JP2677389B2 - 磁気テープ制御装置 - Google Patents

磁気テープ制御装置

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JP2677389B2 JP63173594A JP17359488A JP2677389B2 JP 2677389 B2 JP2677389 B2 JP 2677389B2 JP 63173594 A JP63173594 A JP 63173594A JP 17359488 A JP17359488 A JP 17359488A JP 2677389 B2 JP2677389 B2 JP 2677389B2
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【発明の詳細な説明】 [概要] 磁気テープのテープマークを検出する検出機構を有す
る磁気テープ制御装置に関し、 1つのコマンドによって複数のファイルをよみとばし
テープマークへの位置付けを行なうことによりコマンド
のオーバーヘッドを削減するようにした磁気テープ制御
装置を提供することを目的とし、 スキップすべきテープマーク数を指定するコマンドを
解読する解読手段と、コマンドで指定されたスキップす
べきテープマーク数を計数する計数手段と、磁気テープ
のテープマークを検出するテープマーク検出手段と、該
検出手段の出力を受信するごとに前記計数手段を減算さ
せ、ゼロとなったとき前記テープマーク検出手段の検出
を停止させる制御手段と、で構成した。
[産業上の利用分野] 本発明は、磁気テープのテープマークを検出する検出
機構を有する磁気テープ制御装置に関する。
今日のコンピュータシステムにおいて、最も普及して
いる外部記憶装置として磁気テープ装置が知られてい
る。
この磁気テープ装置は、長さが500〜2400フィート、
幅が1/2インチの長尺帯状フィルム面に磁性体を塗布
し、磁気ヘッドによって長手方向に磁化することにより
データを記録するものである。
磁気テープ上のデータ記録の単位は、ブロックと呼ば
れ、複数のブロックが集まって1つのファイルを構成す
る。
1巻当り170〜280Mバイトもの記憶容量をもつ磁気テ
ープ媒体では、1つの媒体(リール)に複数のファイル
を記録することがしばしば行なわれる。これをマルチフ
ァイルボリュームという。このマルチファイルボリュー
ムではファイルとファイルの区分はテープマークという
特種な記録パターンにより識別される(第3図、参
照)。
したがって、磁気テープのファイルを処理する際には
効率よく所望のファイルを取り出すことが必要となる。
[従来の技術] 従来の磁気テープ制御装置としては、例えば第4図に
示すようなものがある。
第4図において、1はホストCPU、2はチャネル、3
は磁気テープ制御装置である。磁気テープ制御装置3
は、チャネルインタフェース制御部4と、マイクロプロ
セッサ5と、リードライト制御部6と、を有している。
ホストCPU1からのコマンドはチャネル2およびチャネ
ルインタフェース制御部3を介してマイクロプロセッサ
5に与えられ、マイクロプロセッサ5はこのコマンドに
よりリードライト制御部6を作動させて、データを磁気
テープ7に読み書きする。
この場合、システムのジョブが磁気テープ7上のファ
イルを処理する際にはホストCPU1によるコマンド(FORW
ARD SPACE FILE COMMAND)を使ってヘッドを所定のファ
イル位置に位置付けしていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の磁気テープ制御装置
にあっては、磁気テープ上のファイルを処理する際、例
えば第3図において、第3ファイルの第1ブロックの先
頭から読み書きしようとする場合、コマンドを3回発行
する必要があった。このため、ホストCPUは3回動作す
る必要があり、ステップ数が増大して効率よくファイル
を処理することができないという問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであって、1つのコマンドによって複数のファイル
をよみとばしテープマークへの位置付けを行なうことに
よりコマンドのオーバーヘッドを削減するようにした磁
気テープ制御装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するたの手段] 第1図は、本発明の基本構成図である。
第1図において、15はスキップすべきテープマーク数
を指定するコマンドを解読する解読手段、16はコマンド
で指定されたスキップすべきテープマーク数を計数する
計数手段、19は磁気テープ27のテープマークを検出する
テープマーク検出手段、17は該検出手段19の出力を受信
するごとに前記計数手段16を減算させ、ゼロとなったと
き前記テープマーク検出手段19の検出を停止させる制御
手段である。
[作用] 本発明においては、スキップすべきテープマーク数を
指定するとコマンドを解読し、一方、コマンドで指定さ
れたスキップすべきテープマーク数を計数手段に格納す
る。
そして、検出手段で磁気テープ上のテープマークを検
出するごとに、計数手段を減算し、カウント値がゼロと
なったとき、検出手段のデータマーク検出を停止させ
る。
したがって、1のコマンドで複数ファイルを読みとば
して、所定のテープマークへの位置付けを簡単に行なう
ことができる。
このため、従来のように複数回のコマンドを発行する
必要がなく、ホストCPUも複数回作動する必要がない。
その結果、ステップ数を減少することができ、コマン
ドのオーバーヘッドを削減することができ、効率よくフ
ァイル処理を行なうことができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
まず、構成を説明すると、第2図において、11はホス
トCPU、12はチャネル、13は磁気テープ制御装置であ
る。磁気テープ制御装置13はチャネルインタフェース制
御部14、コマンドデコーダ15、スペースカウンタ16、マ
イクロプロセッサ17、リードライト制御部18およびテー
プマーク検出器19を有している。
ホストCPU11が発行するスキップすべきテープマーク
数を指定するコマンド(MULTIFILE FORWARD SPACE FILE
COMMAND)は、チャネル12およびチャネルインタフェー
ス制御部14を経てコマンドデコーダ(解読手段)15で解
読される。コマンドデコーダ15はコマンドを解読する
と、信号線20を介してマイクロプロセッサ17および信号
線21を介してスペースカウンタ16へ解読の終了を通知す
る。
計数手段としてのスペースカウンタ16にはバス22を介
してコマンドのパラメータであるスキップすべきテープ
マーク数が格納される。そしてスペースカウンタ16はデ
ータの受領をコマンドデコーダ15に信号線23を介して通
知し、一方、マイクロプロセッサ17から信号線21を介し
て入力する減算指示によりテープマーク数がゼロとなる
まで減算する。
制御手段としてのマイクロプロセッサ17は、コマンド
デコーダ15からの解読通知によりリードライト制御部18
に対してテープマークの検出を指示し、一方、信号線24
を介してデータ転送の終了および動作の終了のステータ
スをチャネルインタフェース制御部14へ通知する。ま
た、マイクロプロセッサ17は、テープマーク検出器19か
らのテープマーク検出信号を信号線24を介して受信する
ごとに、スペースカウンタ16に信号線21を介して減算を
指示し、スペースカウンタ16のカウント値がゼロになっ
たら、信号線26を介してテープマーク検出器19にテープ
マーク検出停止を指示する。
検出手段としてのテープマーク検出器19は、磁気テー
プ27のテープマークを検出し、検出するごとにテープマ
ーク検出信号をマイクロプロセッサ17に送出する。
磁気テープ27は、第3図に示すように、複数のブロッ
クからなる複数のファイルを有し、ファイルの間にはテ
ープマークがつけられている。
次に、動作を説明する。
ホストCPU11からのスキップすべきテープマーク数を
指定するコマンドは、チャネル12およびインタフェース
制御部14を経てコマンドデコーダ15で解読される。
続いて、コマンドで指定されたスキップすべきテープ
マーク数はバス22を介してスペースカウンタ16に格納さ
れる。
マイクロプロセッサ17は、コマンドデコーダ15からコ
マンド解読の通知を受けると、リードライト制御部18に
テープマーク検出を指示する。テープマーク検出器19は
リードライト制御部18の検出指示により、磁気テープ27
上のテープマークを検出するごとにテープマーク検出信
号をマイクロプロセッサ17に通知する。
マイクロプロセッサ17は、テープマーク検出器19から
テープマーク検出信号を受信するごとにスペースカウン
タ16を減算させる。スペースカウンタ16のカウント値が
ゼロになったら、マイクロプロセッサ19はテープマーク
検出器19にテープマーク検出の停止を指示し、動作の終
了をチャネルインタフェース制御部14に通知する。
このように、本実施例においては、1つのコマンドに
より複数のファイルを読みとばしテープマークへの位置
付けを簡単に行なうことができる。
したがって、従来のように、複数回のコマンドを発行
する必要がなく、ホストCPU11も複数回動作する必要が
ない。その結果、ステップ数を減少することができ、コ
マンドのオーバーヘッドを削減することができ、効率よ
くファイル処理を行なうことができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、1つのコ
マンドにより複数のファイルを読みとばし、所定のテー
プマークへの位置付けを簡単に行なうことができる。
その結果、コマンドのオーバーヘッドを削減すること
ができ、効率よくファイル処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成図、 第2図は本発明の一実施例を示すブロック図、 第3図は磁気テープの構成図、 第4図は従来例を示すブロック図である。 図中、 11……ホストCPU、 12……チャネル、 13……磁気テープ制御装置、 14……チャネルインタフェース制御部、 15……コマンドデコーダ(解読手段)、 16……スペースカウンタ(計数手段)、 17……マイクロプロセッサ(制御手段)、 18……リードライト制御部、 19……テープマーク検出器(テープマーク検出手段)、 20,21,23〜26……信号線、 22……バス、 27……磁気テープ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スキップすべきテープマーク数を指定する
    コマンドを解読する解読手段(15)と、コマンドで指定
    されたスキップすべきテープマーク数を計数する計数手
    段(16)と、磁気テープ(27)のテープマークを検出す
    るテープマーク検出手段(19)と、該検出手段(19)の
    出力を受信するごとに前記計数手段(16)を減算させ、
    ゼロとなったとき前記テープマーク検出手段(19)の検
    出を停止させる制御手段(17)と、を備えたことを特徴
    とする磁気テープ制御装置。
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