JP2667846B2 - 情報記録・再生装置 - Google Patents

情報記録・再生装置

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JP2667846B2
JP2667846B2 JP62317022A JP31702287A JP2667846B2 JP 2667846 B2 JP2667846 B2 JP 2667846B2 JP 62317022 A JP62317022 A JP 62317022A JP 31702287 A JP31702287 A JP 31702287A JP 2667846 B2 JP2667846 B2 JP 2667846B2
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政明 大学
久之 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子カメラ本体等の情報記録・再生装置に
関し、特に記録媒体を本体に対して挿脱操作する手段の
改良に関する。 [従来の技術] 被写体の画像を磁気ディスクに記録するようにした電
子カメラは、磁気ディスクパックをカメラ本体のパック
挿入口から外部に取り出すべく、自動イジェクトレバー
を押すと、磁気ディスクパックがモータの駆動力でカメ
ラ本体内から外部に自動的に排出されるものとなってい
る。しかしながらカメラ本体内の所定位置に磁気ディス
クパックが装填されている状態において、例えばバッテ
リのパワーの低下、或いはその他の何らかの故障により
モータが駆動しなくなった場合は、磁気ディスクパック
を取り出すことができなくなる。このような場合の一般
的な対処法としては前記自動イジェクトレバーとは別に
設けられた強制イジェクトレバーを手動で操作すること
により、カメラ本体内の所定位置にある磁気ディスクパ
ックを外部へ取出し得るものとなっている。 [発明が解決しようとする問題点] 上記の如く構成されたカメラ本体にあっては、次のよ
うな問題がある。すなわち、上記自動イジェクトレバー
および強制イジェクトレバーが別々に設けられているた
め、操作が面倒であり、しかも装置の構成が複雑化する
という問題があった。また強制イジェクトレバーは、バ
ッテリのパワーが十分にある通常の状態では使用する必
要のないものであり、必要のないときに前記強制イジェ
クトレバーが操作されると、カメラの誤動作の原因とな
るという問題があった。 そこで本発明の目的は、単一の操作部により自動イジ
クト動作および強制イジェクト動作の何れをも行わせる
ことができ、例えば電子カメラの誤動作等を発生させる
おそれのない情報記録・再生装置を提供することにあ
る。 [問題点を解決する為の手段] 本発明は、上記の問題を解決し目的を達成する為に次
のような手段を講じた。外部操作に応動する単一の操作
部の第1の区間の変位に応じて当該記録媒体を自動イジ
ェクトさせるための起動用スイッチが操作され、単一の
操作部の第2の区間の変位に応じて当該記録媒体の強制
イジェクトがなされるように構成した。 [作用] 上記の手段を講じたことにより次のような作用を呈す
る。外部操作に応動する単一の操作部により、所定の第
1の区間だけ変位させると、スイッチがONとなり記録媒
体が自動的にイジェクトされて外部に排出される。また
上記と同一の単一の操作部により、所定の第2の区間だ
け変位させると、記録媒体が手動イジェクトされて外部
に排出される。その結果、同じ単一の操作部により自動
イジェクト動作および手動イジェクト操作を行なえるの
で、操作が容易でかつ構成も簡単化する上、自動イジェ
クト動作が行われた後でなければ、手動イジェクト動作
は行なえない関係になっていることから、従来のような
誤動作発生のおそれがないものとなる。 [実施例] 第1図は本発明を電子カメラに適用した一実施例を示
す図である。第1図において、仮想線(二点鎖線)で示
す電子カメラ1の外装筺体11は、前後方向および左右方
向の寸法が略同一で上下方向が前記二方向に比較し短く
形状をなしている。またこの外装筺体11の底板11a上に
はシャーシ12が設けられており、このシャーシ12にドラ
イバ13が水平に取り付けられている。このドライバ13は
図示しない磁気ディスクパックへの情報の記録または再
生を行なうものである。磁気ディスクパックはパック挿
入口14から前記ドライバ13に装填される。外装筺体11の
正面の右側方には各種の操作を行なう操作ボタン15(15
a〜15c)が設けられている。また外装筺体11の正面の左
側方には自動イジェクト動作および強制イジェクト動作
を行ない得るイジェクトボタン16が設けられている。こ
のイジェクトボタン16を操作することにより、自動イジ
ェクト動作および強制イジェクト動作が行なわれ、前記
ドライバ13から磁気ディスクパックが排出されるものと
なっている。 第2図はイジェクトボタン16の構成をその周辺部と共
に示す図である。第2図において、イジェクトボタン16
はその外側面(図中右面)中央に比較的大径な円筒状の
突起部16aが設けられ、内側面(図中左面)の中央に小
径な円筒状突起部16bが設けられている。上記突起部16b
の上下両側には比較的細長い一対の突起部16c,16dが設
けられている。タクトスイッチ20は前記イジェクトボタ
ン16の突起部16aを第1のストローク区間だけ押圧操作
すると、突起部16bによりスイッチ部21がオンとなり、
図示しないモータを駆動し、ドライバ13から磁気ディス
クパックを自動的に排出するものとなっている。スライ
ド板22は図中左右方向に長い形状をなし、中央部位に左
右方向に細長いスリット24が設けられている。そしてこ
のスリット24に前記シャーシ12に設けられた二本のピン
23a,23bが係合している。かくしてスライド板22はその
図中右端を前記突起部16c,16dにより押圧されるとピン2
3a,23bに支持されているスリット24の長さに相当する範
囲で左右にスライドし得るものとなっている。そしてス
ライド板22の一端部と、前記ドライバ13の下端中央部
と、の間には連結レバー25によって連結されている。 第3図は連結レバー25の詳細を示す図である。第3図
に示すように、連結レバー25は逆L字状をなしており、
その中央部付近はシャーシ12から突設されたピン23cに
回転自在に軸支されている。そして長尺部の下端部には
前記スライド板22の下端部に軸支するためのピン23dが
取付けられている。さらに連結レバー25の短尺部には左
右方向に細長いスリット27が設けられている。このスリ
ット27は強制イジェクトレバー26に突設されているピン
23eに係合している。かくしてスライド板22が図中左方
向に移動すると、連結レバー25がピン23cを中心として
円弧矢印で示すように時計方向に回動し、強制イジェク
トレバー26を図中右方向へ移動させ、磁気ディスクパッ
クの強制排出を行なうものとなっている。 次にこのように構成された実施例の作用を説明する。
パック挿入口14から磁気ディスクパックをある程度押込
むと、その後、ドライバ13のモータにより磁気ディスク
パックは所定位置に装填される。 磁気ディスクパックの取出しに際して、イジェクトボ
タン16の突起部16aを第1のストローク区間だけ押圧操
作すると、タクトスイッチ20のスイッチ部21がONにな
り、ドライバ13内のモータが駆動され、磁気ディスクパ
ックがパック挿入口14から自動的に押し出される。 ここで例えば外装筺体11に内蔵されている図示しない
バッテリのパワーが低下して上記自動排出動作が行なわ
れない状態が発生したとする。このような場合には、イ
ジェクトボタン16を第1の区間を越えて、さらに第2の
ストローク区間までイジェクトボタン16を押圧操作す
る。このようにすると、突起部16c,16dがスライド板22
を図中左方向にスライドさせる。そうすると、連結レバ
ー25がピン23cを中心にして時計方向に回動する。その
結果、連結レバー25のスリット27に係合している強制イ
ジェクトレバー26は図中右方へ所定ストロークd2だけ移
動する。したがってこの強制イジェクトレバー26の移動
により磁気ディスクパックはドライバ13のパック挿入口
14から外部へ排出される。 このように本実施例によれば、同一の単一のイジェク
トボタン16により自動イジェクト動作および手動イジェ
クト操作が行なえるので、操作が容易でかつ構成も簡単
化する上、自動イジェクト動作が行われた後でなけれ
ば、手動イジェクト動作は行なえない関係になっている
ことから、従来のような誤動作発生のおそれがないもの
となる。 なお本発明は、上述した実施例に限定されるものでは
ない。本発明装置は、記録専用機,再生専用機,記録・
再生両用機のいずれであってもよい。このほか本発明の
要旨を逸脱しない範囲で例えば据置型の記録・再生機等
種々変形実施可能であるのは勿論である。 [発明の効果] 本発明によれば、外部操作に応動する単一の操作部の
第1の区間の変位に応じて当該記録媒体を自動イジェク
トさせるための起動用スイッチが操作され、該単一の操
作部第2の区間の変位に応じて当該記録媒体の強制イジ
ェクトがなされるように構成されたので、同じ単一の操
作部により自動イジェクト動作および強制イジェクト動
作を行なわせることができ、例えば電子カメラの誤動作
等を発生させるおそれのない情報記録・再生装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第3図は本発明を電子カメラに適用した一実施
例を示す図で、第1図は概略構成を示す図、第2図はイ
ジェクトボタンの構成をその周辺部と共に示す図、第3
図は連結レバーの詳細を示す図である。 10……電子カメラ、11……外装筺体、11a……底板、12
……シャーシ、13……ドライバ、14……パック挿入口、
15……操作ボタン、16……イジェクトボタン、16(16a
〜16d)……突起部、20……タクトスイッチ、21……電
気基板、22……スライド板、23(23a〜23e)……ピン、
24,27……溝、25……連結レバー、25a……左端、25b…
…右端、26……強制イジェクトレバー。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.外部操作に応動する単一の操作部の第1の区間の変
    位に応じて当該記録媒体を自動イジェクトさせるための
    起動用スイッチが操作され、該単一の操作部の第2の区
    間の変位に応じて当該記録媒体の強制イジェクトがなさ
    れるように構成されたことを特徴とする情報記録・再生
    装置。
JP62317022A 1987-12-15 1987-12-15 情報記録・再生装置 Expired - Fee Related JP2667846B2 (ja)

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