JP2676634B2 - 塗工装置用ロッドの製造方法 - Google Patents

塗工装置用ロッドの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続走行する帯状支持体(以下「ウエブ」と
いう)に塗布液を塗布する装置に用いる塗工装置用ロッ
ドの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より連続走行しているウエブに塗布液を塗布する
方法としては、各種の方法が提案されてきた。
一般に塗布工程は、ウエブに塗布液を転移せしめる部
分(以下、「アプリケーション系」という)とウエブに
転移された塗布液を所望の塗布量に計量する部分(以
下、「計量系」という。)とに分けて考えられるため、
塗布方法についてはアプリケーション系、計量系の相違
により分類されていた。アプリケーション系の相違に基
づいて、ローラ塗布法,ディップ塗布法,ファウンテン
塗布法等、計量系の相違に基づいて、エアーナイフ塗布
法,ブレード塗布法,ロッド塗布法等が知られている。
またアプリケーションと計量とを同一の部分で担当する
ものとして、エクストルージョン塗布法、ビード塗布
法、カーテン塗布法が知られている。
これらの塗布方法のうち、ロッド塗布法は過剰の塗布
液をウエブに移転させたのち、静止もしくは回転するロ
ッドにより過剰の塗布液を掻き落とし、所望の塗布量と
するものであり、簡単な装置、操作により高速で薄層な
塗布が実現し得るという特徴を有するため、広く用いら
れている。ロッド塗布法におけるアプリケーション系と
しては、任意の方法を用いることが出来るが、簡易性と
いう特色を生かすため、ローラ塗布法、とくにキス塗布
法が最も一般的に用いられている。
しかしながら、従来のロッド塗布法においては、アプ
リケーション系と計量系とが完全に独立していたため、
塗布に際して、それぞれ個別に条件を設定する必要があ
り繁雑であるばかりではなく、多大なスペースを要し、
空間利用が不経済であるという欠陥を有していた。
特公昭52−36529号公報では、ワイヤ巻ロッド塗布部
において、ワイヤ塗布体・耐熱性充填物・案内薄板によ
って機械的に物理空間を作り、そこに楔状の液だまりを
形成する塗布方法が開示されており、又一方、特開昭53
−22543号公報では、ロッドとウエブとの接触部の直前
において液だまりが形成されるように塗布液を供給し、
ロッドにより塗布液を塗布する塗布方法が提案されてお
り、操作が容易であり、かつ多大なスペースを要しない
上、表面性のすぐれた塗膜を形成しうる改良された塗布
法として利用されている。
ロッド塗布法に使う塗工装置用ロッドには三種類あ
り、 平滑な表面をもったロッド素材のままのもの、
ロッド素材にワイヤーを巻いたもの、 ロッド素
材に溝を掘ったもの、のいずれかが用いられるが、殆ど
の場合はロッド素材にワイヤーを巻いた塗工装置用ロッ
ドを使用している。
ワイヤーを巻いた塗工装置用ロッドは、ホットメルト
塗布や、比較的塗布量の多いものの塗布に用いられてき
た。
ワイヤーの直径は0.08〜1.52mmのものが用いられ、一
般には、0.08〜0.64mmのものが多い。
このワイヤーの太さにより塗布量を変えることが出来
る。
また、ロッド素材に溝を掘る方法としては、いくつか
あるが、その一つとして転造による溝形成がある。この
場合には転造ダイスの溝形状を変えることにより、塗布
量を調節することができる。(実開平1−65671号公
報) そして、転造加工により塗工装置用ロッドを製造する
には、第3図に示すような2つのダイスを組合わせて行
なう場合、2つの転造ダイス表面に、該ロッド表面の溝
形状と同一で、該ロッド表面の溝の凸部(第4図中A
部)と凹部(第4図中B部)が逆の溝を刻むことにより
達成されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記製造方法においては、塗布量を変
更した塗工装置用ロッドを製造する場合には、転造ダイ
ス表面に刻まれた溝形状を変更する必要があり、その都
度ダイスを、取り替えるか又は加工し直さなければなら
なかった。
また、上記製造方法では、転造ダイス表面に各々溝が
刻まれている2つのダイスを用いて転造加工する場合に
は、ピッチ合わせをする必要があり、とくに溝ピッチが
小さくなるほど、ピッチ合せが困難となり、時間もかか
っていた。
以下、ピッチ合わせについて第5図を用いて説明する
と、第5図は転造溝付ダイス1とロッド素材2との関係
を示す側面図(a)及びE−E′断面での平面図(b)
である。矢印の方向に左右2つの溝付きダイス1が回転
することによりロッド素材2は矢印の方向に回転する。
ある任意の時間において、C1点にあるロッド表面の凸部
は180゜回転することによりC2点に移動する。
この時、ロッド素材表面に形成された凸部が転造ダイ
ス表面に刻まれている凹部に合わないと転造ダイス表面
に刻まれた溝形状をロッド表面に正確に掘ることができ
なくなる。
すなわち、ピッチ合わせとは、ダイス表面に刻まれた
溝形状をロッド表面に正確に転写するために左右のダイ
スの軸方向取付位置を調整する作業のことである。
本発明の目的は上記問題点を解消し、塗布量の異なる
塗工装置用ロッド製造も1つのダイスで製造が可能であ
り、しかもダイスのピッチ合わせを不要にして、転造加
工前の準備作業を著しく短縮できる塗工装置用ロッドの
製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、 2つの転造ダイスの間にロッド素材を強制的に押し込
み、転造ダイスによる回転に従動しながらロッド表面に
螺旋状の連続する溝を形成する塗工装置用ロッドの製造
方法において、 前記2つの転造ダイスの一方が平滑表面の平滑ダイス
で、他方が所定ピッチの滑らかな波形状表面の溝付きダ
イスであり、前記溝付きダイスの波形頂部で前記ロッド
表面を押しつぶして螺旋状溝部を形成し、同時に、前記
溝付きダイスの波形底部に対向する前記ロッド表面を前
記平滑ダイスに押しつけて平滑部を形成し、 該溝付きダイスと平滑ダイスとの距離を調整して、前
記ロッド表面の螺旋状溝の深さを0.005〜0.03mmとする
ことを特徴とする塗工装置用ロッドの製造方法、 によって達成される。
〔作 用〕 本発明は、2つの転造ダイスの間にロッド素材を強制
的に押し込み、転造ダイスによる回転に従動しながらロ
ッド表面に螺旋状の連続する溝を形成する塗工装置用ロ
ッドの製造方法において、該転造ダイスの内の一つには
表面平滑なダイスを用い、もう1つの転造ダイス表面に
は所定ピッチの滑らかな波形状溝が刻まれて溝付ダイス
となっており、2つの転造ダイスの間にロッド素材を強
制的に押し込む時、この溝付ダイスの波形頂部でロッド
表面を押しつぶして螺旋状溝部を形成し、同時に、溝付
ダイスの波形底部に対向するロッド表面を平滑ダイスに
押しつけて平滑部を形成し、これらダイスの距離を調節
してロッド表面に形成される溝に対して所望の深さの溝
と平滑部とを形成する。
そして、この距離調整によって溝の深さを0.005〜0.0
3mmに調整する。つまり、第1図に示されるように、塗
布量を増加させるには転造溝付ダイス1の波形頂部と平
滑ダイス4との間の距離lを減少させ深い溝をロッドに
刻み込み、逆に塗布量を減少させるには溝付ダイス1と
平滑ダイス4との間の距離lを増加させ、つまり離すこ
とにより、浅い溝のロッドを作る方向に調節することが
出来る。
従って、1組のダイスで塗布量の異なるロッドの製造
が可能であり、しかも片方が平滑ダイスであるので転造
加工前に行なうピッチ合わせ作業を省くことができる。
〔実 施 例〕
転造前ロッド直径10mmφのSUS304の丸棒を用いて、第
6図に示すような表面溝形状を有するダイス(ピッチp
=0.15mm,溝深さh=0.05mm)と、転造表面が平滑であ
るダイスとを用い、第1図に示す方法にて転造加工を実
施した結果、第2図に示すような表面溝形状を有する塗
工装置用ロッドが得られた。また、転造溝付ダイスと平
滑ダイスとの間隔lを調節することにより塗工装置用ロ
ッド表面の溝深さd=0.005〜0.03mmに変化させること
ができた。
このように加工したロッドを用いて塗布をした結果,
塗布量は3〜11cc/m2に変化させることができ、ウエブ
全面にしかも幅方向及び長さ方向にわたって均一な塗布
量で、良好な塗布品質が得られた。
〔発明の効果〕
本発明の塗工装置用ロッドの製造方法により、1組み
のダイスで塗布量の異なるロッドの製造が自由にできる
ようになり、しかも転造加工前に行なうピッチ合わせ作
業が不要になり、準備作業を著しく短縮できるようにな
った。又、塗工装置用ロッドの製造が容易になり、良好
な塗布品質が得られ、又コストダウンが実現できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の表面に溝を有するダイスと表面が平滑
であるダイスを組合わせて転造する装置の部分平面図、
第2図は第1図に示す本発明の製造方法により加工され
てできあがった塗工装置用ロッド表面の溝形状の部分拡
大図、第3図は、従来の2つの転造溝付きダイスを組合
わせて行なう転造装置の概略斜視図、第4図は、従来の
転造加工された塗工装置用ロッドの正面図、第5図は従
来の転造溝付ダイスとロッドとの関係を示す側面図
(a)およびE−E′断面における平面図(b)、第6
図は表面に溝が刻まれているダイスの表面溝形状の部分
拡大図である。 1……転造溝付きダイス、2……ロッド素材(ロッド) 3……受け台 4……平滑ダイス A……凸部、B……凹部 C1C2……ロッド凸部上の任意の頂き d……ロッド表面の溝深さ h……ダイス表面の溝深さ l……2つのダイス間の距離 p……ダイス表面の溝ピッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの転造ダイスの間にロッド素材を強制
    的に押し込み、転造ダイスによる回転に従動しながらロ
    ッド表面に螺旋状の連続する溝を形成する塗工装置用ロ
    ッドの製造方法において、 前記2つの転造ダイスの一方が平滑表面の平滑ダイス
    で、他方が所定ピッチの滑らかな波形状表面の溝付きダ
    イスであり、前記溝付きダイスの波形頂部で前記ロッド
    表面を押しつぶして螺旋状溝部を形成し、同時に、前記
    溝付きダイスの波形底部に対応する前記ロッド表面を前
    記平滑ダイスに押しつけて平滑部を形成し、 前記溝付きダイスの波形頂部と平滑ダイスとの距離を調
    整して、前記ロッド表面の螺旋状溝の深さを0.005〜0.0
    3mmとすることを特徴とする塗工装置用ロッドの製造方
    法。
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