JP2682453B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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    • H03K5/15013Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors with more than two outputs
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に関し、
特にリセット回路を有する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体集積回路において
は、図7に示すように半導体集積回路1dのリセット入
力端子2から入力されたリセット信号を、ノイズを除去
するためのノイズ除去回路5を通過させたのち、半導体
集積回路1dの内部の各論理回路ユニット3aと3bへ
同一タイミングで供給する。
【0003】図7の回路においてリセット入力端子2に
リセット信号が入力されると、内部リセット信号6によ
り、前記半導体集積回路1dを構成する論理回路ユニッ
トの3aと3bが同時にリセットされる。すなわち半導
体集積回路1dを構成するリセット回路以外のすべての
論理回路ユニットが同時にリセットされるため、リセッ
ト信号の入力時において、図8に示すように、半導体集
積回路1dの消費電流がi1だけ増加する。
【0004】図8において、i1は、リセット信号がリ
セット入力端子2に入力され、論理回路ユニット3aと
3bが内部リセット信号6によって同時にリセットされ
る際の、半導体集積回路1dの消費電流の増加分であ
る。すなわち、電流の増加分i1は、内部リセット信号
6がアクティブになると動作する各トランジスタ(不図
示)において電源からグランドへ流れる貫通電流の総和
である。
【0005】またi0はリセット信号が入力されないと
きに半導体集積回路1dが消費する電流の値である。
【0006】ここで、CMOSインバータの貫通電流
は、該インバータを構成するnMOSトランジスタとp
MOSトランジスタの閾値電圧をそれぞれVtn、Vtp
電源電圧をVDDとして、図8に示すように、入力信号V
in(図8ではリセット信号)が立ち上がり又は立ち下が
り時に、Vtn≦Vin≦VDD−|Vtp|を遷移する期間
中、nMOS及びpMOSトランジスタがともにオン状
態となり電源側から接地(グランド)側に流れる電流で
ある。CMOSインバータの貫通電流の大きさは負荷容
量に依存し、無負荷時に最大となり、電源電圧5V、n
MOS及びpMOSトランジスタの閾値電圧Vtn、|V
tp|がともに0.8Vの場合、貫通電流のピーク値は、
例えば0.5mAとなる(菅野卓雄監修、飯塚哲哉編、
「CMOS超LSIの設計」、培風館、1989年刊、
第107頁参照)。
【0007】このため、半導体集積回路1dが例えば電
源電圧5V、消費電力0.1Wの場合、電流i0は20
mAとされるが、論理回路ユニット3aと3bの不図示
のCMOSインバータにリセット信号が同時に入力され
るものとすると、貫通電流による電流の増加i1は、イ
ンバータ100個で30〜50mA、インバータ100
0個で300〜500mAにも達することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7の回路は、半導体
集積回路1dにおいて、内部リセット信号6が入力され
るトランジスタがすべて同時に動作する構成となってお
り、リセット入力端子2からリセット信号が入力された
瞬間にリセット信号を入力に持つ各トランジスタに同時
に電源からグランドへの貫通電流が流れ、半導体集積回
路1dに大きな電流が流れることになり、このため電
源、グランドにノイズがのって、電源電圧及びグランド
電圧が変動し、ラッチアップ耐性が弱くなるという問題
がある。
【0009】従って、本発明の目的は、リセット信号入
力時に、電源、グランドにノイズがのるのを抑え、半導
体集積回路のラッチアップの発生を防止するように構成
された半導体集積回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の半導体集積回路は、半導体集積回路を構成
する内部論理回路を複数の論理回路ユニットに分割し、
リセット入力端子から入力されるリセット信号を、縦続
接続されたそれぞれの遅延回路で遅延させ前記複数の論
理回路ユニットの各々に対して互いに異なるタイミング
で内部リセット信号としてそれぞれ供給する回路(この
回路を「リセット回路」という)を備え、前記複数の論
理回路ユニットの各々において前記内部リセット信号入
力によるリセット動作時に流れる貫通電流による消費電
流増加のピークが時間軸上で互いに重なり合うことがな
いように設定され、前記リセット入力端子への前記リセ
ット信号入力時の前記内部論理回路全体の消費電流増加
のピーク値を低く抑える、ようにしたことを特徴とす
る。
【0011】また、本発明の半導体集積回路において
は、前記リセット回路が、前記リセット信号を遅延させ
る第1〜第N段のN個の遅延回路を含み、前記第1段の
遅延回路の入力、及び前記第1〜第N段の遅延回路のそ
れぞれの出力から互いにタイミングの異なるN+1本
の内部リセット信号を出力し、それぞれ第1〜第N+1
のN+1個の論理回路ユニットに供給することを特徴と
する。
【0012】さらに、本発明においては、半導体集積回
路が、複数の内部リセット信号をそれぞれ入力する複数
の論理回路ユニットから構成されることを特徴とする。
【0013】そして、本発明の半導体集積回路は、好ま
しい態様において、前記リセット回路が、直列形態又は
並列形態に接続された複数の遅延回路を含み、前記リセ
ット信号を前記複数の遅延回路で遅延させて前記複数の
論理回路ユニットに対して互いに異なるタイミングで前
記内部リセット信号としてそれぞれ供給することを特徴
とする。
【0014】本発明においては、好ましい態様におい
て、半導体集積回路を構成する内部論理回路を複数の論
理回路ユニットに分割し、リセット入力端子から入力さ
れるリセット信号を遅延回路で遅延させて前記複数の論
理回路ユニットの各々に対して互いに異なるタイミング
で内部リセット信号としてそれぞれ供給する回路(この
回路を「リセット回路」という)を備え、前記複数の論
理回路ユニットの各々において前記内部リセット信号入
力によるリセット動作時に流れる貫通電流による消費電
流増加のピークが時間軸上で互いに重なり合うことがな
いように設定され、且つ、前記複数の論理回路ユニット
において前記内部リセット信号入力時の消費電流増加分
が互いに略同一となるように、前記半導体集積回路を構
成する内部論理回路を前記複数の論理回路ユニットに分
割してなることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、リセット回路に遅延回路を用
いて半導体集積回路内部でタイミングの異なるN本の内
部リセット信号を発生させ、その数Nに応じて半導体集
積回路をN個の論理回路ユニットに分割することによ
り、リセット信号入力時の半導体集積回路の消費電流の
増加分を低減できるものであり、これによりリセット入
力時に半導体集積回路の電源及びグランドにのるノイズ
を抑えることができ、チップ内部でのラッチアップの発
生を抑制できる。本発明によれば、内部リセット信号の
入力による論理回路ユニットにおける消費電流の増加分
が互いに等しくなるように、複数(N個)の論理回路ユ
ニットに分割し、これらの論理ユニットに異なるタイミ
ングでリセット信号を供給することにより、リセット信
号入力時の半導体集積回路の消費電流の増加分を、リセ
ット信号を同一タイミングで印加する場合の1/Nに迄
低減することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明を実施例に基
づいて説明する。
【0017】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図中の1aは半導体集積回路、2はリ
セット入力端子、3a及び3bは半導体集積回路1aを
構成する論理回路ユニット、4aはリセット回路、5は
ノイズ除去回路、6は第1の内部リセット信号、6aは
第2の内部リセット信号、7は遅延時間T0の遅延回路
である。
【0018】本実施例では、図1の半導体集積回路1a
において、各々に入力される内部リセット信号による消
費電流の増加分がK:Lになるように、リセット回路4
a以外のすべての論理回路部分を、論理回路ユニット3
aと3bの2つに分割する。
【0019】ここでは、本発明の効果が最も顕著に現わ
れる例として、K=L=1の場合、すなわち論理回路ユ
ニット3a、3bにおけるリセット時の消費電流の増加
分が互いに等しい場合を説明する。論理回路ユニット3
aはリセット信号として第1の内部リセット信号6を用
い、論理回路ユニット3bはリセット信号として第2の
内部リセット信号6aを用いる。
【0020】リセット入力端子2にリセット信号が入力
されると、まず第1の内部リセット信号6がアクティブ
になり、論理回路ユニット3aがリセットされ、図2に
示されるように半導体集積回路1aの消費電流がi2
け増加する。
【0021】ここで、i2は、論理回路ユニット3aが
内部リセット信号6によってリセットされるときに消費
する電流の増加分であり、i2=(1/2)×i1であ
る。但し、i1は、論理回路ユニット3aと3bが同時
にリセット信号6によってリセットされた時の電流の増
加量である。また、T1は、貫通電流の流れる時間を表
わしている。
【0022】続いて、第1の内部リセット信号6がアク
ティブになった時刻から時間T0だけ遅れて、第2の内
部リセット信号6aがアクティブになり、論理回路ユニ
ット3bがリセットされ、論理回路ユニット3aと3b
がリセットされるときに消費される電流の増加分が1対
1とされ互いに等しいことから、図2に示されるように
論理回路ユニット3aのリセットによる電流増加より時
間T0だけ遅れて半導体集積回路1の消費電流がi2だけ
増加する。
【0023】このように、図1の実施例では、半導体集
積回路1aの内部で、タイミングの異なる2つの内部リ
セット信号6と6aを作り、半導体集積回路1aを2つ
の論理回路ユニット3aと3bに分割し、分割した論理
回路ユニットごとに各々タイミングの異なる内部リセッ
ト信号6と6aを供給し、各論理回路ユニットを各々異
なるタイミングでリセットすることで、リセット信号入
力時に同時に動作するトランジスタ数を減らし、リセッ
ト時の半導体集積回路1aの消費電流の増加分を前記条
件K=L=1の場合、同時にリセットする場合の消費電
流の増加分の1/2に低減することができる。
【0024】なお、遅延回路7の遅延時間をT0とし
て、貫通電流の時間波形が略二等辺三角形で近似される
場合について、貫通電流が流れる時間をT1とすると、
図2の場合は、T0>T1に対応している。また、図3
(A)に示すように、T0=(1/2)T1の場合、最大
電流はi0+i2となる。但し、i2=(1/2)×i1
ある。従って、図2と図3(A)から、T0≧(1/
2)T1の場合には最大電流はi0+i2とされる。
【0025】しかしながら、T0<(1/2)T1の場
合、図3(B)に示すように、論理回路ユニット3aと
3bにおける貫通電流が時間軸上互いに重なり合い、最
大電流はi0+i2を越えてしまう。このため、遅延回路
7の遅延時間T0は、好ましくは、T0≧(1/2)T1
に設定される。また、当然のことながら、遅延時間T0
は大きければよいというものではなく、半導体集積回路
が誤動作を起こさない範囲内に設定される。
【0026】半導体集積回路の論理回路ユニット3aと
3bが同時にリセットされる場合の消費電流の増加分を
Iとすると、本実施例においては、一般にK≧Lの場
合、半導体集積回路の消費電流の増加分をK/(K+
L)×Iに低減することができる。
【0027】
【実施例2】図4は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図であり、図中、3c、3d及び3eは半導体
集積回路1bを構成する論理回路ユニット、6は第1の
内部リセット信号、6bは第2の内部リセット信号、6
cは第3の内部リセット信号、7aは遅延時間T1の遅
延回路、7bは遅延時間T2の遅延回路である。
【0028】本実施例では、図4の半導体集積回路1b
において、リセット回路以外のすべての論理回路部分
を、各々に入力される内部リセット信号による消費電流
の増加分がK:L:Mになるように論理回路ユニット3
c、3d及び3eの3つに分割する。
【0029】ここでは、本発明の効果が最も顕著に出る
場合の例として、K=L=M=1の場合(すなわち内部
リセット信号による消費電流の増加分が互いに等しい場
合)を説明する。論理回路ユニット3cはリセット信号
として第1の内部リセット信号6を用い、論理回路ユニ
ット3dはリセット信号として第2の内部リセット信号
6dを用い、論理回路ユニット3eはリセット信号とし
て第3の内部リセット信号6cを用いる。
【0030】リセット入力端子2にリセット信号が入力
されると、まず第1の内部リセット信号6がアクティブ
になり、論理回路ユニット3cがリセットされ、図4に
示されるように半導体集積回路1bの消費電流がi3
け増加する。ここでi3は論理回路ユニット3cが内部
リセット信号6によってリセットされるときに消費する
電流の増加分であり、i3=(1/3)×i1である。但
し、i1は、論理回路ユニット3c、3d、3eが同時
にリセットされる時の電流の増加量である。
【0031】続いて、第1の内部リセット信号6がアク
ティブになった時刻から時間T1だけ遅れて第2の内部
リセット信号6bがアクティブになり、論理回路ユニッ
ト3dがリセットされ、図4に示されるように論理回路
ユニット3cのリセットによる電流増加より時間T1
け遅れて半導体集積回路1bの消費電流がi3だけ増加
する。
【0032】さらに第2の内部リセット信号6bがアク
ティブになった時刻より時間T2だけ遅れて、第3の内
部リセット信号6cがアクティブになり、論理回路ユニ
ット3eがリセットされ、図5に示されるように論理回
路ユニット3dのリセットによる電流増加より時間T2
だけ遅れて半導体集積回路1bの消費電流がi3だけ増
加する。
【0033】従って、図4に示す本実施例では、半導体
集積回路1bの内部で、タイミングの異なる3つの内部
リセット信号6、6b及び6cを作り、半導体集積回路
1bを3つの論理回路ユニット3c、3d及び3eに分
割し、分割した論理回路ユニットごとに各々タイミング
の異なる内部リセット信号6、6b及び6cを供給し、
各論理回路ユニットを各々異なるタイミングでリセット
することで、リセット信号入力時に同時に動作するトラ
ンジスタを減らし、リセット時の半導体集積回路1bの
消費電流の増加分を前記条件K=L=M=1の場合、同
一タイミングでリセットする場合の消費電流の増加分の
1/3に迄低減することができる。
【0034】半導体集積回路の論理回路ユニット3c、
3d及び3eが同時にリセットされる場合の消費電流の
増加分をIとすると、本実施例においては、一般に前記
K、L及びMがK≧L≧Mの場合、リセット時の半導体
集積回路の消費電流の増加分を{K/(K+L+M)}
×Iに低減することができる。
【0035】
【実施例3】図6は本発明の第3の実施例であり、6は
第1の内部リセット信号、6bは第2の内部リセット信
号、6dは第3の内部リセット信号、7aは遅延時間T
1の遅延回路、7cは遅延時間(T1+T2)の遅延回路
である。
【0036】図6は遅延回路7cを遅延回路7aと並列
接続したものであり、前記第2の実施例の半導体集積回
路1bと全く同じ動作をする。
【0037】さらに遅延回路を複数個用いて、ノイズ除
去回路の後段に遅延回路を直列または並列に接続してタ
イミングの異なるN本の内部リセット信号を作り、内部
リセット信号の数Nに応じて半導体集積回路をN個の論
理回路ユニットに分割し、分割した論理回路ユニットご
とに各々タイミングの異なる内部リセット信号を供給
し、各論理回路ユニットを各々異なるタイミングでリセ
ットすることにより、内部リセット信号による消費電流
の増加分を低減することができる。
【0038】各論理回路ユニットの消費電流の増加分が
N個ともすべて等しくなるように半導体集積回路を分割
した場合には、リセット信号入力時の半導体集積回路の
消費電流の増加分を本発明の回路構成を用いない場合の
1/Nに低減することができる。なお、上記各実施例に
おいて、遅延回路(7、7a〜7c)は、インバータ、
またはインバータと容量等により構成される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路は、リセット回路が互いに異なるタイミングで内
部リセット信号を複数出力することにより、リセット信
号入力時の半導体集積回路の消費電流の増加分を低減す
ることができ、これによりリセット入力時に半導体集積
回路の電源及びグランドにのるノイズを抑えることがで
き、チップ内部でのラッチアップの発生を抑制できると
いう効果を奏する。
【0040】また、本発明においては、リセット回路は
複数の遅延回路を用いて半導体集積回路内部でタイミン
グの異なるN本の内部リセット信号を発生させ、その数
Nに応じて半導体集積回路をN個の論理回路ユニットに
分割することにより、リセット信号入力時の半導体集積
回路の消費電流の増加分を、同一タイミングでリセット
する場合の1/Nにまで大幅に低減することができ、こ
のためリセット入力時に半導体集積回路の電源及びグラ
ンドにのるノイズを抑え、チップ内部でのラッチアップ
の発生を抑制できる。そして、本発明においては、複数
の論理回路ユニットが、内部リセット信号入力時の電流
増加分が互いに略同一となるように分割された場合に、
上記効果が最も顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体集積回路のブロ
ック図である。
【図2】図1に示した半導体集積回路の消費電流値の時
間に対する変化(時間波形)を示すグラフである。
【図3】図1に示した半導体集積回路の消費電流値と遅
延時間T0との関係を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施例の半導体集積回路のブロ
ック図である。
【図5】図4に示した半導体集積回路の消費電流値の時
間に対する変化(時間波形)を示すグラフである。
【図6】本発明の第3の実施例の半導体集積回路のブロ
ック図である。
【図7】従来の半導体集積回路のブロック図である。
【図8】図7の従来の半導体集積回路におけるリセット
信号の変化と消費電流値の時間に対する変化(時間波
形)を示すグラフである。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d 半導体集積回路 2 リセット入力端子 3a、3b、3c、3d、3e 論理回路ユニット 4a、4b、4c、4d リセット回路 5 ノイズ除去回路 6、6a、6b、6c、6d 内部リセット回路 7、7a、7b、7c 遅延回路 i0 リセット信号が入力されないときに半導体集積回
路(1a、1b、1c又は1d)消費する電流値 i1 論理回路ユニット3aと3bが内部リセット信号
によって同時にリセットされる時に消費する電流の増加
分 i2 論理回路ユニット3a(又は3b)が内部リセッ
ト信号によってそれぞれリセットされる時に消費する電
流の増加分 i3 論理回路ユニット3c(又は3d、3e)が内部
リセット信号によってそれぞれリセットされる時に消費
する電流の増加分

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路を構成する内部論理回路を
    複数の論理回路ユニットに分割し、リセット入力端子か
    ら入力されるリセット信号を、縦続接続されたそれぞれ
    の遅延回路で遅延させ前記複数の論理回路ユニットの各
    々に対して互いに異なるタイミングで内部リセット信号
    としてそれぞれ供給する回路(この回路を「リセット回
    路」という)を備え、 前記複数の論理回路ユニットの各々において前記内部リ
    セット信号入力によるリセット動作時に流れる貫通電流
    による消費電流増加のピークが時間軸上で互いに重なり
    合うことがないように設定され、前記リセット入力端子
    への前記リセット信号入力時の前記内部論理回路全体の
    消費電流増加のピーク値を低く抑える、ようにしたこと
    を特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】前記リセット回路が、前記リセット信号を
    遅延させる第1〜第N段のN個縦続接続された遅延回路
    を含み、前記第1段の遅延回路の入力、及び前記第1〜
    第N段の遅延回路のそれぞれの出力から互いにタイミン
    グの異なる計N+1本の内部リセット信号を出力し、そ
    れぞれ第1〜第N+1のN+1個の論理回路ユニットに
    供給することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】半導体集積回路を構成する内部論理回路を
    複数の論理回路ユニットに分割し、 リセット入力端子か
    ら入力されるリセット信号を複数段縦続接続された遅延
    回路で遅延させて前記各遅延回路から前記複数の論理回
    路ユニットの各々に対して互いに異なるタイミングで内
    部リセット信号としてそれぞれ供給する回路(この回路
    を「リセット回路」という)を備え、 前記複数の論理回路ユニットの各々において前記内部リ
    セット信号入力によるリセット動作時に流れる貫通電流
    による消費電流増加のピークが時間軸上で互いに重なり
    合うことがないように設定され、且つ、前記複数の論理
    回路ユニットにおいて前記内部リセット信号入力時の消
    費電流増加分が互いに略同一となるように、前記半導体
    集積回路を構成する内部論理回路を前記複数の論理回路
    ユニット に分割してなることを特徴とする半導体集積回
    路。
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