JP2683629B2 - 封書の作成方法 - Google Patents

封書の作成方法

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JP2683629B2
JP2683629B2 JP63079969A JP7996988A JP2683629B2 JP 2683629 B2 JP2683629 B2 JP 2683629B2 JP 63079969 A JP63079969 A JP 63079969A JP 7996988 A JP7996988 A JP 7996988A JP 2683629 B2 JP2683629 B2 JP 2683629B2
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    • B31B2160/10Shape of flexible containers rectangular and flat, i.e. without structural provision for thickness of contents
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、封書の作成方法に関し、特に、折り重ねら
れ、切り重ねられ、あるいは別々に作成して重ねられる
2片以上で形成される用紙の重ね合わせ面の所望周縁
に、通常では接着せず、所定の条件が付与されると接着
可能となる接着剤が設けられ、宛名、各種の通知情報等
の必要な情報がプリントされたうえ、所定状態に重ね合
わされた封書用フォームから、封入物を封入した封書を
作成するための方法に関する。
従来の技術 従来から、宛名や各種通知情報を所定面にプリントし
た封書用フォームを、二つ折り、三つ折りにして重ね合
わされた2枚以上の紙片の周縁を接着し、あるいは切り
重ねた2枚以上の紙片の周縁を接着して、封書を作成す
る方法は知られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような封書では通知情報の量が封
書の大きさによって限定されてしまうので、多量の情報
を通知することができないという不都合があった。
この不都合を解消するため従来にあっても、封書内に
封入物を挿入することが提案されている。しかしなが
ら、従来にあっては、封書用フォームの周縁の接着工程
を挿入工程の後に行う際に、封入物の厚みにより好適な
接着を行うことができず、封緘作業は人手に頼らざるを
得ないという欠点があった。
本発明は、この欠点を解消して、全工程を自動的にな
しうる封入物を封入した封書の作成方法を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明は、折り重ねられ、
切り重ねられ、あるいは別々に作成して重ねられる2片
以上で形成される用紙の重ね合わせ面の所望周縁に、通
常では接着せず、加圧、加熱、加湿という所定の条件が
付与されると接着可能となる接着剤、すなわち感圧性接
着剤、感熱性接着剤、再湿性接着剤があらかじめ設けら
れた、マージナル部を有する封書用フォームの少なくと
も一片に、宛名、各種の通知情報等の必要な情報をあら
かじめプリントした後、所定状態に重ね合わせた封書用
フォームに対して、所定部分、例えば封書の封入口とな
るべき一辺側を除いた部分の接着剤に接着条件を与えて
マージナル部が突出した封入口を有する封入袋を形成す
る接着工程と、形成された封入袋内に開口状態にある封
入口から封入物を挿入する挿入工程と、非接着状態にあ
る封入口を封緘する封緘工程とを順次施すとともに、挿
入工程の後に封緘工程の前または後において封入口の突
出したマージナル部を切断除去する封入口マージナル部
の切断除去工程を施すものである。
作用 重ね合わせ面の所望周縁に、通常では接着せず、所定
の条件が付与されると接着可能となる感圧性、感熱性あ
るいは再湿性の接着剤があらかじめ設けられる一方、宛
名、各種の通知情報等の必要な情報がプリントされ、所
定状態に重ね合わされた封書用フォームから封書を作成
するにあたり、例えば、封入口となるべき一辺側を除い
た接着剤に対して接着条件を与えることにより封入口を
有する封入袋を形成し、続いて前記封入口から封入物を
挿入した後、開封状態にある前記封入口を、例えば対応
する部分の非接着状態にある接着剤に接着条件を与えて
封緘するものであり、封書の周縁部の封着工程を、封入
袋を作成する工程と、封入口を封緘する工程とに分けて
行うので、封入物により封書の中央部分が厚くなって
も、周縁部の封着に支障をきたすことがない。
実 施 例 以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
ここにおいて、第1図乃至第5図は一実施例を示し、
第1図は本発明に用いる封書作成装置の概略的な斜視
図、第2図は封書となるべき連続状態にある封書用フォ
ームの表面側を示す斜視図、第3図は単片化した封書用
フォームの裏面側を示す平面図、第4図は接着工程にお
ける圧着ローラと接着剤の接着部分との関係を示す説明
図、第5図は挿入工程を示す概略的な側面図であり、ま
た、第6図乃至第10図は封書用フォームの重ね合わせ状
態に関する他の実施例を示す概略図である。
まず、第2図及び第3図に基づいて、封書となるべき
封書用フォームについて説明する。
単位封書用フォーム1は、折り兼切り用ミシン目2を
介して縦方向に多数連接された連続状態にあり、各単位
封書用フォーム1は、上紙片3,中紙片4,下紙片5が折り
用ミシン目6a,6bを境として横方向に連接されている。
前記単位封書用フォーム1の両端部には、切り用ミシン
目7a,7bを境として移送孔8a,8bが等間隔に設けられたマ
ージナル部9a,9bが設けられている。また、前記折り用
ミシン6aの両側には、等距離をおいて切り用ミシン目10
a,10bが設けられる一方、下紙片5の切り用ミシン目7b
に沿ってこれと平行に、前記各切り用ミシン目10a,10b
の前記折り目ミシン目6aとの距離と等距離をおいて、切
り用ミシン目10cが設けられている。すなわち、前記各
切り用ミシン目10a,10b,10cは、単位封書用フォーム1
を各折り用ミシン目6a,6bでZ字状に折り畳んだ状態
(第1図参照)で互いに重なるように位置しているもの
である。また、単位封書用フォーム1の上下各端に沿っ
て、前記各切り用ミシン目10a,10b,10cと直交するよう
に伸びる切り用ミシン目11a,11bが設けられている。
第2図で明らかなように、単位封書用フォーム1の中
紙片4と下紙片5の表面側には、各切り用ミシン目10b,
10c,11a,11bの外側に位置して、折れ用ミシン目6bを軸
として線対称なパターンで感圧性接着剤12a及び12bが塗
布されている。各感圧性接着剤12a,12bは、前記感圧性
接着剤12aの横方向に伸びる部分は折り兼切り用ミシン
目2に沿う一方、前記感圧性接着剤12bの横方向に伸び
る部分は切り用ミシン目11bに沿い、また、前記感圧性
接着剤12aの縦方向に伸びる部分は前記感圧性接着剤12b
の縦方向に伸びる部分よりも外側に設けられることによ
り、折り兼切り用ミシン目2で折り畳まれた時に、対向
面どうしの各接着剤12a,12bが接触しないようなパター
ンとなっている。さらに、第3図で明らかなように、単
位封書用フォーム1の上紙片3と中紙片4の裏面側に
は、切り用ミシン目7aと折り用ミシン目6bとの内側に沿
うとともに、切り用ミシン目11a,11bの外側に位置し
て、折り用ミシン目6aを軸として線対称なパターンで感
圧性接着剤12c及び12dが塗布されている。また、前記各
感圧性接着剤12c,12dも、前記各感圧性接着剤12a,12bと
同様、折り兼切り用ミシン目2で折り畳まれた時に、対
向面どうしの各接着剤12c,12dが接触しないようなパタ
ーンとなっている。
第2図に示したように、上紙片3の表面側には宛名が
あらかじめ印字され、中紙片4と下紙片5の表面側に
は、例えば、請求金属、領収金属等特に可変の各種の通
知情報があらかじめ印字される。また、第3図に示した
ように、上紙片3の裏面側と中紙片4の裏面側には、あ
らかじめ案内文やメッセージ等の固定情報が印刷されて
いる。なお、上記の印字はコンピュータに連繋されたプ
リンタによって行われる。
次に、第1図、第4図及び第5図に基づいて、上述し
た連続状態にある単位封書用フォーム1にプリントアウ
トした後に封入物を封入した封書を作成する方法を作成
装置とともに説明する。
第1図に示したように、各折り兼切り用ミシン目2で
折り重ねられている連続状態にある単位封書用フォーム
1は、公知の折り畳み装置21によって折り用ミシン目6
a,6bでZ字状に順次折り畳まれ、上紙片3と中紙片4の
裏面どうしが対向し、中紙片4と下紙片5の表面どうし
が対向することにより、各感圧性接着剤12a,12b,12c,12
dの対称的に塗布された部分が対接する状態で折り重ね
られ、各移送孔8a,8bがトラクタ22のピンに係合されて
移送される。この折り重ね工程によって、単位封書用フ
ォーム1は各マージナル部9a,9bが左右方向に突出した
状態で折り重ねられ、トラクタ22を通過した後、上紙片
3側のマージナル部9aがスリッタ23で切り落とされる。
続いて、切断工程に移り、連続状態にあるZ字状に折
り重ねられた単位封書用フォーム1は、低速で回転する
上下一対のインフィードローラ24a,24bを経て、ブレー
ト25の下を通過し、高速で回転する上下一対のハイスピ
ードローラ26a,26bに至ると、前記各ローラ24a,24b,26
a,26bの移送速度の差によって適度な張力が付与され、
折り兼切り用ミシン目2に前記ブレード25が当接すると
切り離されて、単片化される。
次に接着工程に移る。上下2対のローラからなり、上
位の各ローラ27aはマージナル部9b側が小径に形成され
た圧着ローラ27a,27bを通過することによって、第4図
に示したように、Z字状の三つ折り状態にある単位封書
用フォーム1の封入口となるべきマージナル部9b側を除
いた部分(第4図上斜線部分)の接着剤12a,12b,12c,12
dに、前記圧着ローラ27aの大径部分により、接着条件で
ある圧力が与えられる。これによって、封入口13を有
し、この封入口13部分を除いた三周縁が接着された封入
袋14が形成される。
封入袋14が移送されて折り機28に対応位置すると、挿
入工程が施される。すなわち、封入物15が折り機28によ
って、Z字状に三つ折りされたうえ、封入袋14の移送径
路に対する直角方向から、図示していない適宜な開口装
置によって開口状態にされた封入口13に対して、一対の
送りコロ29により封入物15を供給し、第5図に示したよ
うに、封入袋14の中紙片4と下紙片5との間に、前記封
入物15を挿入する。なお、封入物15が小さく、そのまま
の状態で封入袋14内に収納可能な場合には、折り機28を
配置する必要はない。また、封入物15を二つ折りする場
合には、二つ折り用の折り機が配置される。
封入物15が挿入された封入袋14は続く移送過程におい
て、スリッタ30によりマージナル部9bが切り落とされた
後、封緘工程に移る。
開封状態にある封入口13は、上下一対の圧着ローラ31
a,31bによって、非接着状態にある各接着剤12a,12b,12
c,12dに対し、その接着条件である圧力が与えられるこ
とにより、封入物15が封入されたうえ封緘された封書16
が作成される。
そして、この封書16は、各切り用ミシン目10a,10b,10
c,11a,11bを切り取ることによって開封することがで
き、封入されている封入物15及び封書16の各紙片3,4,5
に記載された情報を読み取ることができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでは
なく、例えば接着工程において三つ折した封入袋14の移
送方向端のみを接着することにより、封入口13を両側に
形成して、中紙片4と下紙片5との間のみならず、上紙
片3と中紙片4との間にも封入物15を挿入してもよい。
また、封書16は三つ折りのみならず、二つ折りでもよ
く、この場合には、接着工程においては折り部と直交す
る一対の対向辺にそった部分を接着することになるが、
この接着範囲は封入物15が移送過程において封入袋14か
ら離脱しない程度であればよい。さらに、封書16は、単
位封書用フォーム1を折り重ねるほか、これを切り重
ね、あるいは別々に作成して重ねられる2片以上の用紙
を重ねることによって作成することもできる。例えば、
第6図に示すように、上紙片3aを中紙片4aの内側に巻き
込んで三つ折りにしたり、第7図(a)(b)に示すよ
うに、上紙片3bとこの上紙片3bよりも封入口13側が長い
下紙片5bとを二つ折りにして、互いの移送孔8a,8bを上
下に対応位置させたり、第8図(a)(b)に示すよう
に、第7図と同様の上紙片3cと下紙片5cに移送孔8a,8b
をずらして設けたり、第9図に示すように、上紙片3dと
封入口13側の長さを長く形成した下紙片5dとを切り重ね
たり、第10図に示すように、上紙片3eと中紙片4eを二つ
折りしたものを、これらよりも封入口13側の長さを長く
形成した下紙片5dと切り重ねたりして、作成することが
できる。またさらに、単位封書用フォーム1は連続状態
に限らず、単片状態にあってもよい。
効果 以上説明したところで明らかなように、本発明によれ
ば、封入物を封入することによって、通知する情報量を
増大させることができる封書を、能率よく作成できると
ともに、封書用フォームに対する接着処理も確実に行う
ことができ、接着不良等の事故を起こすことのない安定
した封書を作成できるという効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の好適な実施例を示し、第1図は本発明に用
いる封書作成装置の概略的な斜視図、第2図は封書とな
るべき連続状態にある封書用フォームの表面側を示す斜
視図、第3図は単片化した封書用フォームの裏面側を示
す平面図、第4図は接着工程における圧着ローラと接着
剤の接着部分との関係を示す説明図、第5図は挿入工程
を示す概略的な側面図、第6図乃至第10図は封書用フォ
ームの重ね合わせ状態に関する他の実施例を示す概略的
な説明図である。 1……単位封書用フォーム、3……上紙片、4……中紙
片、5……下紙片、12a,12b,12c,12d……感圧性接着
剤、13……封入口、15……封入物、16……封書、21……
折り畳み装置、27a,27b,31a,31b……圧着ローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り重ねられ、切り重ねられ、あるいは別
    々に作成して重ねられる2片以上で形成される用紙の重
    ね合わせ面の所望周縁に、通常では接着せず、所定の条
    件が付与されると接着可能となる接着剤があらかじめ設
    けられた、マージナル部を有する封書用フォームの少な
    くとも一片に、宛名、各種の通知情報等の必要な情報を
    あらかじめプリントした後、所定状態に重ね合わせた封
    書用フォームに対して、所定部分の接着剤に接着条件を
    与えてマージナル部が突出した封入口を有する封入袋を
    形成する接着工程と、形成された封入袋内に開口状態に
    ある封入口から封入物を挿入する挿入工程と、非接着状
    態にある封入口を封緘する封緘工程とを順次施すととも
    に、挿入工程の後に封緘工程の前または後において封入
    口の突出したマージナル部を切断除去する封入口マージ
    ナル部の切断除去工程を施すことにより、封入物を封入
    した封書を作成することを特徴とする封書の作成方法。
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