JPH0680348A - 自走式エレベータ - Google Patents

自走式エレベータ

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JPH0680348A
JPH0680348A JP4238249A JP23824992A JPH0680348A JP H0680348 A JPH0680348 A JP H0680348A JP 4238249 A JP4238249 A JP 4238249A JP 23824992 A JP23824992 A JP 23824992A JP H0680348 A JPH0680348 A JP H0680348A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアモータ駆動により乗りかごを昇降させ
るものでありながら、特に利用客が集中する時間帯など
必要に応じ複数台の乗りかごを前後に連結して大輸送力
を確保できる自走式エレベータを提供することにある。 【構成】 乗りかご2がリニアモータ駆動により昇降す
る自走式エレベータの昇降路を、乗りかご2が各々昇降
可能な複数の昇降路部位11a,11b,11c及び1
2a,12b,12cを奥行き方向に並列して有する上
り専用路11と下り専用路12と、これらを連絡する横
行路13、14とで構成し、乗りかご2は、乗場出入口
装置15と連動して開閉するかご出入口装置23と、こ
れと反対の後面にも平時は閉じ状態を維持する後面出入
口装置24をを有し、大量の乗客輸送時に、2台の乗り
かご2を前後に並列して内部連通した状態で一緒に昇降
するように連結する連結装置25を設けて構成としたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吊りロープを使用しない
リニアモータ駆動の自走式エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来のロープ式エレベータに代え
て、リニアモータ駆動により乗りかごを昇降する自走式
エレベータの提案がなされている。例えば、特開平2−
261789号公報や特開平3−272987号公報な
どがある。
【0003】これらは、昇降路内壁にリニアモータの一
次コイルを設け、乗りかご側に2次導体を設け、これら
一次コイルと2次導体との相互に作用する力を利用し
て、複数台の乗りかごを昇降路内でそれぞれ昇降させる
構成である。
【0004】こうしたリニアモータ駆動の自走式エレベ
ータにおいて、本出願人は更に開発を進め、現実性の面
から期待できるものとして、次のような自動式エレベー
タの提案をしている。
【0005】これは、まず乗りかごの出入口を挟む左右
両外側部にリニアモータの一次コイルをそれぞれ設け、
これと対向する昇降路内両側壁に該乗りかごの昇降行程
全域に亘って2次導体を付設することにより、その乗り
かごと昇降路とが左右両側部で各々リニアモータを形成
するようにした構成である。
【0006】また、その昇降路は、上り専用路と下り専
用路を備え、且つその上り専用路を上昇した乗りかごを
下り専用路に、また下り専用路を下降した乗りかごを上
り専用路に移行するための横行路を最上部と最下部に設
けて、複数台の乗りかごが次々とループ状経路を辿って
昇降し得るようになしている。
【0007】更には、その昇降路の上り専用路と下り専
用路とは、乗りかごが各々昇降可能な複数の昇降路部を
乗場出入口から奥行き方向に並列して有する構成とし
て、乗降用と追い越し用などの路線を確保し、これら路
線を適時選択しながら複数台の乗りかごが各々他の乗り
かごの動きにできるだけ制限されずに目的の階に到着で
きるように制御可能としたシステムである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した提
案のものでは、乗りかごの左右両外側部にリニアモータ
の一次コイルをそれぞれ設け、これと対向する昇降路内
両側壁に2次導体を付設することにより、一台の乗りか
ごに対し左右両側の2箇所から推力を働かせ、自走式エ
レベータとして特に問題となる必要推力を確保しようと
したものである。
【0009】しかしながら、現在のリニアモータの技術
では、やはり大推力の確保は難しく、乗りかごの搭載定
員を大容量化するのは困難であり、乗りかごの重量をで
きるだけ抑えるべく容量の小形化が強いられてしまう。
このために、エレベータ利用客が少なく分散している時
間帯ではさほど問題とならないが、朝の出勤時間や昼食
時などのように、利用客が集中するような時間帯では大
輸送力の確保が必要であり、前述の如く一台の乗りかご
の輸送定員が少ないことから、複数台の乗りかごを効率
良く運行させても、大量の利用客をなかなかさばききれ
ない問題が発生する。
【0010】本発明は前記事情に鑑みなされ、その目的
とするところは、リニアモータ駆動により乗りかごを昇
降させる自走式のものでありながら、特に利用客が集中
する時間帯など必要に応じ大輸送力を確保できる自走式
エレベータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、エレベータ昇降路内を乗りかごがリニア
モータ駆動により昇降する自走式エレベータにおいて、
前記昇降路は乗りかごが各々昇降可能な複数の昇降路部
位を乗場出入口から奥行き方向に並列して有する構成と
し、その少なくとも最前の昇降路部位に昇降可能に配す
る乗りかごは、乗場出入口装置と連動して開閉するかご
出入口装置を有すると共に、これと反対の後面にも平時
は閉じ状態を維持する後面出入口装置を有する構成と
し、且つ大量の乗客輸送時に、前記最前の昇降路部位の
乗りかごとその後側昇降路部位に昇降可能に配する乗り
かごとを前後に並列して一緒に昇降する状態に連結する
連結手段を備えると共に、その後側昇降路部位の乗りか
ごに、前記最前の昇降路部位の乗りかごの後面出入口装
置と連動して開き該前後両乗りかご相互を内部連通状態
とするかご出入口装置を設けて構成としたことを特徴と
する。
【0012】
【作用】前記構成の自走式エレベータによれば、エレベ
ータ利用客が少ない時間帯では、各乗りかごが分離独立
して単独でリニアモータ駆動により昇降して利用客の輸
送を行う。また、朝の出勤時間や昼食時などの大輸送力
の確保が必要の場合は、昇降路の最前の昇降路部位に配
する乗りかごと、この後側の昇降路部位に配する乗りか
ごとが連結手段で連結すると共に、その前側の乗りかご
の後面出入口装置と後側の乗りかごのかご出入口装置と
が連動して開き、こうしてその前後両乗りかごが前後に
並列して内部連通した連結状態のまま各々リニアモータ
駆動により一緒に昇降して、乗場より前側の乗りかご内
に乗り込んだ乗客はそのまま後側の乗りかご内にも詰め
入ることができて、乗りかごの単独運行時に比し一度に
2倍の乗客を輸送でき、大輸送力を確保するようにな
る。この際、前後の乗りかごは相互に内部連通して連結
した状態であるが、個々にリニアモータにより駆動され
るので、必要十分な推力が得られて確実に昇降するよう
になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明のリニアモータ駆動により昇降
する自走式エレベータの一実施例を図面により説明す
る。図1は建物に構築した昇降路1の中間高さ位置で断
面図、図2は同じく昇降路1の一部省略した概略構成
図、図3は同じく昇降路1内に配した乗りかご2の概略
構成図である。
【0014】ここで、まず昇降路1は、図1及び図2に
示す如く、左右に並列して上り専用路11と下り専用路
12とを備えていると共に、この上り専用路11と下り
専用路12とを少なくとも上下端で連絡する横行路1
3,14を備えて構成されている。なお、その昇降路1
の上り専用路11と下り専用路12とは、各々の前面に
建物の各階に通じる乗場出入口装置15を有している。
【0015】また、前記昇降路1の上り専用路11と下
り専用路12とは、それぞれ乗りかご2が各々昇降可能
な前後複数ずつ(3つずつ)の昇降路部位11a,11
b,11c並びに12a,12b,12cを乗場出入口
装置15から奥行き方向に並列して有する構成とされて
いる。つまり、昇降路1の上り専用路11と下り専用路
12とは、それぞれ3台ずつの乗りかご2が奥行き方向
に並列して各々昇降可能となる平面空間寸法を有する構
成である。なお、前記横行路13,14も同様に3台ず
つの乗りかご2が奥行き方向に並列して各々横行可能と
なる空間寸法を有する構成である。
【0016】こうした昇降路1の上り専用路11と下り
専用路12との各々の左右両側壁面部に、乗りかご2の
昇降行程全域に亘ってリニアモータの2次導体16がそ
れぞれ付設されている。なお、この各2次導体16は上
り専用路11と下り専用路12とのそれぞれの奥行き方
向(前後方向)にも幅広で、それぞれ複数ずつの昇降路
部位11a,11b,11並びに12a,12b,12
cに跨がっている。
【0017】その昇降路1内の2次導体16とそれぞれ
小間隙を存して対向するように、各乗りかご2の出入口
を挟む左右両外側部にリニアモータの一次コイル17が
設けられ、この乗りかご2の左右両側の一次コイル17
と昇降路1内の左右両壁面部の2次導体16とで各々リ
ニアモータを形成し、その左右のリニアモータ駆動によ
り各乗りかご2が個々に推力を得て昇降できるようにな
っている。
【0018】この各乗りかご2は、図1乃至図3に示す
如く、前述の如きリニアモータ駆動方式としたことによ
りロープレスで前記昇降路1内に複数台配設されてお
り、いずれも同一構成をなす。即ち、各乗りかご2は、
ボックス状のかご室の前面出入口を挟む左右両外側部に
前述の如くリニアモータの一次コイル17がそれぞれ設
けられていると共に、同じくそのかご室の左右両外側面
の上下端前後の4隅部にかご案内操舵機構22がそれぞ
れ設けられている。
【0019】このかご案内操舵機構22は、舵取り制御
可能な車輪22aを備え、乗りかご2が左右のリニアモ
ータ駆動により推力を得て昇降路1内を昇降する際の案
内を行う。つまり、かご案内操舵機構22は乗りかご2
を昇降路2の上り専用路11の各昇降路部位11a,1
1b,11及び下り専用路12の各昇降路部位12a,
12b,12cに沿って垂直に案内移動せしめると共
に、必要に応じ車輪22aの向きを変更して、図2に矢
印で示す如く乗りかご2を上り専用路11の昇降路部位
11a,11b,11c相互間及び下り専用路12の昇
降路部位12a,12b,12c相互間で斜めに移行す
るように案内する構成である。
【0020】なお、昇降路1の上下の横行路12,13
には、乗りかご2の横行案内手段として、図示省略した
が、横行用2次導体が設けられ、これに対向すべく乗り
かご2には横行用一次コイルが設けられて、これらによ
り形成されるリニアモータ駆動による推力で乗りかご2
が横行せしめられるようになっている。つまり、昇降路
1の上り専用路11を上昇した乗りかご2を横行路12
を介し横行させて下り専用路に、また下り専用路12を
下降した乗りかご2を横行路13を介し横行させて上り
専用路11に移行するようになっている。なお、その横
行案内手段は前記のリニアモータ方式以外の機構的手段
を用いても良い。
【0021】こうした昇降用リニアモータ16,17及
びかご案内操舵機構22並びに横行案内手段により、複
数台の乗りかご2が次々と上り専用路11と下り専用路
12と横行路13,14を辿ってループ状に循環昇降す
ると共に、それらの奥行き方向に並列する昇降路部位1
1a,11b,11c並びに12a,12b,12cの
うち、乗場出入口に近い最前の部位11a,12aが乗
降用路線として、その後側の部位11b,12bが追い
越し・回送用路線として、更に後側の部位11c,12
cが余剰かご待機路線などとして確保され、これら路線
を適時選択しながら複数台の乗りかご2が各々他の乗り
かご2の動きにできるだけ制限されずに目的の階に早く
到着するように運行制御されるようになっている。
【0022】また、前記各乗りかご2のかご室21の前
面出入口にかご出入口装置23が設けられてると共に、
これと反対の後面にも後面出入口装置24が設けられて
いる構成である。
【0023】その乗りかご2の前面のかご出入口装置2
3は、かご室の前面出入口に開閉可能に配する左右一対
のドア23aと、これらを開閉駆動するモータ付きドア
開閉駆動機構23bとを備えると共に、ドア23aから
前方に突出する状態に係合板(通称カミソリと称されて
いる)23cを有する従来一般のかごドア装置と同様の
構成とされている。
【0024】このかご出入口ドア装置23は、乗りかご
2が目的階に着床停止すると、駆動機構23bが動作し
て左右のドア23aを開くが、この際、係合板23cが
前記乗場出入口装置15(従来一般の乗場ドア装置と同
様)の左右のドア15aの裏面の一対ずつの係合用ロー
ラ15bを有したドア係合機構の該ローラ15b間に侵
入して、その乗場出入口装置15の左右のドア15aを
追従させるべく連動せしめて開き、利用客の乗降終了
後、当該階から乗りかご2が出発する際には、ドア23
aと共にドア15aを閉じる動作を行う構成である。
【0025】前記乗りかご2の後面出入口装置24は、
前記乗場出入口装置15と同様の構成で、図3に示す如
く、左右のドア24aと、これらのドア24a裏面(外
面)に一対ずつの係合用ローラ24bを有したドア係合
機構と、該左右のドア24aを平時は閉じ状態を維持す
るドアクローザ24cとを有した構成で、この後面出入
口装置24は、大量の乗客輸送時に、当該乗りかご2の
後側に連結される別の乗りかご2の前面のかご出入口装
置23に連動して開閉せしめられる。
【0026】更に、前記各乗りかご2には、このかご室
の下部前後部に連結装置25が設けられている。この連
結装置25は鉄道車両の連結器等の機構手段や或いは電
磁石などを用いたもので、大量の乗客輸送時に、前記最
前の昇降路部位11a或いは12aの乗りかご2とその
後側昇降路部位11b或いは12bに昇降可能に配する
乗りかご2とを前後に並列して一緒に昇降する状態に連
結する構成である。
【0027】なお、図中26は乗りかご2のかご室の一
側部に装着された集電装置(集電シュー)で、これが昇
降路1内に付設した給電線(図示せず)に摺接して、乗
りかご2の一次コイル17やかご案内操舵機構22やか
ご出入口装置23等の制御並びに動力用電源及びかご内
照明用電力などを採集するようになっている。
【0028】次に、前記構成の自走式エレベータの作用
を述べる。エレベータ利用客が比較的少ない時間帯では
通常運転を行う。この通常運転時には、各乗りかご2が
分離独立し、各々単独で集電装置26が給電線から制御
用並びに動力用電力を受けて、かご室両側の一次コイル
17と昇降路1内両側の2次導体16との間に吸引・反
発力を発生させると言ったリニアモータ駆動により推力
を得て、各乗りかご2がかご案内操舵機構22に案内さ
れながら昇降・停止するようになる。
【0029】こうした通常運行時、利用客の乗降は、昇
降路1の上り専用路11或いは下り専用路12の乗場出
入口15に近い最前の昇降路部位11a,12aに乗り
かご2を単独で移動させ、その乗りかご2を当該階の乗
場に着床停止させてドア開きにより行う。そしてその乗
りかご2をかご内呼びやそのかごに割り当てられた乗場
呼びに応答して目的階へ昇降させる。
【0030】この乗りかご2の単独走行時、主に前記最
前の昇降路部位11a,12a並びにこれに対応した横
行路13,14を利用するが、目的階間での進路内に他
の乗りかご2がいる場合、またはそのような状態になる
ことが判断された場合は、それらを迂回すべく、かご案
内操舵機構22を動作させて、該乗りかご2を最前の昇
降路部位11a,12aからその後側の昇降路部位11
b,12bの追い越し用路線へ移行させて、目的の階の
近くで再度最前の昇降路部位11a,12aに戻して該
目的の階に着床停止させる。その迂回の際に、更に後側
の昇降路部位11c,12cに乗りかご2を移行させて
運行することも可である。
【0031】また、その後側の昇降路部位11b,12
bや更に後側の昇降路部位11c,12cは、乗客が乗
っていない空の乗りかご2を特定の階に回送する場合の
直交運転や、ある路線に障害が発生して通れない場合の
代替線、利用客が少ない時の余剰かごの待機線として利
用する。
【0032】また、朝の出勤時間や昼食時などの大輸送
力の確保が必要の場合は、図1の下り専用路12中で示
している如く、昇降路1の最前の昇降路部位12aに配
する乗りかご2の後面に対し、この後側の昇降路部位1
2bに配する乗りかご2をリニアモータ駆動による推力
とかご案内操舵機構22の案内により傾動さながら接近
して、同一高さにて前後に並列する状態に接合させる。
そして、その両者の乗りかご2,2を相互の連結装置2
5により連結する。
【0033】この接近動作に伴い、その後側の乗りかご
2の前面のかご出入口装置23の係合板23cが前側の
乗りかご2の後面出入口装置24の左右のドア24aの
裏面のドア係合機構のローラ24b間に侵入する。この
状態で該後側の乗りかご2のかご出入口装置23がドア
開動作して、前側の乗りかご2の後面出入口装置24の
左右のドア24aを追従させるように連動して開く。
【0034】これで2台の乗りかご2,2が前後に並列
して内部連通した連結状態のまま各々リニアモータ駆動
により一緒に昇降するようになり、利用客の乗降階に着
床停止すると、その前側の乗りかご2の前面のかご出入
口装置23が乗場出入口装置15と連動してドア開動作
する。
【0035】この状態で、利用客が乗場より前側の乗り
かご2内に乗り込み、更にそのまま後側の乗りかご2内
にも詰め入ることができて、大勢の乗客が乗れるように
なり、そのまま前側の乗りかご2の前面のかご出入口装
置23が乗場出入口装置15と連動してドア閉じ動作し
て、目的の階に昇降して行く。これで乗りかご2の単独
運行時に比し一度に2倍の乗客を輸送できて、大輸送力
を確保するようになる。この際、前後の乗りかご2,2
は相互に内部連通して連結した状態であるが、個々にリ
ニアモータにより駆動されるので、必要十分な推力が得
られて確実に昇降するようになる。
【0036】
【発明の効果】本発明の自走式エレベータは、前述の如
く構成したので、リニアモータ駆動により乗りかごを昇
降させる自走式のもので、特に推力確保の面から乗りか
ごの容量が小さいものに制限される場合でも、出勤時や
昼食時など利用客が集中する時間帯など、必要に応じ乗
りかごを前後に連結させて運行できて、一度に大輸送力
の確保が容易に実現できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式エレベータの一実施例を示す横
断面図。
【図2】同上実施例の概略構成を示す斜視図。
【図3】同上実施例の一個の乗りかごの後面側から見た
斜視図。
【符号の説明】
1…昇降路、2…乗りかご、11…上り専用路、12…
下り専用路、11a,11b,11c、12a,12
b,12c…昇降路部位、13,14…横行路、15…
乗場出入口装置、23…かご出入口装置、24…後面出
入口装置、25…連結装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ昇降路内を乗りかごがリニア
    モータ駆動により昇降する自走式エレベータにおいて、
    前記昇降路は乗りかごが各々昇降可能な複数の昇降路部
    位を乗場出入口から奥行き方向に並列して有する構成と
    し、その少なくとも最前の昇降路部位に昇降可能に配す
    る乗りかごは、乗場出入口装置と連動して開閉するかご
    出入口装置を有すると共に、これと反対の後面にも平時
    は閉じ状態を維持する後面出入口装置を有する構成と
    し、且つ大量の乗客輸送時に、前記最前の昇降路部位の
    乗りかごとその後側昇降路部位に昇降可能に配する乗り
    かごとを前後に並列して一緒に昇降する状態に連結する
    連結手段を備えると共に、その後側昇降路部位の乗りか
    ごに、前記最前の昇降路部位の乗りかごの後面出入口装
    置と連動して開き該前後両乗りかご相互を内部連通状態
    とするかご出入口装置を設けて構成としたことを特徴と
    する自走式エレベータ。
  2. 【請求項2】 乗りかごは、昇降路の奥行き方向に並列
    する前後複数の昇降路部位を個々に昇降すると共に、そ
    の前側昇降路部位と後側昇降路部位と間をかご案内操舵
    機構により移行できる構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の自走式エレベータ。
  3. 【請求項3】 昇降路は、各々前後複数ずつの昇降路部
    位を奥行き方向に有する上り専用路と下り専用路とを備
    えていると共に、その上り専用路と下り専用路とを少な
    くとも上下端で連絡する横行路を備え、これら上り専用
    路と下り専用路と横行路を乗りかごがループ状に循環昇
    降する構成としたことを特徴とする請求項1記載の自走
    式エレベータ。
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