する。かく
して、ヒータ1には電力供給がしや断されて安全
が保たれる。また、図中ロ点で短絡が発生したと
すると、この場合は短絡電流が図中b方向つまり
第1の溶断発熱抵抗9、第1のダイオード10、
短絡点ロの経路に流れる。これにより第1の溶断
発熱抵抗11が発熱して温度ヒユーズ3が即座に
溶断し安全が保たれる。
次に第1および第2の溶断発熱抵抗9,11お
よび第1のダイオード10がオープン状態あるい
はこれら各素子間で断線が生じた場合は、温度制
御回路4への電気信号がしや断され、これによつ
てリレーコイル17は付勢されずにリレー接点5
は開状態となる。また、第2のダイオード12が
オープン状態となつた場合は、電流がd方向つま
りアースラインから双方向サイリスタ14のゲー
ト、第3のダイオード15、バイパス抵抗13お
よび第1の溶断発熱抵抗9の経路に流れ、この後
双方向サイリスタ14と第1の溶断発熱抵抗9と
に電流が流れて第1の溶断発熱抵抗9が発熱す
る。かくして、温度ヒユーズ3が溶断して安全が
保たれる。
次にリレー接点5が溶着した場合について説明
する。リレー接点5が溶着せずに開状態にある場
合は、NPN型トランジスタQにコレクタ電流が
流れることにより第5のダイオード20には順バ
イアス電圧が加わつている。よつて、電源スイツ
チ2から第4のダイオード18、溶着用抵抗19
を通つてきた電流は第5のダイオード20を通つ
てNPN型トランジスタQに流れる。さて、リレ
ー接点5が溶着すると、温度制御回路4の作動に
よりリレーコイル17の付勢が無くなる。もつ
て、第5のダイオード20が逆バイアス状態とな
り第4のダイオード18、溶着用抵抗19を通つ
てきた電流がe方向つまり双方向サイリスタ14
のゲート信号として流れる。これにより、第1の
溶断発熱抵抗9に電流が流れて発熱し、温度ヒユ
ーズ3が溶断する。
このように上記一実施例においては、ヒータ1
と発熱検出導体8とが短絡した場合に温度ヒユー
ズ3を溶断し、かつ自身の回路がオープン状態あ
るいは断線した場合に温度制御回路4を動作停止
する第1の故障防止回路Bと、第2のダイオード
12がオープン状態になつた場合に温度ヒユーズ
3を溶断する第2の故障防止回路Cと、リレー接
点が溶着した場合に双方向サイリスタ14にゲー
ト信号を加えて温度ヒユーズ3を溶断する第3の
故障防止回路Dとを設けた構成としたので、ヒー
タ1と発熱検出導体8とが短絡しても温度ヒユー
ズ3が即座に溶断して安全が得られ、さらに、こ
の短絡による故障を防止する回路自身にオープン
状態、断線状態が生じても温度制御回路4の動作
を停止させるので2重の安全性がとられている。
また、第2のダイオード12がオープン状態にな
つても温度ヒユーズ3が即座に溶断して回路の安
全性が保たれる。さらに、リレー接点3が溶着し
ても温度ヒユーズ3が溶断してヒータ1による過
加熱は防止され回路の安全が保たれる。以上、第
1、第2および第3の故障防止B,C,D回路に
より温度制御装置としての安全性が非常に高くな
る。
なお、本考案は上記一実施例に限定されるもの
ではなくその主旨を逸脱しない範囲で変形するこ
とが可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ヒータと発熱検出素子とが短
絡した場合に温度ヒユーズを溶断し、かつ自身の
回路が断線した場合に温度制御回路の動作を停止
する第1の故障防止回路と、前記短絡時の電流方
向を定めるダイオードが断線した場合に温度ヒユ
ーズを溶断する第2の故障防止回路と、リレー接
点が溶着した場合に温度ヒユーズを溶断する第3
の故障防止回路とを備えたので、温度制御装置の
安全性をより向上させた温度制御装置の安全回路
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る温度制御装置の安全回路の一
実施例を示す構成図である。 A……発熱回路、B……第1の故障防止回路、
C……第2の故障防止回路、D……第3の故障防
止回路、1……ヒータ、3……温度ヒユーズ、4
……温度制御回路、5……リレー接点、6……発
熱検出素子、8……発熱検出導体、9……第1の
溶断発熱抵抗、10……第1のダイオード、11
……第2の溶断発熱抵抗、12……第2のダイオ
ード、13……バイパス抵抗、14……双方向サ
イリスタ、15,16……第3および第6のダイ
オード、18……第4のダイオード、19……溶
着用抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度ヒユーズ、リレー接点及びヒータを直列接
    続して発熱回路を構成するとともに前記ヒータに
    熱溶解層を介して取り付けられた発熱検出導体か
    らの前記ヒータの発熱量に応じた電気信号を受け
    て前記リレー接点を開閉制御する温度制御回路を
    有する温度制御装置の安全回路において、前記発
    熱検出導体の一端に前記温度ヒユーズと熱結合さ
    れた第1の溶断発熱抵抗及び前記発熱検出導体へ
    の流れ方向を順方向とする第1のダイオードを直
    列接続するとともに前記発熱検出導体の他端に前
    記温度ヒユーズと熱結合された第2の溶断発熱抵
    抗及び前記発熱検出導体への流れ方向を順方向と
    する第2のダイオードを直列接続した第1の故障
    防止回路と、前記発熱検出導体に対して並列にか
    つその一端を前記第1の溶断発熱抵抗に対して直
    列にバイパス抵抗を接続するとともに前記第1の
    溶断発熱抵抗に対して直列に双方向サイリスタを
    接続し、かつ前記バイパス抵抗の他端と前記双方
    向サイリスタのゲートとの間にこのゲートから前
    記バイパス抵抗への方向を順方向とする第3のダ
    イオードを直列接続した第2の故障防止回路と、
    前記ヒータ及び前記リレー接点の接続点と前記双
    方向サイリスタのゲートとの間に前記ゲートへの
    方向を順方向とする第4のダイオードと溶着用抵
    抗とを直列接続するとともに前記双方向サイリス
    タのゲートに第5のダイオードを介して前記温度
    制御回路にベースが接続されたトランジスタのコ
    レクタを接続した第3の故障防止回路とを具備し
    たことを特徴とする温度制御装置の安全回路。
JP18046384U 1984-11-28 1984-11-28 Expired JPH017986Y2 (ja)

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JP18046384U JPH017986Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0616457Y2 (ja) * 1988-01-11 1994-04-27 シャープ株式会社 温度安全装置

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