JP2723125B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2723125B2
JP2723125B2 JP7119854A JP11985495A JP2723125B2 JP 2723125 B2 JP2723125 B2 JP 2723125B2 JP 7119854 A JP7119854 A JP 7119854A JP 11985495 A JP11985495 A JP 11985495A JP 2723125 B2 JP2723125 B2 JP 2723125B2
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稔 松崎
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、カメラ、更に詳しく
は、カメラ本体内の記憶手段に記憶される記憶内容によ
って制御される全自動カメラに関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、マイクロコンピュータを内蔵させ
写真撮影のための基本機能に、ユーザのニーズに応じた
機能を追加した形態のカメラにする技術手段が提案され
ている。例えば実開昭58−113021号公報に開示
されている電子制御カメラは、カメラに内蔵されたプロ
グラムメモリ部分を書き換え可能とし、このメモリに記
憶されるプログラムを周辺装置によって書き換え可能に
している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
カメラは、プログラム書換え装置側にプログラム書換
用の制御手段を設けているため、書換え装置が大規模に
なると共に、カメラのメモリ割付けが書換え装置によっ
て制限されてしまい、カメラ設計の自由度が損なわれる
という不具合があった。本発明は、かかる不具合に鑑み
てなされたものであり、簡素化された装置を用いて、簡
単な操作によりプログラム書換えが実行でき、カメラ動
作とプログラム書換え動作との競合を禁止するカメラを
提供することを課題としている。 【0004】 【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するために、本発明による請求項1に係るカメラは、
マイクロコンピュータを内蔵するカメラにおいて、書換
え不可能な第1の記憶回路と、書換え可能な第2の記憶
回路とからなり、そのそれぞれにカメラ動作のためのプ
ログラムが記憶されている記憶手段と、手動操作部材
と、上記手動操作部材が操作されたことを検知したと
き、上記記憶手段に記憶されたプログラムに従って所定
のカメラ動作を実行するシーケンス制御手段と、周辺装
置を接続可能な接続端子と、上記接続端子に接続された
周辺装置と協働して、上記第2の記憶回路の書換え動作
を行う書換え手段と、上記手動操作の検知に応答して上
記書換え動作を禁止し、上記所定のカメラ動作を終了し
たとき上記書換え動作を許可する書換え制御手段とを具
備している。また、請求項2に係るカメラは、マイクロ
コンピュータを内蔵するカメラにおいて、書換え不可能
な第1の記憶回路と、書換え可能な第2の記憶回路とか
らなり、そのそれぞれにカメラ動作のためのプログラム
が記憶されている記憶手段と、手動操作部材と、上記手
動操作部材が操作されたことを検知して、検知信号を出
力する検知手段と、上記検知信号に応答して、上記記憶
手段に記憶されているプログラムに従って所定のカメラ
動作を実行するシーケンス制御手段と、周辺装置を接続
可能な接続端子と、上記接続端子に接続された周辺装置
と協働して、上記第2の記憶回路の書換え動作を行う書
換え手段と、上記書換え手段による書換え動作中は、上
記検知手段を不作動にする手段とを具備している。 【0005】 【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。先ず、本発明の実施例を説明するに先立ち、本発明
の基本原理を図1の概念図によって簡単に説明する。こ
のカメラ1は全自動カメラであって、その内部にカメラ
動作を実行するカメラ素子2と、コード化された制御命
令に従って上記カメラ素子2を制御する制御手段3と、
上記制御命令を記憶する記憶手段4と、この記憶手段4
の記憶内容の一部または全部をカメラ外部の周辺装置6
により書き換え可能にする入力手段5とを具備したもの
で、このカメラ1に周辺装置6を接続することにより、
周辺装置6から入力手段5を介して記憶手段4にユーザ
の所望するカメラ機能を記憶させる。 【0006】また、以下に説明する本発明の実施例は、
上記図1に示した全自動カメラ1内の記憶手段4とし
て、カメラ動作の基本機能を実行するソフトウェアを記
憶した第1記憶装置(後述する図2に示す第1記憶回路
26)と撮影者の所望した機能を実行するソフトウェア
を外部より入力して記憶する第2記憶装置(後述する図
2に示す第2記憶回路27)とを設けて、カメラの動作
シーケンス制御を、この2つの記憶装置に記憶されたソ
フトウェアに基づいて行なうようにしたもので、これに
より、従来の多機能カメラの有していた操作部材の複雑
化を解消している。従って、その応用例は無数に考えら
れるが、以下に詳述する実施例においては、説明の簡単
化のために、AF動作と測光動作についてのみ行なうも
のとする。図2は、図3以下に詳述する本発明を適用し
た全自動一眼レフレックスカメラの制御システムのブロ
ック図である。メインCPU10は、カメラ内の上記記
憶手段4に記憶されているプログラムに従って露光動作
を含む種々のカメラ動作を実行するシーケンス制御手段
である。このメインCPU10には、測光/露光制御回
路11、巻上用モータ制御回路16、LCDドライバ1
8、DX回路20、レンズデータ回路21、AFインタ
ーフェース回路22、AF用モータ制御回路24、記憶
手段を形成する第1記憶回路26および第2記憶回路2
と、各種のスイッチを総じたスイッチ類28が接続さ
れている。 【0007】測光/露光制御回路11は、画面中央部を
測光する第1測光素子12と画面周辺部を測光する第2
測光素子13の出力値をA/D変換してメインCPU1
0に転送する機能と、絞り制御用のモータ(以下、AV
用モータという)14を制御する機能と、シャッタ制御
用のマグネット(以下、シャッタマグネットという)1
5を制御する機能とを有する。 【0008】巻上用モータ制御回路16は、メインCP
U10からの制御信号に基づいて巻上用モータ17を制
御する。LCDドライバ18は、シャッタ速度や絞り情
報などをドットマトリックスのLCD19に表示するた
めのドライバである。DX回路20は、フィルムのパト
ローネからDXコードを読み込んでメインCPU10に
転送する回路である。レンズデータ回路21は、交換レ
ンズ上に記憶されたレンズ固有の情報(開放FNO. ,最
小FNO. ,焦点距離,AF係数など)を読み込んでメイ
ンCPU10へ転送する回路である。 【0009】AFインターフェース回路22は、AFセ
ンサ23の出力をA/D変換してメインCPU10に転
送する回路である。AF用モータ制御回路24は、AF
用モータ25をメインCPU10の制御信号に基づいて
制御する回路である。第1記憶回路26は、カメラ動作
シーケンスの基本的な動作を行なうソフトウェアを格納
しておく回路であり、第2記憶回路27は、撮影者の所
望する機能を実行するためのソフトウェアを外部の周辺
装置より読み込んで格納する回路である。 【0010】次に、図3および図4を用いて本発明の第
1実施例の概要を説明する。図3において、カメラ本体
30には、電源スイッチ釦31、2段構成のレリーズ釦
32、UPスイッチ33、DOWNスイッチ34、液晶
表示板35等が装備されている 方、周辺装置36に
は、コネクトケーブル39が設けられ、このコネクトケ
ーブル39は、カメラ本体30の接続端子30aに接続
可能である。また、撮影者の所望する機能のソフトウェ
アを記憶した記憶装置(以下、ROMパックという)3
7を複数のROMパックの中から選択し、この選択され
たROMパックを周辺装置36にセットし、OUT釦3
8を操作することによって、書換え手段でもあるメイン
CPU10は、ROMパック37内のソフトウェア、す
なわち、第2記憶回路にすでに記憶されているソフトウ
ェア(プログラム)とは異なるプログラムを、接続端子
30aを介して読み出し、カメラ本体30側の第2記憶
回路27(図2参照)に転送し、記憶させるようになっ
ている。 【0011】図4は、上記カメラシステムの主要部分の
電気回路図である。カメラ本体30側においては、電源
スイッチ釦31(図3参照)に応動して開閉される2状
態スイッチ(パワースイッチという)40が閉成される
と、電池41よりメインCPU10、第1記憶回路(以
下ROMという)26、第2記憶回路(以下E2 PRO
Mという)27に電源電圧Vccが供給されると共に、
抵抗42およびコンデンサ43によりメインCPU10
にパワーオンリセットがかかる。ここでE2 PROM2
7とは、不揮発性読み書き可能メモリのことである。メ
インCPU10は、ROM26とE2 PROM27の2
つの記憶回路に記憶されたソフトウェアに基づいて被制
御対象48を制御する。 【0012】プッシュスイッチ46および47は、レリ
ーズ釦に応動して閉成するスイッチであり、レリーズ釦
の1段目ではプッシュスイッチ46が閉成し、2段目で
はプッシュスイッチ47が閉成する。また、プッシュス
イッチ44および45は、UP釦33およびDOWN釦
34(図3参照)に応動して閉成するスイッチであり、
これらスイッチ44,45の機能はE2 PROM27に
記憶されたソフトウェアによって切り換わる。 【0013】周辺装置36側の回路においては、上記パ
ワースイッチ40の閉成後、OUT釦38に応動してプ
ルアップ抵抗50に接続したプッシュスイッチ51が閉
成されると、ワンショットパルス回路49がメインCP
U10へ割り込み信号WINTを送出する。ROMパッ
ク37内のROM52は周辺装置36に装着されること
により、カメラ本体30側のメインCPU10などとア
ドレスバス,データバスが共有される。 【0014】次に、上記実施例のカメラ動作を、図5の
フローチャートを用いて説明する。メインCPU10に
電源電圧Vccが供給されると、パワーオンリセットが
かかり、<パワーオンリセット>のルーチンが開始され
る。すると、第1に、I/Oイニシャライズが行なわ
れ、続いて割込みを全て禁止し、更に<レンズデータ>
のルーチンによってレンズデータ回路21よりレンズ固
有の情報が取り込まれる。次に<測光>のルーチンが呼
び出されるが、この<測光>のルーチンはE2 PROM
27の中に記憶されたソフトウェアである。つまり、撮
影者の選択したROMパック37より転送されたソフト
ウェアである(詳細は後述する)。<測光>のルーチン
においては、各ROMパック37によって、その測光方
式は異なるが、測光値に基づくシャッタ速度および絞り
の表示は共通に行なわれる。 【0015】続いて、測光の周期を制御する測光タイマ
をセットし、そのタイマの割り込みを許可してからレリ
ーズ釦32の半押し、つまりプッシュスイッチ46が閉
成されるのを待つ。レリーズ釦32が半押しされると、
<AFルーチン>へジャンプするが、この<AFルーチ
ン>もE2 PROM27内に記憶されており、もとはR
OMパック37内のROM52より転送されたソフトウ
ェアである。 【0016】ここで、メインCPU10の割込み処理ル
ーチンについて説明する。割込み処理ルーチンはタイマ
割込み、WRITE(書き込み)割込み、REL(レリ
ーズ)割込み、RELOFF(レリーズオフ)割込みが
ある。タイマ割込みは、測光表示動作を周期的に行なわ
せるためであり、その都度<測光>のルーチンが実行さ
れる。実行後は割込み発生地点へリターンする。 【0017】WRITE割込みは、周辺装置36側のワ
ンショットパルス発生回路49より送出された割込み信
号WINTによって発生する。これはROMパック37
内のROM52より、その内容をE2 PROM27へ転
送するルーチンであり、この割込みが発生した場合に
は、第1に全ての割込みが禁止され、次にIXレジスタ
にROMパック37内のROM52の先頭番地(読込み
スタート番地)を格納し、IYレジスタにE2 PROM
27の先頭番地(書込みスタート番地)を格納する。そ
して、IXレジスタに格納された番地の内容をアキュム
レータ(Acc)に読み込み、R/W端子を“L”にし
てE2 PROM27を書き込みモードにしてからIYレ
ジスタに格納された番地へアキュムレータの内容を書き
込む。そしてR/W端子を“H”に戻す。次に格納した
番地が最終番地であるか判断し、最終番地でなければ、
IXレジスタとIYレジスタに1を加えて同様の動作を
繰り返す。最終番地であれば<パワーオンリセット>の
ルーチンのはじめにリターンする。 【0018】REL割込みとは、レリーズ釦32が2段
目まで深押しされて、プッシュスイッチ47が閉成され
た時に発生する割込みであり、全ての割込みを禁止した
あと、<測光>,<レリーズ>,<巻き上げ>のルーチ
ンが連続的に行なわれる。◎RELOFF割込みは、A
F動作中にレリーズ釦32の半押しが解除された場合、
つまりプッシュスイッチ46が開放されると発生し、そ
れまで実行していたAF動作を中止して<パワーオンリ
セット>のルーチンへ戻る。 【0019】本実施例では、カメラ外部より入力するソ
フトウェアの動作をAF動作と測光動作に限定している
ので、今、AF動作には、“AFシングル動作”と“A
Fコンティニュアス動作”の2つを設定し、測光動作に
は“平均測光プログラムAE”,“可変中央重点測光プ
ログラムAE”,“平均測光絞り優先AE”の3つを設
定している。従って、ROMパック37はAF動作と測
光動作の組み合わせで6種類準備しておくことができ
る。つまり、ROMパック37内のROM52の番地の
うち、AF動作用と測光動作用とに分割して割り当てて
おけば良い。 【0020】そこで、次に図6〜図10を用いて上記A
F動作と測光動作の各サブルーチンを個々に説明する。
図6は、AFルーチンとして、AFシングルモード(ワ
ンショットAFモード)を選択した場合の<AFシング
ル>のルーチンのフローチャートである。第1にREL
OFF割込みを許可し、次にタイマ割込みを禁止して<
測距>のルーチンを実行する。タイマ割込みを禁止する
のは、測距動作の際に割込みが発生して測距データにエ
ラーが発生するのを防ぐためであり、従って、<測距>
のルーチンを終了すれば、再び割込みが許可される。<
測距>のルーチンは被写体までのピントのズレ量とズレ
方向をAFセンサ23により検出し、AFインターフェ
ース回路22より取り込むためのルーチンである。取り
込んだデータから被写体の状態が低コントラストかどう
かを判定する。 【0021】もし、被写体が低コントラストであると測
距データの信頼性は低いので誤動作の確率が高くなる。
従って、このときはフォーカスレンズを現在位置から至
近、更に無限へと動かしながら被写体が低コントラスト
でなくなる範囲を探す必要がある。この動作を行なうの
が<レンズスキャン>のルーチンである。<レンズスキ
ャン>のルーチンにおいては、被写体のコントラストが
充分向上したか、あるいはフォーカスレンズが無限遠側
の端部に当てつくとリターンするようになっており、リ
ターン後は再び<測距>のルーチンへ戻る。 【0022】被写体が低コントラストでなければ、現在
のレンズ位置でピントが合っているか、つまり合焦状態
であるかを判断し、合焦状態であれば合焦表示をしてレ
リーズ待ちになる。合焦でなければ、ズレ量をAF用モ
ータの回転量に変換する<パルス計算>のルーチンを実
行し、タイマ割込みを禁止して<レンズ駆動>のルーチ
ンによってフォーカスレンズを推定合焦位置へ移動さ
せ、再び<測距>のルーチンへ戻る。この動作は合焦状
態が得られるまで繰り返される。 【0023】また、図7は、AFルーチンとして、AF
コンティニュアスモード(連続AFモード)を選択した
場合の<AFコンティニュアス>のルーチンのフローチ
ャートである。このルーチンの概要は<AFシングル>
のルーチンと同じであるが、AFコンティニュアスモー
ドでは一度合焦しても、レリーズの割込みを許可するだ
けで、すぐに次のAF動作を開始する。従って、連続的
に被写体を追尾し、合焦時にレリーズ釦32の2段目ま
で深押しされているとレリーズ動作が行なわれるように
なっている。また、AFコンティニュアスモードにおい
ては、被写体が低コントラストの場合のレンズスキャン
動作は行なわれず、レリーズの割込みを禁止して合焦表
示をオフにし、すぐに再測距動作に移行する。 【0024】次に、測光ルーチンとして、“平均測光プ
ログラムAE”を選択した場合について、図8の<測光
1>のルーチンを用いて説明する。<測光1>のルーチ
ンがコールされると、先ず第1に、DX回路20よりフ
ィルムのISO感度がSV値としてメインCPU10内
に取り込まれる。次に第1測光回路12および第2測光
回路13よりそれぞれ被写体距離BV1 およびBV2
測光/露光制御回路11より取り込み、両者の平均をと
って被写体の平均的BV値を計算する。続いて、<AV
/TV計算>のルーチンにおいて前記SV値とBV値お
よびレンズの開放FNO. (AVo),最小FNO. (AV
m),最長シャッタ速度(TVm),最短シャッタ速度
(TVo)等をもとにしてプログラムされた最適絞り、
最適シャッタ速度を算出する。 【0025】このあと、この測光が1回目かどうかを判
断し、もし1回目ならレジスタNに0を格納して<表示
>のルーチンへ進む。1回目でなければ、続いてUP釦
33,DOWN釦34に応動するプッシュスイッチ4
4,45の状態を見に行く。ここでプッシュスイッチ4
4がオンしておれば、UP釦33がオンであるのでレジ
スタNに1が加算される。一方、プッシュスイッチ45
がオンしておれば、DOWN釦34がオンであるのでレ
ジスタNより1が減算される。 【0026】続いて、このレジスタNの値により絞り値
(AV値)を補正し、それに応じてシャッタ速度(TV
値)にも補正を加える。ただし、その範囲は、前記の最
小FNO. (AVm),開放FNO. (AVo),最長シャ
ッタ速度(TVm),最短シャッタ速度(TVo)を越
えることはない。つまり、これは撮影者がUP釦33ま
たはDOWN釦34を押すことにより、プログラムされ
たAV値やTV値を適正露出の範囲でシフトしているこ
とになる。従って、この際、UP釦33とDOWN釦3
4はプログラムシフト釦として機能する。 【0027】続いて、<表示>のルーチンにおいて、現
在のAFモードと測光モードをドットマトリックスでL
CD19にLCDドライバ18を通して表示する。ま
た、UP釦33とDOWN釦34の機能をもLCD19
に表示する。従って、E2 PROM27に記憶されたソ
フトウェア、つまり、外部から入力されたソフトウェア
によって表示の構成も変化する。 【0028】次に、測光ルーチンとして“可変中央重点
測光プログラムAE”を選択した場合について、図9の
<測光2>のルーチンを用いて説明する。これは上述し
た<測光1>のルーチンに対して、UP釦33とDOW
N釦34が中央重点測光の割合を変化させるための切換
え釦として機能する。 【0029】プログラムの流れは<測光1>のルーチン
と同様にSV値、BV1 値、BV2値を読み込んで、1
回目ならレジスタMに5を格納する。1回目でなければ
UP釦33がオンであるか否かを判断し、オンであれば
レジスタMに1を加算する。オンでなければ、引き続い
てDOWN釦34の状態を判断し、同釦34がオンして
いるならばレジスタMから1を減算する。ここでレジス
タMに格納される数値は1から10の範囲を越えること
はない。 【0030】レジスタMが設定されれば、BV値の算出
を行う。つまり、画面中央部の輝度BV1 と画面周辺部
の輝度BV2 をレジスタMの値で重み付けしてBV値を
算出することで、可変中央重点測光を実現している。続
いて<AV/TV計算>のルーチンで絞り値とシャッタ
速度値を計算し、それをAFモード、測光モードの表示
およびUP釦33とDOWN釦34の機能表示と共にL
CD19に表示する。次に測光ルーチンとして“平均測
光絞り優先AE”を選択した場合を、図10の<測光3
>のルーチンを用いて説明する。平均的BV値の算出ま
では、<測光1>のルーチンと同様であり、続いてEV
値を計算した後、1回目であれば通常の<AV/TV計
算>のルーチンにおいて適当な絞り値とシャッタ速度が
設定される。2回目以降の場合は、UP釦33とDOW
N釦34の状態に応じてAV値を最小FNO. (AVm)
から開放FNO. (AVo)の範囲でシフト可能である。
従って、ここでのUP釦33とDOWN釦34は、AV
値のシフト釦として機能する。AV値が設定されれば、
前に求めたEV値よりTV値を決定する。AV値、TV
値が決定すれば<表示>のルーチンで、AFモード,測
光モード,UP釦33とDOWN釦34の機能と共に表
示する。 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】 【0037】 【0038】以上説明したように、撮影者は所望の機能
を選択してカメラ本体側に記憶させているが、その方法
以外にも撮影者自身がソフトウェアそのものを作成し、
これをカメラ本体側に転送することで、メーカーが提示
した以外の機能を、カメラに持たせることも可能であ
る。また、カメラ側の記憶装置としてE2PROMを用
いているが、これに代えてバックアップ機能を持ったR
AMや、磁気記憶装置を用いても効果は同様である。ま
た、カメラ本体内部の記憶装置を全てE2PROMによ
って書き換え可能としても良い。 【0039】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、プ
ログラム書換え用の制御手段をカメラ側に設け、カメラ
動作と書換え動作との競合が発生しないように制御した
ことにより、簡素化された装置を用いて、簡単な操作に
よりプログラム書換えが実行できると共に、カメラ動作
と書換え動作との競合による不具合を防止したカメラを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の基本構成を示した概念図。 【図2】本発明を適用したカメラの制御システムのブロ
ック図。 【図3】本発明の第1実施例を示すカメラの外観斜視
図。 【図4】上記図3に示すカメラの主要部分の電気回路
図。 【図5】上記図3に示すカメラの動作を説明するための
フローチャート。 【図6】上記図3に示すカメラの動作を説明するための
フローチャート。 【図7】上記図3に示すカメラの動作を説明するための
フローチャート。 【図8】上記図3に示すカメラの動作を説明するための
フローチャート。 【図9】上記図3に示すカメラの動作を説明するための
フローチャート。 【図10】上記図3に示すカメラの動作を説明するため
のフローチャート。 【符号の説明】 1…………カメラ 3…………制御手段 4…………記憶手段 6,36…周辺装置 10………メインCPU(シーケンス制御手段、書換え
手段) 26………第1の記憶回路(ROM;記憶手段) 27………第2の記憶回路(E 2 PROM;記憶手段) 30a……接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−126521(JP,A) 特開 昭58−114217(JP,A) 実開 昭58−113021(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.マイクロコンピュータを内蔵するカメラにおいて、 書換え不可能な第1の記憶回路と、書換え可能な第2の
    記憶回路とからなり、そのそれぞれにカメラ動作のため
    のプログラムが記憶されている記憶手段と、 手動操作部材と、 上記手動操作部材が操作されたことを検知したとき、上
    記記憶手段に記憶されたプログラムに従って所定のカメ
    ラ動作を実行するシーケンス制御手段と、 周辺装置を接続可能な接続端子と、 上記接続端子に接続された周辺装置と協働して、上記第
    2の記憶回路の書換え動作を行う書換え手段と、 上記手動操作の検知に応答して上記書換え動作を禁止
    し、上記所定のカメラ動作を終了したとき上記書換え動
    作を許可する書換え制御手段とを具備することを特徴と
    するカメラ。 2.マイクロコンピュータを内蔵するカメラにおいて、 書換え不可能な第1の記憶回路と、書換え可能な第2の
    記憶回路とからなり、そのそれぞれにカメラ動作のため
    のプログラムが記憶されている記憶手段と、 手動操作部材と、 上記手動操作部材が操作されたことを検知して、検知信
    号を出力する検知手段と、 上記検知信号に応答して、上記記憶手段に記憶されてい
    るプログラムに従って所定のカメラ動作を実行するシー
    ケンス制御手段と、 周辺装置を接続可能な接続端子と、 上記接続端子に接続された周辺装置と協働して、上記第
    2の記憶回路の書換え動作を行う書換え手段と、 上記書換え手段による書換え動作中は、上記検知手段を
    不作動にする手段とを具備することを特徴とするカメ
    ラ。
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JPS58113021U (ja) * 1982-01-25 1983-08-02 マミヤ光機株式会社 電子制御カメラ

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JPH0815746A (ja) 1996-01-19

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