JP2664306B2 - 垂直搬送装置におけるコンテナの搬送制御方法 - Google Patents
垂直搬送装置におけるコンテナの搬送制御方法Info
- Publication number
- JP2664306B2 JP2664306B2 JP36049991A JP36049991A JP2664306B2 JP 2664306 B2 JP2664306 B2 JP 2664306B2 JP 36049991 A JP36049991 A JP 36049991A JP 36049991 A JP36049991 A JP 36049991A JP 2664306 B2 JP2664306 B2 JP 2664306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- station
- transport
- floor
- standby
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナを台車によっ
て上下方向に搬送する垂直搬送装置におけるコンテナの
搬送制御方法に関する。
て上下方向に搬送する垂直搬送装置におけるコンテナの
搬送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビル等に設置されて、書類ファ
イル等の定型物(いわゆるコンテナ)を垂直方向に搬送
するための垂直搬送装置を、本願出願人は、特願平1−
163300号において先に提案している。
イル等の定型物(いわゆるコンテナ)を垂直方向に搬送
するための垂直搬送装置を、本願出願人は、特願平1−
163300号において先に提案している。
【0003】この垂直搬送装置によれば、リニアモータ
により2台の台車を昇降操作させ、各階に設けられたス
テーションの出発バッファや到着バッファ(いわゆるコ
ンテナ待機部)との間でコンテナを受取り、受渡しする
方式とされている。
により2台の台車を昇降操作させ、各階に設けられたス
テーションの出発バッファや到着バッファ(いわゆるコ
ンテナ待機部)との間でコンテナを受取り、受渡しする
方式とされている。
【0004】また、コンテナ待機部には複数のコンテナ
が待機できるように構成されている。
が待機できるように構成されている。
【0005】そして、ある階のステーションから別の階
のステーションにコンテナを搬送する搬送リクエストが
入力された場合には、搬送元階の搬送元ステーションの
コンテナ待機部に搬入されたコンテナを台車が受取り、
その後、台車が昇降操作されて目的階の搬送先ステーシ
ョンに到着すると、台車側から搬送先ステーションのコ
ンテナ待機部にコンテナを受渡し、搬送リクエストに応
じてコンテナの搬送を行うよう制御されている。
のステーションにコンテナを搬送する搬送リクエストが
入力された場合には、搬送元階の搬送元ステーションの
コンテナ待機部に搬入されたコンテナを台車が受取り、
その後、台車が昇降操作されて目的階の搬送先ステーシ
ョンに到着すると、台車側から搬送先ステーションのコ
ンテナ待機部にコンテナを受渡し、搬送リクエストに応
じてコンテナの搬送を行うよう制御されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送先
ステーションのコンテナ待機部が待機するコンテナで満
杯で、別途コンテナを収容するための空き待機スペース
がない場合には、搬送リクエストされているコンテナ
(以下、搬送コンテナという。)は搬送先ステーション
に搬送することができず、搬送コンテナは搬送元ステー
ションで待機した状態となる。この待機した状態におい
て、搬送元ステーションも前述同様、待機するコンテナ
で満杯であり、さらに別の階の第3のステーションから
この搬送元ステーションへのコンテナの搬送リクエスト
が入力された場合、第3のステーションにおいても搬送
コンテナが待機した状態となる。
ステーションのコンテナ待機部が待機するコンテナで満
杯で、別途コンテナを収容するための空き待機スペース
がない場合には、搬送リクエストされているコンテナ
(以下、搬送コンテナという。)は搬送先ステーション
に搬送することができず、搬送コンテナは搬送元ステー
ションで待機した状態となる。この待機した状態におい
て、搬送元ステーションも前述同様、待機するコンテナ
で満杯であり、さらに別の階の第3のステーションから
この搬送元ステーションへのコンテナの搬送リクエスト
が入力された場合、第3のステーションにおいても搬送
コンテナが待機した状態となる。
【0007】従って、垂直搬送装置の搬送システムが停
止した状態となり、コンテナの搬送効率が悪いという欠
点があった。
止した状態となり、コンテナの搬送効率が悪いという欠
点があった。
【0008】そこで、コンテナ退避ステーションを別途
設けて、搬送先ステーションのコンテナ待機部がコンテ
ナで満杯の場合には、搬送先ステーションのコンテナを
一旦、コンテナ退避ステーションに搬送して退避させ、
搬送先ステーションのコンテナ待機部に空きステーショ
ンを確保した後、搬送元ステーションから搬送先ステー
ションに搬送コンテナを搬送するよう構成して、コンテ
ナの搬送効率を向上させる方法が考えられるが、この方
法によれば、別途、特別なコンテナ退避ステーションを
設ける必要がある。
設けて、搬送先ステーションのコンテナ待機部がコンテ
ナで満杯の場合には、搬送先ステーションのコンテナを
一旦、コンテナ退避ステーションに搬送して退避させ、
搬送先ステーションのコンテナ待機部に空きステーショ
ンを確保した後、搬送元ステーションから搬送先ステー
ションに搬送コンテナを搬送するよう構成して、コンテ
ナの搬送効率を向上させる方法が考えられるが、この方
法によれば、別途、特別なコンテナ退避ステーションを
設ける必要がある。
【0009】従って、コンテナ退避ステーションを別途
製作しなければならず、コスト高を招くと共に、コンテ
ナ退避ステーションの設置スペースが別途必要となる欠
点がある。
製作しなければならず、コスト高を招くと共に、コンテ
ナ退避ステーションの設置スペースが別途必要となる欠
点がある。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、特別
なコンテナ退避用ステーションを別途設けることなく、
コンテナの搬送効率向上を図った垂直搬送装置における
コンテナの搬送制御方法を提供することを目的とする。
なコンテナ退避用ステーションを別途設けることなく、
コンテナの搬送効率向上を図った垂直搬送装置における
コンテナの搬送制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、上下方向の軌道に沿って往復移動自在
に走行される台車が備えられると共に、該台車の走行経
路に沿って少なくとも3箇所以上のステーションが配設
され、各ステーションには複数のコンテナが待機できる
コンテナ待機部がそれぞれ備えられ、コンテナ待機部側
と台車側とでコンテナが移載自在とされ、任意のステー
ションから別のステーションにコンテナを搬送する搬送
リクエストが入力された場合に、その搬送リクエストに
応じてコンテナの搬送を行うよう制御する垂直搬送装置
において、コンテナ搬送先のステーションのコンテナ待
機部が待機するコンテナで満杯であり、かつコンテナ搬
送元のステーションのコンテナ待機部も待機するコンテ
ナで満杯である場合に、第3のステーションから前記搬
送元のステーションへの搬送リクエストが入力されれ
ば、前記搬送元のステーションの搬送リクエストされて
いるコンテナを、前記搬送先以外の別のステーションの
コンテナ待機部の空き待機スペースに退避させ、前記搬
送元のステーションに生じた空き待機スペースに前記第
3のステーションの搬送リクエストされているコンテナ
を搬送する点にある。
の技術的手段は、上下方向の軌道に沿って往復移動自在
に走行される台車が備えられると共に、該台車の走行経
路に沿って少なくとも3箇所以上のステーションが配設
され、各ステーションには複数のコンテナが待機できる
コンテナ待機部がそれぞれ備えられ、コンテナ待機部側
と台車側とでコンテナが移載自在とされ、任意のステー
ションから別のステーションにコンテナを搬送する搬送
リクエストが入力された場合に、その搬送リクエストに
応じてコンテナの搬送を行うよう制御する垂直搬送装置
において、コンテナ搬送先のステーションのコンテナ待
機部が待機するコンテナで満杯であり、かつコンテナ搬
送元のステーションのコンテナ待機部も待機するコンテ
ナで満杯である場合に、第3のステーションから前記搬
送元のステーションへの搬送リクエストが入力されれ
ば、前記搬送元のステーションの搬送リクエストされて
いるコンテナを、前記搬送先以外の別のステーションの
コンテナ待機部の空き待機スペースに退避させ、前記搬
送元のステーションに生じた空き待機スペースに前記第
3のステーションの搬送リクエストされているコンテナ
を搬送する点にある。
【0012】
【作用】本発明によれば、あるステーションから別のス
テーションにコンテナを搬送する搬送リクエストが入力
された場合に、コンテナ搬送先のステーションのコンテ
ナ待機部が待機するコンテナで満杯であれば、従来同
様、コンテナ搬送元のステーションで搬送コンテナが待
機される。
テーションにコンテナを搬送する搬送リクエストが入力
された場合に、コンテナ搬送先のステーションのコンテ
ナ待機部が待機するコンテナで満杯であれば、従来同
様、コンテナ搬送元のステーションで搬送コンテナが待
機される。
【0013】この待機状態において、搬送元ステーショ
ンのコンテナ待機部も待機するコンテナで満杯である場
合に、さらに第3のステーションからこの搬送元ステー
ションへの搬送リクエストが入力された際、別のステー
ションのコンテナ待機部に空き待機スペースがあれば、
搬送元ステーションに待機中の搬送コンテナは、台車に
移載されて搬送され、前記空き待機スペースに搬入され
て退避し、搬送先ステーションのコンテナ待機部に空き
待機スペースが生じるまで、待機する。
ンのコンテナ待機部も待機するコンテナで満杯である場
合に、さらに第3のステーションからこの搬送元ステー
ションへの搬送リクエストが入力された際、別のステー
ションのコンテナ待機部に空き待機スペースがあれば、
搬送元ステーションに待機中の搬送コンテナは、台車に
移載されて搬送され、前記空き待機スペースに搬入され
て退避し、搬送先ステーションのコンテナ待機部に空き
待機スペースが生じるまで、待機する。
【0014】そして、搬送元ステーションのコンテナ待
機部に確保した空き待機スペースに第3のステーション
に待機中の搬送コンテナを搬送する。
機部に確保した空き待機スペースに第3のステーション
に待機中の搬送コンテナを搬送する。
【0015】その後、前記搬送先ステーションのコンテ
ナ待機部からのコンテナの取出しや他のステーションへ
の搬送によって、コンテナ待機部に空き待機スペースが
発生した場合、前記別のステーションに退避して待機し
ている搬送コンテナが目的とする搬送先ステーションに
搬送される。
ナ待機部からのコンテナの取出しや他のステーションへ
の搬送によって、コンテナ待機部に空き待機スペースが
発生した場合、前記別のステーションに退避して待機し
ている搬送コンテナが目的とする搬送先ステーションに
搬送される。
【0016】以上のように、搬送先ステーションおよび
搬送元ステーションのそれぞれのコンテナ待機部がコン
テナで満杯の場合でも、他のステーションのコンテナ待
機部に空き待機スペースがあれば、第3のステーション
の搬送コンテナを搬送することができ、ここに特別なコ
ンテナ退避ステーションを別途設けることなく、効率の
よいコンテナの搬送が行なえる。
搬送元ステーションのそれぞれのコンテナ待機部がコン
テナで満杯の場合でも、他のステーションのコンテナ待
機部に空き待機スペースがあれば、第3のステーション
の搬送コンテナを搬送することができ、ここに特別なコ
ンテナ退避ステーションを別途設けることなく、効率の
よいコンテナの搬送が行なえる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1はビル内の一角に設けられた垂直搬送装置
1の1フロアにおける外観を示す斜視図、図2は書類等
を収容して搬送される定型物としてのコンテナ2の斜視
図、図3および図4は垂直搬送装置1の一部を示す断面
説明図である。
すると、図1はビル内の一角に設けられた垂直搬送装置
1の1フロアにおける外観を示す斜視図、図2は書類等
を収容して搬送される定型物としてのコンテナ2の斜視
図、図3および図4は垂直搬送装置1の一部を示す断面
説明図である。
【0018】図3および図4に示される如く、垂直搬送
装置1はビルの高さ方向にコンテナ2を搬送する搬送装
置3と、ビルの各階毎に設置され、搬送装置3との間で
コンテナ2の受取り、受渡しを行うステーション4とを
備えている。また搬送装置3はビル室内側と耐火壁5で
仕切られており、各階のステーション4とコンテナ2を
受取り、受渡しを行うコンテナ通路6は防火扉7で閉塞
状とされ、モータ8の駆動により開閉操作自在とされて
いる。9はカウンタウェイトである。
装置1はビルの高さ方向にコンテナ2を搬送する搬送装
置3と、ビルの各階毎に設置され、搬送装置3との間で
コンテナ2の受取り、受渡しを行うステーション4とを
備えている。また搬送装置3はビル室内側と耐火壁5で
仕切られており、各階のステーション4とコンテナ2を
受取り、受渡しを行うコンテナ通路6は防火扉7で閉塞
状とされ、モータ8の駆動により開閉操作自在とされて
いる。9はカウンタウェイトである。
【0019】各ステーション4は、図5〜図7に示され
る如く、コンテナ待機部としての上下2段のコンテナ待
機棚10と、各コンテナ待機棚10の左右両側に設けら
れたエレベータ部11とを備えている。
る如く、コンテナ待機部としての上下2段のコンテナ待
機棚10と、各コンテナ待機棚10の左右両側に設けら
れたエレベータ部11とを備えている。
【0020】各コンテナ待機棚10には、左右方向に前
後1対のレール12がそれぞれ敷設されており、該レー
ル12上にパレット13下面側に備えられた車輪14が
左右方向に転動自在に載置されている。またレール12
上には複数のパレット13が左右方向に連続して載置さ
れている。そしてこれらパレット13によりコンテナ待
機棚10におけるコンテナ2の待機スペースを構成して
いる。
後1対のレール12がそれぞれ敷設されており、該レー
ル12上にパレット13下面側に備えられた車輪14が
左右方向に転動自在に載置されている。またレール12
上には複数のパレット13が左右方向に連続して載置さ
れている。そしてこれらパレット13によりコンテナ待
機棚10におけるコンテナ2の待機スペースを構成して
いる。
【0021】さらに各コンテナ待機棚10にはパレット
水平移動機構15がそれぞれ設けられており、各パレッ
ト水平移動機構15はモータ16によって正逆駆動自在
な駆動プーリ17と従動プーリ18と、駆動プーリ17
と従動プーリ18間にわたって巻き掛けられたタイミン
グベルト19とを備えている。そしてタイミングベルト
19の外周面側には周方向全周にわたって一定間隔を有
して複数のラッチ体20がベルト19の周方向に沿った
軸心回りに揺動可能に設けられている。一方、各パレッ
ト13のラッチ体20と対向する前面側には係止孔21
aを有する係止片21が突設されており、上段側のコン
テナ待機棚10においては、ラッチ体20の係止ピン2
0aが上方側から係止片21の係止孔21aに嵌合状に
係止され、下段側のコンテナ待機棚10においてはラッ
チ体20の係止ピン20aが下方側から係止片21の係
止孔21aに嵌合状に係止されている。また各ラッチ体
20はバネ材により係止ピン20aが係止孔21aに嵌
合する方向に弾発付勢されており、嵌合状態が保持され
ている。
水平移動機構15がそれぞれ設けられており、各パレッ
ト水平移動機構15はモータ16によって正逆駆動自在
な駆動プーリ17と従動プーリ18と、駆動プーリ17
と従動プーリ18間にわたって巻き掛けられたタイミン
グベルト19とを備えている。そしてタイミングベルト
19の外周面側には周方向全周にわたって一定間隔を有
して複数のラッチ体20がベルト19の周方向に沿った
軸心回りに揺動可能に設けられている。一方、各パレッ
ト13のラッチ体20と対向する前面側には係止孔21
aを有する係止片21が突設されており、上段側のコン
テナ待機棚10においては、ラッチ体20の係止ピン2
0aが上方側から係止片21の係止孔21aに嵌合状に
係止され、下段側のコンテナ待機棚10においてはラッ
チ体20の係止ピン20aが下方側から係止片21の係
止孔21aに嵌合状に係止されている。また各ラッチ体
20はバネ材により係止ピン20aが係止孔21aに嵌
合する方向に弾発付勢されており、嵌合状態が保持され
ている。
【0022】エレベータ部11はハウジング23に支持
された上下方向の軸心を有する1対のガイド軸24と、
両ガイド軸24間に位置して上下方向の軸心回りに回転
自在に軸支されたネジ軸25と、ネジ軸25の下端突出
端に固定された従動プーリ26とモータ27の駆動軸に
固定された駆動プーリ28にわたって巻き掛けられたタ
イミングベルト29と、前記ネジ軸25に螺挿され、各
ガイド軸24に案内支持されたパレット受け台30とを
備えている。そしてモータ27の正逆駆動により、パレ
ット受け台30は上下方向に昇降操作自在とされ、パレ
ット受け台30が上下のコンテナ待機棚10位置に昇降
操作された際、コンテナ待機棚10側のレール13と連
続状となるレール31がパレット受け台30上に前後1
対一体的に設けられている。なお、図7において、一側
のエレベータ部11を開示しているが、他側のエレベー
タ部11も同様に構成されている。
された上下方向の軸心を有する1対のガイド軸24と、
両ガイド軸24間に位置して上下方向の軸心回りに回転
自在に軸支されたネジ軸25と、ネジ軸25の下端突出
端に固定された従動プーリ26とモータ27の駆動軸に
固定された駆動プーリ28にわたって巻き掛けられたタ
イミングベルト29と、前記ネジ軸25に螺挿され、各
ガイド軸24に案内支持されたパレット受け台30とを
備えている。そしてモータ27の正逆駆動により、パレ
ット受け台30は上下方向に昇降操作自在とされ、パレ
ット受け台30が上下のコンテナ待機棚10位置に昇降
操作された際、コンテナ待機棚10側のレール13と連
続状となるレール31がパレット受け台30上に前後1
対一体的に設けられている。なお、図7において、一側
のエレベータ部11を開示しているが、他側のエレベー
タ部11も同様に構成されている。
【0023】また前記パレット水平移動機構15は図6
および図7に示される如く、エレベータ部11の前方に
わたる範囲にまで配設されており、エレベータ部11の
パレット受け台30の上昇位置および下降位置におい
て、パレット受け台30上のパレット13の係止片21
に対するラッチ体20の嵌合を前記バネ材の弾発力に抗
して解除および係止片21に対してラッチ体20を前記
バネ材の弾発力に抗して嵌合姿勢に保持する出退操作自
在なソレノイド32が上下左右の4個所に備えられてい
る。
および図7に示される如く、エレベータ部11の前方に
わたる範囲にまで配設されており、エレベータ部11の
パレット受け台30の上昇位置および下降位置におい
て、パレット受け台30上のパレット13の係止片21
に対するラッチ体20の嵌合を前記バネ材の弾発力に抗
して解除および係止片21に対してラッチ体20を前記
バネ材の弾発力に抗して嵌合姿勢に保持する出退操作自
在なソレノイド32が上下左右の4個所に備えられてい
る。
【0024】前記パレット13は、コンテナ2が嵌合状
に搭載され保持される凹部34が中央部に設けられてお
り、凹部34の後部側は切欠部35によって後方開放の
切欠状とされている。そして図3および図4に示される
如く、前後のレール12間およびパレット13とコンテ
ナ通路6間にはそれぞれ第1搬入搬出コンベヤ37及び
第2搬入搬出コンベヤ38が正逆搬送操作自在に設けら
れており、第1搬入搬出コンベヤ37はパレット13の
切欠部35より上方に出没操作自在に設けられている。
に搭載され保持される凹部34が中央部に設けられてお
り、凹部34の後部側は切欠部35によって後方開放の
切欠状とされている。そして図3および図4に示される
如く、前後のレール12間およびパレット13とコンテ
ナ通路6間にはそれぞれ第1搬入搬出コンベヤ37及び
第2搬入搬出コンベヤ38が正逆搬送操作自在に設けら
れており、第1搬入搬出コンベヤ37はパレット13の
切欠部35より上方に出没操作自在に設けられている。
【0025】またコンテナ待機棚10やエレベータ部1
1等は図1および図5に示されるステーションハウジン
グ39内に収容されており、各コンテナ待機棚10前方
側には開閉自在な開閉扉40が備えられると共に、開閉
扉40の一側には操作盤41が配置され、コンテナ2の
搬送先をリクエストするための入力キー等が設けられて
いる。さらに各コンテナ待機棚10の各パレット13と
対応した下側位置には表示部42がそれぞれ設けられて
おり、搬送するコンテナ2の搬送先(階数)を点灯表示
し、搬送されてきたコンテナ2の搬送元(階数)を点滅
表示してコンテナ2の待機状態が容易に視認できるよう
構成されている。
1等は図1および図5に示されるステーションハウジン
グ39内に収容されており、各コンテナ待機棚10前方
側には開閉自在な開閉扉40が備えられると共に、開閉
扉40の一側には操作盤41が配置され、コンテナ2の
搬送先をリクエストするための入力キー等が設けられて
いる。さらに各コンテナ待機棚10の各パレット13と
対応した下側位置には表示部42がそれぞれ設けられて
おり、搬送するコンテナ2の搬送先(階数)を点灯表示
し、搬送されてきたコンテナ2の搬送元(階数)を点滅
表示してコンテナ2の待機状態が容易に視認できるよう
構成されている。
【0026】次にステーション4におけるパレット1
3、即ちコンテナ2の循環手順を図6〜図11を参照し
ながら説明する。図8の状態において、左側のエレベー
タ部11のパレット受け台30は上段のコンテナ待機棚
10に対応する上昇位置に位置され、右側のエレベータ
部11のパレット受け台30は下段のコンテナ待機棚1
0に対応する下降位置に位置されている。そして各パレ
ット水平移動機構15を所定方向に駆動させれば、ラッ
チ体20と係止片21とが係止されているため、各パレ
ット13が図9に示される如く左右方向に水平移動さ
れ、移動方向前端のパレット13がエレベータ部11の
パレット受け台30上にそれぞれ移載された状態が得ら
れる。
3、即ちコンテナ2の循環手順を図6〜図11を参照し
ながら説明する。図8の状態において、左側のエレベー
タ部11のパレット受け台30は上段のコンテナ待機棚
10に対応する上昇位置に位置され、右側のエレベータ
部11のパレット受け台30は下段のコンテナ待機棚1
0に対応する下降位置に位置されている。そして各パレ
ット水平移動機構15を所定方向に駆動させれば、ラッ
チ体20と係止片21とが係止されているため、各パレ
ット13が図9に示される如く左右方向に水平移動さ
れ、移動方向前端のパレット13がエレベータ部11の
パレット受け台30上にそれぞれ移載された状態が得ら
れる。
【0027】次に各ソレノイド32が作動して各パレッ
ト受け台30上のパレット13の係止片21とラッチ体
20との嵌合状態が解除される。その後、左側のエレベ
ータ部11のパレット受け台30は下降操作され、右側
のエレベータ部11のパレット受け台30は上昇操作さ
れる。この際、各パレット水平移動機構15は上記と逆
方向に駆動され、初期位置に復帰すると共に、各ソレノ
イド32が作動して両パレット受け台30の昇降方向と
対向するラッチ体20がそれぞれ嵌合姿勢で保持され
る。その後、図10に示される如く、左側のパレット受
け台30は下降位置に達し、ラッチ体20と係止片21
とが係止されると共に、右側のパレット受け台30は上
昇位置に達し、ラッチ体20と係止片21とが係止され
た状態が得られる。
ト受け台30上のパレット13の係止片21とラッチ体
20との嵌合状態が解除される。その後、左側のエレベ
ータ部11のパレット受け台30は下降操作され、右側
のエレベータ部11のパレット受け台30は上昇操作さ
れる。この際、各パレット水平移動機構15は上記と逆
方向に駆動され、初期位置に復帰すると共に、各ソレノ
イド32が作動して両パレット受け台30の昇降方向と
対向するラッチ体20がそれぞれ嵌合姿勢で保持され
る。その後、図10に示される如く、左側のパレット受
け台30は下降位置に達し、ラッチ体20と係止片21
とが係止されると共に、右側のパレット受け台30は上
昇位置に達し、ラッチ体20と係止片21とが係止され
た状態が得られる。
【0028】次に各パレット水平移動機構15を前記所
定方向に駆動させれば、パレット受け台30上からコン
テナ待機棚10側にパレット13が移載され、図11に
示される状態が得られる。この際、各エレベータ部11
の各パレット受け台30は初期位置に復帰する。以上の
操作を順次繰り返すことによってコンテナ2を循環移動
させることができる。
定方向に駆動させれば、パレット受け台30上からコン
テナ待機棚10側にパレット13が移載され、図11に
示される状態が得られる。この際、各エレベータ部11
の各パレット受け台30は初期位置に復帰する。以上の
操作を順次繰り返すことによってコンテナ2を循環移動
させることができる。
【0029】なお、各ソレノイド32も適宜復帰され
る。
る。
【0030】そして本実施例においては、図8における
P部およびQ部位置の2個所において、搬送装置3側と
コンテナ2を受取り、受渡しする方式とされている。
P部およびQ部位置の2個所において、搬送装置3側と
コンテナ2を受取り、受渡しする方式とされている。
【0031】前記搬送装置3は、図3、図4および図1
2に示される如く、垂直に立設されたレール板45と、
レール板45の表面側と裏面側とをそれぞれ走行する2
台の台車46と、各台車46がそれぞれ連結支持される
対のワイヤーロープ43、44とを備えている。
2に示される如く、垂直に立設されたレール板45と、
レール板45の表面側と裏面側とをそれぞれ走行する2
台の台車46と、各台車46がそれぞれ連結支持される
対のワイヤーロープ43、44とを備えている。
【0032】各台車46は、リニアモータの1次巻線
(図示省略)をそれぞれ内蔵している。また、レール板
45は、平行平板状の基板を有し、基板の表面と裏面と
のそれぞれには、リニアモータの2次導体と給電ライン
とが鉛直方向(基板の長手方向)配設されている。そし
て、基板の表面の両端部には、台車46の車輪47が走
行するためのレール面48が備えられている。なお基板
の裏面も同様である。
(図示省略)をそれぞれ内蔵している。また、レール板
45は、平行平板状の基板を有し、基板の表面と裏面と
のそれぞれには、リニアモータの2次導体と給電ライン
とが鉛直方向(基板の長手方向)配設されている。そし
て、基板の表面の両端部には、台車46の車輪47が走
行するためのレール面48が備えられている。なお基板
の裏面も同様である。
【0033】リニアモータは駆動方向を変更できるの
で、2台の台車46を必要に応じて上昇させ、または下
降させることができる。例えば3相誘導型のリニアモー
タでは、1次巻線の3線のうち任意の2線を電源に対し
て入れ換えることにより、駆動方向を変更できる。この
ような駆動方向の変更を含めた台車46の制御は、図示
しない駆動制御装置によって行われる。
で、2台の台車46を必要に応じて上昇させ、または下
降させることができる。例えば3相誘導型のリニアモー
タでは、1次巻線の3線のうち任意の2線を電源に対し
て入れ換えることにより、駆動方向を変更できる。この
ような駆動方向の変更を含めた台車46の制御は、図示
しない駆動制御装置によって行われる。
【0034】前記台車46にはコンテナ移載装置50が
備えられており、コンテナ移載装置50は図13および
図14に示される如く、台車46側に固定された上下一
対の支持ブロック51,52と、両支持ブロック51,
52に支持された可動枠体53と、可動枠体53側に支
持された上下一対の移載コンベヤ54,55とを備えて
なる。
備えられており、コンテナ移載装置50は図13および
図14に示される如く、台車46側に固定された上下一
対の支持ブロック51,52と、両支持ブロック51,
52に支持された可動枠体53と、可動枠体53側に支
持された上下一対の移載コンベヤ54,55とを備えて
なる。
【0035】上側の支持ブロック51には、台車46の
走行方向、即ち上下方向と直交する方向の軸心を有する
ネジ軸57が進退自在に螺挿され、ネジ軸57の両端部
は可動枠体53側に軸支されている。また下側の支持ブ
ロック52には前記ネジ軸57と平行な軸心を有するガ
イド軸58が嵌挿され、ガイド軸58の両端部は可動枠
体53側に支持されている。さらに前記ネジ軸57の一
端には従動プーリ59が固定されており、可動枠体53
に取付けられた第1モータ60の駆動軸に固定された駆
動プーリ61とにわたってタイミングベルト62が巻き
掛けられている。ここに可動枠体53は両支持ブロック
51,52側にネジ軸57およびガイド軸58を介して
支持されると共に、第1モータ60の正逆駆動により台
車46の走行方向と直交する水平方向に出退操作自在に
支持された構造とされている。
走行方向、即ち上下方向と直交する方向の軸心を有する
ネジ軸57が進退自在に螺挿され、ネジ軸57の両端部
は可動枠体53側に軸支されている。また下側の支持ブ
ロック52には前記ネジ軸57と平行な軸心を有するガ
イド軸58が嵌挿され、ガイド軸58の両端部は可動枠
体53側に支持されている。さらに前記ネジ軸57の一
端には従動プーリ59が固定されており、可動枠体53
に取付けられた第1モータ60の駆動軸に固定された駆
動プーリ61とにわたってタイミングベルト62が巻き
掛けられている。ここに可動枠体53は両支持ブロック
51,52側にネジ軸57およびガイド軸58を介して
支持されると共に、第1モータ60の正逆駆動により台
車46の走行方向と直交する水平方向に出退操作自在に
支持された構造とされている。
【0036】またネジ軸57とガイド軸58との中間部
に位置してネジ軸57と平行な軸心を有する中間ネジ軸
63が配置され、中間ネジ軸63の両端部は可動枠体5
3側に軸支されている。また中間ネジ軸63は長手方向
中間位置より一側方に右ネジ部63aが形成され、他側
方に左ネジ部63bが形成されており、右ネジ部63a
および左ネジ部63bにそれぞれ対応する雌ネジ孔を有
するネジブロック64,65が進退自在に螺挿されてい
る。そして中間ネジ軸63の一端には従動プーリ66が
固定されており、可動枠体53に取付けられた第2モー
タ67の駆動軸に固定された駆動プーリ68にわたって
タイミングベルト69が巻き掛けられている。
に位置してネジ軸57と平行な軸心を有する中間ネジ軸
63が配置され、中間ネジ軸63の両端部は可動枠体5
3側に軸支されている。また中間ネジ軸63は長手方向
中間位置より一側方に右ネジ部63aが形成され、他側
方に左ネジ部63bが形成されており、右ネジ部63a
および左ネジ部63bにそれぞれ対応する雌ネジ孔を有
するネジブロック64,65が進退自在に螺挿されてい
る。そして中間ネジ軸63の一端には従動プーリ66が
固定されており、可動枠体53に取付けられた第2モー
タ67の駆動軸に固定された駆動プーリ68にわたって
タイミングベルト69が巻き掛けられている。
【0037】各移載コンベヤ54,55は、ローラ支持
枠71と、ローラ支持枠71に転動自在に支持されると
共に、前記ネジ軸57の軸心方向に複数配設された転動
ローラ73と、各転動ローラ73間にわたって巻き掛け
られた柔軟性を有する移載ベルト74とを備えてなり、
下側の移載コンベヤ55にあっては、さらにローラ支持
枠71に第3モータ75が取付けられており、第3モー
ター75によって正逆駆動される駆動ローラ76にわた
っても前記移載ベルト74が巻き掛けられており、ここ
に第3モータ75の正逆駆動によって下側の移載ベルト
74は循環回走自在とされ、上側の移載ベルト74は従
動回走自在とされている。
枠71と、ローラ支持枠71に転動自在に支持されると
共に、前記ネジ軸57の軸心方向に複数配設された転動
ローラ73と、各転動ローラ73間にわたって巻き掛け
られた柔軟性を有する移載ベルト74とを備えてなり、
下側の移載コンベヤ55にあっては、さらにローラ支持
枠71に第3モータ75が取付けられており、第3モー
ター75によって正逆駆動される駆動ローラ76にわた
っても前記移載ベルト74が巻き掛けられており、ここ
に第3モータ75の正逆駆動によって下側の移載ベルト
74は循環回走自在とされ、上側の移載ベルト74は従
動回走自在とされている。
【0038】また、前記各移載コンベヤ54,55の各
ローラ支持枠71と各ネジブロック64,65とがそれ
ぞれ1対のリンク杆77,78で枢支連結されており、
ここに各移載コンベヤ54,55はリンク杆77,7
8,中間ネジ軸63等を介して可動枠体53側に、台車
46の走行方向に対して互いに離隔して平行状に支持さ
れると共に、第2モータ67の正逆駆動により、両ネジ
ブロック64,65が離隔、接近操作自在とされ、この
ネジブロック64,65の離隔、接近操作により、各リ
ンク杆77,78が拡縮回動され、両移載コンベヤ5
4,55が台車46の走行方向、即ち上下方向に互いに
接近、離隔されるように構成されている。
ローラ支持枠71と各ネジブロック64,65とがそれ
ぞれ1対のリンク杆77,78で枢支連結されており、
ここに各移載コンベヤ54,55はリンク杆77,7
8,中間ネジ軸63等を介して可動枠体53側に、台車
46の走行方向に対して互いに離隔して平行状に支持さ
れると共に、第2モータ67の正逆駆動により、両ネジ
ブロック64,65が離隔、接近操作自在とされ、この
ネジブロック64,65の離隔、接近操作により、各リ
ンク杆77,78が拡縮回動され、両移載コンベヤ5
4,55が台車46の走行方向、即ち上下方向に互いに
接近、離隔されるように構成されている。
【0039】次に、ステーション4のコンテナ待機棚1
0側から搬送装置3の台車46側にコンテナ2を移載す
る場合につき、図3,図4,図13〜図20を参照しな
がら説明する。
0側から搬送装置3の台車46側にコンテナ2を移載す
る場合につき、図3,図4,図13〜図20を参照しな
がら説明する。
【0040】図3に示される如く、所定のコンテナ通路
6位置に台車46が到着すると、図4に示される如く、
モータ8が作動して防火扉7が開操作されると共に、第
1搬入搬出コンベヤ37がパレット13の切欠部35よ
り上方に上昇され、第1搬入搬出コンベヤ37および第
2搬入搬出コンベヤ38が搬出方向に駆動操作される。
そしてパレット13上からコンテナ2が図15に示され
る如く、所定位置まで搬送されると、コンテナ移載機構
50の第2モータ67が駆動されて両ネジブロック6
4,65が接近操作され、ここに両移載コンベヤ54,
55が上下方向に離隔し、図16に示される如く、セン
サS2により両移載コンベヤ54,55の開姿勢が検出
されると第2モータ67が停止する。この両移載コンベ
ヤ54,55の開姿勢においてはコンテナ2の上下方向
高さより広い間隔を有している。
6位置に台車46が到着すると、図4に示される如く、
モータ8が作動して防火扉7が開操作されると共に、第
1搬入搬出コンベヤ37がパレット13の切欠部35よ
り上方に上昇され、第1搬入搬出コンベヤ37および第
2搬入搬出コンベヤ38が搬出方向に駆動操作される。
そしてパレット13上からコンテナ2が図15に示され
る如く、所定位置まで搬送されると、コンテナ移載機構
50の第2モータ67が駆動されて両ネジブロック6
4,65が接近操作され、ここに両移載コンベヤ54,
55が上下方向に離隔し、図16に示される如く、セン
サS2により両移載コンベヤ54,55の開姿勢が検出
されると第2モータ67が停止する。この両移載コンベ
ヤ54,55の開姿勢においてはコンテナ2の上下方向
高さより広い間隔を有している。
【0041】次に、第1モータ60が駆動されて可動枠
体53がコンテナ待機棚10側に進出され、図17に示
される如く、センサS3により可動枠体53の進出位置
が検出されると第1モータ60が停止する。
体53がコンテナ待機棚10側に進出され、図17に示
される如く、センサS3により可動枠体53の進出位置
が検出されると第1モータ60が停止する。
【0042】次に、第2モータ67が前述と逆方向に駆
動され、両移載コンベヤ54,55が上下方向から接近
し、図18に示される如く、センサS1により両移載コ
ンベヤ54,55の閉姿勢が検出されると第2モータ6
7が停止する。この両移載コンベヤ54,55の閉姿勢
においては、コンテナ2の上下方向高さと略同じか、わ
ずかに狭い間隔とされており、コンテナ2の一端側を挟
持状に保持する。
動され、両移載コンベヤ54,55が上下方向から接近
し、図18に示される如く、センサS1により両移載コ
ンベヤ54,55の閉姿勢が検出されると第2モータ6
7が停止する。この両移載コンベヤ54,55の閉姿勢
においては、コンテナ2の上下方向高さと略同じか、わ
ずかに狭い間隔とされており、コンテナ2の一端側を挟
持状に保持する。
【0043】次に、第3モータ75が駆動され、下側の
移載コンベヤ55が駆動される。この際、上側の移載コ
ンベヤ55が従動回走され、コンテナ2を両移載コンベ
ヤ54,55間に取り込む。そして図19に示される如
く、センサS4によりコンテナ2の取り込み位置が検出
されると第3モータ75が停止する。ここにコンテナ2
は両移載コンベヤ54,55間に挟持状に保持された状
態が得られる。
移載コンベヤ55が駆動される。この際、上側の移載コ
ンベヤ55が従動回走され、コンテナ2を両移載コンベ
ヤ54,55間に取り込む。そして図19に示される如
く、センサS4によりコンテナ2の取り込み位置が検出
されると第3モータ75が停止する。ここにコンテナ2
は両移載コンベヤ54,55間に挟持状に保持された状
態が得られる。
【0044】次に、第1モータ60が前述と逆方向に駆
動され、可動枠体53が台車46側に退避し、図20に
示される如く、センサS5により可動枠体53の退避位
置が検出されると第1モータ60が停止する。ここにコ
ンテナ待機棚10側から台車46側へのコンテナ2の移
載工程が終了する。この際、防火扉7は閉位置に復帰さ
れ、第1搬入搬出コンベヤ37,38は停止される。そ
してその後、レール板45に沿って台車46が昇降操作
され、リクエスト階のステーション4に搬送される。
動され、可動枠体53が台車46側に退避し、図20に
示される如く、センサS5により可動枠体53の退避位
置が検出されると第1モータ60が停止する。ここにコ
ンテナ待機棚10側から台車46側へのコンテナ2の移
載工程が終了する。この際、防火扉7は閉位置に復帰さ
れ、第1搬入搬出コンベヤ37,38は停止される。そ
してその後、レール板45に沿って台車46が昇降操作
され、リクエスト階のステーション4に搬送される。
【0045】次に、搬送装置3の台車46側からステー
ション4のコンテナ待機棚10側にコンテナ2を移載す
る場合につき、図3,図4,図13,図14,図21〜
図26を参照しながら説明する。
ション4のコンテナ待機棚10側にコンテナ2を移載す
る場合につき、図3,図4,図13,図14,図21〜
図26を参照しながら説明する。
【0046】前述同様、台車46がリクエスト階のコン
テナ通路6位置に到着すると防火扉7が開操作されると
共に、第1搬入搬出コンベヤ37がパレット13の切欠
部35より上方に上昇され、第1搬入搬出コンベヤ37
および第2搬入搬出コンベヤ38が搬入方向に駆動操作
される。そして図21に示される状態より、第1モータ
60が駆動されて可動枠体53がコンテナ待機棚10側
に進出され、図22に示される如く、センサS3により
可動枠体53の進出位置が検出されると第1モータ60
が停止する。
テナ通路6位置に到着すると防火扉7が開操作されると
共に、第1搬入搬出コンベヤ37がパレット13の切欠
部35より上方に上昇され、第1搬入搬出コンベヤ37
および第2搬入搬出コンベヤ38が搬入方向に駆動操作
される。そして図21に示される状態より、第1モータ
60が駆動されて可動枠体53がコンテナ待機棚10側
に進出され、図22に示される如く、センサS3により
可動枠体53の進出位置が検出されると第1モータ60
が停止する。
【0047】次に、第3モータ75が駆動され、両移載
コンベヤ54,55間に挟持状に保持されているコンテ
ナ2が第2搬入搬出コンベヤ38側に搬出され、コンテ
ナ2が所定位置に搬出されると、図23に示される如
く、センサS6によりコンテナ2搬出位置が検出され、
第3モータ75が停止する。
コンベヤ54,55間に挟持状に保持されているコンテ
ナ2が第2搬入搬出コンベヤ38側に搬出され、コンテ
ナ2が所定位置に搬出されると、図23に示される如
く、センサS6によりコンテナ2搬出位置が検出され、
第3モータ75が停止する。
【0048】次に第2モータ67が駆動され、両移載コ
ンベヤ54,55が上下方向に離隔し、図24に示され
る如く、センサS2により両移載コンベヤ54,55の
開姿勢が検出されると第2モータ67が停止し、ここに
コンテナ2が開放状とされる。一方、第2搬入搬出コン
ベヤ38側に移載されたコンテナ2は、第2搬入搬出コ
ンベヤ38および第1搬入搬出コンベヤ37によってコ
ンテナ待機棚10の空きパレット13上に移載される。
ンベヤ54,55が上下方向に離隔し、図24に示され
る如く、センサS2により両移載コンベヤ54,55の
開姿勢が検出されると第2モータ67が停止し、ここに
コンテナ2が開放状とされる。一方、第2搬入搬出コン
ベヤ38側に移載されたコンテナ2は、第2搬入搬出コ
ンベヤ38および第1搬入搬出コンベヤ37によってコ
ンテナ待機棚10の空きパレット13上に移載される。
【0049】次に、第1モータ60が前述と逆方向に駆
動され、可動枠体53が台車46側に退避し、図25に
示される如く、センサS5により可動枠体53の退避位
置が検出されると第1モータ60が停止する。
動され、可動枠体53が台車46側に退避し、図25に
示される如く、センサS5により可動枠体53の退避位
置が検出されると第1モータ60が停止する。
【0050】次に、第2モータ67が前述と逆方向に駆
動され、両移載コンベヤ54,55が上下方向から接近
し、図26に示される如く、センサS1により両移載コ
ンベヤ54,55の閉姿勢が検出されると第2モータ6
7が停止する。ここに台車46側からコンテナ待機棚1
0側へのコンテナ2の移載工程が終了する。この際、防
火扉7は閉位置に復帰され、第1搬入搬出コンベヤ37
は下降位置に復帰され、その後各コンベヤ37,38は
停止される。
動され、両移載コンベヤ54,55が上下方向から接近
し、図26に示される如く、センサS1により両移載コ
ンベヤ54,55の閉姿勢が検出されると第2モータ6
7が停止する。ここに台車46側からコンテナ待機棚1
0側へのコンテナ2の移載工程が終了する。この際、防
火扉7は閉位置に復帰され、第1搬入搬出コンベヤ37
は下降位置に復帰され、その後各コンベヤ37,38は
停止される。
【0051】垂直搬送装置1は以上のように構成されて
おり、次にコンテナ2の搬送制御方法を説明する。
おり、次にコンテナ2の搬送制御方法を説明する。
【0052】最初に、搬送先のステーション4にコンテ
ナ2を収容するための待機スペースとしての空きパレッ
ト13がある場合の、通常の搬送制御方法を図27〜図
29に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ナ2を収容するための待機スペースとしての空きパレッ
ト13がある場合の、通常の搬送制御方法を図27〜図
29に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0053】A階のステーション4(搬送元ステーショ
ン)からB階のステーション4(搬送先ステーション)
にコンテナ2を搬送する搬送リクエストが操作盤41に
より入力されると(ステップST1)、B階ステーショ
ン4の開閉扉40が閉状態かどうか判断される(ステッ
プST2)。
ン)からB階のステーション4(搬送先ステーション)
にコンテナ2を搬送する搬送リクエストが操作盤41に
より入力されると(ステップST1)、B階ステーショ
ン4の開閉扉40が閉状態かどうか判断される(ステッ
プST2)。
【0054】そして、開閉扉40が開状態である場合
は、B階ステーション4においてオペレーターがパレッ
ト13上へ搬送コンテナ2のセット作業中もしくはパレ
ット13上からの到着コンテナ2の取出し作業中と判断
して、A階ステーション4からのコンテナ2の搬送が行
われず、待機される(ステップST3)。また開閉扉4
0が閉状態である場合は、次のステップST4に移行す
る。即ち、搬送先ステーション4の開閉扉40が閉状態
の場合にのみ搬送処理が行われるよう制御される。
は、B階ステーション4においてオペレーターがパレッ
ト13上へ搬送コンテナ2のセット作業中もしくはパレ
ット13上からの到着コンテナ2の取出し作業中と判断
して、A階ステーション4からのコンテナ2の搬送が行
われず、待機される(ステップST3)。また開閉扉4
0が閉状態である場合は、次のステップST4に移行す
る。即ち、搬送先ステーション4の開閉扉40が閉状態
の場合にのみ搬送処理が行われるよう制御される。
【0055】ステップST4においては、B階ステーシ
ョン4に空きパレット13があるかどうかが判断され、
空きパレット13がある場合は、ステップST5に移行
してコンテナ2の搬送処理が行われる。
ョン4に空きパレット13があるかどうかが判断され、
空きパレット13がある場合は、ステップST5に移行
してコンテナ2の搬送処理が行われる。
【0056】この搬送処理において、台車46側は図2
8のフローチャートに従って作動され、B階ステーショ
ン4側は図29のフローチャートに従って作動される。
8のフローチャートに従って作動され、B階ステーショ
ン4側は図29のフローチャートに従って作動される。
【0057】即ち、台車46はA階ステーション4位置
でコンテナ2を受取り(ステップST51)、その後B
階ステーション4位置にコンテナ2搬送する(ステップ
ST52)。B階ステーション4位置に到着すると(ス
テップST53)、ステップST54に移行し、B階ス
テーション4側にコンテナ2の受渡しリクエストの信号
を出力する。
でコンテナ2を受取り(ステップST51)、その後B
階ステーション4位置にコンテナ2搬送する(ステップ
ST52)。B階ステーション4位置に到着すると(ス
テップST53)、ステップST54に移行し、B階ス
テーション4側にコンテナ2の受渡しリクエストの信号
を出力する。
【0058】次に、ステップST55に移行して、B階
ステーション4側からの受取りOK信号があるかどうか
が判断される。そして受取りOK信号がない場合には、
ステップST54に戻る。また受取りOK信号がある場
合には、ステップST56に移行し、台車46側からB
階ステーション4のコンテナ待機棚10の空きパレット
13上にコンテナ2が移載される。
ステーション4側からの受取りOK信号があるかどうか
が判断される。そして受取りOK信号がない場合には、
ステップST54に戻る。また受取りOK信号がある場
合には、ステップST56に移行し、台車46側からB
階ステーション4のコンテナ待機棚10の空きパレット
13上にコンテナ2が移載される。
【0059】一方、B階ステーション4側においては、
空きパレット13が台車46との受取り、受渡し位置
(移載位置)(P部もしくはQ部位置)にあるかどうか
が判断され(ステップST501)、移載位置になけれ
ば、各パレット13が循環移動され、空きパレット13
をコンテナ2が搬送される台車46と対応する移載位置
に移動させる(ステップST502)。空きパレット1
3が移載位置にある場合には、ステップST503に移
行し、コンテナ2の受取り準備ができているかどうかが
判断され、第1搬入搬出コンベヤ37や第2搬入搬出コ
ンベヤ38等の受取り準備ができていない場合には待機
される(ステップST504)。
空きパレット13が台車46との受取り、受渡し位置
(移載位置)(P部もしくはQ部位置)にあるかどうか
が判断され(ステップST501)、移載位置になけれ
ば、各パレット13が循環移動され、空きパレット13
をコンテナ2が搬送される台車46と対応する移載位置
に移動させる(ステップST502)。空きパレット1
3が移載位置にある場合には、ステップST503に移
行し、コンテナ2の受取り準備ができているかどうかが
判断され、第1搬入搬出コンベヤ37や第2搬入搬出コ
ンベヤ38等の受取り準備ができていない場合には待機
される(ステップST504)。
【0060】コンテナ2の受取り準備ができている場合
には、ステップST505に移行し、台車46側からの
受渡しリクエストの信号を受けたかどうか判断され、受
渡しリクエストの信号がない場合には待機される(ステ
ップST506)。受渡しリクエストの信号を受けた場
合は、台車46側に受取りOK信号を出力する(ステッ
プST507)。
には、ステップST505に移行し、台車46側からの
受渡しリクエストの信号を受けたかどうか判断され、受
渡しリクエストの信号がない場合には待機される(ステ
ップST506)。受渡しリクエストの信号を受けた場
合は、台車46側に受取りOK信号を出力する(ステッ
プST507)。
【0061】そして、図28および図29のフローチャ
ートに従ってコンテナ2の搬送処理が行われる。
ートに従ってコンテナ2の搬送処理が行われる。
【0062】次に、搬送先のステーション4にコンテナ
2を収容するための空きパレット13がなく、待機する
コンテナ2で満杯の場合の搬送制御方法を図27,図3
0および図31に示すフローチャートを参照しながら説
明する。
2を収容するための空きパレット13がなく、待機する
コンテナ2で満杯の場合の搬送制御方法を図27,図3
0および図31に示すフローチャートを参照しながら説
明する。
【0063】即ち、ステップST4までは前述同様に進
行し、ステップST4において、空きパレット13がな
いと判断された場合は、ステップST6に移行し、コン
テナ2は搬送元のA階ステーション4に待機される。そ
してB階ステーション4のコンテナ2を別の階のステー
ション4に搬送可能な搬送リクエストがあるかどうかが
判断され(ステップST)、搬送可能な搬送リクエスト
がある場合は、ステップST8に移行して、先にB階ス
テーション4から別の階のステーション4の空きパレッ
ト13にコンテナ2が搬送処理される。ここにB階ステ
ーション4に空きパレット13が発生し、ステップST
5に移行してA階ステーション4からB階ステーション
4に搬送コンテナ2が搬送処理される。
行し、ステップST4において、空きパレット13がな
いと判断された場合は、ステップST6に移行し、コン
テナ2は搬送元のA階ステーション4に待機される。そ
してB階ステーション4のコンテナ2を別の階のステー
ション4に搬送可能な搬送リクエストがあるかどうかが
判断され(ステップST)、搬送可能な搬送リクエスト
がある場合は、ステップST8に移行して、先にB階ス
テーション4から別の階のステーション4の空きパレッ
ト13にコンテナ2が搬送処理される。ここにB階ステ
ーション4に空きパレット13が発生し、ステップST
5に移行してA階ステーション4からB階ステーション
4に搬送コンテナ2が搬送処理される。
【0064】一方、ステップST7において搬送可能な
搬送リクエストがない場合は、ステップST9に移行し
て任意の別のC階のステーション4(第3のステーショ
ン)からA階のステーション4にコンテナ2を搬送する
搬送リクエストが入力されたかどうかが判断される。そ
して搬送リクエストがない場合は、ステップST4に戻
る。また搬送リクエストがある場合は、ステップST1
0に移行して、A階ステーション4の開閉扉40が閉状
態かどうかが判断され、開閉扉40が開状態である場合
は前述同様、待機される(ステップST11)。
搬送リクエストがない場合は、ステップST9に移行し
て任意の別のC階のステーション4(第3のステーショ
ン)からA階のステーション4にコンテナ2を搬送する
搬送リクエストが入力されたかどうかが判断される。そ
して搬送リクエストがない場合は、ステップST4に戻
る。また搬送リクエストがある場合は、ステップST1
0に移行して、A階ステーション4の開閉扉40が閉状
態かどうかが判断され、開閉扉40が開状態である場合
は前述同様、待機される(ステップST11)。
【0065】また開閉扉40が閉状態である場合はステ
ップST12に移行して、A階ステーション4に空きパ
レット13があるかどうか判断される。そして空きパレ
ット13がある場合は、ステップST13に移行し、ス
テップST5と同様にしてC階ステーション4からA階
ステーション4にコンテナの搬送処理が行われる。また
空きパレット13がない場合は、ステップST14に移
行する。
ップST12に移行して、A階ステーション4に空きパ
レット13があるかどうか判断される。そして空きパレ
ット13がある場合は、ステップST13に移行し、ス
テップST5と同様にしてC階ステーション4からA階
ステーション4にコンテナの搬送処理が行われる。また
空きパレット13がない場合は、ステップST14に移
行する。
【0066】ステップST14においては、A階および
B階以外の別の階のステーション4に空きパレット13
があるかどうかが判断され、別の階のステーション4に
も空きステーション13がない場合は、ステップST4
に戻る。一方、別の階のステーション4に空きパレット
13がある場合には、ステップST15に移行し、空き
パレット13の中で、所定の検索処理に従ってB階にで
きるだけ近い空きパレット13のある別のD階のステー
ション4を検索し、その空きパレット13にA階ステー
ションの搬送コンテナ2を搬送して退避させる。このA
階ステーション4の搬送コンテナ2をD階ステーション
4に退避させることによって、A階ステーション4に空
きパレット13が発生する。
B階以外の別の階のステーション4に空きパレット13
があるかどうかが判断され、別の階のステーション4に
も空きステーション13がない場合は、ステップST4
に戻る。一方、別の階のステーション4に空きパレット
13がある場合には、ステップST15に移行し、空き
パレット13の中で、所定の検索処理に従ってB階にで
きるだけ近い空きパレット13のある別のD階のステー
ション4を検索し、その空きパレット13にA階ステー
ションの搬送コンテナ2を搬送して退避させる。このA
階ステーション4の搬送コンテナ2をD階ステーション
4に退避させることによって、A階ステーション4に空
きパレット13が発生する。
【0067】次にステップST16に移行し、C階ステ
ーション4からA階ステーション4に搬送コンテナ2が
搬送処理される。その後、B階ステーション4に空きパ
レット13があるかどうかが判断され(ステップST1
7)、空きパレット13がない場合には、前記D階ステ
ーション4に退避している搬送コンテナ2はそのまD階
ステーション4でB階ステーション4に空きパレット1
3が生じるまで待機される(ステップST18)。また
B階ステーション4に空きパレット13が生じた場合に
はステップST19に移行し、D階ステーション4に退
避している搬送コンテナ2がB階ステーション4の空き
パレット13に搬送処理され、ここに最初に搬送リクエ
ストされたA階ステーション4からB階ステーション4
へのコンテナ2の搬送が完了する。
ーション4からA階ステーション4に搬送コンテナ2が
搬送処理される。その後、B階ステーション4に空きパ
レット13があるかどうかが判断され(ステップST1
7)、空きパレット13がない場合には、前記D階ステ
ーション4に退避している搬送コンテナ2はそのまD階
ステーション4でB階ステーション4に空きパレット1
3が生じるまで待機される(ステップST18)。また
B階ステーション4に空きパレット13が生じた場合に
はステップST19に移行し、D階ステーション4に退
避している搬送コンテナ2がB階ステーション4の空き
パレット13に搬送処理され、ここに最初に搬送リクエ
ストされたA階ステーション4からB階ステーション4
へのコンテナ2の搬送が完了する。
【0068】例えば、3階ステーション4から7階ステ
ーション4に搬送リクエストがあり、3階ステーション
4および7階ステーション4に空きパレット13がない
状態において、さらに1階ステーション4から3階ステ
ーション4に搬送リクエストがあった場合の処理を、図
32に基づき簡単に説明すると、図32(a)の状態に
おいて、ステップST15に基づき、7階ステーション
4近くの空きパレット13が検索処理される。この検索
処理は、例えば、下位の階のステーション4より上位の
階のステーション4にコンテナ2を搬送する場合には、
搬送先階より下の階を近い順に優先して検索し、搬送先
階より下の階に空きパレット13がない場合には、搬送
先階より上の階を近い順に検索する。また上位の階のス
テーション4より下位の階のステーション4にコンテナ
2を搬送する場合には、搬送先階と搬送元階の各階を搬
送先階に近い順に優先して検索し、搬送先階と搬送元階
との間の階に空きパレット13がない場合には、次に搬
送先階より下の階を近い順に検索する。それでも空きパ
レット13がない場合には、搬送元階より上の階を搬送
先階に近い順に検索する方法とされている。なお、この
搬送先階近くの階の空きパレットを検索するための検索
処理のプログラムは適宜決定して垂直搬送装置1の制御
装置に組み込んでおけばよい。
ーション4に搬送リクエストがあり、3階ステーション
4および7階ステーション4に空きパレット13がない
状態において、さらに1階ステーション4から3階ステ
ーション4に搬送リクエストがあった場合の処理を、図
32に基づき簡単に説明すると、図32(a)の状態に
おいて、ステップST15に基づき、7階ステーション
4近くの空きパレット13が検索処理される。この検索
処理は、例えば、下位の階のステーション4より上位の
階のステーション4にコンテナ2を搬送する場合には、
搬送先階より下の階を近い順に優先して検索し、搬送先
階より下の階に空きパレット13がない場合には、搬送
先階より上の階を近い順に検索する。また上位の階のス
テーション4より下位の階のステーション4にコンテナ
2を搬送する場合には、搬送先階と搬送元階の各階を搬
送先階に近い順に優先して検索し、搬送先階と搬送元階
との間の階に空きパレット13がない場合には、次に搬
送先階より下の階を近い順に検索する。それでも空きパ
レット13がない場合には、搬送元階より上の階を搬送
先階に近い順に検索する方法とされている。なお、この
搬送先階近くの階の空きパレットを検索するための検索
処理のプログラムは適宜決定して垂直搬送装置1の制御
装置に組み込んでおけばよい。
【0069】従って、この例においては、6階のステー
ション4に空きパレット13があるため、3階ステーシ
ョン4の搬送コンテナ2は図32(b)に示される如
く、6階ステーション4に搬送されて退避する。そして
1階ステーション4の搬送コンテナ2は目的とする3階
ステーション4に搬送される(図32(c))。
ション4に空きパレット13があるため、3階ステーシ
ョン4の搬送コンテナ2は図32(b)に示される如
く、6階ステーション4に搬送されて退避する。そして
1階ステーション4の搬送コンテナ2は目的とする3階
ステーション4に搬送される(図32(c))。
【0070】なお、各コンテナ2の搬送処理は、原則と
して搬送リクエスト順に従って搬送される。そして搬送
先ステーション4がコンテナ2で満杯で、搬送できずに
待機している場合に搬送処理可能な搬送リクエストが入
力されれば、その搬送処理可能な搬送リクエストを先に
搬送処理するよう制御されている。また台車46が2台
備えられているため、搬送元階に近い台車46を優先し
て利用する制御を行ったり,一方の台車46でステーシ
ョン4からコンテナ2を搬出して他方の台車46でその
ステーション4に別のコンテナ2を搬入する作業を平行
して行うことができる等、効率のよい搬送処理が行え
る。
して搬送リクエスト順に従って搬送される。そして搬送
先ステーション4がコンテナ2で満杯で、搬送できずに
待機している場合に搬送処理可能な搬送リクエストが入
力されれば、その搬送処理可能な搬送リクエストを先に
搬送処理するよう制御されている。また台車46が2台
備えられているため、搬送元階に近い台車46を優先し
て利用する制御を行ったり,一方の台車46でステーシ
ョン4からコンテナ2を搬出して他方の台車46でその
ステーション4に別のコンテナ2を搬入する作業を平行
して行うことができる等、効率のよい搬送処理が行え
る。
【0071】上記実施例において、コンテナ2が図2の
ように下側のケース本体2aと上側の蓋体2bとが着脱
自在な別体構造のものを示しているが、図33〜図35
に示される如く、蓋体2bが開閉自在に連結されている
構造であってもよい。またエレベータ部11のパレット
受け台30の昇降方式もソレノイドやエアシリンダ等で
駆動する方式であってもよい。さらにラッチ体20と係
止片21の係止方式も上下方向に限らず、側面側から係
脱操作自在に係止される方式であってもよい。また第1
搬入搬出コンベヤ37が切欠部35より上方に出没操作
されて、パレット13上にコンテナ2を取込み、もしく
はパレット13上のコンテナ2を送り出す方式を示して
いるが、第1搬入搬出コンベヤ37の外周面に搬送突起
を設け、第1搬入搬出コンベヤ37の正逆搬送操作時に
搬送突起がパレット13の切欠部35より上方に出没自
在に突出してコンテナ2に係合し、コンテナ2を取込
み、送り出す方式としてもよい。
ように下側のケース本体2aと上側の蓋体2bとが着脱
自在な別体構造のものを示しているが、図33〜図35
に示される如く、蓋体2bが開閉自在に連結されている
構造であってもよい。またエレベータ部11のパレット
受け台30の昇降方式もソレノイドやエアシリンダ等で
駆動する方式であってもよい。さらにラッチ体20と係
止片21の係止方式も上下方向に限らず、側面側から係
脱操作自在に係止される方式であってもよい。また第1
搬入搬出コンベヤ37が切欠部35より上方に出没操作
されて、パレット13上にコンテナ2を取込み、もしく
はパレット13上のコンテナ2を送り出す方式を示して
いるが、第1搬入搬出コンベヤ37の外周面に搬送突起
を設け、第1搬入搬出コンベヤ37の正逆搬送操作時に
搬送突起がパレット13の切欠部35より上方に出没自
在に突出してコンテナ2に係合し、コンテナ2を取込
み、送り出す方式としてもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、垂直搬送装置におい
て、コンテナ搬送先のステーションのコンテナ待機部が
待機するコンテナで満杯であり、かつコンテナ搬送元の
ステーションのコンテナ待機部も待機するコンテナで満
杯である場合に、第3のステーションから前記搬送元の
ステーションへの搬送リクエストが入力されれば、前記
搬送元のステーションの搬送リクエストされているコン
テナを、前記搬送先以外の別のステーションのコンテナ
待機部の空き待機スペースに退避させ、前記搬送元のス
テーションに生じた空き待機スペースに前記第3のステ
ーションの搬送リクエストされているコンテナを搬送す
るコンテナの搬送制御方法であり、搬送先ステーション
および搬送元ステーションのそれぞれのコンテナ待機部
がコンテナで満杯の場合でも、他のステーションのコン
テナ待機部に空き待機スペースがあれば、第3のステー
ションの搬送コンテナを搬送することができ、ここに特
別なコンテナ退避用のステーションを別途設けることな
く、効率のよいコンテナの搬送が行え、コンテナの搬送
効率向上が図れる利点がある。
て、コンテナ搬送先のステーションのコンテナ待機部が
待機するコンテナで満杯であり、かつコンテナ搬送元の
ステーションのコンテナ待機部も待機するコンテナで満
杯である場合に、第3のステーションから前記搬送元の
ステーションへの搬送リクエストが入力されれば、前記
搬送元のステーションの搬送リクエストされているコン
テナを、前記搬送先以外の別のステーションのコンテナ
待機部の空き待機スペースに退避させ、前記搬送元のス
テーションに生じた空き待機スペースに前記第3のステ
ーションの搬送リクエストされているコンテナを搬送す
るコンテナの搬送制御方法であり、搬送先ステーション
および搬送元ステーションのそれぞれのコンテナ待機部
がコンテナで満杯の場合でも、他のステーションのコン
テナ待機部に空き待機スペースがあれば、第3のステー
ションの搬送コンテナを搬送することができ、ここに特
別なコンテナ退避用のステーションを別途設けることな
く、効率のよいコンテナの搬送が行え、コンテナの搬送
効率向上が図れる利点がある。
【図1】本発明の実施例における垂直搬送装置の外観斜
視図である。
視図である。
【図2】コンテナの外観斜視図である。
【図3】垂直搬送装置の一部を示す断面説明図である。
【図4】垂直搬送装置の一部を示す断面説明図である。
【図5】ステーションの外観正面図である。
【図6】ステーション内部の全体概略説明図である。
【図7】ステーション内部の一部斜視図である。
【図8】コンテナの循環手順を示す説明図である。
【図9】コンテナの循環手順を示す説明図である。
【図10】コンテナの循環手順を示す説明図である。
【図11】コンテナの循環手順を示す説明図である。
【図12】搬送装置の台車の配置を示す概略図である。
【図13】コンテナ移載機構の概略図である。
【図14】同斜視図である。
【図15】台車側にコンテナを移載する手順を示す説明
図である。
図である。
【図16】台車側にコンテナを移載する手順を示す説明
図である。
図である。
【図17】台車側にコンテナを移載する手順を示す説明
図である。
図である。
【図18】台車側にコンテナを移載する手順を示す説明
図である。
図である。
【図19】台車側にコンテナを移載する手順を示す説明
図である。
図である。
【図20】台車側にコンテナを移載する手順を示す説明
図である。
図である。
【図21】コンテナ待機棚側にコンテナを移載する手順
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図22】コンテナ待機棚側にコンテナを移載する手順
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図23】コンテナ待機棚側にコンテナを移載する手順
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図24】コンテナ待機棚側にコンテナを移載する手順
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図25】コンテナ待機棚側にコンテナを移載する手順
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図26】コンテナ待機棚側にコンテナを移載する手順
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図27】コンテナの搬送手順の一部を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図28】コンテナ搬送処理時における台車側のフロー
チャートである。
チャートである。
【図29】コンテナ搬送処理時におけるステーション側
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図30】コンテナの搬送手順の一部を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図31】コンテナの搬送手順の一部を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図32】コンテナ退避の一例を示す説明図である。
【図33】コンテナの他の例を示す蓋体の閉状態および
開状態の斜視図である。
開状態の斜視図である。
【図34】コンテナの他の例を示す蓋体の閉状態および
開状態の斜視図である。
開状態の斜視図である。
【図35】コンテナの他の例を示す蓋体の閉状態および
開状態の斜視図である。
開状態の斜視図である。
1 垂直搬送装置 2 コンテナ 4 ステーション 10 コンテナ待機棚 13 パレット 45 レール板 46 台車
Claims (1)
- 【請求項1】 上下方向の軌道に沿って往復移動自在に
走行される台車が備えられると共に、該台車の走行経路
に沿って少なくとも3箇所以上のステーションが配設さ
れ、各ステーションには複数のコンテナが待機できるコ
ンテナ待機部がそれぞれ備えられ、コンテナ待機部側と
台車側とでコンテナが移載自在とされ、任意のステーシ
ョンから別のステーションにコンテナを搬送する搬送リ
クエストが入力された場合に、その搬送リクエストに応
じてコンテナの搬送を行うよう制御する垂直搬送装置に
おいて、 コンテナ搬送先のステーションのコンテナ待機部が待機
するコンテナで満杯であり、かつコンテナ搬送元のステ
ーションのコンテナ待機部も待機するコンテナで満杯で
ある場合に、第3のステーションから前記搬送元のステ
ーションへの搬送リクエストが入力されれば、前記搬送
元のステーションの搬送リクエストされているコンテナ
を、前記搬送先以外の別のステーションのコンテナ待機
部の空き待機スペースに退避させ、前記搬送元のステー
ションに生じた空き待機スペースに前記第3のステーシ
ョンの搬送リクエストされているコンテナを搬送するこ
とを特徴とする垂直搬送装置におけるコンテナの搬送制
御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36049991A JP2664306B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 垂直搬送装置におけるコンテナの搬送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36049991A JP2664306B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 垂直搬送装置におけるコンテナの搬送制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05178571A JPH05178571A (ja) | 1993-07-20 |
JP2664306B2 true JP2664306B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=18469664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36049991A Expired - Fee Related JP2664306B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 垂直搬送装置におけるコンテナの搬送制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2664306B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5892651B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2016-03-23 | 株式会社岡村製作所 | 物品の移送方法及び物品の移送装置 |
FR3048876B1 (fr) * | 2016-03-16 | 2022-04-22 | Raoul Parienti | Plateforme elevatrice pour accessibilite aux personnes en fauteuil roulant |
CN110356754A (zh) * | 2018-11-06 | 2019-10-22 | 北京京东尚科信息技术有限公司 | 货物拣选系统及方法 |
NO345321B1 (en) * | 2019-03-25 | 2020-12-07 | Autostore Tech As | Automated grid storage and retrieval system with foam-based fire prevention system |
JP7446889B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2024-03-11 | 株式会社東芝 | 搬送制御システム及びプログラム |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP36049991A patent/JP2664306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05178571A (ja) | 1993-07-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11312573B2 (en) | Method and dispensing station for distributing articles | |
US7469782B2 (en) | Conveyor system for loading and unloading aircraft baggage | |
JPH06506430A (ja) | 積み下ろし装置、積み下ろし装置付き台車、積み下ろしステーション、及び同台車の利用方法 | |
TW387851B (en) | Tote transport system | |
JP2664306B2 (ja) | 垂直搬送装置におけるコンテナの搬送制御方法 | |
CN113942442B (zh) | 货物配送机器人系统及货物搬运方法 | |
JP2019162890A (ja) | 旅客機の荷物や貨物の搭載,輸送システム | |
JP2519348Y2 (ja) | 搬送装置のコンテナ移載機構 | |
JP3075780U (ja) | オートラック装置 | |
JP2006232437A (ja) | 物品の搬送方法及び物品搬送システム | |
JP2507065B2 (ja) | 垂直搬送装置 | |
JPH0441334A (ja) | 自動荷物積み込み装置 | |
JPH0544921U (ja) | コンテナ待機装置 | |
CN220535516U (zh) | 一种基于配送线路的三维自动调整钞箱位置的运钞车 | |
JP3489300B2 (ja) | ハンガー装置の搬送保管設備 | |
JPH0654608U (ja) | 垂直搬送路を利用した物品収納装置 | |
KR100522994B1 (ko) | 반송시스템 | |
JPS6039601B2 (ja) | 棚積設備 | |
CA2512938A1 (en) | Conveyor system for loading and unloading aircraft baggage | |
KR970065928A (ko) | 평면왕복식 주차장치 | |
JPH06239416A (ja) | パレットの搬送装置 | |
JPH09278120A (ja) | 物品保管装置 | |
JPH06156621A (ja) | 自動倉庫 | |
JP2003095425A (ja) | 物品搬送設備 | |
JPH0327443B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970603 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |