JP2667077B2 - ドアウインドウパネルの昇降装置 - Google Patents

ドアウインドウパネルの昇降装置

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Ohi Seisakusho Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアウインドウパネ
ルの昇降装置に関し、とりわけドアウインドウパネルの
全開時付近におけるドアウインドウパネルのガタツキを
防止できるものに係る。
【0002】
【従来の技術】自動車用のドアウインドウパネルの昇降
装置の中には図7に示すようにフロントサイドドア1の
ドア本体2内に上下に配置されたレール3に沿って、キ
ャリアプレート4がレギレータ5のワイヤ6によって移
動自在に設けられ、キャリアプレート4によって下縁が
支持されたドアウインドウパネル7を昇降させる構造の
ものがある。この種の構造にあっては、ドアウインドウ
パネル7が昇降する場合に、その前側部と後側部をドア
本体2の内部に設けられたフロントロアサッシュ8とリ
ヤロアサッシュ9とにガイドさせるようにし、ドアウイ
ンドウパネル7が全開状態であっても、ドアを開閉する
場合にドアウインドウパネル7がガタツキを生じないよ
うにしてある(この類似構造は、例えば特開昭62−6
8985号公報に示されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロン
トサイドドア1の造形の理由やドアロック装置の配置
スペースの関係で、リヤロアサッシュ9を配置すること
ができない場合がある。
【0004】このような場合には、鎖線で示すようにド
アウインドウパネル7の上縁の大半あるいは全部がドア
本体2内に没するドアウインドウパネル7の全開時にお
いては、キャリアプレート4によって下縁が支持されて
いるものの、ドアウインドウパネル7はフロントロアサ
ッシュ8に短い前側部が支持されるにすぎないためフロ
ントサイドドア1の開閉によってバタツキを生じてしま
う。
【0005】しかし、これを防止するためにキャリアプ
レート4の保持部を大型化して保持力を高めバタツキを
防止しようとするとドア重量が増加し、ドア開閉操作性
が悪化するという問題が生ずる。
【0006】また、ドアウインドウパネル7の最下位置
を上げドアウインドウパネル7の全開時にその上縁の一
部をドアウエスト部10から突出させウエストモールを
利用して保持することも考えられるが、ドアウインドウ
パネル7の全開時における開放感を阻害するという問題
が生ずる。
【0007】そこで、この発明はドア重量の増加を抑
え、かつ開放感を損ねることなく、ドアウインドウパネ
ル全開時のドアウインドウパネルのバタツキ発生を防止
することができるドアウインドウパネルの昇降装置を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ドア本体内に配置された
レールに沿ってキャリアプレートをレギュレータにより
移動させ、キャリアプレートに保持されたドアウインド
ウパネルを昇降させるドアウインドウパネルの昇降装置
において、上記レールの下部に、ドアウインドウパネル
の全開位置付近でキャリアプレートが乗り上がる突出部
が設けられている。
【0009】
【作用】レギュレータによってキャリアプレートがレー
ルに沿って下降し、ドアウインドウパネルが全開位置に
至ると、キャリアプレートがレールに設けられた突出部
に乗り上がる。
【0010】突出部に乗り上がったキャリアプレートは
レールとの間に生ずる大きな摩擦力によってレールに対
して拘束され、キャリアプレートに支持されたドアウイ
ンドウパネルのガタツキを抑える。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に前記
従来の構成と同一部分に同一符号を付して説明する。
【0012】図3に示すようにフロントサイドドア1の
ドア本体2内には、上下方向、正確にはフロントサイド
ドア1のリヤサッシュ部11の傾斜方向に沿ってレール
3がドア本体2の前後方向略中央部にブラケット12を
介して固定されている。レール3にはキャリアプレート
4が上下動自在に係合され、キャリアプレート4にはド
アウインドウパネル7の下縁が支持されている。
【0013】キャリアプレート4にはレギュレータ5の
ワイヤ6が取り付けられている。
【0014】ドアウインドウパネル7の前側部は、コー
ナーピース13の後側部に沿って下方に延びるフロント
ロアサッシュ8によってガイドされている。また、ドア
ウインドウパネル7の後側部は、上記リヤサッシュ部1
1の下端の延長部11によって上部のみが部分的にガ
イドされている。このようにドアウインドウパネル7の
後側部がリヤサッシュ部11の一部でガイドされている
にすぎず従来のようにリヤロアサッシュで全体がガイド
されていないのは、ドアロック装置14がリヤロアサッ
シュの配置位置に干渉するからである。
【0015】次に、上記レール3及びキャリアプレート
4について詳細に説明する。
【0016】図1,2に示すようにレール3は両壁部を
立ち上げて外側に巻き込んで形成されたもので、両側の
巻き込み部15に図4〜6に示すようにキャリアプレー
ト4の前側の係合部16と後側の係合部17とが嵌合し
ている。
【0017】キャリアプレート4の両側には、支持部1
8が設けられ、各支持部18には、図1,4に示すよう
にドアウインドウパネル7の下縁を支持するブラケット
19が回動自在に取り付けられている。キャリアプレー
ト4の略中央部には前記レギュレータ5のワイヤ6に取
り付けられた係止部6Aが固定され、レール3の上下端
(上端側は図示しない)に設けられたワイヤガイド20
間をワイヤ6が移動することによってキャリアプレート
4が上下動してドアウインドウパネル7を昇降するよう
になっている。
【0018】上記キャリアプレート4の係合部16,1
7とレール3の巻き込み部15とには図5に示すように
キャリアプレート4の車室外側(OUTで示す)への変
位を許容する隙間21が設けられ、ドアウインドウパネ
ル7と図4に示すリヤロアサッシュ8及びサッシュ部1
1の延長部11Aとレール3の取り付け精度にばら付き
があってもドアウインドウパネル7の昇降時の摺動抵抗
が増加しないようになっている。
【0019】また、上記キャリアプレート4には図5,
6に示すようにレール3に対向する部分であってワイヤ
6の配索部位の近傍には、図1に示すようにワイヤ6の
係止部6A付近の3箇所に突起部22が設けられてい
る。尚、この突起部22は通常のキャリアプレート4の
上下動の際にはレール3との間に摩擦力を発生しない高
さに設定されている。
【0020】そして、上記レール3の下部であって上記
突起部22に対向する側には、図6に示すように下降し
てきたキャリアプレート4が突起部22を介して乗り上
がり、キャリアプレート4、即ちドアウインドウパネル
レール3に対する拘束力を高める突出部としてのビ
ード23が設けられている。
【0021】ここで、上記ビード23の上端部は、図3
に一点鎖線Aで示すようにドアウエスト部10とドアウ
インドウパネル7とのラップ代(ウエストシールとの係
合代)がドアウエスト部10全体の2/3程度になる位
置に設定されている。この位置よりドアウインドウパネ
ル7が下降すると、そのパネル形状からウエストシール
との係合代も急激に減少してしまうので、ビード23の
上端部は、この位置に設定されている。
【0022】上記実施例構造によれば、ドアウインドウ
パネル7が下降して、キャリアプレート4がレール3の
下端に至り、ドアウインドウパネル7が全開位置になる
と、ドアウインドウパネル7の前側部はフロントロアサ
ッシュ8によって支持されるがドアウインドウパネル7
の後側部の下半部はリヤサッシュ部11の延長部11A
の拘束から開放される。また、ドアウエスト部10にお
いてはドアウインドウパネル7の上縁は図3に一点鎖線
Bで示すように大部分がウエストシールによる拘束から
開放されてしまう。
【0023】しかし、ドアウインドウパネル7が最下位
置に至る過程でキャリアプレート4の突起部22がレー
ル3のビード23に乗り上がると、突起部22とビード
23間及びキャリアプレート4の係合部17とレール3
の巻き込み部15間に大きな摩擦力が作用すると共に、
キャリアプレート4、即ちドアウインドウパネル7とレ
ール3の車幅方向の遊び代が減少する。したがって、こ
のドアウインドウパネル7の全開時においてフロントサ
イドドア1を開閉操作した場合でもドアウインドウパネ
ル7がバタツキを生ずることはない。
【0024】また、上記突起部22のビード23に対す
る乗り上げ位置がワイヤ6の近傍に設定してあるため、
突起部22がビード23に乗り上がる際に、ドアウイン
ドウパネル7にかかる前後方向のモーメントが小さくな
り、したがってドアウインドウパネル7が前後方向に回
転する所謂「ころび」を生ずることはない。
【0025】そして、レール3にビード23を、キャリ
アプレート4には突起部22を設けるだけで対策できる
ため低コスト化を図ることができる。
【0026】また、リヤロアサッシュを廃止できるため
各種ドア内部品の配置スペースを拡大することができ
る。
【0027】さらに、キャリアプレート4には大幅な変
更を加えていないため、キャリアプレート4の汎用性を
損ねることはない。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、ドアウインドウパネルが全開位置に至りキャリアプ
レートがレールに設けられた突出部に乗り上がると、
ャリアプレートを介したドアウインドウパネルのレール
による拘束力が高まるため、全閉位置等に比較して周囲
からの拘束が少ないドアウインドウパネルを確実に保持
することができ、したがってドア開閉操作の際のドアウ
インドウパネルのバタツキを防止することができる。
【0029】また、このように全開位置にあるドアウイ
ンドウパネルを確実に保持することができるため、リヤ
ロアサッシュを廃止することができ、したがって、各種
機能部品が配置されるドア本体内スペースを拡大できる
メリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部正面図。
【図2】同図1のA−A断面図。
【図3】同全体側面図。
【図4】同図3のB−B断面図。
【図5】同図4の要部拡大図。
【図6】同図3のC−C断面図。
【図7】従来技術の側面図。
【符号の説明】
2…ドア本体、3…レール、4…キャリアプレート、5
…レギュレータ、7…ドアウインドウパネル、23…ビ
ード(突出部)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体内に配置されたレールに沿って
    キャリアプレートをレギュレータにより移動させ、キャ
    リアプレートに保持されたドアウインドウパネルを昇降
    させるドアウインドウパネルの昇降装置において、上記
    レールの下部に、ドアウインドウパネルの全開位置付近
    でキャリアプレートが乗り上がる突出部が設けられてい
    ることを特徴とするドアウインドウパネルの昇降装置。
JP33238891A 1991-12-17 1991-12-17 ドアウインドウパネルの昇降装置 Expired - Fee Related JP2667077B2 (ja)

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JP6739476B2 (ja) * 2018-06-29 2020-08-12 株式会社ハイレックスコーポレーション ケーブル配索構造およびこれを用いた窓ガラス昇降装置
JP7152991B2 (ja) * 2019-06-28 2022-10-13 株式会社ハイレックスコーポレーション 車両のドア構造

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