JP2677358B2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2677358B2
JP2677358B2 JP62211788A JP21178887A JP2677358B2 JP 2677358 B2 JP2677358 B2 JP 2677358B2 JP 62211788 A JP62211788 A JP 62211788A JP 21178887 A JP21178887 A JP 21178887A JP 2677358 B2 JP2677358 B2 JP 2677358B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、チョッパ回路とインバータ回路とを組み合
わせた電源回路に関するものである。 (背景技術) 第6図は直列インバータ回路を用いた従来の電源回路
の回路図である。インバータ回路IVの入力端には、トラ
ンジスタよりなるスイッチ素子Q1,Q2の直列回路と高周
波バイパス用のコンデンサC4が並列接続されている。ス
イッチ素子Q1の両端には、共振用のコンデンサC3と負荷
lの並列回路が、結合用のコンデンサC2と共振用のイン
ダクタンスL2を介して接続されて、LC直列共振回路を用
いた直列インバータ回路を構成している。ここで、コン
デンサC2,C3の容量は、C2≫C3の関係があり、コンデン
サC2は共振には関与しない。また、各スイッチ素子Q1,Q
2の両端には、夫々ダイオードD1,D2が逆並列接続されて
いる。スイッチ素子Q1,Q2の制御極には、スイッチ素子Q
1,Q2を交互にオンさせるような制御信号が夫々入力され
ている。交流電源Vinには全波整流回路DBの交流入力端
が接続され、全波整流回路DBの直流出力端には、スイッ
チ素子Q1とダイオードD3を介してインダクタンスL1が接
続されている。インダクタンスL1の両端にはダイオード
D2,D3の直列回路を介してコンデンサC1が接続されてい
る。前記インバータ回路IVの入力端には、全波整流回路
DBの直流出力端とコンデンサC1との直列回路が接続され
ている。コンデンサC1,C4の容量は、C1≫C4の関係があ
り、コンデンサC4は平滑には関与しない。 この従来例にあっては、インバータ回路IVにおけるス
イッチ素子Q1とダイオードD2を、チョッパ回路CHの構成
要素としても用いており、部品点数が少なく、簡略な回
路構成である。また、電源電流は常に流れるので高入力
力率であり、コンデンサC1に電源電圧が直接加わらない
ので突入電流が流れず、しかも、コンデンサC1の電圧と
全波整流回路DBの電圧とを加えた電圧がインバータ回路
IVに印加されるので、高出力化が達成できる。 以下、その動作について説明する。インバータ回路IV
のスイッチング周波数は、LC直列共振回路の固有振動周
波数よりも高い(いわゆる遅相モード)とする。 まず、スイッチ素子Q1がオンした時、チョッパ回路CH
においては、全波整流回路DBの正出力端から、スイッチ
素子Q1、ダイオードD3、インダクタンスL1、全波整流回
路DBの負出力端の経路で電流が流れ、インダクタンスL1
にエネルギーが蓄えられる。このとき、インバータ回路
IVでは、コンデンサC2の蓄積電荷が、スイッチ素子Q1
インダクタンスL2、コンデンサC3及び負荷lの経路で放
電される。 次に、スイッチ素子Q1がオフすると、チョッパ回路CH
では、スイッチ素子Q1がオンしている間にインダクタン
スL1に蓄えられていたエネルギーが、コンデンサC1、ダ
イオードD2,D3を介して放出され、コンデンサC1が充電
される。このとき、インバータ回路IVにおいては、イン
ダクタンスL2の残留エネルギーが、コンデンサC3及び負
荷l、コンデンサC2、コンデンサC4、ダイオードD2の経
路で放出される。ここで、コンデンサC4は上記経路を構
成するためのもので、コンデンサC1と比べると、C1≫C4
の関係にあり、平滑にほとんど影響しない値である。 スイッチ端子Q2がオンすると、インバータ回路IVにお
いては、全波整流回路DBの正出力端から、コンデンサ
C2、コンデンサC3及び負荷l、インダクタンスL2、スイ
ッチ素子Q2、コンデンサC1の経路で電流が流れる。最後
にスイッチ素子Q2がオフすると、上記スイッチ素子Q1
オフした場合と同様に、インダクタンスL2の残留エネル
ギーが、ダイオードD1、コンデンサC2、コンデンサC3
び負荷lの経路で放出される。そして次に、スイッチ素
子Q1が再びオンされて、以下、この動作が高周波で繰り
返されるものである。 第7図に上記回路の動作波形を示す。ここで、交流電
源Vinの電源電圧をAsinωt、コンデンサC1に蓄積され
る電圧をEとする。第7図(a)は、チョッパ回路CHの
出力電圧であり、直流成分Eと脈流成分|Asinωt|との
和の波形となり、この電圧がインバータ回路IVの入力電
圧となる。負荷出力波形は負荷lが抵抗の場合には、電
圧電流とも第7図(b)に示すような波形となり、負荷
lが蛍光灯などの場合には、ランプ電流が第7図(b)
に示すような波形となり、ランプ電圧は同図(c)に示
すような波形となる。これは、蛍光灯に負特性があるか
らである。いずれにせよ、この回路では高周波出力の包
絡線が完全にフラットにはならず、定常成分と脈動成分
とを加え合わせた包絡線となる。そのために、スイッチ
ングレギュレータや直流安定化電源、複写機やファクシ
ミリの光源用の出力等には利用できないという欠点があ
る。また、脈動の振幅Aに比べて、コンデンサC1の電圧
Eが大きい場合には、あまり問題はないが、コンデンサ
C1の電圧Eが小さくなるにつれて、完全にフラットな直
流電圧(A+E)の場合と比較して光出力などは一般に
減少するという問題がある。 そこで、電源電圧の脈流成分を検出し、その信号を元
にスイッチ素子Q1のオン信号幅を制御することが考えら
れる。その制御方法を第8図を用いて説明する。同図
(a)は、全波整流回路DBの出力電圧|Asinωt|を規格
化係数Xで割った電圧|Asinωt|/Xと基準電圧VAを示
す。ここで、規格化係数Xは分圧抵抗などを用いて、全
波整流回路DBの出力電圧を降圧するための係数である。
同図(b)は、同図(a)に示す電圧|Asinωt|/Xを基
準電圧VAから差し引いた電圧(VA−|Asinωt|/X)の波
形である。同図(c)はスイッチ素子Q1のオン信号幅を
示す波形であり、同図(b)に示す電圧の瞬時値に比例
したオン信号幅としている。すなわち、脈流電圧の山の
部分ではスイッチ素子Q1のオンデュティを小さくし、谷
の部分ではスイッチ素子Q1のオンデュティを大きくする
ように制御するものである。ここで、オンデュティと
は、(オン期間)/(オン期間+オフ期間)を意味す
る。 上記の制御を行った場合のチョッパ回路CHの出力波形
及びインバータ回路IVの出力波形を、それぞれ第9図
(a),(b)に示す。同図に示すように、この場合に
おいても完全にフラットな出力波形は得られない。その
理由は、スイッチ素子Q1がオンした時、インダクタンス
L1には脈流電圧分のみが印加されるため、脈流成分の谷
の部分(例えば0(V)の部分)では、スイッチ素子Q1
のオンデュティが大きくても、インダクタンスL1にはエ
ネルギーが蓄えられないからである。すなわち、脈流成
分の谷の部分でスイッチ素子Q1のオンデュティを大きく
したからといって、コンデンサC1の電圧Eが上がるとい
うものではなく、出力波形をある程度フラットにするこ
とはできても、完全にフラットにすることはできない。 (発明の目的) 本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、高入力力率で高出力化を
達成でき、突入電流がなく、しかも、出力波形が完全に
フラットになる電源回路を提供することにある。 (発明の開示) 本発明に係る電源回路にあっては、上記の目的を達成
するために、第1図に示すように、交流電源Vinと、交
流電源Vinに入力端を接続された全波整流回路DBと、全
波整流回路DBの出力端に第1のスイッチ素子Q1を介して
接続され第1のスイッチ素子Q1のオン時にエネルギーを
蓄えられるインダクタンスL1と、インダクタンスL1の両
端にダイオードD2,D3を介して接続され第1のスイッチ
素子Q1のオフ時にインダクタンスL1からの電流で充電さ
れるコンデンサC1と、第1のスイッチ素子Q1と第2のス
イッチ素子Q2との直列回路を、前記全波整流回路DBの出
力端とコンデンサC1の直列回路に並列接続され、いずれ
かのスイッチ素子Q1の両端電圧を結合コンデンサC2を介
して負荷lに印加して成るインバータ回路と、全波整流
回路DBの出力端に得られる脈流電圧が高くなるにつれて
第1のスイッチ素子Q1のオンデュティを小さくすると共
に、第2のスイッチ素子Q2のオンデュティを大きくする
ように制御する制御回路とを有して成ることを特徴とす
るものである。 つまり、本発明にあっては、第6図の従来例回路にお
いて、チョッパ回路CHのスイッチ素子Q1のオンデュティ
を変化させると共に、インバータ回路IVのスイッチ素子
Q2のオンデュティをも変化させているものである。その
オンデュティの制御方式を第3図により説明する。第3
図(a)は、交流電源Vinを全波整流した脈流波形を示
す。この脈流波形の山の部分では、同図(b)に示すよ
うに、スイッチ素子Q1のオンデュティを小さくすると共
に、同図(c)に示すように、スイッチ素子Q2のオンデ
ュティを大きくするように制御する。また、前記脈流波
形の谷の部分では、同図(d)に示すように、スイッチ
素子Q1のオンデュティを大きくすると共に、同図(e)
に示すように、スイッチ素子Q2のオンデュティを小さく
するように制御する。要するに、脈流波形の山の部分で
は、スイッチ素子Q1のオンデュティを小さくすることに
より、コンデンサC1の電圧を下げると共に、スイッチ素
子Q2のオン期間をスイッチ素子Q1のオン期間とアンバラ
ンスにすることにより、インバータ回路IVの出力を抑え
るように制御するものであり、脈流波形の谷の部分では
逆の制御を行うものである。ここで、スイッチング周波
数は一定である。 インバータ回路IVにおいて、スイッチ素子Q1のオン期
間と、スイッチ素子Q2のオン期間を、第3図(b),
(c)に示すようにアンバランスにすることにより、出
力を抑えられるという原理について、第4図を用いて簡
単に説明する。第4図に示す回路において、スイッチ素
子Q1,Q2のオン期間を第5図(a),(b)に示すよう
に等しく制御すると、スイッチ素子Q1の両端電圧e1、コ
ンデンサC2の両端電圧e2、負荷lへの印加電圧e2の波形
は、第5図(c),(d)に示すようになる。また、ス
イッチ素子Q1,Q2のオン期間を第5図(e),(f)に
示すようにアンバランスとなるように制御すると、同図
(g)に示すように、コンデンサC2に分担される直流電
圧e2が高くなり、負荷lへの印加電圧e3は同図(h)に
示すようになる。この出力波形は、同図(d)の出力波
形と比較すると、実効値が小さくなっていることが分か
る。したがって、スイッチ素子Q1,Q2のオン期間をアン
バランスにすることにより、出力を抑えることができる
(詳しくは特願昭60−113716号参照)。 このように、スイッチ素子Q1,Q2のオンデュティを制
御することにより、従来例で示した、ある程度平滑され
た電源回路の出力波形(第9図(a))に対して、イン
バータ回路IVの出力波形の包絡線を完全にフラットにす
ることができる。それは、インバータ回路IVの上記制御
により、第9図(a)に示す出力波形における低い電圧
部分ではインバータ回路IVの高周波出力を増大させ、高
い電圧部分ではインバータ回路IVの高周波出力を抑える
ように制御することができるからである。 以下、本発明の実施例について説明する。 実施例 第1図は本発明の一実施例に係る電源回路の回路図で
ある。本実施例において、主回路の構成については、第
6図従来例と同じであるので、第6図従来例と同一の機
能を有する要素には同一の符号を付して重視する説明は
省略する。スイッチ素子Q1,Q2はバイポーラトランジス
タよりなり、その制御回路は、駆動回路1,2と、脈流波
形検出回路3と、三角波発生回路4と、オンデュティ設
定回路5と、デッドオフタイム設定用のパルス回路6
と、切替回路7よりなる。 以下、各回路の構成について説明する。脈流波形検出
回路3は、全波整流回路DBの出力電圧を分圧して検出電
圧を得る抵抗R1,R2と、コンデンサC1の両端電圧Eを分
圧して基準電圧を得る抵抗R3,R4と、各分圧抵抗にて得
られた検出電圧と基準電圧とを差動増幅するオペアンプ
OP(例えば、NEC製μPC1251)と、その付属抵抗R5,R6,R
7よりなる。抵抗R1,R2の直列回路は、全波整流回路DBの
直流出力端に接続されている。また、抵抗R3,R4の直列
回路は、コンデンサC1の両端に接続されている。抵抗
R1,R2の接続点は、抵抗R5を介してオペアンプOPの非反
転入力端子に接続されている。抵抗R3,R4の接続点は、
抵抗R6を介してオペアンプOPの反転入力端子に接続され
ている。オペアンプOPの出力端子は、帰還抵抗R7を介し
て反転入力端子に接続されている。 三角波発生回路4は、汎用のタイマーIC(例えば、シ
グネティックス製NE555)tmを含む。このタイマーICは
周知のように、トリガ端子(2番ピン)が(1/3)Vcc以
下になると、トリガされて出力端子(3番ピン,図示せ
ず)が“High"レベルとなり、放電端子(7番ピン)は
高インピーダンスとなる。また、スレショルド端子(6
番ピン)が(2/3)Vccになると出力端子(3番ピン)が
“Low"レベルとなり、放電端子(7番ピン)も“Low"レ
ベルとなる。電源端子(8番ピン)とアース端子(1番
ピン)は、制御部電源電圧Vccに接続されており、リセ
ット端子(4番ピン)は、電源ラインに接続され、周波
数制御端子(5番ピン)は、デカップリングコンデンサ
C6を介してアースラインに接続されている。タイマーIC
tmの時定数回路を構成するコンデンサC5の一端はアース
ラインに接続され、他端は、タイマーICtmのトリガ端子
(2番ピン)とスレショルド端子(6番ピン)と放電端
子(7番ピン)に接続されている。 トランジスタQ3,Q4は各エミッタを制御部電源電圧Vcc
に接続され、各ベースを共通接続されて、カレントミラ
ー回路を構成しており、抵抗R8を介してトラジスタQ3
流れるのと同じ電流を、トランジスタQ4を介してコンデ
ンサC5にも流す。したがって、コンデンサC5は定電流で
充電され、その両端電圧VQは直線的に増加する。コンデ
ンサC5の電圧VQが(2/3)Vccに達すると、タイマーICtm
の放電端子(7番端子)が“Low"レベルとなり、コンデ
ンサC5の充電電荷は放電される。これによって、コンデ
ンサC5の電圧が(1/3)Vcc以下となり、タイマーICtmは
トリガされて、放電端子(7番端子)は高インピーダン
ス状態となる。以下、同じ動作を繰り返し、このタイマ
ーICtmの発振周波数は抵抗R8とコンデンサC5の時定数で
決定される。 オンデュティ設定回路5は、スイッチ素子Q1,Q2のオ
ンデュティを設定する回路であり、CPはコンパレータ
(例えば、NEC製μPC272)である。コンパレータCPのマ
イナス側入力端子には、抵抗R9を介して、脈流波形検出
回路3におけるオペアンプOPの出力電圧VPが印加されて
いる。また、コンパレータCPのプラス側入力端子には、
三角波発生回路4におけるコンデンサC5の電圧VQが印加
されている。コンパレータCPの出力端子は、抵抗R10
介して制御部電源電圧Vccに接続されている。コンデン
サC5の電圧VQが電圧VPよりも小さいときには、コンパレ
ータCPの出力端子はアースラインと短絡されており、該
出力端子の電圧VRが“Low"レベルである。コンデンサC5
の電圧VQが電圧VPを越えると、コンパレータCPの出力端
子はアースラインから開放された状態となり、該出力端
子の電圧VRは“High"レベルとなる。この電圧VRが“Hig
h"レベルである期間によって、スイッチ素子Q1のオン期
間の幅が決まる。 デッドオフタイム設定用のパルス回路6は、NOT回路N
1〜N6と、コンデンサC7,C8、抵抗R11,R12、及びAND回路
G1よりなり、スイッチ素子Q1,Q2が同時にオフとなるデ
ッドオフタイムを設定している。オンデュティ設定回路
5の出力電圧VRは、NOT回路N1に入力されている。NOT回
路N1の出力はNOT回路N2,N3に入力されている。NOT回路N
2の出力は、コンデンサC7の一端に接続されている。コ
ンデンサC7の他端は抵抗R11を介して制御部電源電圧Vcc
に接続されると共に、NOT回路N4の入力に接続されてい
る。NOT回路N4の出力は、NOT回路N5にて反転されて、AN
D回路G1の一方の入力となっている。NOT回路N3の出力
は、コンデンサC8の一端に接続されている。コンデンサ
C8の他端は抵抗R12を介してアースレベルに接続される
と共に、NOT回路N6の入力に接続されている。NOT回路N6
の出力は、AND回路G1の他方の入力となっている。 切替回路7は、NOT回路N7〜N9と、コンデンサC9,C10,
NAND回路G2,G3よりなり、スイッチ素子Q1,Q2を交互にオ
ンさせる信号を発生する。NOT回路N1の出力は、切替回
路7におけるNAND回路G3の一方の入力に接続されると共
に、NOT回路N7を介してNAND回路G2の一方の入力に接続
されている。NAND回路G2,G3の他方の入力には、AND回路
G1の出力が接続されている。NAND回路G2の出力はコンデ
ンサC9の一端に接続されると共に、NOT回路N8の入力に
接続されている。コンデンサC9の他端はアースレベルに
接続されている。NOT回路N8の出力は、駆動回路1に入
力され、駆動回路1の出力によりスイッチ素子Q1がスイ
ッチングされる。一方、NAND回路G3の出力はコンデンサ
C10の一端に接続されると共に、NOT回路N9の入力に接続
されている。コンデンサC10の他端はアースレベルに接
続されている。NOT回路N9の出力は、駆動回路2に入力
され、駆動回路2の出力によりスイッチ素子Q2がスイッ
チングされる。 第2図は上記回路の動作波形図であり、同図(a)は
脈流波形検出回路3の出力電圧VPと三角波発生回路4の
出力電圧VQの波形、同図(b)はオンデュティ設定回路
5の出力電圧VRの波形、同図(c)はコンデンサC7と抵
抗R11で決まるデッドオフ信号の波形、同図(d)はコ
ンデンサC8と抵抗R12で決まるデッドオフ信号の波形、
同図(e),(f)はスイッチ素子Q1,Q2のオン信号の
波形を夫々示している。 以下、第2図(a)〜(f)を参照しながら、制御回
路の動作について説明する。ここでは、説明の都合上、
第2図(a)に示すように、脈流波形検出回路3の脈流
検出電圧VPが略一定である瞬間を考える。上述のよう
に、三角波発生回路4においては、コンデンサC5と抵抗
R8の時定数によって決まる一定の発振周波数で三角波電
圧VQを発生している。三角波電圧VQが脈流検出電圧VP
りも低いときには、コンパレータCPの出力電圧VRは“Lo
w"レベルであり、三角波電圧VQが脈流検出電圧VP以上と
なったときには、コンパレータCPの出力電圧VRは“Hig
h"レベルとなる(第2図(b)参照)。 今、コンパレータCPの出力電圧VRが“High"レベルか
ら“Low"レベルに変化したとすると、NOT回路N2の出力
が“High"レベルから“Low"レベルに変化し、コンデン
サC7を介して、NOT回路N4の入力が"Low"レベルとなり、
その出力は“High"レベルとなる。その後、コンデンサC
7と抵抗R11の時定数で決まる時間後にNOT回路N4の入力
はスレショルドレベルを越え、このとき、NOT回路N4
出力は“Low“レベルに戻る。したがって、NOT回路N4
出力は、コンパレータCPの出力電圧VRが“High"レベル
から“Low"レベルに変化してからコンデンサC7と抵抗R
11の時定数で決まる所定時間だけ“High"レベルとな
り、その後、“Low"レベルに戻る。この動作によって決
まるデッドオフ信号は、第2図(c)に示すようにな
る。また、NOT回路N5の出力は、このデッドオフ信号を
反転した出力となる。 次に、コンパレータCPの出力電圧VRが“Low"レベルか
ら“High"レベルに変化したとすると、NOT回路N3の出力
が“Low"レベルから“High"レベルに変化し、コンデン
サC8を介して、NOT回路N6の入力が“High"レベルとな
り、その出力は“Low"レベルとなる。その後、コンデン
サC8と抵抗R12の時定数で決まる時間後にNOT回路N5の入
力はスレショルドレベル以下となり、このとき、NOT回
路N6の出力は“High"レベルに戻る。したがって、NOT回
路N6の出力は、コンパレータCPの出力電圧VRが“Low"レ
ベルから“High"レベルに変化してコンデンサC8と抵抗R
12の時定数で決まる所定時間だけ"Low"レベルとなり、
その後、“High"レベルに戻る。この動作によって決ま
るデッドオフ信号(NOT回路N6の出力とは逆相)は、第
2図(d)に示すようになる。 AND回路G1の各入力には、NOT回路N5の出力とNOT回路N
6の出力とが接続されているので、AND回路G1の出力は、
第2図(c),(d)に示すデッドオフ信号の発生期間
中は"Low"レベルとなり、その他の期間中は“High"レベ
ルとなる。このAND回路G1の出力は、切替回路7におけ
る各AND回路G2,G3に入力されているので、デッドオフ信
号の発生期間中は、NAND回路G2,G3は信号が通過できな
い状態となり、このため、スイッチ素子Q1,Q2は共にオ
フとなる。 デッドオフ信号の発生していない期間においては、コ
ンパレータCPの出力電圧VRが“High"レベルのときに
は、NOT回路N1の出力が“Low"レベル、NOT回路N7の出力
が“High"レベル、NAND回路G2の出力が“Low"レベル、N
OT回路N8の出力が"High"レベルとなるので、駆動回路1
を介して、スイッチ素子Q1がオン状態とされる。このス
イッチ素子Q1のオン信号は、第2図(e)に示すように
なる。 逆に、コンパレータCPの出力電圧VRが“Low"レベルの
ときには、NOT回路N1の出力が“High"レベル、NAND回路
G3の出力が“Low"レベル、NOT回路N9の出力が“High"レ
ベルとなるので、駆動回路2を介して、スイッチ素子Q2
がオン状態とされる。このスイッチ素子Q2のオン信号
は、第2図(f)に示すようになる。 ここで、脈流波形検出回路3の脈流検出電圧VPが高く
なると、三角波電圧VQが脈流検出電圧VPを越えている期
間が短くなるので、コンパレータCPの出力電圧VRが“Hi
gh"レベルである期間、換言すれば、スイッチ素子Q1
オン期間は短くなる。このとき、三角波発生回路4の発
振周波数は一定であるので、コンパレータCPの出力電圧
VRが“Low"レベルである期間、換言すれば、スイッチ素
子Q2のオン期間は長くなる。したがって、全波整流回路
DBから出力される脈流電圧が高くなるにつれて、スイッ
チ素子Q1のオン期間は短くなり、スイッチ素子Q2のオン
期間は長くなるものである。同様に、全波整流回路DBか
ら出力される脈流電圧が低くなるにつれて、スイッチ素
子Q1のオン期間は長くなり、スイッチ素子Q2のオン期間
は短くなるものである。 なお、第1図の実施例回路において、コンデンサC5
抵抗R8による時定数を制御して、発振周波数をも変化さ
せるようにすれば、出力波形をフラットにする制御をさ
らに容易に行うことができる。 また、実施例回路においては、スイッチ素子Q1,Q2
して、バイポーラトランジスタを例示したが、電力用の
MOSFETを用いても良い。 (発明の効果) 本発明は上述のように、第1のスイッチ素子のオンデ
ュティに応じた電圧が充電されるコンデンサの電圧と全
波整流回路の出力電圧とを加えた電圧を、第1及び第2
のスイッチ素子の直列回路に印加し、いずれかのスイッ
チ素子の両端電圧を結合コンデンサを介して負荷に印加
するようにしたインバータ回路において、全波整流回路
の出力端に得られる脈流電圧が高くなるにつれて第1の
スイッチ素子のオンデュティを小さくすると共に、第2
のスイッチ素子のオンデュティを大きくするように制御
したので、負荷への出力波形の包絡線が完全にフラット
になるように制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係る電源回路の回路図、第
2図及び第3図は同上の動作波形図、第4図は本発明の
原理説明のための回路図、第5図は同上の動作波形図、
第6図は従来例の回路図、第7図乃至第9図は同上の動
作波形図である。 Vinは交流電源、DBは全波整流回路、Q1,Q2はスイッチ
素子、D2,D3はダイオード、L1はインダクタンス、C1,C2
はコンデンサ、lは負荷である。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.交流電源と、交流電源に入力端を接続された全波整
    流回路と、全波整流回路の出力端に第1のスイッチ素子
    を介して接続され第1のスイッチ素子のオン時にエネル
    ギーを蓄えられるインダクタンスと、インダクタンスの
    両端にダイオードを介して接続され第1のスイッチ素子
    のオフ時にインダクタンスからの電流で充電されるコン
    デンサと、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子と
    の直列回路を、前記全波整流回路の出力端とコンデンサ
    の直列回路に並列接続され、いずれかのスイッチ素子の
    両端電圧を結合コンデンサを介して負荷に印加して成る
    インバータ回路と、全波整流回路の出力端に得られる脈
    流電圧が高くなるにつれて第1のスイッチ素子のオンデ
    ュティを小さくすると共に、第2のスイッチ素子のオン
    デュティを大きくするように制御する制御回路とを有し
    て成ることを特徴とする電源回路。
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