JP2665910B2 - 揮散性物質収容体 - Google Patents
揮散性物質収容体Info
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- JP2665910B2 JP2665910B2 JP62271234A JP27123487A JP2665910B2 JP 2665910 B2 JP2665910 B2 JP 2665910B2 JP 62271234 A JP62271234 A JP 62271234A JP 27123487 A JP27123487 A JP 27123487A JP 2665910 B2 JP2665910 B2 JP 2665910B2
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Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、容器内の減圧を著しく改善して容器の変形
をなくした揮散性物質収容体に関する。 <従来技術> 従来、香料に種々の添加剤を配合することは知られて
いた。 <発明が解決すべき問題点> 香料、香料+希釈溶剤又はこれをゾル、ゲルにしたも
のだけでは、香料成分の揮散にともない容器内が減圧状
態となり、容器にひずみ、変形が生じてしまう。この現
象はシトラス、ブーケ、ハーバル調の香料は特に著し
い。 本発明は上記問題点を解決することを目的とするもの
である。 <問題点を解決するための手段> 本発明は、揮散性物質の徐放性シール材によってシー
ルされ、減圧状態により変形を起こしやすい収容体内
に、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、
3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、メルカプト
ベンズイミダゾール、ジラウリル−チオ−ジ−プロピオ
ネート、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、3
−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−t
−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート、α−トコフェロール、アスコルビン酸、
エリソルビン酸、2,2′−メチレン−ビス(6−t−ブ
チル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビ
ス(6−t−ブチル−4−エチルフェノール)、4,4′
−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル)、4,4′−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−3
−メチルフェノール)、4,4′−チオ−ビス(6−t−
ブチル−3−メチルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン、トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、テトラキ
ス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ヒドロシンナメート)〕メタン、オクタデシル−3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、
フェニル−β−ナフチルアミン、N,N−ジフェニル−p
−フェニレンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒ
ドロキノリンポリマー、6−エトキシ−2,2,4−トリメ
チル−1,3−ジヒドロキノリン、フィチン酸、没食子酸
プロピル、クエン酸イソプロピル、ノルジヒドログアヤ
レチック酸、γ−オリザノール、ローズマリー、メラノ
イジン、セージ抽出物より選択される減圧防止剤の少な
くとも一種を揮散性物質含有液と共に収容したものとし
ている。 本発明において、香料に配合する特定の化合物として
は以下に例示するものを挙げることができる。下記の特
定化合物はその1種若しくは2種以上を組合せて用いる
こともできる。3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
トルエン、3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、メルカプトベンズイミダゾール、ジラウリル−チオ
−ジ−プロピオネート、2−t−ブチル−4−メトキシ
フエノール、3−t−ブチル−4−メトキシフエノー
ル、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフエノール、ス
テアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフエニル)プロピオネート、α−トコフエロール、ア
スコルビン酸、エリソルビン酸、2,2′−メチレン−ビ
ス(6−t−ブチル−4−メチルフエノール)、2,2′
−メチレン−ビス(6−t−ブチル−4−エチルフエノ
ール)、4,4′−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチル
フエノール)、4,4′−ブチリデン−ビス(6−t−ブ
チル−3−メチルフエノール)、4,4′−チオ−ビス
(6−t−ブチル−3−メチルフエノール)、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)シクロヘキサン、1,3,5
−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタ
ン、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕メタン、オクタデ
シル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート、フエニル−β−ナフチルアミン、N,N−ジ
フエニル−p−フエニレンジアミン、2,2,4−トリメチ
ル−1,3−ジヒドロキノリンポリマー、6−エトキシ−
2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒドロキノリン、フイチン
酸、没食子酸プロピル、クエン酸イソプロピル、ノルジ
ヒドログアヤレチック酸、r−オリザノール、ローズマ
リー、メラノイジン、セージ抽出物。 上記化合物の香料に対する配合量は特に限定はない
が、通常0.1〜10重量部の割合で配合される。0.1重量部
未満では十分な効果を発揮しにくい場合があり、10重量
部をこえる場合はコスト高となるので、具体的製品との
関係で適宜選定しうる。 本発明において揮散性物質(常温及び/又は加温で揮
散する物質をいう)としては、香料類、殺菌剤、消臭
剤、忌避剤、植物生長調節剤、除草剤、衣類用防虫剤、
殺虫剤、化粧品、医薬品等を挙げることが出来る。代表
的には以下の物質を例示することができるがこれらのも
のに限定されるものではない。 消臭剤(防臭剤) ラウリルメタクリート、ゲラニルクロトネート、ミリ
スチル酸アセトフエノン、パラメチルアセトフエノンベ
ンズアルデヒド、酢酸ベンジル、プロビオン酸ベンジ
ル、アミルシンナミツクアルデヒド、アニシツクアルデ
ヒド、ジフエニルオキサイド、安息香酸メチル、安息香
酸エチル、フエニル酢酸メチル、フエニル酢酸エチル、
ネオリン、サフロール、セダウツド油、セダ菜油、シト
ロネラ油、ラバンテン油、ペテイグレイン油、レモング
ラス油等。 香 料 天然香料としては、じゃ香、霊猫香、竜延香などの動
物性香料;アビエス油、アジヨクン油、アルモンド油、
アンゲリカルート油、ページル油、ベルガモツト油、パ
ーチ油、ボアバローズ油、カヤブチ油、ガナンガ油、カ
プシカム、キヤラウエー油、カルダモン油、カシア油、
セロリー油、シンナモン油、シトロネラ油、コニヤツク
油、コリアンダー油、キユペプ油、クミン油、樟脳油、
ジル油、エストゴラン油、ユーカリ油、フエンネル油、
ガーリツク油、ジンジヤー油、グレープフレーツ油、ホ
ツプ油、ジユニバーペリー油、ローレルリーフ油、レモ
ン油、レモングラス油、ロページ油、メース油、ナツメ
グ油、マンダリン油、タンゼリン油、カラシ油、はつか
油、燈花油、玉ねぎ油、こしよう油、オレンジ油、セイ
ジ油、スターアニス油、テレピン油、ウオームウツド
油、ワニラ豆エキストラクトなどの植物性香料を含む。 人造香料は合成又は抽出香料であり、ピネン、リモネ
ンなどの炭化水素類;リナロール、ゲラニオール、ジト
ロネロール、メントール、ポルネオール、ベンジルアル
コール、アニスアルコール、β−フエニルエチルアルコ
ールなどのアルコール類;アネノール、オイゲノールな
どのフエノール類;n−ブチルアルデヒド、イソブチルア
ルデヒド、ヘキソシルアルデヒトド、ヘプチルアルデヒ
ド、n−ノニルアルデヒド、ノナジエナール、シトラー
ル、シトロネラール、ベンズアルデヒド、シンナミツク
アルデヒド、ヘリオトロビン、ワニリンなどのアルデヒ
ド類;メチルアミルケトン、メチルノニケルトン、ジア
セチル、アセチルプロピオニル、アセチルブチリル、カ
ルボン、メントン、樟脳、アセトフエノン、p−メチル
アセトフエノン、イオノンなどのケトン類;アミルブチ
ロラクトン、メチルフエニルグリシド酸エチル、γ−ノ
ニルラクトン、クマリン、シネオールなどのラクトン又
はオキシド類;メチルフオーメート、イソプロピルフオ
ーメート、リナリールフオメート、エチルアセテート、
オクチルアセテート、メンチルアセテート、ベンジルア
セテート、シンナミルアセテート、プロピオン酸ブチ
ル、酢酸イソアミル、イソ酪酸イソプロピル、イソ吉草
酸グラニル、カプロン酸アリル、ヘプチル酸ブチル、カ
プリル酸オクチル、ヘプチンカルボン酸メチル、ペラハ
ゴン酸エチル、オクチンカルボン酸メチン、カプリン酸
イソシアル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸エチル、
安息香酸エチル、安息香酸ベンジル、フエニル酢酸エチ
ル、フエニル酢酸ブチル、桂皮酸メチル、桂皮酸シンナ
ミル、サルチル酸メチル、アニス酸メチル、アンスラニ
ル酸メチル、エチルピルベート、エチルα−ブチルブチ
レートなどのエステル類などを含む。 香料は一種類のみでもよいし、二種類以上を調合した
調合香料でもよい。 香料とともに、パツチユリ油などの揮発保留剤、オイ
ゲノールなどの変調剤、その他香料工業に使用される種
々の成分を添加して差支えない。 工業用殺菌剤 2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイドロキシジフエニル
エーテル (イルガサンDP300、チバガイギー社製)、 2,3,5,6−テトラクロロ−4(メチルスルフオニル)ビ
リジン (ダウシルS−13、ダウケミカル社製)、4−イソプロ
ピルトロポロン (ヒノキチオール、高砂香料工業株式会社製)、 N,N−ジメチル−N−フエニル−N′−(フルオロジク
ロロメチルチオ)スルフオンアミド(プリベンドール
A4、バイエル社製)、 2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール(TBZ、北
興化学株式会社製)、 N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタールイミド (プリベントールA3、バイエル社製)、 6−アセトキシ−2,4−ジメチル−m−ジオキシン (ジオキシン、ジボーダン社製)等。 農業用殺菌剤 ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフイド (チラム、ロームアンドハース社製)、 クロトン酸 2,6−ジニトロ−4−オクチルフエニル反
応異性体混合物 (DPC、ロームアンドハース社製)、 N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド (キヤプタン、三共社製)、 2,3−ジシアノ−1,4−ジチアアントラキノン (ジチアノン、メルク社製)、 2,4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリノ)−S−ト
リアジン (トリアジン、富士化成薬社製)、 S−n−ブチル S′−p−ターシヤリーブチルベンジ
ル N−3−ピリジルジオチカルボンイミデート (デンマート、住友化学社製)、 N−(3′,5′−ジクロロフエニル)−1,2−ジメチル
クロロプロパンジカルボキシイミド (スムレツクス)、 ビス(クロロフエニル)トリクロロエタノール (ケンセン)、 6−メチルキノキサリン−2,3−ジオチカ−ボネート (モレスタン)、 テトラクロロイソフタロニトリル (ダコニール)、 メチル−1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンゾイミ
ダゾールカーバメート、 ブラストサイジンS−ベンジルアミノベンゼンスルホネ
ート、 ストレプトマイシン塩酸塩、 カスガマイシン塩酸塩、 シクロヘキシミド等。 害虫忌避剤 ジメチルフタレート、2,3,4,5−ビス−(△2−ブチ
レン)−テトラハイドロフラン、2,3,4,5−ビス−(△
2−ブチレン)−テトラヒドロフルフリルアルコール、
N,N−ジエチル−m−トルアミド(DET)、カプリル酸ジ
エチルアミド、2,3,4,5−ビス−(△2−ブチレン)−
テトラヒドロフルフラール、ジ−m−プロピル−イソシ
ンコメロネート、第2級ブチルスチリルケトン、ノニル
スチリルケトン、N−プロピルアセテトアニリド、2−
エチル−1,3−ヘキサンジオール、ジ−n−ブテルサク
シネート、2−フトキシエチル−2−フルフリデンアセ
テート、ジフチルフタレート、テトラヒドロチオフエ
ン、β−ナフトール、ジアリルジスルフイド、ビス(ジ
メチルチオカルバモイル)ジスルフイド等。 げっ歯類動物忌避剤 テトラメチルチウラムジサルフアイト、グアニジン、
ナフタレンクレゾール、シクロヘキシミド、ジンクジメ
チルジチオカーバメイト、シクロヘキシルアミン、N,N
−ジメチルスルフエニルジチオカルバメート等。 犬ねこの忌避剤 2,6−ジメチル−オクタジエン−(2,6)−al(8)
(シトラール)、0,0−ジエチルS−2−エチルチオエ
チルジチオフオスフエート(ETP)、0,0−ジメチルS−
2−イソプロピルチオエチルジチオホスフエート (MIP)等。 鳥類の忌避剤 r−クロラローゼ、4−(メチルチオ)−3,5−キシ
リル−N−メチルカ−バメート、4−アミノピリジンア
ンスラキノン、テトラメチルチウラムジサルフアイド、
ジアリルジスルフイド等。 げっ歯類動物駆除剤 アンツー、モノフルオール酢酸ソーダ、ワルフアリ
ン、クマクロール、フマリン、クマテトラリルシリロシ
ド、ノルボマイド、N−3−ピリデイルメチル−N′−
ニトロフエニルウレア、エンドロサイド、アルフアナフ
チルチオ尿素、チオセミカルバジッド、デイフエナク
ム、ピバール、クロロフアシノン、シラトレン、カルシ
フエロール等。 殺蟻剤 ペルメトリン、クロールデン、メソミル、ヒドロメチル
ノン等。 防黴剤 α−ブロモーシンナミツクアルデヒド、N,N−ジメチ
ル−N−フエニル−N′−(フルオロジクロロメチルチ
オ)−スルフアミド等。 植物生長調節剤 4−クロロフエノキシ酢酸、ジベレリン、N−(ジメ
チルアミノ)スクシンアミド、α−ナフチルアセトアミ
ド等。 除草剤 2,4−Dソーダ塩、3,4−ジクロロプロピオンアニリド
等。 殺ダニ剤 安息香酸ベンジル、レスメトリン、ケルセン等。 <衣類用防虫剤> パラジクロルベンゼン、ナフタリン、エムペンスリン <殺虫剤> 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル dl−シス/トランス−クリサンテマ
ート(一般名アレスリン:商品名ピナミン:住友化学工
業株式会社製、以下AAという) 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−シス/トランス−クリサンテマ
ート(商品名ピナミンフオルテ:住友化学工業株式会社
製、以下ABという) d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマー
ト(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社社製、以
下ACという) 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマート
(一般名バイオアレスリン、以下ADという) N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−メチル
dl−シス/トランス−クリサンテマート(一般名フタ
ルスリン:商品名ネオピナミン:住友化学工業株式会社
製、以下AEという) 5−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トラン
ス−クリサンテマート(一般名レスメトリン:商品名ク
リスロンフオルテ:住友化学工業株式会社製、以下AFと
いう) 5−(2−プロパルギル)−3−フリルメチル クリ
サンテマート(一般名フラメトリン、以下AGという) 3−フエノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−
(2′,2′−ジクロロ)ビニルシクロプロパン カルボ
キシレート(一般名ペルメトリン:商品名エクスミン:
住友化学工業株式会社製、以下AHという) 3−フエノキシベンジル d−シス/トランス−クリ
サンテマート(一般名フエノトリン:商品名スミスリ
ン:住友化学工業株式会社製、以下AIという) α−シアノフエノキシベンジル イソプロピル−4−
クロロフエニルアセテート(一般名フエンバレレート:
商品名スミサイジン:住友化学工業株式会社製、以下AJ
という) d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマー
ト(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下
AKという) (S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル(1R,
シス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレート(以下ALという) (R,S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル (1
R,1S)−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート
(以下AMという) α−シアノ−3−フエノキシベンジル d−シス/ト
ランス−クリサンテマート(以下ANという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス/
トランス−クリサンテマート(以下AOという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2−
ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロ
プロパン−1−カルボキシレート(以下APという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以
下AQという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパ
ン−1−カルボキシレート(以下ARという) 0,0−ジメチル 0−(2,2−ジクロロ)ビニルホスフ
エート(以下ASという) o−イソプロボキシフエニル メチルカーバメート
(以下ATという) 0,0−ジメチル 0−(3−メチル−4−ニトロフエ
ニル)チオノフオスフエート(以下AUという) 0,0−ジエチル 0−2−イソプロピル−4−メチル
−ピリミジル−(6)−チオフオスフエート 0,0−ジメチル S−(1,2−ジカルボエトキシエチ
ル)−ジチオフオスフエート 0,0−ジエチル−0−(3−オキソ−2−フエニル−2
H−ピリダジン−6−イル)ホスホロチオエート(一般
名ピリダフエンチオン) 3−(2−メトキシ−フエニル)−5−メトキシ−1,
3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(S−21074) 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸
(±)−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シ
クロペンテニルエステル(一般名テラレスリン) 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピル
−3−フエノキシベンジルエーテル(一般名エトフエン
プロックス) 2−(1−メトキシ−2−クロル−エトキシ)−フエ
ニル−N−メチル−N−トリメチルシリルカーバメート 0−エチル−0−(2,4−ジクロロフエニル)−S−
ジチオフォスフエート(一般名プロチオフォス) N−{2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フエ
ニル}−D−バリン(±)−α−シアノ(3−フエノキ
シフエニル)メチルエステル(一般名フルバリネート) (E)−0−2−イソプロポキシ−カルボニル−l−
メチルビニル−0−メチルエチルフォスフォラミドチオ
エート(一般名プロペンタホス) 上記揮散性物質には、通常用いられている効力増強
剤、揮散率向上剤 等の各種添加剤を任意に添加するこ
とができる。効力増強剤としては、ピペロニルブトキサ
イド、N−プロピルイゾーム、MGK−264、サイネピリン
222、サイネピリン500、リーセン384、IBTA、S−421等
を、揮散率向上剤としてはフエネチルイソチオシアネー
ト、ハイミツクス酸ジメチル等を夫々例示できる。 上記揮散性物質は溶液形態に調製される。該揮散性物
質の溶液を調製するための溶剤としては、各種の有機溶
剤、代表的には炭化水素系溶剤をいずれも使用できる
が、特に沸点範囲が150〜350℃の脂肪族系炭化水素(パ
ラフイン系炭化水素及び不飽和脂肪族炭化水素)は好ま
しく、このうちn−パラフイン、イソパラフイン等は、
実用上毒性がなく、臭いがなくしかも火災の危険も極め
て少ない点において好適である。上記炭化水素系以外の
有機溶媒としては例えばグリセリン、プロピレングリコ
ール、メタノール、アセトン、ベンゼン、キシレン、ク
ロルセン、イソプロパノール、ソルベントナフサ、ソル
ベン、ベンシコール、クロロホルム、メチルナフタリ
ン、芳香族ナフサ等を例示できる。 上記揮散性物質の溶剤溶液は、通常揮散性物質の濃度
が約1〜20重量%、好ましくは2〜10重量%となるよう
に調製される。 本発明において、成形容器の材質としては、各種プラ
スチック、金属の単独若しくは複数を組合わせたもの等
なんら制限を受けるものではない。代表的には以下のも
のを例示することができる。塩化ビニール、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリエステル、
塩化ビニリデン、ポリカーボネート等のプラスチック、
アルミニウム、銅、ニッケル、スズ、ステンレス等の金
属。 本発明において、揮散性物質の徐方性シール材として
は上記成形容器の対してヒートシール性を有するものが
好ましいが、他の手段でシール可能である限り、別段制
限を受けるものではない。代表的には以下のものを例示
することができる。 ポリエステル、ポリアセタール、ポリシロキサン、ポ
リエチレン、ポリエポキシ、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサイド、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリウレタンヒドロキシメチルセルロース、
セロファン等の1種又は2種以上から造られるフィルム
若しくは不織布(微多孔性フィルムを含む)或いはポリ
ウレタンコーティング布。 <作 用> 本発明収容体は、揮散性物質に対し、上記化合物を配
合することにより、収容体内における減圧状態が著しく
改善されて収容体の変形が防止され、ひいては揮散性物
質が収容体内に残存せずに有効に揮散するようになる。 <実施例> 以下に本発明収容体を実施例、試験例にもとずき詳細
に説明する。 実施例1〜16 徐放性プラスチックフィルム製シール材と成形容器と
を準備し、上記成形容器内に下記第1表に示す前記化合
物を配合した揮散性物質を収容した後、上記プラスチッ
クフィルム製シール材でシールを行ない本発明揮散性物
質収容体を得た。 試験例1 上記実施例で得られた収容体をそれぞれ実験室内の台
(たて1m、よこ2m、高さ1.3m)の上に並べ、1〜2週間
後、上記収容体の変形の有無を目視により判定した。な
お比較のため、第1表に記載の化合物を配合しない以外
は各実施例で得られた収容体を用いた。その結果を下記
第2表に記した。 <発明の効果> 本発明揮散性物質収容体は上記のごとく、収容体内に
おける減圧状態が著しく改善されて収容体の変形が防止
され、ひいては揮散性物質が収容体内に残存せずに有効
に揮散するという優れた効果を発揮する。
をなくした揮散性物質収容体に関する。 <従来技術> 従来、香料に種々の添加剤を配合することは知られて
いた。 <発明が解決すべき問題点> 香料、香料+希釈溶剤又はこれをゾル、ゲルにしたも
のだけでは、香料成分の揮散にともない容器内が減圧状
態となり、容器にひずみ、変形が生じてしまう。この現
象はシトラス、ブーケ、ハーバル調の香料は特に著し
い。 本発明は上記問題点を解決することを目的とするもの
である。 <問題点を解決するための手段> 本発明は、揮散性物質の徐放性シール材によってシー
ルされ、減圧状態により変形を起こしやすい収容体内
に、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、
3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、メルカプト
ベンズイミダゾール、ジラウリル−チオ−ジ−プロピオ
ネート、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、3
−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−t
−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート、α−トコフェロール、アスコルビン酸、
エリソルビン酸、2,2′−メチレン−ビス(6−t−ブ
チル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビ
ス(6−t−ブチル−4−エチルフェノール)、4,4′
−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル)、4,4′−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−3
−メチルフェノール)、4,4′−チオ−ビス(6−t−
ブチル−3−メチルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン、トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、テトラキ
ス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ヒドロシンナメート)〕メタン、オクタデシル−3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、
フェニル−β−ナフチルアミン、N,N−ジフェニル−p
−フェニレンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒ
ドロキノリンポリマー、6−エトキシ−2,2,4−トリメ
チル−1,3−ジヒドロキノリン、フィチン酸、没食子酸
プロピル、クエン酸イソプロピル、ノルジヒドログアヤ
レチック酸、γ−オリザノール、ローズマリー、メラノ
イジン、セージ抽出物より選択される減圧防止剤の少な
くとも一種を揮散性物質含有液と共に収容したものとし
ている。 本発明において、香料に配合する特定の化合物として
は以下に例示するものを挙げることができる。下記の特
定化合物はその1種若しくは2種以上を組合せて用いる
こともできる。3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
トルエン、3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、メルカプトベンズイミダゾール、ジラウリル−チオ
−ジ−プロピオネート、2−t−ブチル−4−メトキシ
フエノール、3−t−ブチル−4−メトキシフエノー
ル、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフエノール、ス
テアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフエニル)プロピオネート、α−トコフエロール、ア
スコルビン酸、エリソルビン酸、2,2′−メチレン−ビ
ス(6−t−ブチル−4−メチルフエノール)、2,2′
−メチレン−ビス(6−t−ブチル−4−エチルフエノ
ール)、4,4′−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチル
フエノール)、4,4′−ブチリデン−ビス(6−t−ブ
チル−3−メチルフエノール)、4,4′−チオ−ビス
(6−t−ブチル−3−メチルフエノール)、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフエニル)シクロヘキサン、1,3,5
−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエニル)ブタ
ン、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕メタン、オクタデ
シル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート、フエニル−β−ナフチルアミン、N,N−ジ
フエニル−p−フエニレンジアミン、2,2,4−トリメチ
ル−1,3−ジヒドロキノリンポリマー、6−エトキシ−
2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒドロキノリン、フイチン
酸、没食子酸プロピル、クエン酸イソプロピル、ノルジ
ヒドログアヤレチック酸、r−オリザノール、ローズマ
リー、メラノイジン、セージ抽出物。 上記化合物の香料に対する配合量は特に限定はない
が、通常0.1〜10重量部の割合で配合される。0.1重量部
未満では十分な効果を発揮しにくい場合があり、10重量
部をこえる場合はコスト高となるので、具体的製品との
関係で適宜選定しうる。 本発明において揮散性物質(常温及び/又は加温で揮
散する物質をいう)としては、香料類、殺菌剤、消臭
剤、忌避剤、植物生長調節剤、除草剤、衣類用防虫剤、
殺虫剤、化粧品、医薬品等を挙げることが出来る。代表
的には以下の物質を例示することができるがこれらのも
のに限定されるものではない。 消臭剤(防臭剤) ラウリルメタクリート、ゲラニルクロトネート、ミリ
スチル酸アセトフエノン、パラメチルアセトフエノンベ
ンズアルデヒド、酢酸ベンジル、プロビオン酸ベンジ
ル、アミルシンナミツクアルデヒド、アニシツクアルデ
ヒド、ジフエニルオキサイド、安息香酸メチル、安息香
酸エチル、フエニル酢酸メチル、フエニル酢酸エチル、
ネオリン、サフロール、セダウツド油、セダ菜油、シト
ロネラ油、ラバンテン油、ペテイグレイン油、レモング
ラス油等。 香 料 天然香料としては、じゃ香、霊猫香、竜延香などの動
物性香料;アビエス油、アジヨクン油、アルモンド油、
アンゲリカルート油、ページル油、ベルガモツト油、パ
ーチ油、ボアバローズ油、カヤブチ油、ガナンガ油、カ
プシカム、キヤラウエー油、カルダモン油、カシア油、
セロリー油、シンナモン油、シトロネラ油、コニヤツク
油、コリアンダー油、キユペプ油、クミン油、樟脳油、
ジル油、エストゴラン油、ユーカリ油、フエンネル油、
ガーリツク油、ジンジヤー油、グレープフレーツ油、ホ
ツプ油、ジユニバーペリー油、ローレルリーフ油、レモ
ン油、レモングラス油、ロページ油、メース油、ナツメ
グ油、マンダリン油、タンゼリン油、カラシ油、はつか
油、燈花油、玉ねぎ油、こしよう油、オレンジ油、セイ
ジ油、スターアニス油、テレピン油、ウオームウツド
油、ワニラ豆エキストラクトなどの植物性香料を含む。 人造香料は合成又は抽出香料であり、ピネン、リモネ
ンなどの炭化水素類;リナロール、ゲラニオール、ジト
ロネロール、メントール、ポルネオール、ベンジルアル
コール、アニスアルコール、β−フエニルエチルアルコ
ールなどのアルコール類;アネノール、オイゲノールな
どのフエノール類;n−ブチルアルデヒド、イソブチルア
ルデヒド、ヘキソシルアルデヒトド、ヘプチルアルデヒ
ド、n−ノニルアルデヒド、ノナジエナール、シトラー
ル、シトロネラール、ベンズアルデヒド、シンナミツク
アルデヒド、ヘリオトロビン、ワニリンなどのアルデヒ
ド類;メチルアミルケトン、メチルノニケルトン、ジア
セチル、アセチルプロピオニル、アセチルブチリル、カ
ルボン、メントン、樟脳、アセトフエノン、p−メチル
アセトフエノン、イオノンなどのケトン類;アミルブチ
ロラクトン、メチルフエニルグリシド酸エチル、γ−ノ
ニルラクトン、クマリン、シネオールなどのラクトン又
はオキシド類;メチルフオーメート、イソプロピルフオ
ーメート、リナリールフオメート、エチルアセテート、
オクチルアセテート、メンチルアセテート、ベンジルア
セテート、シンナミルアセテート、プロピオン酸ブチ
ル、酢酸イソアミル、イソ酪酸イソプロピル、イソ吉草
酸グラニル、カプロン酸アリル、ヘプチル酸ブチル、カ
プリル酸オクチル、ヘプチンカルボン酸メチル、ペラハ
ゴン酸エチル、オクチンカルボン酸メチン、カプリン酸
イソシアル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸エチル、
安息香酸エチル、安息香酸ベンジル、フエニル酢酸エチ
ル、フエニル酢酸ブチル、桂皮酸メチル、桂皮酸シンナ
ミル、サルチル酸メチル、アニス酸メチル、アンスラニ
ル酸メチル、エチルピルベート、エチルα−ブチルブチ
レートなどのエステル類などを含む。 香料は一種類のみでもよいし、二種類以上を調合した
調合香料でもよい。 香料とともに、パツチユリ油などの揮発保留剤、オイ
ゲノールなどの変調剤、その他香料工業に使用される種
々の成分を添加して差支えない。 工業用殺菌剤 2,4,4′−トリクロロ−2′−ハイドロキシジフエニル
エーテル (イルガサンDP300、チバガイギー社製)、 2,3,5,6−テトラクロロ−4(メチルスルフオニル)ビ
リジン (ダウシルS−13、ダウケミカル社製)、4−イソプロ
ピルトロポロン (ヒノキチオール、高砂香料工業株式会社製)、 N,N−ジメチル−N−フエニル−N′−(フルオロジク
ロロメチルチオ)スルフオンアミド(プリベンドール
A4、バイエル社製)、 2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール(TBZ、北
興化学株式会社製)、 N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタールイミド (プリベントールA3、バイエル社製)、 6−アセトキシ−2,4−ジメチル−m−ジオキシン (ジオキシン、ジボーダン社製)等。 農業用殺菌剤 ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフイド (チラム、ロームアンドハース社製)、 クロトン酸 2,6−ジニトロ−4−オクチルフエニル反
応異性体混合物 (DPC、ロームアンドハース社製)、 N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド (キヤプタン、三共社製)、 2,3−ジシアノ−1,4−ジチアアントラキノン (ジチアノン、メルク社製)、 2,4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリノ)−S−ト
リアジン (トリアジン、富士化成薬社製)、 S−n−ブチル S′−p−ターシヤリーブチルベンジ
ル N−3−ピリジルジオチカルボンイミデート (デンマート、住友化学社製)、 N−(3′,5′−ジクロロフエニル)−1,2−ジメチル
クロロプロパンジカルボキシイミド (スムレツクス)、 ビス(クロロフエニル)トリクロロエタノール (ケンセン)、 6−メチルキノキサリン−2,3−ジオチカ−ボネート (モレスタン)、 テトラクロロイソフタロニトリル (ダコニール)、 メチル−1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンゾイミ
ダゾールカーバメート、 ブラストサイジンS−ベンジルアミノベンゼンスルホネ
ート、 ストレプトマイシン塩酸塩、 カスガマイシン塩酸塩、 シクロヘキシミド等。 害虫忌避剤 ジメチルフタレート、2,3,4,5−ビス−(△2−ブチ
レン)−テトラハイドロフラン、2,3,4,5−ビス−(△
2−ブチレン)−テトラヒドロフルフリルアルコール、
N,N−ジエチル−m−トルアミド(DET)、カプリル酸ジ
エチルアミド、2,3,4,5−ビス−(△2−ブチレン)−
テトラヒドロフルフラール、ジ−m−プロピル−イソシ
ンコメロネート、第2級ブチルスチリルケトン、ノニル
スチリルケトン、N−プロピルアセテトアニリド、2−
エチル−1,3−ヘキサンジオール、ジ−n−ブテルサク
シネート、2−フトキシエチル−2−フルフリデンアセ
テート、ジフチルフタレート、テトラヒドロチオフエ
ン、β−ナフトール、ジアリルジスルフイド、ビス(ジ
メチルチオカルバモイル)ジスルフイド等。 げっ歯類動物忌避剤 テトラメチルチウラムジサルフアイト、グアニジン、
ナフタレンクレゾール、シクロヘキシミド、ジンクジメ
チルジチオカーバメイト、シクロヘキシルアミン、N,N
−ジメチルスルフエニルジチオカルバメート等。 犬ねこの忌避剤 2,6−ジメチル−オクタジエン−(2,6)−al(8)
(シトラール)、0,0−ジエチルS−2−エチルチオエ
チルジチオフオスフエート(ETP)、0,0−ジメチルS−
2−イソプロピルチオエチルジチオホスフエート (MIP)等。 鳥類の忌避剤 r−クロラローゼ、4−(メチルチオ)−3,5−キシ
リル−N−メチルカ−バメート、4−アミノピリジンア
ンスラキノン、テトラメチルチウラムジサルフアイド、
ジアリルジスルフイド等。 げっ歯類動物駆除剤 アンツー、モノフルオール酢酸ソーダ、ワルフアリ
ン、クマクロール、フマリン、クマテトラリルシリロシ
ド、ノルボマイド、N−3−ピリデイルメチル−N′−
ニトロフエニルウレア、エンドロサイド、アルフアナフ
チルチオ尿素、チオセミカルバジッド、デイフエナク
ム、ピバール、クロロフアシノン、シラトレン、カルシ
フエロール等。 殺蟻剤 ペルメトリン、クロールデン、メソミル、ヒドロメチル
ノン等。 防黴剤 α−ブロモーシンナミツクアルデヒド、N,N−ジメチ
ル−N−フエニル−N′−(フルオロジクロロメチルチ
オ)−スルフアミド等。 植物生長調節剤 4−クロロフエノキシ酢酸、ジベレリン、N−(ジメ
チルアミノ)スクシンアミド、α−ナフチルアセトアミ
ド等。 除草剤 2,4−Dソーダ塩、3,4−ジクロロプロピオンアニリド
等。 殺ダニ剤 安息香酸ベンジル、レスメトリン、ケルセン等。 <衣類用防虫剤> パラジクロルベンゼン、ナフタリン、エムペンスリン <殺虫剤> 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル dl−シス/トランス−クリサンテマ
ート(一般名アレスリン:商品名ピナミン:住友化学工
業株式会社製、以下AAという) 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−シス/トランス−クリサンテマ
ート(商品名ピナミンフオルテ:住友化学工業株式会社
製、以下ABという) d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマー
ト(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社社製、以
下ACという) 3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマート
(一般名バイオアレスリン、以下ADという) N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−メチル
dl−シス/トランス−クリサンテマート(一般名フタ
ルスリン:商品名ネオピナミン:住友化学工業株式会社
製、以下AEという) 5−ベンジル−3−フリルメチル d−シス/トラン
ス−クリサンテマート(一般名レスメトリン:商品名ク
リスロンフオルテ:住友化学工業株式会社製、以下AFと
いう) 5−(2−プロパルギル)−3−フリルメチル クリ
サンテマート(一般名フラメトリン、以下AGという) 3−フエノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−
(2′,2′−ジクロロ)ビニルシクロプロパン カルボ
キシレート(一般名ペルメトリン:商品名エクスミン:
住友化学工業株式会社製、以下AHという) 3−フエノキシベンジル d−シス/トランス−クリ
サンテマート(一般名フエノトリン:商品名スミスリ
ン:住友化学工業株式会社製、以下AIという) α−シアノフエノキシベンジル イソプロピル−4−
クロロフエニルアセテート(一般名フエンバレレート:
商品名スミサイジン:住友化学工業株式会社製、以下AJ
という) d−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イル d−トランス−クリサンテマー
ト(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下
AKという) (S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル(1R,
シス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレート(以下ALという) (R,S)−α−シアノ−3−フエノキシベンジル (1
R,1S)−シス/トランス−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート
(以下AMという) α−シアノ−3−フエノキシベンジル d−シス/ト
ランス−クリサンテマート(以下ANという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル シス/
トランス−クリサンテマート(以下AOという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2−
ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロ
プロパン−1−カルボキシレート(以下APという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(以
下AQという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル 2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパ
ン−1−カルボキシレート(以下ARという) 0,0−ジメチル 0−(2,2−ジクロロ)ビニルホスフ
エート(以下ASという) o−イソプロボキシフエニル メチルカーバメート
(以下ATという) 0,0−ジメチル 0−(3−メチル−4−ニトロフエ
ニル)チオノフオスフエート(以下AUという) 0,0−ジエチル 0−2−イソプロピル−4−メチル
−ピリミジル−(6)−チオフオスフエート 0,0−ジメチル S−(1,2−ジカルボエトキシエチ
ル)−ジチオフオスフエート 0,0−ジエチル−0−(3−オキソ−2−フエニル−2
H−ピリダジン−6−イル)ホスホロチオエート(一般
名ピリダフエンチオン) 3−(2−メトキシ−フエニル)−5−メトキシ−1,
3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(S−21074) 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボン酸
(±)−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シ
クロペンテニルエステル(一般名テラレスリン) 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピル
−3−フエノキシベンジルエーテル(一般名エトフエン
プロックス) 2−(1−メトキシ−2−クロル−エトキシ)−フエ
ニル−N−メチル−N−トリメチルシリルカーバメート 0−エチル−0−(2,4−ジクロロフエニル)−S−
ジチオフォスフエート(一般名プロチオフォス) N−{2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フエ
ニル}−D−バリン(±)−α−シアノ(3−フエノキ
シフエニル)メチルエステル(一般名フルバリネート) (E)−0−2−イソプロポキシ−カルボニル−l−
メチルビニル−0−メチルエチルフォスフォラミドチオ
エート(一般名プロペンタホス) 上記揮散性物質には、通常用いられている効力増強
剤、揮散率向上剤 等の各種添加剤を任意に添加するこ
とができる。効力増強剤としては、ピペロニルブトキサ
イド、N−プロピルイゾーム、MGK−264、サイネピリン
222、サイネピリン500、リーセン384、IBTA、S−421等
を、揮散率向上剤としてはフエネチルイソチオシアネー
ト、ハイミツクス酸ジメチル等を夫々例示できる。 上記揮散性物質は溶液形態に調製される。該揮散性物
質の溶液を調製するための溶剤としては、各種の有機溶
剤、代表的には炭化水素系溶剤をいずれも使用できる
が、特に沸点範囲が150〜350℃の脂肪族系炭化水素(パ
ラフイン系炭化水素及び不飽和脂肪族炭化水素)は好ま
しく、このうちn−パラフイン、イソパラフイン等は、
実用上毒性がなく、臭いがなくしかも火災の危険も極め
て少ない点において好適である。上記炭化水素系以外の
有機溶媒としては例えばグリセリン、プロピレングリコ
ール、メタノール、アセトン、ベンゼン、キシレン、ク
ロルセン、イソプロパノール、ソルベントナフサ、ソル
ベン、ベンシコール、クロロホルム、メチルナフタリ
ン、芳香族ナフサ等を例示できる。 上記揮散性物質の溶剤溶液は、通常揮散性物質の濃度
が約1〜20重量%、好ましくは2〜10重量%となるよう
に調製される。 本発明において、成形容器の材質としては、各種プラ
スチック、金属の単独若しくは複数を組合わせたもの等
なんら制限を受けるものではない。代表的には以下のも
のを例示することができる。塩化ビニール、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリオレフィン、ポリエステル、
塩化ビニリデン、ポリカーボネート等のプラスチック、
アルミニウム、銅、ニッケル、スズ、ステンレス等の金
属。 本発明において、揮散性物質の徐方性シール材として
は上記成形容器の対してヒートシール性を有するものが
好ましいが、他の手段でシール可能である限り、別段制
限を受けるものではない。代表的には以下のものを例示
することができる。 ポリエステル、ポリアセタール、ポリシロキサン、ポ
リエチレン、ポリエポキシ、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサイド、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリウレタンヒドロキシメチルセルロース、
セロファン等の1種又は2種以上から造られるフィルム
若しくは不織布(微多孔性フィルムを含む)或いはポリ
ウレタンコーティング布。 <作 用> 本発明収容体は、揮散性物質に対し、上記化合物を配
合することにより、収容体内における減圧状態が著しく
改善されて収容体の変形が防止され、ひいては揮散性物
質が収容体内に残存せずに有効に揮散するようになる。 <実施例> 以下に本発明収容体を実施例、試験例にもとずき詳細
に説明する。 実施例1〜16 徐放性プラスチックフィルム製シール材と成形容器と
を準備し、上記成形容器内に下記第1表に示す前記化合
物を配合した揮散性物質を収容した後、上記プラスチッ
クフィルム製シール材でシールを行ない本発明揮散性物
質収容体を得た。 試験例1 上記実施例で得られた収容体をそれぞれ実験室内の台
(たて1m、よこ2m、高さ1.3m)の上に並べ、1〜2週間
後、上記収容体の変形の有無を目視により判定した。な
お比較のため、第1表に記載の化合物を配合しない以外
は各実施例で得られた収容体を用いた。その結果を下記
第2表に記した。 <発明の効果> 本発明揮散性物質収容体は上記のごとく、収容体内に
おける減圧状態が著しく改善されて収容体の変形が防止
され、ひいては揮散性物質が収容体内に残存せずに有効
に揮散するという優れた効果を発揮する。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.揮散性物質の徐放性シール材によってシールされ、
減圧状態により変形を起こしやすい収容体内に、3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、3−t−ブ
チル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシアニソール、メルカプトベンズイミ
ダゾール、ジラウリル−チオ−ジ−プロピオネート、2
−t−ブチル−4−メトキシフェノール、3−t−ブチ
ル−4−メトキシフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−
4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト、α−トコフェロール、アスコルビン酸、エリソルビ
ン酸、2,2′−メチレン−ビス(6−t−ブチル−4−
メチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビス(6−t
−ブチル−4−エチルフェノール)、4,4′−メチレン
−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4′−ブ
チリデン−ビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、4,4′−チオ−ビス(6−t−ブチル−3−メチ
ルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
t−ブチルフェニル)ブタン、テトラキス〔メチレン
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
メート)〕メタン、オクタデシル−3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、フェニル−β
−ナフチルアミン、N,N−ジフェニル−p−フェニレン
ジアミン、2,2,4−トリメチル−1,3−ジヒドロキノリン
ポリマー、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,3−ジ
ヒドロキノリン、フィチン酸、没食子酸プロピル、クエ
ン酸イソプロピル、ノルジヒドログアヤレチック酸、γ
−オリザノール、ローズマリー、メラノイジン、セージ
抽出物より選択される減圧防止剤の少なくとも一種を揮
散性物質含有液と共に収容したことを特徴とする揮散性
物質収容体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62271234A JP2665910B2 (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | 揮散性物質収容体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62271234A JP2665910B2 (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | 揮散性物質収容体 |
Publications (2)
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-
1987
- 1987-10-28 JP JP62271234A patent/JP2665910B2/ja not_active Expired - Lifetime
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