JP2684960B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
関し、特にコンタクトホールの埋め込み工程を有する半
導体装置の製造方法に関する。
ンタクトホールの径は1μm以下に微細化されている。
従来の金属配線層の形成方法としてはアルミニウムのス
パッタ法が用いられてきたが、これらの微細なコンタク
トホールにおいては被覆率が悪い、エレクトロマイグレ
ーション、ストレスマイグレーション耐性が悪いなど、
半導体装置の信頼性を低下させる原因となっていた。
VD法を用いたタングステンによるコンタクトホール埋
め込み方法がある。これについて説明すると、図4に示
すように、拡散層1等を形成したシリコン基板2上にB
PSG膜3を成膜後、拡散層1に達するコンタクトホー
ル4を開口する。次に、チタン、続いて窒化チタンをス
パッタさせて、タングステンに対して密着層とバリア層
の役割をするチタン膜/窒化チタン膜5を形成する。次
に、タングステンをCVD法により成膜する。この際成
膜は2段階で行う。1段階目ではWF6 ガスをSiH4
ガスで還元(この時、図5に示すように、先ず時刻t0
からSiH4 ガスを流し、次いで時刻t1からWF6 ガ
スを流して混合する)し窒化チタン膜表面に数nm程度
のタングステン膜6を成膜させる。この膜は、次に延べ
る2段階目の成膜の時のWF6 ガスによるコンタクトホ
ール底部に対する侵食を抑える効果があり、拡散層1と
シリコン基板2とのPN接合の漏れ電流を抑えるためで
ある。2段階目ではWF6ガスをH2 ガスで還元しコン
タクトホール全体をタングステン7で埋め込む。この水
素還元法によるタングステン膜は被覆性に優れているた
め、コンタクトホール中心部に発生する空孔8の発生を
少なくすることができる。
ール径が0.5μm以下まで微細化してくるとこの方法
でも空孔なく完全に埋め込むことが困難になってくる。
この原因の1つは、1段階目の成膜におけるSiH4 ガ
スによるWF6 ガスの還元反応が、これらの成膜ガスの
拡散律速状態で起こっているためである。拡散層1の表
面近傍まで拡散してきた成膜ガスは基板表面に達すると
その場で反応してしまうので、コンタクトホール底部に
近づくほど拡散してくる割合が低くなる。この反応が進
行していくとコンタクトホールは次第にオーバーハング
形状になり、水素還元によるタングステンの成膜を行っ
ても空孔なく埋め込むことはできなくなる。また、コン
タクトホール底部ではSiH4 還元法によるタングステ
ン膜6の膜厚が薄くなるため、水素還元法によるタング
ステン膜の成膜時にバリア(5)の不完全部分でタング
ステンの食い込みが起こり漏れ電流に対する耐性が低く
なる問題もある。
造方法は、半導体チップの所定の層間絶縁膜に下層の導
電領域に達するコンタクトホールを形成し、SiH4 ガ
スに続いてWF6 ガスを供給してタングステン膜を全面
に堆積させることによって前記コンタクトホールを埋め
る工程を有する半導体装置の製造方法において、少なく
とも前記WF6ガスの流量を周期的に変化させてSiH
4 ガスが過剰な状態とWF 6 ガスが過剰な状態とを交互
に繰り返して作り出すことによって前記コンタクトホー
ル部に空孔が発生するのを防止するというものである。
iH4 →W+1.5SiF4 +3H2 または、WF6 +
2SiH4 →W+2SiHF3 +3H2 という反応を起
こしてタングステン膜を成膜している。つまり、WF6
ガスに対してSiH4 ガスは1.5〜2倍必要となって
いる。本発明のように、流量比を周期的に変化させる
と、SiH4 ガスが過剰な状態とWF6 ガスが過剰な状
態を交互に繰り返しに作り出すことができる。過剰なガ
スは表面で反応することができないためにコンタクトホ
ール内部等に拡散する。この後、他方のガスが過剰な状
態になるとそのガスもコンタクトホール内部に拡散し反
応を起こしてタングステンを成膜する。このようにガス
の過剰状態を交互に作り出すことにより成膜ガスがコン
タクトホール内部へ拡散する割合が高まり、空孔なくコ
ンタクトホールを埋め込むことができる。
て説明する。
ガスの流量の時間的変化を示すタイムチャート、図3
(a)〜(c)はこの実施例の説明のための工程順断面
図である。
して拡散層1等を形成したシリコン基板2上にBPSG
膜3を堆積し、拡散層に達するコンタクトホール4を開
孔し、チタン膜/窒化チタン膜5を成膜する。
還元法によりタングステン膜6を成膜する。すなわち、
圧力を10Torr以下、好ましくは3Torr、温度
を400〜500℃、好ましくは450℃、反応キャリ
アガスとしてArを用いる。図1に示すように、まず、
時刻t0aにSiH4 ガスを導入する。その後、時刻t
1aにWF6 ガスを徐々に導入し、SiH4 /WF6 の
流量比が2/3〜1/3になる(時刻t2a)まで増加
させる。この状態ではWF6 ガス過剰の状態になりコン
タクトホール内部にWF6 ガスが多量に拡散する。次
に、SiH4 ガスを徐々に増加させるか、図1に示すよ
うに、WF6 ガスを徐々に減少させ、SiH4 /WF6
の流量比が5/1〜10/1になる(時刻t3a)まで
変化させる。この状態ではSiH4 ガス過剰の状態にな
る。このときコンタクトホール内部ではWF6 ガスとS
iH4 ガスが反応しタングステン膜が成膜される。その
後、ガス流量を徐々に時刻t2aの状態に戻す(時刻t
4a)。このようなサイクルを繰り返すことで過剰な状
態の時に拡散した成膜ガス同士をコンタクトホール中で
反応させオーバーハングを起こらなくさせる。このよう
にして厚さ50nmのタングステン膜を形成する場合、
ガス流量比の増減のサイクルを3回、合計1分で成膜す
ることができる。
2 ガスを用いて、図3(c)に示すように、コンタクト
ホールをタングステン膜7で埋め込む。タングステン膜
6によるオーバーハングが殆んどないので、タングステ
ン膜7中に空孔が生じる危険性は緩和される。
ガスの流量の時間的変化を示すタイムチャートである。
トホールを開孔した基板上にスパッタ法によりチタン膜
/窒化チタン膜を成膜する。そして、図2に示すよう
に、時刻t0bにSiH4 ガスを導入する。この状態で
は、SiH4 ガスは反応するガスが無いためコンタクト
ホール内部を含めた基板全体に均一に拡散している。次
に、時刻t1bにWF6 ガスを導入し、それと同時にS
iH4 ガスを止める。この状態では、先に基板上に拡散
したSiH4 ガスとWF6 ガスが反応するため成膜はコ
ンタクトホール内部でも基板表面と同様に起こる。ま
た、反応できなかったWF6 ガスは、SiH4 ガスと同
様にしてコンタクトホール内部を含めた基板全体に均一
に拡散する。この後、時刻t2bに、SiH4 ガスを導
入し、WF6ガスの供給を止めると、上述と同様の理由
から、コンタクトホール内部での反応が基板表面と同様
に起こる。このようなサイクルを繰り返すと基板表面で
形成されるタングステン膜とコンタクトホール内部で成
膜されるタングステン膜の膜厚に差がなくなるため第1
の実施例よりもさらにオーバーハングが起こりにくくな
る。
膜を成膜した後、H2 ガスとWF6ガスを用いて2段階
目の成膜を行うことで、空孔のないタングステン膜によ
るコンタクトホール埋め込みを行なうことが可能とな
る。
方法によれば、0.5μm以下の径のコンタクトホール
であっても空孔なくタングステン膜で埋め込むことが可
能となる。また、SiH4 還元法により成膜されたコン
タクトホール底部のタングステン膜厚が従来の製造方法
と比べ増加するため、漏れ電流に対する耐性が高まる効
果がある。
すタイムチャートである。
すタイムチャートである。
分図して示す工程順断面図である。
タイムチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体チップの所定の層間絶縁膜に下層
の導電領域に達するコンタクトホールを形成し、SiH
4 ガスに続いてWF6 ガスを供給してタングステン膜を
全面に堆積させることによって前記コンタクトホールを
埋める工程を有する半導体装置の製造方法において、少
なくとも前記WF6 ガスの流量を周期的に変化させてS
iH 4 ガスが過剰な状態とWF 6 ガスが過剰な状態とを
交互に繰り返して作り出すことによって前記コンタクト
ホール部に空孔が発生するのを防止することを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 コンタクトホールの底部にチタン膜と窒
化チタン膜を順次に堆積させたのちタングステン膜を成
長させる請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 SiH4 ガスの流量とWF6 ガスの流量
とを互いに逆方向に増減させる請求項1または2記載の
半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163374A JP2684960B2 (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163374A JP2684960B2 (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722414A JPH0722414A (ja) | 1995-01-24 |
JP2684960B2 true JP2684960B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=15772673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5163374A Expired - Lifetime JP2684960B2 (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2684960B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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JP3803554B2 (ja) | 2001-02-16 | 2006-08-02 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
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JP7496725B2 (ja) * | 2020-07-20 | 2024-06-07 | 東京エレクトロン株式会社 | エッチング方法およびエッチング装置 |
Family Cites Families (4)
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JPH01206623A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-18 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPH02277231A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-13 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路装置の製造方法およびそれに用いる製造装置 |
JPH04765A (ja) * | 1990-04-17 | 1992-01-06 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH05114578A (ja) * | 1991-10-22 | 1993-05-07 | Matsushita Electron Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-07-01 JP JP5163374A patent/JP2684960B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722414A (ja) | 1995-01-24 |
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