JP2675943B2 - 硬貨供給機構 - Google Patents
硬貨供給機構Info
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- coins
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬貨の選別処理を終了
する前において、補給円盤及び回転円盤間の受渡し部分
に硬貨が残留することを防止する硬貨処理機の硬貨供給
機構に関する。
する前において、補給円盤及び回転円盤間の受渡し部分
に硬貨が残留することを防止する硬貨処理機の硬貨供給
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】投入された硬貨に遠心力を付与しながら
送り出す補給円盤(公報における供給円盤13に相当)
と、該補給円盤から受け入れた硬貨に遠心力を付与しな
がら1枚ずつ並べて送り出す回転円盤と、該回転円盤よ
り送り出された硬貨の内予め指定された金種の硬貨より
も小径の硬貨を選別孔より排除し、指定金種の硬貨のみ
を計数処理する硬貨通路とにより構成される硬貨処理機
の硬貨供給機構として、例えば、特開昭56−5248
8号公報に示すようなものが知られている。
送り出す補給円盤(公報における供給円盤13に相当)
と、該補給円盤から受け入れた硬貨に遠心力を付与しな
がら1枚ずつ並べて送り出す回転円盤と、該回転円盤よ
り送り出された硬貨の内予め指定された金種の硬貨より
も小径の硬貨を選別孔より排除し、指定金種の硬貨のみ
を計数処理する硬貨通路とにより構成される硬貨処理機
の硬貨供給機構として、例えば、特開昭56−5248
8号公報に示すようなものが知られている。
【0003】そして、この硬貨供給機構では、前記補給
円盤と回転円盤の通常時の回転方向は、補給円盤が公報
第1図において時計方向、回転円盤が反時計方向であ
り、従って、補給円盤及び回転円盤の硬貨受渡し部分に
おける両円盤の回転方向は同一方向となる。また、上記
硬貨供給機構では、補給円盤内に該補給円盤を斜めに横
断するように供給案内板が設けられており、この供給案
内板によって、補給円盤内の硬貨が、遠心力により半径
方向外方でありかつ補給円盤と回転円盤との硬貨受渡し
部分に向けて移動させられ、更にこの硬貨受渡し部分を
経由して回転円盤内に案内されるようになっている。
円盤と回転円盤の通常時の回転方向は、補給円盤が公報
第1図において時計方向、回転円盤が反時計方向であ
り、従って、補給円盤及び回転円盤の硬貨受渡し部分に
おける両円盤の回転方向は同一方向となる。また、上記
硬貨供給機構では、補給円盤内に該補給円盤を斜めに横
断するように供給案内板が設けられており、この供給案
内板によって、補給円盤内の硬貨が、遠心力により半径
方向外方でありかつ補給円盤と回転円盤との硬貨受渡し
部分に向けて移動させられ、更にこの硬貨受渡し部分を
経由して回転円盤内に案内されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された硬貨供給機構では、1円のように軽い硬貨
が、補給円盤上から回転円盤内へ受け渡される際、前述
したとおり両円盤が受渡し部分で同一方向に回転してい
るために、両円盤の遠心力によって、そのまま供給案内
板側に押し付けられて、該硬貨の移動が停止した状態と
なり、これによって硬貨が補給円盤と回転円盤との間に
残留したまま硬貨の処理を終了してしまうという問題が
発生していた。
に構成された硬貨供給機構では、1円のように軽い硬貨
が、補給円盤上から回転円盤内へ受け渡される際、前述
したとおり両円盤が受渡し部分で同一方向に回転してい
るために、両円盤の遠心力によって、そのまま供給案内
板側に押し付けられて、該硬貨の移動が停止した状態と
なり、これによって硬貨が補給円盤と回転円盤との間に
残留したまま硬貨の処理を終了してしまうという問題が
発生していた。
【0005】また、前記補給円盤上に設けられていた供
給案内板は、補給円盤の半径内の硬貨を全て回転円盤内
へ案内するようになっているので、補給円盤内の硬貨
が、一度に大量に回転円盤内へ案内されることになり、
その結果、補給円盤と回転円盤との受渡し部分、あるい
は回転円盤と硬貨通路との受渡し部分で硬貨のジャムが
発生してしまうという不具合があった。そして、このよ
うな不具合(硬貨が供給案内板に押し付けられた状態で
停止してしまう、ジャムが発生するという不具合)を解
消するために、現在の硬貨処理機の硬貨供給機構におい
ては、補給円盤上の供給案内板は取り除かれており、そ
の結果、これら補給円盤と回転円盤とが回転した場合
に、補給円盤内の硬貨が回転円盤に円滑に案内されず、
硬貨の選別処理を終了した時点で、補給円盤及び回転円
盤間の受渡し部分に硬貨が残留してしまう確率が高くな
っていた(図2を参照して後述する)。
給案内板は、補給円盤の半径内の硬貨を全て回転円盤内
へ案内するようになっているので、補給円盤内の硬貨
が、一度に大量に回転円盤内へ案内されることになり、
その結果、補給円盤と回転円盤との受渡し部分、あるい
は回転円盤と硬貨通路との受渡し部分で硬貨のジャムが
発生してしまうという不具合があった。そして、このよ
うな不具合(硬貨が供給案内板に押し付けられた状態で
停止してしまう、ジャムが発生するという不具合)を解
消するために、現在の硬貨処理機の硬貨供給機構におい
ては、補給円盤上の供給案内板は取り除かれており、そ
の結果、これら補給円盤と回転円盤とが回転した場合
に、補給円盤内の硬貨が回転円盤に円滑に案内されず、
硬貨の選別処理を終了した時点で、補給円盤及び回転円
盤間の受渡し部分に硬貨が残留してしまう確率が高くな
っていた(図2を参照して後述する)。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、硬貨の選別処理を終了した時点で、補給円
盤及び回転円盤間の受渡し部分に硬貨を残留させること
の無い硬貨供給機構の提供を目的とする。
のであって、硬貨の選別処理を終了した時点で、補給円
盤及び回転円盤間の受渡し部分に硬貨を残留させること
の無い硬貨供給機構の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、投入された硬貨に遠心力を付与しなが
ら送り出す補給円盤と、この補給円盤から送り出される
硬貨を受け入れ、この受け入れた硬貨に遠心力を付与し
ながら1枚ずつ並べて送り出す回転円盤と、前記補給円
盤と前記回転円盤との間に互いの上面を接続するように
設けられ、前記補給円盤から送り出される硬貨が前記回
転円盤へ受け渡される受け渡しガイドと、前記回転円盤
内から送り出された硬貨を選別する選別通路とを有する
硬貨供給機構であって、回転円盤から選別通路への硬貨
供給が途切れた場合に、回転円盤及び選別通路の搬送ベ
ルトを複数回逆転及び正転させ、更に、これら回転円盤
及び選別通路の搬送ベルトの少なくとも1回の逆転動作
に同期して、補給円盤を逆転させることを特徴としてい
る。
に、本発明では、投入された硬貨に遠心力を付与しなが
ら送り出す補給円盤と、この補給円盤から送り出される
硬貨を受け入れ、この受け入れた硬貨に遠心力を付与し
ながら1枚ずつ並べて送り出す回転円盤と、前記補給円
盤と前記回転円盤との間に互いの上面を接続するように
設けられ、前記補給円盤から送り出される硬貨が前記回
転円盤へ受け渡される受け渡しガイドと、前記回転円盤
内から送り出された硬貨を選別する選別通路とを有する
硬貨供給機構であって、回転円盤から選別通路への硬貨
供給が途切れた場合に、回転円盤及び選別通路の搬送ベ
ルトを複数回逆転及び正転させ、更に、これら回転円盤
及び選別通路の搬送ベルトの少なくとも1回の逆転動作
に同期して、補給円盤を逆転させることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】この発明によれば、選別通路への硬貨供給が途
切れた場合、すなわち硬貨の選別処理を終了する前に、
回転円盤及び硬貨通路の搬送ベルトを正転、逆転動作さ
せるようにしたが、このとき回転円盤及び硬貨通路の搬
送ベルトの逆転動作に同期して、補給円盤に逆転動作を
行なわせることにより、両円盤間の受渡し部分で残留し
ている硬貨を回転円盤内へ円滑に送り出すことができ
る。
切れた場合、すなわち硬貨の選別処理を終了する前に、
回転円盤及び硬貨通路の搬送ベルトを正転、逆転動作さ
せるようにしたが、このとき回転円盤及び硬貨通路の搬
送ベルトの逆転動作に同期して、補給円盤に逆転動作を
行なわせることにより、両円盤間の受渡し部分で残留し
ている硬貨を回転円盤内へ円滑に送り出すことができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。まず、図1及び図2を参照して硬貨処理
機の硬貨供給機構の概略構成を説明する。図1に符号1
で示すものは、コンベア装置(図示略)により搬送され
た後にシュート2を通じて供給された硬貨を受け入れ、
かつ回転中心1Aを中心に反時計方向(イ)に正転して
その内部の硬貨に遠心力を付与しながら送り出す補給円
盤であり、この補給円盤1の周縁部には硬貨を案内する
補給環状ガイド3が設けられている。また、補給円盤1
の周縁部から所定量離れた位置であり、かつ補給円盤1
より一段低い位置には、受渡ガイド4を介在して回転円
盤5が設けられている。
いて説明する。まず、図1及び図2を参照して硬貨処理
機の硬貨供給機構の概略構成を説明する。図1に符号1
で示すものは、コンベア装置(図示略)により搬送され
た後にシュート2を通じて供給された硬貨を受け入れ、
かつ回転中心1Aを中心に反時計方向(イ)に正転して
その内部の硬貨に遠心力を付与しながら送り出す補給円
盤であり、この補給円盤1の周縁部には硬貨を案内する
補給環状ガイド3が設けられている。また、補給円盤1
の周縁部から所定量離れた位置であり、かつ補給円盤1
より一段低い位置には、受渡ガイド4を介在して回転円
盤5が設けられている。
【0010】前記受渡ガイド4は、補給円盤1の上面と
回転円盤5の上面との間を接続するように、その上面が
傾斜するように設けられたものであり、この受渡ガイド
4の両側部には、補給円盤1の補給環状ガイド3と回転
円盤5の回転環状ガイド6(後述する)とを互いに連結
して、補給円盤1から供給された硬貨を回転円盤5に案
内するための受渡側板7が設けられている。前記回転円
盤5は、補給円盤1から受渡ガイド4を経由して供給さ
れた硬貨を受け入れ、かつ回転中心5Aを中心に回転し
てその内部の硬貨に遠心力を付与しながら、該硬貨を硬
貨通路8に送り出すものである。また、この回転円盤5
の周縁部には補給円盤1と同様な硬貨を案内するための
回転環状ガイド6が設けられている。
回転円盤5の上面との間を接続するように、その上面が
傾斜するように設けられたものであり、この受渡ガイド
4の両側部には、補給円盤1の補給環状ガイド3と回転
円盤5の回転環状ガイド6(後述する)とを互いに連結
して、補給円盤1から供給された硬貨を回転円盤5に案
内するための受渡側板7が設けられている。前記回転円
盤5は、補給円盤1から受渡ガイド4を経由して供給さ
れた硬貨を受け入れ、かつ回転中心5Aを中心に回転し
てその内部の硬貨に遠心力を付与しながら、該硬貨を硬
貨通路8に送り出すものである。また、この回転円盤5
の周縁部には補給円盤1と同様な硬貨を案内するための
回転環状ガイド6が設けられている。
【0011】前記硬貨通路8は、硬貨の径(すなわち金
種)に対応してその幅が設定されるとともに、回転円盤
5より送り出された硬貨の内、予め指定された金種の硬
貨よりも小径の硬貨を選別孔9より排除し、指定金種の
硬貨のみを計数センサ10により計数処理するものであ
る。また、この硬貨通路8の上方位置には、搬送モータ
により駆動されて、回転円盤5より受け入れた硬貨を搬
送するための搬送ベルト、及び硬貨が二枚重ねで送られ
ることを防止するための厚み規制部材が設けられている
が、いずれも図面には図示されていない。なお、前記硬
貨通路は特開昭56−52488号公報等において公知
となっているものであるので、詳細な説明は省略する。
種)に対応してその幅が設定されるとともに、回転円盤
5より送り出された硬貨の内、予め指定された金種の硬
貨よりも小径の硬貨を選別孔9より排除し、指定金種の
硬貨のみを計数センサ10により計数処理するものであ
る。また、この硬貨通路8の上方位置には、搬送モータ
により駆動されて、回転円盤5より受け入れた硬貨を搬
送するための搬送ベルト、及び硬貨が二枚重ねで送られ
ることを防止するための厚み規制部材が設けられている
が、いずれも図面には図示されていない。なお、前記硬
貨通路は特開昭56−52488号公報等において公知
となっているものであるので、詳細な説明は省略する。
【0012】また、前記回転円盤5にはその内部に硬貨
が存在するか否かを検出する補給センサ11が設けられ
ている。なお、この補給センサ11の構成は、例えば実
開昭62−175375号公報に開示されているセンサ
(8)等と同様な構成である。また、前記補給円盤1及
び回転円盤5は、補給モータ22(後述する)、回転モ
ータによりそれぞれ駆動されるようになっており、これ
ら各モータにより補給円盤1は正転時に反時計方向
(イ)に回転され、回転円盤5は正転時に時計方向
(ロ)に回転される。また、これら各モータにより、補
給円盤1は時計方向(ロ)に、回転円盤5は反時計方向
(イ)にそれぞれ逆転されるようにもなっている。
が存在するか否かを検出する補給センサ11が設けられ
ている。なお、この補給センサ11の構成は、例えば実
開昭62−175375号公報に開示されているセンサ
(8)等と同様な構成である。また、前記補給円盤1及
び回転円盤5は、補給モータ22(後述する)、回転モ
ータによりそれぞれ駆動されるようになっており、これ
ら各モータにより補給円盤1は正転時に反時計方向
(イ)に回転され、回転円盤5は正転時に時計方向
(ロ)に回転される。また、これら各モータにより、補
給円盤1は時計方向(ロ)に、回転円盤5は反時計方向
(イ)にそれぞれ逆転されるようにもなっている。
【0013】また、補給円盤1の反時計方向(イ)への
正転動作が停止して、該補給円盤1上に硬貨Cが残留し
た場合には、該硬貨Cは、図1に一点鎖線で示すように
受渡側板7に当接された状態であり、かつ図2に示すよ
うに補給円盤1上に、回転円盤5側に一部が突出した状
態で配置される。そして、このような状態で硬貨Cが残
留した場合には、補給円盤1を時計方向(ロ)に逆転動
作させることにより、該硬貨Cに矢印(ホ)方向への遠
心力が付与されて、該硬貨Cが回転円盤5内へ送り出さ
れることになる。なお、この硬貨Cが一部が回転円盤5
側に突出した状態で補給円盤1上に配置されず、回転円
盤5側にその下縁が当接して傾いた状態で残留しても、
補給円盤1を時計方向(ロ)に逆転させることにより、
該硬貨Cに遠心力が付与されて、回転円盤5に向けて送
り出されることになる。
正転動作が停止して、該補給円盤1上に硬貨Cが残留し
た場合には、該硬貨Cは、図1に一点鎖線で示すように
受渡側板7に当接された状態であり、かつ図2に示すよ
うに補給円盤1上に、回転円盤5側に一部が突出した状
態で配置される。そして、このような状態で硬貨Cが残
留した場合には、補給円盤1を時計方向(ロ)に逆転動
作させることにより、該硬貨Cに矢印(ホ)方向への遠
心力が付与されて、該硬貨Cが回転円盤5内へ送り出さ
れることになる。なお、この硬貨Cが一部が回転円盤5
側に突出した状態で補給円盤1上に配置されず、回転円
盤5側にその下縁が当接して傾いた状態で残留しても、
補給円盤1を時計方向(ロ)に逆転させることにより、
該硬貨Cに遠心力が付与されて、回転円盤5に向けて送
り出されることになる。
【0014】以下に、図1及び図2に示した硬貨Cの残
留を解消するための制御機構について、図3〜図5を参
照して説明する。図3は硬貨供給機構のブロック図を示
すものであって、硬貨処理制御機構20と、補給駆動制
御部21と、補給センサ11と、補給モータ22とから
構成されている。硬貨処理制御機構20は、硬貨処理機
全体の制御を行って、指定金種の計数を行うものであ
り、具体的には回転円盤5及び硬貨通路8に対する制御
を行なうとともに、後述する補給駆動制御部21に対し
て、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルトを逆転させ
たことを示す逆転信号、これら逆転を停止させたことを
示す逆転停止信号、硬貨の残留を解消させる処理が終了
したことを示す処理終了信号をそれぞれ出力する(後述
する)。
留を解消するための制御機構について、図3〜図5を参
照して説明する。図3は硬貨供給機構のブロック図を示
すものであって、硬貨処理制御機構20と、補給駆動制
御部21と、補給センサ11と、補給モータ22とから
構成されている。硬貨処理制御機構20は、硬貨処理機
全体の制御を行って、指定金種の計数を行うものであ
り、具体的には回転円盤5及び硬貨通路8に対する制御
を行なうとともに、後述する補給駆動制御部21に対し
て、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルトを逆転させ
たことを示す逆転信号、これら逆転を停止させたことを
示す逆転停止信号、硬貨の残留を解消させる処理が終了
したことを示す処理終了信号をそれぞれ出力する(後述
する)。
【0015】補給駆動制御部21は、硬貨処理制御機構
20から出力された逆転信号、逆転停止信号、処理終了
信号、及び補給センサ11から出力された検出信号に基
づき、補給モータ22を駆動する駆動信号を出力するも
のである。補給モータ22は、補給駆動制御部21から
出力される駆動信号に基づいて、補給円盤1を反時計方
向(イ)に正転させ、時計方向(ロ)に逆転させ、ま
た、停止させるためのものである。
20から出力された逆転信号、逆転停止信号、処理終了
信号、及び補給センサ11から出力された検出信号に基
づき、補給モータ22を駆動する駆動信号を出力するも
のである。補給モータ22は、補給駆動制御部21から
出力される駆動信号に基づいて、補給円盤1を反時計方
向(イ)に正転させ、時計方向(ロ)に逆転させ、ま
た、停止させるためのものである。
【0016】次に、硬貨処理制御機構20及び補給駆動
制御部21の制御内容を示すフローチャートを図4及び
図5を参照してそれぞれ説明する。 《ステップ(SP)1》図示しない操作部において金種
指定を行ない、この後スタートキーが押されたことを条
件として、次のステップ2に進む。 《ステップ2》ステップ1で指定した金種に応じて硬貨
通路8を所定の幅に設定する。 《ステップ3》回転モータにより回転円盤5が時計方向
(ロ)に正転するように駆動させ、かつ硬貨通路8の搬
送モータにより搬送ベルトが矢印(ハ)方向に向けて移
動するように正転駆動させ、これにより、回転円盤5内
の硬貨を硬貨通路8に供給し、更に該硬貨通路8に対し
て指定金種以外の硬貨を選別孔9に落下させる。
制御部21の制御内容を示すフローチャートを図4及び
図5を参照してそれぞれ説明する。 《ステップ(SP)1》図示しない操作部において金種
指定を行ない、この後スタートキーが押されたことを条
件として、次のステップ2に進む。 《ステップ2》ステップ1で指定した金種に応じて硬貨
通路8を所定の幅に設定する。 《ステップ3》回転モータにより回転円盤5が時計方向
(ロ)に正転するように駆動させ、かつ硬貨通路8の搬
送モータにより搬送ベルトが矢印(ハ)方向に向けて移
動するように正転駆動させ、これにより、回転円盤5内
の硬貨を硬貨通路8に供給し、更に該硬貨通路8に対し
て指定金種以外の硬貨を選別孔9に落下させる。
【0017】《ステップ4》回転円盤5及び硬貨通路8
の搬送モータが正転駆動されることによって(ステップ
3)、硬貨通路8では、選別孔9で選別された後の指定
金種の硬貨が計数センサ10により計数される。そし
て、このステップ4では、計数センサ10の検出信号の
出力に基づき、指定金種の硬貨の計数がされているか否
か、すなわち硬貨通路8において指定金種の選別がなさ
れているか否かを判断し、YESの場合にステップ5に
進み、また、NOの場合にステップ6に進む。 《ステップ5》ステップ4で出力された計数センサ10
の検出信号の出力に基づき、硬貨通路8で選別された指
定金種の硬貨を計数する。
の搬送モータが正転駆動されることによって(ステップ
3)、硬貨通路8では、選別孔9で選別された後の指定
金種の硬貨が計数センサ10により計数される。そし
て、このステップ4では、計数センサ10の検出信号の
出力に基づき、指定金種の硬貨の計数がされているか否
か、すなわち硬貨通路8において指定金種の選別がなさ
れているか否かを判断し、YESの場合にステップ5に
進み、また、NOの場合にステップ6に進む。 《ステップ5》ステップ4で出力された計数センサ10
の検出信号の出力に基づき、硬貨通路8で選別された指
定金種の硬貨を計数する。
【0018】《ステップ6》所定時間が経過したか否か
を判断し、NOの場合にステップ4に戻り、YESの場
合にステップ7に進む。すなわち、このステップ6では
計数センサ10からの検出信号が所定時間出力されない
か否かを判断し、計数センサ10の検出信号が所定時間
出力されない場合に次のステップ7に進むものである。 《ステップ7》内蔵されたカウンタ(図示略)を1アッ
プさせる。なお、このカウンタは本フローの開始時には
クリアされて0となっている。
を判断し、NOの場合にステップ4に戻り、YESの場
合にステップ7に進む。すなわち、このステップ6では
計数センサ10からの検出信号が所定時間出力されない
か否かを判断し、計数センサ10の検出信号が所定時間
出力されない場合に次のステップ7に進むものである。 《ステップ7》内蔵されたカウンタ(図示略)を1アッ
プさせる。なお、このカウンタは本フローの開始時には
クリアされて0となっている。
【0019】《ステップ8》〜《ステップ9》計数セン
サ10の検出信号に基づき、指定金種の硬貨の計数がさ
れているか否かを判断し、YESの場合にステップ9に
進んで、ステップ6でカウントアップしたカウンタの値
をクリアして0とし、また、NOの場合にステップ10
に進む。 《ステップ8》.《ステップ10》計数センサ10の出
力が一定時間無いか否かを判断し、YESの場合にステ
ップ11に進む。
サ10の検出信号に基づき、指定金種の硬貨の計数がさ
れているか否かを判断し、YESの場合にステップ9に
進んで、ステップ6でカウントアップしたカウンタの値
をクリアして0とし、また、NOの場合にステップ10
に進む。 《ステップ8》.《ステップ10》計数センサ10の出
力が一定時間無いか否かを判断し、YESの場合にステ
ップ11に進む。
【0020】《ステップ11》ステップ3(またはステ
ップ21)にて正転させた回転円盤5及び硬貨通路8の
搬送ベルトを停止させる。 《ステップ12》〜《ステップ13》カウンタが予め設
定された回数Nになったか否かを判断し、YESの場合
にステップ13に進んで、図4のフローが終了したこと
を示す処理終了信号を、図5のステップ39(後述す
る)に出力して本フローを終了し、また、NOの場合に
ステップ14に進む。 《ステップ14》ステップ11にて停止させた回転円盤
5及び硬貨通路8の搬送ベルトを逆転させる。これによ
り回転円盤5は矢印(イ)方向に逆転駆動され、かつ硬
貨通路8の搬送ベルトは矢印(ニ)方向に逆転駆動され
て、硬貨通路8内に硬貨が残留していた場合に該硬貨を
回転円盤5に戻す。
ップ21)にて正転させた回転円盤5及び硬貨通路8の
搬送ベルトを停止させる。 《ステップ12》〜《ステップ13》カウンタが予め設
定された回数Nになったか否かを判断し、YESの場合
にステップ13に進んで、図4のフローが終了したこと
を示す処理終了信号を、図5のステップ39(後述す
る)に出力して本フローを終了し、また、NOの場合に
ステップ14に進む。 《ステップ14》ステップ11にて停止させた回転円盤
5及び硬貨通路8の搬送ベルトを逆転させる。これによ
り回転円盤5は矢印(イ)方向に逆転駆動され、かつ硬
貨通路8の搬送ベルトは矢印(ニ)方向に逆転駆動され
て、硬貨通路8内に硬貨が残留していた場合に該硬貨を
回転円盤5に戻す。
【0021】《ステップ15》〜《ステップ16》ステ
ップ14にて、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
を逆転させたことに伴って(ステップ15)、逆転信号
が出力されたか否かを判断し、NOの場合にステップ1
6に進んで、図5のステップ33に対して逆転信号を出
力し、また、YESの場合に直にステップ17に進む。 《ステップ17》〜《ステップ18》ステップ17にて
所定時間が経過したか否かを判断し、YESの場合にス
テップ18に進んで、ステップ14にて逆転駆動させた
回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルトを停止させた
後、次のステップ19に進む。
ップ14にて、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
を逆転させたことに伴って(ステップ15)、逆転信号
が出力されたか否かを判断し、NOの場合にステップ1
6に進んで、図5のステップ33に対して逆転信号を出
力し、また、YESの場合に直にステップ17に進む。 《ステップ17》〜《ステップ18》ステップ17にて
所定時間が経過したか否かを判断し、YESの場合にス
テップ18に進んで、ステップ14にて逆転駆動させた
回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルトを停止させた
後、次のステップ19に進む。
【0022】《ステップ19》〜《ステップ20》ステ
ップ18にて、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
を停止させたことに伴って、逆転停止信号が出力された
か否かを判断し(ステップ19)、NOの場合にステッ
プ20に進んで、図5のステップ36に対して逆転停止
信号を出力し、また、YESの場合に直にステップ21
に進む。 《ステップ21》再度、回転円盤5及び硬貨通路8の搬
送ベルトを正転動作させる。そして、以上のようなステ
ップ7〜ステップ21の処理を、ステップ12において
カウンタの値がN回になるまで繰り返し行うようにす
る。すなわち、ステップ4・6にて硬貨通路8に対して
所定時間、指定金種の硬貨が送られないことを検知した
場合、すなわち硬貨通路8への硬貨の供給が途切れたこ
とを検知した場合には、ステップ7〜ステップ21に示
すような、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルトの逆
転→停止→正転→停止といった処理をNサイクル行わせ
るようにする。
ップ18にて、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
を停止させたことに伴って、逆転停止信号が出力された
か否かを判断し(ステップ19)、NOの場合にステッ
プ20に進んで、図5のステップ36に対して逆転停止
信号を出力し、また、YESの場合に直にステップ21
に進む。 《ステップ21》再度、回転円盤5及び硬貨通路8の搬
送ベルトを正転動作させる。そして、以上のようなステ
ップ7〜ステップ21の処理を、ステップ12において
カウンタの値がN回になるまで繰り返し行うようにす
る。すなわち、ステップ4・6にて硬貨通路8に対して
所定時間、指定金種の硬貨が送られないことを検知した
場合、すなわち硬貨通路8への硬貨の供給が途切れたこ
とを検知した場合には、ステップ7〜ステップ21に示
すような、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルトの逆
転→停止→正転→停止といった処理をNサイクル行わせ
るようにする。
【0023】次に、図5を参照して、補給駆動制御部2
1の補給処理についての制御内容について説明する。 《ステップ30》補給モータ22に対して補給円盤1を
反時計方向(イ)に正転させるための駆動信号を出力す
る。 《ステップ31》〜《ステップ32》補給センサ11の
出力に基づき、回転円盤5内に硬貨が存在するか否かを
判断し、硬貨が有るYESの場合にステップ32に進ん
で、ステップ30にて正転させた補給円盤1を停止さ
せ、また、硬貨が存在しないNOの場合に次のステップ
33に進む。
1の補給処理についての制御内容について説明する。 《ステップ30》補給モータ22に対して補給円盤1を
反時計方向(イ)に正転させるための駆動信号を出力す
る。 《ステップ31》〜《ステップ32》補給センサ11の
出力に基づき、回転円盤5内に硬貨が存在するか否かを
判断し、硬貨が有るYESの場合にステップ32に進ん
で、ステップ30にて正転させた補給円盤1を停止さ
せ、また、硬貨が存在しないNOの場合に次のステップ
33に進む。
【0024】《ステップ33》図4のフローのステップ
16において、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
が逆転していることを示す逆転信号が出力されたか否か
を判断し、NOの場合にステップ30に戻って、補給モ
ータ22により補給円盤1を正転駆動させ、また、YE
Sの場合に次のステップ34に進む。 《ステップ34》〜《ステップ35》補給モータ22に
より、ステップ30にて正転駆動させた補給円盤1を一
旦停止させた後(ステップ34)、時計方向(ロ)に逆
転駆動させた後(ステップ35)、次のステップ36に
進む。なお、このような補給円盤1の時計方向(ロ)へ
の逆転駆動は、図4のステップ14において、回転円盤
5及び硬貨通路8の搬送ベルトが逆転していることに同
期して行われる。
16において、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
が逆転していることを示す逆転信号が出力されたか否か
を判断し、NOの場合にステップ30に戻って、補給モ
ータ22により補給円盤1を正転駆動させ、また、YE
Sの場合に次のステップ34に進む。 《ステップ34》〜《ステップ35》補給モータ22に
より、ステップ30にて正転駆動させた補給円盤1を一
旦停止させた後(ステップ34)、時計方向(ロ)に逆
転駆動させた後(ステップ35)、次のステップ36に
進む。なお、このような補給円盤1の時計方向(ロ)へ
の逆転駆動は、図4のステップ14において、回転円盤
5及び硬貨通路8の搬送ベルトが逆転していることに同
期して行われる。
【0025】《ステップ36》図4のフローのステップ
20において、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
の逆転が停止したことを示す逆転停止信号が出力された
か否かを判断し、YESの場合に次のステップ37に進
む。 《ステップ37》〜《ステップ38》補給モータ22に
より、ステップ34にて逆転駆動させた補給円盤1を一
旦停止させた後(ステップ37)、反時計方向(イ)に
正転駆動させた後(ステップ38)、次のステップ39
に進む。なお、このような補給円盤1の反時計方向
(イ)への正転駆動は、図4のステップ18において、
回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルトの逆転が停止し
たことに同期して行われる。
20において、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
の逆転が停止したことを示す逆転停止信号が出力された
か否かを判断し、YESの場合に次のステップ37に進
む。 《ステップ37》〜《ステップ38》補給モータ22に
より、ステップ34にて逆転駆動させた補給円盤1を一
旦停止させた後(ステップ37)、反時計方向(イ)に
正転駆動させた後(ステップ38)、次のステップ39
に進む。なお、このような補給円盤1の反時計方向
(イ)への正転駆動は、図4のステップ18において、
回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルトの逆転が停止し
たことに同期して行われる。
【0026】《ステップ39》図4のフローのステップ
13において、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
の所定パターンの正転、逆転動作(回転円盤5及び硬貨
通路8の搬送ベルトの逆転→停止→正転→停止といった
Nサイクルの処理)が終了したことを示す処理終了信号
が出力されたか否かを判断し、YESの場合に次のステ
ップ40に進む。 《ステップ40》ステップ38にて正転させた回転円盤
5及び硬貨通路8の搬送ベルトの回転を停止させて本フ
ローチャートを終了する。
13において、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベルト
の所定パターンの正転、逆転動作(回転円盤5及び硬貨
通路8の搬送ベルトの逆転→停止→正転→停止といった
Nサイクルの処理)が終了したことを示す処理終了信号
が出力されたか否かを判断し、YESの場合に次のステ
ップ40に進む。 《ステップ40》ステップ38にて正転させた回転円盤
5及び硬貨通路8の搬送ベルトの回転を停止させて本フ
ローチャートを終了する。
【0027】なお、図5のフローのステップ33及びス
テップ36での判断は、図4のフローにおいて行われる
N回のサイクル(ステップ8〜ステップ21)の中で、
第1回目のサイクルが進行する際に、ステップ16及び
ステップ20から出力された逆転信号、逆転停止信号に
基づいてそれぞれ行われるものである、すなわち、図4
のフローにおいて補給円盤1の逆転は、回転円盤5及び
硬貨通路8の搬送ベルトの最初の逆転に同期して行われ
るものであるが、これに限定されず、1回目から(N−
1)回目までのサイクルの中のいずれの回においても、
また、何回でも、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベル
トの逆転に同期させて、補給円盤1を逆転させても良
い。また、上記実施例では、回転円盤5を逆転させたと
きに(図4のステップ14)、補給円盤1を逆転(図5
のステップ35)させるようにしたが、これに限定され
ず、回転円盤5が停止したとき(図4の例えばステップ
18)に、補給円盤1を逆転させても良い。
テップ36での判断は、図4のフローにおいて行われる
N回のサイクル(ステップ8〜ステップ21)の中で、
第1回目のサイクルが進行する際に、ステップ16及び
ステップ20から出力された逆転信号、逆転停止信号に
基づいてそれぞれ行われるものである、すなわち、図4
のフローにおいて補給円盤1の逆転は、回転円盤5及び
硬貨通路8の搬送ベルトの最初の逆転に同期して行われ
るものであるが、これに限定されず、1回目から(N−
1)回目までのサイクルの中のいずれの回においても、
また、何回でも、回転円盤5及び硬貨通路8の搬送ベル
トの逆転に同期させて、補給円盤1を逆転させても良
い。また、上記実施例では、回転円盤5を逆転させたと
きに(図4のステップ14)、補給円盤1を逆転(図5
のステップ35)させるようにしたが、これに限定され
ず、回転円盤5が停止したとき(図4の例えばステップ
18)に、補給円盤1を逆転させても良い。
【0028】以上詳細に説明したように、本実施例に示
す硬貨処理機の硬貨供給機構によれば、選別通路8に設
けられた計数センサ10によって該選別通路8への指定
金種の硬貨供給が途切れたことが検知された場合(ステ
ップ4、ステップ6)であり、かつ補給センサ11によ
り回転円盤5内に硬貨が存在しないことが検知された場
合(ステップ31)に、回転円盤5及び硬貨通路8の搬
送ベルトにおいて行われているN回の正転、逆転動作
(ステップ7〜ステップ21)の中の第1回目の逆転動
作に同期して(ステップ15〜ステップ20)、該補給
円盤1を逆転動作させるようにした(ステップ33〜ス
テップ40)。これにより、例えば図1及び図2に示す
ように、受渡ガイド4の受渡側板7に硬貨Cが当接した
状態で停止している場合に、該硬貨Cを、補給円盤1を
時計方向(ロ)に逆転させた際に生じる遠心力により矢
印(ホ)方向に移動させることができ、その結果、硬貨
の選別処理を終了した時点で、硬貨処理機の硬貨供給機
構内の受渡ガイド4において、硬貨が残留してしまうこ
とを防止できる効果が得られる。
す硬貨処理機の硬貨供給機構によれば、選別通路8に設
けられた計数センサ10によって該選別通路8への指定
金種の硬貨供給が途切れたことが検知された場合(ステ
ップ4、ステップ6)であり、かつ補給センサ11によ
り回転円盤5内に硬貨が存在しないことが検知された場
合(ステップ31)に、回転円盤5及び硬貨通路8の搬
送ベルトにおいて行われているN回の正転、逆転動作
(ステップ7〜ステップ21)の中の第1回目の逆転動
作に同期して(ステップ15〜ステップ20)、該補給
円盤1を逆転動作させるようにした(ステップ33〜ス
テップ40)。これにより、例えば図1及び図2に示す
ように、受渡ガイド4の受渡側板7に硬貨Cが当接した
状態で停止している場合に、該硬貨Cを、補給円盤1を
時計方向(ロ)に逆転させた際に生じる遠心力により矢
印(ホ)方向に移動させることができ、その結果、硬貨
の選別処理を終了した時点で、硬貨処理機の硬貨供給機
構内の受渡ガイド4において、硬貨が残留してしまうこ
とを防止できる効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
硬貨供給機構によれば、硬貨の選別処理を終了する前に
行なわれる、回転円盤及び硬貨通路の搬送ベルトの正
転、逆転動作における逆転動作に同期して、補給円盤に
も逆転動作を行なわせることによって、両円盤間で残留
している硬貨を回転円盤内へ送り出すことができ、その
結果、硬貨の選別処理を終了した時点で、硬貨処理機の
硬貨供給機構内に、硬貨が残留することを防止できる効
果が得られる。
硬貨供給機構によれば、硬貨の選別処理を終了する前に
行なわれる、回転円盤及び硬貨通路の搬送ベルトの正
転、逆転動作における逆転動作に同期して、補給円盤に
も逆転動作を行なわせることによって、両円盤間で残留
している硬貨を回転円盤内へ送り出すことができ、その
結果、硬貨の選別処理を終了した時点で、硬貨処理機の
硬貨供給機構内に、硬貨が残留することを防止できる効
果が得られる。
【図1】硬貨処理機における硬貨供給機構の平面図。
【図2】補給円盤及び回転円盤間の受渡し部分の拡大
図。
図。
【図3】硬貨供給機構のブロック図。
【図4】硬貨処理制御機構20の制御内容を示すフロー
チャート。
チャート。
【図5】補給駆動制御部21の制御内容を示すフローチ
ャート。
ャート。
1 補給円盤 4 受渡ガイド(受渡し部分) 5 回転円盤 7 受渡側板 (受渡し部分) 8 硬貨通路
Claims (1)
- 【請求項1】 投入された硬貨に遠心力を付与しながら
送り出す補給円盤と、この補給円盤から送り出される硬
貨を受け入れ、この受け入れた硬貨に遠心力を付与しな
がら1枚ずつ並べて送り出す回転円盤と、前記補給円盤
と前記回転円盤との間に互いの上面を接続するように設
けられ、前記補給円盤から送り出される硬貨が前記回転
円盤へ受け渡される受け渡しガイドと、前記回転円盤内
から送り出された硬貨を選別する選別通路とを有する硬
貨供給機構であって、 回転円盤から選別通路への硬貨供給が途切れた場合に、
回転円盤及び選別通路の搬送ベルトを複数回逆転及び正
転させ、更に、これら回転円盤及び選別通路の搬送ベル
トの少なくとも1回の逆転動作に同期して、補給円盤を
逆転させることを特徴とする硬貨供給機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3358917A JP2675943B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 硬貨供給機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3358917A JP2675943B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 硬貨供給機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05182043A JPH05182043A (ja) | 1993-07-23 |
JP2675943B2 true JP2675943B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=18461783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3358917A Expired - Lifetime JP2675943B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 硬貨供給機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675943B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816388A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-01-31 | ロ−レルバンクマシン株式会社 | 硬貨計数機 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3358917A patent/JP2675943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05182043A (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970624 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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