JP4250309B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真式の複写機、プリンタおよびファクシミリ等の画像形成装置に搭載する加熱定着装置として用いれば好適な像加熱装置に関する。特に磁束を生ずるコイルを有するコイルユニットと、コイルユニットを内部に有し、磁束により発熱する芯金を有する回転可能な発熱ローラと、を有し、記録材上の像を加熱する電磁誘導加熱方式の像加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の加熱定着装置(以下、加熱装置と記す)としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式などの接触加熱方式が広く用いられている。その中でも、電磁誘導発熱機能を有する加熱ローラに磁束を作用させ、電磁誘導作用によって加熱ローラに渦電流を発生させ、その渦電流と加熱ローラ自体の表皮抵抗によるジュール熱によって加熱する加熱装置が提案されている。
【0003】
このように、電磁誘導作用による渦電流の発生を利用することで発熱位置を被加熱材としてのシート通過位置に近くすることができ、ハロゲンランプを用いた熱ローラ方式の加熱装置よりも消費エネルギーの効率アップが達成できる。
【0004】
図7はこのような電磁誘導作用を利用した加熱装置を適用した加熱定着装置の横断面模式図、図8はその縦断面模式図である。図中110はスリーブ状の加熱ローラであり、外表面に導電性の発熱層110aを有している。この加熱ローラ110は、両端部を断熱ブッシュ111、ベアリング112を介して装置側板113に回動可能に支持されている。コイル120はコア121に巻き付けられ、このコア121はステー122を介して加熱ローラ110内に位置決め支持されている。
【0005】
加圧ローラ130は加熱ローラ110に当接しばね123により加圧される。加熱ローラ110の駆動は該加熱ローラに装着されたギア140により図示しない入力ギアから与えられる駆動力で行われる。励磁コイル120により発生された磁束を加熱ローラ110の発熱層110aに作用させ、この磁束による電磁誘導作用により加熱ローラ110の発熱層110aに渦電流を発生させ、その渦電流と加熱ローラ自体の表示抵抗によるジュール熱によって発熱させることにより、加熱ローラ110と加圧ローラ130のニップ部Nに導入された被加熱材としてのシートSを挟持搬送しつつ、発熱層110aの熱をシートに付与して加熱する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
来の加熱装置では、加熱ローラ両端部が開口になっているため、加熱ローラの発熱により暖められた空気が自然対流によって該加熱ローラの外に漏れ、代わって加熱ローラ内に冷たい空気が流れ込む。この結果
(1)加熱ローラを加熱する効率が低下し、加熱ローラを所定の温度にするのに時間が掛かり、大きな電力供給が必要である。
(2)自然対流により外部に漏れた空気が、この加熱装置を搭載した画像形成装置内の温度を上昇させる。
という弊害があった。
【0007】
本発明の目的、磁束を生ずるコイルを有するコイルユニットと、コイルユニットを内部に有し、磁束により発熱する芯金を有する回転可能な発熱ローラと、を有する像加熱装置において、発熱効率を上げるために、発熱ローラの芯金で発熱ローラの一端部を覆っている発熱ローラの内部にコイルユニットを設ける構成であっても、コイルユニットの位置の安定性及び発熱ローラの回転の安定性を高めるようにする。
【0008】
上記目的を達成するための構成は、磁束を生ずるコイルを有するコイルユニットと、コイルユニットを内部に有し、磁束により発熱する芯金を有する回転可能な発熱ローラと、を有し、記録材上の像を加熱する像加熱装置において、
前記芯金で覆われている発熱ローラの一端部に設けられた発熱ローラの内部から外部に向かって突出する凸部と、前記芯金よりも熱伝導率が小さく、前記発熱ローラの他端部に設けれた開口部を閉鎖するための蓋状部材と、前記凸部に嵌合する第一軸受部材と、前記蓋状部材に嵌合する第二軸受部材と、を有し、前記コイルユニットは前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とに嵌合して支持されると共に、前記コイルユニットの前記第二軸受部材で支持される軸部の先端は前記蓋状部材の外側で像加熱装置の枠体に取り付けられている回転止め部と嵌合することで前記コイルユニットは前記発熱ローラと間隙を有して固定されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を添付図面について説明する。
[実施の形態1]
図1は実施の形態1に係る加熱定着装置(像加熱装置)の一例の概略縦断面図である。図2は図1に示す加熱定着装置の要部の分解斜視図である。図3は加熱定着装置の加熱ローラ、加圧ローラの層構成模型図である。図4は加熱定着装置の加熱原理の説明図である。
図1〜図4において、この実施の形態1における加熱定着装置( 以下、加熱装置と記す)は、芯金としての導電層(発熱層)を有する加熱ローラ(発熱ローラ)15と、この導電層に磁場を作用させることで渦電流を発生させて発熱させるための交番磁場発生手段( コイルユニット)10を有し、加熱ローラ15と加圧ローラ20の圧接部Nにシート( 記録材)Sを挟持搬送させる。
【0010】
交番磁場発生手段10は、高透磁率コア17とこれに巻いた励磁コイル( コイル)18からなり、ホルダーステー11に支持させ、横断面T型の高透磁率コア17の中央脚部17aの下端を定着ニップ部Nに対応接近させている。19はコイル18に接続した通電回路(励磁回路)である。
【0011】
加熱ローラ15は矢示の時計方向に所定の速度で回転駆動される。この加熱ローラ15の回転に伴い、アイドルローラである加圧ローラ20は反時計方向に従動回転する。そして、この加熱ローラ15と加圧ローラ20との圧接部NにシートSが導入されることで、このシートSは加熱ローラ15に密着して該ローラと一緒に圧接部Nを挟持搬送される。
【0012】
加熱ローラ15、加圧ローラ20の層構成模型図を示す図3において、15aは加熱ローラ15の基層となる金属ローラ等でできた導電層であり、より好ましくはニケル・鉄・ステンレスといった強磁性体の金属を用いると良い。金属の厚みは厚すぎると、熱容量が大きくなるので立ち上がり時間がかかり、薄すぎると、加圧による撓みが大きくなり、交番磁場発生手段10とのギャップが加熱ローラ15の母線方向に不均一になったり紙しわが発生するので、0.4mmから1mmぐらいがよい。
【0013】
15bはこの導電層15aの外面側を被覆させたシリコーン樹脂、フッ素樹脂、フッ素樹脂シリコーンゴム、フッ素ゴム等の離型性かつ耐熱性の良い耐熱樹脂層である。
【0014】
加圧ローラ20は、芯金20aの周囲にシリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性の良い弾性層20bを設け、最外層にはフッ素樹脂やシリコン樹脂という耐熱性かつ離型性の優れた樹脂層20cを被覆して設けてある。交番磁場発生手段10の高透磁率コア17はフェライトやパーマロイといったトランスのコアに用いられる材料を用いるが、より好ましくは、100kHz以上でも損失の少ないフェライトを用いるのがよい。
【0015】
励磁回路19は20kHzから500kH2の高周波をスイッチング電源で発生させるようになっている。交番磁場発生手段10のコイル18に励磁回路19から高周波電流を供給することで、圧接部Nの加熱ローラ15の導電層15aの部分に磁場が作用し、その導電層15aに渦電流が発生してジュール発熱を生じ、圧接部Nが加熱される。
【0016】
従って、加熱ローラ15と加圧ローラ20との間の圧接部NにシートSを導入して挟持搬送させることで、シートS上のトナー像が加熱定着される。このような構成で磁気誘導加熱定着を行うことによって熱容量が少なく、熱伝導に時間を要さないため、立ち上がり時間の大幅な短縮ができる。
【0017】
この圧接部N内での加熱原理を図4について説明する。励磁回路19によってコイル18に高周波電流を供給すると、高透磁率コア17に導かれて圧接部N内で加熱ローラ15の導電層15aに磁束23と渦電流24を発生させる。この渦電流24と導電層15aの固有抵抗によってジュール熱が発生する。この熱をシートSに供給し、トナーTを溶融させた後、冷却して永久固着像とする。
【0018】
加熱ローラ15の導電層15aは、非磁性の金属でも良いが、より好ましくは磁束の吸収の良いニッケル、鉄、磁性ステンレス等の金属がよい。加熱ローラ15の外面側の耐熱樹脂層15bは5μm以上25μmまでの離型性の良いものを用いる。25μm以上厚くする事は、熱伝導を悪化させ、また塗膜の強度が低下したり、一回の工程で作れない、材料が多くかかるといった問題の割りにメリットがなくなる。一方、5μm以下は塗膜ムラで離型性の悪い部分ができたり、耐久性が不足するといった問題が生じる。
(構成詳細)(加熱ローラおよび蓋状部材)
実施の形態1では加熱ローラ15の導電層15aとして、内径30mm・肉厚0.5mm・長さ320mmの鉄の芯金の表面にNiメッキを施し、外周面に耐熱樹脂層15bとしてPFA/PTFEの被覆層を形成したものを使用した。
【0019】
実施の形態1の特徴的構成として、加熱ローラ15の一端(図1の左端)は導電層15aが袋状に形成され該端部からの空気の出入りができない。この端部の中心部内側加熱ローラ15の内部から外部に向かって突出する凸部15cを中心部内側に形成し、この凸部15cに軸受( 第一軸受部材)28を嵌合させて装着その軸受28にホルダーステー11の支持軸41を嵌合することで該ホルダーステーに加熱ローラ15の一端を回転自在に支持する。
【0020】
一方、加熱ローラ15の他端側(図1右端)に設けられた開口部には、キャップ状の蓋状部材21が圧入装着され、その蓋状部材21によって開口部は閉鎖(閉塞)されている。この蓋状部材21は加熱ローラ側に切られた切欠溝15dに該蓋状部材から出された突起部21aを係合させて回転不能に固定される。また、この蓋状部材21は断熱性、耐熱性に優れたポリアミドイミド樹脂でできており、この材質の熱伝導係数は加熱ローラ15の導電層15aの材質である鉄の熱伝導係数より小さく、断熱効果を有する。
【0021】
蓋状部材21はボールベアリング22と嵌合し、加熱ローラ15をユニット側板43に対して回転自在に支持する軸受支持部21bを有する。この軸受支持部21bを介して加熱ローラ15を支持するので、ボールベアリング22は加熱ローラ15の熱を直接受けず、熱によるベアリングの故障(ベアリング内におけるグリスの劣化、焼き付き等)を防止する。
【0022】
また、蓋状部材21には先端部の円筒面にギア21cが切られており、図示しない入力ギアより加熱ローラ15への駆動入力を受ける。一方、蓋状部材21の中央部には貫通穴21dが設けられ、この貫通穴21dの加熱ローラ15に対する組み付け側端部には軸受(第二軸受部材)27が嵌合装着されている。この軸受27でホルダーステー11の円筒部26を加熱ローラ15に対して回転自在に支持する。軸受27およびヒーターホルダの円筒部が蓋状部材21の穴部21e,21fに装着されることにより、円筒内の電線を通したあとの隙間を除いて、加熱ローラ15の右端部も外部と遮断される。
(加圧ローラ)
加圧ローラ20として、外径30mmの芯金20aの上に、耐熱弾性層20bとして層厚2mm・面長320mmのシリコーンゴム層を設け、その上に耐熱樹脂層20cとしてPFA/PTFEの被覆層を形成したものを用いた。加圧ローラ20は加圧手段としてのばね50により加熱ローラ15へ10Kgfの力で付勢され加熱ローラ15の回転に伴い従動回転する。
(交番磁場発生手段)
ホルダーステー11はフェノール、PPS,PI,PAI,PBT等の耐熱樹脂でできており、コイル18、ホルダーステー11、コア17、およびガイドステー(図示せず)で1ユニット10を構成している。コイル18はコア17に固着したPPSのガイドステーの外面に沿って円弧状の断面を形成するように7回巻かれている。
【0023】
また、このコイル18には140Vの直流電圧が250kHの周期で、オンデューティーが50%になるように印加される。ホルダーステー11の両端部は前記したように軸受27,28により支持される。コイル電線(コイルの導線)を引き出す右端部は、パイプ状の円筒部( 軸部)11aを持ち、外径部を軸受27が支持し、円筒部内を電線が通っている。円筒部11aの先端部は円弧の一部が切り取られたDカット形状26をしており、そのDカット形状26はステー(回転止め部)42に開けられたD形穴42aと嵌合している。そのステー42は、蓋状部材21の外側で加熱装置の枠体43に取り付けられ、ホルダーステー11の回転止めとして機能する。これにより交番磁場発生手段10は加熱ローラ15の内周面と間隙Spを有して固定される ( 図4)。
【0024】
上記構成により、加熱ローラ15はに最小限の開口部しか持たないため、加熱ローラ内部の熱を持った空気が自然対流により外部に逃げるのを最小限に抑えることができる。その結果
1.加熱ローラの加熱効率(発熱効率)が良くなり、加熱ローラの温度上昇がすばやくなされ、消費電力の低減、ウエイトタイムの短縮が可能である。
2.逃げた熱気が加熱装置の外部の温度を上げることがなくなるので、この加熱装置を搭載した画像形成装置内の昇温を抑えることができる。
また、交番磁場発生手段10を加熱ローラ15の内周面と間隙Spを有して固定できるので、交番磁場発生手段10の位置の安定性及び加熱ローラ15の回転の安定性を高めることができる。
【0025】
蓋状部材が加熱ローラの芯金としての導電層より熱伝導率が低くしたことにより、
1.加熱ローラの熱気を外部に出さない加熱機能。
2.加熱ローラの導電層の熱をボールベアリングに直接伝えない断熱機能。
3.加熱ローラに駆動を与える駆動力伝達機能。
の3つの機能を挙ねることで部品点数を減らし、装置の簡略化をはかることができる。
[ 参考例 ]
図5は参考例の加熱装置の概略断面図を示すもので、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。図5において、加熱ローラ15(b)はスリーブ状で両端が開放されている。この一端側開口は前記第1,2図に示した蓋状部材21で密閉し、他端側開口は外部から蓋状部材29(b)で密閉する。この蓋状部材29(b)の材質はポリアミドイミドであり、蓋状部材29(b)の中心部内側軸受28を保持し、ホルダーステー11の一端を支持する。この蓋状部材29(b)は加熱ローラ15(b)を支持するベアリング22(b)と該加熱ローラの間に狭まることで断熱部材を兼ねる。この第2の実施例による効果は、第1の実施例と同じである。
[ 画像形成装置例 ]
図6は画像形成装置の一例の概略構成図である。この画像形成装置は電子写真方式を採用した複写機である。
この複写機は走査光学系を有するリーダー部1で読み取った画像情報を、光電変換して画像形成部2に転送し、給紙部3によって給送されたシートSに画像形成部2において画像形成が行われる。画像形成後のシートSは加熱装置4に搬送され、熱および圧力を印加されてシート上の未定着トナー像が該シートに定着される。以下、各部を詳細に説明する。
【0026】
(リーダー部1)
原稿台ガラス1aに載置された原稿Dは、光源及び反射ミラー群を有する走査光学系1bにより光照射され、その反射光は縮小レンズ1cを介してCCD1dに結像され光電変換がなされ、この画像情報は画像形成部2に転送される。
【0027】
(画像形成部2)
上記リーダー部1によって読み取られた画像情報に基き、レーザー発光部2aはレーザー光を発光し、ポリゴンミラー2bの回転によって感光ドラム2cの母線方向に走査させ、予め帯電器2dによって帯電させてある感光ドラム2cの表面に潜像を形成する。この潜像は感光ドラム2cの周囲に設けた現像機2eによって現像され、レジストローラ対2fによって、感光ドラム2cに対するトナー像形成と同期取りして搬送されたシートSに、転写帯電器2gによって未定着のトナー像が転写される。画像転写後に感光ドラム2cの表面に残留するトナーはクリーニング器2hによって除去され該感光ドラムは順次画像形成に供される。尚本実施例では露光部レーザービームプリンタ方式を採用しているが、照明光学方式を用いてよい。
【0028】
(給送部3)
複写機の下部にはサイズの異なるシートSを積載収納した給紙カセット3a、3bが着脱可能に装着されており、ピックアップローラ3c,3dによって1枚づつ給送を行なう。仮に複数枚のシートSをピックアップしてしまった場合でも、搬送ローラ3e,3及びリタードローラ3f,3hに挟持されたときに、図示しないトルクリミッタを介して搬送方向とは逆方向に駆動するリードローラ3f,3hによって最上側の1枚のみが給送され重送されることはない。
【0029】
(定着部4)
画像形成部2においてトナー像を転写されたシートSは、搬送ベルト8によって前記第1、第2の実施例に示した加熱装置を熱源とする加熱定着装置4に導かれ、加熱ローラ15と加圧ローラ20間を通過する際に熱および圧力が印加されてトナー像をシートSに融着させる。
【0030】
(排出部5)
画像定着後のシートSは、排出ローラ対5a,5bを介して装置外へ排出される。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、磁束を生ずるコイルを有するコイルユニットと、コイルユニットを内部に有し、磁束により発熱する芯金を有する回転可能な発熱ローラと、を有する像加熱装置において、発熱効率を上げるために、発熱ローラの芯金で発熱ローラの一端部を覆っている発熱ローラの内部にコイルユニットを設ける構成であっても、コイルユニットの位置の安定性及び発熱ローラの回転の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る加熱定着装置の一例の概略縦断面図である。
【図2】図1に示す加熱定着装置の要部の分解斜視図である。
【図3】加熱定着装置の加熱ローラ、加圧ローラの層構成模型図である。
【図4】加熱定着装置の加熱原理の説明図である。
【図5】参考例の加熱定着装置の縦断面図である。
【図6】画像形成装置の一例の概略構成図である。
【図7】従来の加熱定着装置の横断面模式図である。
【図8】従来の加熱定着装置の縦断面模式図である。
【符号の説明】
4 加熱定着装置
10 交番磁場発生手段
15 加熱ローラ
15a 芯金(導電層)
15c 凸部
18 励磁コイル
20 加圧ローラ
21 蓋状部材
27 軸受
28 軸受
42 ステー
43 枠体

Claims (3)

  1. 磁束を生ずるコイルを有するコイルユニットと、コイルユニットを内部に有し、磁束により発熱する芯金を有する回転可能な発熱ローラと、を有し、記録材上の像を加熱する像加熱装置において、
    前記芯金で覆われている発熱ローラの一端部に設けられた発熱ローラの内部から外部に向かって突出する凸部と、
    前記芯金よりも熱伝導率が小さく、前記発熱ローラの他端部に設けれた開口部を閉鎖するための蓋状部材と、
    前記凸部に嵌合する第一軸受部材と、
    前記蓋状部材に嵌合する第二軸受部材と、
    を有し、
    前記コイルユニットは前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とに嵌合して支持されると共に、前記コイルユニットの前記第二軸受部材で支持される軸部の先端は前記蓋状部材の外側で像加熱装置の枠体に取り付けられている回転止め部と嵌合することで前記コイルユニットは前記発熱ローラと間隙を有して固定されていることを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記蓋状部材は前記発熱ローラと一体で回転することを特徴とする請求項1の像加熱装置。
  3. 前記コイルの導線は、前記軸部を通して前記発熱ローラの内部から外部に配線されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の像加熱装置。
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