JP4745714B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式、或いは静電記録方式の画像形成装置に搭載される熱定着装置として用いれば好適な電磁誘導方式の像加熱装置に関する。
以下、背景技術を図6〜図9を参照して説明する。
図6〜図8を用いて従来の電磁誘導方式の熱定着装置を説明する。図6は従来の電磁誘導方式の熱定着装置の一例の構成図、図7は磁性体コアに励磁コイル線を巻線したコイル部の説明図、図8はコイル部を装着するための樹脂カバーの外観斜視図である。
電子写真方式を用いた画像形成装置は、図6に示すように、未定着トナー画像tを静電的に担持させた被加熱材としての被記録材Pを加熱ローラ1と加圧ローラ2間のニップ部Nで挟持搬送しながら被記録材Pに熱と圧力を加えることによって、未定着トナー画像tを被記録材面に永久固着画像として溶融定着せしめる熱定着装置3を有している。
このような熱定着装置3において、加熱ローラ1を円筒状鋼製パイプにより構成して発熱部材とし、この加熱ローラ1の内側に磁束発生手段としての励磁コイルユニット4を配置し、この励磁コイルユニット4から発生する磁束で加熱ローラ1に渦電流を発生させ、ジュール熱により加熱ローラ1のニップ部N付近を180℃程度に発熱させる方法が提案されている。
この電磁誘導方式の熱定着装置3によれば、熱発生源たる励磁コイルユニット4の有する磁性体コア5を未定着トナー画像のごく近く(すなわち被記録材である用紙P上の未定着トナー画像tと加熱ローラ1が接触するローラニップ部付近)に置くことができるので、従来のハロゲンランプを用いた熱ローラ方式の熱定着装置に比して、定着装置起動時に加熱ローラ表面の温度が適当な温度(定着温度)になるまでに要する時間を短くできるという特徴がある。
係る特徴を備えた熱定着装置3においては、励磁コイルユニット4に所定の磁束を安定して発生させることが重要となる。励磁コイルユニット4は、コイル部5とホルダー8とを備えてなる。コイル部5は、T字断面を持つ磁性体コア6に励磁コイル線7を巻線して構成されている(図7)。励磁コイル線7としては表面を樹脂被覆した絶縁被覆電線が用いられる。ホルダー8は、樹脂カバー9(図8)と樹脂蓋10とを備え、樹脂カバー9にコイル部5を格納するとともに該樹脂カバーの格納開口部9aを樹脂蓋10により閉蓋して構成されている。そして樹脂カバー9に格納したコイル部5の励磁コイル線7に接続させた2本の外方引出しリード線(コイル供給線)A・B(図8)を高周波コンバータ(不図示)に接続し、この高周波コンバータから100〜2000kWの高周波電力を励磁コイル線7に供給することにより、前述のように加熱ローラ自身にジュール熱を発生させることができる。
このように励磁コイルユニット4は、加熱ローラ1の内側に配置できるよう、コンパクトに構成されている。そして励磁コイル線7を高密度に巻線し、しかも加熱ローラ1の内側に配している。そのため、励磁コイルユニット4が定着温度よりも高い温度に過昇温(加熱ローラ1からの熱輻射、及び励磁コイル線7の自己発熱により過昇温し、加熱ローラ1の表面温度180℃より数十度ほど高い温度になる)して以下の問題を引き起こす可能性があった。
励磁コイルユニット4において、
a)過昇温によって励磁コイル線7の電気抵抗が増大し、磁束の発生効率を低下(すなわち加熱ローラ1の発熱効率も低下)させる。
b)過度に昇温した場合は励磁コイル線7の樹脂被覆が溶融して絶縁性が損なわれる。
そこで、上記の励磁コイルユニット4における過昇温の問題を解決するため、図9に示すように、加熱ローラ1の内部に通風路を設けて冷却ファン30で空冷する方法などが考案されている(特許文献1参照)。
特開2001−345166号公報(図8)
従来は、当時として望まれる過昇温による問題を十分に満たすものであったが、近年、求められるようになった過昇温による問題を満たすには更なる過昇温対策が望まれていた。
そこで、本発明の目的は、発熱部材を冷やさずにコイルホルダーを効率的に冷却できる像加熱装置を提供することにある。
本発明に係る像加熱装置の代表的な構成は、コイルと、前記コイルからの磁束により発熱する回転可能な筒状の発熱部材と、前記発熱部材の内部に前記コイルとコアを配置するように、前記発熱部材と間隙を設けて配置され、前記コイルと前記コアを支持するコイルホルダーと、を有する像加熱装置において、前記コイルホルダーの一面に接触する平面部と、前記発熱部材の内面に沿う円弧形状部と、を有するヒートパイプを有し、前記ヒートパイプの平面部と前記コイルの間に前記コアが前記平面部に沿って配置されていることを特徴とする
上記の構成によれば、発熱部材を冷やさずにコイルホルダーを効率的に冷却できる像加熱装置を提供することができる
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。
(第1の実施の形態)
(1)画像形成装置例
図1は、本発明に係る像加熱装置を熱定着装置として備えた画像形成装置の一例の構成模型図である。本例の画像形成装置100は転写式電子写真プロセス利用、レーザー走査露光方式の画像形成装置(複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等)である。
101は原稿台ガラスであり、この原稿台ガラス101に上に原稿Oを画像面を下向きにして所定の載置基準に従って載置し、その上から原稿圧着板102を被せてセットする。コピースタートキーが押されると、移動光学系を含む画像光電読取装置(リーダ部)103が動作して原稿台ガラス101上の原稿Oの下向き画像面の画像情報が光電読取処理される。原稿台ガラス101上に原稿自動送り装置(ADF、RDF)を搭載して原稿を原稿台ガラス101上に自動送りさせることもできる。
104は回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラム)であり、矢印の時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。感光ドラム104はその回転過程で、帯電装置105により所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に対して画像書き込み装置106による像露光を受けることで一様帯電面の露光明部の電位が減衰して感光ドラム104面に露光パターンに対応した静電潜像が形成される。画像書き込み装置106は本例の場合はレーザースキャナであり、不図示のコントローラからの指令により、上記の光電読取装置103で光電読取した原稿画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光Laを出力し、回転する感光ドラム104の一様帯電面を走査露光して原稿画像情報に対応した静電潜像を形成する。
次いで、その静電潜像が現像装置107によりトナー画像として現像され、転写帯電装置108の位置において、給紙機構部側から感光ドラム104と転写帯電装置108との対向部である転写部に所定の制御タイミングにて給送された被加熱材としての被記録材(以下「用紙」と記す)Pに感光ドラム104面側から静電転写される。
給紙機構部は、本例の画像形成装置の場合は、第一と第二のカセット給紙部109・110から用紙Pが転写部に選択的に給送される。111はカセット給紙部109・110から用紙Pを1枚ずつ繰り出すピックアップローラ、112はピックアップローラの繰り出す用紙を給送する給送ローラ対、113は転写部に対して用紙をタイミング給送するレジストローラ対である。
転写部で感光ドラム104面側からトナー画像の転写を受けた用紙Pは、感光ドラム104面から分離され、本発明に係る像加熱装置としての熱定着装置114へ搬送されて未定着トナー画像の定着処理を受け、排出ローラ115により装置外部の図示しない排出トレー上に排出される。
一方、用紙分離後の感光ドラム104面はクリーニング装置116により転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清掃されて繰り返して作像に供される。
(2)熱定着装置114
図2(a)は本実施例に係る熱定着装置の縦断面構成図、図2(b)は熱定着装置の加熱ローラの内側に配置されるヒートパイプの伝熱方向の説明図、図3は熱定着装置の正面図である。本実施例では、熱定着装置について、図6〜図8に示す従来の定着装置と共通する部材には同じ符号を付している。
この熱定着装置114は、電磁誘導加熱方式の装置であり、互いに圧接させて定着ニップ部Nを形成させた発熱部材としての加熱ローラ1と加圧部材として加圧ローラ2の上下並行2本のローラを主体とする。
加熱ローラ1は、誘導発熱体製の中空(円筒状)のローラ(電磁誘導発熱性部材)であり、その外周面にトナー離型層1aを形成具備させてある。本例においてそのトナー離型層1aはPTFE30μmで構成されている。この加熱ローラ1はその両端部側をそれぞれ熱定着装置の手前側と奥側の側板21・22間に軸受(ベアリング)23を介して回転可能に支持させて配設してある。また内空部には磁束発生手段としての加熱アセンブリ(以下「励磁コイルユニット」と記す)4を挿入してその両端部側をそれぞれ定着装置の手前側と奥側の保持部材24・25に非回転に固定支持させて配置してある。
加圧ローラ2は、鉄製の芯金2aと、該芯金の外回りに同心一体にローラ状に形成具備させたシリコーンゴムの耐熱性弾性体層2bと、さらにその外周面に形成したトナー離型層2cと、からなる弾性ローラである。トナー離型層2cは上記加熱ローラ60のトナー離型層1aと同様である。この加圧ローラ2は上記加熱ローラ1の下側に並行に配列して、芯金2aの両端部側をそれぞれ定着装置の手前側と奥側の側板21・22間に軸受26を介して回転自在に保持させて、かつ加熱ローラ1の下面に対して不図示の付勢手段により弾性体層2bの弾性に抗して所定の押圧力にて圧接させて加熱部としての所定幅の定着ニップ部Nを形成させている。
電磁誘導発熱性部材としての加熱ローラ1を構成する誘導発熱体は、ニッケル、鉄、強磁性SUS、鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−クロム合金、ニッケル−コバルト合金等の磁性金属(導電体、磁性体)である。
加熱ローラ1は、鉄、ニッケル、コバルトなどの金属を用いることが良い。強磁性の金属(透磁率の大きい金属)を使うことで、励磁コイルユニット4から発生する磁束を強磁性の金属内により多く拘束させることができる。すなわち、磁束密度を高くすることができる。それにより、効率的に強磁性金属の表面にうず電流を発生させ、発熱させられる。加熱ローラ1の外側表面のトナー離型層1aは一般にはPTFE10〜50μmやPFA10〜50μmで構成されている。また、トナー離型層1aの内側にはゴム層を用いる構成にしても良い。
加熱ローラ1の内空部に挿入した励磁コイルユニット4は、コイル部5を構成する磁性体コア6および励磁コイル線7と、ホルダー8(外装ケース体)を構成する樹脂カバー9および樹脂蓋10等の組み立て体であり、樹脂カバー9内に磁性体コア6を励磁コイル線7を格納保持させ、樹脂カバー9の磁性体コア6側の格納開口部9aを樹脂蓋10によって閉蓋している。この励磁コイルユニット4を加熱ローラ1の内空部に挿入して所定の角度姿勢でかつ加熱ローラ1の内面に対して非接触に所定の隙間間隔をあけた状態にして、樹脂カバー9および樹脂蓋10の両端部側をそれぞれ定着装置の手前側と奥側の保持部材24・25に非回転に固定支持させて配置してある。
樹脂カバー9および樹脂蓋10の材質は、PPS系樹脂、LPC(液晶ポリマー)等の高耐熱樹脂である。
励磁コイル線7は加熱に十分な交番磁束を発生するものでなければならないが、そのためには抵抗成分が低く、インダクタンス成分を高くとる必要がある。励磁コイル線7としてφ0.1〜0.3の細線を略80〜160本ほど束ねたリッツ線を用いている。細線には表面を樹脂被覆した絶縁被覆電線を用いている。また磁性体コア6を周回するように樹脂カバー9の内側底面の形状に合せて横長舟型に複数回巻回してコイル部5としてある。励磁コイル線7は加熱ローラ1の長手方向(軸線方向)に巻かれており、樹脂カバー9の内壁と磁性体コア6によって保持されている。A・Bは上記励磁コイル線7に接続させた2本の外方引出しリード線(コイル供給線)であり、電力制御装置(励磁回路)52に接続してある。
磁性体コア6は横断面T字型に配置されている。磁性体コア6は例えばフェライト・パーマロイ等の高磁率の部材であり、損失の少ない材料を選別することが好ましい。
50は加熱ローラ1の温度検知手段としてのサーミスタであり、加熱ローラ1の表面に対して図示しない弾性部材により押圧して弾性的に接触させて配置してある。このサーミスタ50の検知温度信号が制御回路51に入力する。温度検知手段50はサーミスタに限らず、温度検知素子であればよく、また接触式でも非接触式でも構わない。
制御回路51は画像形成装置のメイン電源スイッチがONされると、駆動源(モーター)Mを起動させる。その回転駆動力が動力伝達系を介して加熱ローラ1の一端部側に設けられた加熱ローラギアGに伝達されることで、加熱ローラ1が図2において矢印の時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。加圧ローラ2はこの加熱ローラ1の回転駆動に従動して矢印の反時計方向に回転する。
また、制御回路51は電力制御装置52を起動させて、加熱ローラ1内に配設した励磁コイルユニット4の励磁コイル線7に電力制御装置52からコイル供給線A・Bを介して電力(本実施例においては100〜2000kWの高周波電力)を供給する。
これにより、励磁コイルユニット4の磁性体コア6から発生する磁束(交番磁界)の作用で誘導発熱部材である加熱ローラ1が誘導発熱(うず電流損によるジュール熱)する。この加熱ローラ1の温度が温度検知手段であるサーミスタ50で検知され、その検知温度信号が制御回路51に入力する。制御回路51はこのサーミスタ50から入力する加熱ローラ1の検知温度が所定の定着温度(目標温度)、本例の場合は180℃に維持されるように電力制御装置52から励磁コイルユニット4の励磁コイル線7への供給電力を制御して加熱ローラ温度を温調する。
上記のように加熱ローラ1・加圧ローラ2が回転駆動され、加熱ローラ1が励磁コイルユニット4の励磁コイル線7への電力供給により誘導発熱して所定の定着温度に温調された状態において、画像形成装置の前記転写部において静電的に転写された未定着トナー画像tを担持した用紙Pが熱定着装置114の定着ニップ部Nに導入されて挟持搬送されていく。この挟持搬送過程で用紙P上(被加熱材上)の未定着トナー画像tが加熱ローラ1の熱とニップ圧で永久固着画像として用紙面に定着される。
(3)励磁コイルユニット4の過昇温防止策
前述のように、励磁コイルユニット4が定着温度180℃より数十度ほど高い温度まで過昇温した場合に発生する諸問題、すなわち
a)励磁コイル線7の電気抵抗の増大に伴う磁束発生効率の低下
b)励磁コイル線7の樹脂被覆の溶融による絶縁性の欠損
を解決するため、本実施例では、加熱ローラ1の内側に励磁コイルユニット4に隣接させて熱移動手段としての長柱形状のヒートパイプ11(図2b)を配置し、このヒートパイプ11を介して励磁コイルユニット4の熱を加熱ローラ1に移動させる装置構成とした。
ヒートパイプ11は、気密加工を施した縦断面略半円筒状の中空パイプ11aと、中空パイプ11aの内部に封入された液体11bとを有する。中空パイプ11aは、熱定着装置114に導入される用紙Pの最大幅Pw(図3)を超える長さに形成してあり、縦断面平板状の吸熱部(平面部)11a2を励磁コイルユニット4の樹脂蓋10の上面に接触させて配置し、加熱ローラ1の内面に沿う縦断面円弧状の放熱部(円弧形状部)11a1を加熱ローラ1内面(発熱部材内面)に対向させている。このヒートパイプ11は、励磁コイルユニット4の熱を中空パイプ11aの吸熱部11a2を介して封入液体に取り込み、この封入液体の蒸発潜熱を利用して、周囲の温度分布に関わらず放熱部11a1の表面全面を均一の温度に保つ機能を有する。すなわちヒートパイプ11は見かけ上、極めて高い熱伝導率を持った部材として機能し、その長手方向(図2bのY方向)、若しくは断面方向(図2b中のZ方向)の何れの方向にも効率的に熱を伝えることができる。
すなわち、ヒートパイプ製造時において、ヒートパイプ11は真空に保った状態で液体として少量の水を封入され、外気が侵入しないように気密加工されている。封入液体は水に限られず、所望の水溶液を使用してもよい。封入液体として水を使用する場合、気圧の関係で蒸発温度は異なることから、ヒートパイプ11内部に一定量の水を封入しておけば、ヒートパイプ11の外部温度と略等しくなるように蒸発温度も自動調節される。例えば180℃で加熱された場合、内部の水蒸気圧も自動的に上がって蒸発温度も180℃程度になる。ここで「蒸発潜熱」について説明する。ヒートパイプ11は、内部作動液(水)の蒸発に伴う「蒸発潜熱」という形でヒートパイプ周囲の高温部分から外部の熱を吸収する。そして作動液(水)の蒸気は、ヒートパイプ内部の熱対流によってヒートパイプ内部の低温部分に運ばれ、そこで液化、発熱する。すなわち作動液は「蒸発潜熱」という形で熱エネルギーを吸収し、ヒートパイプ内部の熱対流によって熱エネルギーを蒸気の形で低温部分に運ぶことになる。この「蒸発潜熱」は物体の比熱よりも極めて大きく、蒸発潜熱を利用した熱移動量は物体の熱伝導現象による熱移動量よりも遥かに大きくなる。
本実施例の熱定着装置114では、過昇温による加熱ローラ1とその内部の温度は、以下のようになる。
・加熱ローラ1の定着ニップ部N付近は励磁コイルユニット4によって180℃程度に温調される。
・励磁コイルユニット4と隣接していない側の加熱ローラ1の上面(ヒートパイプ11の上面付近)は、定着ニップ部Nで用紙Pに熱を奪われる関係上、160℃程度になる。
・励磁コイルユニット4は、励磁コイル線7に流れる電流のジュール熱と、加熱ローラ1から受ける熱輻射によって200℃程度になる。
以上述べたように、ヒートパイプ11の下面(励磁コイルユニット4のある側)は200℃、ヒートパイプの上面は160℃になるため、ヒートパイプを通じて励磁コイルユニット4から加熱ローラ1に熱が移動(すなわち励磁コイルユニット4を冷却)する。
従って、本実施例の熱定着装置114によれば、
a)励磁コイルユニット4の熱をヒートパイプ11で加熱ローラ1に移動させる(逃がす)ため、従来例のように加熱ローラ1を冷却しない(すなわち熱を無駄に排出しない)。さらには励磁コイルユニット4の自己発熱(励磁コイル線7への通電による発熱)による熱は、加熱ローラ1を経由して用紙Pへのトナー定着に利用されるため、熱の無駄がない(すなわち熱効率が良い)。
b)加熱ローラ1の内側に、励磁コイルユニット4と隣接してヒートパイプ11を配置しているため、熱定着装置周辺に冷却ファン等の冷却装置を配置する必要がなく、画像形成装置を小型化することが可能になる。
c)励磁コイルユニット4にヒートパイプ11を直接接触させているため、励磁コイルユニット4からのヒートパイプ11への熱伝導効率(熱移動効率)が良く、励磁コイルユニット4の冷却効率が良くなる。
d)以上a)〜c)で述べたように、励磁コイルユニット4を効率的に冷却できるため、励磁コイル線7の電気抵抗増大を抑制でき、磁束の発生効率低下を防ぐことができる。
係る構成の熱定着装置114においては、ヒートパイプ11からの加熱ローラ1内面への熱移動を円滑に行うようにするため、ヒートパイプ11を加熱ローラ1内面に沿ってできるだけ近づける必要がある。すなわち中空パイプ11aの放熱部外面と加熱ローラ内面との間の間隔dをできるだけ狭く、且つヒートパイプ11の径方向において中空パイプ11a端部が励磁コイルユニット4と接触するまで接触長さLをできるだけ長くする(実験的に得られた実験値上、少なくともL=10mm以上、又は加熱ローラ内面周長の1/5以上とするのが望ましい)必要がある。この数値は、熱移動量は接触面積に依存(すなわち接触長さL、又は加熱ローラ内面周長に対する接触長さの割合に依存)することから、例えば1mmとか2mmでは励磁コイルユニット4の熱を逃がすことができないことに起因して得られた値である。
間隔dについては、加熱ローラ1の回転速度が比較的低速の場合は、ヒートパイプ11と加熱ローラ1の摺動性を向上させて、ヒートパイプ11の放熱部11a1の表面と加熱ローラ1内面とを互いに接触させ(すなわちd=0とする)てもよい。この場合、ヒートパイプ11と加熱ローラ1の摺動性の向上を図るため、耐熱性潤滑オイル(接触面の熱抵抗を低減する役割も果たす)を加熱ローラ1内面に塗布すると良い。また画像形成装置100が高速複写機である場合は加熱ローラ1も高速回転するため接触させることは困難になるが、そのような場合でも間隔dを少なくとも5mm以下に保てば励磁コイルユニット4を冷却するのに必要な熱移動量を確保できることが経験上判明している。但し各部品(加熱ローラ1、ヒートパイプ11)の寸法公差、及び取り付け公差の関係上、d=0.3mmが限界となるため、接触させない場合はd=0.3mm〜5mmとなる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る熱定着装置の第2の実施形態について、図4を参照して説明する。
図4は本実施例に係る熱定着装置の縦断面構成図である。
本実施例の熱定着装置114は、非磁性の良熱伝導部材としてのアルミブロック(金属部材)12と、ヒートポンプ手段としてのペルチェ冷却素子13とによって熱移動手段を構成した点で第1の実施形態と異なる。
すなわち、本実施例の熱定着装置114は、加熱ローラ1の内側に、励磁コイルユニット4に隣接してアルミブロック12を配置し、このアルミブロック3に隣接させてペルチェ冷却素子13を配置した装置構成である。
アルミブロック12は、縦断面略半円筒状に形成されている。そして励磁コイルユニット4の樹脂蓋10の上面と接触する下面を平面状の吸熱部(平面部)12aとし、励磁コイルユニット4と反対側の上面を円弧面状の放熱部(円弧形状部)12bとしている。このアルミブロック12は、励磁コイルユニット4の熱を吸熱部12aで取り込んで放熱部12bから放熱する役割を果たす。ペルチェ冷却素子13は、加熱ローラ1の内面に沿う縦断面円弧状に形成され、アルミブロック12の放熱部12bに接触させて該放熱部全面を覆うよう配置してある。
このペルチェ冷却素子13は、励磁コイルユニット4の熱をアルミブロック13を経由して加熱ローラ1に移動させる所謂ヒートポンプの役割を果たす。
ヒートポンプ手段は特に方式にこだわる必要はないが、省スペース性に優れるペルチェ冷却素子が最適である。
以上で述べた構成の熱定着装置114は、励磁コイルユニット4の熱をアルミブロック12を経由してペルチェ冷却素子13に伝え、このペルチェ冷却素子13によって加熱ローラ1に排熱(すなわち加熱ローラ1に熱を与えて加熱する)することができる。
従って、本実施例の熱定着装置114においても、前述のヒートパイプ11を用いた場合と同様な作用・効果を得ることができる。特に、本実施例では、ペルチェ冷却素子(ヒートポンプ)を利用しているため、励磁コイルユニット4と加熱ローラ1の温度差が小さい(若しくは加熱ローラ1の温度の方が高い)場合でも、励磁コイルユニット4を冷却できる点で利点がある。なお励磁コイルユニット4は強力な磁界を発しているため、ペルチェ冷却素子13の動作に影響を及ぼすことが懸念されるが、本実施例では非磁性材料であるアルミを用いたアルミブロック12で磁界を遮るので問題ない。
本実施例においても、加熱ローラ1の回転速度が比較的低速の場合は、ペルチェ冷却素子13の表面と加熱ローラ1内面とを互いに接触させ(すなわち間隔d=0とする)てもよい。この場合、耐熱性潤滑オイルを加熱ローラ1内面に塗布すると良い。また、ペルチェ冷却素子13表面と加熱ローラ1内面とを接触させない場合には、間隔dを0.3mm〜5mmとするとよい。
[参考例]
本参考例の熱定着装置について、図5を参照して説明する。
図5は、本参考例に係る熱定着装置の縦断面構成図である。
参考例の熱定着装置114において、第1の実施形態の熱定着装置との差異は、熱移動手段としてのヒートパイプ5を非磁性の良熱伝導性部材(熱伝導性部材)14に置き換えた点のみである。
良熱伝導性部材14を非磁性としたのは励磁コイルユニット4の磁界によって加熱されることを防ぐためである。また良熱熱伝導性部材14の熱伝導率は、鉄、アルミ、銅等の一般的な金属材料が持つ熱伝導率、すなわち50kcal/(m・h・℃)以上であれば十分なことが経験上判明している。以上の要件(非磁性で熱伝導率が50kcal/(m・h・℃)以上)を満たす良熱伝導性部材14の材質には、アルミが適当であると言える。
良熱伝導性部材14は、縦断面略半円柱状に形成されている。そして励磁コイルユニット4の樹脂蓋10の上面と接触する下面を平坦な吸熱面14aとし、励磁コイルユニット4と反対側の上面を加熱ローラ1の内面に沿う弧状の放熱面14bとしている。この良熱伝導性部材14は、励磁コイルユニット4の熱を吸熱面12aで取り込んで放熱面12bを介して加熱ローラ1の内面に移動させる役割を果たす。
従って、本参考例の熱定着装置114においても、前述のヒートパイプ11を用いた場合と同様な作用・効果を得ることができる。特に、本実施例では、ヒートパイプをより安価なアルミブロック等に置き換えることができる点においてメリットがある。
参考例においても、加熱ローラ1の回転速度が比較的低速の場合は、良熱伝導性部材14の放熱面14bと加熱ローラ1内面とを互いに接触させ(すなわち間隔d=0とする)てもよい。この場合、耐熱性潤滑オイルを加熱ローラ1内面に塗布すると良い。また、良熱伝導性部材14の放熱面14bと加熱ローラ1内面とを接触させない場合には、間隔dを0.3mm〜5mmとするとよい。
以上説明したように、前述の各実施例に係る熱定着装置114では、加熱ローラ1の内側に、励磁コイルユニット4と隣接して熱移動手段(ペルチェ冷却素子13等のヒートポンプ手段とアルミブロック12等の良熱伝導部材との組合わせ、又はヒートパイプ11)を配置し、励磁コイルユニット4の熱を加熱ローラ1に逃がしているので、冷却ファンを装備した従来の熱定着装置のように加熱ローラを冷却することがない(すなわち熱を無駄に排出しない)。さらには励磁コイルユニット4の自己発熱による熱は、熱移動手段から加熱ローラ1を経由して用紙の画像の加熱定着に利用されるため、熱の無駄がない(すなわち熱効率が良い)。したがって、加熱ローラ1を冷やさずに励磁コイルユニット4を効率的に冷却できる。
〔その他〕
1)発熱部材はローラ体に限られず、電磁誘導発熱層を有する可撓性を有するエンドレス状のフィルム、ベルト体であっても良い。
2)本発明の像加熱装置は、実施例の熱定着装置としての使用に限られず、未定着画像を被記録材に仮定着する仮定着装置、定着画像を担持した被記録材を再加熱してつや等の画像表面性を改質する表面改質装置等の像加熱装置としても有効である。
画像形成装置の一例の構成模型図である。 第1の実施の形態に係る熱定着装置の縦断面構成図 ヒートパイプの伝熱方向の説明図 第1の実施の形態に係る熱定着装置の正面図 第2の実施の形態に係る熱定着装置の縦断面構成図 参考例の熱定着装置の縦断面構成図 従来の電磁誘導方式の熱定着装置の一例の構成図 磁性体コアに励磁コイル線を巻線したコイル部の説明図 コイル部を装着するための樹脂カバーの外観斜視図 冷却ファンを装備した従来の電磁誘導方式の熱定着装置の説明図
1:加熱ローラ、2:加圧ローラ、3:熱定着装置、4:励磁コイルユニット、
6:磁性体コア、7:励磁コイル線、9:樹脂カバー、10:樹脂蓋、
11:ヒートパイプ、12:アルミブロック、13:ペルチェ冷却素子、
:定着ニップ部

Claims (3)

  1. コイルと、前記コイルからの磁束により発熱する回転可能な筒状の発熱部材と、前記発熱部材の内部に前記コイルとコアを配置するように、前記発熱部材と間隙を設けて配置され、前記コイルと前記コアを支持するコイルホルダーと、を有する像加熱装置において、
    前記コイルホルダーの一面に接触する平面部と、前記発熱部材の内面に沿う円弧形状部と、を有するヒートパイプを有し、前記ヒートパイプの平面部と前記コイルの間に前記コアが前記平面部に沿って配置されていることを特徴とする像加熱装置。
  2. コイルと、前記コイルからの磁束により発熱する回転可能な筒状の発熱部材と、前記発熱部材の内部に前記コイルとコアを配置するように、前記発熱部材と間隙を設けて配置され、前記コイルと前記コアを支持するコイルホルダーと、を有する像加熱装置において、
    前記コイルホルダーの一面に接触する平面部と、円弧形状部と、を有する非磁性の金属部材と、前記金属部材の円弧形状部と接触し、前記発熱部材の内面に沿うように配置されたペルチェ冷却素子と、を有することを特徴とする像加熱装置。
  3. 前記金属部材の平面部と前記コイルの間に前記コアが前記平面部に沿って配置されていることを特徴とする請求項2に記載の像加熱装置。
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