JPH0815746A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0815746A
JPH0815746A JP7119854A JP11985495A JPH0815746A JP H0815746 A JPH0815746 A JP H0815746A JP 7119854 A JP7119854 A JP 7119854A JP 11985495 A JP11985495 A JP 11985495A JP H0815746 A JPH0815746 A JP H0815746A
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rewriting
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Yoji Watanabe
洋二 渡辺
Minoru Matsuzaki
稔 松崎
Junichi Ito
順一 伊藤
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、簡略化されたプログラム書き換え
装置を有するカメラを提供するにある。 【構成】 マイクロコンピュータを内蔵するカメラにお
いて、書き換え不可能な第1の記憶回路26と書き換え可
能な第2の記憶回路27とからなり、そのそれぞれにカメ
ラ動作のためのプログラムが記憶されている記憶手段
と、上記記憶手段に記憶されているプログラムに従っ
て、種々のカメラ動作を実行するシーケンス制御手段10
と、上記第2の記憶回路の内容をカメラ外部の周辺装置
でもって書き換え可能とするための周辺装置用接続端子
と、上記接続端子に接続された周辺装置からの書き換え
指示信号に応答して、上記シーケンス制御手段に優先し
て上記第2の記憶回路の書き換え動作を遂行する書き換
え制御手段とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラ、更に詳しく
は、カメラ本体内の記憶手段に記憶される記憶内容によ
って制御される全自動カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータを内蔵させ
写真撮影のための基本機能に、ユーザのニーズに応じた
機能を追加した形態のカメラにする技術手段が提案され
ている。例えば実開昭58−113021号公報に開示
されている電子制御カメラは、カメラに内蔵されたプロ
グラムメモリ部分を書き換え可能とし、このメモリに記
憶されるプログラムを周辺装置によって書き換え可能に
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
カメラは、プログラム書き換え装置側にプログラム書き
換え用の制御手段を設けているため、書き換え装置が大
規模になると共に、カメラのメモリ割り付けが書き換え
装置によって制限されてしまいカメラ設計の自由度がな
くなるという不具合がある。本発明の目的は、このよう
な不具合を除去するために、簡略化されたプログラム書
き換え装置を有するカメラを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】本発明による
カメラは、マイクロコンピュータを内蔵するカメラにお
いて、書き換え不可能な第1の記憶回路と書き換え可能
な第2の記憶回路とからなり、そのそれぞれにカメラ動
作のためのプログラムが記憶されている記憶手段と、上
記記憶手段に記憶されているプログラムに従って、種々
のカメラ動作を実行するシーケンス制御手段と、上記第
2の記憶回路の内容をカメラ外部の周辺装置でもって書
き換え可能とするための周辺装置用接続端子と、上記接
続端子に接続された周辺装置からの書き換え指示信号に
応答して、上記シーケンス制御手段に優先して上記第2
の記憶回路の書き換え動作を遂行する書き換え制御手段
と具備したことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。先ず、本発明の実施例を説明するに先立ち、本発明
の基本原理を図1の概念図によって簡単に説明する。こ
のカメラ1は全自動カメラであって、その内部にカメラ
動作を実行するカメラ素子2と、コード化された制御命
令に従って上記カメラ素子2を制御する制御手段3と、
上記制御命令を記憶する記憶手段4と、この記憶手段4
の記憶内容の一部または全部をカメラ外部の周辺装置6
により書き換え可能にする入力手段5とを具備したもの
で、このカメラ1に周辺装置6を接続することにより、
周辺装置6から入力手段5を介して記憶手段4にユーザ
の所望するカメラ機能を記憶させる。
【0006】また、以下に説明する本発明の実施例は、
上記図1に示した全自動カメラ1内の記憶手段4とし
て、カメラ動作の基本機能を実行するソフトウェアを記
憶した第1記憶装置と撮影者の所望した機能を実行する
ソフトウェアを外部より入力して記憶する第2記憶装置
とを設けて、カメラの動作シーケンス制御を、この2つ
の記憶装置に記憶されたソフトウェアに基づいて行なう
ようにしたもので、これにより、従来の多機能カメラの
有していた操作部材の複雑化を解消している。◎従っ
て、その応用例は無数に考えられるが、以下に詳述する
実施例においては、説明の簡単化のために、AF動作と
測光動作についてのみ行なうものとする。図2は、図3
以下に詳述する本発明を適用した全自動一眼レフレック
スカメラの制御システムのブロック図である。メインC
PU10には、測光/露光制御回路11、巻上用モータ
制御回路16、LCDドライバ18、DX回路20、レ
ンズデータ回路21、AFインターフェース回路22、
AF用モータ制御回路24、第1記憶回路26、第2記
憶回路27と各種のスイッチを総じたスイッチ類28が
接続されている。
【0007】測光/露光制御回路11は、画面中央部を
測光する第1測光素子12と画面周辺部を測光する第2
測光素子13の出力値をA/D変換してメインCPU1
0に転送する機能と、絞り制御用のモータ(以下、AV
用モータという)14を制御する機能と、シャッタ制御
用のマグネット(以下、シャッタマグネットという)1
5を制御する機能とを有する。
【0008】巻上用モータ制御回路16は、メインCP
U10からの制御信号に基づいて巻上用モータ17を制
御する。LCDドライバ18は、シャッタ速度や絞り情
報などをドットマトリックスのLCD19に表示するた
めのドライバである。DX回路20は、フィルムのパト
ローネからDXコードを読み込んでメインCPU10に
転送する回路である。レンズデータ回路21は、交換レ
ンズ上に記憶されたレンズ固有の情報(開放FNO. ,最
小FNO. ,焦点距離,AF係数など)を読み込んでメイ
ンCPU10へ転送する回路である。
【0009】AFインターフェース回路22は、AFセ
ンサ23の出力をA/D変換してメインCPU10に転
送する回路である。AF用モータ制御回路24は、AF
用モータ25をメインCPU10の制御信号に基づいて
制御する回路である。第1記憶回路26は、カメラ動作
シーケンスの基本的な動作を行なうソフトウェアを格納
しておく回路であり、第2記憶回路27は、撮影者の所
望する機能を実行するためのソフトウェアを外部の周辺
装置より読み込んで格納する回路である。
【0010】次に、図3および図4を用いて本発明の第
1実施例の概要を説明する。図3において、カメラ本体
30には電源スイッチ釦31、2段構成のレリーズ釦3
2、UPスイッチ33、DOWNスイッチ34、液晶表
示板35が装備されている。一方、周辺装置36は、そ
のコネクトケーブル39によりカメラ本体30の接続端
子30aに接続可能である。また、撮影者の所望する機
能のソフトウェアを記憶した記憶装置(以下、ROMパ
ックという)37を複数のROMパックの中から選択し
てセットすれば、OUT釦38の操作によってROMパ
ック37内のソフトウェアはカメラ本体側の第2記憶回
路27(図2参照)へ転送される。
【0011】図4は、上記カメラシステムの主要部分の
電気回路図である。カメラ本体30側においては、電源
スイッチ釦31(図3参照)に応動して開閉される2状
態スイッチ(パワースイッチという)40が閉成される
と、電池41よりメインCPU10、第1記憶回路(以
下ROMという)26、第2記憶回路(以下E2 PRO
Mという)27に電源電圧Vccが供給されると共に、
抵抗42およびコンデンサ43によりメインCPU10
にパワーオンリセットがかかる。ここでE2 PROM2
7とは、不揮発性読み書き可能メモリのことである。メ
インCPU10は、ROM26とE2 PROM27の2
つの記憶回路に記憶されたソフトウェアに基づいて被制
御対象48を制御する。
【0012】プッシュスイッチ46および47は、レリ
ーズ釦に応動して閉成するスイッチであり、レリーズ釦
の1段目ではプッシュスイッチ46が閉成し、2段目で
はプッシュスイッチ47が閉成する。また、プッシュス
イッチ44および45は、UP釦33およびDOWN釦
34(図3参照)に応動して閉成するスイッチであり、
これらスイッチ44,45の機能はE2 PROM27に
記憶されたソフトウェアによって切り換わる。
【0013】周辺装置36側の回路においては、上記パ
ワースイッチ40の閉成後、OUT釦38に応動してプ
ルアップ抵抗50に接続したプッシュスイッチ51が閉
成されると、ワンショットパルス回路49がメインCP
U10へ割り込み信号WINTを送出する。ROMパッ
ク37内のROM52は周辺装置36に装着されること
により、カメラ本体30側のメインCPU10などとア
ドレスバス,データバスが共有される。
【0014】次に、上記実施例のカメラ動作を、図5の
フローチャートを用いて説明する。メインCPU10に
電源電圧Vccが供給されると、パワーオンリセットが
かかり、<パワーオンリセット>のルーチンが開始され
る。すると、第1に、I/Oイニシャライズが行なわ
れ、続いて割込みを全て禁止し、更に<レンズデータ>
のルーチンによってレンズデータ回路21よりレンズ固
有の情報が取り込まれる。次に<測光>のルーチンが呼
び出されるが、この<測光>のルーチンはE2 PROM
27の中に記憶されたソフトウェアである。つまり、撮
影者の選択したROMパック37より転送されたソフト
ウェアである(詳細は後述する)。<測光>のルーチン
においては、各ROMパック37によって、その測光方
式は異なるが、測光値に基づくシャッタ速度および絞り
の表示は共通に行なわれる。
【0015】続いて、測光の周期を制御する測光タイマ
をセットし、そのタイマの割り込みを許可してからレリ
ーズ釦32の半押し、つまりプッシュスイッチ46が閉
成されるのを待つ。レリーズ釦32が半押しされると、
<AFルーチン>へジャンプするが、この<AFルーチ
ン>もE2 PROM27内に記憶されており、もとはR
OMパック37内のROM52より転送されたソフトウ
ェアである。
【0016】ここで、メインCPU10の割込み処理ル
ーチンについて説明する。割込み処理ルーチンはタイマ
割込み、WRITE(書き込み)割込み、REL(レリ
ーズ)割込み、RELOFF(レリーズオフ)割込みが
ある。タイマ割込みは、測光表示動作を周期的に行なわ
せるためであり、その都度<測光>のルーチンが実行さ
れる。実行後は割込み発生地点へリターンする。
【0017】WRITE割込みは、周辺装置36側のワ
ンショットパルス発生回路49より送出された割込み信
号WINTによって発生する。これはROMパック37
内のROM52より、その内容をE2 PROM27へ転
送するルーチンであり、この割込みが発生した場合に
は、第1に全ての割込みが禁止され、次にIXレジスタ
にROMパック37内のROM52の先頭番地(読込み
スタート番地)を格納し、IYレジスタにE2 PROM
27の先頭番地(書込みスタート番地)を格納する。そ
して、IXレジスタに格納された番地の内容をアキュム
レータ(Acc)に読み込み、R/W端子を“L”にし
てE2 PROM27を書き込みモードにしてからIYレ
ジスタに格納された番地へアキュムレータの内容を書き
込む。そしてR/W端子を“H”に戻す。次に格納した
番地が最終番地であるか判断し、最終番地でなければ、
IXレジスタとIYレジスタに1を加えて同様の動作を
繰り返す。最終番地であれば<パワーオンリセット>の
ルーチンのはじめにリターンする。
【0018】REL割込みとは、レリーズ釦32が2段
目まで深押しされて、プッシュスイッチ47が閉成され
た時に発生する割込みであり、全ての割込みを禁止した
あと、<測光>,<レリーズ>,<巻き上げ>のルーチ
ンが連続的に行なわれる。◎RELOFF割込みは、A
F動作中にレリーズ釦32の半押しが解除された場合、
つまりプッシュスイッチ46が開放されると発生し、そ
れまで実行していたAF動作を中止して<パワーオンリ
セット>のルーチンへ戻る。
【0019】本実施例では、カメラ外部より入力するソ
フトウェアの動作をAF動作と測光動作に限定している
ので、今、AF動作には、“AFシングル動作”と“A
Fコンティニュアス動作”の2つを設定し、測光動作に
は“平均測光プログラムAE”,“可変中央重点測光プ
ログラムAE”,“平均測光絞り優先AE”の3つを設
定している。従って、ROMパック37はAF動作と測
光動作の組み合わせで6種類準備しておくことができ
る。つまり、ROMパック37内のROM52の番地の
うち、AF動作用と測光動作用とに分割して割り当てて
おけば良い。
【0020】そこで、次に図6〜図10を用いて上記A
F動作と測光動作の各サブルーチンを個々に説明する。
図6は、AFルーチンとして、AFシングルモード(ワ
ンショットAFモード)を選択した場合の<AFシング
ル>のルーチンのフローチャートである。第1にREL
OFF割込みを許可し、次にタイマ割込みを禁止して<
測距>のルーチンを実行する。タイマ割込みを禁止する
のは、測距動作の際に割込みが発生して測距データにエ
ラーが発生するのを防ぐためであり、従って、<測距>
のルーチンを終了すれば、再び割込みが許可される。<
測距>のルーチンは被写体までのピントのズレ量とズレ
方向をAFセンサ23により検出し、AFインターフェ
ース回路22より取り込むためのルーチンである。取り
込んだデータから被写体の状態が低コントラストかどう
かを判定する。
【0021】もし、被写体が低コントラストであると測
距データの信頼性は低いので誤動作の確率が高くなる。
従って、このときはフォーカスレンズを現在位置から至
近、更に無限へと動かしながら被写体が低コントラスト
でなくなる範囲を探す必要がある。この動作を行なうの
が<レンズスキャン>のルーチンである。<レンズスキ
ャン>のルーチンにおいては、被写体のコントラストが
充分向上したか、あるいはフォーカスレンズが無限遠側
の端部に当てつくとリターンするようになっており、リ
ターン後は再び<測距>のルーチンへ戻る。
【0022】被写体が低コントラストでなければ、現在
のレンズ位置でピントが合っているか、つまり合焦状態
であるかを判断し、合焦状態であれば合焦表示をしてレ
リーズ待ちになる。合焦でなければ、ズレ量をAF用モ
ータの回転量に変換する<パルス計算>のルーチンを実
行し、タイマ割込みを禁止して<レンズ駆動>のルーチ
ンによってフォーカスレンズを推定合焦位置へ移動さ
せ、再び<測距>のルーチンへ戻る。この動作は合焦状
態が得られるまで繰り返される。
【0023】また、図7は、AFルーチンとして、AF
コンティニュアスモード(連続AFモード)を選択した
場合の<AFコンティニュアス>のルーチンのフローチ
ャートである。このルーチンの概要は<AFシングル>
のルーチンと同じであるが、AFコンティニュアスモー
ドでは一度合焦しても、レリーズの割込みを許可するだ
けで、すぐに次のAF動作を開始する。従って、連続的
に被写体を追尾し、合焦時にレリーズ釦32の2段目ま
で深押しされているとレリーズ動作が行なわれるように
なっている。また、AFコンティニュアスモードにおい
ては、被写体が低コントラストの場合のレンズスキャン
動作は行なわれず、レリーズの割込みを禁止して合焦表
示をオフにし、すぐに再測距動作に移行する。
【0024】次に、測光ルーチンとして、“平均測光プ
ログラムAE”を選択した場合について、図8の<測光
1>のルーチンを用いて説明する。<測光1>のルーチ
ンがコールされると、先ず第1に、DX回路20よりフ
ィルムのISO感度がSV値としてメインCPU10内
に取り込まれる。次に第1測光回路12および第2測光
回路13よりそれぞれ被写体距離BV1 およびBV2
測光/露光制御回路11より取り込み、両者の平均をと
って被写体の平均的BV値を計算する。続いて、<AV
/TV計算>のルーチンにおいて前記SV値とBV値お
よびレンズの開放FNO. (AVo),最小FNO. (AV
m),最長シャッタ速度(TVm),最短シャッタ速度
(TVo)等をもとにしてプログラムされた最適絞り、
最適シャッタ速度を算出する。
【0025】このあと、この測光が1回目かどうかを判
断し、もし1回目ならレジスタNに0を格納して<表示
>のルーチンへ進む。1回目でなければ、続いてUP釦
33,DOWN釦34に応動するプッシュスイッチ4
4,45の状態を見に行く。ここでプッシュスイッチ4
4がオンしておれば、UP釦33がオンであるのでレジ
スタNに1が加算される。一方、プッシュスイッチ45
がオンしておれば、DOWN釦34がオンであるのでレ
ジスタNより1が減算される。
【0026】続いて、このレジスタNの値により絞り値
(AV値)を補正し、それに応じてシャッタ速度(TV
値)にも補正を加える。ただし、その範囲は、前記の最
小FNO. (AVm),開放FNO. (AVo),最長シャ
ッタ速度(TVm),最短シャッタ速度(TVo)を越
えることはない。つまり、これは撮影者がUP釦33ま
たはDOWN釦34を押すことにより、プログラムされ
たAV値やTV値を適正露出の範囲でシフトしているこ
とになる。従って、この際、UP釦33とDOWN釦3
4はプログラムシフト釦として機能する。
【0027】続いて、<表示>のルーチンにおいて、現
在のAFモードと測光モードをドットマトリックスでL
CD19にLCDドライバ18を通して表示する。ま
た、UP釦33とDOWN釦34の機能をもLCD19
に表示する。従って、E2 PROM27に記憶されたソ
フトウェア、つまり、外部から入力されたソフトウェア
によって表示の構成も変化する。
【0028】次に、測光ルーチンとして“可変中央重点
測光プログラムAE”を選択した場合について、図9の
<測光2>のルーチンを用いて説明する。これは上述し
た<測光1>のルーチンに対して、UP釦33とDOW
N釦34が中央重点測光の割合を変化させるための切換
え釦として機能する。
【0029】プログラムの流れは<測光1>のルーチン
と同様にSV値、BV1 値、BV2値を読み込んで、1
回目ならレジスタMに5を格納する。1回目でなければ
UP釦33がオンであるか否かを判断し、オンであれば
レジスタMに1を加算する。オンでなければ、引き続い
てDOWN釦34の状態を判断し、同釦34がオンして
いるならばレジスタMから1を減算する。ここでレジス
タMに格納される数値は1から10の範囲を越えること
はない。
【0030】レジスタMが設定されれば、BV値の算出
を行う。つまり、画面中央部の輝度BV1 と画面周辺部
の輝度BV2 をレジスタMの値で重み付けしてBV値を
算出することで、可変中央重点測光を実現している。続
いて<AV/TV計算>のルーチンで絞り値とシャッタ
速度値を計算し、それをAFモード、測光モードの表示
およびUP釦33とDOWN釦34の機能表示と共にL
CD19に表示する。次に測光ルーチンとして“平均測
光絞り優先AE”を選択した場合を、図10の<測光3
>のルーチンを用いて説明する。平均的BV値の算出ま
では、<測光1>のルーチンと同様であり、続いてEV
値を計算した後、1回目であれば通常の<AV/TV計
算>のルーチンにおいて適当な絞り値とシャッタ速度が
設定される。2回目以降の場合は、UP釦33とDOW
N釦34の状態に応じてAV値を最小FNO. (AVm)
から開放FNO. (AVo)の範囲でシフト可能である。
従って、ここでのUP釦33とDOWN釦34は、AV
値のシフト釦として機能する。AV値が設定されれば、
前に求めたEV値よりTV値を決定する。AV値、TV
値が決定すれば<表示>のルーチンで、AFモード,測
光モード,UP釦33とDOWN釦34の機能と共に表
示する。
【0031】次に本発明の第2実施例について、図11
および図12を用いて概要を説明する。第2実施例は、
複数の付加機能を周辺装置側の大容量のROMに記憶し
ておき、撮影者が所望の機能を選択してカメラ本体側の
記憶装置に転送可能としたものである。図11に示した
周辺装置53は、コネクトケーブル61でカメラ本体3
0の接続端子30aに接続可能であり、またその上面に
はAFモード選択用のAFシングル釦54とAFコンテ
ィニュアス釦55、測光モード選択用の測光1釦56、
測光2釦57、測光3釦58、OUT釦59、RESE
T釦60が配置されている。
【0032】図12は、上記周辺装置53の電気回路図
を示す。図12においては、カメラ本体30の電気回路
は図4に示したものと同じであるため省略してある。サ
ブCPU62とROM63はカメラ本体側に接続される
と、カメラ本体30側のメインCPU10とアドレスバ
ス,データバスを共有化する。いま、コネクトケーブル
61にてカメラ本体30と周辺装置53が接続される
と、サブCPU62とROM63にはカメラ本体30側
より電源電圧Vccが供給されると共に、抵抗65とコ
ンデンサ72によりサブCPU62にパワーオンリセッ
トがかかる。
【0033】プッシュスイッチ66,67,68,6
9,70,71は周辺装置53上のAFシングル釦5
4,AFコンティニュアス釦55,測光1釦56,測光
2釦57,測光3釦58,OUT釦59に応動して閉成
するスイッチである。また、プッシュスイッチ64は、
RESET釦60に応動して閉成し、サブCPU62に
リセットをかけるスイッチである。
【0034】この第2実施例においては、サブCPU6
2が周辺装置53のROM63の中から撮影者が選択し
た機能を実行するサブルーチンを抽出してカメラ本体3
0のE2 PROM27へ転送する方式なので、カメラ本
体側のメインCPU10の動作は上述した第1実施例の
動作とは、図13に示すように、<WRITE割込み>
ルーチンのみ異なる。
【0035】そこで、この第2実施例の動作について、
図13中の<WRITE割込み>を説明すると、割込み
の発生は、サブCPU62がメインCPU10に対して
割込信号WINTを“L”にすることで行なわれる。割
込みが発生すると全割込みを禁止した後、R/W信号を
“L”にしてE2 PROM27をWRITEモードに
し、あとは割込信号WINTが“H”になるのを待つ。
信号WINTが“H”になるのを検知したら、R/W信
号を“H”に戻して<パワーオンリセット>のルーチン
へ戻る。
【0036】図14に周辺装置53内のサブCPU62
の動作のフローチャートを示す。サブCPU62はパワ
ーオンリセットがかかると<パワーオンリセット>のル
ーチンを実行する。第1に、初期モードをセットするた
め、レジスタIXに<測光1>のルーチンが格納されて
いる番地(ADR1番地)を入れ、レジスタIYに<A
Fシングル>のルーチンが格納されている番地(ADR
4番地)を入れる。続いて、各スイッチの状態を見に行
き、オンになっているスイッチがあれば、そのスイッチ
に該当する機能のソフトウェアを記憶しているROM番
地をレジスタIXまたはレジスタIYに格納する。この
動作はOUT釦59のスイッチ71がオンになるまで続
けられる。
【0037】OUT釦59のスイッチ71がオンになる
と、割込信号WINTを“L”にしてメインCPU10
に対してWRITE割込みをかける。続いて、レジスタ
IWに測光ルーチンを転送すべき番地を、レジスタIZ
にAFルーチンを転送すべき番地を格納する。次に、レ
ジスタIXで示される番地の内容をアキュムレータ(A
cc)に読み込み、レジスタIWで示される番地へ格納
する。この動作を測光ルーチンの最終番地まで行ない、
続いて同様にして、レジスタIYで示される番地の内容
をレジスタIZで示される番地へ格納する。この動作を
AFルーチンの最終番地まで繰り返す。全て転送し終っ
たら信号WINTを“H”にして再び上記各操作釦に応
動するスイッチ状態を見に行く。
【0038】以上の2つの実施例で説明したように、撮
影者は所望の機能を選択してカメラ本体側に記憶させて
いるが、その方法以外にも撮影者自身がソフトウェアそ
のものを作成して転送することによって、メーカが提示
した以外の機能を持たせることも可能である。また、カ
メラ側の記憶装置としてE2 PROMを用いているが、
バックアップ機能を持ったRAMや、磁気記憶装置を用
いても効果は同様である。また、カメラ本体内部の記憶
装置を全てE2 PROMによって書き換え可能としても
良い。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、カメ
ラ設計の自由度を損なわない、簡略化されたプログラム
書き換え装置を有するカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示した概念図。
【図2】本発明を適用したカメラの制御システムのブロ
ック図。
【図3】本発明の第1実施例を示すカメラの外観斜視
図。
【図4】上記図3に示すカメラの主要部分の電気回路
図。
【図5】上記図3に示したカメラの動作を説明するため
のフローチャート。
【図6】上記図3に示したカメラの動作を説明するため
のフローチャート。
【図7】上記図3に示したカメラの動作を説明するため
のフローチャート。
【図8】上記図3に示したカメラの動作を説明するため
のフローチャート。
【図9】上記図3に示したカメラの動作を説明するため
のフローチャート。
【図10】上記図3に示したカメラの動作を説明するた
めのフローチャート。
【図11】本発明の第2実施例を示すカメラの外観斜視
図。
【図12】上記図11中の周辺装置の主要部の電気回路
図。
【図13】上記図11に示したカメラの動作を説明する
ためのフローチャート。
【図14】上記図12に示した周辺装置のサブCPUの
動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1………………………カメラ 3………………………制御手段 4………………………記憶手段 6,36,53………周辺装置 10……………………制御手段(メインCPU) 26……………………第1の記憶回路 27……………………第2の記憶回路 30a…………………周辺装置用接続端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータを内蔵するカメ
    ラにおいて、 書き換え不可能な第1の記憶回路と書き換え可能な第2
    の記憶回路とからなり、そのそれぞれにカメラ動作のた
    めのプログラムが記憶されている記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されているプログラムに従って、種
    々のカメラ動作を実行するシーケンス制御手段と、 上記第2の記憶回路の内容をカメラ外部の周辺装置でも
    って書き換え可能とするための周辺装置用接続端子と、 上記接続端子に接続された周辺装置からの書き換え指示
    信号に応答して、上記シーケンス制御手段に優先して上
    記第2の記憶回路の書き換え動作を遂行する書き換え制
    御手段と、を具備したことを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58113021U (ja) * 1982-01-25 1983-08-02 マミヤ光機株式会社 電子制御カメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58113021U (ja) * 1982-01-25 1983-08-02 マミヤ光機株式会社 電子制御カメラ

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