JP2811377B2 - 交流電源装置 - Google Patents

交流電源装置

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JP2811377B2
JP2811377B2 JP3257381A JP25738191A JP2811377B2 JP 2811377 B2 JP2811377 B2 JP 2811377B2 JP 3257381 A JP3257381 A JP 3257381A JP 25738191 A JP25738191 A JP 25738191A JP 2811377 B2 JP2811377 B2 JP 2811377B2
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勝幸 朝日
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富士通電装株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意の電圧及び周波数
の交流電圧を出力できる交流電源装置に関する。各種の
電子機器の動作試験等に於いて、その電源電圧や電源周
波数を変更できる交流電源装置が使用されている。この
ような交流電源装置の特性の向上が要望されている。
【0002】
【従来の技術】交流電源装置は、正弦波発生器と三角波
発生器とインバータ部とを含み、インバータ部の入力直
流電圧によって出力交流電圧を設定し、正弦波発生器の
出力信号周波数によって出力交流電圧の周波数を設定す
るものである。従って、任意の周波数及び電圧の交流を
出力することができる。
【0003】図4は従来例の要部ブロック図であり、4
1は正弦波発生器、42は三角波発生器、43はインバ
ータ部、44は制御部、45,46は比較器、47,4
8はアンド回路、49はスタート回路、50は直流電源
部、Q1〜Q4はトランジスタ、D1〜D4はダイオー
ド、Lはチョークコイル、Cはコンデンサである。
【0004】直流電源部50は、商用交流電圧を所望の
電圧に変換して整流し、平滑化した直流電圧をインバー
タ部43に入力するものである。インバータ部43はブ
リッジ接続のトランジスタQ1〜Q4とチョークコイル
LとコンデンサCとを含み、制御部44によりブリッジ
接続の対向辺の一方のトランジスタQ1,Q2をオンと
すると、対向辺の他方のトランジスタQ3,Q4はオフ
となり、反対に、対向辺の一方のトランジスタQ1,Q
2をオフとすると、対向辺の他方のトランジスタQ3,
Q4をオンとするものである。それによって生じる直流
断続出力を、チョークコイルLとコンデンサCとからな
るフィルタにより、交流電圧として出力するものであ
る。
【0005】又正弦波発生器41の出力信号の周波数に
比較して、三角波発生器42の出力信号の周波数は充分
に高く、且つ一定とするものであり、この三角波発生器
42の出力信号は、第1の比較器45の+端子と、第2
の比較器46の−端子とに加えられ、又正弦波発生器4
1はスタート回路49からのオン信号によって動作を開
始し、その出力信号は第1の比較器45の−端子と、第
2の比較器46の+端子とに加えられる。従って、第
1,第2の比較器45,46の出力信号は交互に
“1”,“0”となり、スタート回路49からの“1”
のオン信号によって、アンド回路47,48を介して制
御部44に入力される。
【0006】図5は従来例の動作説明図であり、(a)
は正弦波発生器41の出力信号と三角波発生器42の出
力信号とを示し、(b)は比較器46の出力信号、
(c)はスタート回路49からのオン信号、(d)はト
ランジスタQ1,Q2の駆動信号、(e)はトランジス
タQ3,Q4の駆動信号、(f)は出力交流電圧の一例
を示す。
【0007】三角波発生器42の出力信号が第1,第2
の比較器45,46に加えられており、スタート回路4
9からのオン信号が(c)に示すように“1”となる
と、正弦波発生器41が起動されて正弦波の出力信号が
第1,第2の比較器45,46に加えられ、それらの比
較出力信号に従って制御部44により、ブリッジ接続の
対向辺の一方のトランジスタQ1,Q2が(d)に示す
駆動信号によってオン,オフし、又対向辺の他方のトラ
ンジスタQ3,Q4が(e)に示す駆動信号によってオ
ン,オフする。それによって、(f)に示す正弦波発生
器41の出力信号と同一周波数の交流電圧が出力され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】スタート回路49か
らのオン信号によって正弦波発生器41が起動され、イ
ンバータ部43から交流電圧が出力されるものであり、
三角波発生器42の出力信号とスタート信号との位相関
係等により、図5の(f)に示すようなパルス状の電圧
がスタート時点で出力される。このような電圧は試験時
に於いて悪影響を及ぼす欠点がある。本発明は、スター
ト時点に生じるパルス状の電圧を完全に抑圧することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の交流電源装置
は、図1を参照して説明すると、オン,オフ信号によっ
て動作を開始又は停止する正弦波発生器1の出力信号
と、継続的に動作する三角波発生器2の出力信号とを比
較して、インバータ部3のブリッジ接続の一方の対向辺
のトランジスタ等のスイッチング素子4−1,4−2を
制御する第1の比較器5−1と、他方の対向辺のトラン
ジスタ等のスイッチング素子4−3,4−4を制御する
第2の比較器5−2とを備え、このインバータ部3から
正弦波発生器1の出力信号の波形に対応した交流電圧を
出力する交流電源装置に於いて、三角波発生器2の出力
信号を正極側と負極側とのレベルが異なる信号に分離し
て一方を前記第1の比較器5−1に、他方の前記第2の
比較器5−2にそれぞれ入力し、オン信号によって正極
側と負極側との信号のレベルを徐々に同一とするように
制御するレベル制御部6を設けたものである。
【0010】
【作用】レベル制御部6は、三角波発生器2の出力信号
を、正極側と負極側とのレベルが異なる信号に分離し
て、第1,第2の比較器5−1,5−2に入力し、交流
電圧を出力する為のオン信号が加えられると、徐々に正
極側と負極側とのレベルを同一となるように制御するも
のである。従って、オン信号を加えた直後は、第1,第
2の比較器5−1,5−2の出力はローレベルを維持す
るから、インバータ部3から交流電圧は出力されない。
そして、レベル制御部6により正極側と負極側とのレベ
ルが近づくように制御されるから、第1,第2の比較器
5−1,5−2の出力がハイレベルとなる期間が生じる
ことになり、正弦波発生器1がオン信号によって起動さ
れて正弦波の出力信号が第1,第2の比較器5−1,5
−2に入力され、その出力信号と三角波発生器2の出力
信号との差に対応した第1,第2の比較器5−1,5−
2の出力に従ってインバータ部3が制御され、交流電圧
が出力される。
【0011】
【実施例】図2は本発明の実施例の要部ブロック図であ
り、11は正弦波発生器、12は三角波発生器、13は
図示を省略したインバータ部、14,15は第1,第2
の比較器、16,17はアンド回路、18はインバー
タ、19はバッファゲート、20はインバータ、21,
22はホトカプラ、R1〜R6は抵抗、C1〜C3はコ
ンデンサである。又図示を省略したスタート回路からの
オン信号ONがアンド回路16,17とインバータ18
とに加えられる。又抵抗R1〜R6とコンデンサC3と
ホトカプラ21,22とインバータ18,20とバッフ
ァゲート19とを含む構成が、図1のレベル制御部6に
相当する。
【0012】三角波発生器12の出力信号は、コンデン
サC1,C2を介して分離されて、第1の比較器14の
−端子に、又第2の比較器15の+端子にそれぞれ加え
られる。又直列接続の抵抗R1〜R4の両端に電圧+
V,−Vが印加され、抵抗R1,R2の接続点に、第1
の比較器14の−端子が接続され、抵抗R3,R4の接
続点に、第2の比較器15の+端子が接続される。又抵
抗R2の両端にホトカプラ21のホトトランジスタが接
続され、抵抗R3の両端にホトカプラ22のホトトラン
ジスタが接続されている。
【0013】オン信号ONが“0”の時、インバータ1
8の出力は“1”となるから、抵抗R6を介してコンデ
ンサC3が充電され、このコンデンサC3の端子電圧が
ハイレベルの時は、バッファゲート19の出力も“1”
となる。従って、ホトカプラ21,22のホトダイオー
ドには電流が流れないから、ホトトランジスタはオフ状
態となる。その時、抵抗R1〜R4により分圧された電
圧によって、第1の比較器14の−端子に加えられる三
角波信号は+V側に偏倚され、又第2の比較器15の+
端子に加えられる三角波信号は−V側に偏倚される。即
ち、それぞれ分離された三角波信号は正極側と負極側と
の異なるレベルとなる。従って、正弦波発生器11の出
力信号の有無に拘らず、第1,第2の比較器14,15
の出力は“0”となる。
【0014】オン信号ONが“1”となると、インバー
タ18の出力は“0”となり、コンデンサC3は抵抗R
6を介して放電し、その端子電圧は放電時定数に従って
低下し、それに従ってバッファゲート19の出力レベル
も低下する。このバッファゲート19の出力レベルの低
下に従ってホトカプラ21,22のホトダイオードに抵
抗R5を介して電流が流れ、発光出力が徐々に上昇し、
それに伴ってホトトランジスタに徐々に電流が流れるか
ら、第1の比較器14の−端子と第2の比較器15の+
端子とに加えられる三角波信号の偏倚されたレベルは、
徐々に近づくことになり、ホトトランジスタが完全にオ
ン状態となると、抵抗R2,R3は短絡された状態とな
るから、三角波信号は同一のレベルとなる。
【0015】又バッファゲート19の出力レベルがイン
バータ20の閾値レベルより低下すると、インバータ2
0の出力が“1”となって正弦波発生器11を起動する
ことになる。この正弦波発生器11の起動のタイミング
と、第1,第2の比較器14,15に加える三角波信号
のレベルの制御とを選定することにより、インバータ部
13からのパルス状の電圧の出力を完全に防止すること
ができる。
【0016】図3は本発明の実施例の動作説明図であ
り、(a)は三角波信号a1,a2と正弦波信号bとを
示し、(b)はオン信号ON、(c)は第1の比較器1
4の比較出力、(d)は第2の比較器15の比較出力、
(e)は出力交流電圧の一例を示す。
【0017】時刻t1までは、オン信号ONは“0”で
あるから、前述のように、ホトカプラ21,22のホト
トランジスタはオフであり、従って、三角波発生器12
の出力信号はコンデンサC1,C2を介して分離され、
抵抗R1〜R4による分圧電圧によりレベルが偏倚され
る。即ち、(a)に示す三角波信号a1は正極側に、三
角波信号a2は負極側に偏倚されている。そして、時刻
t1にオン信号ONを“1”とすると、バッファゲート
19の出力はコンデンサC3の放電時定数に従って徐々
に低下し、それに伴ってホトカプラ21,22のホトダ
イオードに流れる電流が増加する。従って、ホトトラン
ジスタに流れる電流も増加して、三角波信号a1,a2
の中心レベルは次第に同一となる方向にシフトする。
【0018】そして、正極側及び負極側に偏倚された三
角波信号a1,a2の中心レベルが0レベルに近づくに
従って、正弦波発生器11の0レベル出力に比較した比
較出力が(c),(d)に示すように出力される。この
場合の比較出力によってインバータ部のブリッジ接続の
対向辺のトランジスタがオン,オフしても、相互に同一
のオン時間となるから、交流成分は零となる。従って、
(e)の時刻t2以前のように、交流電圧は零となる。
【0019】そして、正極側及び負極側に偏倚された三
角波信号a1,a2の中心レベルがほぼ近づいた時点の
時刻t2に、インバータ20の出力が“1”となって正
弦波発生器11が起動され、正弦波信号bが出力される
と、第1,第2の比較器14,15は、従来例と同様な
比較動作を開始することになり、それらの比較出力によ
ってインバータ部が制御されるから、(f)に示すよう
に、パルス状の電圧を含まない交流電圧を出力すること
ができる。
【0020】本発明は、前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば、レベル制御部は、他の制御手段
を用いることも可能であり、又正弦波発生器11の起動
のタイミングは、正極側と負極側との三角信号a1,a
2の中心レベルが一致した後或いは前とすることも可能
である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、三角波
発生器2の出力信号を正極側と負極側とのレベルが異な
る信号に分離して、その一方を第1の比較器5−1に、
他方の第2の比較器5−2にそれぞれ入力し、オン信号
によって正極側と負極側との信号のレベルを徐々に同一
とするように制御するレベル制御部6を設けたことによ
り、オン信号を加えた直後のパルス状の電圧が出力され
ないことになり、所謂ソフトスタートの機能を実現でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の要部ブロック図である。
【図3】本発明の実施例の動作説明図である。
【図4】従来例の要部ブロック図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 正弦波発生器 2 三角波発生器 3 インバータ部 4−1〜4−4 スイッチング素子 5−1,5−2 第1,第2の比較器 6 レベル制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オン,オフ信号によって動作を開始又は
    停止する正弦波発生器(1)の出力信号と、継続的に動
    作する三角波発生器(2)の出力信号とを比較して、イ
    ンバータ部(3)のブリッジ接続の一方の対向辺のスイ
    ッチング素子(4−1,4−2)を制御する第1の比較
    器(5−1)と、他方の対向辺のスイッチング素子(4
    −3,4−4)を制御する第2の比較器(5−2)とを
    備え、該インバータ部(3)から前記正弦波発生器
    (1)の出力信号の波形に対応した交流電圧を出力する
    交流電源装置に於いて、 前記三角波発生器(2)の出力信号を正極側と負極側と
    のレベルが異なる信号に分離して一方を前記第1の比較
    器(5−1)に、他方を前記第2の比較器(5−2)に
    それぞれ入力し、且つ前記オン信号によって前記正極側
    と負極側との信号のレベルを徐々に同一とするように制
    御するレベル制御部(6)を設けたことを特徴とする交
    流電源装置。
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