JP2666210B2 - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
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- skin
- water
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
- A61K8/735—Mucopolysaccharides, e.g. hyaluronic acid; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/40—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
- A61K8/44—Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
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- Epidemiology (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は皮膚の保護並びに皮膚表面での水分保持に優
れ、経日粘度安定性の良い皮膚化粧料に関する。
れ、経日粘度安定性の良い皮膚化粧料に関する。
(従来技術) 一般に、皮膚角質層の水分が、10〜15%を含んだ状態
が健康な皮膚と言われている。老化や季節変動等によ
り、正常な角質水分調節機構が損われることから、皮膚
表面の水分保持が皮膚化粧料にとって重要な役割となっ
ている。
が健康な皮膚と言われている。老化や季節変動等によ
り、正常な角質水分調節機構が損われることから、皮膚
表面の水分保持が皮膚化粧料にとって重要な役割となっ
ている。
従来より、グリセリン、プロピレングリコール、ソル
ビトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の保湿剤
が利用されているが、吸湿性に由来するベタツキ感が生
じ易く、更に、低湿度下の使用では外気湿度がないこと
により、皮膚中から保湿剤へと逆に水分がとり込まれ皮
膚を乾燥せしめる。同じ目的でヒアルロン酸コンドロイ
チン4硫酸、コンドロイチン6硫酸あるいはそれらの塩
類の一種又は二種以上と可溶性コラーゲンの一種又は二
種以上とを含有することを特徴とする皮膚化粧料が提案
されている(特許公報昭60−19725号)。このものは、
それなりに効果を示すが、経日で、ヒアルロン酸の劣化
による粘度低下が問題となっていた。
ビトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等の保湿剤
が利用されているが、吸湿性に由来するベタツキ感が生
じ易く、更に、低湿度下の使用では外気湿度がないこと
により、皮膚中から保湿剤へと逆に水分がとり込まれ皮
膚を乾燥せしめる。同じ目的でヒアルロン酸コンドロイ
チン4硫酸、コンドロイチン6硫酸あるいはそれらの塩
類の一種又は二種以上と可溶性コラーゲンの一種又は二
種以上とを含有することを特徴とする皮膚化粧料が提案
されている(特許公報昭60−19725号)。このものは、
それなりに効果を示すが、経日で、ヒアルロン酸の劣化
による粘度低下が問題となっていた。
ヒアルロン酸及びその塩には、分子量数万〜数100万
ものが現在市場にある。分子量10万以下のヒアルロン酸
及びその塩は、水に分散させても、粘度があがらずヒア
ルロン酸独特の滑らかな感触が得がたい。
ものが現在市場にある。分子量10万以下のヒアルロン酸
及びその塩は、水に分散させても、粘度があがらずヒア
ルロン酸独特の滑らかな感触が得がたい。
分子量20万〜80万のヒアルロン酸及びその塩は、高濃
度配合することで過度な粘度のものが得られるが、使用
時べたつき感があり官能特性上好ましくなく、更に、経
日により劣化し粘度低下をみたす。分子量100万以上の
ヒアルロン酸及びその塩は、水に少量配合するだけで過
度な粘度の組成物が得られ、官能特性においても好まし
いものが得られる。しかしながら、経日によって粘度低
下をきたす。
度配合することで過度な粘度のものが得られるが、使用
時べたつき感があり官能特性上好ましくなく、更に、経
日により劣化し粘度低下をみたす。分子量100万以上の
ヒアルロン酸及びその塩は、水に少量配合するだけで過
度な粘度の組成物が得られ、官能特性においても好まし
いものが得られる。しかしながら、経日によって粘度低
下をきたす。
ヒアルロン酸の劣化に伴なう粘度低下を解消するため
に、ヒアルロン酸及び又はその塩と水溶性増粘剤の一種
又は、二種以上を配合することを特徴とする皮膚化粧料
が提供されている(特開昭57−185208号公報)が粘度安
定化効果が十分でなく、更に、水溶性増粘剤を配合する
ことで、ヒアルロン酸本来の優れた感触が損われ、べた
つき感、ぬるつき感等が強く官能特性上好ましいもので
はない。
に、ヒアルロン酸及び又はその塩と水溶性増粘剤の一種
又は、二種以上を配合することを特徴とする皮膚化粧料
が提供されている(特開昭57−185208号公報)が粘度安
定化効果が十分でなく、更に、水溶性増粘剤を配合する
ことで、ヒアルロン酸本来の優れた感触が損われ、べた
つき感、ぬるつき感等が強く官能特性上好ましいもので
はない。
(発明の開示) 本発明者らは、かかる事情に鑑み上記難点を解消すべ
く鋭意研究した結果、後記特定の高分子量ヒアルロン
酸、低分子量ヒアルロン酸、多価アルコール、エデト酸
塩、及び水を配合してなる皮膚化粧料が、ヒアルロン酸
本来の特性である肌なじみ、滑らかな感触を損なわず経
日による粘度低下を防止し、皮膚の保護並びに皮膚表面
の水分保持効果により、皮膚を滑らかにし、過度な張り
と潤いを与えることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
く鋭意研究した結果、後記特定の高分子量ヒアルロン
酸、低分子量ヒアルロン酸、多価アルコール、エデト酸
塩、及び水を配合してなる皮膚化粧料が、ヒアルロン酸
本来の特性である肌なじみ、滑らかな感触を損なわず経
日による粘度低下を防止し、皮膚の保護並びに皮膚表面
の水分保持効果により、皮膚を滑らかにし、過度な張り
と潤いを与えることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
(発明の目的) 本発明の目的は、肌なじみが良く、皮膚の保護並びに
皮膚表面の水分保持効果に優れ、経日により粘度低下を
きたさない皮膚化粧料を提供することにある。
皮膚表面の水分保持効果に優れ、経日により粘度低下を
きたさない皮膚化粧料を提供することにある。
(発明の構成) 即ち、本発明は分子量100万以上の高分子量ヒアルロ
ン酸及び/又はその塩と分子量10万以下の低分子量ヒア
ルロン酸及び/又はその塩と多価アルコールとエデト酸
塩及び水とを含有してなる皮膚化粧料である。
ン酸及び/又はその塩と分子量10万以下の低分子量ヒア
ルロン酸及び/又はその塩と多価アルコールとエデト酸
塩及び水とを含有してなる皮膚化粧料である。
(構成の具体的な説明) 本発明に用いられる分子量100万以上の高分子量ヒア
ルロン酸(以下高分子ヒアルロン酸と略記する)は、天
然物、微生物の培養により抽出されたものでも合成品で
もよく、その抽出法,精製処理方法等製造法にかかわら
ずグルクロン酸とN−アセチルグルコサミンの等モルを
1単位とする多糖類であり、その分子量が100万以上で
あればさしつかえない。更に、ヒアルロン酸の塩として
は、ナトリウム,カリウム,塩基性アミノ酸等との塩が
用いられる。高分子量ヒアルロン酸及びその塩の各々単
独または、両者の配合量は、最終組成物の総量を基準と
して0.05〜2.0重量%(以下wt%と略記する)の範囲内
であり、好ましくは0.1〜1.0wt%の範囲内である。
ルロン酸(以下高分子ヒアルロン酸と略記する)は、天
然物、微生物の培養により抽出されたものでも合成品で
もよく、その抽出法,精製処理方法等製造法にかかわら
ずグルクロン酸とN−アセチルグルコサミンの等モルを
1単位とする多糖類であり、その分子量が100万以上で
あればさしつかえない。更に、ヒアルロン酸の塩として
は、ナトリウム,カリウム,塩基性アミノ酸等との塩が
用いられる。高分子量ヒアルロン酸及びその塩の各々単
独または、両者の配合量は、最終組成物の総量を基準と
して0.05〜2.0重量%(以下wt%と略記する)の範囲内
であり、好ましくは0.1〜1.0wt%の範囲内である。
これより配合量が多いと、ベタツキ感があり官能特性
上好ましくない。又、逆に少ないと、皮膚保護作用並び
に皮膚上での水分保持効果が十分期待できない。
上好ましくない。又、逆に少ないと、皮膚保護作用並び
に皮膚上での水分保持効果が十分期待できない。
ここで上記ヒアルロン酸の分子量の測定は、極限粘度
法が適用される。後記の低分子ヒアルロン酸についても
同様である。
法が適用される。後記の低分子ヒアルロン酸についても
同様である。
本発明に用いられる分子量10万以下の低分子量ヒアル
ロン酸(以下低分子にヒアルロン酸と略記する)は、前
記高分子ヒアルロン酸と同様にその製造方法,精製方法
にかかわらずグルクロン酸とN−アセチルグルコサミン
との等モルを一単位とする多糖類であり、その分子量が
10万以下であれば良い。更に、この低分子ヒアルロン酸
の塩としては、低分子ヒアルロン酸とナトリウム,カリ
ウム,塩基性アミノ酸等との塩が用いられる。
ロン酸(以下低分子にヒアルロン酸と略記する)は、前
記高分子ヒアルロン酸と同様にその製造方法,精製方法
にかかわらずグルクロン酸とN−アセチルグルコサミン
との等モルを一単位とする多糖類であり、その分子量が
10万以下であれば良い。更に、この低分子ヒアルロン酸
の塩としては、低分子ヒアルロン酸とナトリウム,カリ
ウム,塩基性アミノ酸等との塩が用いられる。
低分子ヒアルロン酸及びその塩の各々単独または両者
の配合量は、最終組成物の総量を基準として、0.005〜
1.0wt%の範囲内、好ましくは0.01〜0.5wt%の範囲内で
ある。これより配合量が多くても、酸合量に見合った粘
度低下抑制効果は見られない、逆にこれより少ないと粘
度低下抑制効果が期待出来ない。
の配合量は、最終組成物の総量を基準として、0.005〜
1.0wt%の範囲内、好ましくは0.01〜0.5wt%の範囲内で
ある。これより配合量が多くても、酸合量に見合った粘
度低下抑制効果は見られない、逆にこれより少ないと粘
度低下抑制効果が期待出来ない。
本発明に用いられる多価アルコールは通常化粧品に配
合されるものであり、例えば、グリセリン,プロピレン
グリコール,ジプロピレングリコール,1,3−ブチレング
リコール,ポリエチレングリコール,ソルビトールなど
が挙げられる。
合されるものであり、例えば、グリセリン,プロピレン
グリコール,ジプロピレングリコール,1,3−ブチレング
リコール,ポリエチレングリコール,ソルビトールなど
が挙げられる。
多価アルコールの配合量は、最終組成物の総量を基準
として、1.0〜30wt%の範囲内で、好ましくは、5.0〜20
wt%の範囲内である。これより配合量が多いと、外気の
湿度が低い場合、皮膚より水分を吸収する可能性があ
り、更に塗布時にベタツキ感がある。これより配合量が
少ないと、粘度安定化効果が期待できない。
として、1.0〜30wt%の範囲内で、好ましくは、5.0〜20
wt%の範囲内である。これより配合量が多いと、外気の
湿度が低い場合、皮膚より水分を吸収する可能性があ
り、更に塗布時にベタツキ感がある。これより配合量が
少ないと、粘度安定化効果が期待できない。
本発明に用いられるエデト酸塩としては、エデト酸2
ナトリウム,エデト酸3ナトリウム,エデト酸4ナトリ
ウムがあり、このうちの一種又は二種以上が適用され
る。
ナトリウム,エデト酸3ナトリウム,エデト酸4ナトリ
ウムがあり、このうちの一種又は二種以上が適用され
る。
エデト酸塩の配合量は、最終組成物の総量を基準とし
て0.001〜0.5wt%の範囲内であり、好ましくは、0.001
〜0.2wt%の範囲内である。これより多くなると、最終
組成物の粘度低下をきたし、逆に少ないと粘度安定化効
果が期待できない。
て0.001〜0.5wt%の範囲内であり、好ましくは、0.001
〜0.2wt%の範囲内である。これより多くなると、最終
組成物の粘度低下をきたし、逆に少ないと粘度安定化効
果が期待できない。
本発明に用いられる水は、通常用いられる精製水であ
って、イオン交換樹脂で処理した脱イオン精製水または
蒸留水が適用される。
って、イオン交換樹脂で処理した脱イオン精製水または
蒸留水が適用される。
本発明の皮膚化粧料は、水に高分子ヒアルロン酸,低
分子ヒアルロン酸,多価アルコール,エデト酸塩を均一
に混合溶解して得られる。
分子ヒアルロン酸,多価アルコール,エデト酸塩を均一
に混合溶解して得られる。
本発明は、スキンローション,エッセンス,スキンミ
ルク,スキンクリーム等の皮膚化粧料に適用可能であ
る。
ルク,スキンクリーム等の皮膚化粧料に適用可能であ
る。
また、本発明の目的を達成する範囲内で香料,着色
剤,防腐剤,界面活性剤,油性成分などを適宜配合する
ことができる。
剤,防腐剤,界面活性剤,油性成分などを適宜配合する
ことができる。
(実施例) 以下実施例及び比較例の記載にて本発明を詳細に説明
する。
する。
実施例に示した%とは重量%を、部とは重量部を意味
する。
する。
尚、実施例に記載する、経日安定性試験,官能特性試
験の各方法は下記の如くである。
験の各方法は下記の如くである。
(1) 経日安定性試験 試作直後及び45℃、1ケ月保存した後の試料の粘度を
測定し、その比を求め下記の如くその比の相違により経
日安定性の評価とした。
測定し、その比を求め下記の如くその比の相違により経
日安定性の評価とした。
(2) 官能特性試験 試料を20名の女性被験者が1週間朝夕2回通常方法で
使用し、(イ)べたつき感(ロ)肌なじみ(ハ)粘度
(ニ)塗布後のしっとり感(ホ)皮膚刺激等の試験項目
に関して試験した。試験結果は、各項目に対して(イ)
べたつき感が少ない(ロ)肌なじみが良い(ハ)丁度良
い粘度である(ニ)しっとり感がある(ホ)刺激がある
と各々回答した被験者の人数で示した。
使用し、(イ)べたつき感(ロ)肌なじみ(ハ)粘度
(ニ)塗布後のしっとり感(ホ)皮膚刺激等の試験項目
に関して試験した。試験結果は、各項目に対して(イ)
べたつき感が少ない(ロ)肌なじみが良い(ハ)丁度良
い粘度である(ニ)しっとり感がある(ホ)刺激がある
と各々回答した被験者の人数で示した。
実施例1、比較例1〜7 (エッセンス) 第1表上段の組成の如く本発明のエッセンス及び比較
用のエッセンスを調製し、前記諸試験を実施した。その
結果を第1表下段に示した。
用のエッセンスを調製し、前記諸試験を実施した。その
結果を第1表下段に示した。
水に組成中1〜5の成分を加えて撹拌し、均一に混和
する。
する。
〔特性〕 第1表下段に示した如く本発明の高分子ヒアルロン酸
塩,低分子ヒアルロン酸塩,多価アルコール,エデト酸
塩を各々好ましい量で配合してなる実施例1は、経日安
定性に優れ、また、官能特性諸試験の総てに優れてい
た。
塩,低分子ヒアルロン酸塩,多価アルコール,エデト酸
塩を各々好ましい量で配合してなる実施例1は、経日安
定性に優れ、また、官能特性諸試験の総てに優れてい
た。
高分子ヒアルロン酸塩,多価アルコール及び水を配合
してなる比較例−1は、官能特性諸試験においては優れ
ていたが、経日安定性に著しく劣っていた。
してなる比較例−1は、官能特性諸試験においては優れ
ていたが、経日安定性に著しく劣っていた。
分子量50万のヒアルロン酸ナトリウム,多価アルコー
ル,水を配合してなる比較例−2は、経日安定性が著く
悪く、更に、官能特性試験においてべたつき感が強く、
粘度,しっとり感も十分ではなかった。
ル,水を配合してなる比較例−2は、経日安定性が著く
悪く、更に、官能特性試験においてべたつき感が強く、
粘度,しっとり感も十分ではなかった。
低分子ヒアルロン酸塩,多価アルコール,水からなる
比較例−3は、経日安定性が悪く、更に官能性試験にお
いて粘度,しっとり感の項目で著しく劣った。
比較例−3は、経日安定性が悪く、更に官能性試験にお
いて粘度,しっとり感の項目で著しく劣った。
高分子ヒアルロン酸塩,多価アルコール,エデト酸
塩,水からなる比較例−4は、比較例−1に比べると経
日安定性は、改善されたが実施例−1に比べると劣って
いた。
塩,水からなる比較例−4は、比較例−1に比べると経
日安定性は、改善されたが実施例−1に比べると劣って
いた。
高分子ヒアルロン酸塩,多価アルコール,低分子ヒア
ルロン酸塩及び水を配合してなる比較例−5は、まずま
ずの経日安定性を見せたが、実施例−1と比較すると十
分とはいえない。
ルロン酸塩及び水を配合してなる比較例−5は、まずま
ずの経日安定性を見せたが、実施例−1と比較すると十
分とはいえない。
分子量50万のヒアルロン酸ナトリウム,低分子ヒアル
ロン酸塩,多価アルコール,エデト酸塩及び水を配合し
てなる比較例−6は、経日安定性試験において、実施例
−1より劣り、官能特性試験のべたつき感,粘度,しっ
とり感の項目で劣っていた。
ロン酸塩,多価アルコール,エデト酸塩及び水を配合し
てなる比較例−6は、経日安定性試験において、実施例
−1より劣り、官能特性試験のべたつき感,粘度,しっ
とり感の項目で劣っていた。
ジブロピレングリコールを除いた比較例−7は経日安
定性,官能特性のしっとり感等の項目で劣っていた。
定性,官能特性のしっとり感等の項目で劣っていた。
実施例2〜5 (エッセンス) 第2表上段の組成の如くエッセンスを調製し、前記諸
試験を実施した。その結果を第2表下段に示した。
試験を実施した。その結果を第2表下段に示した。
水に組成中の1〜4の成分を加えて撹拌し、均一に混
和する。
和する。
第2表の下段に示した如く、本発明の高分子ヒアルロ
ン酸塩,低分子ヒアルロン酸塩,エデト酸塩及び水を各
々好ましい量で配合してなる実施例2〜5は、いずれも
経日安定性に優れ、また、官能特性諸試験においても優
れており、本発明の効果は明らかであった。
ン酸塩,低分子ヒアルロン酸塩,エデト酸塩及び水を各
々好ましい量で配合してなる実施例2〜5は、いずれも
経日安定性に優れ、また、官能特性諸試験においても優
れており、本発明の効果は明らかであった。
比較−8 〔エッセンス〕 第3表の組成の如くエッセンスを調製し、前記諸試験
を実施した。その結果を第4表に示した。
を実施した。その結果を第4表に示した。
〔調製方法〕 水ヒアルロン酸カリウム(分子量100万),エデト酸
二ナトリウム,1,3−ブチレングリコール,カルボキシメ
チルセルロースを加えて均一に混合溶解する。
二ナトリウム,1,3−ブチレングリコール,カルボキシメ
チルセルロースを加えて均一に混合溶解する。
第4表に示した結果を見て明らかな如く、ヒアルロン
酸と水溶性増粘剤を組み合わせた比較例−8は、経日安
定性が十分でなく、更に、使用時べたつき感が強かっ
た。
酸と水溶性増粘剤を組み合わせた比較例−8は、経日安
定性が十分でなく、更に、使用時べたつき感が強かっ
た。
実施例−6 〔エッセンス〕 下記の組成の如く本発明のエッセンスを調製し、前記
諸試験を実施した。
諸試験を実施した。
(1) エチルアルコールにPOE硬化ヒマシ油,香料,
パラオキシ安息香酸メチルを加えて撹拌し、均一に混合
溶解する。
パラオキシ安息香酸メチルを加えて撹拌し、均一に混合
溶解する。
(2) 水にヒアルロン酸(分子量150万),水酸化カ
リウム,ヒアルロン酸ナトリウム(分子量5万),グリ
セリン,エデト酸四ナトリウムを加えて撹拌し、均一に
混合溶解する。
リウム,ヒアルロン酸ナトリウム(分子量5万),グリ
セリン,エデト酸四ナトリウムを加えて撹拌し、均一に
混合溶解する。
(3) (1)に(2)を加えて撹拌し、均一に混合す
る。
る。
経日によって粘度低下をきたすことなく、更に、肌な
じみ,しっとり感,のびが良く使用時べたつき感がな
く、官能特性に優れていた。
じみ,しっとり感,のびが良く使用時べたつき感がな
く、官能特性に優れていた。
実施例−7 〔乳液〕 下記の組成の如く本発明の乳液を調製し、前記諸試験
を実施した。
を実施した。
(1) スクアラン,ワセリン,セタノール,POEソルビ
タンモノオレエート(20E.O.),グリセリンモノオレエ
ートを約70℃に加温し、均一に混合溶解する。
タンモノオレエート(20E.O.),グリセリンモノオレエ
ートを約70℃に加温し、均一に混合溶解する。
(2) 水に1,3−ブチレングリコール,グリセリン,
ヒアルロン酸ナトリウム(分子量100万),ヒアルロン
酸ナトリウム(分子量10万),エデト酸三ナトリウム,
パラオキシ安息香酸メチル,香料を加え、約70℃に加温
し均一に混合溶解する。
ヒアルロン酸ナトリウム(分子量100万),ヒアルロン
酸ナトリウム(分子量10万),エデト酸三ナトリウム,
パラオキシ安息香酸メチル,香料を加え、約70℃に加温
し均一に混合溶解する。
(3) (1)に(2)を加えて撹拌、乳化し、室温ま
で冷却し、本発明の乳液を得た。
で冷却し、本発明の乳液を得た。
経日安定性及び各種官能特性のいずれにも優れてい
た。
た。
(発明の効果) 以上の記載の如く、本発明は、経日安定性に優れ、ま
た、官能特性においても優れた有用なる皮膚化粧料を提
供する事は、明らかである。
た、官能特性においても優れた有用なる皮膚化粧料を提
供する事は、明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】分子量100万以上の高分子量ヒアルロン酸
及び/又はその塩と分子量10万以下の低分子量ヒアルロ
ン酸及び/又はその塩と多価アルコールとエデト酸塩及
び水とを含有してなる皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63011692A JP2666210B2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63011692A JP2666210B2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 皮膚化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01190614A JPH01190614A (ja) | 1989-07-31 |
JP2666210B2 true JP2666210B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=11785083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63011692A Expired - Fee Related JP2666210B2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2666210B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5492936A (en) * | 1990-11-30 | 1996-02-20 | Allergan, Inc. | Bimodal molecular weight hyaluronate formulations and methods for using same |
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