JP2677359B2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

Info

Publication number
JP2677359B2
JP2677359B2 JP62211790A JP21179087A JP2677359B2 JP 2677359 B2 JP2677359 B2 JP 2677359B2 JP 62211790 A JP62211790 A JP 62211790A JP 21179087 A JP21179087 A JP 21179087A JP 2677359 B2 JP2677359 B2 JP 2677359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
output
capacitor
switch element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62211790A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6460269A (en
Inventor
晃司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP62211790A priority Critical patent/JP2677359B2/ja
Publication of JPS6460269A publication Critical patent/JPS6460269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2677359B2 publication Critical patent/JP2677359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、チョッパ回路とインバータ回路とを組み合
わせた電源回路に関するものである。 (背景技術) 第5図はハーフブリッジ式のインバータ回路を用いた
従来の電源回路の回路図である。インバータ回路IVの入
力端には、トランジスタよりなるスイッチ素子Q1,Q2
直列回路とコンデンサC2,C3の直列回路とが並列接続さ
れている。スイッチ素子Q1,Q2の接続点とコンデンサC2,
C3の接続点との間には、負荷lが接続されている。ま
た、各スイッチ素子Q1,Q2の両端には、夫々ダイオードD
1,D2が逆並列接続されている。スイッチ素子Q1,Q2の制
御極には、スイッチ素子Q1,Q2を交互にオンさせるよう
な制御信号が夫々入力されている。交流電源Vinには全
波整流回路DBの交流入力端が接続され、全波整流回路DB
の直流出力端には、スイッチ素子Q1とダイオードD3を介
してインダクタンスL1が接続されている。インダクタン
スL1の両端にはダイオードD2,D3の直列回路を介してコ
ンデンサC1が接続されている。前記インバータ回路IVの
入力端には、全波整流回路DBの直流出力端とコンデンサ
C1との直列回路が接続されている。 この従来例にあっては、インバータ回路IVにおけるス
イッチ素子Q1とダイオードD2を、チョッパ回路CHの構成
要素としても用いており、部品点数が少なく、簡略な回
路構成である。また、電源電流は常に流れるので高入力
力率であり、コンデンサC1に電源電圧が直接加わらない
ので突入電流が流れず、しかも、コンデンサンC1の電圧
と全波整流回路DBの電圧とを加えた電圧がインバータ回
路IVに印加されるので、高出力化が達成できる。 以下、その動作について説明する。まず、スイッチ素
子Q1がオンした時、チョッパ回路CHにおいては、全波整
流回路DBの正出力端から、スイッチ素子Q1、ダイオード
D3、インダクタンスL1、全波整流回路DBの負出力端の経
路で電流が流れ、インダクタンスL1にエネルギーが蓄え
られる。このとき、インバータ回路IVでは、コンデンサ
C2の蓄積電荷がスイッチ素子Q1を介して負荷lに放電さ
れると共に、全波整流回路DBの正出力端から、スイッチ
素子Q1、負荷l、コンデンサC3、コンデンサC1の経路で
電流が流れる。 次に、スイッチ素子Q1がオフすると、チョッパ回路CH
では、スイッチ素子Q1がオンしている間にインダクタン
スL1に蓄えられていたエネルギーが、コンデンサC1、ダ
イオードD2,D3を介して放出され、コンデンサC1が充電
される。スイッチ素子Q2がオンすると、インバータ回路
IVにおいては、コンデンサC3の蓄積電荷がスイッチ素子
Q2を介して負荷lに放電されると共に、全波整流回路DB
の正出力端から、コンデンサC2、負荷l、スイッチ素子
Q2、コンデンサC1の経路で電流が流れる。そして次に、
スイッチ素子Q2がオフされ、スイッチ素子Q1が再びオン
されて、以下、この動作が高周波で繰り返されるもので
ある。 第6図に上記回路の動作波形を示す。ここで、交流電
源Vinの電源電圧をAsinωt、コンデンサC1に蓄積され
る電圧をEとする。第6図(a)は、チョッパ回路CHの
出力電圧であり、直流成分Eと脈流成分|Asinωt|との
和の波形となり、この電圧がインバータ回路IVの入力電
圧となる。負荷電流波形は第6図(b)に示すような波
形となる。つまり、この回路では高周波出力の包絡線が
完全にフラットにはならず、定常成分と脈動成分とを加
え合わせた包絡線となる。そのために、スイッチングレ
ギュレータや直流安定化電源、複写機やファクシミリの
光源用の出力等には利用できないという欠点がある。ま
た、脈流成分の振幅Aに比べて、コンデンサC1の電圧E
が大きい場合には、あまり問題はないが、コンデンサC1
の電圧Eが小さくなるにつれて、完全にフラットな直流
電圧(A+E)の場合と比較して光出力などは一般に減
少するという問題がある。 そこで、電源電圧の脈流成分を検出し、その信号を元
にスイッチ素子Q1のオン信号幅を制御することが考えら
れる。その制御方法を第7図を用いて説明する。同図
(a)は、全波整流回路DBの出力電圧|Asinωt|を規格
化係数Xで割った電圧|Asinωt|/Xと基準電圧VAを示
す。ここで、規格化係数Xは分圧抵抗などを用いて、全
波整流回路DBの出力電圧を降圧するための係数である。
同図(b)は、同図(a)に示す電圧|Asinωt|/Xを基
準電圧VAから差し引いた電圧(VA−|Asinωt|/X)の波
形である。同図(c)はスイッチ素子Q1のオン信号幅を
示す波形であり、同図(b)に示す電圧の瞬時値に比例
したオン信号幅としている。すなわち、脈流電圧の山の
部分ではスイッチ素子Q1のオンデュティを小さくし、谷
の部分ではスイッチ素子Q1のオンデュティを大きくする
ように制御するものである。ここで、オンデュティと
は、(オン期間)/(オン期間+オフ期間)を意味す
る。 上記の制御を行った場合のチョッパ回路CHの出力波形
及びインバータ回路IVの出力波形を、それぞれ第8図
(a),(b)に示す。同図に示すように、この場合に
おいても完全にフラットな出力波形は得られない。その
理由は、スイッチ素子Q1がオンした時、インダクタンス
L1には脈流電圧分のみが印加されるため、脈流成分の谷
の部分(例えば0(V)の部分)では、スイッチ素子Q1
のオンデュティが大きくても、インダクタンスL1にはエ
ネルギーが蓄えられないからである。すなわち、脈流成
分の谷の部分でスイッチ素子Q1のオンデュティを大きく
したからといって、コンデンサC1の電圧Eが上がるとい
うものではなく、出力波形をある程度フラットにするこ
とはできても、完全にフラットにすることはできないの
である。 (発明の目的) 本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、高入力力率で高出力化を
達成でき、突入電流がなく、しかも、出力波形が完全に
フラットになる電源回路を提供することにある。 (発明の開示) 本発明に係る電源回路にあっては、上記の目的を達成
するために、第1図に示すように、交流電源Vinと、交
流電源Vinに入力端を接続された全波整流回路DBと、全
波整流回路DBの出力端に第1のスイッチ素子Q1を介して
接続され第1のスイッチ素子Q1のオン時にエネルギーを
蓄えられるインダクタンスL1と、インダクタンスL1の両
端にダイオードD2,D3を介して接続され第1のスイッチ
素子Q1のオフ時にインダクタンスL1からの電流で充電さ
れるコンデンサC1と、第1のスイッチ素子Q1と第2のス
イッチ素子Q2との直列回路を、前記全波整流回路DBの出
力端とコンデンサC1の直列回路に並列接続され、各スイ
ッチ素子Q1,Q2のオンデュティに応じた電力を負荷lに
供給するインバータ回路と、全波整流回路DBの出力端に
得られる脈流電圧が高くなるにつれて第1及び第2のス
イッチ素子Q1,Q2のオンデュティを小さくするように制
御する制御回路とを有して成ることを特徴とするもので
ある。 つまり、本発明にあっては、第5図の従来例回路にお
いて、チョッパ回路CHのスイッチ素子Q1のオンデュティ
を変化させると共に、インバータ回路IVのスイッチ素子
Q2のオンデュティをも変化させているものである。その
オンデュティの制御方式を第3図により説明する。第3
図(a)は、交流電源Vinを全波整流した脈流波形を示
す。この脈流波形の谷の部分では、同図(b)に示すよ
うに、スイッチ素子Q1のオンデュティを大きくすると共
に、同図(c)に示すように、スイッチ素子Q2のオンデ
ュティも大きくするように制御する。また、前記脈流波
形の山の谷の部分では、同図(d)に示すように、スイ
ッチ素子Q1のオンデュティを小さくすると共に、同図
(e)に示すように、スイッチ素子Q2のオンデュティも
小さくするように制御する。ここで、スイッチング周波
数は一定である。 このように、脈流波形の谷の部分では、スイッチ素子
Q1のオンデュティが大きくなることにより、インダクタ
ンスL1に蓄えられるエネルギーが増加し、コンデンサC1
の電圧Eが上昇して、インバータ回路IVの入力電圧が高
くなると共に、インバータ回路IVにおいても、両スイッ
チ素子Q1,Q2のオンデュティが大きくなるので、負荷電
流が増大する。逆に、脈流波形の山の部分では、スイッ
チ素子Q1のオンデュティが小さくなることにより、チョ
ッパ回路CHのインダクタンスL1に蓄えられるエネルギー
が少なくなり、コンデンサC1の電圧Eが低下して、イン
バータ回路IVの入力電圧が低くなると共に、インバータ
回路IVにおいても両方のスイッチ素子Q1,Q2のオンデュ
ティが小さくなるので、負荷電流が抑えられる。 以上のように、スイッチ素子Q1,Q2のオンデュティを
制御することにより、従来例で示した、ある程度平滑さ
れたチョッパ回路の出力波形(第8図(a)参照)に対
して、インバータ回路IVの出力波形の包絡線を完全にフ
ラットにすることができる。それは、インバータ回路IV
の上記制御により、第8図(a)に示す出力波形におけ
る低い電圧部分ではインバータ回路IVの高周波出力を増
大させ、高い電圧部分ではインバータ回路IVの高周波出
力を抑えるように制御することができるからである。 以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 第1図は本発明の一実施例に係る電源回路の回路図で
ある。本実施例において、主回路の構成については、第
5図従来例と同じであるので、第5図従来例と同一の機
能を有する部分には同一の符号を付して重複する説明は
省略する。スイッチ素子Q1,Q2はバイポーラトランジス
タよりなり、その制御回路は、駆動回路1,2と、脈流波
形検出回路3と、三角波発生回路4と、オンデュティ設
定回路5と、分周回路6よりなる。 以下、各回路の構成について説明する。脈流波形検出
回路3は、全波整流回路DBの出力電圧を分圧して検出電
圧を得る抵抗R1,R2と、コンデンサC1の両端電圧Eを分
圧して基準電圧を得る抵抗R3,R4と、各分圧抵抗にて得
られた検出電圧と基準電圧とを差動増幅するオペアンプ
OP(例えば、NEC製μPC1251)と、その帰還抵抗R7より
なる。抵抗R1,R2の直列回路は、全波整流回路DBの直流
出力端に接続されている。また、抵抗R3,R4の直列回路
は、コンデンサC1の両端に接続されている。抵抗R1,R2
の接続点は、オペアンプOPの非反転入力端子に接続され
ている。抵抗R3,R4の接続点は、オペアンプOPの反転入
力端子に接続されている。オペアンプOPの出力端子は、
帰還抵抗R7を介して反転入力端子に接続されている。な
お、交流電源Vinに降圧トランスを接続して、その降圧
出力を全波整流して、脈流検出電圧を得るようにしても
良い。 三角波発生回路4は、汎用のタイマーIC(例えば、シ
グネティックス製NE555)tmを含む。このタイマーICは
周知のように、トリガ端子(2番ピン)が(1/3)Vcc以
下になると、トリガされて出力端子(3番ピン,図示せ
ず)が“High"レベルとなり、放電端子(7番ピン)は
高インピーダンスとなる。また、スレショルド端子(6
番ピン)が(2/3)Vccになると出力端子(3番ピン)が
“Low"レベルとなり、放電端子(7番ピン)も“Low"レ
ベルとなる。電源端子(8番ピン)とリセット端子(4
番ピン)は電源ラインに接続され、アース端子(1番ピ
ン)はアースラインに接続され、周波数制御端子(5番
ピン)はデカップリングコンデンサC6を介してアースラ
インに接続されている。タイマーICtmの時定数回路を構
成するコンデンサC5の一端はアースラインに接続され、
他端は、タイマーICtmのトリガ端子(2番ピン)とスレ
ショルド端子(6番ピン)と放電端子(7番ピン)に接
続されている。 トランジスタQ3,Q4は各エミッタを制御部電源電圧Vcc
に接続され、各ベースを共通接続されて、カレントミラ
ー回路を構成しており、抵抗R8を介してトランジスタQ3
に流れるのと同じ電流を、トランジスタQ4を介してコン
デンサC5にも流す。したがって、コンデンサC5は定電流
で充電され、その両端電圧VQは直線的に増加する。コン
デンサC5の電圧VQが(2/3)Vccに達すると、タイマーIC
tmの放電端子(7番端子)が“Low"レベルとなり、コン
デンサC5の充電電荷は放電される。これによって、コン
デンサC5の電圧が(1/3)Vcc以下となり、タイマーICtm
はトリガされて、放電端子(7番端子)は高インピーダ
ンス状態となる。以下、同じ動作を繰り返し、このタイ
ターICtmの発振周波数は抵抗R8とコンデンサC5の時定数
で決定される。 オンデュティ設定回路5は、スイッチ素子Q1,Q2のオ
ンデュティを設定する回路であり、CPはコンパレータ
(例えば、NEC製μPC272)である。コンパレータCPのマ
イナス側入力端子には、抵抗R9を介して、脈流波形検出
回路3におけるオペアンプOPの出力電圧VPが印加されて
いる。また、コンパレータCPのプラス側入力端子には、
三角波発生回路4におけるコンデンサC5の電圧VQが印加
されている。コンパレータCPの出力端子は、抵抗R10
介して制御部電源電圧Vccに接続されている。コンデン
サC5の電圧VQが電圧VPよりも小さいときには、コンパレ
ータCPの出力端子はアースラインと短絡されており、該
出力端子の電圧VRは“Low"レベルである。コンデンサC5
の電圧VQが電圧VPを越えると、コンパレータCPの出力端
子はアースラインから開放された状態となり、該出力端
子の電圧VRは“High"レベルとなる。この電圧VRが“Hig
h"レベルである期間によって、スイッチ素子Q1及びQ2
オン期間の幅が決まる。 分周回路6はDフリップフロップFFを含む。オンデュ
ティ設定回路5の出力電圧VRは、DフリッフプロップFF
のクロック入力Cに入力されると共に、ANDゲートの2
入力を短絡したバッファ回路G1に入力されている。バッ
ファ回路G1の出力には、他のバッファ回路G2が縦続接続
されており、遅延回路を構成している。バッファ回路G2
の出力は、抵抗R11を介してANDゲートG3,G4の一方の入
力に接続されている。DフリップフロップFFのQ出力及
び出力は、AND回路G4,G3の他方の入力に夫々接続され
ている。DフリップフロップFFのデータ入力Dには、そ
の出力が接続され、バイナリーカウンタ回路を構成し
ている。AND回路G3,G4の出力は、それぞれ駆動回路1,2
に入力され、スイッチ素子Q1,Q2を駆動する信号とな
る。 第2図は上記回路の動作波形図であり、同図(a)は
脈流波形検出回路3の出力電圧VPの波形、同図(b),
(f)は脈流波形検出回路3の出力電圧VPと三角波発生
回路4の出力電圧VQの波形、同図(c),(g)はオン
デュティ設定回路5の出力電圧VRの波形、同図(d),
(h)はスイッチ素子Q1のオン信号の波形、同図
(e),(i)はスイッチ素子Q2のオン信号の波形を夫
々示している。なお、同図(a)は時間的に商用周波数
と同期しており、低周波での動作波形を示している。ま
た、同図(b)〜(i)は高周波での動作波形を示して
いる。 以下、第2図(a)〜(i)を参照しながら、制御回
路の動作について説明する。ここでは、説明の都合上、
第2図(b)又は(f)に示すように、脈流波形検出回
路3の脈流検出電圧VPが略一定である瞬間を考える。上
述のように、三角波発生回路4においては、コンデンサ
C5と抵抗R8の時定数によって決まる一定の発振周波数で
三角波電圧VQを発生している。三角波電圧VQが脈流検出
電圧VPよりも低いときには、コンパレータCPの出力電圧
VRは"Low"レベルであり、三角波電圧VQが脈流検出電圧V
P以上となったときには、コンパレータCPの出力電圧VR
は"High"レベルとなる(第2図(c),(g)参照)。 コンパレータCPの出力が“Low"レベルから“High"レ
ベルに変化すると、DフリップフロップFFのクロック入
力が“Low"レベルから“High"レベルに立ち上がるの
で、Q出力と出力は反転する。今、Q出力が“High"
レベルになったとすると、バッファ回路G1,G2を含む遅
延回路の出力が“High"レベルとなった時点で、ANDゲー
トG4の出力は“High"レベルとなる。その後、コンパレ
ータCPの出力が“High"レベルから“Low"レベルに変化
すると、前記遅延回路の出力も“Low"レベルとなるの
で、このとき、ANDゲートG4の出力が“Low"レベルとな
る。出力が“High"レベルとなった場合も同様であ
り、前記遅延回路の出力が“High"レベルとなった時点
で、ANDゲートG3の出力は“High"レベルとなり、その
後、前記遅延回路の出力が“Low"レベルとなった時点で
“Low"レベルとなる。したがって、ANDゲートG3,G4の出
力は、コンパレータCPの出力電圧VRが"High"レベルとな
るのと同じ長さの期間だけ、交互に“High"レベルとな
るものであり、この出力により、スイッチ素子Q1,Q2
オン状態に駆動されるものである。 ここで、脈流検出電圧VPが低い場合(第2図(b)参
照)には、コンパレータCPの出力電圧VRが“High"レベ
ルとなる期間は、第2図(c)に示すように長くなる。
このため、スイッチ素子Q1,Q2のオン期間は、第2図
(d),(e)に示すように長くなる。逆に、脈流検出
電圧VPが高い場合(第2図(f)参照)には、コンパレ
ータCPの出力電圧VRが“High"レベルとなる期間は、第
2図(g)に示すように短くなる。このため、スイッチ
素子Q1,Q2のオン期間は、第2図(h),(i)に示す
ように短くなる。このとき、スイッチ素子Q1,Q2のオフ
期間は、三角波発生回路4の発振周波数が一定であるの
で、相対的に長くなる。 したがって、従来例で示した第8図(a)の波形にお
いて、谷の部分ではインバータ回路の出力を上げる方向
に、山の部分ではインバータ回路の出力を下げる方向に
制御することができ、完全にフラットな出力波形を得る
ことが可能となる。 なお、第1図の実施例回路において、コンデンサC5
抵抗R8による時定数を制御して、発振周波数をも変化さ
せるようにすれば、出力波形をフラットにする制御をさ
らに容易に行うことができる。また、本実施例では、ス
イッチ素子Q1,Q2のオンデュティを等しく設定したが、
これは特に等しくなくてもよく、要するに、脈流波形の
山の部分でスイッチ素子Q1,Q2のオンデュティを小さく
し、谷の部分でオンデュティを大きくするような制御を
行えばよいものである。さらに、スイッチ素子Q1,Q2
しては、バイポーラトラジスタを例示したが、電力用の
MOSFETを用いても良い。 実施例2 第4図は本発明の他の実施例に係る電源回路の回路図
である。本実施例において、チョッパ回路の構成につい
ては、第5図従来例と同じであるので、同一の機能を有
する部分には同一の符号を付して重複する説明は省略す
る。また、インバータ回路の構成については、本実施例
では、直列インバータ回路を用いている。すなわち、片
側のスイッチ素子Q1の両端に、結合用のコンデンサC2
介して負荷lを接続した構成となっている。 このインバータ回路の動作について簡単に説明する
と、スイッチ素子Q1がオフ状態で、スイッチ素子Q2がオ
ン状態のときには、全波整流回路DBの正出力端からコン
デンサC2、負荷l、スイッチ素子Q2、コンデンサC1を介
して全波整流回路DBの負出力端に戻る経路で電流が流
れ、スイッチ素子Q1がオン状態で、スイッチ素子Q2がオ
フ状態のときには、コンデンサC2の蓄積電荷がスイッチ
素子Q1を介して負荷にlに放電されるものであり、これ
によって、負荷lには交互に逆方向に電流が流れるもの
である。 本実施例にあっては、スイッチ素子Q1のオンデュティ
の制御を第1の検出回路3Aの検出出力にて行い、また、
スイッチ素子Q2のオンデュティの制御に第2の検出回路
3Bの検出出力にて行うようにしている。第1の検出回路
3Aは、全波整流回路DBの出力端に接続され、脈流成分を
検出している。制御回路7においては、第1の検出回路
3Aにて検出された脈流成分に基づいて、その山の部分で
スイッチ素子Q1のオンデュティを小さくし、谷の部分で
スイッチ素子Q1のオンデュティを大きくするように制御
している。一方、第2の検出回路3Bは、全波整流回路DB
とコンデンサC1との直列回路の両端に接続され、インバ
ータ回路の入力電圧を検出している。制御回路7におい
ては、第2の検出回路3Bにて検出された入力電圧の変動
に応じて、その山の部分でスイッチ素子Q2のオンデュテ
ィを小さくし、谷の部分でスイッチ素子Q2のオンデュテ
ィを大きくするように制御している。このような制御方
式を用いても、実施例1と同様に、負荷lへの出力波形
の包絡線を完全にフラットにすることが可能である。 (発明の効果) 本発明は上述のように、第1のスイッチ素子のオンデ
ュティに応じた電圧が充電されるコンデンサの電圧と全
波整流回路の出力電圧とを加えた電圧を、第1及び第2
のスイッチ素子の直列回路に印加し、各スイッチ素子の
オンデュティに応じた電力を負荷に供給するようにした
インバータ回路において、全波整流回路の出力端に得ら
れる脈流電圧が高くなるにつれて第1及び第2のスイッ
チ素子のオンデュティを小さくするように制御したの
で、負荷への出力波形の包絡線を完全にフラットになる
ように制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図及び第3図
は同上の動作波形図、第4図は本発明の他の実施例の回
路図、第5図は従来例の回路図、第6図乃至第8図は同
上の動作波形図である。 Vinは交流電源、DBは全波整流回路、Q1,Q2はスイッチ素
子、D2,D3はダイオード、L1はインダクタンス、C1はコ
ンデンサ、lは負荷である。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.交流電源と、交流電源に入力端を接続された全波整
    流回路と、全波整流回路の出力端に第1のスイッチ素子
    を介して接続され第1のスイッチ素子のオン時にエネル
    ギーを蓄えられるインダクタンスと、インダクタンスの
    両端にダイオードを介して接続され第1のスイッチ素子
    のオフ時にインダクタンスからの電流で充電されるコン
    デンサと、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子と
    の直列回路を、前記全波整流回路の出力端とコンデンサ
    の直列回路に並列接続され、各スイッチ素子のオンデュ
    ティに応じた電力を負荷に供給するインバータ回路と、
    全波整流回路の出力端に得られる脈流電圧が高くなるに
    つれて第1及び第2のスイッチ素子のオンデュティを小
    さくするように制御する制御回路とを有して成ることを
    特徴とする電源回路。
JP62211790A 1987-08-26 1987-08-26 電源回路 Expired - Lifetime JP2677359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62211790A JP2677359B2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62211790A JP2677359B2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6460269A JPS6460269A (en) 1989-03-07
JP2677359B2 true JP2677359B2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=16611651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62211790A Expired - Lifetime JP2677359B2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2677359B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6460269A (en) 1989-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5592128A (en) Oscillator for generating a varying amplitude feed forward PFC modulation ramp
JP3260024B2 (ja) 電源回路
US5614810A (en) Power factor correction circuit
US20050207193A1 (en) Transition mode operating device for the correction of the power factor in switching power supply units
JP2655673B2 (ja) 電源装置
JP4662005B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2677359B2 (ja) 電源回路
JPH0564432A (ja) 電源装置
JP2677358B2 (ja) 電源回路
JP3324127B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3164134B2 (ja) 電源装置
JP2515403Y2 (ja) スイッチング電源
JP2514925B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3006775B2 (ja) スイッチング電源装置
JP3765026B2 (ja) 放電灯調光点灯装置
JPH0832182B2 (ja) 電源装置
JPH06165498A (ja) 電源装置
JP2688436B2 (ja) インバータ装置
JP3116875B2 (ja) 電源装置
JPH0231913Y2 (ja)
JP2818599B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3379596B2 (ja) インバータ回路
JP3394850B2 (ja) 電源装置
JPH0750633B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH06165495A (ja) 電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 11