JP2668392B2 - スイッチケースの製造方法 - Google Patents

スイッチケースの製造方法

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JP2668392B2 JP63134866A JP13486688A JP2668392B2 JP 2668392 B2 JP2668392 B2 JP 2668392B2 JP 63134866 A JP63134866 A JP 63134866A JP 13486688 A JP13486688 A JP 13486688A JP 2668392 B2 JP2668392 B2 JP 2668392B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ターミナルを上下方向へ複数層に積層イ
ンサート成形してなるスイッチケースの製造方法に関す
る。
[従来の技術] 特開昭56−112027号には、櫛形端子帯を用いたスイッ
チ用端子板の製法が示され、一対の合わせ型のそれぞれ
に型締め方向に延びる端子の挿入穴を形成し、それぞれ
の挿入穴に端子の両端を挿入して型締めすることによ
り、中間部を樹脂中にインサートするようになってい
る。
特開昭55−148318号には、同様の製法による接点端子
台の製法が示され、この例では一対のターミナルの各先
端に設けられた固定接点を上型側に形成した幅広の凹所
に収容している。
特開昭59−156711号には、一対のリードフレーム間に
中子を入れてから上下型を合わせるモールド金型が示さ
れている。
特開平1−173516号には、同一平面内で並列される複
数のターミナルをブリッジ部で連結した電極板を2層に
重ね、各ブリッジ部を上下方向でずらすことにより、各
ブリッジ部を利用して上下型で位置決めするスイッチの
製法が示されている。
[発明が解決しようとする課題] 本願発明は、一対の合わせ型とスライド型を用いて、
カプラー部と固定接点ホルダ部とを一体に成形するスイ
ッチケースであって、カプラー部と固定接点ホルダ部の
間に形成される隔壁の同一断面内に、一端がカプラー部
内へ突出してカプラー端子をなす一対のターミナルの中
間部と、これらの中間部間に位置する一対の中間層ター
ミナルとを埋設する形式をなすスイッチケースの製法に
関する。
このような形式のスイッチケースでは、カプラー端子
をなす一対のターミナルの各中間部は上下の合わせ型で
位置決めされるが、これらの中間部に挟まれた一対の中
間層ターミナルは、上下の合わせ型で位置決めすること
が実質上不可能であって、その結果、成形圧により各中
間層ターミナルが変形して相互に接触する等の成形不良
が生じる。
すなわち、カプラー端子をなす一対のターミナルの各
中間部を通して上下の合わせ型で位置決めしようとすれ
ば、上下の合わせ型から太さが多段に変化するピンを一
体に突出させ、かつこのピンを通すための大きな通し穴
を前記ターミナルに形成しなければならず、その結果、
ターミナルを幅広にする必要が生じるが、スイッチケー
ス全体のコンパクト化が求められている場合、このよう
なターミナルの大型化は許容されないからである。
一方、中間層ターミナルの一部をカプラー部内へ突出
させれば、スライド型によって位置決め可能になるが、
このようにするとカプラー部へ結合される相手側のカプ
ラー部は、この突出する中間層ターミナルを逃げるため
に特殊な形状の成形を余儀なくされ、その結果、普通の
カプラー部を使用できず高価なカプラー部の使用が必要
になる。
ここで前記従来例のうち、特開昭56−112027号は、櫛
歯状端子の中間部を単にインサートするだけのため、ス
ライド型を用いる必要がなく単純な合わせ型のみで端子
板を位置決めでき、かつ中間層ターミナルも存在しな
い。なお、特開昭55−148318号も同様である。
特開昭59−156711号は一対の端子板間に中子を用いる
ものであるが、やはりスライド型や中間層ターミナルも
存在しない。
さらに特開平1−173516号は、中間層ターミナルに相
当するブリッジ部が、上下のターミナルの各中間部とず
れることにより同一断面内に配設されない点及び合わせ
型を利用して位置決めする点で解決手段を異にしてい
る。
そこで、本願発明は係る場合においても一対の中間層
ターミナルを効果的に位置決めでき、かつ相手側のカプ
ラー部に特殊形状を要求しないカプラー部にできる製法
の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため本願発明に係るスイッチケー
スの製法は、一対の合わせ型を相対向する方向から型締
めしてカプラー部の外側形状と固定接点ホルダ部とを連
続して形成するための型空間を形成し、 前記一対の合わせ型の型締め方向と直交する方向から
スライド型を移動させてカプラー部の内側形状を形成す
るための型空間を形成し、 これらの型空間内にターミナルを配設して樹脂を注入
することにより、カプラー部と固定接点ホルダ部とを連
続一体に形成するとともに、 ターミナルの一端側をカプラー端子としてカプラー部
内へスライド型の移動方向へ露出状態で突出させ、 他端側を前記一対の合わせ型間へ挟むことにより部分
的に露出する固定接点とし、中間部をカプラー部と固定
接点ホルダ部の間に形成される隔壁部中へインサートす
るスイッチケースの製法において、 一端部が前記カプラー端子を形成するとともに所定間
隔を保った一対の前記ターミナルと、 この一対のターミナルを通る断面内でかつこの一対の
ターミナル間に配設され、カプラー部内へ突出せずに隔
壁部内へインサートされる互いに所定間隔を保った一対
の中間層ターミナルとを、 それぞれ所定間隔を保って型空間内へ配設し、 前記スライド型の先端部に、前記一対のターミナルの
前記カプラー端子部分間に延出して前記隔壁部形成空間
まで達するスペーサー部を突出形成し、 このスペーサー部の先端部を前記スライド型の型締め
時に前記一対の中間層ターミナル間へ挿入することによ
って前記中間層ターミナルを位置決めすることを特徴と
する。
[発明の作用] スライド型の型締め時に一体のスペーサーの先端部を
一対の中間層ターミナル間へ挿入することにより位置決
めできるため、これら中間層ターミナルの成形圧による
変形を有効に防止できる。
しかも、中間層ターミナルをカプラー部内へ露出させ
ないで済むため、相手側のカプラーに特殊な構造を要求
せずに普通のカプラーを使用可能にできる。
[実施例] 第1図乃至第5図は本発明の一実施例を示す。この実
施例は自動車用のヒーターファンスイッチとした例であ
り、第1図はこのスイッチの縦断を示し、第2図はこの
スイッチの取付け方法を示すものである。これらの図に
示すように、樹脂製で図の上方へ開口するターミナルベ
ース1と、その内部に上下方向に適当間隔で重なって複
数層(本実施例では4層)に形成されるターミナル2乃
至5と、ターミナルベース1の開口部を覆うカバー6
と、ターミナルベース1内に収容されるスライダ7と、
これを摺動させるためのレバー8とを備えている。レバ
ー8の先端部にはノブ8aが取付けられている。
スライダ7はカバー6から一体に突設されたボス9を
中心に回動可能であり、カバー6とスライダ7の間に形
成されたクリック機構10により、スライダ7の移動に節
度が与えられる。11はスライダ7に設けられた可動接点
であり、12はターミナル2乃至5の延長部によって形成
された固定接点である。
このヒーターファンスイッチは、第2図に示すよう
に、車体の計器板の基材Bに突出形成された係合部B1
対して、ターミナルベース1の側部に設けられたフック
部1aによって係合取付けされる。
第3図及び第4図に示すように、ターミナルベース1
はカプラ端子をなすターミナル2乃至5(このうち、タ
ーミナル4及び5は本願発明における中間層ターミナル
に相当する)の一端部を囲むカプラ部1bと、ターミナル
2乃至5を上下インサートするインサート部1c(本願発
明の隔壁部に相当する)と、スライダ7を収容するとと
もに、表面にターミナル2乃至5のいずれかの一部が露
ライダ7を収容するとともに、表面にターミナル2乃至
5のいずれかの一部が露出して固定接点をなすための凹
部1d(本願発明の固定接点ホルダ部に相当する)とから
なる。インサート部1cには上下方向へ貫通する打ち抜き
穴13が形成されている。この打ち抜き穴13はターミナル
2乃至5のインサート成形時、各層例えば第3図に示す
ように、並設される3つのターミナル2が連結部Jによ
って一枚状をなすように形成されたインサートプレート
を用いるので、その後、この連結部Jを切断して各ター
ミナル2を分離させるために形成されている穴である。
また、この打ち抜き穴13はインサート部1cにおいて、
固定接点12側よりもできるだけカプラ部1b側へ近い位
置、すなわち、打ち抜き穴13から固定接点12側の端部ま
での距離l1と、カプラ部1b側の端部までの距離l2が、l1
>l2となる位置に形成される。
また、インサート部1cの上面には、打ち抜き穴13を囲
みかつ固定接点12との間を隔てるためのリブ14が立設さ
れている。
このようにターミナルベース1を構成すると、打ち抜
き穴13を固定接点12から遠くの位置に形成し、かつ打ち
抜き穴13の周囲にリブ14を立設しているため、打ち抜き
穴13を通って内部へ侵入したゴミを固定接点12側へ入り
にくくして、内部を防塵している。
次に、成形方法を示す。第5図に示すように、上型15
及び下型16に囲まれた空間内には、予めインサートプレ
ート状態のターミナル2乃至5がセットされている。こ
れらは図示を省略してあるが、それぞれ各型面から植設
されているピンにより位置決めされている。さらに、タ
ーミナル2及び5の先端部すなわちカプラ部1bを形成す
る部分には、側方よりスライド型17が挿入されている。
スライド型17の内方側はさらに延出して、ターミナル3
及び4の間に入るスペーサー18をなしている。したがっ
て、この状態で型内へ樹脂を注入して成形を行うと、タ
ーミナル2乃至5をインサートしたターミナルベース1
が成形できる。このとき、ターミナル3と4はスペーサ
ー18によって位置決めされているため、成形圧によって
も両者間の接触が防止される。その後、上型15、下型16
を開き、かつスライド型17を側方へ後退させると、ター
ミナルベース1が得られる。
[発明の効果] スライド型の型締め時に一体のスペーサーの先端部を
一対の中間層ターミナル間へ挿入することにより位置決
めできるため、これら中間層ターミナルの成形圧による
変形を有効に防止でき、成形不良を少なくして製品の歩
留まりが向上する。
しかも、中間層ターミナルをカプラー部内へ露出させ
ないで済むため、相手側のカプラーに特殊な構造を要求
せずに普通のカプラーを使用可能にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は実施例を示し、第1図は第2図のI
−I線断面図、第1図はヒーターファンスイッチの説明
図、第3図はターミナルベースの平面図、第4図は第3
図のIV−IV線に沿う拡大断面図、第5図は成形工程を示
す要部の拡大断面図である。 (符号の説明) 1……ターミナルベース、2、3、4、5……ターミナ
ル、15……上型、16……下型、17……スライド型、18…
…スペーサー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の合わせ型を相対向する方向から型締
    めしてカプラー部の外側形状と固定接点ホルダ部とを連
    続して形成するための型空間を形成し、 前記一対の合わせ型の型締め方向と直交する方向からス
    ライド型を移動させてカプラー部の内側形状を形成する
    ための型空間を形成し、 これらの型空間内にターミナルを配設して樹脂を注入す
    ることにより、カプラー部と固定接点ホルダ部とを連続
    一体に形成するとともに、 ターミナルの一端側をカプラー端子としてカプラー部内
    へスライド型の移動方向へ露出状態で突出させ、 他端側を前記一対の合わせ型間へ挟むことにより固定接
    点ホルダ部内へ部分的に露出する固定接点とし、 中間部をカプラー部と固定接点ホルダ部の間に形成され
    る隔壁部中へインサートするスイッチケースの製法にお
    いて、 一端部が前記カプラー端子を形成するとともに所定間隔
    を保った一対の前記ターミナルと、 この一対のターミナルを通る断面内でかつこの一対のタ
    ーミナル間に配設され、 カプラー部内へ突出せずに隔壁部内へインサートされる
    互いに所定間隔を保った一対の中間層ターミナルとを、 それぞれ所定間隔を保って型空間内へ配設し、 前記スライド型の先端部に、前記一対のターミナルの前
    記カプラー端子部分間に延出して前記隔壁部形成空間ま
    で達するスペーサー部を突出形成し、 このスペーサー部の先端部を前記スライド型の型締め時
    に前記一対の中間層ターミナル間へ挿入することによっ
    て前記中間層ターミナルを位置決めすることを特徴とす
    るスイッチケースの製法。
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