JP2674387B2 - 搬送装置のハンガー開閉装置 - Google Patents
搬送装置のハンガー開閉装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送用電車から昇降可
能に吊り下げられた吊下装置に開閉自在な被搬送物吊下
用ハンガーを設けた搬送装置であって、特に前記吊下装
置の平面形状が前後方向に関して凸形に形成した搬送装
置の前記ハンガーの開閉装置に関するものである。
能に吊り下げられた吊下装置に開閉自在な被搬送物吊下
用ハンガーを設けた搬送装置であって、特に前記吊下装
置の平面形状が前後方向に関して凸形に形成した搬送装
置の前記ハンガーの開閉装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】前記のように吊下装置の
平面形状を前後方向に関して凸形に形成することによ
り、これを上昇限位置まで吊り上げたときに当該吊下装
置の少なくとも上半部が搬送用電車の内部に嵌入するよ
うに構成したとき、この吊下装置の小巾部の左右両側の
空間を利用して、コントロールパネルやリレーパネルを
搬送用電車に内装することが出来るので、吊下装置を上
昇限位置まで吊り上げたときの搬送装置全体の上下高さ
と左右横巾を小さく抑えることが出来るのであるが、こ
のような平面形状が凸形の吊下装置に、左右一対の開閉
自在な被搬送物支持具を備えたハンガーを設ける場合、
当該ハンガーの開閉装置として従来のものをそのまま活
用することが出来なくなる。
平面形状を前後方向に関して凸形に形成することによ
り、これを上昇限位置まで吊り上げたときに当該吊下装
置の少なくとも上半部が搬送用電車の内部に嵌入するよ
うに構成したとき、この吊下装置の小巾部の左右両側の
空間を利用して、コントロールパネルやリレーパネルを
搬送用電車に内装することが出来るので、吊下装置を上
昇限位置まで吊り上げたときの搬送装置全体の上下高さ
と左右横巾を小さく抑えることが出来るのであるが、こ
のような平面形状が凸形の吊下装置に、左右一対の開閉
自在な被搬送物支持具を備えたハンガーを設ける場合、
当該ハンガーの開閉装置として従来のものをそのまま活
用することが出来なくなる。
【０００３】すなわち、従来のこの種のハンガー開閉装
置は、吊下装置の前後両端に左右横方向のガイドレール
を架設し、一方のガイドレールに係合させた左右一対の
摺動体に左右一対の被搬送物支持具の一端を夫々連結す
ると共に、他方のガイドレールに係合させた左右一対の
摺動体に前記被搬送物支持具の他端を夫々連結し、一方
のガイドレールに係合する左右一対の摺動体を互いに接
近離間移動させる横動駆動手段を設けたものであるが、
前記前後一対のガイドレールは同一長さのものが使用さ
れ、各摺動体を各ガイドレールの半分の領域内で左右に
横動させることににより、前記被搬送物支持具を所要ス
トロークだけ横動させてハンガーを開閉させ得るように
構成したものであった。
置は、吊下装置の前後両端に左右横方向のガイドレール
を架設し、一方のガイドレールに係合させた左右一対の
摺動体に左右一対の被搬送物支持具の一端を夫々連結す
ると共に、他方のガイドレールに係合させた左右一対の
摺動体に前記被搬送物支持具の他端を夫々連結し、一方
のガイドレールに係合する左右一対の摺動体を互いに接
近離間移動させる横動駆動手段を設けたものであるが、
前記前後一対のガイドレールは同一長さのものが使用さ
れ、各摺動体を各ガイドレールの半分の領域内で左右に
横動させることににより、前記被搬送物支持具を所要ス
トロークだけ横動させてハンガーを開閉させ得るように
構成したものであった。
【０００４】従って、前記のように吊下装置を前後方向
に介して凸形に形成すると、その大巾部側には所要長さ
のガイドレールを架設することが出来るが、小巾部側に
架設されるガイドレールは短くなり、左右一対の摺動体
に必要な横動ストロークを与えることが出来ない。
に介して凸形に形成すると、その大巾部側には所要長さ
のガイドレールを架設することが出来るが、小巾部側に
架設されるガイドレールは短くなり、左右一対の摺動体
に必要な横動ストロークを与えることが出来ない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の搬送装置のハンガー開閉装置は、ハンガーの左右
一対の被搬送物支持具２１，２２の一端は、平面形状が
凸形の吊下装置５の大巾部５ｂ側に左右横方向に架設し
た１本のガイドレール２９に係合させた左右一対の摺動
体３０，３１に夫々連結し、前記被搬送物支持具２１，
２２の他端は、前記吊下装置５の小巾部５ａ側に左右横
方向に架設した前後一対のガイドレール２３，２４に各
別に係合させた一対の摺動体２５，２６に夫々連結し、
前記１本のガイドレール２９に係合させた左右一対の摺
動体３０，３１を接近離間移動させる横動駆動手段３２
を設けた点に特徴を有する。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の搬送装置のハンガー開閉装置は、ハンガーの左右
一対の被搬送物支持具２１，２２の一端は、平面形状が
凸形の吊下装置５の大巾部５ｂ側に左右横方向に架設し
た１本のガイドレール２９に係合させた左右一対の摺動
体３０，３１に夫々連結し、前記被搬送物支持具２１，
２２の他端は、前記吊下装置５の小巾部５ａ側に左右横
方向に架設した前後一対のガイドレール２３，２４に各
別に係合させた一対の摺動体２５，２６に夫々連結し、
前記１本のガイドレール２９に係合させた左右一対の摺
動体３０，３１を接近離間移動させる横動駆動手段３２
を設けた点に特徴を有する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図１および図２において、１は搬送
用電車であり、ガイドレール２に駆動トロリー３と従動
トロリー４とを介して移動可能に吊り下げられ、昇降可
能に吊り下げられた吊下装置５を備えている。駆動トロ
リー３は、駆動ホィール６とこれを回転駆動するモータ
７とを備え、従動トロリー４は従動ホィール８と集電ユ
ニット９とを備えている。１０は前記ガイドレール２に
敷設された給電線である。前記吊下装置５は、その下側
に被搬送物Ｗを吊り下げるための開閉自在なハンガー１
１を備えている。
づいて説明すると、図１および図２において、１は搬送
用電車であり、ガイドレール２に駆動トロリー３と従動
トロリー４とを介して移動可能に吊り下げられ、昇降可
能に吊り下げられた吊下装置５を備えている。駆動トロ
リー３は、駆動ホィール６とこれを回転駆動するモータ
７とを備え、従動トロリー４は従動ホィール８と集電ユ
ニット９とを備えている。１０は前記ガイドレール２に
敷設された給電線である。前記吊下装置５は、その下側
に被搬送物Ｗを吊り下げるための開閉自在なハンガー１
１を備えている。
【０００７】図３および図４に示すように前記搬送用電
車１には、吊下装置５の昇降駆動手段１２と、コントロ
ールパネル１３およびリレーパネル１４が内装されてい
る。昇降駆動手段１２は、吊下装置５の吊り下げ位置に
対し前後方向に隣接する箇所において搬送用電車１内に
左右横向きに内装されたモータプーリ１５と、このモー
タプーリ１５の軸心方向に並列する３つのプーリ１５ａ
〜１５ｃに一端が固着された状態で巻装された３本の吊
下ベルト１６ａ〜１６ｃとから構成され、左右両端のプ
ーリ１５ａ，１５ｂから繰り出された吊下ベルト１６
ａ，１６ｂは、左右一対の同心状のアイドルプーリ１
７，１８を経由して垂下され、中央のプーリ１５ｃから
繰り出された吊下ベルト１６ｃは、アイドルプーリ１
９，２０を経由して垂下されている。
車１には、吊下装置５の昇降駆動手段１２と、コントロ
ールパネル１３およびリレーパネル１４が内装されてい
る。昇降駆動手段１２は、吊下装置５の吊り下げ位置に
対し前後方向に隣接する箇所において搬送用電車１内に
左右横向きに内装されたモータプーリ１５と、このモー
タプーリ１５の軸心方向に並列する３つのプーリ１５ａ
〜１５ｃに一端が固着された状態で巻装された３本の吊
下ベルト１６ａ〜１６ｃとから構成され、左右両端のプ
ーリ１５ａ，１５ｂから繰り出された吊下ベルト１６
ａ，１６ｂは、左右一対の同心状のアイドルプーリ１
７，１８を経由して垂下され、中央のプーリ１５ｃから
繰り出された吊下ベルト１６ｃは、アイドルプーリ１
９，２０を経由して垂下されている。
【０００８】前記コントロールパネル１３とリレーパネ
ル１４とは、搬送用電車１の前後方向他端内部の左右両
側に振り分け状に内装され、前記吊下装置５は、上昇限
位置まで上昇したときに、前記コントロールパネル１３
とリレーパネル１４との間に入り込むことが出来る小巾
部５ａを備えた、平面形状が前後方向に関して凸形のも
のであって、その大巾部５ｂ側の端面の左右両端に前記
吊下ベルト１６ａ，１６ｂの端部が取付けられ、小巾部
５ａ側の端面の中央位置に前記吊下ベルト１６ｃの端部
が取付けられている。
ル１４とは、搬送用電車１の前後方向他端内部の左右両
側に振り分け状に内装され、前記吊下装置５は、上昇限
位置まで上昇したときに、前記コントロールパネル１３
とリレーパネル１４との間に入り込むことが出来る小巾
部５ａを備えた、平面形状が前後方向に関して凸形のも
のであって、その大巾部５ｂ側の端面の左右両端に前記
吊下ベルト１６ａ，１６ｂの端部が取付けられ、小巾部
５ａ側の端面の中央位置に前記吊下ベルト１６ｃの端部
が取付けられている。
【０００９】而して前記吊下装置５は、昇降駆動手段１
２のモータプーリ１５を正転駆動して３つのプーリ１５
ａ〜１５ｃにより吊下ベルト１６ａ〜１６ｃを巻き上げ
ることにより、その上半部が前記搬送用電車１の内部に
嵌入する上昇限位置まで吊り上げられる。このとき、当
該吊り下げ装置５の小巾部５ａは、前記コントロールパ
ネル１３とリレーパネル１４との間に嵌入することにな
る。このように吊下装置５を上昇限位置まで吊り上げた
状態で、ハンガー１１が保持する被搬送物Ｗを搬送用電
車１の走行により搬送することが出来る。又、前記モー
タプーリ１５を逆転駆動して３つのプーリ１５ａ〜１５
ｃにより吊下ベルト１６ａ〜１６ｃを繰り出すことによ
り、吊下装置５を、図１の仮想線、図４の実線で示すよ
うに任意の荷積み卸しレベルまで下降させることが出来
る。
２のモータプーリ１５を正転駆動して３つのプーリ１５
ａ〜１５ｃにより吊下ベルト１６ａ〜１６ｃを巻き上げ
ることにより、その上半部が前記搬送用電車１の内部に
嵌入する上昇限位置まで吊り上げられる。このとき、当
該吊り下げ装置５の小巾部５ａは、前記コントロールパ
ネル１３とリレーパネル１４との間に嵌入することにな
る。このように吊下装置５を上昇限位置まで吊り上げた
状態で、ハンガー１１が保持する被搬送物Ｗを搬送用電
車１の走行により搬送することが出来る。又、前記モー
タプーリ１５を逆転駆動して３つのプーリ１５ａ〜１５
ｃにより吊下ベルト１６ａ〜１６ｃを繰り出すことによ
り、吊下装置５を、図１の仮想線、図４の実線で示すよ
うに任意の荷積み卸しレベルまで下降させることが出来
る。
【００１０】次に、吊下装置５に設けられるハンガー１
１の開閉装置を、図５〜図８に基づいて説明すると、ハ
ンガー１１は、左右一対の被搬送物支持具２１，２２か
ら成るものであって、各被搬送物支持具２１，２２は、
前後方向の支持バー２１ａ，２２ａの前後両端にアーム
２１ｂ，２１ｃおよび２２ｂ，２２ｃを連設したもので
あり、吊下装置５の小巾部５ａ側の左右一対のアーム２
１ｂ，２２ｂは、吊下装置小巾部５ａ内に左右横向きに
架設された前後一対のガイドレール２３，２４に各々各
別に摺動可能に嵌合する一対の摺動体２５，２６に、こ
れら各摺動体２５，２６から左右横外方に延出するブラ
ケット２７，２８を介して取付けられている。又、吊下
装置５の大巾部５ｂ側の左右一対のアーム２１ｃ，２２
ｃは、吊下装置大巾部５ｂ内に左右横向きに架設された
１本のガイドレール２９に摺動可能に嵌合する左右一対
の摺動体３０，３１に取付けられている。
１の開閉装置を、図５〜図８に基づいて説明すると、ハ
ンガー１１は、左右一対の被搬送物支持具２１，２２か
ら成るものであって、各被搬送物支持具２１，２２は、
前後方向の支持バー２１ａ，２２ａの前後両端にアーム
２１ｂ，２１ｃおよび２２ｂ，２２ｃを連設したもので
あり、吊下装置５の小巾部５ａ側の左右一対のアーム２
１ｂ，２２ｂは、吊下装置小巾部５ａ内に左右横向きに
架設された前後一対のガイドレール２３，２４に各々各
別に摺動可能に嵌合する一対の摺動体２５，２６に、こ
れら各摺動体２５，２６から左右横外方に延出するブラ
ケット２７，２８を介して取付けられている。又、吊下
装置５の大巾部５ｂ側の左右一対のアーム２１ｃ，２２
ｃは、吊下装置大巾部５ｂ内に左右横向きに架設された
１本のガイドレール２９に摺動可能に嵌合する左右一対
の摺動体３０，３１に取付けられている。
【００１１】３２は横動駆動手段であって、前記ガイド
レール２９に隣接する位置に駆動プーリ３３と従動プー
リ３４とを介して左右横方向に張設された無端ベルト３
５と、前記駆動プーリ３３を介して無端ベルト３５を正
逆回転駆動するモータ３６とから成り、前記ガイドレー
ル２９に嵌合する左右一対の摺動体３０，３１の内、一
方の摺動体３０は、前記無端ベルト３５の上側回動経路
部３５ａに連結部材３７を介して連結され、他方の摺動
体３１は、前記無端ベルト３５の下側回動経路部３５ｂ
に連結部材３８を介して連結されている。
レール２９に隣接する位置に駆動プーリ３３と従動プー
リ３４とを介して左右横方向に張設された無端ベルト３
５と、前記駆動プーリ３３を介して無端ベルト３５を正
逆回転駆動するモータ３６とから成り、前記ガイドレー
ル２９に嵌合する左右一対の摺動体３０，３１の内、一
方の摺動体３０は、前記無端ベルト３５の上側回動経路
部３５ａに連結部材３７を介して連結され、他方の摺動
体３１は、前記無端ベルト３５の下側回動経路部３５ｂ
に連結部材３８を介して連結されている。
【００１２】上記のように構成された吊下装置５におい
て、モータ３６により無端ベルト３５を正転駆動するこ
とにより、左右一対の摺動体３０，３１をガイドレール
２９に沿って互いに接近移動させることが出来、無端ベ
ルト３５を逆転駆動することにより、左右一対の摺動体
３０，３１をガイドレール２９に沿って互いに離間移動
させることが出来る。この左右一対の摺動体３０，３１
の接近離間移動により、左右一対の被搬送物支持具２
１，２２の一端部（アーム２１ｃ，２２ｃ）が互いに接
近離間移動せしめられる。このとき、被搬送物支持具２
１，２２の他端部（アーム２１ｂ，２２ｂ）は、ブラケ
ット２７，２８および摺動体２５，２６を介してガイド
レール２３，２４に案内されて互いに接近離間移動する
ことになる。
て、モータ３６により無端ベルト３５を正転駆動するこ
とにより、左右一対の摺動体３０，３１をガイドレール
２９に沿って互いに接近移動させることが出来、無端ベ
ルト３５を逆転駆動することにより、左右一対の摺動体
３０，３１をガイドレール２９に沿って互いに離間移動
させることが出来る。この左右一対の摺動体３０，３１
の接近離間移動により、左右一対の被搬送物支持具２
１，２２の一端部（アーム２１ｃ，２２ｃ）が互いに接
近離間移動せしめられる。このとき、被搬送物支持具２
１，２２の他端部（アーム２１ｂ，２２ｂ）は、ブラケ
ット２７，２８および摺動体２５，２６を介してガイド
レール２３，２４に案内されて互いに接近離間移動する
ことになる。
【００１３】従って、ハンガー１１で被搬送物Ｗを吊り
上げるときは、図５の仮想線および図７の実線で示すよ
うに、左右一対の被搬送物支持具２１，２２が互いに最
大限離間した開放位置にある状態で、左右一対の被搬送
物支持具２１，２２における支持バー２１ａ，２２ａが
被搬送物Ｗの被係合部より下位置となるレベルまで吊下
装置５を前記のように下降させた後、図７の仮想線で示
すように、無端ベルト３５を正転駆動して左右一対の被
搬送物支持具２１，２２を互いに接近移動させ、各支持
バー２１ａ，２２ａを被搬送物Ｗの被係合部下に進入さ
せる。そしてこの後、吊下装置５を上昇移動させること
により、被搬送物Ｗを左右一対の被搬送物支持具２１，
２２により吊り上げることが出来る。
上げるときは、図５の仮想線および図７の実線で示すよ
うに、左右一対の被搬送物支持具２１，２２が互いに最
大限離間した開放位置にある状態で、左右一対の被搬送
物支持具２１，２２における支持バー２１ａ，２２ａが
被搬送物Ｗの被係合部より下位置となるレベルまで吊下
装置５を前記のように下降させた後、図７の仮想線で示
すように、無端ベルト３５を正転駆動して左右一対の被
搬送物支持具２１，２２を互いに接近移動させ、各支持
バー２１ａ，２２ａを被搬送物Ｗの被係合部下に進入さ
せる。そしてこの後、吊下装置５を上昇移動させること
により、被搬送物Ｗを左右一対の被搬送物支持具２１，
２２により吊り上げることが出来る。
【００１４】ハンガー１１が支持する被搬送物Ｗを降ろ
すときは、吊下装置５を所定レベルまで下降させて被搬
送物Ｗを荷台などの上に移載させた後、無端ベルト３５
を逆転駆動して左右一対の被搬送物支持具２１，２２を
互いに離間移動させ、各支持バー２１ａ，２２ａを被搬
送物Ｗの被係合部下から離脱させる。この後、吊下装置
５を上昇させることにより荷降ろしが完了する。
すときは、吊下装置５を所定レベルまで下降させて被搬
送物Ｗを荷台などの上に移載させた後、無端ベルト３５
を逆転駆動して左右一対の被搬送物支持具２１，２２を
互いに離間移動させ、各支持バー２１ａ，２２ａを被搬
送物Ｗの被係合部下から離脱させる。この後、吊下装置
５を上昇させることにより荷降ろしが完了する。
【００１５】左右一対の被搬送物支持具２１，２２が互
いに離間した開放位置にあるとき、図５に示すように、
吊下装置５の小巾部５ａ内にある左右一対の摺動体２
５，２６間の左右横方向の距離は、吊下装置５の大巾部
５ｂ内にある左右一対の摺動体３０，３１間の左右横方
向の距離よりも短い。従って、左右一対の被搬送物支持
具２１，２２を最大限接近移動させたとき、吊下装置５
の大巾部５ｂ内にある左右一対の摺動体３０，３１は１
本のガイドレール２９の中央部で互いに左右横方向に隣
接することになるが、吊下装置５の小巾部５ａ内にある
左右一対の摺動体２５，２６は、前記摺動体３０，３１
と同一ストロークだけ互いに接近移動することにより、
前後に離間する各ガイドレール２３，２４上で前後に重
なる状態になる。
いに離間した開放位置にあるとき、図５に示すように、
吊下装置５の小巾部５ａ内にある左右一対の摺動体２
５，２６間の左右横方向の距離は、吊下装置５の大巾部
５ｂ内にある左右一対の摺動体３０，３１間の左右横方
向の距離よりも短い。従って、左右一対の被搬送物支持
具２１，２２を最大限接近移動させたとき、吊下装置５
の大巾部５ｂ内にある左右一対の摺動体３０，３１は１
本のガイドレール２９の中央部で互いに左右横方向に隣
接することになるが、吊下装置５の小巾部５ａ内にある
左右一対の摺動体２５，２６は、前記摺動体３０，３１
と同一ストロークだけ互いに接近移動することにより、
前後に離間する各ガイドレール２３，２４上で前後に重
なる状態になる。
【００１６】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の搬送装置
のハンガー開閉装置によれば、ハンガーの左右一対の被
搬送物支持具の一端は、前記吊下装置の大巾部側に左右
横方向に架設した１本のガイドレールに係合させた左右
一対の摺動体に夫々連結し、前記被搬送物支持具の他端
は、前記吊下装置の小巾部側に左右横方向に架設した前
後一対のガイドレールに各別に係合させた一対の摺動体
に夫々連結するのであるから、吊下装置小巾部側の一対
の摺動体にも、吊下装置大巾部側の左右一対の摺動体と
同一の横動ストロークを与えることが出来る。
のハンガー開閉装置によれば、ハンガーの左右一対の被
搬送物支持具の一端は、前記吊下装置の大巾部側に左右
横方向に架設した１本のガイドレールに係合させた左右
一対の摺動体に夫々連結し、前記被搬送物支持具の他端
は、前記吊下装置の小巾部側に左右横方向に架設した前
後一対のガイドレールに各別に係合させた一対の摺動体
に夫々連結するのであるから、吊下装置小巾部側の一対
の摺動体にも、吊下装置大巾部側の左右一対の摺動体と
同一の横動ストロークを与えることが出来る。
【００１７】換言すれば、吊下装置を平面形状凸形に形
成しながら、当該吊下装置小巾部側の左右一対の摺動体
を案内するガイドレールを、摺動体毎に分けて前後にず
らして並設することにより、この吊下装置小巾部側の一
対の摺動体にも必要な横動ストロークを与えることが出
来、左右一対の被搬送物支持具の前後両端を各々ガイド
レールで案内させて、安定的に横動開閉運動させること
が出来るに至った。
成しながら、当該吊下装置小巾部側の左右一対の摺動体
を案内するガイドレールを、摺動体毎に分けて前後にず
らして並設することにより、この吊下装置小巾部側の一
対の摺動体にも必要な横動ストロークを与えることが出
来、左右一対の被搬送物支持具の前後両端を各々ガイド
レールで案内させて、安定的に横動開閉運動させること
が出来るに至った。
【図１】装置全体の側面図である。
【図２】装置全体の正面図である。
【図３】要部の詳細構造を示す平面図である。
【図４】要部の詳細構造を示す側面図である。
【図５】吊下装置のハンガー開閉機構を示す横断平面図
である。
である。
【図６】同ハンガー開閉機構を示す縦断側面図である。
【図７】同ハンガー開閉機構の一端側を示す縦断正面図
である。
である。
【図８】同ハンガー開閉機構の他端側を示す縦断正面図
である。
である。
１ 搬送用電車 ２ ガイドレール ５ 吊下装置 ５ａ 小巾部 ５ｂ 大巾部 １１ ハンガー １２ 昇降駆動手段 １３ コントロールパネル １４ リレーパネル １５ モータプーリ １６ａ〜１６ｃ 吊下ベルト ２１，２２ 被搬送物支持具 ２３，２４，２９ ガイドレール ２５，２６，３０，３１ 摺動体 ２７，２８ ブラケット ３２ 横動駆動手段 ３５ 無端ベルト ３６ モータ
Claims (2)
- 【請求項１】搬送用電車から昇降可能に吊り下げられた
吊下装置に開閉自在な被搬送物吊下用ハンガーを設けた
搬送装置であって、前記吊下装置の平面形状が前後方向
に関して凸形に形成した搬送装置において、前記ハンガ
ーの左右一対の被搬送物支持具の一端は、前記吊下装置
の大巾部側に左右横方向に架設した１本のガイドレール
に係合させた左右一対の摺動体に夫々連結し、前記被搬
送物支持具の他端は、前記吊下装置の小巾部側に左右横
方向に架設した前後一対のガイドレールに各別に係合さ
せた一対の摺動体に夫々連結し、前記１本のガイドレー
ルに係合させた左右一対の摺動体を接近離間移動させる
横動駆動手段を設けて成る搬送装置のハンガー開閉装
置。 - 【請求項２】前記横動駆動手段として、前記１本のガイ
ドレールと平行に張設された無端ベルトと、この無端ベ
ルトを正逆回転駆動するモータとから構成し、当該１本
のガイドレールに係合する左右一対の摺動体の一方は、
前記無端ベルトの上側回動経路部と連結すると共に、他
方の摺動体は、前記無端ベルトの下側回動経路部と連結
させて成る請求項１に記載の搬送装置のハンガー開閉装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28209691A JP2674387B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 搬送装置のハンガー開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28209691A JP2674387B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 搬送装置のハンガー開閉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597380A JPH0597380A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2674387B2 true JP2674387B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17648074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28209691A Expired - Fee Related JP2674387B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 搬送装置のハンガー開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2674387B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5429490A (en) * | 1993-06-15 | 1995-07-04 | Concrete Products Incorporated | Apparatus and method for manipulating prefabricated concrete products |
| CN107172902A (zh) * | 2017-06-13 | 2017-09-19 | 哈尔滨市农业科学院 | 可横向平移双向行走转盘换向棚室小型动力机 |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP28209691A patent/JP2674387B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0597380A (ja) | 1993-04-20 |
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