JP2671485B2 - ディスク処理装置 - Google Patents

ディスク処理装置

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JP2671485B2
JP2671485B2 JP1086467A JP8646789A JP2671485B2 JP 2671485 B2 JP2671485 B2 JP 2671485B2 JP 1086467 A JP1086467 A JP 1086467A JP 8646789 A JP8646789 A JP 8646789A JP 2671485 B2 JP2671485 B2 JP 2671485B2
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文男 市川
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はディスク媒体およびディスク処理装置に関
し、特に磁気ディスク媒体上の記録フォーマットに関す
る。
従来技術 従来、固定データ長磁気ディスクサブシステムにおい
ては、第3図に示すような磁気ディスク媒体のフォーマ
ットが採用されている。
すなわち、第3図(a)に示すように、各データ部D
の直前に同期引込みのためのギャップGをはさんでカウ
ント部Cを設けるか、または第3図(b)に示すよう
に、ギャップGで区切られた2個のデータ部群毎に、2
個のデータ部群の直前にギャップGをはさんでカウント
部Cを設けるか、あるいは第3図(c)に示すように、
ギャップGで区切られたn個(nは3以上の正の整数)
のデータ部群毎に、n個のデータ部群の直前にギャップ
Gをはさんでカウント部Cを設けるようにしたフォーマ
ットが採用されている。
このような従来の固定データ長磁気ディスクサブシス
テムでは、各データ部Dおよびカウント部C間にギャッ
プGをはさんで磁気ディスク媒体のフォーマットを形成
させているので、磁気ディスク媒体においてギャップG
の占める割合が大きく、磁気ディスク媒体の実効データ
容量が非常に低い(全データ容量の約60%〜70%)とい
う欠点がある。
また、磁気ディスク媒体の実効データ容量が非常に低
いため、マルチトラック処理における平均データ転送レ
イトが低いという欠点がある。
発明の目的 本発明は上記のような従来のものの欠点を除去すべく
なされたもので、各データとカウント部データとの間に
ギャップの存在しない、実効データ容量の大きなディス
ク媒体の提供を目的とする。
また本発明は、マルチトラック処理における平均デー
タ転送レイトを向上させることができるディスク媒体お
よびディスク処理装置の提供を目的とする。
発明の構成 本発明によるディスク媒体は、固定データ長の各デー
タ間にギャップが設けられたディスク媒体であって、前
記データの識別情報を示すカウント部データと前記デー
タとを連続して記憶したことを特徴とする。
本発明によるディスク処理装置は、ディスク装置と上
位装置との間の固定データ長のデータの転送を制御する
ディスク処理装置であって、前記固定データ長の各デー
タ間にギャップが設けられ、前記データの識別情報を示
すカウント部データと前記データとを連続して記憶した
ディスク媒体に対する読出し書込み時に、前記カウント
部データの前記ディスク媒体に対する読出し書込み量を
計数する計数手段と、予め設定されたカウント部データ
を格納する格納手段と、前記計数手段の計数値にしたが
って、前記ディスク媒体から読出されたカウント部デー
タと前記格納手段に格納されたカウント部データとを比
較する比較手段と、前記比較手段により一致が検出され
たとき、当該カウント部データに連続して前記ディスク
媒体から読出された前記固定データ長のデータを前記上
位装置に転送制御する手段とを有することを特徴とす
る。
実施例 次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。図において、磁気ディスク処理装置2はホストプ
ロセッサ1と、複数のファイルを記憶する磁気ディスク
装置3との間に設置されている。
この磁気ディスク処理装置2のホストインタフェース
制御回路21はホストプロセッサ1との間で命令や実行結
果、およびデータの受渡しを行う。
マイクロプロセッサ22はホストインタフェース制御回
路21を介してホストプロセッサ1から受取った命令を解
読し、実行結果をホストプロセッサ1に対して送出す
る。
ディスクインタフェース制御回路23はマイクロプロセ
ッサ22の指示により磁気ディスク装置3との間で命令や
実行結果、およびデータの受渡しを行う。
データ転送制御回路24はマイクロプロセッサ22の指示
によりホストインタフェース制御回路21とディスクイン
タフェース制御回路23との間のデータ転送制御を行う。
データ部カウンタ回路25はディスクインタフェース制
御回路23を介して磁気ディスク装置3との間でデータ部
データの受渡しが行われる毎に減算を行い、この減算処
理によりデータ部データの受渡しが終了したことを検出
すると、そのことをデータ転送制御回路24に通知する。
カウント部カウンタ回路26はディスクインタフェース
制御回路23を介して磁気ディスク装置3との間でカウン
ト部データの受渡しが行われる毎に減算を行い、この減
算処理によりカウント部データの受渡しが終了したこと
を検出すると、そのことをデータ転送制御回路24および
データ部カウンタ回路25に通知する。
データ貯蔵回路27には磁気ディスク装置3への書込み
時にデータ部データに先立って書込まれるカウント部デ
ータ、あるいは磁気ディスク装置3からの読取り時にデ
ータ部データに先立って読取られるカウント部データと
比較するための期待値が格納される。
比較回路28はカウント部カウンタ回路26の値にしたが
って、磁気ディスク装置3から読取られたカウント部デ
ータとデータ貯蔵回路27に格納された期待値とを比較す
る。
第2図は本発明の一実施例による磁気ディスク媒体の
フォーマットを示す図である。図において、カウント部
データCとデータ部データDとは間にギャップGをはさ
まずに連続して記憶されている。
これら第1図および第2図を用いて本発明の一実施例
の動作について説明する。
磁気ディスク装置3からデータを読取る場合、マイク
ロプロセッサ22は読取りを行うデータ部データDに対応
するカウント部データCの期待値をデータ貯蔵回路27に
セットし、その後にディスクインタフェース制御回路23
にデータ読取り動作指示を出力する。
このデータ読取り動作指示によりディスクインタフェ
ース制御回路23を介して磁気ディスク装置3からカウン
ト部データCが読取られると、カウント部カウンタ回路
26はディスクインタフェース制御回路23を介して磁気デ
ィスク装置3との間でカウント部データCの受渡しが行
われる毎に、予めセットされたカウント部データCのデ
ータ長に対応するカウント値の減算を行う。
磁気ディスク装置3から読取られたカウント部データ
Cはデータ転送制御回路24を介して比較回路28に送出さ
れ、カウント部カウンタ回路26の値にしたがって、比較
回路28においてデータ貯蔵回路27に格納された期待値と
比較される。
比較回路28においてカウント部データCの全データの
比較が正常に終了した場合、データ転送制御回路24はカ
ウント部データCの受渡しが終了したことを示すカウン
ト部カウンタ回路26からの通知を受取ると、カウント部
データCに連続して磁気ディスク装置3から読取られた
データ部データDをディスクインタフェース制御回路23
からホストインタフェース制御回路21に転送するよう制
御する。
また、データ部カウンタ回路25はカウント部データC
の受渡しが終了したことを示すカウント部カウンタ回路
26からの通知を受取ると、ディスクインタフェース制御
回路23でカウント部データCに連続して磁気ディスク装
置3から読取られたデータ部データDの受渡しが行われ
る毎に、予め設定されたデータ部データDの固定データ
長に対応するカウント値の減算を行う。
このデータ部カウンタ回路25においてデータ部データ
Dの受渡しが終了したことを検出したことがデータ転送
制御回路24に通知されると、データ転送制御回路24では
データ部データDのディスクインタフェース制御回路23
からホストインタフェース制御回路21への転送制御を終
了する。
上述の処理動作を繰返し行うことによって、ホストプ
ロセッサ1から指示されたデータバイト数のデータをホ
ストプロセッサ1に転送すると、ホストプロセッサ1か
らの読取り命令に対する磁気ディスク処理装置2の処理
が終了する。
次に、磁気ディスク装置3にデータを書込む場合、磁
気ディスク処理装置2は目的とするカウント部データC
の1つ前のカウント部データCを必ず読取り、磁気ディ
スク媒体上の位置の確認を行う。この磁気ディスク媒体
上の位置の確認を行った後に、磁気ディスク媒体上への
カウント部データC及びデータ部データDの書込みが行
われる。
ギャップGの処理中に、次に書込むべきカウント部デ
ータCがデータ貯蔵回路27にセットされ、カウント部デ
ータCのカウント値がカウント部カウンタ回路26にセッ
トされ、データ部データDの固定データ長に対応するカ
ウント値がデータ部カウンタ回路25にセットされる。
その後に、マイクロプロセッサ22はデータ転送制御回
路24およびディスクインタフェース制御回路23に対して
磁気ディスク装置3へのデータの書込みを指示する。
データ転送制御回路24はマイクロプロセッサ22からの
指示を受取ると、カウント部カウンタ回路26からの信号
によりデータ貯蔵回路27にセットされたカウント部デー
タCをディスクインタフェース制御回路23に送って、磁
気ディスク装置3へのカウント部データCの書込みを行
う。
このカウント部データCの書込みが行われた後に、デ
ータ転送制御回路24はホストインタフェース制御回路21
を介してホストプロセッサ1から送られてくるデータ部
データDをディスクインタフェース制御回路23に送っ
て、磁気ディスク装置3へのデータ部データDの書込み
を行う。
上述の処理動作を繰返し行うことによって、ホストプ
ロセッサ1から指示されたデータバイト数のデータを磁
気ディスク装置3に書込むと、ホストプロセッサ1から
の書込み命令に対する磁気ディスク処理装置2の処理が
終了する。
尚、上述の磁気ディスク装置3に対する読取り動作お
よび書込み動作時におけるデータの読取り誤りの処理
は、従来の磁気ディスク処理装置と同様に、一時データ
貯蔵回路を設けることにより処理することができる。
このように、磁気ディスク媒体のフォーマットをカウ
ント部データCとデータ部デーDとが連続するように形
成することによって、第3図(a)〜第3図(c)に示
す従来の磁気ディスク媒体のフォーマットにおけるカウ
ント部データCとデータ部データDとの間のギャップG
を除去することができ、磁気ディスク媒体の実効データ
容量を大きくすることができる。
また、磁気ディスク装置3から読取られたカウント部
データCと、予めデータ貯蔵回路27にセットされた期待
値とをカウント部カウンタ回路26のカウント値にしたが
って比較回路28で比較し、一致が検出されたときに該カ
ウント部データCに連続して磁気ディスク装置3から読
取られたデータ部データDをホストプロセッサ1に転送
するようにすることによって、カウント部データCとデ
ータ部データDとの間にギャップGが存在しなくとも、
カウント部データCおよびデータ部データDを各々識別
して処理することができる。
よって、磁気ディスク装置3の実効データ容量を大き
くすることができるとともに、カウント部データCとデ
ータ部データDとの間のギャップGの処理を省略できる
ので、マルチトラック処理における平均データ転送レイ
トを向上させることができる。
尚、本発明の一実施例ではカウント部カウンタ回路26
の値にしたがって順次カウント部データCを期待値と比
較するようにしたが、カウント部データCをいったんレ
ジスタなどに保持し、カウント部カウンタ回路26でカウ
ント部データCの読出し終了が検出されたときに、該レ
ジスタの値と期待値とを比較してもよい。
また、本発明の一実施例では磁気ディスク処理装置に
ついて述べたが、ギャップを介してデータが記憶される
他のディスク装置に適用できることは明白であり、これ
らに限定されない。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、データとデータ
の識別情報を示すカウント部データとを連続して記憶し
たことにより、各データとカウント部データとの間にギ
ャップの存在しない、実効データ容量の大きなディスク
媒体を提供することができるという効果がある。
また、本発明のディスク処理装置によれば、ディスク
装置からの読出し量にしたがって、カウント部データと
予め設定されたカウント部データとを比較し、それらの
一致が検出されたときに該カウント部データに連続して
ディスク装置から読出されたデータを上位装置に転送す
るようにすることによって、マルチトラック処理におけ
る平均データ転送レイトを向上させることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図は本発明の一実施例による磁気ディスク媒体のフォ
ーマットを示す図、第3図は従来例の磁気ディスク媒体
のフォーマットを示す図である。 主要部分の符号の説明 1……ホストプロセッサ 2……磁気ディスク処理装置 3……磁気ディスク装置 22……マイクロプロセッサ 24……データ転送制御回路 25……データ部カウンタ回路 26……カウント部カウンタ回路 27……データ貯蔵回路 28……比較回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク装置と上位装置との間の固定デー
    タ長のデータ転送を制御するディスク処理装置であっ
    て、前記固定データ長の各データ間にギャップが設けら
    れ、前記データの識別情報を示すカウント部データと前
    記データとを連続して記憶したディスク媒体に対する読
    み出し書き込み時に、前記カウント部データの前記ディ
    スク媒体に対する読み出し書き込み量を計数する計数手
    段と、予め設定されたカウント部データを格納する格納
    手段と、前記計数手段の計数値にしたがって、前記ディ
    スク媒体から読出されたカウント部データと前記格納手
    段に格納されたカウント部とデータとを比較する比較手
    段と、前記比較手段により一致が検出されたとき、当該
    カウント部データに連続して前記ディスク媒体から読出
    された前記固定データ長のデータを前記上位装置に転送
    制御する手段とを有することを特徴とするディスク処理
    装置。
JP1086467A 1989-04-05 1989-04-05 ディスク処理装置 Expired - Lifetime JP2671485B2 (ja)

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JPH02265076A JPH02265076A (ja) 1990-10-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58115607A (ja) * 1981-12-28 1983-07-09 Fujitsu Ltd 記憶装置システム

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