JPH0713435Y2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH0713435Y2
JPH0713435Y2 JP1988126039U JP12603988U JPH0713435Y2 JP H0713435 Y2 JPH0713435 Y2 JP H0713435Y2 JP 1988126039 U JP1988126039 U JP 1988126039U JP 12603988 U JP12603988 U JP 12603988U JP H0713435 Y2 JPH0713435 Y2 JP H0713435Y2
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雅人 大西
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一対のスイッチング素子を有し、一方のスイ
ッチング素子と同電位の発振回路から電位の異なる他方
のスイッチング素子へトランス等の絶縁素子を介さずに
信号伝達を行うようにしたインバータ装置に関するもの
である。
[従来の技術] 第8図は従来のインバータ装置の回路図であり、第9図
はその動作波形図である。以下、従来例の回路構成につ
いて説明する。直流電源Vの両端には、スイッチング素
子SW1,SW2の直列回路が接続されている。スイッチング
素子SW1,SW2は例えば電力用のMOSトランジスタやダイ
オードを逆並列接続された電力用のバイポーラトランジ
スタにて構成される。各スイッチング素子SW1,SW2は、
ドライブ回路1,2の出力信号V1,V2によりそれぞれオン
・オフ駆動される。一方のスイッチング素子SW2の両端
には、インダクタL0を介して、負荷ZとコンデンサC0
の並列回路が接続されている。負荷Zとしては、例えば
放電灯が用いられる。負荷Zが放電灯であるときに、イ
ンダクタL0、コンデンサC0の共振回路を用いるのは、放
射ノイズ等の関係から負荷電流の波形を正弦波状にする
ためである。各スイッチング素子SW1,SW2の電流I1,I2
は、第9図(m),(l)に示すように、負方向から始
まり、正方向で遮断している。これは、インダクタL0
コンデンサC0による共振回路の共振周波数よりも、スイ
ッチング素子SW1,SW2のドライブ周波数を高く設定して
いるためである。このように設定すると、例えばスイッ
チング素子SW1がオフしたときに、負荷回路による共振
電流は、スイッチング素子SW2をまず負方向に流れるこ
とになり、続いてスイッチング素子SW2の正方向に流れ
る。スイッチング素子SW2がオフする時にも同様に、負
荷回路による共振電流はスイッチング素子SW1をまず負
方向に流れ、続いてスイッチング素子SW1の正方向に流
れる。このとき、各スイッチング素子SW1,SW2の素子電
圧V5,V3は、夫々がオフする時に高電圧へ移行する。
直流電源Vの両端に接続された抵抗R1,コンデンサC1
直列回路は発振回路5及びドライブ回路2を含む下側回
路の電源回路であり、スイッチング素子SW1の両端に接
続された抵抗R2,コンデンサC2の直列回路はドライブ回
路1を含む上側回路の電源回路である。コンデンサC3
C4はスイッチング素子SW1,SW2の容量成分である。
コンデンサC1にて給電される発振回路5は、2つのドラ
イブ信号VA,VBを出力している。ドライブ信号VAはドラ
イブ回路2に入力され、ドライブ信号VBは信号伝達回路
を介して、ドライブ回路1に入力される。信号伝達回路
は、トランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4、ダイオードD1
抵抗R3よりなり、トランス等の絶縁素子を用いないで信
号伝達を行っている。トランジスタTr1,Tr2はカレント
ミラー回路3を構成し、トランジスタTr3,Tr4はカレン
トミラー回路4を構成している。発振回路5から出力さ
れるドライブ信号VBはカレントミラー回路3の一方のト
ランジスタTr1に入力され、カレントミラー回路3の他
方のトランジスタTr2の出力は、カレントミラー回路4
の一方のトランジスタTr3に入力されている。カレント
ミラー回路4の他方のトランジスタTr4は抵抗R3を直列
に接続されて、コンデンサC2の両端に接続されている。
各トランジスタTr1〜Tr4の電流増幅率hfeが十分に大き
いものとすると、ドライブ信号VBによってトランジスタ
Tr1に流れる入力電流IB′とほぼ同じ電流が信号伝達電
流IBとしてトランジスタTr2,Tr3に流れ、また、トラン
ジスタTr3に流れる信号伝達電流IBとほぼ同じ電流がト
ランジスタTr4に出力電流I4となって流れる。ドライブ
信号VBが高レベルのときには、トランジスタTr1,Tr2
導通して、信号伝達電流IBが流れ、トランジスタTr3,T
r4も導通する。トランジスタTr4が導通すると、抵抗R3
に出力電流I4が流れ、抵抗R3の両端に電圧降下が生じ
て、ドライブ回路1の入力信号V4が高レベルとなる。ド
ライブ信号VBが低レベルのときには、ドライブ回路1の
入力信号V4は低レベルとなる。なお、各カレントミラー
回路3,4のトランジスタTr1〜Tr4が高速動作を行うため
に、不飽和領域で動作している。
ダイオードD1はトランジスタTr2がオフしたときに、ト
ランジスタTr2のコレクタ・エミッタ間の浮遊容量成分C
Sに充電された蓄積電荷を放出するバイパス経路を形成
して、トランジスタTr3のベース・エミッタ間逆電圧を
低減するために設けられている。
この従来例では、トランスや、フォトカプラ等の絶縁素
子を用いないで、発振回路5とは異電位側のドライブ回
路1に、ドライブ信号VBに同期した入力信号V4を伝達す
ることができ、制御回路のIC化に適した構成となってい
る。しかしながら、この従来例にあっては、ドライブ信
号VBが低レベルであるときに、素子電圧V3が上昇する
と、コンデンサC2及びカレントミラー回路4における一
方のトランジスタTr3を介して、トランジスタTr2の容量
成分C3への充電電流が流れて、これが信号伝達電流IB
ような作用をなし、誤動作を生じることがあった。
以下、第9図を参照しながら、この動作について説明す
る。まず、時刻t0でドライブ信号VB(第9図(b)が低
レベルになると、カレントミラー回路3,4の電流IB′,I
B,I4(同図(c),(d),(e))が流れなくな
り、ドライブ回路1の入力信号V4(同図(f))が低レ
ベル、ドライブ回路1の出力信号V1(同図(h))が低
レベルとなり、スイッチング素子SW1はオフする。この
とき、素子電圧V3,V5(同図(i),(j))はスイッ
チング素子SW1,SW2の容量成分C3,C4によって傾斜的に
変化し、その電流は時刻t1以降は負荷回路の共振作用に
よって負方向の電流I2(同図(l))となって流れ、時
刻t2以降は、ドライブ信号VA(同図(a))が高レベル
となることによりスイッチング素子SW2がオンして、正
方向に流れる。素子電圧V3の低下に伴い、カレントミラ
ー回路3のトランジスタTr2の浮遊容量CSの充電電圧V6
(同図(k))も同期して低下し、この容量成分CSから
の電荷の放電は、ダイオードD1及びコンデンサC2を介し
て行われる。時刻t3において、ドライブ信号VAが低レベ
ルとなると、ドライブ回路2の出力信号V2(同図
(g))が低レベルとなり、スイッチング素子SW2がオ
フし、負荷回路の共振作用によって素子電圧V3は上昇し
て行く。このとき、容量成分CSがカレントミラー回路4
を通じて充電され、その充電電圧V6も上昇していく。こ
こで、カレントミラー回路4から容量成分CSへの充電電
流は、ドライブ信号VBによる信号伝達電流IBと同じ経路
に流れることになるので、出力電流I4が流れて、ドライ
ブ回路1への入力信号V4のレベルが上昇し、時刻t4でド
ライブ回路1の出力信号V1が高レベルとなる。故にスイ
ッチング素子SW1はオンとなるが、この時点では素子電
圧V3,V5は変化している途中であるため、容量成分C3
C4の急速な充放電が行われる。この電流は波高値の高い
もので、スイッチング損失となり、時にはスイッチング
素子SW1,SW2の破壊や雑音の発生原因となったりする。
時刻t5以降はドライブ信号VBが高レベルとなるので、ス
イッチング素子SW1はオンし続け、電流I1(第9図
(m))が正方向に流れる。時刻t6でドライブ信号VB
低レベルとなり、再びスイッチング素子SW1がオフし
て、以下、この繰り返しで負荷回路に高周波電力を供給
するものである。
[考案が解決しようとする課題] 以上の説明から分かるように、従来例にあっては、ドラ
イブ信号VBが低レベルであっても、素子電圧V3の上昇に
よって容量成分CSへの充電電流が流れて、これが恰も信
号伝達電流IBのように作用するために、スイッチング素
子SW1がオンしてしまうという問題があり、信頼性の改
善が望まれていた。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、信号伝達回路の容量成分への充
電電流が恰も信号伝達電流のように作用することを防止
して、信頼性を向上せしめたインバータ装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本考案にあっては、上記の課題を解決するために、第1
図に示すように、直流電源Vに第1及び第2のスイッチ
ング素子SW1,SW2の直列回路を接続し、第1及び第2の
スイッチング素子SW1,SW2にてスイッチングされた出力
により交流駆動される負荷回路を備え、第1のスイッチ
ング素子SW1をオン・オフさせる第1のドライブ信号VB
と、第2のスイッチング素子SW2を第1のスイッチング
素子SW1と同時にはオンしないようにオン・オフさせる
第2のドライブ信号VAとを発生する発振回路5を、第2
のスイッチング素子SW2と同電位側に備え、発振回路5
から第1のスイッチング素子SW1に第1のドライブ信号V
Bを絶縁素子を介さずに電流信号IBとして伝達する信号
伝達回路(カレントミラー回路3,4)を備えて成るイン
バータ装置において、信号伝達回路の容量成分CSへの充
電電流が流れている間は、トランジスタTr3,Tr4から成
るカレントミラー回路4のエミッタ電位をダイオードD2
と抵抗R4よりなる電圧低下回路によって低下させ、カレ
ントミラー回路4の動作を停止させて、ドライブ回路1
の出力信号V1が高レベルとならないようにしたものであ
る。
[作用] 上記回路にあっては、信号伝達回路の容量成分CSへの充
電電流が流れようとしたときに、ダイオードD2と抵抗R4
よりなる電圧低下回路によってカレントミラー回路4の
エミッタ電位を低下させるようにしたため、カレントミ
ラー回路4におけるトランジスタTr4に十分な電流が流
れない。したがって、抵抗R3に流れる電流I4が低下し、
ドライブ回路1の入力信号V4が高レベルにはならないの
で、ドライブ回路1の出力信号V1が高レベルとなること
はない。これによって、容量成分CSへの充電電流が信号
伝達用の電流のように作用することを防止して、信頼性
を向上せしめることができるものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例について説明する。なお、実施例
回路において、従来例回路と同一の機能を有する部分に
は同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例1 第1図は本考案の第1実施例の回路図であり、第2図は
その動作波形図である。本実施例は、第8図従来例にお
いて、信号伝達回路の容量成分CSに充電される電流が流
れようとするときに、カレントミラー回路4のエミッタ
電位V8を低下させて、カレントミラー回路4を動作停止
状態とするための電圧低下回路(ダイオードD2と抵抗
R4)を設けたものである。
以下、その動作について第2図を参照しながら説明す
る。時刻t0において、ドライブ信号VB(第2図(b))
が低レベルになると、電流IB′,IB,I4(同図(c),
(d),(e))が流れなくなり、ドライブ回路1への
入力信号V4(同図(g))が低レベルとなり、ドライブ
回路1の出力信号V1(同図(i))が低レベルとなっ
て、スイッチング素子SW1がオフする。スイッチング素
子SW1,SW2の容量成分C3,C4によって素子電圧V3(同図
(j))は傾斜的に減少する。また、容量成分C3の蓄積
電荷は、ダイオードD1及びD2を通る経路で放電する。こ
れにより容量成分CSの充電電圧V6(同図(k))が低下
していく。さらに、電位V8はダイオードD2の順方向電圧
降下分だけ電位V7よりも高くなる。負荷回路に流れてい
た電流はLC成分の共振作用によって流れ続けようとし、
時刻t1以降はスイッチング素子SW2を負方向に流れる。
時刻t2以降はドライブ信号VA(同図(a))が高レベル
となり、ドライブ回路2の出力信号V2(同図(h))が
高レベルとなって、スイッチング素子SW2がオンされ
て、電流I2(同図(l))が正方向に流れる。時刻t3
ドライブ信号VAが低レベルになると、素子電圧V3及び充
電電圧V6は傾斜的に増加していく。負荷回路に流れてい
た電流は共振作用により流れ続けようとし、時刻t4以降
はスイッチング素子SW1を負方向に流れ、このとき、充
電電圧V6と素子電圧V3は増加中である。容量成分CSの充
電電圧V6が上昇するのに要する充電電流は、抵抗R4を通
して流れるため、カレントミラー回路4のエミッタ電位
V8はこの電圧降下によって急激に減少し、ドライブ回路
1の入力信号V4が高レベルとなることはない。故に、容
量成分C3の充電によってドライブ回路1の出力信号V1
高レベルになることはない。
このように、本実施例では、ダイオードD2と抵抗R4を挿
入することによって、容量成分CSの充電が行われている
間は、カレントミラー回路4が動作を停止させているの
で、前記充電電流によってスイッチング素子SW1が誤動
作でオンすることはなくなるものである。
時刻t5以降はドライブ信号VBが高レベルとなり、電流
IB′,IB,I4が流れて、ドライブ回路1の入力信号V4
高レベルとなり、その出力信号V1も高レベルとなって、
スイッチング素子SW1がオンされて、電流I1(同図
(m))が正方向に流れる。時刻t6で再びドライブ信号
VBが低レベルとなり、以下、この繰り返しで負荷Zに電
力を供給するものである。
なお、抵抗R2は直流電源Vの正極と、カレントミラー回
路4のエミッタの間に接続されていても同様の効果が得
られるものである。
また、容量成分CSの容量が小さい場合には、ダイオード
D2を省略し、抵抗R4のみとしても、同様の効果が得られ
るものである。
実施例2 第3図は本考案の第2実施例の回路図である。本実施例
にあっては、ドライブ回路1について、スイッチング素
子SW1へ駆動電流を直接供給するトランジスタTr7,Tr8
よりなる駆動部と、トランジスタTr5,Tr6と抵抗R5,R6
よりなる前段部に分けて、前段部と駆動部の間に、ダイ
オードD2と抵抗R4よりなる電圧低下回路を挿入したもの
である。この場合にも、容量成分CSの充電電流が流れて
いる間は、ドライブ回路1の入力信号V4が低レベルとな
り、さらに前段部のトランジスタTr5,Tr6も不動作とな
るために、実施例1と同様の効果が得られるものであ
る。
なお、抵抗R2は直流電源Vの正極と、カレントミラー回
路4のエミッタの間に接続されていても同様の効果が得
られるものである。
実施例3 第4図は本考案の第3実施例の回路図であり、第5図は
その動作波形図である。第4図の回路では、実施例1,2
における抵抗R4を省略し、代わりに、コンデンサC5と抵
抗R7を挿入したものである。カレントミラー回路4は、
電源用のコンデンサC5があるために、ドライブ回路1と
は全く別に動作でき、抵抗R7とダイオードD2により電位
V8が電位V7よりも大きく下回ってから復帰しても直ぐに
動作できるようになる。
以下、本実施例の動作について説明する。時刻t0にてド
ライブ信号VBが低レベル、電流IBも低レベルとなると、
カレントミラー回路4の出力電流I4も低レベルとなっ
て、ドライブ回路1の出力信号V1は低レベルとなり、ス
イッチング素子SW1はオフする。スイッチング素子SW1
流れていた電流は流れ続けようとし、素子電圧V3が低下
して行く。容量成分CSの放電は、ダイオードD1,D2とコ
ンデンサC2を通して行われ、ダイオードD2の順方向電圧
降下により電位V8が電位V7よりも少し上昇する。時刻t1
以後、素子電圧V3は低レベルとなり、スイッチング素子
SW2に逆電流が流れる。このとき、コンデンサC5が充電
され始めるため、a点の電位V10は少し正の値となって
いる。スイッチング素子SW2は正方向にオンした後、時
刻t2でスイッチング素子SW2がオフすると、素子電圧V3
は上昇して行き、同時に容量成分CSも充電されて行く。
このときの充電電流により、電位V8及びV10が急激に低
下するが、電位V9は略一定値を保つ。電位V8が低下する
ことにより、カレントミラー回路4の出力電流I4は流れ
なくなり、ドライブ回路1の入力信号V4も低下し、出力
信号V1は低レベルとなる。素子電圧V3が上昇し、容量成
分CSが充電されながら、その充電電流が減ってくると、
電位V8及びV10が上昇して行き、時刻t3でドライブ信号V
Bが高レベルとなって、ドライブ回路1の入力信号V4
高レベル、出力信号V1も高レベルとなって、スイッチン
グ素子SW1が正方向にオンする。以後、この繰り返しに
よって動作するものである。本実施例も上述の各実施例
と同様に、容量成分CSの充電電流が流れている間は、カ
レントミラー回路4の動作を停止させるようにしたか
ら、この間のドライブ回路1の出力信号V1が高レベルと
はならないものである。なお、抵抗R7はa点からb点の
間であれば何処に挿入しても良い。
実施例4 第6図は本考案の第4実施例の回路図である。本実施例
にあっては、実施例2と同様にダイオードD2をドライブ
回路1における駆動部と前段部の間に挿入したものであ
り、また、実施例3と同様に抵抗R7とコンデンサC5を挿
入したものである。本実施例においても容量成分CSの充
電中はカレントミラー回路4の動作を停止させることが
できるため、上記各実施例と同様の効果が得られるもの
である。
また、抵抗R7はダイオードD2と共にコンデンサC5の電圧
をほぼそのままに保持しながら、容量成分CSに充電電流
が流れている間、カレントミラー回路4とコンデンサC5
の全体の電位を低下させ得る箇所に挿入すれば、何処に
挿入しても良い。
上記各実施例においては、信号伝達回路として不飽和領
域で動作するカレントミラー回路3,4を用いた構成とな
っているが、第7図に示すようなトランジスタTr2,Tr4
による飽和型のスイッチング回路を用いる場合にも、本
考案を適用することができる。第7図に示す信号伝達回
路にあっては、トランジスタTr4は抵抗R8,R3を直列に
接続されて、コンデンサC2(図示せず)の両端に接続さ
れている。トランジスタTr4のベース・エミッタ間に
は、抵抗R9が接続されている。トランジスタTr4のベー
スは抵抗R10を介して、トランジスタTr2のコレクタに接
続されている。ドライブ信号VBが高レベルのときには、
抵抗R11を介してトランジスタTr2にベース電流が流れ
て、トランジスタTr2がオンする。このとき、抵抗R9,R
10を介して電流が流れ、抵抗R9に生じる電圧により、ト
ランジスタTr4がオンし、抵抗R8,R3に電流が流れ、抵
抗R8,R3の接続点に信号V4が生じて、ドライブ回路1
(図示せず)に高レベルの信号が入力される。ドライブ
信号VBが低レベルのときには、ドライブ回路1に低レベ
ルの信号が入力される。このような信号伝達回路におい
ても、トランジスタTr2がオフしたときに、このコレク
タ・エミッタ間の容量成分CSへの充電電流による誤動作
が生じるので、本考案を適用する意義がある。
なお、フルブリッジ構成のインバータ装置、つまり、第
3及び第4のスイッチング素子の直列回路を直流電源V
と並列に接続し、負荷回路を第1及び第2のスイッチン
グ素子の接続点と第3及び第4のスイッチング素子の接
続点との間に接続し、互いに対角方向のスイッチング素
子を同時にオン・オフし、負荷回路に交番する電流を供
給するようにしたインバータ装置においても、本考案を
適用することができる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、直列接続された第1及び第2の
スイッチング素子を有し、第2のスイッチング素子と同
電位の発振回路から電位の異なる第1のスイッチング素
子へ絶縁素子を介さずに信号伝達を行うようにしたイン
バータ装置において、信号伝達回路の容量成分への充電
電流が流れている間は信号伝達回路の動作を停止させる
ようにしたので、前記充電電流が第1のスイッチング素
子に伝達されることなく、スイッチング素子の両端電圧
の変化時に不必要なスイッチング素子電流が流れること
を防止でき、信頼性の向上を図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の回路図、第2図は同上の動
作波形図、第3図は本考案の第2実施例の要部回路図、
第4図は本考案の第3実施例の回路図、第5図は同上の
動作波形図、第6図は本考案の第4実施例の要部回路
図、第7図は本考案に用いる他の信号伝達回路の回路
図、第8図は従来例の回路図、第9図は同上の動作波形
図である。 Vは直流電源、SW1,SW2はスイッチング素子、3,4はカ
レントミラー回路、5は発振回路、VA,VBはドライブ信
号、CSは容量成分、D2はダイオード、R4,R7は抵抗、C5
はコンデンサである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源に第1及び第2のスイッチング素
    子の直列回路を接続し、第1及び第2のスイッチング素
    子にてスイッチングされた出力により交流駆動される負
    荷回路を備え、第1のスイッチング素子をオン・オフさ
    せる第1の信号と、第2のスイッチング素子を第1のス
    イッチング素子と同時にはオンしないようにオン・オフ
    させる第2の信号とを発生する発振回路を、第2のスイ
    ッチング素子と同電位側に備え、発振回路から第1のス
    イッチング素子に第1の信号を絶縁素子を介さずに電流
    信号として伝達する信号伝達回路を備えて成るインバー
    タ装置において、信号伝達回路の容量成分への充電電流
    が流れている間は信号伝達回路の動作を停止させる手段
    を設けたことを特徴とするインバータ装置。
JP1988126039U 1988-09-27 1988-09-27 インバータ装置 Expired - Lifetime JPH0713435Y2 (ja)

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