JP2507065B2 - 垂直搬送装置 - Google Patents

垂直搬送装置

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JP2507065B2 JP16330089A JP16330089A JP2507065B2 JP 2507065 B2 JP2507065 B2 JP 2507065B2 JP 16330089 A JP16330089 A JP 16330089A JP 16330089 A JP16330089 A JP 16330089A JP 2507065 B2 JP2507065 B2 JP 2507065B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ビルなどに設置されて、書類ファイルな
どの定型物を垂直方向に搬送するための垂直搬送装置に
関する。
(従来の技術) 荷台を上下動させて荷物を搬送する装置として、例え
ば特公昭54−11194号公報に開示された装置が知られて
いる。この装置では、プーリーを介してワイヤーを垂下
し、ワイヤーの一端には荷台を吊下げ、他端にはリニア
モーターを吊下げている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような装置では、垂直方向の移動範囲が
長い場合に、荷台を所望の高さに移動させるのにかなり
の時間を要するという問題があった。
また、1台のリニアモーターで上下両方向の動きを制
御しているため、リニアモーターの推力を大きくせねば
ならず、装置が大型化してしまうという問題もあった。
(発明の目的) この発明は、従来技術における上述の課題を解決する
ためになされたものであり、垂直方向の移動範囲が長い
場合にも、所望の高さに荷台を素早く移動させることの
できる垂直搬送装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、装置全体を比較的小型にできる垂
直搬送装置を提供することを他の目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するため、この発明の第1の構成で
は、搬送物を台車上に載置しつつ垂直方向に搬送するた
めの垂直搬送装置において、垂直に立設されたガイド板
と、前記ガイド板の上方に設置されたプーリーと、前記
プーリーを介して前記ガイド板の表面側と裏面側とに垂
下するロープと、前記ロープにそれぞれ連結されて前記
ガイド板の表面と裏面とにそれぞれ沿って走行する2台
の台車とを備えている。そして、前記2台の台車は上下
両方向に駆動可能なリニアモーターの1次巻線をそれぞ
れ備え、前記ガイド板の表面と裏面とのそれぞれは、垂
直方向に配設された2次導体を備えているとともに、前
記2台の台車のリニアモーターを互いに反対方向に駆動
することにより、前記2台の台車の上下動を制御する。
また、この発明の第2の構成では、搬送物を台車上に
載置しつつ垂直方向に搬送するための垂直搬送装置にお
いて、垂直に立設されたガイド板と、前記ガイド板の上
方に設置されたプーリーと、前記プーリーを介して前記
ガイド板の表面側と裏面側とに垂下するロープと、前記
ロープにそれぞれ連結されて前記ガイド板の表面と裏面
とにそれぞれ沿って走行する2台の台車とを備えてい
る。そして、前記2台の台車は上下方向のいずれか一方
向に駆動可能なリニアモーターの1次巻線をそれぞれ備
え、前記ガイド板の表面と裏面とのそれぞれは、垂直方
向に配設された2次導体を備えているとともに、前記2
台の台車のリニアモーターの一方を駆動することによ
り、前記2台の台車の上下動を制御する。
(作用) 第1と第2の構成のいずれにおいてもガイド板の両側
にそれぞれ台車を設けたので、所望の高さに素早くどち
らかの台車を移動できる。また、第1の構成では、2台
の台車に設けられたリニアモーターを互いに反対方向に
駆動することによって上下動を制御するのでリニアモー
ター1台当りの推力を1/2にすることができ、リニアモ
ーターを小型化できる。一方、第2の構成のように、2
台の台車のリニアモーターを、上方または下方の一方向
に駆動可能とし、リニアモーターの一方を駆動すること
によっても上下動の制御が可能となる。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例としての垂直搬送装置
を示す斜視図である。この垂直搬送装置は、垂直に立設
されたレール板(ガイド板)1と、レール板1の上方と
下方にそれぞれ設けられたプーリー2a,2bと、レール板
1の表面側と裏面側とをそれぞれ走行する2台の台車3
a,3bと、プーリー2a,2bをそれぞれ介して2台の台車3a,
3bを互いに連結するワイヤーロープ4a,4bとを備えてい
る。
台車3a,3bは、リニアモーターの1次巻線(図示せ
ず)をそれぞれ内蔵している。また、レール板1は、平
行平板状の基板11を有し、基板11の表面と裏面とのそれ
ぞれには、リニアモーターの2次導体12と給電ライン13
とが鉛直方向(基板11の長手方向)に配設されている。
そして、基板11の表面の両端部は、台車3aの車輪が走行
するためのレール面14a,14bとなっている。基板11の裏
面も同様である。
第2図は、この垂直搬送装置の鉛直方向の動作を示す
概念図である。2台の台車3a,3bはそれぞれリニアモー
ターを有しているので、互いに反対方向(上向きと下向
き)に駆動すれば、1台のリニアモーターで駆動する場
合に比べて1/2の推力で駆動すればよい。従って、台車3
a,3bが内蔵するリニアモーターの1次巻線の大きさも半
分にすることができ、台車3a,3b全体を小型化すること
ができる。リニアモーターは駆動方向を変更できるの
で、2台の台車3a,3bを必要に応じて上昇させ、または
下降させることができる。例えば3相誘導型のリニアモ
ーターでは、1次巻線の3線のうち任意の2線を電源に
対して入れ換えることにより、駆動方向を変更できる。
このような駆動方向の変更を含めた台車3a,3bの制御
は、図示しない駆動制御装置によって行われる。
第3図は、レール板1と台車3との配置関係を示す断
面図である。図において、台車3の1次巻線31は、レー
ル板1の2次導体12と対向する位置に設けられている。
また、台車3は4つの車輪32を有しており、この車輪32
でレール面14a,14b上を走行する。また、台車3aのブラ
シ33は、レール板1の給電ライン13上を摺動しつつ受電
する。
リニアモーターを効率よく動作させるためには、1次
巻線31と2次導体12との隙間を所定の範囲に保つ必要が
ある。このため、台車3aの側面のそれぞれに、ガイド車
34a〜34cが設けられている。ガイド車34a〜34cは、レー
ル板1と平行に立設されたU字形レール40の内部を走行
し、これによって1次巻線31と2次導体12との隙間が一
定範囲に保たれるほか、台車3aの横方向のズレが防止さ
れている。なお、第1図では、ガイド車34a〜34cは省略
されており、またU字形レール40も、その一部のみが示
されている。なお、ガイド車34a〜34bとU字形レール40
のみによって、1次巻線31と2次導体12とを所定の位置
関係に保つことができるときには、台車3の車輪32は不
要である。なお、1次巻線31と2次導体を所定の位置関
係に保っ機構は、他の構成であっても良い。
この垂直搬送装置は、書類ファイルなどの定型品(以
下、「搬送物」と呼ぶ。)を鉛直方向に搬送するための
装置である。そこで、第1図に示すように、台車3a(お
よび3b)は、搬送物Fを載置するとともに、必要に応じ
て±x方向に搬送物Fを移動させるための水平の移載装
置(ベルトコンベアー)30を備えている。また、所定の
高さの位置には、搬送物Fを垂直搬送装置に搬入するた
めの出発バッファ50と、搬送物Fを取出すための到着バ
ッファ60とが設けられている。
第4図は、ビル内に設けられた垂直搬送装置の外観を
示す斜視図である。図において、垂直搬送装置の全体
は、中空の箱体100内に収納されており、箱体100の1面
に、出発バッファ50と到着バッファ60と操作盤70とが配
置されている。出発バッファ50と到着バッファ60は、そ
れぞれ開口枠52,61と、扉52,62を有している。扉52,62
はそれぞれ上下に移動して出発バッファ50と到着バッフ
ァ60の開閉を行う。操作盤70には、台車3a,3bを呼出し
たり、搬送物の行先を指定したりするための指示入力キ
ー71が設けられており、また、行先の階などを表示する
ための表示部72も設けられている。なお、操作盤70は、
その前面を押すことにより箱体100の内部に収納できる
ようになっている。これらの出発バッファ50,到着バッ
ファ60および操作盤70は、ビルの各階に設けられてい
る。
搬送物F(ファイルケースなど)を送る場合には、操
作者が操作盤70を箱体100内から開き出し、まず台車3a
から3bのいずれか1つを出発バッファ50の位置まで呼出
す。このとき、図示しない駆動制御装置が、2台の台車
3a,3bのうちでより近くにある台車を移動させるように
すれば、短時間で台車を呼出すことができる。この間、
出発バッファ50の扉52が開き、操作者は搬送物を出発バ
ッファ50に搬入しておく。台車3a(又は3b)が到着する
と、出発バッファ50に搬入されていた搬送物Fは台車3a
の移載装置30に移動する。第1図に示すように、出発バ
ッファ50は、搬送物Fを±Y方向に移動させるためのロ
ーラコンベア51と、(−X)方向に移動させるための移
動機構52とを有している。移動機構52は搬送物Fを(−
X)方向(台車3aの方向)に押すレバー52aと、レバー5
2bを駆動するピストンシリンダーなどの駆動部52bとで
構成されている。このレバー52aが搬送物Fを押すとと
もに、出発バッファ50の高さに移動して来ている台車3a
の移載装置30が搬送物Fを(−X)方向に運ぶことによ
って、搬送物Fはスムーズに移載装置30上に移動する。
移載装置30上に搬送物Fが移動し終わると、台車3aが指
定された階の到着バッファ60に自動的に移動して停止す
る。そして、移載装置30から到着バッファ60に搬送物F
が移される。なお、到着バッファ60も±Y方向に搬送物
Fを移動させるためのベルトコンベア61を有している。
搬送物Fが行先の階の到着バッファ60に到達すると、到
着バッファ60の扉62が開き、行先階に居る操作者が搬送
物Fを取出せるようになる。
なお、出発バッファと到着バッファとを別々に設ける
必要はなく、たとえば第5図に示すように両者の機能を
有する出発/到着バッファ80を各階に1つ設けるように
してもよい。
上記実施例では2台の台車3a,3bのリニアモーターを
互いに反対方向に駆動するようにし、また、その駆動方
向を変更できるものとした。しかし、2台の台車3a,3b
のリニアモーターのそれぞれを、上下方向のいずれか一
方(たとえば下方向)にのみ駆動するようにしてもよ
い。この場合には、台車3aを下降させたいとき、また
は、台車3bを上昇させたいときは、台車3aの1次巻線に
のみ通電して台車3aを下方向に駆動する。また、台車3a
を上昇させたいとき、または、台車3bを下降させたいと
きは台車3bの1次巻線にのみ通電して台車3bを下方向に
駆動する。このようにすれば、1次巻線の通電方向を変
えずに台車3a,3bの上下動を制御できる。
但し、上記実施例のように、2台の台車3a,3bのリニ
アモーターを互いに反対方向に駆動すれば、その推力が
1/2ですむので、1次巻線の大きさも1/2となり、台車も
小型化できる。従って、垂直搬送装置全体が小型化でき
るという利点がある。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明の第1と第2の構成に
よれば、ガイド板の両側にそれぞれ台車を設けたので、
垂直方向の移動範囲が長い場合にも、所要の高さに素早
く一方の台車を移動できるという効果がある。
また、特に第1の構成では2台の台車に設けられたリ
ニアモーターを互いに反対方向に駆動することによって
上下動を制御するのでリニアモーター1台当りの推力を
1/2にすることができ、リニアモーターを小型化でき
る。従って、垂直搬送装置全体を小型化できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図、 第2図は実施例の鉛直方向の動作を示す概念図、 第3図はレール板と台車との配置関係を示す断面図、 第4図および第5図は垂直搬送装置の外観を示す斜視図
である。 1……レール板(ガイド板)、 2a,2b……プーリー、3a,3b……台車、 4a,4b……ワイヤーロープ、 12……2次導体、31……1次巻線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送物を台車上に載置しつつ垂直方向に搬
    送するための垂直搬送装置であって、 垂直に立設されたガイド板と、 前記ガイド板の上方に設置されたプーリーと、 前記プーリーを介して前記ガイド板の表面側と裏面側と
    に垂下するロープと、 前記ロープにそれぞれ連結されて前記ガイド板の表面と
    裏面とにそれぞれ沿って走行する2台の台車とを備えて
    おり、 前記2台の台車は上下両方向に駆動可能なリニアモータ
    ーの1次巻線をそれぞれ備え、 前記ガイド板の表面と裏面とのそれぞれは、垂直方向に
    配設された2次導体を備えているとともに、 前記2台の台車のリニアモーターを互いに反対方向に駆
    動することにより、前記2台の台車の上下動を制御する
    ことを特徴とする垂直搬送装置。
  2. 【請求項2】搬送物を台車上に載置しつつ垂直方向に搬
    送するための垂直搬送装置であって、 垂直に立設されたガイド板と、 前記ガイド板の上方に設置されたプーリーと、 前記プーリーを介して前記ガイド板の表面側と裏面側と
    に垂下するロープと、 前記ロープにそれぞれ連結されて前記ガイド板の表面と
    裏面とにそれぞれ沿って走行する2台の台車とを備えて
    おり、 前記2台の台車は上下方向のいずれか一方向に駆動可能
    なリニアモーターの1次巻線をそれぞれ備え、 前記ガイド板の表面と裏面とのそれぞれは、垂直方向に
    配設された2次導体を備えているとともに、 前記2台の台車のリニアモーターの一方を駆動すること
    により、前記2台の台車の上下動を制御することを特徴
    とする垂直搬送装置。
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JPH0654608U (ja) * 1992-12-26 1994-07-26 株式会社イトーキクレビオ 垂直搬送路を利用した物品収納装置
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