JP2000063058A - リニアモータ駆動式エレベータ - Google Patents

リニアモータ駆動式エレベータ

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JP2000063058A
JP2000063058A JP23287398A JP23287398A JP2000063058A JP 2000063058 A JP2000063058 A JP 2000063058A JP 23287398 A JP23287398 A JP 23287398A JP 23287398 A JP23287398 A JP 23287398A JP 2000063058 A JP2000063058 A JP 2000063058A
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car
passage
floor
vertical passage
vertical
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JP23287398A
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English (en)
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Masaki Okada
正樹 岡田
Michio Osato
道夫 大郷
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータ占有空間を可及的に小さくして建
設費の削減、かご通路の構造を可及的に簡単にして設計
・施工の容易化、かご衝突防止を含む効率的な運行のた
めの制御の容易化、安価な制御装置の使用を可能にす
る。 【解決手段】 かご通路を、昇降路として用いられる一
つの縦通路と、乗降階において縦通路と水平方向に結合
し、縦通路と反対側に乗降口を有する待避室とから構成
した。かご通路を、それぞれ上り専用通路及び下り専用
通路として用いられ、上端部及び下端部において循環路
状に結合されている2本の縦通路と、任意の乗降階にお
いて各縦通路から互いに他の縦通路と反対方向に水平に
突出して結合する待避室とから構成し、各乗降階におけ
る縦通路の待避室が結合されている部分を除くほかは、
各縦通路の互いに反対側の面に、待避室が結合されてい
る部分においては当該待避室の突出方向の面にそれぞれ
乗降口を設け、かごには前後両側に出入口を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータ駆動
式エレベータ、すなわち、牽引ロープを用いずに所定の
通路を移動するエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の牽引ロープを用いるエレベータ
は、最上階の機械室に設けた駆動プーリに巻回した牽引
ロープで1個のかごを吊り下げて昇降させるものであ
り、一つの昇降路が1個のかごで占有されるため、昇降
路の利用率が低く、またエレベータの運行効率が低いと
いう難点がある。これに対して、牽引ロープを用いない
リニアモータ駆動式エレベータは、リニアモータ構成部
材である電磁石用一次コイルと永久磁石などの二次導体
の一方を昇降路側に、一次コイルと二次導体の他方をか
ご側に設けることを基本的構成とするので、リニアモー
タ構成部材の配設パターンの工夫により、かごの走行方
向を任意に変えることが可能であるため、一つの昇降路
内に複数個のかごを配設して、あるいは、複数の連続す
る昇降路内に複数個のかごを配設して、かごの衝突を防
止する制御を行ってそれぞれを任意に走行させることに
より、昇降路の利用率及びエレベータの運行効率の向上
を図ることができることから、近年、リニアモータ駆動
式エレベータが注目され、各種の開発が試みられてい
る。一つの昇降路に複数個のかごを配設して運行する
(単線方式の)技術思想を開示するものとして、例え
ば、特開平8−40663号公報があり、また、連続す
る複数の昇降路内に複数個のかごを配設して運行する
(複線方式の)技術思想を開示するものとして、例え
ば、特開平6−1115855号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術により、
一つの昇降路に複数個のかごを配設して運行する場合
は、かご相互の上下位置関係は一定不変であり、当該か
ごの進行方向の一定範囲内に他のかごが存在するとき
は、そのかごが同一方向に一定範囲外まで移動しない限
り、当該かごは進行することができないため、運行効率
の向上に制約がある。また、上記従来技術により、前後
方向に連続する複数の昇降路内に複数個のかごを配設し
て運行する場合は、乗降のため停止しようとするかごが
移動する乗降用昇降路と、停止乗降中のかごを迂回して
移動する走行用昇降路と、低速走行中のかごを追い越す
ための追い越し用昇降路などを設けることにより、一つ
の昇降路を用いる場合の問題点が解決される利点があ
る。しかしながら、昇降路が乗降用、走行用、及び追い
越し用の3本が必要となるので、建物内に大きなエレベ
ータ占有空間を確保する必要があるため建設費が膨大に
なって不経済であり、また、各昇降路間の連絡を可能に
するためには、各昇降路の間に各階に対応して斜めの連
絡路を襷掛け状に設け、あるいは、少なくとも、乗降用
昇降路と走行用昇降路の間では各階ごとに斜めの連絡路
を設け、また、走行用昇降路と追い越し用昇降路の間で
は、所定の通過階を除く停止階に対応する位置に連絡路
を設ける必要があるため、かご通路の構造が複雑でその
設計・施工が容易でなく、建築費が高く付くという問題
があり、さらに、かごの衝突防止を含む効率的な運行の
ための制御が容易でなく、制御装置の価格も高額になる
という問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、かご通路に複数個のかごを配設し
て運行するリニアモータ駆動式エレベータにおいて、エ
レベータ占有空間を可及的に小さくして建設費の削減を
可能にし、かご通路の構造を可及的に簡単にして設計・
施工を容易にし、かつ、かごの衝突防止を含む効率的な
運行のための制御が容易で、安価な制御装置の使用を可
能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、リニアモータの構成部材である一次コイ
ルと二次導体の一方をかご通路側に、一次コイルと二次
導体の他方をかご側に配設して、前記一次コイルに与え
られる電流及び周波数に基づいて前記かご通路に沿って
移動されるリニアモータ駆動式エレベータにおいて、前
記かご通路を、昇降路として用いられる一つの縦通路
と、乗降階において前記縦通路と水平方向に結合し、前
記縦通路と反対側に乗降口を有する待避室とから構成し
たことを特徴としている。上記構成により、縦通路を指
定された乗降階まで移動したかごは、縦通路からその乗
降階の待避室に移動し、停止し、乗降を待機することが
できる。その間、他のかごは、縦通路を移動して待機中
のかごが存在する待避室の後方を通過可能である。乗降
が済んだかごは、待避室から再び縦通路に出て、要求さ
れた乗降階(目的階又は行先)に向けて移動することが
できる。緊急に所定階まで急行する必要が生じた場合
は、他のかごを至近の待避室に退避させることができ
る。
【0006】かご通路を、昇降路として用いられる一つ
の縦通路と、各乗降階において前記縦通路の前後いずれ
か一方側において前記縦通路と水平方向に連続し、前記
縦通路と反対側に乗降口を有する第1の待避室と、乗降
階の最上階、最下階及び又は中間階において、前記第1
の待避室と反対側で前記縦通路と水平方向に結合する第
2の待避室とから構成することが好ましい。このような
構成とした場合は、当該かごが最上階、最下階又は中間
階に到達した時、第1の待避室に他のかごが待避中であ
るときは、当該かごを第2の待避室に待避させ、第1の
待避室のかごが縦通路に出て下方又は上方に移動した
後、第2の待避室のかごを第1の待避室に進入させるこ
とができる。当該かごが最上階、最下階又は中間階に接
近した時、第1の待避室に他のかごが退避中であるとき
は、当該かごを最上階、最下階又は中間階に到達する前
に待機させ、第1の待避室のかごが第2の待避室に待避
した後に、当該かごを最上階、最下階又は中間階の第1
の待避室に進入させることもできる。
【0007】請求項2に記載された発明においては、第
2の待避室に縦通路と反対側において乗降口を設け、か
ごの前後両側に出入口を備えることが望ましい。上記構
成とした場合は、第1の待避室においてばかりでなく、
最上階、最下階又は中間階の第2の待避室においても、
かごへの乗降が可能になる。
【0008】請求項4に記載された発明は、リニアモー
タの構成部材である一次コイルと二次導体の一方をかご
通路側に、一次コイルと二次導体の他方をかご側に配設
して、前記一次コイルに与えられる電流及び周波数に基
づいて前記かご通路に沿って移動されるリニアモータ駆
動式エレベータにおいて、前記かご通路を、それぞれ上
り専用通路及び下り専用通路として用いられ、上端部及
び下端部において循環路状に結合されている2本の縦通
路と、任意の乗降階において前記2本の縦通路から互い
に他の縦通路と反対方向に水平に突出して結合する待避
室とから構成し、各乗降階における前記縦通路の前記待
避室が結合されている部分を除くほかは各縦通路の互い
に反対側の面に、前記待避室が結合されている部分にお
いては当該待避室の突出方向の面に、それぞれ乗降口を
設け、前記かご通路を移動されるかごには、その前後両
側に出入口を備えたことを特徴としている。上記構成に
より、かごは2本の縦通路、すなわち上り専用通路と下
り専用通路を循環移動することができる。待避室の無い
階への停止要求があったときは、縦通路の指定された階
に停止する。待避室のある階への停止要求があったとき
は、縦通路の指定された階で待避室に移動して停止す
る。かごに対する乗降は、上りのかご及び下りのかごの
いずれの場合も、乗った時と同じ側から降りる。
【0009】上記いずれのリニアモータ駆動式エレベー
タの場合も、縦通路を最下階からさらに下方に延長し、
その延長部から水平方向に連続し、1台又は複数台のか
ごを収容できる横通路を設けることが望ましい。上記構
成とした場合は、1台又は複数台のかごを横通路に収容
して、落下の危険なしにかごに対する保守点検を行うこ
とができ、その間、他のかごを運行に供することができ
る。また、横通路の端部からかごを分解することなく建
物外に搬出し、又は工場などで組立てたかごを搬入して
容易迅速に運行サービスに供することができる。
【0010】上記いずれのリニアモータ駆動式エレベー
タの場合も、縦通路を最下階からさらに下方に延長し、
その延長部から水平方向に連続し、1台又は複数台のか
ごを収容できる横通路を設け、前記延長部の下端部に、
かごが滑落した場合の衝撃を吸収する弾性体を備えるこ
とが望ましい。上記の構成を付加した場合は、万一、か
ごに設けた制動機構が故障した場合の滑落や落下による
衝撃を吸収することができるので、安全性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。本発明は、図1に示すよ
うに複数個のかごが一つの縦通路を昇降する単線方式
と、図4に示すように複数個のかごが2本の縦通路を上
下端部において連続させてなる循環通路を用いて昇降す
る複線方式とに分けて実施することができる。以下に、
各方式について順次説明する。
【0012】図1は単線方式の概略構成図、図2は図1
の楕円X部分の詳細図、図3はかごの構成を概略的に示
す斜視図である。
【0013】図1に示すように、単線方式においては、
かご通路が、かごCの昇降路として用いられる一つの縦
通路1と、各乗降階において縦通路1の前側に水平に連
続し、前面、すなわち、縦通路側と反対側の面に既知の
自動扉により開閉される乗降口2を有する複数個の待避
室3とから構成されている。各待避室3の底部にはデッ
キ4が設けられている。このデッキ4は、単に上下の待
避室3の間を仕切るだけのものであるが、待避室3に待
避中のかごCの後述される制動機構が万一故障により機
能しない場合に、かごの落下事故を防止することができ
る。
【0014】好ましい実施例では、縦通路1のかごCに
対する乗降が可能な階(乗降階)のうち最上階及び最下
階の後側、すなわち、前側の待避室3(第1の退避室)
と反対側において縦通路1に水平に連続する待避室5
(第2の待避室)が設けられている。上記のかご通路の
構成の場合は、このかご通路に収容されるかごCは、前
側にのみ既知の自動扉により開閉される出入口を有する
ものが用いられる。しかし、好ましい実施例では、第2
の待避室5にも、第1の待避室3と反対側に、既知の自
動扉により開閉される乗降口6が設けられる。この場合
のかご通路に収容されるかごCは、前後両側に既知の自
動扉により開閉される出入口を有するものが用いられ
る。
【0015】また、別の好ましい実施例では、縦通路1
は、最下階よりもさらに下方に延長され、その延長部分
1Eから水平方向に伸びる横通路7が設けられている。
横通路7には、少なくとも1台、好ましくは複数台のか
ごCを収容することができる。横通路7の終端部にも乗
降口8が設けられている。横通路7は、ここで、かごの
定期的保守点検や故障したかごの修理などを行うための
ものである。横通路には横1列にかごを収容するので、
縦通路1におけるようなかごの落下・滑落などの危険が
ないので、安全にメンテナンス作業を行うことができ
る。かごに対するメンテナンス作業を行う空間を縦通路
1及び待避室3,5と別に確保したので、正常なかごに
よる運行を継続しながら、必要なかごに対するメンテナ
ンスを行うことができる利点がある。
【0016】横通路7の終端部を建物の内外の空間と連
通させた場合は、災害時などの緊急避難が可能になる。
なお、この場合、横通路7においては、かごの扉を手動
で開閉することができるようにしても安全上の問題がな
い。さらに、かごを分解せずにかご通路から屋外に搬出
し、又は逆に屋外から搬入することが可能になる。従っ
て、かごの交換が従来に比し、格段に楽になる。
【0017】さらに別の好ましい実施例では、縦通路1
の下方延長部分1Eのさらに下方に、バネなどの既知の
材料を用いた衝撃吸収材9が備えられている。この衝撃
吸収材9は、万一、縦通路1のかごCが、後述される制
動機構の故障により滑落した場合に、その衝撃を吸収す
るためのものである。
【0018】上記縦通路1、各待避室3,5及び横通路
7には、図2に図1の楕円X部分について代表的に示す
ように、リニアモータの構成部材である一次コイルと二
次導体の一方として、かごガイド用磁石10がかごの移
動方向に沿って所定間隔をもって配設されている。かご
ガイド用磁石10には、永久磁石又は超伝導磁石が用い
られる。かごガイド用磁石10には、縦通路1に延長部
分1Eまで連続的に配設された縦ガイド用磁石10a
と、縦通路1から待避室3又は待避室5まで、及び縦通
路1から横通路7まで連続的に配設された横ガイド用磁
石10bとがある。縦ガイド用磁石10aは、かごの水
平安定性を確保するため、縦通路1の左右の内壁面の前
後2本の鉛直線に沿ってN極とS極が交互に存在するよ
うに、かつ、それぞれ一つの水平線上に異極が存在する
ように配設されている。また、横ガイド用磁石10b
は、待避室3,5及び縦通路1の待避室3,5と交差す
る部分、縦通路の延長部分1E及び横通路7のそれぞれ
の左右の内壁面に、2本の水平線に沿って所定間隔をも
って交互に異極が面するように配設され、それぞれ一つ
の鉛直線上の磁石は異極がそれぞれ待避室3,5、縦通
路1及び横通路7に面するように配設されている。
【0019】また、縦通路1及び各待避室3,5の左右
の内壁面近傍には、かごCに電源を供給するためのトロ
リ線11、及び、かごとの間で信号の授受をするための
漏洩同軸ケーブル(以下、LCXという)12が、かご
の移動方向に延設されている。トロリ線の左右いずれか
一方にはマイナス電流が、他方にはプラス電流が流され
ている。さらに、縦通路1及び待避室3,5及び横通路
7の所要位置には、後述されるように、各かごに取付け
られているタグ16からの当該かごの識別情報(かごI
D)を読取り、LCX12に転送するためのインタロゲ
ータ13が設けられている。各インタロゲータ13は、
それぞれ固有の識別情報(インタロゲータID)を割り
当てられ、タグ16から読み取ったかごIDにそのイン
タロゲータIDを付加してLCX12に送出するように
なっている。
【0020】続いて、かごCについて、図3に基づいて
説明する。図示されたかごCは、図1の第2の待避室5
も乗降に供される場合の実施例において用いられる場合
の構造を有している。すなわち、かごCは、前後両側に
乗降用出入口14を有している。また、かごCの左右両
側面には、リニアモータの構成部材の一次コイルと二次
導体の他方として、かご推進用電磁石15が所定間隔を
もって配設されている。かご推進用電磁石15には、昇
降用電磁石15aと横移動用電磁石15bとがある。昇
降用電磁石15aは、縦通路1の前後の縦ガイド用磁石
10aの列間距離D1と等しい距離をもって離間する2
本の鉛直線に沿って、かつ、上下方向に縦ガイド用磁石
10aと等しい間隔をもって配設されている。横移動用
電磁石15bは、上下2本の水平線に沿って待避室3,
5及び横通路7の横ガイド用磁石10bの列の間隔D2
と等しい間隔をもって配設されている。
【0021】また、各かごCには、前記かご通路、すな
わち縦通路1、待避室3,5及び横通路7に設けてある
インタロゲータ13に対応する位置に、タグ16が設け
てある。このタグ16には、当該かごの識別コード(か
ごID)が記録されている。さらに、かごCの左右両側
面には、前記トロリ線11に接触して駆動用電流を受け
るための集電器17が設けてあり、さらに、かご通路に
設けてあるLCX12との間で情報の授受をするための
通信機18が設けてある。
【0022】かごの前後両面の左右上下の4か所には、
かごの縦方向移動用タイヤ19が回転自在に取付けられ
ている。また、底面の前後の左右4か所には、かごの横
方向移動用タイヤ20が回転自在に取付けられている。
但し、これらの各タイヤは、駆動手段を備えていない。
縦方向移動用タイヤ19は、かごの昇降時に縦通路1の
後の内壁面に当接して回転し、横方向移動用タイヤ20
は、かごの各待避室3,5又は横通路7において横方向
に移動する際に、それぞれのデッキの上面を転動する。
【0023】かごCは、その左右両側面に制動機構21
を有している。この制動機構21は、かごの上部におい
て左右両側面に開口する1個又は複数個のブレーキシュ
ー飛び出し口211を設け、各ブレーキシュー飛び出し
口に磁性を有するブレーキシュー212を収容するとと
もに、通電状態においてブレーキシューを前記磁性を介
して吸引してブレーキシュー飛び出し口内に収容させる
電磁石(不図示)を備え、ブレーキシューを常時かごの
側面から突出する方向に付勢するバネなどの付勢部材
(不図示)を備えて構成されている。そして、上記電磁
石15への通電が停止されると、ブレーキシュー212
が前記付勢部材によりかごCの側面から突出し、かご通
路の左右両側の内壁面を押圧するため、移動中のかごは
停止され、また、停止しているかごは停止状態を維持さ
れるようになっている。
【0024】かごCには、さらに、かごの移動、停止を
制御するための制御器22が搭載されている。この制御
器は、マイクロコンピュータで構成されている。本発明
によるエレベータにおいては、各かごの衝突を防止して
円滑に所定の乗降階まで移動させて停止し、乗降を終了
した後は、可及的に速やかに次の目的の乗降階まで移動
させるように制御することが最も重要である。
【0025】進んで、上記単線方式の場合の制御装置に
ついて説明する。図4は制御装置の構成を示す概念図、
図5は制御装置の一つの構成要素である親装置の概略的
動作を説明するフローチャート、図6はかごの位置把握
動作の詳細を説明するフローチャート、図7は出発制御
動作の詳細を説明するフローチャート、図8は優先かご
の運行動作の詳細を説明するフローチャート、図9はか
ごの衝突防止のための動作の詳細を説明するフローチャ
ート、図10はかご情報のフレーム構成図、図11は制
御装置の他の構成要素である子装置の概略的動作を説明
するフローチャート、図12は目的階決定動作の詳細を
説明するフローチャート、図13はかごの移動制御動作
の詳細を説明するフローチャートである。
【0026】制御装置は、図4に示すように、建物側に
設置されている親装置23と、各かごに搭載されている
前記制御器22である子装置とから構成されている。親
装置23には、伝送線24を介して各インタロゲータ1
3が接続され、また、LCX12を介して各かごの通信
機18が接続されていて、親装置23は、インタロゲー
タ13から受信する位置情報及び各かごから受信する又
はかごに送信するかご情報に基づいて、各かごを管理
し、制御し、かご同志の競合解消(衝突防止)を行うよ
うになっている。親装置23とかごの子装置22との間
で送受信されるかご情報は、図10にフレーム構成を例
示するように、かごID25aと、インタロゲータID
25bと、上昇・下降のいずれか一つを内容とする進行
方向情報25cと、利用者により要求された乗降階を内
容とする行先(目的階)情報25dと、当該かごに対す
る出発・停止・緊急・許可を内容とする要求情報25e
とから構成されている。
【0027】そして、親装置23は、基本的動作とし
て、図5に示すように、4つのルーチンR1,R2,R
3,R4をサイクリックに実行する。すなわち、第1ル
ーチンR1ではかごの位置把握を行い、第2ルーチンR
2ではかごの出発制御を行い、第3ルーチンR3では優
先かごの運行を行い、第4ルーチンR4では競合解消を
行う。かご位置把握のルーチンにおいては、図6に詳細
に示すように、各インタロゲータ13からのインタロゲ
ータIDとかごIDを受信して(p11)、処理するこ
とにより、全かごの現在位置の把握を行い(p12)、
かご位置テーブルに記憶する(p13)。出発制御にお
いては、図7に示すように、いずれかのかごから出発要
求を受信したか否かを監視し(p21)、出発要求を受
信した時は、当該かごの進行方向前後xフロア以内(x
は任意の設定値)に当該かごの移動を妨げる位置に他の
かごが存在するか否かを調べる(p22)。存在する時
は、当該かごのかごIDとともに出発抑止信号をLCX
12に送出することにより、当該かごに出発抑止命令を
出す(p23)。これに対して、ステップp22におい
て否定(N)の場合は、当該かごに出発許可信号を送出
する(p24)。
【0028】優先かごの運行においては、図8に示すよ
うに、それぞれのかごから優先情報を受信したか否かを
監視する(p31)。すなわち、かごの中には操作パネ
ルに「急ぎボタン」及び「行先ボタン」が設けられてい
て、それらのボタンが押された時は、各ボタンに対応す
る緊急要求情報と行先情報に変換して上記かご情報を構
成し、親装置23に送信するようになっている。そし
て、親装置は優先情報を受信すると、急ぎのかごが存在
している階から目的階までの区間に急ぎのかご以外のか
ごが存在するか否かを調べる(p32)。否定(N)の
場合は、急ぎのかごに対して出発許可を出す(p3
3)。これに対して、ステップp32において肯定
(Y)の場合は、前記区間内の全かごの子装置22にか
ご情報を送信して各かごの目的階を変更し、それらかご
に対して一番近くの待避室へ待避するよう指令する(p
34)。次に全かごが待避できたか否かを調べ(p3
5)、待避できたかごに対して出発抑止指令を与え(p
36)、その後に急ぎのかごに対して出発許可を出す
(p37)。そして、急ぎのかごが目的階に到着したな
らば(p38においてY)、その間に待避させた各かご
に対して出発許可を与える(p39)。上述のように、
優先かごの進行方向x階以内に同一進行方向に移動中又
は停止中のかごが存在する場合は、そのかごは進行方向
一番近くの退避室に退避を行う。そして、優先かごの通
過を待ってから、再び目的階へと進む。
【0029】単線方式においては、かご同志の衝突を防
止するための制御がとくに重要である。衝突防止のため
のルーチンにおいては、図9に示すように、まず、下方
向へ進行中のかごの先端から進行方向x階以内(xは2
以上)に、上方向へ進行中のかごが存在するか否かを常
時監視し(p41)、Yの場合は、次に上方向へ進行中
のかごと下方向へ進行中のかごの間に空き待避室がある
か否かを調べる(p42)。Nの場合は、上方向へ進行
中のかごに対してかご情報を伝送して進行方向を逆転さ
せ、かつ、当該かごの目的階を変更して、一番近くの待
避室に待避させる(42)。そして、当該かごが待避し
たら(p43においてY)、当該かごの出発抑止をする
(p44)。これに大使、ステップp42においてYの
場合は、上方向へ進行中のかごに対して目的階を変更し
て、進行方向一番近くの空き待避室に待避させる(p4
6)。そして、当該かごが待避したら(p47において
Y)、当該かごの出発抑止をする(p48)。引続い
て、下方向へ進行中のかごに、待避中のかごの横を、競
合していたかごを通過させる(p49)。通過した後
(p410でY)は、待避中のかごに対して出発許可を
出す(p411)
【0030】他方、各かごの子装置22は、主たる機能
として、図11に示すように、2つのルーチン、すなわ
ち、目的階の決定のためのルーンチR5と、決定した目
的階への移動をするためのルーチンR6を実行する。ル
ーチンR5においては、図12に詳細に示すように、行
先ボタンが押されたか否かを監視する(p61)。行先
ボタンが押された時は、これを記憶する(p62)とと
もに、複数の行先ボタンが押されているか否かを調べる
(p63)。否定の場合は、押された行先ボタンの階を
目的階と決定する(p64)。ステップp63において
Yの場合は、現在の進行方向の階の行先ボタンが押され
ているか否かを調べ(p65)、Nの場合は、かごの進
行方向を逆にし、その方向において現在存在する階から
行先ボタンが押された階のうち一番近い階を目的階と決
定する(p66)。また、ステップp65においてYの
場合は、行先ボタンが押された階のうち現在存在する階
に一番近い階を目的階と決定する(p67)。
【0031】ルーチンR6においては、図13に詳細に
示すように、まず、行先ボタンの押下に基づき、かご情
報を送信して、出発要求を親装置23へ出す(p7
1)。次に、親装置23からかご情報を受信したか否か
を監視し(p72)、受信した時は、親装置から出発許
可を受信しているか否かを判断する(p73)。受信し
ているときは、かごを縦通路に移動させ(p74)、前
方のかごにかご情報を送信するよう要求する(p7
5)。前方かごのかご情報を受信したとき(p76にお
いてY)は、前方のかごと一定距離を保ちながら進行方
向に進む(p77)。ステップp76においてNの場合
は、かご間一定距離保持のための制御を行わずに進行方
向に進む。そして、目的階に到達したか否かを判断する
(p78)。目的階に到達したときは、その階の待避室
に入る(p79)。
【0032】このようにして、親装置23は、インタロ
ゲータ13から伝送線24を介して受信するインタロゲ
ータID及びかごIDにより、全かごの位置を常時把握
して、かご相互間の交通整理を行い、また、LCX12
を介して各かごに衝突防止のための制御信号を送出す
る。子装置22は、当該かご内に設けてある操作パネル
から入力した行先情報をLCX12を介して親装置23
に伝送し、親装置から受信する制御信号に基づいて縦通
路1への進入制御、上昇制御又は下降制御を行う。
【0033】次に、本発明を複線方式に適用する場合の
実施例について、図14に基づいて説明する。図14は
複線方式の場合のかご通路の構造を示す。かごは単線方
式の場合のかごと同一の構造を有する。かご通路は、そ
れぞれ上り専用通路と下り専用通路として用いられる2
本の縦通路1U、1Dを、それらの上端部及び下端部に
おいて連絡路1Cにより連続して循環通路を構成してい
る。両専用通路1U,1Dの間には、仕切り壁25が設
けられている。また、かご通路には、任意の乗降階にお
いて上り専用通路1U及び下り専用通路1Dから互いに
他の専用通路と反対方向に水平に突出してそれぞれ上り
専用通路1U及び下り専用通路1Dに連続する待避室5
U,5Dが結合されている。そして、各乗降階における
上り専用通路1U及び下り専用通路1Dの待避室5U,
5Dが接続されている部分を除くほかの互いに他の専用
通路と反対側の面、及び各待避室5U,5Dの突出方向
の面に、それぞれ既知の自動扉で開閉される乗降口2
U,2D;6U,6Dが設けてある。
【0034】待避室5U,5Dは、当該建物における乗
降頻度又は乗降数量が多い階に設けられることが望まし
い。これにより、待避室に比較的長時間停留している間
に、他のかごを縦通路1U、1Dを円滑に通過させるこ
とができる。
【0035】また、複線方式において用いられるかごC
には、その前後両側に既知の自動扉により開閉される出
入口が設けられている。各かごCの出入口に設けられて
いる自動扉は、従来と同様に、そのかごがいずれかの乗
降口の自動扉と接近対面した時に限り、両自動扉が同期
して開閉されるようになっている。これにより、図14
のかごCsのように、かごが待避室5U,5Dに停止し
たときに、背面側の出入口が開けられて、乗客が縦通路
1U,1Dに転落するなどの危険が無い。
【0036】図14の複線方式においても、上り専用通
路1U及び下り専用通路1Dの下端部を結合する連絡路
1Cから水平方向前方又は後方に連続する横通路7を設
けて、正常なかごによる運行サービスを継続しながら、
所要のかごに対するメンテナンスを行うことができ、ま
た、2本の縦通路1U,1Dの下方に衝撃吸収材9を設
けることにより、かごの不慮の落下の際の衝撃を吸収し
て、そのかごの中の人荷を保護することができる。
【0037】上記構成による複線方式の場合のかごの走
行制御について説明する。複線方式の場合は、図15に
示すように、かごの位置把握ルーチンR7と、出発制御
ルーチンR8と、優先かごの運行ルーチンR9とを行
う。かごの位置把握が、インタロゲータによる各かごの
タグ16の読取りに基づいて実行されることは、上記単
線方式の場合と同様である。図7の単線方式の場合の出
発制御においては、ステップp22において、当該かご
の前後x階以内に当該かごの移動を妨げる位置に他のか
ごが存在するか否かを判断したのに対して、かごが循環
式に運行される。複線方式における出発制御ルーチンで
は、当該かごの前方x階以内に当該かごの移動を妨げる
位置に他のかごが存在するか否かを判断する相違がある
ほかは、単線方式の場合と同一である。また、優先かご
の運行ルーチンR9も単線方式の場合の図8と同一であ
る。
【0038】かごは上昇の際は、上り専用通路1Uを、
下降の際は下り専用通路1Dを移動し、かごに対する乗
降は、縦通路(1U又は1D)の所定乗降階に停止中に
行われる場合と、所定乗降階の待避室(5U又は5D)
に停止中に行われる場合がある。また、あるかごが他の
かごを追い越す場合は、他のかごはいずれかの待避室に
退避し、あるかごはその退避中の他のかごの背後の縦通
路を通過することができる。
【0039】
【発明の効果】上述のように、請求項1に記載された本
発明によれば、かご通路に複数個のかごを配設して運行
するリニアモータ駆動式エレベータにおいて、かご通路
を、昇降路として用いられる一つの縦通路と乗降階にお
いて前記縦通路と水平方向に結合し前記縦通路と反対側
に乗降口を有する待避室とから構成したので、エレベー
タ占有空間を可及的に小さくして建設費の削減が可能で
あり、かご通路の設計・施工が容易であり、かつ、かご
の衝突防止を含む効率的な運行のための制御が容易で、
安価な制御装置の使用が可能となる。
【0040】また、請求項4に記載された本発明によれ
ば、かご通路に複数個のかごを配設して運行するリニア
モータ駆動式エレベータにおいて、かご通路を、それぞ
れ上り専用通路及び下り専用通路として用いられ、上端
部及び下端部において循環路状に結合されている2本の
縦通路と、任意の乗降階において前記2本の縦通路から
互いに他の縦通路と反対方向に水平に突出して結合する
待避室とから構成し、各乗降階における前記縦通路の前
記待避室が結合されている部分を除くほかは、各縦通路
の互いに反対側の面に、前記待避室が結合されている部
分においては、当該待避室の突出方向の面にそれぞれ乗
降口を設け、前記かご通路を移動されるかごには、その
前後両側に出入口を備えたので、かごは上り専用通路と
下り専用通路を循環移動することができ、かごの効率的
な運行が可能になり、上方に進行するかごと下方に進行
するかごの衝突防止のための複雑な制御が不要となる。
また、同一方向に進行するかごの追い越しも容易にな
る。さらに、利用者を移動方向によって乗降場所を分け
ることができるので、乗降口付近の過度な混雑を防止す
ることができる。
【0041】さらに、単線方式、複線方式のいずれの場
合も、縦通路を最下階からさらに下方に延長し、その延
長部から水平方向に連続し、1台又は複数台のかごを収
容できる横通路を設けた場合は、かごを横通路に収容し
て安全に保守点検を行うことができ、しかも、その間に
他のかごの運行サービスを継続することができる。ま
た、横通路を外部と連通させて、かごを分解することな
く建物外に搬出し、又は工場などで組立てたかごを搬入
して容易迅速に運行サービスに供することができる。
【0042】さらに、単線方式、複線方式のいずれの場
合も、縦通路の下方に、かごが滑落した場合の衝撃を吸
収する弾性体を備えた場合は、万一、かごに設けた制動
機構が故障した場合の滑落や落下による衝撃を吸収する
ことができるので、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の概略構成図。
【図2】図1のかご通路の楕円X部分の詳細図。
【図3】主としてかごの構成を示す斜視図。
【図4】制御装置の構成を示す概念図。
【図5】親装置の概略的動作を説明するフローチャー
ト。
【図6】かごの位置把握動作の詳細を説明するフローチ
ャート。
【図7】出発制御動作の詳細を説明するフローチャー
ト。
【図8】優先かごの運行動作の詳細を説明するフローチ
ャート。
【図9】かごの衝突防止のための動作の詳細を説明する
フローチャート。
【図10】かご情報のフレーム構成図。
【図11】子装置の概略的動作を説明するフローチャー
ト。
【図12】目的階決定動作の詳細を説明するフローチャ
ート。
【図13】かごの移動制御動作の詳細を説明するフロー
チャート。
【図14】本発明の第二の実施の形態の概略構成図。
【図15】同実施の形態における基本的動作のフローチ
ャート。
【符号の説明】
図1において 1 縦通路 2 乗降口 3 第1の待避室 4 デッキ 5 第2の待避室 6 乗降口 7 横通路 8 乗降口 9 衝撃吸収材 C かご 図2において 10a,10b 永久磁石又は電磁石(リニアモータ構
成要素) 11 トロリ線 12 LCX 13 インタロゲータ 図3において C かご 14 出入口 15 超伝導電磁石(リニアモータ構成要素) 16 タグ 17 集電器 18 受信機 19 縦移動用タイヤ 20 横移動用タイヤ 21 制動機構 211 ブレーキシュー飛び出し口 212 ブレーキシュー 22 制御器 図4において C かご 1U 上り専用通路 1D 下り専用通路 1C 連絡路 2U,2D 乗降口 5U,5D 待避室 6U,6D 乗降口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアモータの構成部材である一次コイ
    ルと二次導体の一方をかご通路側に、一次コイルと二次
    導体の他方をかご側に配設して、前記一次コイルに与え
    られる電流及び周波数に基づいて前記かご通路に沿って
    移動されるリニアモータ駆動式エレベータにおいて、 前記かご通路を、昇降路として用いられる一つの縦通路
    と、乗降階において前記縦通路と水平方向に結合し、前
    記縦通路と反対側に乗降口を有する待避室とから構成し
    たことを特徴とするリニアモータ駆動式エレベータ。
  2. 【請求項2】 かご通路を、昇降路として用いられる一
    つの縦通路と、各乗降階において前記縦通路の前後いず
    れか一方側において前記縦通路と水平方向に連続し、前
    記縦通路と反対側に乗降口を有する第1の待避室と、乗
    降階の最上階、最下階及び又は中間階において、前記第
    1の待避室と反対側で前記縦通路と水平方向に結合する
    第2の待避室とから構成したことを特徴とするリニアモ
    ータ駆動式エレベータ。
  3. 【請求項3】 第2の待避室に縦通路と反対側において
    乗降口を設け、かごには前後両側に出入口を備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載されたリニアモータ駆動式
    エレベータ。
  4. 【請求項4】 リニアモータの構成部材である一次コイ
    ルと二次導体の一方をかご通路側に、一次コイルと二次
    導体の他方をかご側に配設して、前記一次コイルに与え
    られる電流及び周波数に基づいて前記かご通路に沿って
    移動されるリニアモータ駆動式エレベータにおいて、 前記かご通路を、それぞれ上り専用通路及び下り専用通
    路として用いられ、上端部及び下端部において循環路状
    に結合されている2本の縦通路と、任意の乗降階におい
    て前記2本の縦通路から互いに他の縦通路と反対方向に
    水平に突出して結合する待避室とから構成し、各乗降階
    における前記縦通路の前記待避室が結合されている部分
    を除くほかは各縦通路の互いに反対側の面に、前記待避
    室が結合されている部分においては当該待避室の突出方
    向の面に、それぞれ乗降口を設け、前記かご通路を移動
    されるかごには、その前後両側に出入口を備えたことを
    特徴とするリニアモータ駆動式エレベータ。
  5. 【請求項5】縦通路を乗降階の最下階からさらに下方に
    延長し、その延長部から水平方向に連続し、1台又は複
    数台のかごを収容できる横通路を設けたことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか一つに記載されたリニアモー
    タ駆動式エレベータ。
  6. 【請求項6】縦通路を乗降階の最下階からさらに下方に
    延長し、その延長部から水平方向に連続し、1台又は複
    数台のかごを収容できる横通路を設け、前記延長部の下
    方に、かごが滑落した場合の衝撃を吸収する弾性体を備
    えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記
    載されたリニアモータ駆動式エレベータ。
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