JP2507063B2 - 垂直搬送装置 - Google Patents

垂直搬送装置

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JP2507063B2 JP16329889A JP16329889A JP2507063B2 JP 2507063 B2 JP2507063 B2 JP 2507063B2 JP 16329889 A JP16329889 A JP 16329889A JP 16329889 A JP16329889 A JP 16329889A JP 2507063 B2 JP2507063 B2 JP 2507063B2
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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ビルなどに設置されて、書類ファイルな
どの定型物を垂直方向に搬送するための垂直搬送装置に
関する。
(従来の技術) 荷台を上下動させて荷物を搬送する装置として、例え
ば特公昭54−11194号公報に開示された装置が知られて
いる。この装置では、プーリーを介してワイヤーを垂下
し、ワイヤーの一端には荷台を吊下げ、他端にはリニア
モーターを吊下げている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このような装置では、垂直方向の移動範囲が
長い場合に、荷台を所望の高さに移動させるのにかなり
の時間を要するという問題があった。
また、リニアモーターでは荷台を正確に位置決めしに
くいという問題もあった。
(発明の目的) この発明は、従来技術における上述の課題を解決する
ためになされたものであり、垂直方向の移動範囲が長い
場合にも、所望の高さに荷台を素早く移動させることの
できる垂直搬送装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、荷台を正確に位置決めするのが容
易な垂直搬送装置を提供することを他の目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するため、この発明では、搬送物を
台車上に載置しつつ垂直方向に搬送するための垂直搬送
装置において、垂直に立設されたガイド板と、前記ガイ
ド板の上方に設置されたプーリーと、前記プーリーを制
動するブレーキと、前記プーリーを介して前記ガイド板
の表面側と裏面側とに垂下するロープと、前記ロープが
巻回されたロープ巻上装置をそれぞれ有し、前記ガイド
板の表面と裏面とにそれぞれ沿って走行する2台の台車
とを備えている。
そして、前記2台の台車は上下両方向に駆動可能なリ
ニアモーターの1次巻線を備えているとともに、前記ガ
イド板の表面と裏面とのそれぞれは、垂直方向に配設さ
れた2次導体を備えている。
(作用) ガイド板の両側にそれぞれ台車を設けたので、所望の
高さに素早くどちらかの台車を移動できる。
また、台車はロープ巻上装置を有しているので、ロー
プ巻上装置でロープを巻上げることにより、台車の上下
位置を調整できる。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例としての垂直搬送装置
を示す斜視図である。この垂直搬送装置は、垂直に立設
されたレール板(ガイド板)1と、レール板1の上方と
下方にそれぞれ設けられたプーリー2a,2bと、レール板
1の表面側と裏面側とをそれぞれ走行する2台の台車3
a,3bと、プーリー2a,2bをそれぞれ介して2台の台車3a,
3bを互いに連結するワイヤーロープ4とを備えている。
台車3a,3bは、リニアモーターの1次巻線(後述す
る。)をそれぞれ内蔵している。また、レール板1は、
平行平板状の基板11を有し、基板11の表面と裏面とのそ
れぞれには、リニアモーターの2次導体12と給電ライン
13とが鉛直方向(基板11の長手方向)に配設されてい
る。そして、基板11の表面の両端部は、台車3aの車輪が
走行するためのレール面14a,14bとなっている。基板11
の裏面も同様である。
第2図は、この垂直搬送装置の鉛直方向の動作を示す
概念図である。2台の台車3a,3bはそれぞれリニアモー
ターを有しているので、互いに反対方向(上向きと下向
き)に駆動すれば、1台のリニアモーターで駆動する場
合に比べて1/2の推力で駆動すればよい。従って、台車3
a,3bが内蔵するリニアモーターの1次巻線の大きさも半
分にすることができ、台車3a,3b全体を小型化すること
ができる。リニアモーターは駆動方向を変更できるの
で、2台の台車3a,3bを必要に応じて上昇させ、または
下降させることができる。例えば3相誘導型のリニアモ
ーターでは、1次巻線の3線のうち任意の2線を電源に
対して入れ換えることにより、駆動方向を変更できる。
このような駆動方向の変更を含めた台車3a,3bの制御
は、後述する制御装置によって行われる。
第3A図は、垂直搬送装置の駆動機構の構成を示す概略
正面図、第3B図はその概略側面図である。2台の台車3
a,3bは、垂直方向に高速で搬送するためのリニアモータ
ー31a,31bのほかに、上下方向の位置を調整するための
ロープ巻上装置36a,36bを有している。また、プーリー2
aは、プーリーブレーキ21を有している。プーリー2aに
はロープ4が巻回されており、台車3aまたは3bが巻上装
置36a,36bでロープ4を巻上げる際には、ロープ4自体
が動かないようにプーリーブレーキ21でプーリー2aが固
定される。
第4図はレール板1の上を走行する台車3の状態を示
す斜視図である。また、第5図はレール板1と台車3と
の配置関係を示す水平断面図である。
これらの図において、台車3のベース35の上には、ロ
ープ巻上装置としての巻上モーター36が設置されてい
る。また、巻上モーター36はモーターブレーキ37とプー
リー38とを備えている。プーリー38には、ロープ4が巻
回されており、巻上モーター36をどちらかの方向に回転
させることによって、台車3が上下方向(レール板1の
長手方向)に移動する。
第5図において、台車3のリニアモーターの1次巻線
31は、レール板1の2次導体12と対向するように、ベー
ス35の下部に設けられている。また、台車3は4つの車
輪32を有しており、この車輪32でレール面14a,14b上を
走行する。また、台車3のブラシ33は、レール板1の給
電ライン13上を摺動しつつ受電する。
リニアモーターを効率よく動作させるためには、1次
巻線31と2次導体12との隙間を所定の範囲に保つ必要が
ある。このため、台車3の側面のそれぞれにガイド車34
a〜34cが設けられている。ガイド車34a〜34cは、レール
板1と平行に立設されたU字形レール40の内部を走行
し、これによって1次巻線31と2次導体21との隙間が一
定範囲に保たれるほか、台車3の横方向のズレが防止さ
れている。なお、他の図では、ガイド車34a〜34cは省略
しており、またU字形レール40も、第1図にその一部の
みを示している。第4図では、第5図に示した台車3の
カバー39も省略されている。
ガイド車34a〜34bとU字形レール40のみによって、1
次巻線31と2次導体12とを所定の位置関係に保つことが
できるときには、台車3の車輪32は不要である。なお、
1次巻線31と2次導体とを所定の位置関係に保つ機構
は、他の構成であってもよい。
この垂直搬送装置は、書類ファイルなどの定型品(以
下、「搬送物」と呼ぶ。)を鉛直方向に搬送するための
装置である。そこで、第1図に示すように、台車3a(お
よび3b)は、搬送物Fを載置するとともに、必要に応じ
て±X方向に搬送物Fを移動させるための水平の移載装
置(ベルトコンベア)30を備えている。また、所定の高
さの位置(たとえばビルの各階)には、搬送物Fを垂直
搬送装置に搬入するための出発バッファ50と搬送物Fを
取出すための到着バッファ60とが設けられている。出発
バッファ50は搬送物Fを±Y方向に移動させるためのロ
ーラーコンベア51と、搬送物Fを台車3a,3b側に押出す
ための移動機構52とを備えている。また、到着バッファ
60は、搬送物Fを±Y方向に移動させるためのベルトコ
ンベア61を備えている。
第6図は、垂直搬送装置の電気的構成を示すブロック
図である。図において、制御装置100のCPU110には、2
つのI/Oポート120,130とメモリ140とが接続されてお
り、I/Oポート120には、モーターやブレーキなどに電源
を供給するドライバ121〜127が接続されている。また、
I/Oポート130には、位置センサ131〜135が接続されてい
る。さらに、CPU110は、操作者が命令を入力するための
操作盤200と接続されている。この操作盤200は、例えば
ビルの各階に設置されている。なお、メモリ140には、
以下に示す制御に必要なデータが記憶されている。
操作者が、操作盤200の入力キー(図示せず)などを
用いて台車を呼出すと、CPU110は、台車3a,3bのリニア
モーター31a,31bを互いに反対方向に駆動して、台車3a
または3bを操作者のいる階に移動させる。なお、この
際、ロープ4と台車3a,3bとの関係が相互にずれないよ
うにするため、台車3a,3bの巻上モーター用ブレーキ37
a,37bを動作させ、巻上モーター36a,36bを固定してい
る。各階の台車の停止位置には、位置センサ131〜135が
設置されている。この設置センサ131〜135は例えばフォ
トインタラプタで構成されており、台車3a(または3b)
に設けられている反射鏡30aが位置センサ131〜135の位
置(第6図の場合は位置センサ135の位置)に来ると、
そのことをI/Oポート130を介してCPU110に通知する。CP
U110はこの通知を受けると、リニアモーター31a,31bへ
の給電を停止し、台車3a,3bを停止させる。
しかし、リニアモーター31a,31bへの給電を停止した
だけでは、台車3aは正しい位置で停止できないことがあ
る。そこで、台車3aが正しい位置に来るように、高さ位
置の調整を自動的に行う。このために、CPU110はまずプ
ーリー2aのブレーキ21を動作させてプーリー2aを固定す
る。そして、位置を調整すべき台車(第6図の場合には
台車3a)の巻上モーター用ブレーキ37aを解除するとと
もに、巻上モーター36aを駆動する。位置センサ135によ
って台車3aが正確な位置に来たことが検出され、CPU110
に通知されると、CPU110は巻上モーター36aへの給電を
停止する。
以上のように、まずリニアモーター31a,31bを駆動し
て台車3a,3bを高速で搬送し、その後巻上モーター36a,3
6bで高さ位置を調整するようにすれば、台車3a,3bを正
確に位置決めできるという利点がある。
なお、2台の台車3a,3bはそれぞれ巻上モーター36a,3
6bを有しているので、これらを個々に駆動するようにす
れば、2台の台車3a,3bの位置決めを独立に行うことが
できる。また、2台の台車3a,3bの間隔を変更すること
も可能である。
さらに、ロープ4が長時間の使用の結果として伸びた
ような場合にも、巻上モーター36a,36bを用いれば、正
確な位置決めができるという利点もある。
上記実施例では位置センサ131〜135を各階に1つずつ
設けたが、より精密な位置決めをするためのセンサ(リ
ニアエンコーダなど)をさらに各階に設けておいてもよ
い。このような場合には、粗い位置決めのための位置セ
ンサ131〜135からの検出信号を用いてリニアモーター31
a,31bの制御を行い、その後、精密な位置決めのための
センサからの検出信号を用いて巻上モーター36a,36bの
制御を行うようにすればよい。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、ガイド板の
両側にそれぞれ台車を設けたので、垂直方向の移動範囲
が長い場合にも、所用の高さに素早く一方の台車を移動
できるという効果がある。
また、2台の台車はそれぞれロープ巻上装置を有して
おり、ロープ巻上装置でロープを巻上げることによって
台車の上下位置を調整できるので、台車を正確に位置決
めすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図、 第2図は実施例の鉛直方向の動作を示す概念図、 第3A図は実施例の駆動機構の構成を説明するための概略
正面図、 第3B図は第3A図の概略側面図、 第4図はレール板上の台車の走行状態を示す斜視図、 第5図はレール板と台車との配置関係を示す断面図、 第6図は実施例の電気的構成を示すブロック図である。 1……レール板(ガイド板)、 2a,2b……プーリー、21……ブレーキ、 3a,3b……台車、4……ワイヤーロープ、 12……2次導体、31……1次巻線、 36……巻上モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66F 7/02 B66F 7/02 E

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送物を台車上に載置しつつ垂直方向に搬
    送するための垂直搬送装置であって、 垂直に立設されたガイド板と、 前記ガイド板の上方に設置されたプーリーと、 前記プーリーを制動するブレーキと、 前記プーリーを介して前記ガイド板の表面側と裏面側と
    に垂下するロープと、 前記ロープが巻回されたロープ巻上装置をそれぞれ有
    し、前記ガイド板の表面と裏面とにそれぞれ沿って走行
    する2台の台車とを備えており、 前記2台の台車は上下両方向に駆動可能なリニアモータ
    ーの1次巻線を備えているとともに、 前記ガイド板の表面と裏面とのそれぞれは、垂直方向に
    配設された2次導体を備えていることを特徴とする垂直
    搬送装置。
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EP4108610A1 (de) * 2021-06-24 2022-12-28 Schneider Electric Industries SAS Linearmotorsystem und verfahren zum betreiben eines solchen

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