JP6468892B2 - 雄ジョイントコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、平板部から突出するタブが櫛歯状に複数並んだ状態に形成される導電性のジョイント端子と、このジョイント端子の差し込み収容部分として端子受け部が形成される絶縁性のハウジングと、を備える雄ジョイントコネクタに関する。
一般的に広く知られるコネクタは、電線の中継接続に用いられるが、このようなコネクタと異なるものとしては、雄ジョイントコネクタが挙げられる。雄ジョイントコネクタは、電線間の短絡、或いは、一本の電線から複数の負荷配線を取り出す際の分岐接続に用いられる。雄ジョイントコネクタは、主に自動車の電装品回路を配線するためのワイヤハーネスに多用される。雄ジョイントコネクタとしては、例えば下記特許文献1のものが知られる。
特開2005−353361号公報
特許文献1の雄ジョイントコネクタにあっては、例えば、タブが3連になる3連ジョイント端子と、タブが4連になる二つの4連ジョイント端子とをハウジングの端子受け部にそれぞれ差し込んで収容保持状態にするが、この収容保持状態にしてしまうと、3連ジョイント端子と二つの4連ジョイント端子とが何処で分断されているかが分からなくなってしまい、そのためジョイント端子を変更しようとする場合や、端子種別を確認しようとする場合には、作業性が悪くなってしまうという問題点を有する。
また、特許文献1の雄ジョイントコネクタにあっては、例えば一つの4連ジョイント端子を二つの2連ジョイント端子に変更しようとする場合、端子受け部に収容保持状態にある4連ジョイント端子を端子受け部から取り外さなければならなくなることから、この場合も作業性が悪くなってしまうという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、ジョイント端子に係る作業性の向上を図ることが可能な雄ジョイントコネクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の雄ジョイントコネクタは、平板部から突出するタブが櫛歯状に複数並んだ状態に形成される導電性のジョイント端子と、該ジョイント端子の差し込み収容部分として端子受け部が形成される絶縁性のハウジングと、を備える雄ジョイントコネクタにおいて、前記ジョイント端子は、前記平板部が前記タブの並び方向に複数存在する形状に形成され、且つ、隣り合う該平板部同士は、連結部にて連結され、さらに、前記ハウジングには、貫通孔が形成され、且つ、該貫通孔は、前記ジョイント端子の差し込み方向に対し交差する方向から前記端子受け部の内部に連通するような形状に形成され、且つ、前記貫通孔は、前記連結部の位置に合わせて配置され、前記連結部には、前記平板部から立ち上がる第一の壁と、該第一の壁の立ち上がり先端部分に連続して前記貫通孔から臨むことが可能な第二の壁とが形成され、さらに、前記第一の壁には、前記端子受け部に引っ掛かり係止される弾性の係止片が形成されることを特徴とする。
請求項に記載の本発明は、請求項に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、前記第
一の壁には、前記係止片の被係止時に前記端子受け部のストッパ部に当接可能なハウジン
グ当接部が形成されることを特徴とする。
請求項に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、前記第二の壁には、隣り合う前記平板部同士の連結状態を解除するためのカット部が形成されることを特徴とする。
請求項に記載の本発明は、請求項に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、前記ハウジングには、前記カット部をカットするための治具の挿入部分としてカット治具挿入孔が形成されることを特徴とする。
請求項に記載の本発明は、請求項1、2、3又は4に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、前記ハウジングには、前記タブが挿通されるタブ挿通孔とは別に前記端子受け部に連通して前記係止片の被係止状態の解除を行うことが可能な係止解除孔が形成されることを特徴とする。
請求項に記載の本発明は、請求項1、2、3、4又は5に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、当該雄ジョイントコネクタは、前記ハウジングに係止されて前記ジョイント端子の差し込み用開口部分及び前記貫通孔を覆う絶縁性のカバーを更に備えることを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、ハウジングの貫通孔を介してジョイント端子の連結部の有無を確認することで、何処でジョイント端子が分断されているかを作業者に分からせることができる。これにより、ジョイント端子の変更に係る作業や、端子種別の確認作業をし易くすることができる。従って、本発明によれば、ジョイント端子に係る作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、上述の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、本発明によれば、連結部を形成した部分毎に係止片を有するような構造のジョイント端子であることから、確実にハウジングに係止され、結果、ハウジングの端子受け部におけるジョイント端子の収容保持状態を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ジョイント端子の平板部よりも一段上がった位置で連結部の有無を確認することができる構造のジョイント端子であることから、連結部の第二の壁を作業者に近い側に配置して視認性を良くすることができ、結果、作業性の更なる向上を図ることができるという効果を奏する。
さらに、本発明によれば、上記の如く第二の壁を平板部よりも一段上がった位置に連結部を配置してなる構造のジョイント端子であることから、以下の請求項4の発明の場合にあっては、連結状態の解除をし易くすることができ、また、請求項5の場合にあっては、治具の挿入部分を形成入し易くすることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、本発明によれば、第一の壁にハウジング当接部を形成し、このハウジング当接部を係止片の被係止時において端子受け部のストッパ部に当接させることが可能な構造であることから、端子受け部におけるジョイント端子の収容保持状態を更に安定させることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1又は2の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、本発明によれば、第二の壁にカット部を形成し、このカット部を隣り合う平板部同士の連結状態解除に用いる構造であることから、ジョイント端子を端子受け部から取り外さなくてもジョイント端子の変更をすることができ、以て作業性の更なる向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、本発明によれば、ハウジングにカット治具挿入孔を形成し、このカット治具挿入孔を隣り合う平板部同士の連結状態解除に用いる構造であることから、ジョイント端子を端子受け部から取り外さなくてもジョイント端子の変更をすることができ、以て作業性の更なる向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1、2、3又は4の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、本発明によれば、ハウジングに係止解除孔を形成する構造であることから、ジョイント端子を端子受け部から取り外す必要性が生じた場合に対応することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、タブ挿通孔とは別に係止解除孔を形成してなる構造であることから、ジョイント端子の取り外しのためにタブ挿通孔を大きく開口させなくてもよく、結果、タブの位置を安定させて電気的な接続を良好にすることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1、2、3、4又は5の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、本発明によれば、カバーを更に備える雄ジョイントコネクタであることから、カバーをハウジングに係止させればジョイント端子の差し込み用開口部分や、連結部を臨む貫通孔を覆うことができ、結果、コネクタ内部への異物混入を防止することができるという効果や、異物によるショートの発生を防止することができるという効果を奏する。
本発明の雄ジョイントコネクタを示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は断面線A−Aの位置を示す正面図、(c)は断面線B−Bの位置を示す正面図である。 カバーを手前にした時の雄ジョイントコネクタの分解斜視図である。 ハウジングを手前にした時の雄ジョイントコネクタの分解斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 4連ジョイント端子の外観斜視図である。 4連ジョイント端子の平面図である。 ハウジングの断面図である。 背面側から見たハウジングの斜視図である。 4連ジョイント端子をハウジングに差し込んで組み付けた時の図であり、(a)は背面図、(b)はハウジングの貫通孔から4連ジョイント端子の連結部を臨む図である。 4連ジョイント端子の連結状態を一部解除した時の図であり、(a)は背面図、(b)はハウジングの貫通孔からジョイント端子の連結部を臨んだ図である。 4連ジョイント端子の連結状態を一部解除した時の図であり、(a)は背面図、(b)はハウジングの貫通孔からジョイント端子の連結部を臨んだ図である。 二つの2連ジョイント端子を含む雄ジョイントコネクタの分解斜視図である。 図13の二つの2連ジョイント端子をそれぞれハウジングに差し込む状態を示す斜視図である。
雄ジョイントコネクタは、導電性のジョイント端子と、絶縁性のハウジングと、絶縁性のカバーとを備えて構成される。ジョイント端子は、平板部から突出するタブが櫛歯状に複数並んだ状態に形成される。また、ジョイント端子は、平板部がタブの並び方向に複数存在する形状に形成される。さらに、ジョイント端子は、隣り合う平板部同士が連結部にて連結される形状に形成される。ハウジングには、ジョイント端子の差し込み収容部分として端子受け部が形成される。また、ハウジングには、ジョイント端子の差し込み方向に対し交差する方向から端子受け部に連通するような貫通孔が形成される。この貫通孔は、ジョイント端子の連結部の位置に合わせて配置形成される。
連結部は、平板部から立ち上がる第一の壁と、この第一の壁の立ち上がり先端部分に連続する第二の壁とを有する。第一の壁には、端子受け部に引っ掛かり係止される弾性の係止片が形成される。また、第一の壁には、係止片の被係止時に端子受け部のストッパ部に当接するハウジング当接部が形成される。第二の壁は、貫通孔から臨むことが可能な部分として形成される。第二の壁には、隣り合う平板部同士の連結状態を解除するためのカット部が形成される。一方、ハウジングには、カット部をカットするための治具の挿入部分としてカット治具挿入孔が形成される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の雄ジョイントコネクタを示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は断面線A−Aの位置を示す正面図、(c)は断面線B−Bの位置を示す正面図である。また、図2はカバーを手前にした時の雄ジョイントコネクタの分解斜視図、図3はハウジングを手前にした時の雄ジョイントコネクタの分解斜視図、図4は図1のA−A線断面図、図5は図1のB−B線断面図である。
尚、図1の矢印Pは上下方向を示すものとする。また、矢印Qは左右方向、矢印Rは前後方向を示すものとする。
<雄ジョイントコネクタ1の構成について>
図1ないし図5において、雄ジョイントコネクタ1は、自動車の電装品回路を配線するためのワイヤハーネスに用いられる。雄ジョイントコネクタ1は、導電性の4連ジョイント端子2(ジョイント端子)と、絶縁性のハウジング3と、絶縁性のカバー4とを備えて構成される。雄ジョイントコネクタ1は、本実施例において、図示しない相手側コネクタの電線間を短絡することができるように構成される。
以下、雄ジョイントコネクタ1の各構成部材について図1〜図5の他に図6〜図10も参照しながら説明をする。
図6は4連ジョイント端子の外観斜視図、図7は4連ジョイント端子の平面図、図8はハウジングの断面図、図9は背面側から見たハウジングの斜視図、図10は4連ジョイント端子をハウジングに差し込んで組み付けた時の図である。
<4連ジョイント端子2について>
図6及び図7において(図1〜図5も参照する)、4連ジョイント端子2は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより図示形状に形成される。4連ジョイント端子2は、四つのタブ5と、圧入部6とを有する。4連ジョイント端子2は、以下の説明で分かるが、圧入部6の構造に特徴を有する。
<タブ5について>
タブ5は、断面正方形で先端が略四角錐形状の細長い棒状の部分に形成される。また、タブ5は、図示しない相手側コネクタの雌端子金具に対して電気的に接続される部分として形成される。タブ5は、四つとも同じ形状、同じ長さに形成される。尚、タブ5の数は一例であるものとする。例えば、5連ジョイント端子の場合は五つ、6連ジョイント端子の場合は六つ…になる。
<圧入部6について>
圧入部6は、タブ5の数に合わせて形成される。具体的には、タブ5が四つであることから、四つの平板部7と、この四つの平板部7を連結するための三つの連結部8とを有する図示形状に形成される。
<平板部7とタブ5について>
平板部7とタブ5は、一対一で対応するように形成される。平板部7は、平面視矩形状に形成される。尚、平板部7の左右方向の長さは、タブ5のピッチ等に応じて適宜設定されるものとする。平板部7は、この前端中央部分にタブ5が連成される。タブ5は、前方に真っ直ぐ突出するように形成される。平板部7から突出するタブ5は、この四つが櫛歯状に並ぶように配置される。
<連結部8について>
連結部8は、隣り合う平板部7同士を連結する部分として形成される。また、連結部8は、これを見ると連結の有無が分かるような部分としても形成される。連結部8は、一対の第一の壁9と、第二の壁10とを有して正面視略門形に形成される。第一の壁9は、平板部7の左端(又は右端)から上方に立ち上がる部分として形成される。また、第二の壁10は、一対の第一の壁9の立ち上がり先端部分を繋ぐ部分として形成される。第一の壁9は、平板部7に対して垂直に形成される。また、第二の壁10は、平板部7に対して平行に形成される。
第一の壁9には、係止片11と、ハウジング当接部12とが形成される。係止片11は、第一の壁9を平板部7の側に切り起こすような弾性を有する片状に形成される。係止片11は、ハウジング3の後述する端子受け部15に対し差し込まれる際に撓み、そして、所定量差し込まれた後には弾性復帰して、先端部分が端子受け部15に引っ掛かるような係止部分として形成される。ハウジング当接部12は、係止片11が端子受け部15に対し係止された時に、この端子受け部15の後述するストッパ部28に当接する部分として形成される。
第二の壁10には、カット部13が形成される。このカット部13は、第二の壁10の中央部分に配置形成される。カット部13は、隣り合う平板部7同士の連結状態を解除するための部分として形成される。カット部13を有する第二の壁10は、本実施例において、平面視H字状に形成される。すなわち、カットし易い形状に形成される。
<ハウジング3について>
図8及び図9において(図1〜図5も参照する)、ハウジング3は樹脂部品であって、絶縁性を有する樹脂材料を溶融させ、そしてこれを金型に流し込んで成形される。ハウジング3は、金型から取り出されると図示形状が得られる。ハウジング3は、コネクタ嵌合部14と、端子受け部15とを有する。ハウジング3は、以下の説明から分かるが、端子受け部15の構造に特徴を有する。
<コネクタ嵌合部14について>
コネクタ嵌合部14は、図示しない相手側コネクタに対する嵌合部分として形成される。このようなコネクタ嵌合部14には、嵌合空間16と、ロックアーム17とが形成される。嵌合空間16は、相手側コネクタの大きさに合わせて形成される。ロックアーム17は、相手側コネクタのハウジングを引っ掛けて係止する部分として形成される。ロックアーム17は、可撓性を有するアーム形状のロック部分に形成される。
尚、引用符号18の穴は、ロックアーム17の形成により生じる型抜き穴である。また、相手コネクタを離脱させる際にロックアーム17を操作するための操作穴でもある。型抜き穴に関し特に符号を付さないが、ハウジング3には幾つかの穴が形成される。
<端子受け部15について>
端子受け部15は、4連ジョイント端子2の差し込み収容部分、及び保持部分として形成される。端子受け部15は、コネクタ嵌合部14の後部に連続するように形成される。端子受け部15は、矩形のブロック形状に形成される。このような端子受け部15の内部には、収容部19と、四つのタブ挿通孔20と、六つの係止解除孔21とが形成される。また、端子受け部15の外部には、開口部22と、三つの貫通孔23と、三つのカット治具挿入孔24と、カバー係止部25とが形成される。
収容部19は、圧入部6を収容保持(収容係止)することができるような形状に形成される。すなわち、収容部19は、圧入部6に合わせた空間が生じるような形状に形成される。収容部19には、係止片11を引っ掛けて係止するための係止部26が形成される。また、収容部19には、二つのストッパ部27、28が形成される。ストッパ部27は、平板部7を当接させるための部分として形成される。また、ストッパ部28は、ハウジング当接部12を当接させるための部分として形成される。ストッパ部27、28は、圧入部6の前方への移動を規制するためのストッパとして機能するように形成される。
タブ挿通孔20は、タブ5の挿通部分として形成される。タブ挿通孔20は、断面正方形のタブ5に対し大きな隙間が生じないような形状に形成される。タブ挿通孔20は、コネクタ嵌合部14の嵌合空間16と、収容部19とを連通させるような部分に形成される。
係止解除孔21は、収容部19に引っ掛かり係止された係止片11の被係止状態を解除するための部分として形成される。また、係止解除孔21は、コネクタ嵌合部14の嵌合空間16と、収容部19とを連通させるような部分に形成される。係止解除孔21は、嵌合空間16の側から係止片11を臨むことができるような位置に配置される。係止解除孔21は、タブ挿通孔20とは別位置に配置される。
開口部22は、4連ジョイント端子2の差し込みを開始する部分として形成される。開口部22は、圧入部6の形状に合わせて開口するように形成される。開口部22は、この奥に収容部19が連続するように配置形成される。
貫通孔23は、4連ジョイント端子2の差し込み方向に対し交差する方向から(本実施例では上方から)収容部19に連通するような形状に形成される。また、貫通孔23は、連結部8(具体的には第二の壁10)の位置に合わせて配置形成される。貫通孔23は、連結部8を臨むことができるように配置形成される。貫通孔23は、本実施例において、端子受け部15の上壁を前後方向に切り欠くような形状に形成される。また、貫通孔23は、本実施例において、カット治具挿入孔24が連通するような形状に形成される。
カット治具挿入孔24は、カット部13をカットするための治具(カット治具:例えばニッパーのような金属をカットすることができる鋏状の治具など。図示省略)の挿入部分として形成される。カット治具挿入孔24は、開口部22及び貫通孔23に連通するような形状及び位置に形成される。
カバー係止部25は、カバー4を係止するための部分として形成される。カバー係止部25は、端子受け部15の左右両側部分に配置形成される。カバー係止部25は、テーパ面と係止面とを有する突起部分に形成される。
<カバー4について>
図1ないし図5において、カバー4は、樹脂成形品であって、開口部22、貫通孔23、及びカット治具挿入孔24を覆うことができるような図示形状に形成される。カバー4は、コネクタ内部への異物混入を防止するために備えられる。カバー4には、被覆部29と、被係止部30とが形成される。被覆部29は、開口部22、貫通孔23、及びカット治具挿入孔24を覆うための部分として形成される。被係止部30は、カバー係止部25に対し係止される部分として形成される。尚、引用符号31の穴は、カバー係止部25を形成する際に生じる型抜き穴である。また、カバー4を取り外す際に用いられる操作穴でもある。
<雄ジョイントコネクタ1の組み付けについて>
図2及び図3において、ハウジング3と、4連ジョイント端子2と、カバー4とを前後方向に沿って並べ、そして、4連ジョイント端子2をハウジング3の端子受け部15に差し込むと、この差し込みにより4連ジョイント端子2は、圧入部6が収容部19に収容保持される(図4及び図5参照)。四つのタブ5は、コネクタ嵌合部14の嵌合空間16に突出する。また、圧入部6は、係止片11、係止部26、ハウジング当接部12、及びストッパ部27、28により前後方向への移動が規制される。圧入部6は、タブ5毎に存在する複数の係止片11により確実、且つ、安定した状態で収容部19に収容保持される。
図10において、端子受け部15に4連ジョイント端子2が収容保持されると、この時、三つの貫通孔23を介して連結部8をそれぞれ臨むことができるような状態になる。そして、図4及び図5に示すように、カバー4を端子受け部15に係止させると、雄ジョイントコネクタ1の組み付けが完了する(図1参照)。
<端子種別を変更しようとする場合について>
図10において、端子受け部15には4連ジョイント端子2が収容保持される。本発明では、このような状態から端子の取り外しをせずに端子種別を変更することができる。以下、変更について、図11及び図12を参照しながら簡単に説明をする。図11〜図12は4連ジョイント端子の連結状態を一部解除した時の図である。
図10ないし図12において、カット治具挿入孔24に図示しないカット治具を挿入してカット部13をカットすると、このカット位置では隣り合う平板部7同士の連結状態が解除される。従って、4連ジョイント端子2の取り外しをせずに端子種別を変更することができる。
<変形例について>
以上の説明は、4連ジョイント端子2を用いたものであるが、例えばこの4連ジョイント端子2に加工を加えてから雄ジョイントコネクタ1の組み付けを行ってもよいものとする。
図13は二つの2連ジョイント端子を含む雄ジョイントコネクタの分解斜視図、図14は図13の二つの2連ジョイント端子をそれぞれハウジングに差し込む状態を示す斜視図である。
図13及び図14において、引用符号32は二つの2連ジョイント端子を示す。この図からわかるように、4連ジョイント端子2(図6及び図7参照)の中央に位置する連結部8のカット部13を予めカットして二つの2連ジョイント端子32、32を形成し、この後に組み付けを行うことも可能である。
<本発明のまとめ及び効果について>
以上、図1ないし図14を参照しながら説明してきたように、本発明の雄ジョイントコネクタ1は、導電性の4連ジョイント端子2(二つの2連ジョイント端子32)と、絶縁性のハウジング3と、絶縁性のカバー4とを備えて構成される。4連ジョイント端子2は、平板部7から突出するタブ5が櫛歯状に四つ並んだ状態に形成される。また、4連ジョイント端子2は、平板部7がタブの並び方向に四つ存在する形状に形成される。さらに、4連ジョイント端子2は、隣り合う平板部7同士が連結部8にて連結される形状に形成される。ハウジング3には、4連ジョイント端子2の差し込み収容部分として端子受け部15が形成される。また、ハウジング3には、上方から端子受け部15に連通するような貫通孔23が三つ形成される。この三つの貫通孔23は、4連ジョイント端子2の連結部8の位置に合わせて配置形成される。
従って、本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、ハウジング3の貫通孔23を介して4連ジョイント端子2の連結部8の有無(カット部13の有無)を確認することで、何処で端子が分断されているかなどを作業者に分からせることができる。これにより、4連ジョイント端子2からの端子変更に係る作業や、端子種別の確認作業をし易くすることができる。
本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、上記からも分かるように、ジョイント端子(4連ジョイント端子2など)に係る作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
この他、本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、連結部8が次のような構造になる。すなわち、平板部7から立ち上がる第一の壁9と、この第一の壁9の立ち上がり先端部分に連続する第二の壁10とを有する構造になる。また、第一の壁9には、端子受け部15に引っ掛かり係止される弾性の係止片11が形成される構造になる。
従って、本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、連結部8を形成した部分毎に確実に係止させることができ、結果、ハウジング3における4連ジョイント端子2の収容保持状態を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、平板部7よりも一段上がった位置で連結部8の有無を確認できるようになることから、作業者からは見易くなり、結果、作業性の更なる向上を図ることができるという効果を奏する。
さらに、本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、平板部7よりも一段上がった位置に第二の壁10を配置することから、連結状態の解除をし易くしたり、図示しないカット治具の挿入をし易くしたりすることができるという効果を奏する。
さらにまた、本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、第一の壁9にハウジング当接部12を形成し、このハウジング当接部12を端子受け部15のストッパ部27に対し当接可能な構造にすることから、ハウジング3における4連ジョイント端子2の収容保持状態を更に安定させることができるという効果を奏する。
さらにまた、本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、上述の如く、4連ジョイント端子2を端子受け部15から取り外さなくても端子変更をすることができることから、作業性の更なる向上を図ることができるという効果を奏する。
さらにまた、本発明の雄ジョイントコネクタ1によれば、カバー4にてハウジング3の開口部22、貫通孔23、及びカット治具挿入孔24を覆う構造であることから、コネクタ内部への異物混入を防止することができるという効果や、異物によるショートの発生を防止することができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…雄ジョイントコネクタ、 2…4連ジョイント端子(ジョイント端子)、 3…ハウジング、 4…カバー、 5…タブ、 6…圧入部、 7…平板部、 8…連結部、 9…第一の壁、 10…第二の壁、 11…係止片、 12…ハウジング当接部、 13…カット部、 14…コネクタ嵌合部、 15…端子受け部、 16…嵌合空間、 17…ロックアーム、 18…穴、 19…収容部、 20…タブ挿通孔、 21…係止解除孔、 22…開口部(差し込み用開口部分)、 23…貫通孔、 24…カット治具挿入孔、 25…カバー係止部、 26…係止部、 27、28…ストッパ部、 29…被覆部、 30…被係止部、 31…穴、 32…2連ジョイント端子(ジョイント端子)

Claims (6)

  1. 平板部から突出するタブが櫛歯状に複数並んだ状態に形成される導電性のジョイント端子と、該ジョイント端子の差し込み収容部分として端子受け部が形成される絶縁性のハウジングと、を備える雄ジョイントコネクタにおいて、
    前記ジョイント端子は、前記平板部が前記タブの並び方向に複数存在する形状に形成され、且つ、隣り合う該平板部同士は、連結部にて連結され、
    さらに、前記ハウジングには、貫通孔が形成され、且つ、該貫通孔は、前記ジョイント端子の差し込み方向に対し交差する方向から前記端子受け部の内部に連通するような形状に形成され、且つ、前記貫通孔は、前記連結部の位置に合わせて配置され
    前記連結部には、前記平板部から立ち上がる第一の壁と、該第一の壁の立ち上がり先端部分に連続して前記貫通孔から臨むことが可能な第二の壁とが形成され、さらに、前記第一の壁には、前記端子受け部に引っ掛かり係止される弾性の係止片が形成される
    ことを特徴とする雄ジョイントコネクタ。
  2. 請求項1に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、
    前記第一の壁には、前記係止片の被係止時に前記端子受け部のストッパ部に当接可能なハウジング当接部が形成される
    ことを特徴とする雄ジョイントコネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、
    前記第二の壁には、隣り合う前記平板部同士の連結状態を解除するためのカット部が形成される
    ことを特徴とする雄ジョイントコネクタ。
  4. 請求項に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、
    前記ハウジングには、前記カット部をカットするための治具の挿入部分としてカット治具挿入孔が形成される
    ことを特徴とする雄ジョイントコネクタ。
  5. 請求項1、2、3又は4に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、
    前記ハウジングには、前記タブが挿通されるタブ挿通孔とは別に前記端子受け部に連通して前記係止片の被係止状態の解除を行うことが可能な係止解除孔が形成される
    ことを特徴とする雄ジョイントコネクタ。
  6. 請求項1、2、3、4又は5に記載の雄ジョイントコネクタにおいて、
    当該雄ジョイントコネクタは、前記ハウジングに係止されて前記ジョイント端子の差し込み用開口部分及び前記貫通孔を覆う絶縁性のカバーを更に備える
    ことを特徴とする雄ジョイントコネクタ。
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