JP2665105B2 - 紙葉搬送機構 - Google Patents

紙葉搬送機構

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JP2665105B2
JP2665105B2 JP8436092A JP8436092A JP2665105B2 JP 2665105 B2 JP2665105 B2 JP 2665105B2 JP 8436092 A JP8436092 A JP 8436092A JP 8436092 A JP8436092 A JP 8436092A JP 2665105 B2 JP2665105 B2 JP 2665105B2
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俊 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙葉搬送機構に関し、特
に、複写機あるいは印刷装置内などのホッパにセットさ
れている紙葉であるカット紙をれら複写機または印刷装
置内の所定の場所に搬送するために使用する紙葉搬送機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はこの種の従来の紙葉搬送機構を使
用した複写機の一例を示す斜視図である。
【0003】図7において、ホッパ1の左側が図示され
ていない機構部分により上昇し、ホッパ1内に収容され
ている複数枚の紙葉50の内の最上部の紙葉の上面が、
送り出しローラ2に接すると、送り出しローラ2の回転
により紙葉50が1枚づつ左方に搬送され第1の上部搬
送ローラ8Aと第1の下部搬送ローラ9の間にその左端
が達する。
【0004】第1の下部搬送ローラ9は図示されていな
いモータにより駆動され、このローラ9の上部に達した
紙葉を第1の上部ローラ8Aとの間に挟み、第2の上部
搬送ローラ10と第2の下部搬送ローラ11に向って送
り出す。第1の上部搬送ローラ8Aの外周は第1の下部
搬送ローラ9の回転により第1の下部搬送ローラ8Aの
回転とは反対まわりに回転される。
【0005】このようにして第1の下部搬送ローラ9と
第1の上部搬送ローラ8Aから送り出された紙葉50は
第2の上部搬送ローラ10と第2の下部搬送ローラ11
の間に挟まれ第2の下部搬送ローラ11と第2の上部搬
送ローラ10の回転によりドラム12と転写機13との
間に搬送される。
【0006】ドラム12の外周上には図示されていない
部分で所望の図形を複写した潜像が形成されており、ド
ラム12は図示されていないモータにより紙葉を左方に
搬送するように回転駆動されている。また、転写機13
には、たとえば、カーボンの微粉末が内蔵されている。
従って、ドラム12と転写機13の間に紙葉が搬送され
てくると、ドラム12に形成されている潜像部分に従っ
た図形通りに、紙葉50にカーボンの微粉末が付着す
る。
【0007】この紙葉50が加熱され回転駆動されるヒ
ータロール14と圧接ロール15の間に搬送されてくる
と、付着していたカーボンの微粉末が紙葉50の表面に
固着される。
【0008】ヒータロール14か圧接ロール15の一方
は図示されていないモータにより紙葉50を左方に搬送
するように回転している。
【0009】従って、ヒータロール14と圧接ロール1
5の間を通った紙葉50はスタッカ16内に搬送されて
収容されることになる。
【0010】なお、第2の上部搬送ローラ10か第2の
下部搬送ローラ10の内の少なくとも一方は図示されて
いないモータによって紙葉50を左方に搬送するように
回転駆動されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の紙葉搬
送機構は、ホッパ1にセットされている紙葉を送り出し
ローラ2が回転することにより左方へ送り出すとき、第
1の上部搬送ローラ8Aおよび第1の下部搬送ローラ9
の回転軸に対して直交した方向と異る方向に送り出され
た場合には、スタッカ16に向って正しく搬送されない
で、所望の搬送方向と直交する方向へも搬送されるにつ
れて変位するので、途中で正規の搬送路からはみ出し、
途中で機械的に装置の一部にひっかかり、正常な位置に
図形や文書が複写されないという事態を惹起するという
欠点を有している。
【0012】本発明の目的は、送り出しローラによりホ
ッパから紙葉が送り出されたとき、所定の方向とは異な
る方向に搬送され始めると、その搬送方向を修正するこ
とができる紙葉搬送機構を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉搬送機構
は、ホッパにセットされた紙葉を水平方向に送り出す送
り出しローラと、前記送り出しローラにより送り出され
た紙葉を前記送り出された方向の延長上に位置する第2
の搬送ローラまたは他の機構部に搬送するために前記他
の機構部または前記第2の搬送ローラと前記送り出しロ
ーラとの間にその回転軸を前記送り出しローラの回転軸
と平行にして設置され外部の駆動モータにより前記紙葉
を前記送り出しローラの送り出し方向と同一方向に送り
出す第1の下部搬送ローラと、回転軸が前記第1の下部
搬送ローラの回転軸と平行でかつ前記下部搬送ローラの
回転軸の上方に位置し外周面が前記下部搬送ローラの外
周面の上方で接し前記下部搬送ローラの上方を搬送され
る紙葉が搬送されるとき自由回転する第1の上部搬送ロ
ーラと、前記第1の上部搬送ローラの両側端をそれぞれ
回転自在に保持する一対の保持手段と、一端を前記上部
搬送ローラの上部に位置する一対の固定点にそれぞれ固
定し他端を前記一対の保持手段にそれぞれ固定し収縮力
により前記保持手段に対して常時上方に引上げる力を与
える一対のばねと、回転軸が前記上部搬送ローラの回転
軸を含む鉛直面上にあり前記第1の上部搬送ローラの回
転軸の上方に位置するシャフトと、前記シャフトの一端
付近に固定され外周部が前記第1の上部搬送ローラの上
部外周に接し前記シャフトをその回転軸まわりに特定の
回転位置から特定の方向に予め決められた角度範囲に亘
り回動すると前記シャフトの回動と共に前記第1の上部
搬送ローラの前記一方の側端部側を押し下げ前記第1の
上部搬送ローラの外周部を前記第1の下部搬送ローラの
外周にほぼ接した状態とし前記シャフトを前記特定の回
動位置から前記特定の方向とは反対の方向に予め定めら
れた角度範囲に亘り回動させると前記第1の上部搬送ロ
ーラの一方の側端部側を上方に変位させて前記第1の上
部搬送ローラの外周部と前記第1の下部搬送ローラの外
周部との間に予め定められた長さの空隙を生じさせるよ
うな外形を持つ第1のカムと、前記シャフトの他端付近
に固定され外周部が前記第1の上部搬送ローラの他の側
端側の上部に接し前記シャフトが前記特定の回動位置か
ら回動して前記第1のカムが前記第1の上部搬送ローラ
の一方の側端側を下方に変位させるときには前記第1の
上部搬送ローラの他方の側端側を上方に変位させ前記上
部搬送ローラの外周部と前記第1の下部搬送ローラの外
周部との間に予め定められた長さの空隙を生じさせ前記
第1のカムにより前記第1の上部搬送ローラの一方の側
端側の外周部と前記第1の下部搬送ローラの外周部との
間に空隙を生じさせるときには前記第1の上部搬送ロー
ラの他方の側端側の外周部と前記第1の下部搬送ローラ
の外周部とを接せしめるような外形を有する第2のカム
と、前記送り出しローラと前記第1の下部搬送ローラと
の間で前記紙葉の搬送面を挟んで上方あるいは下方の何
れか一方でかつ前記第1のカム側寄りに設けた第1の発
光素子と、前記搬送面に対して前記第1の発光素子と同
一側でかつ前記第2のカム側寄りに設けられかつ前記第
1の発光素子に対してその設置位置が前記送り出しロー
ラの回転軸と平行して設けられた第2の発光素子と、前
記搬送面に対して前記第1の発光素子とは反対側に位置
し前記第1の発光素子に対してほぼ鉛直方向に位置し前
記第1の発光素子からの光を検知し前記第1の発光素子
からの光の強さに比例したレベルの第1の検知信号を出
力する第1のセンサと、前記搬送路に対して前記第1の
センサと同一側に位置しかつ前記第2の発光素子に対し
て鉛直方向に位置し前記第2の発光素子より出力される
光を検知し検知した光の強さに比例したレベルの第2の
検知信号を出力する第2のセンサと、前記第1と第2の
センサの出力を監視し前記第1の検知信号のレベルが予
め決められたレベル以下となりかつ前記第2のセンサの
出力が予め定められたレベル以上である間は前記シャフ
トを前記特定方向とは反対の方向へ前記定められた角度
範囲だけ回転させる第1の駆動出力を出力し前記第2の
センサの出力レベルが前記予め定められたレベル以下と
なりかつ前記第1のセンサの出力レベルが前記予め定め
られたレベル以上である間は前記特定の方向へ前記予め
定められた角度範囲だけ回転させる第2の駆動出力を出
力する駆動制御部と、前記第1と第2の駆動出力により
駆動され前記第1と第2の駆動出力に従って前記シャフ
トを回動させるサーボモータとを備えて構成されてい
る。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は本発明の紙葉搬送機構の一実施例を
示す斜視図である。
【0016】本実施例の紙葉搬送機構は、図1に示すよ
うに、紙葉50を収容しているホッパ1と、ホッパ1の
左側部分が図示されていない機構部により上方に変位し
たときホッパ1にセットされている紙葉50の最上部の
紙面外周が接して回転し左方へ送り出す送り出しローラ
2を備えている。この送り出しローラ2は図示されてい
ない駆動モータなどにより回転駆動される。
【0017】この送り出しローラ2の左方には、第1の
下部搬送ローラ9と第1の上部搬送ローラ8とがそれぞ
れの回転軸を送り出しローラの回転軸と平行にして設け
られている。第1の下部搬送ローラ9は図示されていな
いモータなどにより、このローラの外周部上方に、送り
出しローラ2より送り出されて来る紙葉50を左方へ搬
送するように回転駆動される。
【0018】図2(A)〜(C)は、図1のホッパ1側
より第1の上部搬送ローラ8と第1の下部搬送ローラ9
およびシャフト7を見た部分正面図であり、図3(A)
と図3(B)および、図3(C)は第1のカム7Aの左
側面図であり図3(A)の状態からシャフト7がその回
転軸Gのまわりにほぼ45度D方向に回転した状態を示
したのが図3(B)であり、図3(B)の状態からさら
にD方向にほぼ45度回転した状態を示したのが図3
(C)である。図4(A)と図4(B)および図4
(C)は第2のカム7Bの右側面図であり図4(A)の
状態からF方向にほぼ45度回転した状態を示したのが
図4(B)であり、さらに図4(B)の状態からF方向
にシャフト7が軸Gまわりに回転した状態を示したのが
図4(C)である。
【0019】図1に示されている上部搬送ローラ8はそ
の両端をローラ保持部19により、その回転軸回りに回
転自在に保持されている。これらのローラ保持部19
は、それぞれ、ばね17の下端に固定されている。これ
らのばね17の上端は第1の上部搬送ローラ9の上方の
固定部分に固定されている。また、シャフト7の回転軸
は第1の下部搬送ローラ9の回転軸に対して一定の位置
に固定されている。
【0020】ローラ固定部19には、常時、ばね17の
収縮力により上方へ持ち上げられる力が与えられてい
る。第1の上部搬送ローラ8の上方には回転軸が第1の
下部搬送ローラ9の回転軸と平行でほぼ下部搬送ローラ
9の回転軸の鉛直上方の一定の位置にシャフト7が配置
され、その一端にはサーボモータ6の回転軸が取り付け
られ、サーボモータ6の回動により上述したシャフト7
の回転軸まわりに回動される。
【0021】この、シャフト7の一方の側端付近には第
1のカム7Aが、またシャフト7の他の側端付近には第
2のカム7Bが取りつけられている。これら第1のカム
7Aと第2のカム7Bの外周部がそれぞれ第1の搬送ロ
ーラ8の外周の上部に接し、第1の搬送ローラ8に対し
てこれを下方へ押し下げる力を与えている。
【0022】図3(A)、図3(B)および図3(C)
に示されているように、第1のカム7Aの外周部の下部
の半径はD方向へ移行するにつれて次第にその大きさが
増大するように形状が設定されているので、図3に示し
た状態よりもシャフト7が回転軸GのまわりにD方向に
約45度回転すると回転軸Gから鉛直下方に結んだ直線
上で回転軸Gから第1のカム7Aの外周までの距離は最
少となり、逆に図3(C)に示した状態からシャフト7
がDとは反対方向に約45度回転すると、回転軸Gを通
り鉛直下方に向う直線上の第1のカム7Aの外周部との
距離は最大となる。
【0023】一方、第1のシャフト7Aが図3(A)の
状態にあるとき第2のシャフト7Bが図4(A)の状態
になるようにシャフト7に固定されている。図4(A)
の状態からシャフト7がFの方向へ約45度回転すると
図4(B)に示す状態となり、さらに、45度F方向に
回転すると図4(C)の状態となる。
【0024】図4においてシャフト7がその回転軸Gの
まわりにF方向に回転するときは、図3においてはシャ
フト7はD方向に回転することになるので、第1のカム
7Aが図3(B)の状態にあるときには、第2のカム7
Bは図4(B)の状態となり、第1のカム7Aが図3
(C)の状態にあるときには、第2のカム7Bは図4
(C)の状態になる。
【0025】従って、第1のカム7Aと第2のカム7B
の外形を適切に設定することにより、第1のカム7Aが
シャフト7に対して図3(A)に示された状態にあると
き、第1のカム7Aと第2のカム7Bの外周部の鉛直下
方の部分で第1の上部搬送ローラ8の外周の上部を下方
へ押しつけ図2(A)に示すように、第1の上部搬送ロ
ーラ8の外周の下部と第1の下部搬送ローラ9の外周の
上部とをほぼ接するようにシャフト7の回転軸を位置さ
せておき、サーボモータ6によりシャフト7を回動させ
て、第1のカム7Aを図3(C)の状態にさせれば、図
2(C)に示されているように、第1の上部搬送ローラ
8の左側の外周が上方にばね17によって引上げられ、
第1の下部搬送ローラ9の外周との間に空隙を生じさせ
ることができる。図2(B)に示す状態は第1のカム7
Aが図3(B)の状態にあるときに相当する。
【0026】第1の下部搬送ローラ9と送り出しローラ
2の間で紙葉50の搬送面より下方には第1の発光素子
30と第2の発光素子40とが固定されている。これら
第1と第2の発光素子30と50はその光線の送出方向
を鉛直上方に向け、第1と第2の発光素子30と40と
を結ぶ直線は送り出しローラ2の回転軸と平行になるよ
うに、また、第1の発光素子30は第1のカム7Aと第
2のカム7Bとの中間点より第1のカム7A寄りに、ま
た第2の発光素子40は第2のカム7B寄りに固定さ
れ、紙葉50の搬送面より上方にはそれぞれ第1のセン
サ3と第2のセンサ4がそれぞれその検出部を鉛直下方
にして固定されている。
【0027】第1のセンサ3と第2のセンサ4はそれぞ
れ第1の発光素子30と第2の発光素子40から送出さ
れる光を受光すると、その光の強さに比例したレベルの
電気信号に変換した第1の検出信号と第2の検出信号と
を出力する。
【0028】駆動制御部5は第1の検出信号と第2の検
出信号を受信し、第1の検出信号のレベルが予め決めら
れた基準レベルより小となり、かつ、第2の検出信号の
レベルが前述の基準レベルより大であるとき、サーボモ
ータ6に対して第1のカム7Aを図3(A)で示されて
いるD方向へ、たとえば、90度図3(A)の状態より
回転させる第1の駆動出力を出力し、また、第1の検出
信号のレベルが前述した基準値より大で、かつ、第2の
検出信号のレベルが基準レベルより小であるとき第1の
カム7Aを図3(A)の状態からDとは逆方向に、たと
えば、90度回転させる第2の駆動出力をサーボモータ
6に出力する。
【0029】図5は図1に示されたホッパ1の上方から
見た紙葉50の搬送状態の一例を示す説明図であって、
正規の搬送方向はEであるのに対して右方向に紙葉50
が送り出しローラ2によって送り出された状態を示す説
明図であり、図6(A)は第1のセンサ3より出力され
る第1の検出信号のレベルが予め駆動制御回路5の持つ
基準レベルより高いレベルから、基準レベルより低いレ
ベルへと変化し、第2の検出信号のレベルが前述した基
準レベルより高いレベルより低いレベルへと第1の検出
信号より時刻的に後で変化したときのサーボモータ6の
回動角の変化の関係を説明するタイミングチャートであ
り、図6(B)は第1のセンサ3より出力される第1の
検出信号のレベルが前述した基準レベルより大であると
き、第2のセンサ4より出力される第2の検出信号のレ
ベルが基準レベルより小となり、その後に第1の検出信
号のレベルが基準レベルより小となった場合の第1と第
2の検出信号およびサーボモータ6の回動角の関係を説
明するタイミングチャートである。
【0030】今、送り出しローラ2により送り出された
紙葉50が図5に示されているように、正規の搬送方向
Eより右方に送り出されたとすると、紙葉50の先端に
よりまず、第1の発光素子30から第1のセンサ3に向
う光が紙葉50により遮られ、図6(A)に示す時刻T
1で第1の検出信号のレベルが規準レベルより小となる
が、この時刻には、まだ、第2の発光素子4から出力さ
れる光は紙葉50により遮られていないので、第2の検
出信号のレベルは規準レベルより大である。その後、時
刻T2において、紙葉50により第2の発光素子40か
らの光が遮られるので第2の検出信号のレベルも規準レ
ベルより小となる。
【0031】駆動制御部5は時刻T1からT2の間に亘
って第1の駆動出力をサーボモータ6に加えてシャフト
7を介して第1のカム7Aを図3(A)に示した状態か
ら90度D方向に回動させて図3(C)の状態とする、
このD方向を、たとえば、+方向とする。
【0032】このような状態では、図2(A)に示され
ているように第1の上部搬送ローラ8の右側の外周と第
1の下部搬送ローラ9の外周との間に空隙を生じるの
で、紙葉50は第1の上部搬送ローラ8と第1の下部搬
送ローラ9により、その搬送方向を搬送方向Eの方向に
修正されて送り出される。
【0033】時刻T2以降は、駆動制御部5からの出力
が0となり、サーボーモータ6はその回動角を0度に制
御され、図3(A)に示されている状態にシャフト7の
回動角を戻す。
【0034】また、送り出しローラ2によって紙葉50
が図5に示されている搬送方向Eに対して左方に送り出
されたときには、第1の検出信号の出力レベルと第2の
検出信号の出力レベルとはそれぞれ図6(B)に示され
ているように、それぞれ時刻T4とT3において規準レ
ベルより小となるので、駆動制御部5から第2の制御出
力がサーボモータ6に加えられ、図3(A)に示されて
いるD方向とは逆方向にサーボーモータ6がシャフト7
を90度だけ回動させるので、第1の上部搬送ローラ8
の外周の内、図3(C)とは反対側、すなわち右側の外
周部と第1の下部搬送ローラ9の外周部との間に空隙を
生じさせ、左方に送り出された紙葉50を第1の上部搬
送ローラ8と第1の下部搬送ローラ9により右方に向き
を変化させ、図5に示されている搬送方向Eとなるよう
に紙葉50の搬送方向を修正する。
【0035】なお、図1に示されている、第2の上部搬
送ローラ10、第2の下部搬送ローラ11、ドラム1
2、転写機13、ヒータロール14、圧接ロール15お
よびスタッカ16はすでに図7で説明したと同一の物で
あるので説明を省略する。
【0036】以上の説明から明らかなように、ホッパ1
と、送り出しローラ2と、第1の上部搬送ローラ8と、
第1の下部搬送ローラ9と、シャフト7と、第1の発光
素子30と、第2の発光素子40と、第1のセンサ3
と、第2のセンサ4と、第1のカム7Aと、第2のカム
7Bと、ローラ保持部19と、ばね17と、駆動制御部
5と、第2の上部搬送ローラ10および第2の下部搬送
ローラ11とを複写機などの紙葉を搬送する機構部に設
けることにより、送り出しローラ2により紙葉が所望の
搬送方向とは異った方向に送り出されたときでも、その
搬送方向を修正することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙葉搬送
機構は、従来のこの種の搬送機構に、送り出しローラに
よって送り出された紙葉の方向が所望の搬送方向と異っ
たとき、第1のセンサと第2のセンサによりその方向の
ずれを検出し、駆動制御部5によりサーボモータ6を回
動させ、シャフト7を介して第1のカム7Aと第2のカ
ム7Bとを回動させて、第1の上部搬送ローラ8と第1
の下部搬送ローラ9の一部に空隙を生じさせて、紙葉の
搬送方向を所望の方向に修正できるので、紙葉が所望の
方向と異る方向に搬送され、搬送機構部内で紙づまりを
生じたり、正しく紙葉面に複写あるいは印字が行われな
いという状態が生じることを防止することができるとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉搬送機構の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1のホッパ側から左方を見た部分正面図であ
る。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】図1のホッパの上方からみた紙葉50の送り出
し方向を示す説明図である。
【図6】第1と第2の検出信号とサーボモータの回動角
との関係を示すタイミングチャトである。
【図7】従来のこの種の紙葉搬送機構の一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 送り出しローラ 3 第1のセンサ 4 第2のセンサ 5 駆動制御部 6 サーボモータ 7 シャフト 8 第1の上部搬送ローラ 9 第1の下部搬送ローラ 10 第2の上部搬送ローラ 11 第2の下部搬送ローラ 7A 第1のカム 7B 第2のカム 17 ばね 19 ローラ保持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパにセットされた紙葉を水平方向に
    送り出す送り出しローラと、前記送り出しローラにより
    送り出された紙葉を前記送り出された方向の延長上に位
    置する第2の搬送ローラまたは他の機構部に搬送するた
    めに前記他の機構部または前記第2の搬送ローラと前記
    送り出しローラとの間にその回転軸を前記送り出しロー
    ラの回転軸と平行にして設置され外部の駆動モータによ
    り前記紙葉を前記送り出しローラの送り出し方向と同一
    方向に送り出す第1の下部搬送ローラと、回転軸が前記
    第1の下部搬送ローラの回転軸と平行でかつ前記下部搬
    送ローラの回転軸の上方に位置し外周面が前記下部搬送
    ローラの外周面の上方で接し前記下部搬送ローラの上方
    を搬送される紙葉が搬送されるとき自由回転する第1の
    上部搬送ローラと、前記第1の上部搬送ローラの両側端
    をそれぞれ回転自在に保持する一対の保持手段と、一端
    を前記上部搬送ローラの上部に位置する一対の固定点に
    それぞれ固定し他端を前記一対の保持手段にそれぞれ固
    定し収縮力により前記保持手段に対して常時上方に引上
    げる力を与える一対のばねと、回転軸が前記上部搬送ロ
    ーラの回転軸を含む鉛直面上にあり前記第1の上部搬送
    ローラの回転軸の上方に位置するシャフトと、前記シャ
    フトの一端付近に固定され外周部が前記第1の上部搬送
    ローラの上部外周に接し前記シャフトをその回転軸まわ
    りに特定の回動位置から特定の方向に予め決められた角
    度範囲に亘り回動すると前記シャフトの回転と共に前記
    第1の上部搬送ローラの前記一方の側端部側を押し下げ
    前記第1の上部搬送ローラの外周部を前記第1の下部搬
    送ローラの外周にほぼ接した状態とし前記シャフトを前
    記特定の回動位置から前記特定の方向とは反対の方向に
    予め定められた角度範囲に亘り回動させると前記第1の
    上部搬送ローラの一方の側端部側を上方に変位させて前
    記第1の上部搬送ローラの外周部と前記第1の下部搬送
    ローラの外周部との間に予め定められた長さの空隙を生
    じさせるような外形を持つ第1のカムと、前記シャフト
    の他端付近に固定され外周部が前記第1の上部搬送ロー
    ラの他の側端側の上部に接し前記シャフトが前記特定の
    回動位置から回動して前記第1のカムが前記第1の上部
    搬送ローラの一方の側端側を下方に変位させるときには
    前記第1の上部搬送ローラの他方の側端側を上方に変位
    させ前記上部搬送ローラの外周部と前記第1の下部搬送
    ローラの外周部との間に予め定められた長さの空隙を生
    じさせ前記第1のカムにより前記第1の上部搬送ローラ
    の一方の側端側の外周部と前記第1の下部搬送ローラの
    外周部との間に空隙を生じさせるときには前記第1の上
    部搬送ローラの他方の側端側の外周部と前記第1の下部
    搬送ローラの外周部とを接せしめるような外形を有する
    第2のカムと、前記送り出しローラと前記第1の下部搬
    送ローラとの間で前記紙葉の搬送面を挟んで上方あるい
    は下方の何れか一方でかつ前記第1のカム側寄りに設け
    た第1の発光素子と、前記搬送面に対して前記第1の発
    光素子と同一側でかつ前記第2のカム側寄りに設けられ
    かつ前記第1の発光素子に対してその設置位置が前記送
    り出しローラの回転軸と平行して設けられた第2の発光
    素子と、前記搬送面に対して前記第1の発光素子とは反
    対側に位置し前記第1の発光素子に対してほぼ鉛直方向
    に位置し前記第1の発光素子からの光を検知し前記第1
    の発光素子からの光の強さに比例したレベルの第1の検
    知信号を出力する第1のセンサと、前記搬送路に対して
    前記第1のセンサと同一側に位置しかつ前記第2の発光
    素子に対して鉛直方向に位置し前記第2の発光素子より
    出力される光を検知し検知した光の強さに比例したレベ
    ルの第2の検知信号を出力する第2のセンサと、前記第
    1と第2のセンサの出力を監視し前記第1の検知信号の
    レベルが予め決められたレベル以下となりかつ前記第2
    のセンサの出力が予め定められたレベル以上である間は
    前記シャフトを前記特定方向とは反対の方向へ前記定め
    られた角度範囲だけ回転させる第1の駆動出力を出力し
    前記第2のセンサの出力レベルが前記予め定められたレ
    ベル以下となりかつ前記第1のセンサの出力レベルが前
    記予め定められたレベル以上である間は前記特定の方向
    へ前記予め定められた角度範囲だけ回転させる第2の駆
    動出力を出力する駆動制御部と、前記第1と第2の駆動
    出力により駆動され前記第1と第2の駆動出力に従って
    前記シャフトを回転させるサーボモータとを備えること
    を特徴とする紙葉搬送機構。
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