JP2674329B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JP2674329B2
JP2674329B2 JP2605091A JP2605091A JP2674329B2 JP 2674329 B2 JP2674329 B2 JP 2674329B2 JP 2605091 A JP2605091 A JP 2605091A JP 2605091 A JP2605091 A JP 2605091A JP 2674329 B2 JP2674329 B2 JP 2674329B2
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剛 徳田
定廣 嶋田
信弘 林
哲 村田
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インペラを有する電動
送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動送風機は、たとえ
ば、特開昭54−18764号公報に示すような構成が
一般的であった。その構成について、図3および図4に
ついて説明する。
【0003】すなわちモーター1は負荷側ブラケット2
反負荷側ブラケット3により外郭を成形し、負荷側ブラ
ケット2へ回転するシャフト4が突出し、ここにナット
5にてインペラ6が固着されていた。インペラ6の外周
および下方にはエアガイド7が装着され、インペラ6の
前方をケーシング8が覆っている。ケーシング8の中央
部にはインペラ6の吸い込み口6aに対向して吸気口8
aが開口している。
【0004】インペラ6は吸い込み口6aの近傍で急斜
面を有する傘状の前ファンプレート9と平板状の後ファ
ンプレート10とこれらの両ファンプレート9,10の
間に立設した複数個のファンブレード11とで構成され
ている。すなわちファンブレード11の上下両端部に
は、複数個の略凹形状をした爪部11aが形成されてお
り、これらの爪部11aが前ファンプレート9および後
ファンプレート10に設けられた複数個の角孔12に挿
入された後、かしめられることによってファンブレード
11が前ファンプレート9と後ファンプレート10に一
体に固定されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の電動送風機の構成では、インペラ6のファンブレード
11の爪部11aが前ファンプレート9と後ファンプレ
ート10のそれぞれの角孔12に挿入されてかしめられ
たとき、爪部11aが図3に示すような塑性変形11b
して角孔12の両縁に応力がかかることになる。またイ
ンペラ6は高速回転(36000rpm)するので遠心
力や風圧が加わって角孔12の応力集中した部分から亀
裂が入り、インペラ6が分解する危険性があった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するもので、イ
ンペラが高速で回転しても分解することのない電動送風
機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ローターとともに回転するインペラと、こ
のインペラの上部を覆うケーシングと、前記ローターの
負荷側のシャフトに固定されたベアリングを保持するエ
アガイドと、同反負荷側のシャフトに固定されたベアリ
ングを保持するブラケットとを具備し、前記インペラは
上部側に中央部の吸い込み口の近傍で急斜面を有する傘
状の前プレートと下部側に平板状の後プレートと前記前
プレートと後プレートとの間に立設した複数個のファン
ブレードとで構成されており、前記ファンブレードの上
下端部には前記前プレートと後プレートに設けた複数個
の角孔に嵌合挿入されてかしめ固定される爪部を有し、
前記爪部は少なくとも前記ファンブレードの上端側の爪
部が略L字形状に形成され前記インペラの外周側に前記
略L字の一辺が立ち上ってかしめ用の突起部を形成する
ように構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成により、ファンブレード
の爪部はインペラの外周側のみにかしめ用の突起部を形
成することにより、かしめた後で吸い込み口に近い側の
角孔の縁にはかしめ応力が作用しなくなる。したがって
高速で回転してもその部分の内部応力が増大することが
ない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2に基づき説明する。21は電動送風機本体(以下略
して本体と呼ぶ)で、この本体21内にはシャフト22
の上下部にベアリング23の圧入されたローター24が
あり、合成樹脂で形成されたエアガイド25とブラケッ
ト26によって回転自在に保持されている。ブラケット
26は段部を有する略円筒形で、その下方部でブラシホ
ルダー27を保持するとともに排気口26aが開口して
いる。ローター24の負荷側(上部側)には、エアガイ
ド25を貫通してシャフト22が突出し、そこにインペ
ラ28が固定され、ローター24とともに高速(360
00rpm)で回転するようになっている。そしてイン
ペラ28の上方をケーシング29が覆い、ケージング2
9の中央部にインペラ28の吸い込み口28aに対向し
て吸気口29aが開口している。
【0010】インペラ28は、アルミニウム板などで形
成された上部側には吸い込み口28aの近傍で急斜面を
有する傘状の前ファンプレート30と、下部側には平板
状の後ファンプレート31と、そして前ファンプレート
30と後ファンプレート31の間には略放射状に立設し
た複数枚のファンブレード32とを有して構成されてい
る。各ファンブレード32の上下端部には、複数個の爪
部33が形成され、こらの爪部33と対向する前ファン
プレート30と後ファンプレート31の位置に複数個の
スリット状の角孔34が形成され、それぞれの爪部33
が各角孔34に嵌合するように形成されている。ファン
ブレード32の爪部33は略L字形状に形成され、前記
インペラ28の外周側に前記略L字の一辺が立ち上って
かしめ用の突起部33aが形成されており、この突起部
33aがかしめられて図1に示す塑性変形33bするこ
とによりファンブレード32が前ファンプレート30と
後ファンプレート31とに一体に固定される。
【0011】上記構成において、ローター24とともに
インペラ28が高速で回転すると、インペラ28に遠心
力が働く。このとき、特に前ファンプレート30は傘状
であり、吸い込み口28aの近傍が急傾斜しているため
に急傾斜部分ほど遠心力の分力を多く受け、前ファンプ
レート30が一層ファンブレード32の上縁より引き離
される力が働くことになる。すなわち吸い込み口28a
間近かに設けられた角孔34の内方側の縁にかしめ応力
が作用しているとこの内部応力が遠心力の分力でより大
きく増大していく。しかしファンブレード32に形成さ
れた爪部33はインペラ28の外周側にしか突起部33
aが形成されていなくて、内周側では突起部33aがな
いので、前ファンプレート30の角孔34の内方側にか
しめ応力がかからなくなる。このため角孔34と吸い込
み口28aの距離dが短くても、前ファンプレート30
に亀裂が入って分解に至ることはなくなる。特に近年で
は電気掃除機の吸い込み力の向上にともないインペラ2
8など高速回転化が進んでおり、本発明は非常に有効な
手段となる。
【0012】なお、ファンブレード32下端部の爪部3
3は従来の爪部11aの形状にして後ファンプレート3
1の角孔34の両方側でかしめてもよい。この場合は、
後ファンプレート31が平板状のため、インペラ28の
遠心力による分力(平板に垂直方向の力)は0に等しく
なり、かしめ応力がインペラ28の回転遠心力によって
増大することがないかまたはごく小さいからである。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
電動送風機は、ファンブレードの爪部はインペラの外周
側のみに突起部を形成することにより、かしめた後で角
孔の内方側に応力が集中しなくなるので、インペラが高
速で回転しても従来のような傘状の前ファンブレードな
どが分解することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電動送風機のインペラの爪
部を示した部分断面図
【図2】同電動送風機の断面図
【図3】従来の電動送風機のインペラ爪部を示した部分
断面図
【図4】同電動送風機の一部を断面にした側面図
【符号の説明】
22 シャフト 23 ベアリング 24 ローター 25 エアガイド 26 ブラケット 28 インペラ 28a 吸い込み口 29 ケーシング 30 前ファンプレート(前プレート) 31 後ファンプレート(後プレート) 32 ファンブレード 33 爪部 33a 突起部 34 角孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 哲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−87899(JP,A) 特開 昭64−3300(JP,A) 特開 昭63−192994(JP,A) 実開 昭61−53596(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローターとともに回転するインペラと、こ
    のインペラの上部を覆うケーシングと、前記ローターの
    負荷側のシャフトに固定されたベアリングを保持するエ
    アガイドと、同反負荷側のシャフトに固定されたベアリ
    ングを保持するブラケットとを具備し、前記インペラは
    上部側に中央部の吸い込み口の近傍で急斜面を有する傘
    状の前プレートと下部側に平板状の後プレートと前記前
    プレートと後プレートとの間に立設した複数個のファン
    ブレードとで構成され、前記ファンブレードの上下端部
    には前記前プレートと後プレートに設けた複数個の角孔
    に嵌合挿入されてかしめ固定される爪部を有し、前記爪
    部は少なくとも前記ファンブレードの上端部側の爪部が
    略L字形状に形成され、かつ前記インペラの外周側に前
    記略L字の一辺が立ち上ってかしめ用の突起部を形成し
    ている電動送風機。
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