JP2000331762A - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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JP2000331762A
JP2000331762A JP11138423A JP13842399A JP2000331762A JP 2000331762 A JP2000331762 A JP 2000331762A JP 11138423 A JP11138423 A JP 11138423A JP 13842399 A JP13842399 A JP 13842399A JP 2000331762 A JP2000331762 A JP 2000331762A
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JP
Japan
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bus bar
housing
connecting portion
cap
joint connector
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JP11138423A
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Yukihiro Fukatsu
幸弘 深津
Izumi Suzuki
泉 鈴木
Shinya Kawada
真也 川田
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TSUDA KAGAKU GOSEI KK
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
TSUDA KAGAKU GOSEI KK
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイスに強度の低い部分を設けずに済ませ
る。 【解決手段】 バスバー体50は、バスバー基材55W
と保持体51とをインサート成形により一体化させ、バ
スバー基材55Wを部分的に破断して複数のバスバー5
5に分断した構造である。連結部56の片面は、その打
抜孔54と対応する領域及び隣り合う打抜孔54同士の
間の領域が全域に亘って露出された全域露出面56Aと
されているので、ここにダイス71を宛うようにすれ
ば、ダイス71には、強度の低い凸状部を形成せずに済
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイントコネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジョイントコネクタとして、内部に複数
の端子金具が並列して収容されるハウジングに対し、バ
スバー体を組み付ける構造のものがある。バスバー体
は、合成樹脂製の保持体と金属製の複数のバスバーとか
らなり、各バスバーは複数のタブ片を有している。タブ
片は、各バスバー毎に導通可能とされた複数の組に分別
されており、かかるバスバー体をハウジングに組み付け
ると、タブ片が端子金具に接触し、もって複数の端子金
具が所定のパターンで短絡されるようになっている。
尚、この種のジョイントコネクタとして、特開平4−3
2175号公報に開示されているもの等がある。
【0003】バスバー体は、短絡パターンが複数ある場
合でもバスバーとなる部品を共通化して部品点数の削減
を図るようにされている。即ち、図9に示すように、筒
状の保持体101と、帯板状をなす1本の連結部103
の側縁から複数のタブ片104を並列突出させたバスバ
ー基材102とをインサート成形により一体化させるこ
とで、共通のバスバー体100を製造する。そして、こ
のバスバー体100に対して、連結部103の一部を破
断することで、バスバー基材102を所定の短絡パター
ンに対応した複数のバスバーに分断するのである。
【0004】一方、保持体101においては、連結部1
03のうちの隣り合うタブ片104同士の間の各位置を
露出させる複数の打抜溝105が上下両方向に開放させ
て形成されており、連結部103を破断する際には、図
10に示すように、所定の打抜溝105において、連結
部103の下面にダイス106を宛うとともに上からパ
ンチ107を打ち込むようになっている。ダイス106
は、各打抜溝105に対して下から嵌合される一対のガ
イド壁106Aを有し、パンチ107はこの両ガイド壁
106Aの間に嵌合されるような突片状をなしている。
破断の際には、ガイド壁106Aの突出端が連結部10
3の下面に宛われた状態で、パンチ107が連結部10
3の一部を打ち抜き、その打ち抜き片がガイド壁106
Aの隙間に収容される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のジョイントコネ
クタでは、打抜溝105同士の間が隔壁108によって
仕切られていたため、ダイス106には隔壁108に沿
うようにガイド壁106Aを突成しなければならないの
であるが、このガイド壁106Aの壁厚は打抜溝105
の幅が狭くなるほど薄くなり、この打抜溝105の幅は
タブ片104のピッチ即ち端子金具のピッチが小さいほ
ど狭くなるという事情がある。ところが、昨今、ジョイ
ントコネクタの小型化、即ち端子金具のピッチを小さく
することが要望されており、それに応えるためには、打
抜溝105の溝幅を狭くし、それに伴ってガイド壁10
6Aの壁厚も薄くしなければならないが、そうすると、
ガイド壁106Aの強度低下を招くという問題がある。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、ダ
イスに強度の低い部分を設けずに済むようにすることを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の端子金具が並列して収容されるハウジングと、複数の
タブ片を有するバスバーが複数片設けられているバスバ
ー体とを備えてなり、このバスバー体を前記ハウジング
に組み付けて前記タブ片を前記端子金具に接触させるこ
とで、前記端子金具同士を所定の短絡パターンで短絡さ
せるようにしたジョイントコネクタであって、前記バス
バー体は、1本の連結部の側縁から複数の前記タブ片を
並列突成してなるバスバー基材と、前記連結部における
前記タブ片間の部位を露出させる複数の打抜孔を有する
合成樹脂製の保持体とをインサート成形により一体化さ
せたものに対し、前記複数の打抜孔のいずれかにおいて
前記連結部を破断することで前記バスバー基材を前記複
数のバスバーに分断した構造とされているジョイントコ
ネクタにおいて、前記連結部の前記打抜孔に臨む側と反
対側の面は、その打抜孔と対応する領域及び隣り合う打
抜孔同士の間の領域が全域に亘って前記保持体の外面に
露出されている構成とした。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ハウジングには前記バスバー体を覆うようにキ
ャップが組み付けられている構成とした。請求項3の発
明は、請求項2の発明において、前記ハウジングには前
記キャップの開口部に対して水密状態に嵌合されるシー
ル部材が設けられている構成とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]連結部の打
抜孔に臨む側と反対側の面は、その打抜孔と対応する領
域及び隣り合う打抜孔同士の間の領域が全域に亘って保
持体の外面に露出されているので、この露出面にダイス
を宛うようにすれば、ダイスには強度の低い凸状部を形
成せずに済むようになる。
【0010】[請求項2の発明]バスバー体の連結部の
片面は全面に亘って剥き出しになっていて、破断部分の
バー同士を仕切るものが存在しないことから、この破断
部に差し渡されるように異物が付着すると両バスバーが
導通可能状態となることが懸念される。しかし、本発明
では、バスバー体をキャップが覆い隠すようにしたの
で、異物の付着を阻止し、バスバー同士が導通状態にな
ることを防止できる。
【0011】[請求項3の発明]キャップをハウジング
に組み付けるとシール部材がキャップの開口部に密着し
て水密状態とするので、キャップ内への浸水即ちバスバ
ー体への被水が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明す
る。本実施形態のジョイントコネクタは、ハウジング1
0、複数の端子金具20、シール部材30、シールホル
ダ40、2つのバスバー体50及びキャップ60から構
成され、複数の端子金具20を複数のバスバー55によ
り所定の短絡パターンで短絡させるものである。
【0013】<ハウジング10>ハウジング10は合成
樹脂材からなり、ハウジング10内には前後方向に貫通
する複数室のキャビティ11が上下2段に分かれ、且つ
各段毎に横一列に一定ピッチで整列して形成されてい
る。上段のキャビティ11のほぼ前半領域及び下段のキ
ャビティ11のほぼ前半領域は、夫々、ハウジング10
の上面及び下面に開放され、各開放部分には、夫々、前
方へ片持ち状に突出するランス12が形成されている。
また、上段のキャビティ11列と下段のキャビティ11
列との間には、バスバー体50の周壁を入り込ませるた
めの横長スリット状の凹部13が形成されている。尚、
この凹部13の上面壁と下面壁は、夫々、上段のキャビ
ティ11と下段のキャビティ11とに連通するように部
分的に切欠されている。
【0014】<端子金具20>端子金具20は、所定形
状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工してなり、略前半部
分が前後両方向に開口する角筒形の嵌合部21とされて
いるとともに、略後半部分が電線25が圧着された電線
接続部22とされている。嵌合部21の内部には、バス
バー体50のタブ片57と弾性接触するための弾性接触
片23が形成され、嵌合部21の周壁板にはハウジング
10のランス12と係止する係止孔24が形成されてい
る。かかる端子金具20は、シール部材30とシールホ
ルダ40が組み付けられているハウジング10のキャビ
ティ11に対し、後方からシールホルダ40とシール部
材30を貫くようにして挿入される。端子金具20が正
規挿入位置に至る直前では、ランス12が嵌合部21の
周壁外面と干渉するためランス12がハウジング10の
外側へ突き出すように弾性撓みし、端子金具20が正規
挿入位置に至るとランス12が弾性復帰して係止孔24
に係止し、もって端子金具20が抜止め状態とされる。
【0015】<シール部材30>シール部材30は、ゴ
ム製であって、長円形の厚板状をなし、ハウジング10
の後端面とシールホルダ40の前端面との間に挟まれる
ように組み付けられる。シール部材30には、その前後
両面に開口する複数のシール孔31がハウジング10の
各キャビティ11と整合する配置で形成されている。こ
のシール孔31は円形をなし、その内周面には山形断面
をなす3条のリップ部31Aが周方向に形成され、この
リップ部31Aの内径は電線25の外径よりも小さく設
定されている。このシール孔31には電線25が貫通さ
れ、リップ部31Aが電線25の外周に弾性密着するこ
とでこの電線25とシール孔31との間がシールされ
る。シール部材30の外周には、略半円形断面をなす3
条のリップ部34が周方向に形成されている。このリッ
プ部34はキャップ60の内周に弾接することで、シー
ル部材30の外周とキャップ60の内周との間をシール
し、キャップ60内を防水・防塵状態に保つ。
【0016】<シールホルダ40>シールホルダ40
は、合成樹脂材からなり、シール部材30と同様に全体
として長円形の厚板状をなす。尚、上記シール部材30
の外周のリップ部34は、このシールホルダ40の外周
よりも一回り大きい寸法である。シールホルダ40に
は、その前後両端面間を貫通する複数の端子挿入孔41
が各キャビティ11及びシール孔31と整合する配置で
形成されている。端子金具20はこの端子挿入孔41か
ら差し込まれてキャビティ11内に収容される。このシ
ールホルダ40には、ハウジング10から突出してシー
ル部材30を水密状態に貫通された突起(図示せず)の
先端が係止され、これより、シール部材30とシールホ
ルダ40がハウジング10に保持される。
【0017】シールホルダ40の外周には、その上下両
平坦面の両端に位置して合計4片のロック突起44が形
成されている。このロック突起44は、キャップ60と
係合することでキャップ60がハウジング10、シール
部材30及びシールホルダ40から離脱することを規制
する。また、シールホルダ40の外周における左右両端
の円弧状領域には、中央高さよりも上方へ偏って位置す
る左右対称な一対の指標突起45が形成されている。こ
の指標突起45は、端子金具20を挿入する際にハウジ
ング10の上下の向きを決定する目安となる。
【0018】<バスバー体50>バスバー体50は、イ
ンサート成形により合成樹脂性の保持体51と金属製の
バスバー基材55Wとを一体化させた後、そのバスバー
基材55Wを複数のバスバー55に分断したものであ
る。保持体51は、横長の板状保持部52と、この板状
保持部52から後方(ハウジング10に向かう方向)へ
突出する扁平な筒部53とからなる。一方、バスバー基
材55Wは、帯状をなす1本の連結部56の側縁から複
数本のタブ片57を片持ち状に並列突出させてなり、連
結部56を板状保持部52に沿わせるとともにタブ片5
7を筒部53内に臨ませた状態で保持されている。
【0019】尚、以下の説明において、バスバー体50
の上下の向きは、ハウジング10の下の段に組み付けら
れる向き(図6〜図8に示す向き)を基準とする。さ
て、板状保持部52には、その上面に開口する複数の打
抜孔54が形成されている。各打抜孔54は、夫々、連
結部56における隣接するタブ片57間の隙間と対応す
る位置に配されている。一方、板状保持部52の下面に
おいては、連結部56の下面のうち破断対象となる領域
(打抜孔54と対応する領域及び隣り合う打抜孔54同
士の間の領域)がその全領域に亘って露出された全域露
出面56Aとされている。この全域露出面56Aは、板
状保持部52の下面と面一状態とされている。また、板
状保持部52には、その全域露出面の左右両端位置から
下方へ突出するリブ59(本発明の構成要件である位置
決め手段)が形成されている。
【0020】バスバー体50の製造過程では、インサー
ト成形後に、短絡パターンに応じて複数の打抜孔54の
うちのいずれかにおいてその打抜孔54に臨む連結部5
6の一部をダイス71とパンチ72を用いて打ち抜くこ
とで、連結部56が破断され、もって複数のバスバー5
5に分割される。1つのバスバー55は最低2片のタブ
片57を有し、各タブ片57に端子金具20が接続され
ることで、複数の端子金具20がバスバー55毎に短絡
される。尚、連結部56を破断する手段については、後
に詳しく説明する。
【0021】かかるバスバー体50は、ハウジング10
に対して前方から上段のキャビティ11列と下段のキャ
ビティ11列を個別に筒部53で覆うようにして組み付
けられ、組付け状態では各タブ片57が端子金具20に
接続される。バスバー体50は保持体51の色を替える
ことによって短絡パターンを識別できるようになってお
り、また、保持体51の形状は上下非対称である。した
がって、色と向きを確認することで、ハウジング10に
対して所定のバスバー体50を正しい向きに組み付ける
ことができ、ひいては、端子金具20群を正しい短絡パ
ターンで短絡させることができる。
【0022】筒部53の左右両側端には前後方向のガイ
ド溝58が形成され、ハウジング10には、このガイド
溝58と対応する前後1つの係止突起17,18が形成
されている。筒部53の後端とガイド溝58の後端縁が
両係止突起17,18に対して挟まれるように係止され
ることで、バスバー体50は仮係止位置に保持される。
また、ガイド溝58の前後両端縁が両係止突起17,1
8に対して外側から挟むように係止することで、バスバ
ー体50が正規の組付け位置に保持される。
【0023】<キャップ60>キャップ60は合成樹脂
材からなり、正面視長円形の有底筒状をなす。キャップ
60の開口縁には、シールホルダ40のロック突起44
に係止されるロック孔61が形成され、このロック突起
44とロック孔61の係合によりキャップ60が組付け
状態にロックされる。また、キャップ60の開口縁に
は、指標突起との干渉を回避するための外周側へ膨らん
だ逃がし部62が形成されている。かかるキャップ60
の内周面のうち開口縁に近い領域は、上記シール部材3
0の外周のリップ部34が弾接されるシール面63とな
っている。
【0024】<各部品の組付け>上記各部品の組付け手
順は、次の通りである。まず、シール部材30とシール
ホルダ40をハウジング10に組み付け、端子金具20
を端子挿入孔41に差し込んでシール孔31を貫通させ
つつキャビティ11に挿入する。この後、バスバー体5
0をハウジング10の仮係止位置に組み付け、その状態
で図示しない組付け装置にセットし、バスバー体50を
仮係止位置から正規組付け位置へ押し込む。これによ
り、各タブ片57が夫々対応する端子金具20に接続さ
れ、これらの端子金具20が所定のパターンで短絡され
る。
【0025】<バスバー基材を複数のバスバーに分断す
る手段>上述したように、バスバー体50は全ての短絡
パターンに共通のバスバー基材55Wを用いてインサー
ト成形した後、バスバー基材55Wを複数のバスバー5
5に分断するが、その分断に際しては、ダイス71、パ
ンチ72及びストリッパー73が用いられる。ダイス7
1は、板状保持部52の下面に露出されている連結部5
6の下面(全域露出面56A)に対して下から宛われる
ようになっており、その全域露出面56Aに当接する上
面71Aは全体として平坦状なす。このダイス71の上
面71Aには、各打抜孔54と対応するように複数の凹
部71Bが並列して形成されている。凹部71Bの下端
はダイス71の下面に開口する排出口71Cとされ、こ
の排出口71Cからは連結部56の破断片56Bが排出
される。凹部71Bは全ての打抜孔54に対応して形成
されていることから、ダイス71は、全ての短絡パター
ンに対して共通の部品として使用される。また、ダイス
71は、その両端(図示せず)をリブ59に宛うことで
左右方向の遊動を規制され、もって凹部71Bが打抜孔
54に対して位置決めされる。
【0026】パンチ72は、下向きの破断突起72Aを
有し、この破断突起72Aを打抜孔54内に突き入れて
連結部56の一部を打ち抜くことで連結部56を破断さ
せる。破断突起72Aは、ダイス71の凹部71Bに対
して僅かな隙間のみを空けた状態で嵌入される。ストリ
ッパー73は、全体として角筒状をなし、打抜孔54に
遊動不能に嵌合される。ストリッパー73の内部はガイ
ド孔73Aとなっており、破断動作の際には、破断突起
72Aがこのガイド孔73Aにガイドされつつ貫通され
る。
【0027】<本実施形態の作用及び効果>連結部56
の打抜孔54に臨む側と反対側の全域露出面56A(打
抜孔54と対応する領域及び隣り合う打抜孔54同士の
間の領域)が保持体51の外面に露出されており、この
全域露出面56Aに宛われるダイス71の上面71Aに
は、上方への凸状部(即ち、強度の低い部分)を存在さ
せずに済んでいる。また、連結部56のダイス71が宛
がわれる全域露出面56Aの範囲内では、保持体51に
形成された樹脂部分とダイス71との係合によるダイス
71の位置決めはできないのであるが、全域露出面56
Aから外れた両端位置にリブ59を形成しているので、
ダイス71を位置決めすることが可能となっている。こ
れにより、ダイス71の凹部71Bを打抜孔54及びパ
ンチ72の破断突起72Aと整合させることができる。
【0028】また、連結部56の破断対象領域は全域露
出面56Aとして全域に亘って剥き出しになっていて、
破断により分断された2つのバスバー55同士の間を仕
切るものは存在しないことから、この破断部に差し渡さ
れるように異物が付着すると両バスバー55が導通可能
状態になってしまうことが懸念される。しかし、本実施
形態では、キャップ60によってバスバー体50全体を
覆い隠すようにしたので、異物の付着を阻止し、バスバ
ー55同士が導通状態になることを防止できる。しか
も、キャップ60はシール部材30の外周に水密状態に
密着嵌合することで、防塵だけでなく防水の機能も発揮
する。
【0029】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では防水タイプのシールドコネクタ
について説明したが、本発明は、非防水タイプのジョイ
ントコネクタにも適用することができる。
【0030】(2)上記実施形態ではキャップに防水機
能を持たせたが、本発明によれば、キャップの機能を単
に防塵だけとしてもよい。 (3)上記実施形態ではバスバー体への異物付着のため
に防塵用のキャップを設けたが、本発明によれば、キャ
ップ以外の異物付着防止手段を講じれば、キャップを設
けない構造とすることも可能である。 (4)上記実施形態では連結部の全面露出されている側
の面と保持体の板状保持部の外面とを面一状としたが、
本発明によれば、双方の面が段違い状となっていてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてハウジングにシール部材と
シールホルダを組み付けた状態を示す斜視図
【図2】バスバー体の一部切欠斜視図
【図3】キャップの斜視図
【図4】組付け状態の断面図
【図5】バスバー体の一部切欠平面図
【図6】バスバー体の一部切欠正面図
【図7】バスバー基材を分断した状態を示す部分拡大断
面図
【図8】バスバー基材を分断する前の状態を示す部分拡
大断面図
【図9】従来例のバスバー体の平面図
【図10】従来例のバスバー基材を分断する様子を示す
部分拡大断面図
【符号の説明】
10…ハウジング 20…端子金具 30…シール部材 51…保持体 50…バスバー体 54…打抜孔 55…バスバー 55W…バスバー基材 56…連結部 56A…全域露出面(連結部において保持部の外面に露
出されている面) 57…タブ片 59…リブ(位置決め手段) 60…キャップ 71…ダイス 71B…凹部 72…パンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 泉 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川田 真也 茨城県西茨城郡岩瀬町長方星ノ宮1178−1 津田化学合成株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE02 EE14 FF02 FF08 FF13 GG15 GG16 HH01 LL03 LL04 LL12 LL17 LL21 MM05 QQ06 RR04 RR12 RR13 RR18 RR47

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子金具が並列して収容されるハ
    ウジングと、 複数のタブ片を有するバスバーが複数片設けられている
    バスバー体とを備えてなり、 このバスバー体を前記ハウジングに組み付けて前記タブ
    片を前記端子金具に接触させることで、前記端子金具同
    士を所定の短絡パターンで短絡させるようにしたジョイ
    ントコネクタであって、 前記バスバー体は、1本の連結部の側縁から複数の前記
    タブ片を並列突成してなるバスバー基材と、前記連結部
    における前記タブ片間の部位を露出させる複数の打抜孔
    を有する合成樹脂製の保持体とをインサート成形により
    一体化させたものに対し、前記複数の打抜孔のいずれか
    において前記連結部を破断することで前記バスバー基材
    を前記複数のバスバーに分断した構造とされているジョ
    イントコネクタにおいて、 前記連結部の前記打抜孔に臨む側と反対側の面は、その
    打抜孔と対応する領域及び隣り合う打抜孔同士の間の領
    域が全域に亘って前記保持体の外面に露出されているこ
    とを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングには前記バスバー体を覆
    うようにキャップが組み付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載のジョイントコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングには前記キャップの開口
    部に対して水密状態に嵌合されるシール部材が設けられ
    ていることを特徴とする請求項2記載のジョイントコネ
    クタ。
JP11138423A 1999-05-19 1999-05-19 ジョイントコネクタ Pending JP2000331762A (ja)

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