JP3412561B2 - ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法 - Google Patents

ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法

Info

Publication number
JP3412561B2
JP3412561B2 JP13842499A JP13842499A JP3412561B2 JP 3412561 B2 JP3412561 B2 JP 3412561B2 JP 13842499 A JP13842499 A JP 13842499A JP 13842499 A JP13842499 A JP 13842499A JP 3412561 B2 JP3412561 B2 JP 3412561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting portion
tab
busbar
plate
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13842499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000331750A (ja
Inventor
幸弘 深津
真也 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP13842499A priority Critical patent/JP3412561B2/ja
Priority to US09/571,299 priority patent/US6447331B1/en
Priority to EP00110433A priority patent/EP1054483A3/en
Publication of JP2000331750A publication Critical patent/JP2000331750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3412561B2 publication Critical patent/JP3412561B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイントコネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、ジョイントコネクタとし
て、内部に複数の端子金具が並列して収容されるハウジ
ングに対し、バスバー体を組み付ける構造のジョイント
コネクタを考案した。バスバー体は、合成樹脂製の保持
体と金属製の複数のバスバーとからなり、各バスバーは
複数のタブ片を有している。タブ片は、各バスバー毎に
導通可能とされた複数の組に分別されており、かかるバ
スバー体をハウジングに組み付けると、タブ片が端子金
具に接触し、もって複数の端子金具が所定のパターンで
短絡されるようになっている。
【0003】また、このバスバー体は、短絡パターンが
複数ある場合でもバスバーとなる部品を共通化して部品
点数の削減を図るようにされている。即ち、図10に示
すように、筒状の保持体101と、帯板状をなす1本の
連結部102Aの側縁から複数のタブ片102Bを並列
突出させたバスバー基材102とをインサート成形によ
り一体化させることで、共通のバスバー体100を製造
する。そして、このバスバー体100に対して、連結部
102Aの一部102Cを破断することで、バスバー基
材102を所定の短絡パターンに対応した複数のバスバ
ー103に分断するのである。
【0004】一方、保持体101には、連結部102A
のうちの隣り合うタブ片102B同士の間の各位置と対
応させて複数の打抜孔104が形成され、この打抜孔1
04において図示しないダイスとパンチにより連結部1
02Aを破断するようになっている。この連結部102
Aの破断位置についてみると、バスバー103が複数の
端子金具(図示せず)同士を短絡させるためのものであ
るということを考慮すると、少なくとも最も端に位置す
るタブ片102Bと端から2番目に位置するタブ片10
2Bとの間では連結部102Aの破断が行われないこと
が明らかである。したがって、バスバー基材102の両
端部分に対応する位置には打抜孔104は形成されず、
連結部102Aの両端部は保持体101の樹脂材の中に
埋設された状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】打抜孔104は、イン
サート成形の際にバスバー基材102を保持するための
金型(図示せず)の一部分が型抜きされることよって形
成されたものであることから、打抜孔104を形成する
ことは、連結部102Aを破断し易くするということの
他に、インサート成形の際にバスバー基材102を保持
する箇所を確保するという意義がある。そのため、上記
のように両端部に打抜孔104を設けない構造にした場
合には、成形時の射出圧のために連結部102Aの端部
が変位し、その結果、端部に位置するタブ片102Bの
アライメントに狂いが生じる虞がある。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、バ
スバー体をインサート成形する際に射出圧に起因してタ
ブ片のアライメントに狂いが生じるのを防止することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の端子金具が並列して収容されるハウジングと、複数の
タブ片を有するバスバーが複数片設けられているバスバ
ー体とを備えてなり、このバスバー体を前記ハウジング
に組み付けて前記タブ片を前記端子金具に接触させるこ
とで、前記端子金具同士を所定の短絡パターンで短絡さ
せるようにしたジョイントコネクタであって、前記バス
バー体は、1本の連結部の側縁から複数の前記タブ片を
並列突成してなるバスバー基材と、前記連結部における
前記タブ片間の部位を露出させる複数の打抜孔を有する
合成樹脂製の保持体とをインサート成形により一体化さ
せたものに対し、前記複数の打抜孔のいずれかにおいて
前記連結部を破断することで前記バスバー基材を前記複
数のバスバーに分断した構造とされているジョイントコ
ネクタにおいて、前記バスバー基材の前記連結部が、前
記保持体に形成した板状保持部に沿って設けられ、前記
打抜孔が、前記板状保持部に開口する形態で、前記連結
部のうちの破断対象領域のみに形成され、前記板状保持
部には、前記連結部における破断対象領域よりも端部側
部分であって最も端に位置する前記タブ片の基端部と対
応する部分を外部に露出させる窓孔が形成され、前記板
状保持部のうち、前記打抜孔が形成されている破断対象
領域が、前記窓孔の形成されている両端部よりも薄肉と
されている構成とした。
【0008】請求項2の発明は、複数の端子金具が並列
して収容されるハウジングと、複数のタブ片を有するバ
スバーが複数片設けられているバスバー体とを備えてな
り、このバスバー体を前記ハウジングに組み付けて前記
タブ片を前記端子金具に接触させることで、前記端子金
具同士を所定の短絡パターンで短絡させるようにしたジ
ョイントコネクタであって、前記バスバー体は、1本の
連結部の側縁から複数の前記タブ片を並列突成してなる
バスバー基材と、前記連結部における前記タブ片間の部
位を露出させる複数の打抜孔を有する合成樹脂製の保持
体とをインサート成形により一体化させたものに対し、
前記複数の打抜孔のいずれかにおいて前記連結部を破断
することで前記バスバー基材を前記複数のバスバーに分
断した構造とされ、前記バスバー基材の前記連結部が前
記保持体に形成した板状保持部に沿って設けられ、前記
打抜孔が、前記板状保持部に開口する形態で、前記連結
部のうちの破断対象領域のみに形成され、前記板状保持
部には、前記連結部における破断対象領域よりも端部側
部分であって最も端に位置する前記タブ片の基端部と対
応する部分を外部に露出させる窓孔が形成され、前記板
状保持部のうち、前記打抜孔が形成されている破断対象
領域が前記窓孔の形成されている両端部よりも薄肉とさ
れているジョイントコネクタの製造方法であって、イン
サート成形の際に、前記窓孔において金型により前記タ
ブ片の基端部と対応する部分を保持する構成とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]バスバー体
のインサート成形の過程では、端部の窓孔に相当する空
間に金型の一部が位置して連結部の端部を押さえ付ける
ようになるので、射出圧によって連結部の端部が変形す
ることが規制され、ひいては、端部に位置するタブ片の
アライメントに狂いが生じることが回避される。 [請求項2の発明]バスバー体のインサート成形の過程
では、金型が連結部の端部を押さえ付けるので、射出圧
によって連結部の端部が変形することが規制され、ひい
ては、端部に位置するタブ片のアライメントに狂いが生
じることが回避される。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明す
る。本実施形態のジョイントコネクタは、ハウジング1
0、複数の端子金具20、シール部材30、シールホル
ダ40、2つのバスバー体50及びキャップ60から構
成され、複数の端子金具20を複数のバスバー55によ
り所定の短絡パターンで短絡させるものである。 <ハウジング10>ハウジング10は合成樹脂材からな
り、ハウジング10内には前後方向に貫通する複数室の
キャビティ11が上下2段に分かれ、且つ各段毎に横一
列に一定ピッチで整列して形成されている。上段のキャ
ビティ11のほぼ前半領域及び下段のキャビティ11の
ほぼ前半領域は、夫々、ハウジング10の上面及び下面
に開放され、各開放部分には、夫々、前方へ片持ち状に
突出するランス12が形成されている。また、上段のキ
ャビティ11列と下段のキャビティ11列との間には、
バスバー体50の周壁を入り込ませるための横長スリッ
ト状の凹部13が形成されている。尚、この凹部13の
上面壁と下面壁は、夫々、上段のキャビティ11と下段
のキャビティ11とに連通するように部分的に切欠され
ている。
【0011】<端子金具20>端子金具20は、所定形
状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工してなり、略前半部
分が前後両方向に開口する角筒形の嵌合部21とされて
いるとともに、略後半部分が電線25が圧着された電線
接続部22とされている。嵌合部21の内部には、バス
バー体50のタブ片57と弾性接触するための弾性接触
片23が形成され、嵌合部21の周壁板にはハウジング
10のランス12と係止する係止孔24が形成されてい
る。かかる端子金具20は、シール部材30とシールホ
ルダ40が組み付けられているハウジング10のキャビ
ティ11に対し、後方からシールホルダ40とシール部
材30を貫くようにして挿入される。端子金具20が正
規挿入位置に至る直前では、ランス12が嵌合部21の
周壁外面と干渉するためランス12がハウジング10の
外側へ突き出すように弾性撓みし、端子金具20が正規
挿入位置に至るとランス12が弾性復帰して係止孔24
に係止し、もって端子金具20が抜止め状態とされる。
【0012】<シール部材30>シール部材30は、ゴ
ム製であって、長円形の厚板状をなし、ハウジング10
の後端面とシールホルダ40の前端面との間に挟まれる
ように組み付けられる。シール部材30には、その前後
両面に開口する複数のシール孔31がハウジング10の
各キャビティ11と整合する配置で形成されている。こ
のシール孔31は円形をなし、その内周面には山形断面
をなす3条のリップ部31Aが周方向に形成され、この
リップ部31Aの内径は電線25の外径よりも小さく設
定されている。このシール孔31には電線25が貫通さ
れ、リップ部31Aが電線25の外周に弾性密着するこ
とでこの電線25とシール孔31との間がシールされ
る。シール部材30の外周には、略半円形断面をなす3
条のリップ部34が周方向に形成されている。このリッ
プ部34はキャップ60の内周に弾接することで、シー
ル部材30の外周とキャップ60の内周との間をシール
する。
【0013】<シールホルダ40>シールホルダ40
は、合成樹脂材からなり、シール部材30と同様に全体
として長円形の厚板状をなす。尚、上記シール部材30
の外周のリップ部34は、このシールホルダ40の外周
よりも一回り大きい寸法である。シールホルダ40に
は、その前後両端面間を貫通する複数の端子挿入孔41
が各キャビティ11及びシール孔31と整合する配置で
形成されている。端子金具20はこの端子挿入孔41か
ら差し込まれてキャビティ11内に収容される。このシ
ールホルダ40には、ハウジング10から突出してシー
ル部材30を水密状態に貫通された突起(図示せず)の
先端が係止され、これより、シール部材30とシールホ
ルダ40がハウジング10に保持される。
【0014】シールホルダ40の外周には、その上下両
平坦面の両端に位置して合計4片のロック突起44が形
成されている。このロック突起44は、キャップ60と
係合することでキャップ60がハウジング10、シール
部材30及びシールホルダ40から離脱することを規制
する。また、シールホルダ40の外周における左右両端
の円弧状領域には、中央高さよりも上方へ偏って位置す
る左右対称な一対の指標突起45が形成されている。こ
の指標突起45は、端子金具20を挿入する際にハウジ
ング10の上下の向きを決定する目安となる。
【0015】<バスバー体50>バスバー体50は、イ
ンサート成形により合成樹脂性の保持体51と金属製の
バスバー基材55Wとを一体化させた後、そのバスバー
基材55Wを複数のバスバー55に分断したものであ
る。保持体51は、横長の板状保持部52と、この板状
保持部52から後方(ハウジング10に向かう方向)へ
突出する扁平な筒部53とからなる。一方、バスバー基
材55Wは、帯状をなす1本の連結部56の側縁から複
数本のタブ片57を片持ち状に並列突出させてなり、連
結部56を板状保持部52に沿わせるとともにタブ片5
7を筒部53内に臨ませた状態で保持されている。連結
部56における隣接するタブ片57間の隙間と対応する
位置では、板状保持部52に打抜孔54が開口されてお
り、バスバー体50の製造過程では、インサート成形後
に、短絡パターンに応じて複数の打抜孔54のうちのい
ずれかにおいてその打抜孔54に臨む連結部56の一部
を図示しないパンチとダイスで打ち抜くことで、連結部
56が破断され、もって複数のバスバー55に分割され
る。1つのバスバー55は最低2片のタブ片57を有
し、各タブ片57に端子金具20が接続されることで、
複数の端子金具20がバスバー55毎に短絡される。
【0016】並列するタブ片57のうち最も両端に位置
するタブ片57と端から2番目に位置するタブ片57と
の間では連結部56は破断されない。したがって、打抜
孔54は連結部56のうちの破断対象領域H(端から2
番目に位置するタブ片57よりも中央よりの領域)のみ
に形成され、破断対象領域Hよりも端側の領域には打抜
孔54は形成されていない。そして、この打抜孔54の
形成されていない両端部には、窓孔59が形成されてい
る。窓孔59は、最も端に位置するタブ片57の基端部
と対応する位置に配され、保持体51の板状保持部52
の上下側と下面側の両方に開口されている。尚、連結部
56は、この窓孔59の上下方向ほぼ中央位置に配され
ており、言い換えると、窓孔59においては連結部56
の上下両面が外部に露出された状態となっている。
【0017】かかるバスバー体50は、ハウジング10
に対して前方から上段のキャビティ11列と下段のキャ
ビティ11列を個別に筒部53で覆うようにして組み付
けられ、組付け状態では各タブ片57が端子金具20に
接続される。バスバー体50は保持体51の色を替える
ことによって短絡パターンを識別できるようになってお
り、また、保持体51の形状は上下非対称である。した
がって、色と向きを確認することで、ハウジング10に
対して所定のバスバー体50を正しい向きに組み付ける
ことができ、ひいては、端子金具20群を正しい短絡パ
ターンで短絡させることができる。
【0018】筒部53の左右両側端には前後方向のガイ
ド溝58が形成され、ハウジング10には、このガイド
溝58と対応する前後1つの係止突起17,18が形成
されている。筒部53の後端とガイド溝58の後端縁が
両係止突起17,18に対して挟まれるように係止され
ることで、バスバー体50は仮係止位置に保持される。
また、ガイド溝58の前後両端縁が両係止突起17,1
8に対して外側から挟むように係止することで、バスバ
ー体50が正規の組付け位置に保持される。
【0019】<キャップ60>キャップ60は合成樹脂
材からなり、正面視長円形の有底筒状をなす。キャップ
60の開口縁には、シールホルダ40のロック突起44
に係止されるロック孔61が形成され、このロック突起
44とロック孔61の係合によりキャップ60が組付け
状態にロックされる。また、キャップ60の開口縁に
は、指標突起との干渉を回避するための外周側へ膨らん
だ逃がし部62が形成されている。かかるキャップ60
の内周面のうち開口縁に近い領域は、上記シール部材3
0の外周のリップ部34が弾接されるシール面63とな
っている。
【0020】<各部品の組付け>上記各部品の組付け手
順は、次の通りである。まず、シール部材30とシール
ホルダ40をハウジング10に組み付け、端子金具20
を端子挿入孔41に差し込んでシール孔31を貫通させ
つつキャビティ11に挿入する。この後、バスバー体5
0をハウジング10の仮係止位置に組み付け、その状態
で図示しない組付け装置にセットし、バスバー体50を
仮係止位置から正規組付け位置へ押し込む。これによ
り、各タブ片57が夫々対応する端子金具20に接続さ
れ、これらの端子金具20が所定のパターンで短絡され
る。
【0021】<本実施形態の作用及び効果>バスバー体
50を製造する過程のインサート成形では、図9に示す
ような金型70が用いられる。金型70は、板状保持部
52の上面を成形するための上型71、板状保持部52
の下面を成形するための下型72、及び筒部53を成形
するためのスライド型73から構成される。上型71に
は窓孔59の上半部分を成形するための上部成形用凸部
74が形成されているとともに、下型72には窓孔59
の下半部分を成形するための下部成形用凸部75が形成
されている。型閉め状態では、上下の両凸部74,75
の対向面同士の間に隙間が空き、この隙間においては連
結部56の両端部(窓孔59の形成される部分)が両凸
部74,75により強固に挟み付けられて遊動規制状態
とされる。尚、図示はしないが、連結部56は窓孔59
の形成される部分だけでなく打抜孔54が形成される部
分においても、上型71と下型72との間で挟圧保持さ
れる。また、タブ片57は、スライド型73の凹部76
に嵌合されることで遊動規制される。
【0022】かかる状態で、金型70内には図示しない
ゲートから溶融した樹脂材料が射出され、上型71、下
型72及びスライド型73によって囲まれた成形空間内
に充填され、もって保持体51とバスバー基材55Wと
が一体化された状態のバスバー体50が成形される。そ
して、金型70から取り出されたバスバー体50に対
し、打抜孔54において連結部56の一部56Aが破断
されることで、バスバー基材55Wが複数のバスバー5
5に分断されるのである。
【0023】上述のように本実施形態においては、バス
バー体50をインサート成形する際に、バスバー基材5
5Wの連結部56が、打抜孔54の形成領域(破断対象
領域H)だけでなく、その打抜孔54の成形領域よりも
端寄りの窓孔59の成形部分においても金型70によっ
て遊動不能に保持される。即ち、連結部56はその長さ
方向の全領域に亘って遊動規制されるので、射出圧に起
因して連結部56が変形を来すことがなく、したがっ
て、連結部56の変形に起因してタブ片57のアライメ
ントに狂いが生じることが確実に防止される。
【0024】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では窓孔を最も端部のタブ片と対応
する位置に配したが、本発明によれば、窓孔は、タブ片
からずれた位置、即ち最も端のタブ片と端から2番目の
タブ片との中間位置に配しても良く、あるいは、最も端
のタブ片との対応位置から、端から2番目のタブ片との
対応位置に亘って大きく開口するように形成してもよ
い。
【0025】(2)上記実施形態では防水タイプのジョ
イントコネクタについて説明したが、本発明は、非防水
タイプのジョイントコネクタにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてハウジングにシール部材と
シールホルダを組み付けた状態を示す斜視図
【図2】バスバー体の一部切欠斜視図
【図3】キャップの斜視図
【図4】組付け状態の断面図
【図5】ハウジングにシール部材とシールホルダを組み
付けた状態の断面図
【図6】バスバー体の一部切欠平面図
【図7】バスバー体の断面図
【図8】キャップの断面図
【図9】バスバー体のインサート成形過程を示す断面図
【図10】従来例のバスバー体の一部切欠平面図
【符号の説明】
10…ハウジング 20…端子金具 50…バスバー体 51…保持体 54…打抜孔 55W…バスバー基材 55…バスバー 56…連結部 57…タブ片 59…窓孔 70…金型 71…上部成形用凸部(金型の窓孔成形部) 72…下部成形用凸部(金型の窓孔成形部) H…破断対象領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−230864(JP,A) 特開 昭50−70885(JP,A) 特開 平2−168517(JP,A) 特開 平3−272525(JP,A) 特開 平9−69535(JP,A) 特開 平9−308190(JP,A) 特開 昭52−146890(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/652 H01R 23/02 H01R 31/08 H01R 13/52 301 H01R 43/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子金具が並列して収容されるハ
    ウジングと、 複数のタブ片を有するバスバーが複数片設けられている
    バスバー体とを備えてなり、 このバスバー体を前記ハウジングに組み付けて前記タブ
    片を前記端子金具に接触させることで、前記端子金具同
    士を所定の短絡パターンで短絡させるようにしたジョイ
    ントコネクタであって、 前記バスバー体は、1本の連結部の側縁から複数の前記
    タブ片を並列突成してなるバスバー基材と、前記連結部
    における前記タブ片間の部位を露出させる複数の打抜孔
    を有する合成樹脂製の保持体とをインサート成形により
    一体化させたものに対し、前記複数の打抜孔のいずれか
    において前記連結部を破断することで前記バスバー基材
    を前記複数のバスバーに分断した構造とされているジョ
    イントコネクタにおいて、前記バスバー基材の前記連結部が、前記保持体に形成し
    た板状保持部に沿って設けられ、 前記打抜孔が、前記板状保持部に開口する形態で、前記
    連結部のうちの破断対象領域のみに形成され、前記板状保持部には、 前記連結部における破断対象領域
    よりも端部側部分であって最も端に位置する前記タブ片
    の基端部と対応する部分を外部に露出させる窓孔が形成
    され 前記板状保持部のうち、前記打抜孔が形成されている破
    断対象領域が、前記窓孔の形成されている両端部よりも
    薄肉とされている ことを特徴とするジョイントコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 複数の端子金具が並列して収容されるハ
    ウジングと、 複数のタブ片を有するバスバーが複数片設けられている
    バスバー体とを備えてなり、 このバスバー体を前記ハウジングに組み付けて前記タブ
    片を前記端子金具に接触させることで、前記端子金具同
    士を所定の短絡パターンで短絡させるようにしたジョイ
    ントコネクタであって、 前記バスバー体は、1本の連結部の側縁から複数の前記
    タブ片を並列突成してなるバスバー基材と、前記連結部
    における前記タブ片間の部位を露出させる複数の打抜孔
    を有する合成樹脂製の保持体とをインサート成形により
    一体化させたものに対し、前記複数の打抜孔のいずれか
    において前記連結部を破断することで前記バスバー基材
    を前記複数のバスバーに分断した構造とされ、前記バス
    バー基材の前記連結部が前記保持体に形成した板状保持
    部に沿って設けられ、前記打抜孔が、前記板状保持部に
    開口する形態で、前記連結部のうちの破断対象領域のみ
    に形成され、前記板状保持部には、前記連結部における
    破断対象領域よりも端部側部分であって最も端に位置す
    る前記タブ片の基端部と対応する部分を外部に露出させ
    る窓孔が形成され、前記板状保持部のうち、前記打抜孔
    が形成されている破断対象領域が前記窓孔の形成されて
    いる両端部よりも薄肉とされているジョイントコネクタ
    の製造方法であって、 インサート成形の際に、前記窓孔において金型により前
    記タブ片の基端部と対応する部分を保持することを特徴
    とするジョイントコネクタの製造方法。
JP13842499A 1999-05-19 1999-05-19 ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法 Expired - Lifetime JP3412561B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13842499A JP3412561B2 (ja) 1999-05-19 1999-05-19 ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法
US09/571,299 US6447331B1 (en) 1999-05-19 2000-05-15 Joint connector and method of producing joint connector
EP00110433A EP1054483A3 (en) 1999-05-19 2000-05-16 Joint connector and method of producing joint connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13842499A JP3412561B2 (ja) 1999-05-19 1999-05-19 ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000331750A JP2000331750A (ja) 2000-11-30
JP3412561B2 true JP3412561B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=15221653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13842499A Expired - Lifetime JP3412561B2 (ja) 1999-05-19 1999-05-19 ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3412561B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004018554B4 (de) * 2004-04-14 2018-09-27 Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh Brücker für elektrische Klemmen
JP5668655B2 (ja) * 2011-09-20 2015-02-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 導電板およびジョイントコネクタ
JP5720518B2 (ja) * 2011-09-29 2015-05-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 ジョイントコネクタ
JP5692600B2 (ja) * 2011-09-29 2015-04-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 ジョイントコネクタ
JP6468892B2 (ja) * 2015-03-10 2019-02-13 矢崎総業株式会社 雄ジョイントコネクタ
JP6334456B2 (ja) * 2015-04-30 2018-05-30 矢崎総業株式会社 コネクタ及びその製造方法
JP6619317B2 (ja) * 2016-10-03 2019-12-11 豊田鉄工株式会社 バスバー樹脂成形品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000331750A (ja) 2000-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6447331B1 (en) Joint connector and method of producing joint connector
CN100486048C (zh) 防水连接器
EP1592090A1 (en) A waterproof connector sealing member and a waterproof connector
US6361376B1 (en) Connector, method of manufacturing the same and die structure for executing the method
US6386917B1 (en) Wire module and method of producing same
EP1045481B1 (en) Waterproof connector for electrical terminals
US10038268B2 (en) Electrical connector having improved contact module and method for making same
EP0845835B1 (en) Pressure contact terminal fitting
US6217393B1 (en) Appliance connector and production method thereof
JP3412561B2 (ja) ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法
JP3402459B2 (ja) ジョイントコネクタ
JP3283791B2 (ja) コネクタ及びコネクタの製造方法
US11133636B2 (en) Method for manufacturing a male power terminal, and male power terminal
JPH1079272A (ja) 多段コネクタおよびその製造,組立方法
US5562468A (en) Joint Connector
JP3335946B2 (ja) ジョイントコネクタ
JP3362698B2 (ja) 防水ジョイントコネクタ
JP2000331762A (ja) ジョイントコネクタ
JP2005287203A (ja) 電気接続箱
JPH0644495B2 (ja) 分割式コネクタ
JPH07263097A (ja) ジョイントコネクタ
JP4506052B2 (ja) コネクタ
JP2001015203A (ja) コネクタ
EP0702434B1 (en) Molded electrical connector
JP2001006800A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term