JP2000054988A - 遠心ファン - Google Patents
遠心ファンInfo
- Publication number
- JP2000054988A JP2000054988A JP10224017A JP22401798A JP2000054988A JP 2000054988 A JP2000054988 A JP 2000054988A JP 10224017 A JP10224017 A JP 10224017A JP 22401798 A JP22401798 A JP 22401798A JP 2000054988 A JP2000054988 A JP 2000054988A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- centrifugal fan
- end plate
- outer peripheral
- peripheral edge
- impellers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数が少なくバランス取り作業が簡単で
ある遠心ファンを供する。 【解決手段】 中央吸込口３より吸い込んだ空気を外周
方向に吐出する送風機１の複数の羽根10を有する遠心フ
ァン６において、前記複数の羽根10を一体に支持する円
板状の端板７に回転軸を中心にした円環状の削り代８が
一体に形成された遠心ファン。
ある遠心ファンを供する。 【解決手段】 中央吸込口３より吸い込んだ空気を外周
方向に吐出する送風機１の複数の羽根10を有する遠心フ
ァン６において、前記複数の羽根10を一体に支持する円
板状の端板７に回転軸を中心にした円環状の削り代８が
一体に形成された遠心ファン。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心ファンの回転
により送風する送風機の遠心ファンに関する。
により送風する送風機の遠心ファンに関する。
【０００２】
【従来の技術】高速で回転するロータである遠心ファン
が重量的にアンバランスであると、回転時に振動を生
じ、騒音や機械的性能の低下を招く。そこでバランス取
りが行われるが、通常遠心ファンの中央ボス部の外周に
複数配列された羽根の所要の１枚を選んで同羽根の所定
位置に所要重量のウエイトを固着して行うのが一般的で
ある。
が重量的にアンバランスであると、回転時に振動を生
じ、騒音や機械的性能の低下を招く。そこでバランス取
りが行われるが、通常遠心ファンの中央ボス部の外周に
複数配列された羽根の所要の１枚を選んで同羽根の所定
位置に所要重量のウエイトを固着して行うのが一般的で
ある。
【０００３】また樹脂製の遠心ファンでは、一側面にバ
ランス取り用の金属製ウエイトを環状に配設する例（実
開昭５７−８２８６５号公報）がある。
ランス取り用の金属製ウエイトを環状に配設する例（実
開昭５７−８２８６５号公報）がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし前者の例では、
羽根の所定位置にウエイトを固着する作業が面倒であ
り、また後者の例では樹脂製の遠心ファンに金属製ウエ
イトを配設するのが面倒であり、いずれの例も部品点数
が多い。本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、そ
の目的とする処は、部品点数が少なくバランス取り作業
が簡単である遠心ファンを供する点にある。
羽根の所定位置にウエイトを固着する作業が面倒であ
り、また後者の例では樹脂製の遠心ファンに金属製ウエ
イトを配設するのが面倒であり、いずれの例も部品点数
が多い。本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、そ
の目的とする処は、部品点数が少なくバランス取り作業
が簡単である遠心ファンを供する点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、中央吸込口より吸い込ん
だ空気を外周方向に吐出する送風機の複数の羽根を有す
る遠心ファンにおいて、前記複数の羽根を一体に支持す
る円板状の端板に回転軸を中心にした円環状の削り代が
一体に形成された遠心ファンとした。
を達成するために、本発明は、中央吸込口より吸い込ん
だ空気を外周方向に吐出する送風機の複数の羽根を有す
る遠心ファンにおいて、前記複数の羽根を一体に支持す
る円板状の端板に回転軸を中心にした円環状の削り代が
一体に形成された遠心ファンとした。
【０００６】遠心ファンの端板に削り代が円環状に一体
に形成されているので、削り代の所要箇所を削り取れば
簡単にバランス取りができる。遠心ファンを一部品で構
成し別途ウエイトを必要としないので、部品点数を少な
くでき、コストの低減を図ることができる。
に形成されているので、削り代の所要箇所を削り取れば
簡単にバランス取りができる。遠心ファンを一部品で構
成し別途ウエイトを必要としないので、部品点数を少な
くでき、コストの低減を図ることができる。
【０００７】請求項２記載の発明は、請求項１記載の遠
心ファンにおいて、前記削り代を周方向にわたって多数
の爪片で形成したことを特徴とする。回転バランスの測
定結果から所要箇所の爪片を欠き取れば、簡単にバラン
ス取りができる。
心ファンにおいて、前記削り代を周方向にわたって多数
の爪片で形成したことを特徴とする。回転バランスの測
定結果から所要箇所の爪片を欠き取れば、簡単にバラン
ス取りができる。
【０００８】請求項３記載の発明は、請求項１または請
求項２記載の遠心ファンにおいて、前記端板の外周縁に
前記削り代を形成したことを特徴とする。端板の外周縁
の所要箇所を削り取ればよいので、簡単な作業でバラン
ス取りができる。
求項２記載の遠心ファンにおいて、前記端板の外周縁に
前記削り代を形成したことを特徴とする。端板の外周縁
の所要箇所を削り取ればよいので、簡単な作業でバラン
ス取りができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図１および図２に図示し説明する。図１は本実施
の形態に係る送風機１の斜視図であり、図２はその分解
斜視図である。
ついて図１および図２に図示し説明する。図１は本実施
の形態に係る送風機１の斜視図であり、図２はその分解
斜視図である。
【００１０】概ね円盤状をしたファンケース２は、回転
中心軸に対して垂直な面で半割りに分割され、一方の分
割ファンケース２ａの中央に空気吸い込み用の吸込口３
が円形に穿設され、外周接線方向に分割吐出口４ａが延
びている。
中心軸に対して垂直な面で半割りに分割され、一方の分
割ファンケース２ａの中央に空気吸い込み用の吸込口３
が円形に穿設され、外周接線方向に分割吐出口４ａが延
びている。
【００１１】他方の分割ファンケース２ｂは、中央に円
開口と外周接線方向に分割吐出口４ｂを有する略対称な
形状をしており、両者を合体させることで１つの吐出口
４を有する円盤状ファンケース２が構成される。
開口と外周接線方向に分割吐出口４ｂを有する略対称な
形状をしており、両者を合体させることで１つの吐出口
４を有する円盤状ファンケース２が構成される。
【００１２】モータ５は、インナロータ５ａをアウタス
テータ５ｂ内にバランス取りして収容し、駆動軸５ｃを
分割ファンケース２ｂの中央円開口に外側から貫通さ
せ、アウタステータ５ｂを分割ファンケース２ｂの開口
周縁に固着する。そして円開口を貫通した駆動軸５ｃに
遠心ファン６が一体に軸支され、一方の分割ファンケー
ス２ａを被せて両分割ファンケース２ａ，２ｂを合体固
着する。
テータ５ｂ内にバランス取りして収容し、駆動軸５ｃを
分割ファンケース２ｂの中央円開口に外側から貫通さ
せ、アウタステータ５ｂを分割ファンケース２ｂの開口
周縁に固着する。そして円開口を貫通した駆動軸５ｃに
遠心ファン６が一体に軸支され、一方の分割ファンケー
ス２ａを被せて両分割ファンケース２ａ，２ｂを合体固
着する。
【００１３】ここに遠心ファン６は、円板状の端板７の
中心に中央ボス部９が突出しており、端板７に立設され
た複数の羽根10が中央ボス部９の周囲に等間隔に配列さ
れており、端板７の羽根10が立設された部分よりさらに
遠心方向に延出した外周縁部７ａが削り代であり、同削
り代を多数の爪片８で構成している。
中心に中央ボス部９が突出しており、端板７に立設され
た複数の羽根10が中央ボス部９の周囲に等間隔に配列さ
れており、端板７の羽根10が立設された部分よりさらに
遠心方向に延出した外周縁部７ａが削り代であり、同削
り代を多数の爪片８で構成している。
【００１４】すなわち端板７の外周縁部７ａは、放射方
向に指向した多数の切り込みが周方向に亘って等間隔に
入れられて相隣る切り込みにより爪片８が形成されてい
る。
向に指向した多数の切り込みが周方向に亘って等間隔に
入れられて相隣る切り込みにより爪片８が形成されてい
る。
【００１５】したがって遠心ファン６の回転バランスを
測定した結果に基づいて遠心ファン６の外周縁部７ａの
所要箇所の爪片８を切り込みに沿って折って欠き取るこ
とによりバランス取りを簡単に行うことができる。
測定した結果に基づいて遠心ファン６の外周縁部７ａの
所要箇所の爪片８を切り込みに沿って折って欠き取るこ
とによりバランス取りを簡単に行うことができる。
【００１６】遠心ファン６を一部品で構成しており別途
ウエイトを必要としないので、部品点数を少なくでき、
コストの低減を図ることができる。
ウエイトを必要としないので、部品点数を少なくでき、
コストの低減を図ることができる。
【００１７】次に別の実施の形態に係る遠心ファン20に
ついて図３に図示する。同遠心ファン20は、羽根23を一
体に支持する円板状の端板21の羽根23とは反対側側面に
回転軸を中心にした円環状の環状突条部21ａが若干突出
して削り代として形成されている。
ついて図３に図示する。同遠心ファン20は、羽根23を一
体に支持する円板状の端板21の羽根23とは反対側側面に
回転軸を中心にした円環状の環状突条部21ａが若干突出
して削り代として形成されている。
【００１８】そして環状突条部21ａは、回転軸に平行な
方向に指向した多数の切り込みが周方向に亘って等間隔
に入れられて相隣る切り込みにより爪片22が形成されて
いる。
方向に指向した多数の切り込みが周方向に亘って等間隔
に入れられて相隣る切り込みにより爪片22が形成されて
いる。
【００１９】したがって遠心ファン20の回転バランスを
測定した結果に基づいて遠心ファン20の環状突条部21ａ
の所要箇所の爪片22を切り込みに沿って折って欠き取る
ことによりバランス取りを簡単に行うことができる。
測定した結果に基づいて遠心ファン20の環状突条部21ａ
の所要箇所の爪片22を切り込みに沿って折って欠き取る
ことによりバランス取りを簡単に行うことができる。
【００２０】以上の実施の形態では、削り代を切り込み
を入れて爪片８，22で構成したが、切り込みを入れずに
単に削り代としてもよい。すなわち図４に示す遠心ファ
ン30は、前記遠心ファン６と略同じ形状をしており、中
央ボス部33の周囲に複数の羽根34が立設された端板31の
外周縁部が削り代32であり、切り込み等は入れられてい
ない。
を入れて爪片８，22で構成したが、切り込みを入れずに
単に削り代としてもよい。すなわち図４に示す遠心ファ
ン30は、前記遠心ファン６と略同じ形状をしており、中
央ボス部33の周囲に複数の羽根34が立設された端板31の
外周縁部が削り代32であり、切り込み等は入れられてい
ない。
【００２１】この遠心ファン30は、回転バランスの測定
結果に基づき端板31の外周縁部の削り代32の所要箇所を
図４に示すような切削工具35により削り取るようにして
バランス取りを簡単に行うことができる。
結果に基づき端板31の外周縁部の削り代32の所要箇所を
図４に示すような切削工具35により削り取るようにして
バランス取りを簡単に行うことができる。
【００２２】遠心ファン30を一部品で構成しており別途
ウエイトを必要としないので、部品点数を少なくでき、
コストの低減を図ることができる。
ウエイトを必要としないので、部品点数を少なくでき、
コストの低減を図ることができる。
【００２３】また図５に示す遠心ファン40は、前記遠心
ファン20と略同じ形状をしており、複数の羽根43を一体
に支持する端板41の羽根43と反対側に環状突条部により
削り代42が形成されており、同削り代42には切り込み等
は入れられていない。
ファン20と略同じ形状をしており、複数の羽根43を一体
に支持する端板41の羽根43と反対側に環状突条部により
削り代42が形成されており、同削り代42には切り込み等
は入れられていない。
【００２４】この遠心ファン40は、回転バランスの測定
結果に基づき端板41の削り代42の所要箇所を図４に示す
ような切削工具35により削り取るようにしてバランス取
りを簡単に行うことができる。
結果に基づき端板41の削り代42の所要箇所を図４に示す
ような切削工具35により削り取るようにしてバランス取
りを簡単に行うことができる。
【００２５】この遠心ファン40も一部品で構成しており
別途ウエイトを必要としないので、部品点数を少なくで
き、コストの低減を図ることができる。
別途ウエイトを必要としないので、部品点数を少なくで
き、コストの低減を図ることができる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る送風機の斜視図で
ある。
ある。
【図２】同分解斜視図である。
【図３】別の実施の形態に係る遠心ファンの斜視図であ
る。
る。
【図４】また別の実施の形態に係る遠心ファンの斜視図
である。
である。
【図５】さらに別の実施の形態に係る遠心ファンの斜視
図である。
図である。
１…送風機、２…ファンケース、３…吸込口、４…吐出
口、５…モータ、６…遠心ファン、７…端板、８…爪
片、９…中央ボス部、10…羽根、20…遠心ファン、21…
端板、22…爪片、23…羽根、30…遠心ファン、31…端
板、32…削り代、33…中央ボス部、34…羽根、35…切削
工具、40…遠心ファン、41…端板、42…削り代、43…羽
根。
口、５…モータ、６…遠心ファン、７…端板、８…爪
片、９…中央ボス部、10…羽根、20…遠心ファン、21…
端板、22…爪片、23…羽根、30…遠心ファン、31…端
板、32…削り代、33…中央ボス部、34…羽根、35…切削
工具、40…遠心ファン、41…端板、42…削り代、43…羽
根。
Claims (3)
- 【請求項１】 中央吸込口より吸い込んだ空気を外周方
向に吐出する送風機の複数の羽根を有する遠心ファンに
おいて、 前記複数の羽根を一体に支持する円板状の端板に回転軸
を中心にした円環状の削り代が一体に形成されたことを
特徴とする遠心ファン。 - 【請求項２】 前記削り代を周方向にわたって多数の爪
片で形成したことを特徴とする請求項１記載の遠心ファ
ン。 - 【請求項３】 前記端板の外周縁に前記削り代を形成し
たことを特徴とする請求項１または請求項２記載の遠心
ファン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224017A JP2000054988A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 遠心ファン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224017A JP2000054988A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 遠心ファン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000054988A true JP2000054988A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16807287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10224017A Pending JP2000054988A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 遠心ファン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000054988A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010205642A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Panasonic Corp | 加熱調理器 |
| KR101238922B1 (ko) * | 2013-01-21 | 2013-03-06 | 주식회사 이앰 | 터보 블로어 |
| JP2019065709A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 日本電産株式会社 | インペラ、羽根車、送風装置、及び、送風装置の製造方法 |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10224017A patent/JP2000054988A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010205642A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Panasonic Corp | 加熱調理器 |
| KR101238922B1 (ko) * | 2013-01-21 | 2013-03-06 | 주식회사 이앰 | 터보 블로어 |
| JP2019065709A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 日本電産株式会社 | インペラ、羽根車、送風装置、及び、送風装置の製造方法 |
| US11149749B2 (en) | 2017-09-28 | 2021-10-19 | Nidec Corporation | Impeller, impeller blade wheel, air-blowing device, and method of manufacturing air-blowing device |
| JP7020031B2 (ja) | 2017-09-28 | 2022-02-16 | 日本電産株式会社 | インペラ、羽根車、送風装置、及び、送風装置の製造方法 |
| JP2022064972A (ja) * | 2017-09-28 | 2022-04-26 | 日本電産株式会社 | インペラ、羽根車、及び、送風装置 |
| JP7355127B2 (ja) | 2017-09-28 | 2023-10-03 | ニデック株式会社 | インペラ、羽根車、及び、送風装置 |
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