JP2674955B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2674955B2
JP2674955B2 JP6205800A JP20580094A JP2674955B2 JP 2674955 B2 JP2674955 B2 JP 2674955B2 JP 6205800 A JP6205800 A JP 6205800A JP 20580094 A JP20580094 A JP 20580094A JP 2674955 B2 JP2674955 B2 JP 2674955B2
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智責 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着装置に係り、とく
に電子写真記録システムの一部をなす加熱加圧方式の定
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録システムの一部をなす定着
装置については、従来より多くの方式が提案されている
が、安全性や信頼性,或いは記録媒体対応,出力速度対
応,原価,更にはメンテナンス等の面から現在では加熱
加圧方式の定着装置が大多数を占めている。
【0003】図に、代表的な加熱加圧方式の従来例を
示す。この図に示す従来例は、上側に配置されたヒー
トローラ101と、このヒートローラ101に当接し図
の下側に配置された加圧ローラ102とからなる一対
のニップローラ系を要部として構成されている。
【0004】この内、ヒートローラ101は、円筒状の
回転加熱体101Aと、この回転加熱体101A内に装
備された発熱源としてのハロゲンランプ101Bと、回
転加熱体101Aの外周囲の温度を測定する温度センサ
101Cとを備えた構成となっている。そして、このヒ
ートローラ101は駆動装置(図示せず)により外部か
ら回転駆動されるようになっている。この場合、前述し
た回転加熱体101Aは、ハロゲンランプ101Bから
の輻射熱によって内面より加熱されるようになってい
る。
【0005】また、加圧ローラ102は、加圧力を発す
る加圧主軸102Aと、この加圧主軸102Aの周囲に
固定装備された円筒状で肉厚の耐熱性弾性層からなる加
圧ローラ本体102Bと備えた構成となっている。そし
て、この加圧ローラ102は、前述したヒートローラ1
01側に向けて常時所定の押圧力が印加され、同時にヒ
ートローラ101に付勢されて従動回転するようなって
いる。
【0006】そして、例えば図示の矢印A,Bの方向へ
回転するヒートローラ101と加圧ローラ102との間
を、図のヒートローラ101側にトナーが付された用
紙が搬入されると、このトナーが用紙に加熱加圧され定
着される。符号105,106はそれぞれ用紙ガイドを
示す。
【0007】また、近年においては、図に示すような
円筒状の耐熱性薄肉体を用いた加熱加圧式の定着装置も
実用化されている。
【0008】この図における定着装置は、その加熱ロ
ーラ機構201が、図におけるヒートローラ及びハロ
ゲンランプに代えて、円筒状耐熱性薄肉体201Aとラ
イン状発熱体201Bとを装備し、更にライン状発熱体
201Bを固定支持すると共に円筒状耐熱性薄肉体20
1Aの回転を案内する馬蹄形固定ガイド201Cを備え
た構成となっている。符号201Dはライン状発熱体2
01Bの温度を検出する温度センサを示す。
【0009】この図において、加圧ローラ202は、
加圧力を発する加圧主軸202Aと、この加圧主軸20
2Aの周囲に固定装備された円筒状の加圧ローラ本体2
02Bと備え、前述した図における加圧ローラ102
と同一に構成ている。符号205,206はそれぞれ用
紙ガイドを示す。
【0010】そして、この図の従来例にあっては、加
圧ローラ202が駆動装置(図示せず)によって回転駆
動され、この加圧ローラ202に付勢されて、加熱ロー
ラ機構201はその円筒状耐熱性薄肉体201A部分が
従動回転するようになっている。
【0011】ここで、円筒状耐熱性薄肉体201Aとし
ては、一般に、ニッケル電鋳,ポリイミドフィルム等が
使用され、ライン状発熱体としては、セラミック製ヒー
タ,シーズヒータ,或いは面状ヒータ等が使用されてい
る。
【0012】そして、例えば図示の矢印の方向へ回転す
る加熱ローラ機構201と加圧ローラ202との間を、
の加熱ローラ機構201側がトナー現像された用紙
が搬入されると、このトナーが用紙に加熱加圧され定着
される。
【0013】更に、誘導加熱の手法を定着装置に用いた
ものとしては、例えば、特公平5−9027号公報,特
公平4−73155号公報,実開平4−55055号公
報等がある。
【0014】この内、特公平5−9027号公報記載の
ものは、ヒートローラを、励磁鉄心と補助鉄心とにより
形成される閉磁路に併設し、ヒートローラ肉厚を貫通す
る磁束によって発生するうず電流でジュール熱を発生さ
せて当該ヒートローラを加熱するものである。
【0015】また、特公平4−73155号公報記載の
ものは、ヒートローラの長手方向の中心部に形成した貫
通穴と外側及び両端とを磁性部材をもって閉磁路を形成
し、ヒートローラの貫通穴内に位置する部分以外のとこ
ろには積層鉄芯と磁性ブロックとをもって二層構造と
し、貫通穴内に位置した部分の磁性部材に励磁コイルが
巻装された構造のもので、励磁コイルに交流電流が印加
されることで、先の閉磁路内に配設されるヒートローラ
を電磁誘導加熱させるというものである。
【0016】更に、実開平4−55055号公報記載の
ものは、前述した図で示した定着装置でのハロゲンラ
ンプに相当する部分を、電磁誘導加熱コイル部に置き換
えたもので、コイルに高周波電源からの出力が印加さ
れ、ヒートローラを電磁誘導加熱させるようになってい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例にあって、まず、図に示したハロゲンランプ内
蔵のヒートローラによるものは、ハロゲンランプの発生
熱が一部対流熱として失われるほか、均一加熱されるヒ
ートローラの加圧ローラ接触部以外からの熱損失が多
く、このため、全体的に熱効率が悪いという不都合があ
った。また、この図に示す従来例にあっては、ヒート
ローラ自体が比較的大きい熱容量を有しており、これに
対してヒートローラ内側から加熱していくため作動可能
となるのに比較的長いウォームアップタイムがかかり、
全体的に作業能率が悪く且つ消費電力が大きいという不
都合があった。
【0018】また、この図に示すこの従来例にあって
は、ヒートローラの長手方向の両端部で温度低下があ
り、均一な温度分布を形成し難いこと、更には、ハロゲ
ンランプがガラス製でありヒートローラ内への組立取付
や交換時に取扱いづらく破損等の危険性があり、メンテ
ナンス等にあっても作業性が悪い等の不都合があった。
【0019】図で示す従来例では、図の構成のもの
に比べてウォームアップタイムが短くなり、消費電力の
低減がはかれるなどの利点はあるものの、ライン状発熱
体による直接加熱であることから、ライン状発熱体の温
度変動が、直接定着性能に影響を与えるため、用紙当接
面の温度差が斑状となり、それがそのままトナー定着の
品質に影響して加熱定着されたトナーが経時的に斑点状
に微小剥離を起こすという不都合が生じていた。
【0020】更に、特公平5−9027号公報記載のも
のは、ヒートローラ全体を昇温させる構造であるた
め、前述した図の従来例の場合と同様に熱効率は悪
く、ウォームアップタイムもかかるという不都合があ
り、複数の脚部をもつ鉄心をヒートローラ厚みを介し
て対向装備させることからヒートローラの中心軸部分の
貫通穴の直径も大きくなり、装置全体が大型し、取付調
整に多くの手間と時間がかかるという不都合が生じてい
た。
【0021】また、特公平4−73155号公報記載の
ものは、これまでの誘導加熱作用を利用した定着装置の
中では比較的課題に対応した構成となってはいるもの
の、ヒートローラ全体を均一に昇温させるようになっ
ているため熱効率が悪く、鉄のかたまりに近いので重
量があり、更に二重構造の部分もあって取付組立がやっ
かいであり、コスト的に高価となり生産性も悪いという
不都合があった。
【0022】そして、実開平4−55055号公報記載
のものは、ヒートローラと加熱コイル部が離れている
ため電磁誘導作用による発熱効率が悪く、ヒートロー
ラ全体を昇温させるものであり、このため、ウォームア
ップタイムがかかり熱効率も悪い、という不都合があっ
た。
【0023】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例に有する不都合
を改善し、とくにウォームアップタイムを短くすると共
に,消費電力の低減を図った定着装置を提供すること
を、その目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、その請求項1
においては、用紙搬送路の一方の側に配設されたヒー
ローラ機構部と、用紙搬送路の他方の側に配設されヒー
トローラ機構部に当接して回転する加圧ローラ機構部と
を有する定着装置において、ヒートローラ機構部を、加
圧ローラ機構部に当接する側の所定領域に配設された導
電性部材からなる発熱体と、この発熱体に併設され該発
熱体を誘導加熱する誘導加熱コイル部とを含む構成と
し、発熱体を、所定の肉厚を備えた円筒状部材の一部に
より構成すると共に、この円筒状部材の一部により構成
された発熱体と加圧ローラ機構部との間に、発熱体に外
接して回転する円筒状で且つ耐熱性を備えた円筒状耐熱
性薄肉体を回転自在に装備し、この円筒状耐熱性薄肉体
の内部に誘導加熱コイルを装備した、という構成を採っ
ている。
【0025】その請求項2においては、用紙搬送路の一
方の側に配設されたヒートローラ機構部と、用紙搬送路
の他方の側に配設されヒートローラ機構部に当接して回
転する加圧ローラ機構部とを有する定着装置において、
ヒートローラ機構部を、加圧ローラ機構部に当接する側
の所定領域に配設された導電性部材からなる発熱体を含
む構成とすると共に、この発熱体を所定の肉厚を備えた
円筒状部材の一部により構成し、加圧ローラ機構部が、
円筒状で且つ耐熱性を備えた円筒状耐熱性薄肉体と、こ
の円筒状耐熱性薄肉体内でヒートローラ機構部の発熱体
に近接した位置に固定装備され当該発熱体を誘導加熱す
る誘導加熱コイル部とを含む構成とした、という構成を
採っている。
【0026】その請求項3においては、請求項2記載の
定着装置において、加圧ローラ機構部側の円筒状耐熱性
薄肉体の外面に、耐熱性弾性部材からなる耐熱性弾性薄
層を装着した、という構成を採っている。
【0027】その請求項4においては、発熱体を、円筒
状耐熱性薄肉体の回転方向の上流側に沿って幾分延設し
た、という構成を採っている。
【0028】その請求項5においては、用紙搬送路の一
方の側に配設されヒートローラ機構部と、用紙搬送路の
他方の側に配設されヒートローラ機構部に当接して回転
する 加圧ローラ機構部とを有する定着装置において、ヒ
ートローラ機構部が、加圧ローラ機構部に当接する側の
所定領域に配設された透磁率の比較的大きい導電性部材
からなる発熱体を含む構成とすると共に、加圧ローラ機
構部が、透磁率の比較的大きい回転支軸と、この回転支
軸に巻装された誘導加熱コイル部と、回転支軸の両端部
に固着されて加圧ローラ本体部を支持すると共に,透磁
率が比較的大きく且つその周囲の一部がヒートローラ機
構部の発熱体に近接して配置されたフランジとを含む構
成とした、という構成を採っている。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】これによって前述した目的を達成しようと
するものである。
【0033】
【作用】請求項1記載の発明にあっては、誘導加熱コイ
ル部に外部から交流電流が通電されると、電磁誘導作用
により発熱体と誘導加熱コイル部間に生じる交番磁束に
起因して発熱体内に渦電流が生じ、これによってジュー
ル熱が発生して当該発熱体が自己発熱し所定の温度に昇
温される。この発熱箇所は誘導加熱コイル部の配置され
た箇所,即ち加圧ローラ機構部に当接する箇所の周囲に
限定される。そして、トナーがヒートローラ機構部側の
面に付された状態で現像された用紙が搬入されると、こ
のヒートローラ機構部と加圧ローラ機構部によって定着
が行なわれる。
【0034】請求項2記載の発明にあっては、誘導加熱
コイル部に外部から交流電流が通電されると、電磁誘導
作用により発熱体と誘導加熱コイル部間に生じる交番磁
束に起因して発熱体内に渦電流が生じ、これにとってジ
ュール熱が発生して当該発熱体が自己発熱し所定の温度
に昇温される。この場合、発熱体はヒートローラ機構部
に装備されており,また誘導加熱コイル部は加圧ローラ
機構部側に装備されているが、両者は用紙搬送路を介し
て近接装備されていることから、請求項1の場合と全く
同様に作用して発熱体が自己発熱し所定の温度に昇温さ
れる。以下、前述した請求項1の場合と同様の定着が動
作が実行される。
【0035】請求項3乃至請求項記載の発明にあって
は、前述した請求項1又は請求項2記載の発明とほぼ同
様に作用し、同様の動作が実行される。
【0036】請求項記載の発明にあっては、誘導加熱
コイル部が加圧ローラ機構部側に設けられた回転支軸に
巻装され且つ回転支軸とヒートローラ機構部側の発熱体
とで所定の空隙を介して閉磁気回路を構成しており、こ
のため、誘導加熱コイル部で形成された交番磁束は空隙
箇所で一部伝播損失が生じるが,そのほかは前述した請
求項2記載の発明と同様に作用し、同様の動作が実行さ
れる。
【0037】
【第1実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図
に基づいて説明する。
【0038】先ず、図1に基づいて本発明の基本原理を
説明する。用紙搬送路の一方の側(上側)に配設された
ヒートローラ機構部1と、用紙搬送路の他方の側(下
側)に配設され前述したヒートローラ機構部1に当接し
て回転する加圧ローラ機構部2とを備えている。
【0039】ヒートローラ機構部1は、その一部が前述
した加圧ローラ機構部1に当接して配設された導電性部
材からなる円筒状の発熱体3と、この円筒状の発熱体3
の内側に装備され該発熱体3の前述した加圧ローラ機構
部2との当接領域を誘導加熱する誘導加熱コイル部4と
を備えている。
【0040】上記円筒状の発熱体3は、本実施例では所
定の肉厚を備え図1の時計方向に回転自在に装備されて
いる。この円筒状の発熱体3は、ケイ素鋼或いは炭素鋼
等の渦電流を発生しやすい磁性材料よりなり、図示しな
い駆動装置により駆動されるようになっている。
【0041】この円筒状の発熱体3を誘導加熱する誘導
加熱コイル部4は、平坦な渦巻き状の励磁コイルにより
構成され、前述した円筒状の発熱体3の内面に僅かな空
隙をおいて固定装備されている。また、この誘導加熱コ
イル部4は、円筒状の発熱体3の内面に対向する側に、
耐熱性樹脂あるいはセラミック等よりなる絶縁性層を備
えている。
【0042】誘導加熱コイル部4の発熱体3側には、そ
の中央部に温度センサ4Aが装備されている。この温度
センサ4Aからの温度情報に基づいて、図示しない制御
機構が、発熱体3の一部で誘導加熱コイル部4により誘
導加熱される部分の温度をトナー定着に必要な最適温度
に設定制御するようになっている。符号5,6は、それ
ぞれ用紙搬送路の一部を構成する用紙ガイドを示す。
【0043】また、加圧ローラ機構部2は、加圧力を発
する加圧主軸2Aと、この加圧主軸2Aの周囲に固定装
備された円筒状で肉厚の耐熱性弾性層からなる加圧ロー
ラ本体2Bと備えた構成となっている。そして、この加
圧ローラ機構部2は、前述したヒートローラ機構部1側
に向けて常時所定の押圧力が印加され、同時に当該ヒー
トローラ機構部1に付勢されて従動回転するようなって
いる。
【0044】次に、この図1に示す定着装置の動作を説
明する。
【0045】回転駆動手段(図示せず)によりヒートロ
ーラ機構部1が図1の矢印Aの方向へ回転すると、これ
に従動して加圧ローラ機構部2が矢印Bの方向へ回転す
る。また、誘導加熱コイル部4に交流電流が供給され、
誘導加熱コイル部4に最も近い領域の発熱体3の一部
(加圧ローラ機構部2に当接する部分の所定範囲)との
間に交番磁束が鎖交し、当該発熱体3の一部が励磁され
て渦電流が生じ、これによってジュール熱が発生し自己
発熱して昇温される。
【0046】ここで、誘導加熱コイル部4には周波数5
〜20〔KHz〕の交流電流が通電されるようになって
いる。そして、発熱体3の前述した加圧ローラ機構部2
との接触部分における温度が定着に必要な温度になる
と、該温度情報は温度センサ4Aによって図示しない制
御手段に送られ、装置全体が稼働状態に設定される。
【0047】そして、被加熱定着物(トナーが付された
用紙)が定着されるべき面をヒートローラ機構部1側に
して用紙ガイド5に沿って搬入されると、接触部分で
は、ヒートローラ機構部1より熱供給がなされ、加圧ロ
ーラ機構部2からの圧力で押圧され、これによって被定
着物は熱圧力定着され、その後は排出側の用紙ガイド6
に沿って排出される。
【0048】このため、円筒状の発熱体3は、加圧ロー
ラ機構部2に当接する一定領域のみが加熱されるように
なっていることから、円筒状の発熱体3の全体を加熱す
るのと異なりウォームアップタイムを大幅に短くするこ
とができ、同時に消費電力を有効に低減することがで
き、更に円筒状の発熱体3を誘導加熱コイル部4により
部分的に且つ集中的に加熱するようになっていることか
ら、当該加熱される発熱体3の発熱領域は外部に対して
は斑状になることなく,その全面が均一に温度設定され
ることとなり、従って、定着性能およびその信頼性を著
しく向上させることができるという利点がある。
【0049】即ち、この定着装置の利点についてまとめ
ると以下のようになる。
【0050】.被定着用紙の加熱を行う発熱体を電磁
誘導作用により自己発熱させるようにしたので、短時間
加熱および均一加熱ができ、加熱効率もよく、組み立て
調整及び温度制御も容易となる。 .被定着用紙へ熱供給を行う位置付近のみを加熱する
ようにしているため、発熱体から効率よく被定着用紙側
への放熱が行なわれ、加熱効率にすぐれた構成である。 .従来のライン状発熱体による加熱方法に比較して、
温度制御精度を低減することができ、周囲環境変動や各
種の被定着用紙の熱特性,或いは被定着用紙の搬送スピ
ードアップにも柔軟に対応することができる。
【0051】ここで、上記実施例において、誘導加熱コ
イル部4をヒートローラ機構部1と加圧ローラ機構部2
とを結ぶ軸線に対して左右対象に装備した場合を例示し
たが、この誘導加熱コイル部4については円筒状の発熱
体3の回転方向の上流側に向けて幾分延設してもよい。
【0052】次に、当該第1実施例を図2に基づいて
体的に説明する。
【0053】この図2に示す定着装置は、用紙搬送路の
一方の側(図2の上側)に配設されたヒートローラ機構
部11と、用紙搬送路の他方の側(図2の下側)に配設
されヒートローラ機構部11に当接して回転する加圧ロ
ーラ機構部12とを備えている。
【0054】ヒートローラ機構部11は、加圧ローラ機
構部12に当接する側の所定領域に配設された導電性部
材からなる発熱体13と、この発熱体13に併設され該
発熱体13を誘導加熱する誘導加熱コイル部14とを備
えている。ここで、発熱体13は、所定の肉厚を備えた
円筒状部材の一部と同等の形状,即ちその中心軸に沿っ
て短冊状に切り出した部材と同等の形状に設定されてい
る。
【0055】ヒートローラ機構部11は、更に、発熱体
13と前述した加圧ローラ機構部12との間に、前述し
た発熱体13に内接し且つ加圧ローラ機構部12を駆動
側として従動回転する円筒状で且つ耐熱性を備えた円筒
状耐熱性薄肉体11Aを備えている。
【0056】この円筒状耐熱性薄肉体11Aは、厚み2
0〔μm〕〜0.1〔mm〕程度のポリイミド樹脂系よ
りなる肉薄フィルムで形成され、図示しない機構によっ
て回転自在に支持されている。
【0057】また、発熱体13は、ケイ素鋼,炭素鋼等
の渦電流の発生しやすい磁性材料より形成され、前述し
た円筒状耐熱性薄肉体11Aの回転方向の上流側に沿っ
て幾分延設された状態で当該円筒状耐熱性薄肉体11A
の内側に固定装備されている。同時に、誘導加熱コイル
部14も発熱体13とー体的に、円筒状耐熱性薄肉体1
1Aの回転方向の上流側に沿って延設されている。符号
13Aは発熱体13の温度を検出する温度センサを示
す。
【0058】更に、この図2では、加圧ローラ機構部1
2は、加圧力を発する加圧主軸12Aと,この加圧主軸
12Aの周囲に固定装備された円筒状の加圧ローラ本体
12Bと備え、前述した図1の場合と同一に構成されて
いる。また、この加圧ローラ機構部12は、とくに加圧
ローラ機構部12側を回転駆動側としている点に構成上
の特徴を備えている。この場合、加圧ローラ回転駆動用
の連結ギア系は、非磁性材料にて構成されている。
【0059】
【0060】このようにすると、発熱体13が固定され
た状態で装備されているため発熱効率が良好となり、回
転する円筒状のもの(図1の場合)に比較すると、固定
されてしかも大きさの限られた発熱体13を加熱するも
のであることから、一定温度になるまでの立ち上がりも
早く、誘導加熱コイル部14による消費電力も大幅に少
なくなり、更に軽量化を図り得るという利点がある。
【0061】また、発熱体13と誘導加熱コイル部14
とが、円筒状耐熱性薄肉体11Aの回転方向の上流側に
沿って幾分延設された状態で該円筒状耐熱性薄肉体11
Aの内側に固定装備されているため、厚さが薄く且つ熱
容量が少ない円筒状耐熱性薄肉体11Aを予め余熱する
こととなり、かかる点において定着動作は有効に且つ確
実に実行されるようになっている。
【0062】更に、発熱体13と誘導加熱コイル部14
とを円筒状耐熱性薄肉体14の回転方向の上流側に沿っ
て幾分延設した場合を例示したが、この発熱体13およ
び誘導加熱コイル部14については必ずしも延設しなく
てもよい。
【0063】
【第2実施例】次に、第実施例を図3に基づいて説明
する。
【0064】この図3に示す第2実施例は、発熱体23
がヒートローラ機構部21に装備され、誘導加熱用コイ
ル部25が加圧ローラ機構部22側に装備されている点
に構成上の特色を有している。
【0065】即ち、この図3において、ヒートローラ機
構部21は、加圧ローラ機構部22に当接する側の所定
領域に配設された導電性部材からなる発熱体23と、こ
の発熱体23に外接して回転する円筒状で且つ耐熱性を
備えた円筒状耐熱性薄肉体21Aとを備えている。ここ
で、発熱体23は、所定の肉厚を備えた円筒状部材の一
部と同等の形状,即ちその中心軸に沿って短冊状に切り
出した部材と同等の形状に設定され、前述した円筒状耐
熱性薄肉体21Aの回転方向の上流側に沿って幾分延設
されている。ここで、このヒートローラ機構部21は原
動車をなし、その駆動連結ギア系は非磁性材料にて構成
されている。
【0066】また、加圧ローラ機構部22は、円筒状で
且つ耐熱性を備えた円筒状耐熱性薄肉体22Aと、この
円筒状耐熱性薄肉体22A内で前述したヒートローラ機
構部21の発熱体23に近接した位置に固定装備されて
当該発熱体23を誘導加熱する誘導加熱コイル部24と
を備えている。符号23Aは温度センサを示す。
【0067】更に、加圧ローラ機構部22の要部をなす
円筒状耐熱性薄肉体22Aの外面周囲には、フッソ系或
いはシリコン系の耐熱性弾性部材からなる耐熱性弾性薄
層26が装着されている。これによって加圧ローラ機構
部22は、前述したヒートローラ機構部21に対してそ
の加圧機能を有効に発揮し得るようになっている。
【0068】その他、発熱体23の素材および円筒状耐
熱性薄肉体21A,22Aの素材等については、前述し
た図2の実施例と同一のものが使用されている。符号2
8,29はそれぞれ用紙ガイドを示す。
【0069】このようにしても、前述した図2に示す実
施例とほぼ同等の作用効果を有するほか、とくに発熱体
23がヒートローラ機構部21に,又誘導加熱コイル部
24を加圧ローラ機構部22側にそれぞれ別れて装備さ
れているので、誘導加熱コイル部24が発熱体23に
直接接することがなくなり、かかる点において誘導加熱
コイル部24の耐久性を増大することができ、装置全
体の小型化を図ることができ、これまで表面汚れやキ
ズ等においてたびたび交換する必要があったヒートロー
ラ機構部が低コストで交換可能となる、等の利点があ
る。
【0070】ここで、この第2実施例では、耐熱性弾性
薄層26を円筒状耐熱性薄肉体22Aの外面周囲に装備
した場合を例示したが、この耐熱性弾性薄層26につい
ては必ずしも円筒状耐熱性薄肉体22Aに装備しなくて
もよい。また、この耐熱性弾性薄層26を、ヒートロー
ラ機構部21の円筒状耐熱性薄肉体21Aと加圧ローラ
機構部22側の円筒状耐熱性薄肉体22Aの両方に装備
してもよい。
【0071】また、加圧ローラ機構部22側の円筒状耐
熱性薄肉体22Aについては、同等に機能するものであ
れば他の素材のものを使用してもよい。
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【第3実施例】次に、第実施例を図ないし図に基
づいて説明する。
【0078】この図ないし図において、ヒートロー
ラ機構部41は、加圧ローラ機構部42に当接する側の
所定領域に配設され透磁率が比較的大きい導電性部材か
らなる発熱体43と、この発熱体43に外接して回転す
る円筒状で且つ耐熱性を備えた円筒状耐熱性薄肉体41
Aとを備えている。
【0079】ここで、発熱体43は、所定の肉厚を備え
た円筒状部材の一部と同等の形状,即ちその中心軸に沿
って短冊状に切り出した部材と同等の形状に設定され、
前述した円筒状耐熱性薄肉体41Aの回転方向の上流側
に沿って幾分延設されている。この発熱体43は、ケイ
素鋼、炭素鋼等のうず電流を発生しやすい磁性材料よっ
て形成されている。符号43Aは温度センサを示す。
【0080】また、加圧ローラ機構部42は、透磁率の
比較的大きい回転支軸42Aと、この回転支軸42Aに
巻装された誘導加熱コイル部42Bと、回転支軸42A
と同軸にて加圧ローラ本体部44を両端から支持すると
共に,透磁率が比較的大きく且つその周囲の一部が前述
したヒートローラ機構部41の発熱体43に近接して,
回転支軸42Aと軸受けを介して配置されたフランジ4
2Cとを備えている。ここで、回転支軸42Aとフラン
ジ42Cについては、例えば粒子相互間が絶縁された透
磁率が比較的大きい焼結合金等で構成するとよい。
【0081】前述した加圧ローラ本体部44は、うず電
流の発生効率の低いアルミニュウム系あるいはセラミッ
ク等を基材として構成され、その外周面には、スキンコ
ーディングまたはチューブを有したフッ素系多孔類耐熱
弾性部材からなる耐熱性弾性薄層46が装着されてい
る。符号47は非磁性耐熱性材料よりなる片面側をフラ
ンジ42Cに同軸に固定された加圧ローラ用駆動ギヤを
示す。
【0082】次に、上記図ないし図に示す第実施
例の動作を説明する。
【0083】装置全体を動作状態に設定すると、回転駆
動装置(図示せず)の駆動力が加圧ローラ用駆動ギヤ4
7を介して伝達され、これによって、まず加圧ローラ機
構部42が回転し、これに従動してヒートローラ機構部
41の円筒状耐熱性薄肉体41Aが回転する。
【0084】一方、誘導加熱コイル部42Bに交流電流
が通電されると、図の点線のループで交番磁束が発生
し、発熱体43では渦電流が生じ、ジュール熱が発生し
て自己発熱する。具体的には、誘導加熱コイル部42B
が加圧ローラ機構部42側に設けられた回転支軸42A
に巻装され且つ回転支軸42Aとヒートローラ機構部4
1側の発熱体43とで所定の空隙を介して閉磁気回路が
構成され、このため、誘導加熱コイル部42Bで形成さ
れた交番磁束は空隙箇所で一部伝播損失が生じるが,そ
のほかは発熱体43に有効に作用する。
【0085】そして、この発熱体43が定着に必要な温
度になると、ヒートローラ機構部41側にトナーが付さ
れた用紙が搬入されて熱圧力定着が行なわれる。そし
て、熱圧力定着された用紙は、再び用紙ガイドに沿って
排出される。
【0086】このようにしても、前述した図3に示す実
施例とほぼ同様の作用効果を得ることができるほか、加
圧ローラ機構部42の回転支軸42Aに誘導加熱コイル
部42Bを設けることにより、加圧ローラ機構部42内
のスペースを有効に活用することができ、また回転支軸
42Aの両端部のフランジを介して交番磁束ループを形
成することができるので、効率よい誘導加熱を行うこと
ができる。
【0087】ここで、上記第実施例においては、ヒー
トローラ機構部41が円筒状耐熱性薄肉体41Aとその
内径側に装備した発熱体43とを有する場合について例
示したが、このヒートローラ機構部41については、導
電性部材からなる肉厚の円筒状の発熱体で構成してもよ
い。
【0088】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、発熱体は電磁誘導作用により加圧
ローラ機構部に当接する側の所定領域のみを加熱する
うになっていることから、発熱体の加熱速度を極端に速
くすることができ、このためウォームアップタイムを大
幅に短くすることができ、加熱箇所が限られていること
から従来の全体加熱のものに比較して消費電力を有効に
低減することができ、更に発熱体を誘導加熱コイル部に
より部分的に且つ集中的に加熱するようにしたことか
ら、当該加熱される発熱体の発熱領域は外部に対しては
斑状になることなく,その全面が均一温度に設定される
こととなり、従って、定着性能およびその信頼性を著し
く向上させることができるという従来にない優れた定着
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理を説明する概略断面図であ
る。
【図2】本発明の第実施例を示す概略断面図である。
【図3】本発明の第実施例を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す概略断面図である。
【図5】図4のAーA線に沿った概略断面図である。
【図6】従来例を示す概略断面図である。
【図7】他の従来例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41 ヒートローラ機構部 2,12,22,32,42 加圧ローラ機構部 3,13,23,33,43 発熱体 4,14,24,34,42B 誘導加熱コイル部 11A,21A,22A,32A,41A 円筒状耐熱
性薄肉体 26,31A,46 耐熱性弾性薄層 42A 回転支軸 42C フランジ 44 加圧ローラ本体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−261763(JP,A) 特開 昭53−120538(JP,A) 特開 平5−210327(JP,A) 特開 平5−11648(JP,A) 特開 平5−165351(JP,A) 特開 平6−51659(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送路の一方の側に配設されたヒー
    トローラ機構部と、前記用紙搬送路の他方の側に配設さ
    れ前記ヒートローラ機構部に当接して回転する加圧ロー
    ラ機構部とを有する定着装置において、 前記ヒートローラ機構部を、前記加圧ローラ機構部に当
    接する側の所定領域に配設された導電性部材からなる発
    熱体と、この発熱体に併設され該発熱体を誘導加熱する
    誘導加熱コイル部とを含む構成とし、 前記発熱体を、所定の肉厚を備えた円筒状部材の一部に
    より構成すると共に、この円筒状部材の一部により構成
    された発熱体と前記加圧ローラ機構部との間に、前記発
    熱体に外接して回転する円筒状で且つ耐熱性を備えた円
    筒状耐熱性薄肉体を回転自在に装備し、 この円筒状耐熱性薄肉体の内部に前記誘導加熱コイルを
    装備したことを特徴とする 定着装置。
  2. 【請求項2】 用紙搬送路の一方の側に配設されたヒー
    トローラ機構部と、前記用紙搬送路の他方の側に配設さ
    れ前記ヒートローラ機構部に当接して回転する加圧ロー
    ラ機構部とを有する定着装置において、 前記ヒートローラ機構部を、前記加圧ローラ機構部に当
    接する側の所定領域に配設された導電性部材からなる発
    熱体を含む構成とすると共に、この発熱体を所定の肉厚
    を備えた円筒状部材の一部により構成し、 前記加圧ローラ機構部が、円筒状で且つ耐熱性を備えた
    円筒状耐熱性薄肉体と、この円筒状耐熱性薄肉体内で前
    記ヒートローラ機構部の発熱体に近接した位置に固定装
    備され当該発熱体を誘導加熱する誘導加熱コイル部とを
    含む構成としたことを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の定着装置において、前記
    加圧ローラ機構部側の円筒状耐熱性薄肉体の外面に、耐
    熱性弾性部材からなる耐熱性弾性薄層を装着したことを
    特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 前記発熱体を、前記円筒状耐熱性薄肉体
    の回転方向の 上流側に沿って幾分延設したことを特徴と
    する請求項1,2又は3記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 用紙搬送路の一方の側に配設されヒート
    ローラ機構部と、前記用紙搬送路の他方の側に配設され
    前記ヒートローラ機構部に当接して回転する加圧ローラ
    機構部とを有する定着装置において、 前記ヒートローラ機構部が、前記加圧ローラ機構部に当
    接する側の所定領域に配設された透磁率の比較的大きい
    導電性部材からなる発熱体を含む構成とすると共に、 前記加圧ローラ機構部が、透磁率の比較的大きい回転支
    軸と、この回転支軸に巻装された誘導加熱コイル部と、
    前記回転支軸の両端部に固着されて加圧ローラ本体部を
    支持すると共に,透磁率が比較的大きく且つその周囲の
    一部が前記ヒートローラ機構部の発熱体に近接して配置
    されたフランジとを含む構成としたことを特徴とする定
    着装置。
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