JP2619422B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2619422B2
JP2619422B2 JP62260055A JP26005587A JP2619422B2 JP 2619422 B2 JP2619422 B2 JP 2619422B2 JP 62260055 A JP62260055 A JP 62260055A JP 26005587 A JP26005587 A JP 26005587A JP 2619422 B2 JP2619422 B2 JP 2619422B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は電源装置に関するものである。
[背景技術] 第10図は従来例の回路図を示しており、この従来例は
交流電源1にインダクタンス素子2を介して接続した全
波整流器3の出力端と、交流電源1にキャパシタンス素
子4を介して接続した全波整流器6の出力端を共通の平
滑コンデンサ5に接続した構成となっている。図におい
て接続されている負荷7は直流電圧を高周波交流電圧に
変換するインバータ装置等である。
この従来例の動作について第11図に示す各部の波形に
基づいて説明する。
今第11図(a)に示す交流電源1の電圧Vsが正のサイ
クル開始時にあるとすると、この時点では既にキャパシ
タンス素子4は第11図(d)に示すように電荷が貯まっ
ており、図示するようにマイナスの電位をもっている。
この電位の向きは交流電源1の正の半サイクルの向きと
同じである。やがて電源電圧Vsが高くなり、キャパシタ
ンス素子4の電圧Vcを加えた電圧が第11図(a)に示す
平滑コンデンサ5の電圧VDCと等しくなる。
すると、キャパシタンス素子4を介した全波整流器6
へ交流電源1から第11図(c)に示す電流Iincが流れ始
める。この電流Iincによってキャパシタンス素子4は初
めと逆向きに電荷が充電され、電源電圧Vsと逆向きに電
圧を持つようになる。
このキャパシタンス素子4の電圧Vcと平滑コンデンサ
5の電圧VDCの和が、電源電圧Vsと等しくなると、キャ
パシタンス素子4を介して流れる電流Iincは流れなくな
る。そしてこのときキャパシタンス素子4に蓄えられて
いる電荷は交流電源1の負のサイクルまで維持される。
一方インダクタンス素子2を介する全波整流器3へは
電源電圧Vsが平滑コンデンサ5の電圧VDCと等しくなっ
たときに電流IinLga流れ始め、次に電源電圧Vsがピーク
値を越えて下がり電圧VDCと等しくなるまで、第11図
(e)に示す電流IinLは増加する。この後電源電圧Vsが
電圧VDCより低くなっても、インダクタンス素子2に発
生する誘起電圧のためしばらく電流IinL減少しながらも
流れ続け、やがて零になり、交流電源1の正の半サイク
ルは終了する。負のサイクルも全く同様な理由で各電流
が流れる。
この方式では第11図(b)に示した入力電流Iinに休
止期間t0が存在するため、入力力率を高くし、入力電流
Iinの歪みを小さくしょうとすれば、入力電流Iinの導通
期間を更に広げなければ成らない。このためにはインダ
クタンス素子2のインダクタンス値を大きくして誘導起
電力を大きくすることで、導通期間を広げることができ
る。
しかしインダクタンス素子2を大きくすると回路が大
型化し、コストが高くなる。しかもインダクタンス素子
2のインダクタンス値が大きいとインダクタンス素子2
と平滑コンデンサ5とで電源電圧Vsを分圧する際のイン
ダクタンス素子2の分圧の割合が増えるため平滑コンデ
ンサ5の直流出力電圧が下がるという欠点を有してい
た。
[発明の目的] 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その
目的とするところは小型で且つ安価なインダクタンス素
子とキャパシタンス素子を使用して、高入力力率で且
つ、入力電流の歪みを小さくすることができた電源装置
を提供するにある。
[発明の開示] 本発明は第1図に示すように交流電源1を誘導性リア
クタンスAを介して接続した第1の整流回路3′と容量
性リアクタンスBを介して接続した第2の整流回路6′
とを有し、上記両整流回路3′,6′の内一方の整流回路
3′の直流出力端に複数の平滑コンデンサ5a,5bを直列
に接続し、上記平滑コンデンサ5a,5bの分圧点に他方の
整流回路6′の直流出力端を接続することを特徴とする
もので、整流回路6′の直流出力を平滑コンデンサ5a,5
bの分圧点に接続することで、入力電流Iinの導通期間を
広げて入力力率を高くし且つ、入力電流Iinの歪みを小
さくすることができる。負荷7はインバータ装置や抵抗
負荷からなる。
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1 第2図は実施例の回路を示しており、誘導性リアクタ
ンスAとしてインダクタンス素子2を、容量性リアクタ
ンスBとしてキャパシタンス素子4を夫々使用し、整流
回路としては全波整流器3、6を使用し、キャパシタン
ス素子4を介して交流電源1に接続した全波整流器6の
直流出力端を2個の平滑コンデンサ5a,5bの直列回路の
共通接続点、つまり分圧点に接続することで、2つの全
波整流器3,6が接続される平滑コンデンサの電圧に差を
つけている。
次に第3図、第4図に示す各部の波形図に基づいて説
明する。
今第3図(a)(又は第4図(a))の交流電源1の
電圧Vsが負の半サイクルから正の半サイクルに反転する
とき第4図(b)に示すキャパシタンス素子4の電圧Vc
は一定に保たれており、この電圧Vcは次の電源電圧Vsが
上昇する向きと同じ向きに発生している。電源電圧Vsが
上昇し、電源電圧Vsとキャパシタンス素子4の電圧Vcを
加えたものが、第4図(b)に示す平滑コンデンサ5bの
電圧Vcaを越えると、キャパシタンス素子4を介して電
流Iincが第3図(c)又は第4図(c)に示すように流
れ始める。キャパシタンス素子4に流れる電流Iincによ
ってキャパシタンス素子4の電圧Vcが徐々に小さくなり
初めの向きと逆向きに電圧を発生し、電圧が入力電流を
素子する方向になる。そしてキャパシタンス阻止4の電
圧Vcと平滑コンデンサ5bの電圧Vcbの和が電源電圧Vsを
越えると、キャパシタンス素子4を介する電流Iincは流
れなくなる。
次にインダクタンス素子2を介して流れる第3図
(d)又は第4図(d)に示す電流IinLについて説明す
る。インダクタンス素子2を介する電流IinLは電源電圧
Vsが平滑コンデンサ5a,5bの電圧の合成平滑電圧VDCを越
えると流れ始める。そして平滑電圧VDCはインダクタン
ス素子4での電圧降下があるため電源電圧Vsよりも緩や
かに上昇する。この間インダクタンス素子4に流れる電
流IinLは増加していく。やがて電源電圧Vsは下降するた
め平滑電圧VDCと等しくなる。その後はインダクタンス
素子4に誘起電圧が発生し電流IinLを流し続けるのが、
次第に減少し零となる。交流電源1の電圧Vsの負と半サ
イクルの場合も上記の正の半サイクルと全く同様の動作
をする。ここで第10図の従来例の場合と比べると、イン
ダクタンス素子4を流れる電流IinLの導通期間の長さは
変わらないが、キャパシタンス素子4を介して流れる電
流Iincの導通期間は電源半サイクルの前方へ広がるため
長くなる。従って両者の合成である第3図(b)に示す
入力電流Iinの導通期間が広がる。即ち休止期間t0が第1
1図のt0より短くなるので、従来例より入力力率が高く
なり且つ、入力電流Iin歪みも小さくなる。
尚負荷7は一石式のインバータ装置からなり、このイ
ンバータ装置は発振器COでトランジスタQ1を高周波でス
イッチングさせて放電灯lの両端に高周波電圧を発生さ
せ、高周波点灯させる公知の回路である。
実施例2 上記第2図回路においてインダクタンス素子2の位置
と、キャパシタンス素子4の位置とを入れ換えても同様
な効果が得られる。第5図は入れ換えた本実施例の回路
を示しており、この実施例ではインダクタンス素子2に
電流IinLが流れる期間が交流電源1の電圧Vsの半サイク
ルの後方へ広がるためである。つまりインダクタンス素
子2を介して流れる電流IinLの導通期間が電源周波の各
半サイクルの後方へ広がる。従って、入力電流Iinの休
止期間t0従来例より短くなるので、高入力力率となり、
その上入力電流Iinの歪みが小さくなる。
実施例3 上記実施例1,2では容量性リアクタンスAとしてキャ
パシタンス素子4を用い、誘導性リアクタンスBとして
インダクタンス素子2を用いているが、容量性或いは誘
導性リアクタンスとしてキャパシタンス素子とインダク
タンス素子を組み合わせて構成しても良い。第6図は容
量性リアクタンスBをキャパシタンス素子4とインダク
タンス素子8とで構成した本実施例を示しており、この
場合第7図(c)に示すようにキャパシタンス素子9に
流れる電流Iincの波形は滑らかとなり、第7図(d)に
示すインダクタンス素子2に流れる電流IinLと合成され
る入力電流Iinも第7図(b)に示すように滑らかにな
り、入力電流歪みが更に小さくなる。第7図(a)は交
流電源1の電圧Vsの波形である。
尚本実施例で用いている負荷7は所謂ハーフブリッジ
式インバータ装置からなり、このインバータ装置では発
振器CO1,CO2で交互にトランジスタQ1,Q2をスイッチング
させて、インダクタンス素子L1、コンデンサC3、放電灯
lとコンデンサC4の並列回路に振動電流を流して放電灯
lを高周波点灯させるようになっている。
ところで上記実施例1,2,3はいずれも2つの全波整流
器3,4を使用したものであるが、特に限定されるもので
はない。
実施例4 本実施例は第8図に示すようにダイオードD1〜D4から
構成されたブリッジ回路からなる全波整流器をインダク
タンス素子2に対応する整流回路とし、キャパシタンス
素子4に対応する整流回路としてダイオードD3、D4を用
いて、使用する全波整流器を1つとしたものであり、図
示する回路ではキャパシタンス素子4は交流電源1、平
滑コンデンサ5a,5b、ダイオードD3、D4で倍電圧整流回
路を構成するが、平滑コンデンサ5a,5bの直列回路の電
圧VDCは全波整流器を用いた場合と同じ電圧しか出な
い。従って第8図回路はインダクタンス素子2を介して
交流電源1に接続さる全波整流器の出力に接続される平
滑コンデンサ5a,5bの分圧点にキャパシタンス素子4を
介して交流電源1に接続した整流回路の出力が接続され
ることにより、本発明の基本構成を満足する。
而して本実施例では第9図(a)に示す交流電源1の
電圧Vsの半サイクルの前半部でキャパシタンス素子4に
流れる電流Iincの方向に対して後半部で流れる電流Iinc
の方向が第9図(c)に示すように逆向きとなる点で、
実施例1と異なる。つまり前半部の電流は平滑コンデン
サ5a,5bを充電する電流であるが、後半部は平滑コンデ
ンサ5a,5bが負荷7へ放電している電流であり、このた
め平滑コンデンサ5a,5bの直列電圧は全波整流の時と同
じとなる。この後半部においてキャパシタンス素子4に
流れる電流Iincについて更に詳説する。今例えば電源電
圧Vsが正のサイクルであって、前半部に流れる電流Iinc
が零になると、キャパシタンス素子4の電圧Vcと平滑コ
ンデンサ5bの電圧Vcbの和が電源電圧Vsと等しくなり、
次には電源電圧Vsの方が小さくなって、平滑コンデンサ
5b→キャパシタンス素子4→交流電源1→ダイオードD3
→負荷7→平滑コンデンサ5bのループでキャパシタンス
素子4,コンデンサ5bが電荷を放出する。この時に流れる
逆向き電流のため、交流電源1の電圧 Vsの半サイクル
の後半部の入力電流Iinが第9図(b)に示すように小
さくなるが、休止期間t0の長さは実施例1の場合と同じ
ように短い。
尚一方インダクタンス素子2に流れる電流IinLは実施
例1と同様に流れる。第9図(d)はその電流IinLの波
形を示す。
[発明の効果] 本発明は交流電源に誘導性リアクタンスを介して接続
した第21の整流回路と、上記交流電源に容量性リアクタ
ンスを介して接続した第2の整流回路とを有し、上記第
1、第2の整流回路の内一方の整流回路の直流出力短に
平滑コンデンサを複数個直列に接続し、上記平滑コンデ
ンサの分圧点に他方の整流回路の直流出力端を接続する
ので、大きな値のインダクタンス素子を用いることな
く、入力電流の導通期間を増大して休止期間を短くする
ことができ、従って従来装置に比べて入力力率が高く、
且つ入力電流歪が小さくなるという効果があり、また使
用するインダクタンス素子が大型とならないから製作コ
ストも安価で、装置全体も大型とならないという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回路構成図、第2図は本発明の実施例
1の回路図、第3図、第4図は同上の動作説明用波形
図、第5図は本発明の実施例2の回路図、第6図は本発
明の実施例3の回路図、第7図は同上の動作説明用波形
図、第8図は本発明の実施例4の回路図、第9図は同上
の動作説明用波形図、第10図は従来例の回路図、第11図
は同上の波形図である。 1……交流電源、3′……整流回路、6′……整流回
路、5a,5b……平滑コンデンサ、A……誘導性リアクタ
ンス、B……容量性リアクタンスである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源に誘導性リアクタンスを介して接
    続した第1の整流回路と、上記交流電源に容量性リアク
    タンスを介して接続した第2の整流回路とを有し、上記
    第1、第2の整流回路の内一方の整流回路の直流出力端
    に平滑コンデンサを複数個直列に接続し、上記平滑コン
    デンサの分圧点に他方の整流回路の直流出力端を接続す
    ることを特徴とする電源装置。
JP62260055A 1987-10-15 1987-10-15 電源装置 Expired - Lifetime JP2619422B2 (ja)

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