JP2666266B2 - 全自動カメラ - Google Patents

全自動カメラ

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JP2666266B2
JP2666266B2 JP61311697A JP31169786A JP2666266B2 JP 2666266 B2 JP2666266 B2 JP 2666266B2 JP 61311697 A JP61311697 A JP 61311697A JP 31169786 A JP31169786 A JP 31169786A JP 2666266 B2 JP2666266 B2 JP 2666266B2
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洋二 渡辺
順一 伊藤
稔 松崎
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は全自動カメラ、更に詳しくは、カメラ本体内
の記憶手段に記憶される記憶内容によって制御される全
自動カメラに関する。 [従来の技術] 近年、カメラの電子化は急速に発達し、従来の機械式
カメラでは困難な機能が多数提案されている。露出動作
を例にとってみても、多点スポット測光、自動逆光補
正、マルチプログラムAEなど、電子回路、特にマイクロ
コンピュータでなければ不可能な技術である。極端な場
合、機械的な構造や電子回路の構成は同じでも、マイク
ロコンピュータ内のソフトウェアを変更するだけで全く
別の機能を持ったカメラを作ることも可能である。した
がって、現在の市場には、写真撮影のための基本機能に
ユーザのニーズに応じた機能を追加した形態のカメラが
多数存在している。 また、カメラアクセサリーとしての操作部材をカメラ
本体に装着することにより機能を拡大できるカメラも少
なくない。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、市場のニーズは多様であり、メーカ側
の設定した機能に対し、すべてのユーザが満足すること
はあり得ない。このためユーザには自分の所望する機能
を持つ数種類のカメラを購入しなければならないという
不都合が生じてしまう。かといって、ユーザの多様なニ
ーズをすべて1台のカメラに納めることは、ソフトウェ
アの記憶容量不足、操作の複雑化、スイッチ類の繁雑化
等、不都合が多い。 そこで、本発明はユーザの所望する機能をユーザが任
意に選択することができて、かつ操作性が極めて簡便な
全自動カメラを提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段および作用] 本発明の全自動カメラは、第1図の概念図に示すよう
に、このカメラ1の内部に、カメラ動作を実行するカメ
ラ素子2と、コード化された制御命令に従って上記カメ
ラ素子2を制御する制御手段3と、上記制御命令を記憶
する第1の記憶手段4と、この第1の記憶手段4の記憶
内容の一部または全部をカメラ外部の周辺装置6により
書き換え可能にする入力手段5とを具備したもので、こ
のカメラ1に周辺装置6を接続することにより、周辺装
置6から入力手段5を介して第1の記憶手段4にユーザ
の所望するカメラ機能を記憶させることができる。 [実 施 例] 以下に説明する本発明の実施例は、第1図に示した全
自動カメラ1内の第1の記憶手段4として、カメラ動作
の基本機能を実行するソフトウェアを記憶した第1記憶
装置と撮影者の所望した機能を実行するソフトウェアを
外部より入力して記憶する第2記憶装置とを設けて、カ
メラの動作シーケンスの制御をこの2つの記憶装置に記
憶されたソフトウェアに基づいて行なうようにしたもの
で、これにより、従来の多機能カメラの有していた操作
部材の複雑化を解消している。 したがって、その応用例は無数に考えられるが、以下
に詳述する実施例においては、説明の簡単化のために、
AF動作と測光動作についてのみ行なうものとする。 第2図は、第3図以下に詳述する本発明を適用した全
自動一眼レフレックスカメラの制御システムのブロック
図である。 メインCPU10には、測光/露光制御回路11、巻き上げ
用モータ制御回路16、LCDドライバ18、DX回路20、レン
ズデータ回路21、AFインタフェース回路22、AF用モータ
制御回路24、第1記憶回路26、第2記憶回路27と各種の
スイッチを総じたスイッチ類28が接続されている。測光
/露光制御回路11は、画面中央部を測光する第1測光素
子12と画面周辺部を測光する第2測光素子13の出力値を
A/D変換してメインCPU10に転送する機能と、絞り制御用
のモータ(以下、AV用モータという)14を制御する機能
と、シャッタ制御用のマグネット(以下、シャッタマグ
ネットという)15を制御する機能とを有する。巻き上げ
用モータ制御回路16は、メインCPU10からの制御信号に
基づいて巻き上げ用モータ17を制御する。LCDドライバ1
8はシャッタ速度や絞り情報などをドットマトリクスのL
CD19に表示するためのドライバである。DX回路20は、フ
ィルムのパトローネからDXコードを読み込んでメインCP
U10に転送する回路である。レンズデータ回路21は、交
換レンズ上に記憶されたレンズ固有の情報(開放F No.,
最小F No.,焦点距離,AF係数など)を読み込んでメインC
PU10へ転送する回路である。AFインタフェース回路22
は、AFセンサ23の出力をA/D変換してメインCPU10に転送
する回路である。AF用モータ制御回路24は、AF用モータ
25をメインCPU10の制御信号に基づいて制御する回路で
ある。第1記憶回路26は、カメラ動作シーケンスの基本
的な動作を行なうソフトウェアを格納しておく回路であ
り、第2記憶回路27は、撮影者の所望する機能を実行す
るためのソフトウェアを外部の周辺装置より読み込んで
格納する回路である。 次に、第3図および第4図を用いて本発明の第1実施
例の概要を説明する。 第3図において、カメラ本体30には電源スイッチ釦3
1、2段構成のレリーズ釦32、UPスイッチ33、DOWNスイ
ッチ34、液晶表示板35が装備されている。一方、周辺装
置36は、そのコネクトケーブル39によりカメラ本体30の
装着部30aに接続可能である。また撮影者の所望する機
能のソフトウェアを記憶した記憶装置(以下、ROMパッ
クという)37を複数のROMパックの中から選択してセッ
トすれば、OUT釦38の操作によってROMパック37内のソフ
トウェアはカメラ本体側の第2記憶回路27(第2図参
照)へ転送される。 第4図は、上記カメラシステムの所要部分の電気回路
図である。カメラ本体30側においては、電源スイッチ釦
31に応動して開閉される2状態スイッチ(以下、パワー
スイッチという)40が閉成されると、電池41よりメイン
CPU10、第1記憶回路(以下ROMという)26、第2記憶回
路(以下E2PROMという)27に電源電圧Vccが供給される
とともに、抵抗42およびコンデンサ43によりメインCPU1
0にパワーオンリセットがかかる。ここでE2PROM27と
は、不揮発性読み書き可能メモリのことである。メイン
CPU10は、ROM26とE2PROM27の2つの記憶回路に記憶され
たソフトウェアに基づいて被制御対象48を制御する。 プッシュスイッチ46および47はレリーズ釦に応動して
閉成するスイッチであり、レリーズ釦の1段目ではプッ
シュスイッチ46が閉成し、2段目ではプッシュスイッチ
47が閉成する。また、プッシュスイッチ44および45は、
UP釦33およびDOWN釦34に応動して閉成するスイッチであ
り、これらスイッチ44,45の機能はE2PROM27に記憶され
たソフトウェアによって切り換わる。 周辺装置36側の回路においては、上記パワースイッチ
40の閉成後、OUT釦38に応動してプルアップ抵抗50に接
続したプッシュスイッチ51が閉成されると、ワンショッ
トパルス回路49がメインCPU10へ割り込み信号WINTを送
出する。ROMパック37内のROM52は周辺装置36に装着され
ることにより、カメラ本体30側のメインCPU10などとア
ドレスバス,データバスが共有化される。 次に、上記実施例のカメラ動作を第5図のフローチャ
ートを用いて説明する。メインCPU10に電源Vccが供給さ
れると、パワーオンリセットがかかり、<パワーオンリ
セット>のルーチンが開始される。すると、第1に、I/
Oイニシャライズが行なわれ、続いて割込みを全て禁止
し、さらに<レンズデータ>のルーチンによってレンズ
回路21によりレンズ固有の情報が取り込まれる。次に<
測光>のルーチンが呼び出されるが、この<測光>のル
ーチンはE2PROM27の中に記憶されたソフトウェアであ
る。つまり、撮影者の選択したROMパック37により転送
されたソフトウェアである(詳細は後述する)。<測光
>のルーチンにおいては、各ROMパックによってその測
光方式は異なるが、測光値に基づくシャッタ速度および
絞りの表示は共通に行なわれる。 続いて、測光の周期を制御する測光タイマをセット
し、そのタイマの割り込みを許可してからレリーズ釦32
の半押し、つまりプッシュスイッチ46が閉成されるのを
待つ。レリーズ釦32が半押しされると、<AFルーチン>
へジャンプするが、この<AFルーチン>もE2PROM27内に
記憶されており、もとはROMパック37のROM52より転送さ
れたソフトウェアである。 ここで、メインCPU10の割込み処理ルーチンについて
説明する。割込み処理ルーチンはタイマ割込み、WRITE
(書き込み)割込み、REL(レリーズ)割り込み、RELOF
F(レリーズオフ)割込みがある。タイマ割込みは、測
光表示動作を周期的に行なわせるためであり、その都度
<測光>のルーチンが実行される。実行後は割込み発生
地点へリターンする。WRITE割込みは、周辺装置36側の
ワンショットパルス発生回路49より送出された割込み信
号WINTによって発生する。これはROMパック37内のROM52
よりその内容をE2PROM27へ転送するルーチンであり、こ
の割込みが発生した場合には、第1に全ての割込みが禁
止され、次にIXレジスタにROMパック37内のROM52の先頭
番地(読込みスタート番地)を格納し、IYレジスタにE2
PROM27の先頭番地(書込みスタート番地)を格納する。
そしてIXレジスタに格納された番地の内容をアキュムレ
ータ(Acc)に読込み、R/端子を“L"にしてE2PROM27
を書き込みモードにしてからIYレジスタに格納された番
地へアキュムレータの内容を書き込む。そしてR/端子
を“H"に戻す。次に格納した番地が最終番地であるか判
断し、最終番地でなければ、IXレジスタとIYレジスタに
1を加えて同様の動作を繰り返す。最終番地であれば<
パワーオンリセット>のルーチンのはじめにリターンす
る。 REL割込みとは、レリーズ釦32が第2段目まで深押し
されて、プッシュスイッチ47が閉成された時に発生する
割込みであり、全ての割込みを禁止したあと、<測光
>,<レリーズ>,<巻き上げ>のルーチンが連続的に
行なわれる。 RELOFF割込みは、AF動作中にレリーズ釦32の半押しが
解除された場合、つまりプッシュスイッチ46が開放され
ると発生し、それまで実行していたAF動作を中止して<
パワーオンリセット>のルーチンへ戻る。 本実施例では、カメラ外部より入力するソフトウェア
の動作をAF動作と測光動作に限定しているので、今、AF
動作には、“AFシングル動作”と“AFコンティニュアス
動作”の2つを設定し、測光動作には“平均測光プログ
ラムAE",“可変中央重点測光プログラムAE",“平均測光
絞り優先AE"の3つを設定している。したがって、ROMパ
ック37はAF動作と測光動作の組合わせで6種類準備して
おくことができる。つまり、ROMパック37内のROM52の番
地のうち、AF動作用と測光動作用とに分割して割りあて
ておけば良い。 そこで、次に第6図〜第10図を用いて上記AF動作と測
光動作の各サブルーチンを個々に説明する。 第6図は、AFルーチンとして、AFシングルモード(ワ
ンショットAFモード)を選択した場合の<AFシングル>
のルーチンのフローチャートである。第1にRELOFF割込
みを許可し、次にタイマ割込みを禁止して<測距>のル
ーチンを実行する。タイマ割込みを禁止するのは、測距
動作の際に割込みが発生して測距データにエラーが発生
するのを防ぐためであり、したがって、<測距>のルー
チンを終了すれば、再び割込みが許可される。<測距>
のルーチンは被写体までのピントのズレ量とズレ方向を
AFセンサ23により検出し、AFインタフェース回路22より
取り込むためのルーチンである。取り込んだデータから
被写体の状態が低コントラストかどうかを判定する。も
し、被写体が低コントラストであると測距データの信頼
性は低いので誤動作の確率が高くなる。したがって、こ
のときはフォーカスレンズを現在位置から至近、さらに
無限へと動かしながら被写体が低コントラストでなくな
る範囲を探す必要がある。この動作を行なうのが<レン
ズスキャン>のルーチンである。<レンズスキャン>の
ルーチンにおいては、被写体のコントラストが充分向上
したか、あるいはフォーカスレンズが無限遠側の端部に
あてつくとリターンするようになっており、リターン後
は再び<測距>のルーチンへ戻る。 被写体が低コントラストでなければ、現在のレンズ位
置でピントが合っているか、つまり合焦状態であるかを
判断し、合焦状態であれば合焦表示をしてレリーズ待ち
になる。合焦でなければ、ズレ量をAF用モータの回転量
に変換する<パルス計算>のルーチンを実行し、タイマ
割込みを禁止して<レンズ駆動>のルーチンによってフ
ォーカスレンズを推定合焦位置へ移動させ、再び<測距
>のルーチンへ戻る。この動作は合焦状態が得られるま
で繰り返される。 また、第7図は、AFルーチンとして、AFコンティニュ
アスモード(連続AFモード)を選択した場合の<AFコン
ティニュアス>のルーチンのフローチャートである。こ
のルーチンの概要は<AFシングル>のルーチンと同じで
あるが、AFコンティニュアスモードでは一度合焦して
も、レリーズの割込みを許可するだけですぐに次のAF動
作を開始する。したがって連続的に被写体を追尾し、合
焦時にレリーズ釦32の第2段目が深押しされているとレ
リーズ動作が行なわれるようになっている。また、AFコ
ンティニュアスモードにおいては、被写体が低コントラ
ストの場合のレンズスキャン動作は行なわれず、レリー
ズの割込みを禁止して合焦表示をオフにし、すぐに再測
距動作に移行する。 次に、測光ルーチンとして、“平均測光プログラムA
E"を選択した場合について第8図の<測光1>のルーチ
ンを用いて説明する。<測光1>のルーチンがコールさ
れると、まず第1に、DX回路20よりフィルムのISO感度
がSV値としてメインCPU10内に取り込まれる。次に第1
測光回路12および第2測光回路13よりそれぞれ被写体輝
度BV1およびBV2を測光/露光制御回路11より取り込み、
両者の平均をとって被写体の平均的BV値を計算する。続
いて、<AV/TV計算>のルーチンにおいて前記SV値とBV
値およびレンズの開放F No.(AVo),最小F No.(AV
m),最長シャッタ速度(TVm),最短シャッタ速度(TV
o)等をもとにしてプログラムされた最適絞り、最適シ
ャッタ速度を算出する。 このあと、この測光が1回目かどうかを判断し、もし
1回目ならレジスタNに0を格納して<表示>のルーチ
ンへ進む。1回目でなければ、続いてUP釦33,DOWN釦34
に応動するプッシュスイッチ44,45の状態を見に行く。
ここでプッシュスイッチ44がオンしていればUP釦33がオ
ンであるのでレジスタNに1が加算される。一方、プッ
シュスイッチ45がオンしていればDOWN釦34がオンである
のでレジスタNより1が減算される。 続いて、このレジスタNの値により絞り値(AV値)を
補正し、それに応じてシャッタ速度(TV値)にも補正を
加える。ただし、その範囲は、前記の最小値F No.(AV
m),開放F No.(AVo),最長シャッタ速度(TVm),最
短シャッタ速度(TVo)を超えることはない。つまり、
これは撮影者がUP釦33またはDOWN釦34を押すことによ
り、プログラムされたAV値やTV値を適性露出の範囲でシ
フトしていることになる。したがって、この際、UP釦33
とDOWN釦34はプログラムシフト釦として機能する。 続いて<表示>のルーチンにおいて、現在のAFモード
と測光モードをドットマトリクスでLCD19にLCDドライバ
18を通して表示する。また、UP釦33とDOWN釦34の機能を
もLCD19に表示する。したがって、E2PROM27に記憶され
たソフトウェア、つまり外部から入力されたソフトウェ
アによって表示の構成も変化する。 次に、測光ルーチンとして“可変中央重点測光プログ
ラムAE"を選択した場合について第9図の<測光2>の
ルーチンを用いて説明する。これは上述した<測光1>
のルーチンに対して、UP釦33とDOWN釦34が中央重点測光
の割合を変化させるための切換え釦として機能する。 プログラムの流れは<測光1>のルーチンと同様にSV
値、BV1値、BV2値を読込んで、1回目ならレジスタMに
5を格納する。1回目でなければUP釦33がオンであるか
否かを判断し、オンであればレジスタMに1を加算す
る。オンでなければ引き続いてDOWN釦34の状態を判断
し、同釦34がオンしているならばレジスタMから1を減
算する。ここでレジスタMに格納される数値は1から10
の範囲を超えることはない。 レジスタMが設定されれば、BV値の算出を行なう。つ
まり、画面中央部の輝度BV1と画面周辺部の輝度BV2をレ
ジスタMの値で重み付けしてBV値を算出することで、可
変中央重点測光を実現している。続いて<AV/TV計算>
のルーチンで絞り値とシャッタ速度値を計算し、それを
AFモード、測光モードの表示およびUP釦33とDOWN釦34の
機能表示とともにLCD19に表示する。 次に測光ルーチンとして“平均測光絞り優先AE"を選
択した場合を第10図の<測光3>のルーチンを用いて説
明する。平均的BV値の算出までは、<測光1>のルーチ
ンと同様であり、続いてEV値を計算した後、1回目であ
れば通常の<AV/TV計算>のルーチンにおいて適当な絞
り値とシャッタ速度が設定される。2回目以降の場合
は、UP釦33とDOWN釦34の状態に応じてAV値を最小F No.
(AVm)から開放F No.(AVo)の範囲でシフト可能であ
る。したがって、ここでのUP釦33とDOWN釦34は、AV値の
シフト釦として機能する。AV値が設定されれば、前に求
めたEV値よりTV値を決定する。 AV値、TV値が決定すれば<表示>のルーチンで、AFモ
ード,測光モード,UP釦33とDOWN釦34の機能とともに表
示する。 次に本発明の第2実施例について、第11図および第12
図を用いて概要を説明する。第2実施例は、複数の付加
機能を周辺装置側の大容量のROMに記憶しておき、撮影
者が所望の機能を選択してカメラ本体側の記憶装置に転
送可能としたものである。第11図に示した周辺装置53
は、コネクトケーブル61でカメラ本体30の装着部30aに
装着可能であり、またその上面にはAFモード選択用のAF
シングル釦54とAFコンティニュアス釦55、測光モード選
択用の測光1釦56、測光2釦57、測光3釦58、OUT釦5
9、RESET釦60が配置されている。 第12図は、上記周辺装置53の電気回路図を示す。第12
図においては、カメラ本体30の電気回路は第4図に示し
たものと同じであるため省略してある。サブCPU62とROM
63はカメラ本体側に接続されると、カメラ本体30側のメ
インCPU10とアドレスバス、データバスを共有化する。
いま、コネクトケーブル61にてカメラ本体30と周辺装置
53が接続されると、サブCPU62とROM63にはカメラ本体30
側より電源電圧Vccが供給されるとともに、抵抗65とコ
ンデンサ72によりサブCPU62にパワーオンリセットがか
かる。 プッシュスイッチ66,67,68,69,70,71は周辺装置53上
のAFシングル釦54,AFコンティニュアス釦55,測光1釦5
6,測光2釦57,測光3釦58,OUT釦59に応動して閉成する
スイッチである。またプッシュスイッチ64は、RESET釦6
0に応動して閉成し、サブCPU62にリセットをかけるスイ
ッチである。この第2実施例においては、サブCPU62が
周辺装置53のROM63の中から撮影者が選択した機能を実
行するサブルーチンを抽出してカメラ本体30のE2PROM27
へ転送する方式なので、カメラ本体側のメインCPU10の
動作は上述した第1実施例の動作とは、第13図に示すよ
うに、<WRITE割込み>ルーチンのみ異なる。 そこで、この第2実施例の動作について、第13図中の
<WRITE割込>を説明すると、割込の発生は、サブCPU62
がメインCPU10に対して割込信号WINTを“L"にすること
で行なわれる。割込みが発生すると全割込みを禁止した
後、R/信号を“L"にしてE2PROM27をWRITEモードに
し、あとは割込み信号WINTが“H"になるのを待つ。信号
WINTが“H"になるのを検知したら、R/信号を“H"に戻
して<パワーオンリセット>のルーチンへ戻る。 第14図に周辺装置53内のサブCPU62の動作のフローチ
ャートを示す。サブCPU62はパワーオンリセットがかか
ると<パワーオンリセット>のルーチンを実行する。第
1に、初期モードをセットするため、レジスタIXに<測
光1>のルーチンが格納されている番地(ADR1番地)を
入れ、レジスタIYに<AFシングル>のルーチンが格納さ
れている番地(ADR4番地)を入れる。続いて、各スイッ
チの状態を見に行き、オンになっているスイッチがあれ
ば、そのスイッチに該当する機能のソフトウェアを記憶
しているROM番地をレジスタIXまたはレジスタIYに格納
する。この動作はOUT釦59のスイッチ71がオンになるま
で続けられる。 OUT釦59のスイッチ71がオンになると、割込み信号WIN
Tを“L"にしてメインCPU10に対してWRITE割込みをかけ
る。続いて、レジスタIWに測光ルーチンを転送すべき番
地を、レジスタIZにAFルーチンを転送すべき番地を格納
する。次に、レジスタIXで示される番地の内容をアキュ
ムレータ(Acc)に読込み、レジスタIWで示される番地
へ格納する。この動作を測光ルーチンの最終番地まで行
ない、続いて同様にして、レジスタIYで示される番地の
内容をレジスタIZで示される番地へ格納する。この動作
をAFルーチンの最終番地まで繰り返す。全て転送し終っ
たら信号WINTを“H"にして再び上記各操作釦に応動する
スイッチ状態を見に行く。 以上の2つの実施例で説明したように、撮影者は所望
の機能を選択してカメラ本体側に記憶させているが、そ
の方法以外にも撮影者自信がソフトウェアそのものを作
成して転送することによって、メーカが提示した以外の
機能を持たせることも可能である。また、カメラ側の記
憶装置としてE2PROMを用いているが、バックアップ機能
を持ったRAMや、磁気記憶装置を用いても効果は同様で
ある。また、カメラ本体内部の記憶装置をすべてE2PROM
によって書きかえ可能としても良い。 [発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、複数の機能の中
から必要な機能だけを選択してカメラに記憶させるの
で、 (1)撮影の用途に応じて自由に機能を設定できる、 (2)所望の機能を有するカメラを1台のカメラで実現
できる、 (3)不必要な機能のために操作性が複雑になることが
ない、 (4)操作部材が少ないため信頼性が向上し、コストが
低下する、 等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の基本構成を示した概念図、 第2図は、本発明の適用したカメラの制御システムのブ
ロック図、 第3図は、本発明の一実施例を示す全自動カメラの外観
斜視図、 第4図は、上記第3図に示すカメラの主要部分の電気回
路図、 第5〜10図は、上記第3図に示したカメラの動作を説明
するためのフローチャート、 第11は、本発明の他の実施例を示す全自動カメラの外観
斜視図、 第12図は、上記第11図中の周辺装置の主要部の電気回路
図、 第13図は、上記第11図に示したカメラの動作を説明する
ためのフローチャート、 第14図は、上記第12図に示した周辺装置のサブCPUの動
作を説明するためのフローチャートである。 1……全自動カメラ 2……カメラ素子 3……制御手段 4……第1の記憶手段 5……入力手段 6,36,53……周辺装置 10……メインCPU(制御手段) 19……LCD(表示部材) 27……第2記憶回路(E2PROM)(第1の記憶手段) 28……スイッチ類(手動操作部材) 33……UP釦(手動操作部材) 34……DOWN釦(手動操作部材) 35……液晶表示板(表示部材) 62……サブCPU(転送手段) 63……ROM(第2の記憶手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−126521(JP,A) 特開 昭57−99623(JP,A) 実開 昭58−113021(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数のカメラ素子と、 カメラの特定シーケンスの実行を指示する手動操作部材
    と、 書き換え不可能な第1記憶回路と、書き換え可能な第2
    記憶回路とからなり、それぞれの回路にコード化された
    制御命令を記憶した記憶手段と、 上記手動操作部材の操作に応答して、上記第1および第
    2記憶回路に記憶された制御命令に従って上記複数のカ
    メラ素子を選択的に順次作動させ、上記特定シーケンス
    を遂行するシーケンス制御手段と、 カメラ外部の周辺装置と協働して、上記第2記憶回路の
    記憶内容の一部または全部を書き換える書き換え手段と
    を備えたカメラにおいて、上記書き換え手段は、 上記周辺装置との通信が行われたとき、上記カメラの動
    作状態を書き換えモードに設定する手段と、 上記周辺装置から書き換え用の制御命令を取り込む手段
    と、 上記第2記憶回路の書き換え番地を設定する手段と、 上記取り込んだ制御命令を上記書き換え番地に書き込む
    手段と を具備したことを特徴とする全自動カメラ。
JP61311697A 1986-12-26 1986-12-26 全自動カメラ Expired - Lifetime JP2666266B2 (ja)

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JP61311697A JP2666266B2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26 全自動カメラ

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