JP2675804B2 - モニタ付きインターホン装置 - Google Patents
モニタ付きインターホン装置Info
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- JP2675804B2 JP2675804B2 JP63040984A JP4098488A JP2675804B2 JP 2675804 B2 JP2675804 B2 JP 2675804B2 JP 63040984 A JP63040984 A JP 63040984A JP 4098488 A JP4098488 A JP 4098488A JP 2675804 B2 JP2675804 B2 JP 2675804B2
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- JP
- Japan
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- monitor
- intercom
- video signal
- matching
- signal line
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- Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、モニタ映像を見ながら来客と応対できるよ
うにしたモニタ付きインターホン装置に関するものであ
る。
うにしたモニタ付きインターホン装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 一般に、モニタ映像を見ながら来客と応対できるよう
にしたこの種のモニタ付きインターホン装置は、第8図
に示すように、門柱に設置されるインターホン子器1側
にモニタカメラ2を設けるとともに、住宅内に設置され
るインターホン親器3側にモニタテレビ4を設け、イン
ターホン子器1とインターホン親器3とを信号線5で接
続し、通話音声信号、モニタ映像信号および電源を伝送
するようになっている。なお、図示例では、インターホ
ン子器1と、モニタカメラ2を一体化してカメラ付きド
アホンXとし、インターホン親器3と、モニタテレビ4
と、セキュリテイ装置などを一体化して住宅情報盤Yと
している。
にしたこの種のモニタ付きインターホン装置は、第8図
に示すように、門柱に設置されるインターホン子器1側
にモニタカメラ2を設けるとともに、住宅内に設置され
るインターホン親器3側にモニタテレビ4を設け、イン
ターホン子器1とインターホン親器3とを信号線5で接
続し、通話音声信号、モニタ映像信号および電源を伝送
するようになっている。なお、図示例では、インターホ
ン子器1と、モニタカメラ2を一体化してカメラ付きド
アホンXとし、インターホン親器3と、モニタテレビ4
と、セキュリテイ装置などを一体化して住宅情報盤Yと
している。
ところで、従来、インターホン子器1とインターホン
親器3とを接続する信号線5のうちモニタ映像信号を伝
送するものとして同軸ケーブルが使用されていた。な
お、モニタ映像信号伝送用の同軸ケーブルにて通話音声
信号および電源を伝送するようにしたものもある。
親器3とを接続する信号線5のうちモニタ映像信号を伝
送するものとして同軸ケーブルが使用されていた。な
お、モニタ映像信号伝送用の同軸ケーブルにて通話音声
信号および電源を伝送するようにしたものもある。
一方、上述のモニタ付きインターホン装置は、新築住
宅に設置されることを前提として設計されており、モニ
タ映像信号を伝送するための同軸ケーブルが信号線5と
して配設されるものとし、映像信号送信部および映像信
号受信部に設けられる整合回路の整合条件を、同軸ケー
ブルの特性インピーダンス(75Ω)を想定して設定して
いた。
宅に設置されることを前提として設計されており、モニ
タ映像信号を伝送するための同軸ケーブルが信号線5と
して配設されるものとし、映像信号送信部および映像信
号受信部に設けられる整合回路の整合条件を、同軸ケー
ブルの特性インピーダンス(75Ω)を想定して設定して
いた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来例にあっては、整合回路が
同軸ケーブルのみを対象として設計されていたので、同
軸ケーブル以外の既設の各種ペア線を利用してモニタ映
像信号の伝送に使用することができないという問題があ
った。すなわち、インターホン用の通話線として配設さ
れている既設のペア線をモニタ映像信号伝送用の信号線
5として使用すると、同軸ケーブルに対する特性インピ
ーダンスの違いによって整合条件が大幅にずれることが
あり、信号線接続部における大きな不整合が発生し、整
合回路を設けているにも拘わらずモニタ映像信号に著し
い伝送歪みや伝送損失が生じ、モニタ映像が乱れるとい
う問題があった。
同軸ケーブルのみを対象として設計されていたので、同
軸ケーブル以外の既設の各種ペア線を利用してモニタ映
像信号の伝送に使用することができないという問題があ
った。すなわち、インターホン用の通話線として配設さ
れている既設のペア線をモニタ映像信号伝送用の信号線
5として使用すると、同軸ケーブルに対する特性インピ
ーダンスの違いによって整合条件が大幅にずれることが
あり、信号線接続部における大きな不整合が発生し、整
合回路を設けているにも拘わらずモニタ映像信号に著し
い伝送歪みや伝送損失が生じ、モニタ映像が乱れるとい
う問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、ペア線を用いてモニタ映像信号を
伝送する場合にあっても、大きな不整合が生じることが
なく、モニタ映像信号の著しい伝送歪や伝送損失を防止
して高品質のモニタ映像を得ることができるモニタ付き
インターホン装置を提供することにある。
目的とするところは、ペア線を用いてモニタ映像信号を
伝送する場合にあっても、大きな不整合が生じることが
なく、モニタ映像信号の著しい伝送歪や伝送損失を防止
して高品質のモニタ映像を得ることができるモニタ付き
インターホン装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のモニタ付きインターホン装置は、インターホ
ン子器側にモニタカメラを設けるとともに、インターホ
ン親器側にモニタテレビを設け、インターホン子器とイ
ンターホン親器とを信号線で接続し、信号線を介して通
話信号、モニタ映像信号および電源を伝送するようにし
たモニタ付きインターホン装置において、スイッチ手段
によって整合条件を切り換え自在とした整合回路をモニ
タ映像信号のインターホン子器の映像信号送信部および
インターホン親器の映像信号受信部に設けたものであ
る。
ン子器側にモニタカメラを設けるとともに、インターホ
ン親器側にモニタテレビを設け、インターホン子器とイ
ンターホン親器とを信号線で接続し、信号線を介して通
話信号、モニタ映像信号および電源を伝送するようにし
たモニタ付きインターホン装置において、スイッチ手段
によって整合条件を切り換え自在とした整合回路をモニ
タ映像信号のインターホン子器の映像信号送信部および
インターホン親器の映像信号受信部に設けたものであ
る。
[作用] 本発明は上述のように構成されており、整合回路とし
て、スイッチ手段によって整合条件を切り換え自在とし
たものを用いているので、ペア線を用いてモニタ映像信
号を伝送する場合にあっても、映像信号送信部および映
像信号受信部と信号線との間で大きな不整合が生じるこ
とがなく、モニタ映像信号の著しい伝送歪や伝送損失を
防止して高品質のモニタ映像を得ることができるもので
ある。
て、スイッチ手段によって整合条件を切り換え自在とし
たものを用いているので、ペア線を用いてモニタ映像信
号を伝送する場合にあっても、映像信号送信部および映
像信号受信部と信号線との間で大きな不整合が生じるこ
とがなく、モニタ映像信号の著しい伝送歪や伝送損失を
防止して高品質のモニタ映像を得ることができるもので
ある。
また、スイッチ手段として、信号線が接続される接続
端子部に設けられ、接続端子部に信号線が接続される際
に信号線の被覆の厚みに応じてオン・オフされるものを
用いれば、信号線を接続端子部に接続するだけで、自動
的にスイッチ手段がオン・オフされて信号線に応じた適
切な整合条件に整合回路が切り換えられ、使い勝手が向
上する。
端子部に設けられ、接続端子部に信号線が接続される際
に信号線の被覆の厚みに応じてオン・オフされるものを
用いれば、信号線を接続端子部に接続するだけで、自動
的にスイッチ手段がオン・オフされて信号線に応じた適
切な整合条件に整合回路が切り換えられ、使い勝手が向
上する。
さらにまた、整合回路を含む映像信号送信部全体の出
力インピーダンスと、整合回路を含む映像信号受信部全
体の入力インピーダンスのうち少なくともどちらか一方
のインピーダンスを、スイッチ手段により略91Ωと、略
130Ωとに切換設定自在にすることにより、ペア線の種
類に応じて整合条件を選択して不整合の度合をより少な
くすることができ、業務用のモニタ付きインターホン装
置として十分な高品質モニタ映像が得られることにな
る。
力インピーダンスと、整合回路を含む映像信号受信部全
体の入力インピーダンスのうち少なくともどちらか一方
のインピーダンスを、スイッチ手段により略91Ωと、略
130Ωとに切換設定自在にすることにより、ペア線の種
類に応じて整合条件を選択して不整合の度合をより少な
くすることができ、業務用のモニタ付きインターホン装
置として十分な高品質モニタ映像が得られることにな
る。
[実施例] 第1図は本発明一実施例を示すもので、インターホン
子器1側にモニタカメラ2を設けるとともに、インター
ホン親器3側にモニタテレビ4を設け、インターホン子
器1とインターホン親器3とを信号線5で接続し、信号
線5を介して通話信号、モニタ映像信号および電源を伝
送するようにしたモニタ付きインターホン装置におい
て、スイッチ手段によって整合条件を切り換え自在とし
た整合回路8a,8bをモニタ映像信号のインターホン子器
1の映像信号送信部6およびインターホン親器3の映像
信号受信部7に設けたものである。ここに、インターホ
ン子器1の映像信号送信部6は、トランジスタQ1〜Q4を
用いて形成される平衡化信号送信回路6aと、平衡化電源
重畳回路6bとで構成されており、インターホン親器3の
映像信号受信部7は、トランジスタQ5,Q6により形成さ
れる平衡化信号受信回路7aと、トランジスタQ7により形
成されるバッファ増幅回路7bと、平衡化電源重畳回路7c
とで構成されている。また、平衡化電源重畳回路6b,7c
は、具体的には高インピーダンスを有するチョークコイ
ルであって、直流を通過させるとともに、モニタ映像信
号および通話音声信号に対しては十分高いインピーダン
スを呈するものであり、ペア線よりなる信号線5に対す
る平衡度も十分高く設定されている。さらにまた実施例
にあっては、ペア線に直流電源B,B′を重畳しているの
で、所定の抵抗値を有する整合用の抵抗R0,R0′と直流
カット用のコンデンサC0,C0′の直列回路で整合回路8a,
8bを構成しており、コンデンサC0,C0′によって抵抗R0,
R0′に直流電流が流れて過熱されるのを防止している。
子器1側にモニタカメラ2を設けるとともに、インター
ホン親器3側にモニタテレビ4を設け、インターホン子
器1とインターホン親器3とを信号線5で接続し、信号
線5を介して通話信号、モニタ映像信号および電源を伝
送するようにしたモニタ付きインターホン装置におい
て、スイッチ手段によって整合条件を切り換え自在とし
た整合回路8a,8bをモニタ映像信号のインターホン子器
1の映像信号送信部6およびインターホン親器3の映像
信号受信部7に設けたものである。ここに、インターホ
ン子器1の映像信号送信部6は、トランジスタQ1〜Q4を
用いて形成される平衡化信号送信回路6aと、平衡化電源
重畳回路6bとで構成されており、インターホン親器3の
映像信号受信部7は、トランジスタQ5,Q6により形成さ
れる平衡化信号受信回路7aと、トランジスタQ7により形
成されるバッファ増幅回路7bと、平衡化電源重畳回路7c
とで構成されている。また、平衡化電源重畳回路6b,7c
は、具体的には高インピーダンスを有するチョークコイ
ルであって、直流を通過させるとともに、モニタ映像信
号および通話音声信号に対しては十分高いインピーダン
スを呈するものであり、ペア線よりなる信号線5に対す
る平衡度も十分高く設定されている。さらにまた実施例
にあっては、ペア線に直流電源B,B′を重畳しているの
で、所定の抵抗値を有する整合用の抵抗R0,R0′と直流
カット用のコンデンサC0,C0′の直列回路で整合回路8a,
8bを構成しており、コンデンサC0,C0′によって抵抗R0,
R0′に直流電流が流れて過熱されるのを防止している。
いま、信号線5として使用されている市販の各種ペア
線(OP電線、IP電線、TIV電線、VCT-F電線、KVF電線、V
FF電線CPEV電線、4CTEL電線、VVF電線など)を大別する
と、第2図(a)に示すように、各銅線10にそれぞれ被
覆11を施すとともに、一対の被覆銅線全体にさらに被覆
12を施したものと、第2図(b)に示すように、各銅線
10に被覆11を施しただけのものがある。ここに、第2図
(a)に示すようなペア線の特性インピーダンスは、78
〜106Ωであり、第2図(b)に示すようなペア線の特
性インピーダンスは、118〜143Ωである。本実施例にあ
っては、両種のペア線に対応した整合インピーダンスと
して91Ω(≒(78×106)1/2)、130Ω(≒(118×14
3)1/2)が用意されており、信号線5として使用するペ
ア線の種類に応じて、スイッチ手段たるスライドスイッ
チ15により整合条件を切り換え、定在波比を小さくする
とともに、伝送損失を少なくして高品質のモニタ映像が
得られるようにしている。なお、第2図(a)のペア線
を信号線5とし、整合インピーダンスとして91Ωを設定
した場合の定在波比は最大で1.17以下であり、第2図
(b)のペア線を信号線5とし、整合インピーダンスと
して130Ωを設定した場合の定在波比は最大で1.10以下
であり、いずれの場合にも高品質のモニタ映像が得られ
る伝送条件を満たしており、業務用のモニタ付きインタ
ーホン装置として十分実用になるものである。
線(OP電線、IP電線、TIV電線、VCT-F電線、KVF電線、V
FF電線CPEV電線、4CTEL電線、VVF電線など)を大別する
と、第2図(a)に示すように、各銅線10にそれぞれ被
覆11を施すとともに、一対の被覆銅線全体にさらに被覆
12を施したものと、第2図(b)に示すように、各銅線
10に被覆11を施しただけのものがある。ここに、第2図
(a)に示すようなペア線の特性インピーダンスは、78
〜106Ωであり、第2図(b)に示すようなペア線の特
性インピーダンスは、118〜143Ωである。本実施例にあ
っては、両種のペア線に対応した整合インピーダンスと
して91Ω(≒(78×106)1/2)、130Ω(≒(118×14
3)1/2)が用意されており、信号線5として使用するペ
ア線の種類に応じて、スイッチ手段たるスライドスイッ
チ15により整合条件を切り換え、定在波比を小さくする
とともに、伝送損失を少なくして高品質のモニタ映像が
得られるようにしている。なお、第2図(a)のペア線
を信号線5とし、整合インピーダンスとして91Ωを設定
した場合の定在波比は最大で1.17以下であり、第2図
(b)のペア線を信号線5とし、整合インピーダンスと
して130Ωを設定した場合の定在波比は最大で1.10以下
であり、いずれの場合にも高品質のモニタ映像が得られ
る伝送条件を満たしており、業務用のモニタ付きインタ
ーホン装置として十分実用になるものである。
なお、第7図は定在波比が1.8のときの伝送損失ー周
波数特性を示すもので、リップルが1.0dB以下になるよ
うにするには、定在波比を1.8以下にする必要がある。
また、上記説明では、整合回路8a,8bの周辺回路のイン
ピーダンスが十分高いものとして説明しているが、整合
回路8a,8bの周辺回路のインピーダンスを考慮して設定
することは言うまでもない。
波数特性を示すもので、リップルが1.0dB以下になるよ
うにするには、定在波比を1.8以下にする必要がある。
また、上記説明では、整合回路8a,8bの周辺回路のイン
ピーダンスが十分高いものとして説明しているが、整合
回路8a,8bの周辺回路のインピーダンスを考慮して設定
することは言うまでもない。
いま、インターホン子器1のモニタカメラ2から出力
されるモニタ映像信号Vpは、映像信号受信部6の平衡化
信号送信回路6aにより増幅されてペア線よりなる信号線
5に送出され、この信号線5を介して伝送されたモニタ
映像信号Vpは、インターホン親器3の平衡化信号受信回
路7aで受信されてモニタテレビ4に表示されるようにな
っている。
されるモニタ映像信号Vpは、映像信号受信部6の平衡化
信号送信回路6aにより増幅されてペア線よりなる信号線
5に送出され、この信号線5を介して伝送されたモニタ
映像信号Vpは、インターホン親器3の平衡化信号受信回
路7aで受信されてモニタテレビ4に表示されるようにな
っている。
ところで、上述の市販の各種ペア線の特性インピーダ
ンスが約78Ω〜143Ω(周波数10MHzで測定)の範囲に分
布していることから、整合回路8aを含む映像信号送信部
6全体の出力インピーダンスと、整合回路8bを含む映像
信号受信部7全体の入力インピーダンスのうち少なくと
もどちらか一方のインピーダンス(主に、整合用抵抗R0
の抵抗値)を、特性インピーダンスの分布範囲の最小値
と最大値の相乗平均値である略106Ω(≒(78×143)
1/2)の固定値に設定すれば、信号線5上の定在波比
は、最大1.33以下であり、一般家庭用(モニタ映像信号
の周波数は10MHzよりかなり低く設定されている)とし
て使用する場合には、実用上問題ない範囲であり、十分
使用に耐える高品質のモニタ映像が得られることにな
る。しかしながら、1個の整合用抵抗R0によって総ての
ペア線に対応できる整合条件を設定すると、回路構成が
簡単でコストが安いモニタ付きインターホン装置を提供
することができるものの、十分高品質の映像を得るため
の整合条件を満足することができないので、一般家庭用
よりも高品質が要求される業務用のモニタ付きインター
ホン装置に適用するには問題がある。
ンスが約78Ω〜143Ω(周波数10MHzで測定)の範囲に分
布していることから、整合回路8aを含む映像信号送信部
6全体の出力インピーダンスと、整合回路8bを含む映像
信号受信部7全体の入力インピーダンスのうち少なくと
もどちらか一方のインピーダンス(主に、整合用抵抗R0
の抵抗値)を、特性インピーダンスの分布範囲の最小値
と最大値の相乗平均値である略106Ω(≒(78×143)
1/2)の固定値に設定すれば、信号線5上の定在波比
は、最大1.33以下であり、一般家庭用(モニタ映像信号
の周波数は10MHzよりかなり低く設定されている)とし
て使用する場合には、実用上問題ない範囲であり、十分
使用に耐える高品質のモニタ映像が得られることにな
る。しかしながら、1個の整合用抵抗R0によって総ての
ペア線に対応できる整合条件を設定すると、回路構成が
簡単でコストが安いモニタ付きインターホン装置を提供
することができるものの、十分高品質の映像を得るため
の整合条件を満足することができないので、一般家庭用
よりも高品質が要求される業務用のモニタ付きインター
ホン装置に適用するには問題がある。
そこで本実施例では、上述のように整合回路8a,8bの
整合条件をスライドスイッチ15にて切り換え自在にする
ことにより、整合回路8aを含む映像信号送信部6全体の
出力インピーダンスと、整合回路8bを含む映像信号受信
部7全体の入力インピーダンスのうち少なくともどちら
か一方のインピーダンスを、スライドスイッチ15をオン
することにより略91Ωとし、スライドスイッチ15をオフ
することにより略130Ωとするように切換設定自在にし
ている。その結果、信号線5の種類に応じてスライドス
イッチ15をオン・オフすれば、業務用のモニタ付きイン
ターホン装置に適用するのにも充分な整合条件を満足す
ることができる。なお、スライドスイッチ15に代えて整
合用抵抗R01を短絡するジャンパー線を設けておいても
良い。この場合、ジャンパー線の切断がスライドスイッ
チ15のオフに対応する。
整合条件をスライドスイッチ15にて切り換え自在にする
ことにより、整合回路8aを含む映像信号送信部6全体の
出力インピーダンスと、整合回路8bを含む映像信号受信
部7全体の入力インピーダンスのうち少なくともどちら
か一方のインピーダンスを、スライドスイッチ15をオン
することにより略91Ωとし、スライドスイッチ15をオフ
することにより略130Ωとするように切換設定自在にし
ている。その結果、信号線5の種類に応じてスライドス
イッチ15をオン・オフすれば、業務用のモニタ付きイン
ターホン装置に適用するのにも充分な整合条件を満足す
ることができる。なお、スライドスイッチ15に代えて整
合用抵抗R01を短絡するジャンパー線を設けておいても
良い。この場合、ジャンパー線の切断がスライドスイッ
チ15のオフに対応する。
第4図は他の実施例を示すもので、整合用抵抗R01,R
02が接続される2種の接続端子16a,16bを設け、各接続
端子16a,16bに接続される整合用抵抗R01,R02の両端にか
しめ部17を設け、ペア線よりなる信号線5の銅線10が接
続端子16a,16bに挿入接続されるときに、整合用抵抗
R01,R02を銅線にかしめ接続するようにしたものであ
る。この場合、いずれの接続端子16a,16bに信号線5を
接続するかは、施工者がペア線の種類に応じて選択す
る。
02が接続される2種の接続端子16a,16bを設け、各接続
端子16a,16bに接続される整合用抵抗R01,R02の両端にか
しめ部17を設け、ペア線よりなる信号線5の銅線10が接
続端子16a,16bに挿入接続されるときに、整合用抵抗
R01,R02を銅線にかしめ接続するようにしたものであ
る。この場合、いずれの接続端子16a,16bに信号線5を
接続するかは、施工者がペア線の種類に応じて選択す
る。
第5図および第6図はさらに他の実施例を示すもの
で、接続端子部20にペア線の被覆12の有無検出用のリミ
ットスイッチ21を設け、接続端子部20に挿入される信号
線5の種別を判定し、被覆12の有無によって整合条件を
自動的に切り換えるようにしたものである。実施例で
は、整合用抵抗Rbを整合用抵抗Raに並列接続するかどう
かを、被覆122の有無を検出するリミットスイッチ21に
て切り換えるようにし、整合インピーダンスを抵抗値Ra
あるいはRa/Rbに自動的に切り換えるようになってい
る。
で、接続端子部20にペア線の被覆12の有無検出用のリミ
ットスイッチ21を設け、接続端子部20に挿入される信号
線5の種別を判定し、被覆12の有無によって整合条件を
自動的に切り換えるようにしたものである。実施例で
は、整合用抵抗Rbを整合用抵抗Raに並列接続するかどう
かを、被覆122の有無を検出するリミットスイッチ21に
て切り換えるようにし、整合インピーダンスを抵抗値Ra
あるいはRa/Rbに自動的に切り換えるようになってい
る。
[発明の効果] 本発明は上述のように構成されており、整合回路とし
て、スイッチ手段によって整合条件を切り換え自在とし
たものを用いているので、ペア線を用いてモニタ映像信
号を伝送する場合にあっても、映像信号送信部および映
像信号受信部と信号線との間で大きな不整合が生じるこ
とがなく、モニタ映像信号の著しい伝送歪や伝送損失を
防止して高品質のモニタ映像を得ることができるという
効果がある。
て、スイッチ手段によって整合条件を切り換え自在とし
たものを用いているので、ペア線を用いてモニタ映像信
号を伝送する場合にあっても、映像信号送信部および映
像信号受信部と信号線との間で大きな不整合が生じるこ
とがなく、モニタ映像信号の著しい伝送歪や伝送損失を
防止して高品質のモニタ映像を得ることができるという
効果がある。
第1図は本発明一実施例の要部回路図、第2図(a)
(b)は同上の要部正面図、第3図(a)(b)は他の
実施例の構成および動作を示す説明図、第4図(a)は
さらに他の実施例の要部回路図、第4図(b)は同上の
要部斜視図、第5図(a)(b)はさらに他の実施例の
構成および動作を示す説明図、第6図(a)(b)は同
上の動作を示す回路図、第7図は同上の伝送特性の説明
図、第8図は従来例の概略構成図である。 1はインターホン子器、2はモニタカメラ、3はインタ
ーホン親器、4はモニタテレビ、5は信号線、6は映像
信号送信部、7は映像信号受信部、8a,8bは整合回路で
ある。
(b)は同上の要部正面図、第3図(a)(b)は他の
実施例の構成および動作を示す説明図、第4図(a)は
さらに他の実施例の要部回路図、第4図(b)は同上の
要部斜視図、第5図(a)(b)はさらに他の実施例の
構成および動作を示す説明図、第6図(a)(b)は同
上の動作を示す回路図、第7図は同上の伝送特性の説明
図、第8図は従来例の概略構成図である。 1はインターホン子器、2はモニタカメラ、3はインタ
ーホン親器、4はモニタテレビ、5は信号線、6は映像
信号送信部、7は映像信号受信部、8a,8bは整合回路で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】インターホン子器側にモニタカメラを設け
るとともに、インターホン親器側にモニタテレビを設
け、インターホン子器とインターホン親器とを信号線で
接続し、信号線を介して通話音声信号、モニタ映像信号
および電源を伝送するようにしたモニタ付きインターホ
ン装置において、スイッチ手段によって整合条件を切り
換え自在とした整合回路をモニタ映像信号のインターホ
ン子器の映像信号送信部およびインターホン親器の映像
信号受信部に設けたことを特徴とするモニタ付きインタ
ーホン装置。 - 【請求項2】スイッチ手段は、信号線が接続される接続
端子部に設けられ、接続端子部に信号線が接続される際
に信号線の被覆の厚みに応じてオン・オフされることを
特徴とする請求項1記載のモニタ付きインターホン装
置。 - 【請求項3】整合回路を含む映像信号送信部全体の出力
インピーダンスと、整合回路を含む映像信号受信部全体
の入力インピーダンスのうち少なくともどちらか一方の
インピーダンスを、スイッチ手段により略91Ωと、略13
0Ωとに切換設定自在にしたことを特徴とする請求項1
又は2記載のモニタ付きインターホン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63040984A JP2675804B2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | モニタ付きインターホン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63040984A JP2675804B2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | モニタ付きインターホン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01216685A JPH01216685A (ja) | 1989-08-30 |
JP2675804B2 true JP2675804B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=12595690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63040984A Expired - Lifetime JP2675804B2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | モニタ付きインターホン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675804B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6146333B2 (ja) * | 2014-02-13 | 2017-06-14 | 株式会社豊田自動織機 | 送電機器及び非接触電力伝送装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63272286A (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-09 | Toshiba Corp | 映像信号分配装置 |
-
1988
- 1988-02-24 JP JP63040984A patent/JP2675804B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01216685A (ja) | 1989-08-30 |
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