JP2663076B2 - うちわの製造方法 - Google Patents
うちわの製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、うちわの製造方法、特
に、竹製の骨の表裏に重ね合せた被覆紙を弾性板間に挟
圧して貼着する形式のうちわの製造方法に関するもので
ある。
に、竹製の骨の表裏に重ね合せた被覆紙を弾性板間に挟
圧して貼着する形式のうちわの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及びその問題点】うちわの扇ぎ部(20)を構成
する複数の支杆(11)は、その表裏から被覆紙(2) を重ね
合せて挟圧させることによりこれらを溶着又は接着する
が、このとき、これら骨の先端はばらばらなため、生産
工程中において損傷し易く、又、支杆上に被覆紙を貼着
させる仕上がり状態において支杆相互間のピッチを一定
にさせにくい。
する複数の支杆(11)は、その表裏から被覆紙(2) を重ね
合せて挟圧させることによりこれらを溶着又は接着する
が、このとき、これら骨の先端はばらばらなため、生産
工程中において損傷し易く、又、支杆上に被覆紙を貼着
させる仕上がり状態において支杆相互間のピッチを一定
にさせにくい。
【0003】そこで、従来のものでは、合成樹脂製の骨
の場合、その先端部相互を連結させて、支杆の先端相互
間の間隔を一定に保持させたり(特公昭58-48164号公報
参照)、又、竹製の支杆では合成樹脂製のもののように
その先端部相互を連結できないため、被覆紙を貼着させ
る前の支杆に予め薄紙を貼着させることにより生産工程
中における支杆を保護するとともに相互間の間隔を一定
に維持する方法を特願昭62-81901号において提案した。
の場合、その先端部相互を連結させて、支杆の先端相互
間の間隔を一定に保持させたり(特公昭58-48164号公報
参照)、又、竹製の支杆では合成樹脂製のもののように
その先端部相互を連結できないため、被覆紙を貼着させ
る前の支杆に予め薄紙を貼着させることにより生産工程
中における支杆を保護するとともに相互間の間隔を一定
に維持する方法を特願昭62-81901号において提案した。
【0004】上記方法において、竹製の支杆においても
支杆相互がばらばらになる問題は解消されたが、支杆上
に薄紙を貼着させるには、手貼り作業によって、該薄紙
を一枚ずつ糊付けする。他方、薄紙の上から被覆紙(2)
を貼着させるには、例えば、溶着方式では、加熱状態に
ある下型と上型とで、溶着層を具備させた被覆紙(2)を
被覆させたうちわの扇ぎ部(20)の所定域を表裏から挟圧
状態に圧接させる、所謂、機械貼りである。さらに、該
被覆紙(2) の周縁部を所定形状に切断した後、該被覆紙
(2) の周縁部に帯紙(51)を縁巻してその両端を被覆する
ために、図6に示すように、被覆片(5) をうちわの表裏
から貼着させるが、この貼着作業は、再び手貼りであ
る。
支杆相互がばらばらになる問題は解消されたが、支杆上
に薄紙を貼着させるには、手貼り作業によって、該薄紙
を一枚ずつ糊付けする。他方、薄紙の上から被覆紙(2)
を貼着させるには、例えば、溶着方式では、加熱状態に
ある下型と上型とで、溶着層を具備させた被覆紙(2)を
被覆させたうちわの扇ぎ部(20)の所定域を表裏から挟圧
状態に圧接させる、所謂、機械貼りである。さらに、該
被覆紙(2) の周縁部を所定形状に切断した後、該被覆紙
(2) の周縁部に帯紙(51)を縁巻してその両端を被覆する
ために、図6に示すように、被覆片(5) をうちわの表裏
から貼着させるが、この貼着作業は、再び手貼りであ
る。
【0005】このように、従来のこの種うちわの製造方
法は、手貼り作業を連続して行なえないため、製造工程
中における作業性が悪い。特に竹製のうちわでは、被覆
紙(2) の円弧状下端縁(21)の両端に、前記被覆片(5) が
外観上求められることが多く、うちわの縁巻作業をしな
い場合でも被覆片貼着作業だけは手で行なわなければな
らない。
法は、手貼り作業を連続して行なえないため、製造工程
中における作業性が悪い。特に竹製のうちわでは、被覆
紙(2) の円弧状下端縁(21)の両端に、前記被覆片(5) が
外観上求められることが多く、うちわの縁巻作業をしな
い場合でも被覆片貼着作業だけは手で行なわなければな
らない。
【0006】この場合、被覆片(5) は外観的に存在すれ
ば良いだけであるから、この被覆片の手貼り作業を省略
するには、被覆紙(2) の下端縁の両端に被覆片を予め印
刷しておくことが考えられる。しかしながら、これで
は、被覆紙(2) の図柄を変更するたびにその下端縁の両
端でしかも両面に、被覆片(5) の形状を印刷しなければ
ならず、面倒である上に印刷費用が別途必要となりコス
トが上昇するという問題がある。
ば良いだけであるから、この被覆片の手貼り作業を省略
するには、被覆紙(2) の下端縁の両端に被覆片を予め印
刷しておくことが考えられる。しかしながら、これで
は、被覆紙(2) の図柄を変更するたびにその下端縁の両
端でしかも両面に、被覆片(5) の形状を印刷しなければ
ならず、面倒である上に印刷費用が別途必要となりコス
トが上昇するという問題がある。
【0007】
【技術的課題】本発明は、このような『うちわの扇ぎ部
(20)を構成する支杆(11)群の所定域に被覆紙(2) が被覆
貼着し且該被覆紙(2) の下端縁(21)の両端部の表裏両面
に被覆片(5) が設けられているうちわの製造方法』にお
いて、うちわの生産工程における作業性を向上させると
ともに生産コストを抑えるようにすることをその課題と
する。
(20)を構成する支杆(11)群の所定域に被覆紙(2) が被覆
貼着し且該被覆紙(2) の下端縁(21)の両端部の表裏両面
に被覆片(5) が設けられているうちわの製造方法』にお
いて、うちわの生産工程における作業性を向上させると
ともに生産コストを抑えるようにすることをその課題と
する。
【0008】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『被覆片(5) の貼着域に対応する被覆紙(2)
の下端縁(21)の両端部に、該被覆片(5) の二つ折り形状
に略一致する切欠(50)を形成し、うちわの扇ぎ部(20)に
おける支杆(11)群の被覆紙溶着域内に薄紙(3) を貼着さ
せるとともに、該薄紙(3) の貼着後に、その下端縁の両
端部を挟み込むように二つ折り状態とした被覆片(5) を
表裏から貼着させ、その後、前記被覆紙(2) を扇ぎ部(2
0)の所定域に被覆させて貼着させるようにした』ことで
ある。
的手段は、『被覆片(5) の貼着域に対応する被覆紙(2)
の下端縁(21)の両端部に、該被覆片(5) の二つ折り形状
に略一致する切欠(50)を形成し、うちわの扇ぎ部(20)に
おける支杆(11)群の被覆紙溶着域内に薄紙(3) を貼着さ
せるとともに、該薄紙(3) の貼着後に、その下端縁の両
端部を挟み込むように二つ折り状態とした被覆片(5) を
表裏から貼着させ、その後、前記被覆紙(2) を扇ぎ部(2
0)の所定域に被覆させて貼着させるようにした』ことで
ある。
【0009】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。うちわ
の扇ぎ部(20)を構成する支杆(11)の被覆紙貼着域内に、
手貼りにより薄紙(3) を貼着させた後、続いて該薄紙
(3) の下端縁の両端部に、二つ折り状態とした被覆片
(5) を表裏から挟み込むようにして手貼りにより貼着さ
せる。これで、手貼り作業は終了する。
の扇ぎ部(20)を構成する支杆(11)の被覆紙貼着域内に、
手貼りにより薄紙(3) を貼着させた後、続いて該薄紙
(3) の下端縁の両端部に、二つ折り状態とした被覆片
(5) を表裏から挟み込むようにして手貼りにより貼着さ
せる。これで、手貼り作業は終了する。
【0010】次に、機械貼りにより、被覆紙(2) を扇ぎ
部(20)の所定域に貼着させる。この被覆紙(2) の下端縁
(21)の被覆片(5) の貼着域に対応する両端部には予め、
被覆片(5) の形状に略一致する切欠(50)が形成されてい
るから、該切欠(50)から前の手貼り工程によって貼着さ
せた被覆片(5) が露出することとなる。
部(20)の所定域に貼着させる。この被覆紙(2) の下端縁
(21)の被覆片(5) の貼着域に対応する両端部には予め、
被覆片(5) の形状に略一致する切欠(50)が形成されてい
るから、該切欠(50)から前の手貼り工程によって貼着さ
せた被覆片(5) が露出することとなる。
【0011】
【効果】手貼り作業がすべて終了した後に、被覆紙(2)
の機械貼り工程へ以降させることができるから、うちわ
の製造工程において能率良く、生産性が向上する。被覆
紙(2) の両側下端部に切欠(50)を形成するだけで被覆片
(5) が外観状現れるうちわを製造することができるの
で、被覆紙(2) の図柄に変更があっても問題なく、生産
コストも上昇することはない。
の機械貼り工程へ以降させることができるから、うちわ
の製造工程において能率良く、生産性が向上する。被覆
紙(2) の両側下端部に切欠(50)を形成するだけで被覆片
(5) が外観状現れるうちわを製造することができるの
で、被覆紙(2) の図柄に変更があっても問題なく、生産
コストも上昇することはない。
【0012】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。本考案の実施例のうちわは、図1に示すよ
うな、竹製の柄(13)及びそれに連続する多数の支杆(11)
からなるうちわに実施したものであり、うちわの扇ぎ部
(20)の所定域の両面から被覆させる被覆紙(2) は、内面
に熱可塑性の合成樹脂層(溶着層)を具備する所謂ラミ
ネート紙を採用する。又、薄紙(3) としては、半透明に
透けて見える程度の薄い紙又は樹脂フィルムを採用す
る。
て詳述する。本考案の実施例のうちわは、図1に示すよ
うな、竹製の柄(13)及びそれに連続する多数の支杆(11)
からなるうちわに実施したものであり、うちわの扇ぎ部
(20)の所定域の両面から被覆させる被覆紙(2) は、内面
に熱可塑性の合成樹脂層(溶着層)を具備する所謂ラミ
ネート紙を採用する。又、薄紙(3) としては、半透明に
透けて見える程度の薄い紙又は樹脂フィルムを採用す
る。
【0013】この実施例のうちわを製造するには、ま
ず、従来のものと同様に、柄(13)の幅に裁断した竹の上
方域を多数の支杆(11)が形成されるように割き、該支杆
(11)の基端部となる柄(13)の上端部近傍に、竹ひごを左
右に貫通させるとともに上方に略U字状に湾曲させて基
板(14)とする。この略U字状の基板(14)内に、前記支杆
(11)を、相互間の間隔がほぼ一定となるように広げ、こ
の間隔が保持されるように、該基板(14)の両端部に繋が
れている糸(15)によって、前記支杆(11)群の所定位置を
円弧状に連結する。(図1参照) これにより、各支杆(11)は一応一定間隔に維持されるよ
うに仮止めされることとなり、この状態で、図1の二点
鎖線に示すように、前記支杆(11)における該糸(15)の上
方域に薄紙(3) を表裏から糊付けする。この薄紙(3) の
下端縁(31)は、同図に示すように、前記糸(15)の配設域
に沿って円弧状に設定されており、他の周縁部は、支杆
(11)の張設域に略一致させておく。
ず、従来のものと同様に、柄(13)の幅に裁断した竹の上
方域を多数の支杆(11)が形成されるように割き、該支杆
(11)の基端部となる柄(13)の上端部近傍に、竹ひごを左
右に貫通させるとともに上方に略U字状に湾曲させて基
板(14)とする。この略U字状の基板(14)内に、前記支杆
(11)を、相互間の間隔がほぼ一定となるように広げ、こ
の間隔が保持されるように、該基板(14)の両端部に繋が
れている糸(15)によって、前記支杆(11)群の所定位置を
円弧状に連結する。(図1参照) これにより、各支杆(11)は一応一定間隔に維持されるよ
うに仮止めされることとなり、この状態で、図1の二点
鎖線に示すように、前記支杆(11)における該糸(15)の上
方域に薄紙(3) を表裏から糊付けする。この薄紙(3) の
下端縁(31)は、同図に示すように、前記糸(15)の配設域
に沿って円弧状に設定されており、他の周縁部は、支杆
(11)の張設域に略一致させておく。
【0014】そして、別途用意した略半円状の被覆片
(5) を二つ折り状態にし、該薄紙(3)の円弧状下端縁(3
1)の両端部を挟み込むようにして貼着させる。これによ
り、同図に示すように、略三角形状の被覆片(5) がうち
わの表裏に現れることとなる。ここまでが手貼り作業と
なる。
(5) を二つ折り状態にし、該薄紙(3)の円弧状下端縁(3
1)の両端部を挟み込むようにして貼着させる。これによ
り、同図に示すように、略三角形状の被覆片(5) がうち
わの表裏に現れることとなる。ここまでが手貼り作業と
なる。
【0015】次に、薄紙(3) の貼着域に被覆紙(2) を機
械貼りによって溶着させる。この被覆紙(2) は、前記下
端縁(31)に略一致する円弧状の下端部(21)を具備する2
枚のラミネート紙を、図柄輪郭線(23)内に所定の図柄が
印刷されている面を外側に、熱可塑性樹脂層が形成され
ている面を内側にして重ね合せ、その両側域で溶着させ
て全体として扁平な筒状となっているもので、図2に示
すように、この扁平筒状体の下辺で前記被覆片(5) の配
設位置に対応する下端縁(21)の両端に、二つ折り状態の
被覆片(5) の大きさよりもやや小さめに打抜いて略三角
形状の切欠(50)を形成する。
械貼りによって溶着させる。この被覆紙(2) は、前記下
端縁(31)に略一致する円弧状の下端部(21)を具備する2
枚のラミネート紙を、図柄輪郭線(23)内に所定の図柄が
印刷されている面を外側に、熱可塑性樹脂層が形成され
ている面を内側にして重ね合せ、その両側域で溶着させ
て全体として扁平な筒状となっているもので、図2に示
すように、この扁平筒状体の下辺で前記被覆片(5) の配
設位置に対応する下端縁(21)の両端に、二つ折り状態の
被覆片(5) の大きさよりもやや小さめに打抜いて略三角
形状の切欠(50)を形成する。
【0016】尚、扁平筒状体の両側の溶着部(22)(22)間
の間隔は支杆(11)群の両側辺間のそれに略一致させてい
る。この被覆紙(2) の上端開放部から、前記うちわの柄
(13)を挿入させるとともに、被覆紙(2) の下端縁(21)が
薄紙(3) の下端縁(31)をわずかに被覆するような位置に
セットする。このとき、溶着部(22)(22)間の間隔が支杆
(11)群の両側辺のそれに略一致しているから、このセッ
ト状態に仮止めされる。これにより、被覆紙(2) の前記
切欠(50)から、薄紙(3) の上から貼着させた被覆片(5)
が露出することとなるとともに、薄紙(3) に被覆紙(2)
の内面の熱可塑性合成樹脂層が対接することとなる。
の間隔は支杆(11)群の両側辺間のそれに略一致させてい
る。この被覆紙(2) の上端開放部から、前記うちわの柄
(13)を挿入させるとともに、被覆紙(2) の下端縁(21)が
薄紙(3) の下端縁(31)をわずかに被覆するような位置に
セットする。このとき、溶着部(22)(22)間の間隔が支杆
(11)群の両側辺のそれに略一致しているから、このセッ
ト状態に仮止めされる。これにより、被覆紙(2) の前記
切欠(50)から、薄紙(3) の上から貼着させた被覆片(5)
が露出することとなるとともに、薄紙(3) に被覆紙(2)
の内面の熱可塑性合成樹脂層が対接することとなる。
【0017】そして、扇ぎ部(20)の所定域に被覆紙(2)
を被覆させた状態のうちわを、従来の被覆紙(2) の溶着
方法の場合と同様に、図3のように、加熱状態にある下
型(41)に載置し、該下型(41)の上方からこれに対向する
上型(42)を押し下げる。前記下型(41)及び上型(42)の対
向面には、シリコンゴム製のクッション材(40)(40)が配
設されているから、図4に示すように、被覆紙(2) が前
記薄紙(3) 及び支杆(11)をその表裏から挟圧した状態に
圧接することとなる。
を被覆させた状態のうちわを、従来の被覆紙(2) の溶着
方法の場合と同様に、図3のように、加熱状態にある下
型(41)に載置し、該下型(41)の上方からこれに対向する
上型(42)を押し下げる。前記下型(41)及び上型(42)の対
向面には、シリコンゴム製のクッション材(40)(40)が配
設されているから、図4に示すように、被覆紙(2) が前
記薄紙(3) 及び支杆(11)をその表裏から挟圧した状態に
圧接することとなる。
【0018】このとき、同図のように、前記クッション
材(40)(40)の作用により、各被覆紙(2) が扇ぎ部(20)の
断面形状に倣ったものとなるとともに被覆紙(2) の内面
の熱可塑性合成樹脂層が下型(41)及び上型(42)からの伝
動熱を有するクッション材(40)(40)によって溶着され、
被覆紙(2) がうちわの扇ぎ部(20)の所定域に溶着される
こととなる。
材(40)(40)の作用により、各被覆紙(2) が扇ぎ部(20)の
断面形状に倣ったものとなるとともに被覆紙(2) の内面
の熱可塑性合成樹脂層が下型(41)及び上型(42)からの伝
動熱を有するクッション材(40)(40)によって溶着され、
被覆紙(2) がうちわの扇ぎ部(20)の所定域に溶着される
こととなる。
【0019】その後、被覆紙(2) の下端縁(21)を除く周
縁部を、図5の二点鎖線に示すように、前記基板(14)の
先端部から延長する態様の打ち抜き線(C) に沿って打ち
抜くと、被覆紙(2) の両側下端部の切欠(50)から、被覆
片(5) が外観上現れるうちわが完成する。この時、被覆
片の貼着度合によっては、該被覆片(5) の端縁部も同時
に裁断されることもあるので、これを避けるには、二つ
折り状態にある被覆片(5) の折り曲げ部分が該基板(14)
の先端部に達する程深く被覆片(5) を挟み込めばよい。
縁部を、図5の二点鎖線に示すように、前記基板(14)の
先端部から延長する態様の打ち抜き線(C) に沿って打ち
抜くと、被覆紙(2) の両側下端部の切欠(50)から、被覆
片(5) が外観上現れるうちわが完成する。この時、被覆
片の貼着度合によっては、該被覆片(5) の端縁部も同時
に裁断されることもあるので、これを避けるには、二つ
折り状態にある被覆片(5) の折り曲げ部分が該基板(14)
の先端部に達する程深く被覆片(5) を挟み込めばよい。
【0020】尚、この実施例のうちわの骨は竹製とした
が、合成樹脂製のものでも同様に製造できることはいう
までもない。又、被覆紙(2) を裏面に接着剤層を具備す
る形式とし、加圧貼着式の機械貼りによって被覆紙(2)
(2) を骨の表裏に貼着する方法としても良い。
が、合成樹脂製のものでも同様に製造できることはいう
までもない。又、被覆紙(2) を裏面に接着剤層を具備す
る形式とし、加圧貼着式の機械貼りによって被覆紙(2)
(2) を骨の表裏に貼着する方法としても良い。
【図1】本考案実施例のうちわの製造過程の説明図。
【図2】被覆紙(2) の説明図。
【図3】被覆紙(2) を熱溶着する前の説明図。
【図4】被覆紙(2) を熱溶着する工程の説明図。
【図5】被覆紙(2) を被覆させた状態のうちわの説明
図。
図。
【図6】従来のうちわの外観図。
(11)・・・支杆 (2) ・・・被覆紙 (20)・・・扇ぎ部 (21)・・・下端縁 (3) ・・・薄紙 (5) ・・・被覆片 (50)・・・切欠
Claims (1)
- 【請求項1】 うちわの扇ぎ部(20)を構成する支杆(11)
群の所定域に被覆紙(2) が被覆貼着し且該被覆紙(2) の
下端縁(21)の両端部の表裏両面に被覆片(5)が設けられ
ているうちわの製造方法において、被覆片(5) の貼着域
に対応する被覆紙(2) の下端縁(21)の両端部に、該被覆
片(5) の二つ折り形状に略一致する切欠(50)を形成し、
うちわの扇ぎ部(20)における支杆(11)群の被覆紙溶着域
内に薄紙(3) を貼着させるとともに、該薄紙(3) の貼着
後に、その下端縁の両端部を挟み込むように二つ折り状
態とした被覆片(5) を表裏から貼着させ、その後、前記
被覆紙(2) を扇ぎ部(20)の所定域に被覆させて貼着させ
るようにしたうちわの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6592892A JP2663076B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | うちわの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6592892A JP2663076B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | うちわの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269013A JPH05269013A (ja) | 1993-10-19 |
JP2663076B2 true JP2663076B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=13301118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6592892A Expired - Fee Related JP2663076B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | うちわの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2663076B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP6592892A patent/JP2663076B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05269013A (ja) | 1993-10-19 |
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