JPS6327113Y2 - - Google Patents

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JPS6327113Y2
JPS6327113Y2 JP1983070709U JP7070983U JPS6327113Y2 JP S6327113 Y2 JPS6327113 Y2 JP S6327113Y2 JP 1983070709 U JP1983070709 U JP 1983070709U JP 7070983 U JP7070983 U JP 7070983U JP S6327113 Y2 JPS6327113 Y2 JP S6327113Y2
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motor
side plate
plate
motor side
fan
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JP1983070709U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は例えば電気掃除機などに用いられる電
動送風機に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕 この種の電動送風機は例えば第1図のように構
成されている。すなわちaは駆動モータであつ
て、この駆動モータaには整流板bと遠心フアン
c、フアンカバーdがこの順に設けられていて、
上記フアンcから吐出した空気流を、矢印で示す
ように整流板bおよび駆動モータa内を通過させ
て、排気窓eから外部に排出するようになつてい
る。
また上記遠心フアンcは、モータ側プレートf
と反モータ側プレートg、羽根板hなどから構成
されている。そして従来はモータ側プレートfは
図示のように平坦な円板状をなし、一方、反モー
タ側プレートgはその外周側がモータ側に傾斜す
るような傘状に形成されている。
従つて吸入口iから吸入した空気流はモータ側
プレートfにて直角(遠心方向)に風路が曲げら
れるため、風損が大きいという問題があつた。
しかもモータ側プレートfが平板状をなしてい
るため、フアンcの重心がこのモータ側プレート
fよりも図示上側に位置している。このため軸受
jからかなり離れた位置でフアンの回転に伴なう
アンバランスが発生することがあり、電動送風機
の振動を大きくする原因にもなつていた。
そこで上記欠点を解消するために、例えば第2
図に示されるようにモータ側プレートfと反モー
タ側プレートgをそれぞれ傘状にしたものも考え
られたが、この場合、モータ側プレートfの折曲
げ部f′が強度的な弱点となり、高速回転される場
合などにおいてフアンの強度に問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情にもとづきなされたものでそ
の目的とするところは、フアンのアンバランスに
よる振動を生じにくく、かつ風損も少なく、しか
も強度の高いフアンをもつ電動送風機を提供する
ことにある。
〔考案の概要〕
すなわち本考案は、駆動モータに整流板と遠心
フアンとフアンカバーとをこの順に設けた電動送
風機において、上記遠心フアンはモータ側プレー
トと反モータ側プレートとこれら両プレートとの
間に配設される羽根板とによつて構成し、上記反
モータ側プレートはその外周側がモータ側に傾斜
するような傘状に形成するとともに、モータ側プ
レートはモータの回転軸に取付けるための中央平
坦部の外側部分を上記反モータ側プレートと同様
に上記モータ側に傾斜するような傘状に折曲げた
形状とし、かつこの折曲部分と交差する補強ビー
ドを上記モータ側プレートの一部を膨出させて形
成するとともに、この補強ビードを、上記羽根板
の回転方向裏面に沿つて上記モータ側プレートの
内面側に膨出させて設けたことを特徴とする電動
送風機である。
従つて本考案によれば、モータ側プレートと反
モータ側プレートとをそれぞれ傘状に形成したこ
とによつてフアンの重心が軸受側に近付き、フア
ンのアンバランスによる振動を生じにくくなる。
しかもモータ側プレートも斜流形状となるから、
吸入した空気の風損が低減する。しかもこのよう
に折曲げた形状のプレートであつても、この折曲
げ部分と交差してこれを補強する補強ビードをモ
ータ側プレートの一部を膨出させて設けたことに
よつて強度上の弱点をなくすことができ、強度の
高いフアンが得られるものである。
さらに、補強ビードを、羽根板の回転方向裏面
に沿つてモータ側プレートの内面側に膨出させて
設けたから、羽根板の表面とこれに対向する隣接
羽根板の裏面との間の空間を少なくして、上記表
裏面での風速の差を小さくしたから、羽根板の裏
面での空気流の剥離を抑制できて、風損を少なく
できる。
〔考案の実施例〕
以下に本考案の一実施例について第3図ないし
第6図を参照して説明する。第3図において図中
1は駆動モータを示す。この駆動モータ1は、排
気窓2を形成したモータケース3内に、図示しな
い固定子と、ロータ4とを収容している。また、
5はモータの回転軸であつて、この回転軸5の両
端部は軸受6,7によつて支持されている。そし
て図示上側の軸受6は、モータケースの一部を構
成する端面板3aに取付けられており、かつこの
端面板3aにはいくつかの通風孔8…が形成され
ている。
そして上記駆動モータ1には、整流板10と遠
心フアン11とフアンカバー12とがこの順に設
けられている。このフアンカバー12はモータケ
ース3に対して気密的に取付けられており、かつ
フアンカバー12の中央部分には導風口13が開
設されている。
一方、遠心フアン11はモータ側プレート15
と、反モータ側プレート16と、これらプレート
15,16間に配設される彎曲した形状の複数の
羽根板17…とから構成され、素材として例えば
アルミニウム等の金属板を用いている。そして、
モータ側プレート15の中心部に開設した取付孔
18に前記回転軸5を挿通し、上下のワツシヤ1
9,20およびナツト21を用いてこの回転軸5
に固定されるようになつている。一方、反モータ
側プレート16の中心部には、前記導風口13と
対向する位置に吸入口22が開設されている。
そして上記反モータ側プレート16は、その外
周側がモータ側に傾斜するような傘状に形成され
ている。
一方、モータ側プレート15は、前記回転軸5
に取付けるための中央平坦部15aの外側部分
を、上記反モータ側プレート16と同様に傘状に
折曲げた形状としている。そしてこの折曲部分1
5bには、補強ビード30…が形成されている。
これら補強ビード30…は、モータ側プレート1
5の一部をプレス等によつて膨出させたものであ
り、上記折曲部分15bと交差するように形成さ
れていて、この折曲部分15bを補強するように
なつている。
しかも、上記補強ビード30…は、第5図およ
び第6図に示されるように羽根板17…の裏面、
つまり回転方向(矢印F)に対して羽根板17…
の裏面に沿うように彎曲した形状をなし、かつモ
ータ側プレート15の内面側に膨出するように形
成されている。
一方、前記整流板10は、モータ側プレート1
5と対向するフアン対向部10aと、このフアン
対向部10aの外周部に周方向に等間隔で設けた
複数の空気取入口26…と、上記フアン対向部1
0aの内面側に設けた複数の案内羽根27…とを
合成樹脂材によつて一体成形してなるものであ
る。
そして上記フアン対向部10aは、モータ側プ
レート15とほぼ平行となるような形状、つまり
ほぼ傘状に形成されている。
上記構成の一実施例は、駆動モータ1によつて
遠心フアン11を回転させると、導風口13から
取入れられた空気は矢印で示すように遠心フアン
11と整流板10を通つてモータケース3内に入
り、排気窓2から外部に排出され、この空気流に
より駆動モータ1の冷却がなされる。
しかして上記遠心フアン11によれば、モータ
側プレート15と反モータ側プレート16をそれ
ぞれ傘状に形成したから、従来品(第1図参照)
に比較してフアンの重心を軸受6に近付けること
ができる。従つてフアンを回転させたときのアン
バランスによる振動の発生を防止する上できわめ
て効果的である。しかもモータ側プレート15に
よつて形成される風路が斜流となるため、吸入口
22から取入れた軸線方向の空気流が直角に曲げ
られることがなくなり、風損を低減できる。
そしてモータ側プレートの折曲部分15bをワ
ツシヤ19,20で補強するようにしたから、強
度的な弱点がなくなり、高速回転にも充分耐える
ことができる。
さらに、上記のような位置と形状に補強ビード
30…を設けたことによつて、以下述べる理由に
より風損を低減させる上で更に効果を上げること
ができる。
すなわち、第6図に矢印F2で示したように、
フアン通路内では回転方向に対して羽根板17の
表側は風速が大であることから空気流は羽根板表
面から剥離しにくいが、羽根板17の裏側は風速
が遅いため、空気流が羽根板から剥離し易いとい
う現象がある。
従つて、補強ビード30…を羽根板17の裏面
に沿つて設けることにより、剥離空間が少なくな
り、剥離による損失を少なくできるのである。す
なわちこの補強ビード30…は、折曲部分15b
を補強する機能と、風損を防ぐ機能の双方を発揮
できることになる。
〔考案の効果〕
前記したように本考案によれば、遠心フアンを
構成するモータ側プレートと反モータ側プレート
をそれぞれ外周側がモータ側に傾斜するような傘
状に形成することによつて、フアンの重心を軸受
側に近付けることができフアンのアンバランスに
よる振動を防止できるとともに、吸入した空気が
斜流となるから風損を低減する上でも効果的であ
る。しかもモータ側プレートの折曲部と交差して
膨出形成した補強ビードによつてフアンの強度を
高めることができるから、上記のような形状の斜
流フアンが実用上使用可能である。それだけでな
く、補強ビードを、羽根板の回転方向裏面に沿つ
てモータ側プレートの内面側に膨出させて設け
て、羽根板の表面とこれに対向する隣接羽根板の
裏面との間の空間を少なくして、上記表裏面での
風速の差を小さくしたから、羽根板の裏面での空
気流の剥離を抑制して、風損を小なくできる等、
高品質で高性能の電動送風機を得る上で大きな効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電動送風機を一部断面で示す側
面図、第2図は他の電動送風機の一部を示す断面
図、第3図は本考案の一実施例を一部断面で示す
側面図、第4図は第3図におけるフアン部分の拡
大断面図、第5図は第4図中の−線に沿う遠
心フアンの一部の断面図、第6図は同遠心フアン
の一部の横断面図である。 1……駆動モータ、10……整流板、11……
遠心フアン、12……フアンカバー、15……モ
ータ側プレート、15a……中央平坦部、15b
……折曲部分、16……反モータ側プレート、1
7……羽根板、30……補強ビード、30……補
強ビード(補強手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動モータに整流板と遠心フアンとフアンカバ
    ーとをこの順に設け、上記遠心フアンから吐出し
    た空気流を上記整流板および駆動モータ内を通過
    させて排出するようにした電動送風機において、
    上記遠心フアンはモータ側プレートと反モータ側
    プレートとこれらの間に配設される羽根板によつ
    て構成し、上記反モータ側プレートはその外周側
    がモータ側に傾斜するような傘状に形成するとと
    もに、モータ側プレートはモータの回転軸に取付
    けるための中央平坦部の外側部分を、上記反モー
    タ側プレートと同様に上記モータ側に傾斜するよ
    うな傘状に折曲げた形状とし、かつこの折曲部分
    と交差する補強ビードを上記モータ側プレートの
    一部を膨出させて形成するとともに、この補強ビ
    ードを、上記羽根板の回転方向裏面に沿つて上記
    モータ側プレートの内面側に膨出させて設けたこ
    とを特徴とする電動送風機。
JP7070983U 1983-05-12 1983-05-12 電動送風機 Granted JPS59175696U (ja)

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JP7070983U JPS59175696U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 電動送風機

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JP7070983U JPS59175696U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 電動送風機

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JPS59175696U JPS59175696U (ja) 1984-11-24
JPS6327113Y2 true JPS6327113Y2 (ja) 1988-07-22

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ID=30200859

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JP7070983U Granted JPS59175696U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 電動送風機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010209770A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Mitsubishi Electric Corp 電動送風機及び電動掃除機

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2360440A (en) * 1942-01-26 1944-10-17 Evans Prod Co Rotary air impeller
JPS534487U (ja) * 1976-06-30 1978-01-17

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