JPH0720742B2 - 表面に凹凸を施した無線とじテープ - Google Patents
表面に凹凸を施した無線とじテープInfo
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- JPH0720742B2 JPH0720742B2 JP63251718A JP25171888A JPH0720742B2 JP H0720742 B2 JPH0720742 B2 JP H0720742B2 JP 63251718 A JP63251718 A JP 63251718A JP 25171888 A JP25171888 A JP 25171888A JP H0720742 B2 JPH0720742 B2 JP H0720742B2
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- Adhesive Tapes (AREA)
Description
るのに使用する無線とじテープ、より詳細には無線とじ
工程において接着剤の分布をよくすると同時に、接合す
る本または小冊子の背にかかる圧力荷重を小さくするよ
うに改良した無線とじテープに関するものである。
くあるが、それぞれの方法は利点と欠点を有している。
これらの方法は、基本的には、針金とじ(stapling)、
糸とじ(stiting)、無線とじ(adhesive binding)に
大別される。無線とじの場合、評判の良い、使いやす
い、比較的安価な方法の1っは、感熱接着剤を塗布した
無線とじテープを使用するものである。この製本方式で
は、テープを適当な長さに切断した後、加熱して接着剤
を軟化すなわち溶融させ、製本するシート集合体に圧力
接触させた状態で、接着剤がシートに接着する十分な時
間をおいてから圧力と熱を除き、接着剤を冷却凝固させ
た後、でき上がった本または小冊子を取り出す。
なわち溶融した接着剤を、テープが張り付けられる本の
縁すなわち背を形成するシートの縁のほかに、背に近い
シート内とシート同士間にも広げることができるかであ
る。もし接着剤をシート内及びシート同士間に十分に分
布させることができれば、非常に優れた、より強力な、
より長持ちする結合が得られるので、本の使用中や取扱
い中にシートが緩んだり、脱落したりする可能性が大幅
に減少する。
が払われてきた。例えば、米国特許第2,294,347号は、
紙支持体の上に水分活性化接着剤のストリップを塗布し
た封かんテープを開示している。また米国特許第2,523,
860号では、接着剤を一定のパターンに塗布する表面形
状を有するホィールを用いて、製本する本の背に接着剤
を直かに塗布する方法を開示している。また米国特許第
3,113,899号と同第3,258,385号は、シール要素の表面
に、シールを容易にするための隆起、ピラミッド、又は
他の形を付けたシール用熱可塑性フィルムの配列を開示
している。同様に、米国特許第3,859,159号は、山形紋
状のパターン付き表面を有する加熱ダイを使用して破断
可能なシールを形成する方法を開示している。米国特許
第4,343,673号は、トナーが接着剤の役目をし、製本工
程で加熱した加圧シュー(片方の表面にリブが付いてい
る)を用いてトナーを溶融し、コピー用紙を結合する製
本装置を開示している。また米国特許第3,660,208号
は、封筒に住所ラベルを張り付けるラベリング・ホィー
ルを開示している。ホィールの表面に設けた一連の真空
クロススロットに真空を導入して、ラベルをホィールに
一時的に吸引付着させて封筒まで運ぶようになってい
る。
面を接合するのに使用される無線とじテープであって、
a)接着剤の支持体となるテープと、b)このテープの
第1の面の上に塗布され、接合する被装丁物の背に接触
するようになっている感熱接着剤と、c)上記テープの
第1の面の反対側の面である第2の面が、テープの縦軸
に垂直な軸に沿って延びる複数の厚い区間と薄い区間と
を有し、無線とじ工程において上記テープの第2の面に
熱と圧力を加えて上記感熱接着剤を溶融させ、上記感熱
接着剤を有するテープの第1の面が上記被装丁物の背に
押しつけられたとき上記厚い区間と薄い区間の反対側に
上記テープの縦軸に垂直な軸に沿って延びる線状高圧領
域と線状低圧領域とが交互に生じ、上記高圧領域は上記
接着剤を上記被装丁物の背に強く接触させ溶融した接着
剤を押し流して上記シート内及びシート同士の間に浸透
させると共にシートの背にかかる圧力荷重を小さくする
ことを特徴としている。前記支持体部分は、一連の頂部
と谷部を形成している凹凸のある外面を有しているの
で、圧力で頂部が圧縮されると、頂部に比較的高い局所
圧力領域が生じる。この高い局所圧力領域は、接着剤を
押し流して、本の背に十分に浸透させるので、背全体に
わたって高い圧力を加える必要がない。
は、支持体6と、その表面7に塗布された適当な熱活性
化(感熱)接着剤9とから成っている。支持体6は、適
当な支持材料、例えば紙、織物、網、金属、プラスチッ
ク等から作ることができる。通常、支持体6は比較的柔
軟性な材料で作られる。
7,718号に開示されているものである。
ており、層15上の高粘着性接着剤の中央ストリップ16の
両側に、低粘着性接着剤の層15の縁部25が露出してい
る。中央ストリップ16の幅は被装丁物の幅にほぼ等し
い。しかし、例に示したような多層でなく、単層を含む
その他の接着剤の配列を考えてみてもよい。
常、被装丁物の背18に張り付けられる。被装丁物は、一
般に、本、パンフレット、その他の被装丁物24の形にま
とめられたシート17の集合物体すなわちスタックであ
る。長いテープ5をシート17のスタックに張り付けるた
めに使用する典型的な無線とじ装置20は、一連のカム3
9,43,45,48を回転させる駆動モーター37を有している。
カム39,43,45,48は、一対のクランプ27,27Aを動かして
シート17を締め付け、支持部材21を引っ込め、シート17
の背18をテープ5に接触させ、続いて、シート集合体と
テープを、所定の時間の間、加熱した横締め板12,13と
背板14に押し当てる。前記所定の時間の間に、接着剤が
軟化し、凝固して、シート同士が接合され、テープがシ
ート17の背18とシートの下側面に接着されて本ができ上
がる。無線とじ装置20の詳しい説明は、米国特許第3,92
8,119号明細書に記載されている。しかし、第2A図と第2
B図に示した無線とじ装置とは異なる製本装置を考えて
みてもよい。
形式の装丁が得られるように選ばれることは理解される
であろう。第1図を参照すると、通常、テープ5の長さ
は被装丁物の長さにほぼ等しいが、テープ5の幅は、被
装丁物24の隅をまわって上方にその側面の一部を包む縁
部25が得られるように、被装丁物の厚さより若干大きい
ことが好ましい。
いろいろな幅のテープの在庫から選ぶことができるが、
代わりに、製本するときに所望の長さに切断してもよ
い。後者の場合は、無線とじ装置20の一部として所望の
長さにテープを切断する適当なテープ切断装置(図示せ
ず)の付いたエンドレス・リールすなわちロール方式で
テープ5を供給することができる。
の背にかかる圧力荷重を小さくするために、本発明の無
線とじテープ5は、製本工程において、軟化すなわち溶
融した接着剤が流れて、本の背18の所で、シート17内及
びシート同士間に浸透するのを促進する高い局所圧力領
域が生じるように設計されている。この目的で、テープ
5の支持体6は、厚い区間52と薄い区間53が交互に設け
られており、これらの区間が凹凸のある外面8を形成し
ている。接着剤9が塗布された表面7は、平滑である。
はテープ5の縦軸に対して垂直な方向に伸びており、区
間52,53は支持体6の幅の端から端まで伸びている。こ
の実施例の場合、区間52,53は、隆起部すなわち頂部55
の列と凹部すなわち谷部56の列から成り、頂部55と谷部
56の断面は長方形である。いろいろな寸法の頂部と谷部
を心に描くことができるが、頂部と谷部の幅wは、約2
〜4mm、高さ/深さhは、約1/2〜1mm及び約1/2mmが適当
であろう。しかし、他の寸法も考えてみてもよい。
置20の背板14で加えられた圧力は、頂部55の反対側の領
域に、局所圧力領域を生じさせる。背板14によってシー
ト17の集合体の背18に加えられた力は、頂部55を圧縮し
て、すなわち頂部55を平たんにしようとして、各頂部55
の反対側の領域に、間隔をおいて、テープを横切る、平
行な、一連の線状高圧力領域を生じさせる。これらの局
所圧力領域を第3図に矢印61で示す。この圧力領域の局
在化は、背に大きな荷重を加えなくとも、溶融した接着
剤がシート内及びシート同士間によく浸透するという利
点を有しており、さもなければ、背全体に大きな圧力を
加える必要があろう。背の圧力荷重が大きいと、縁の近
くで、背をしっかり支持する必要があり、このため、設
計オプションが拘束されたり、生産費が高くなることが
ある。さらに、谷部56は中間に抑制された残留接着剤の
層が残ることを許す。この特徴は背の曲げ強さにとって
重要である。その結果、強い接合部が得られる。第4図
に示した実施例(同じ部分は同じ参照番号で表示してあ
る)の場合は、頂部55′と谷部56′の列は、三角形の断
面を有している。
垂直な方向に伸びているものとして説明したが、頂部と
谷部の列55,56と55′,56′を、テープの縦軸線に対し斜
めに設けることもできる。代わりに、列55,56と55′,5
6′を湾曲させる、例えば、正弦波形にすることもでき
る。
らの構造に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
入るすべての修正物または変更物を包含しているものと
考える。
の圧力荷重を小さくするために、テープの外面に頂部と
谷部の連続列を設けて高い圧力領域と低い圧力領域が生
じるように改良した本発明の無線とじテープの斜視図、 第2A図と第2B図は、第1図の無線とじテープを被装丁
物。例えば本またはパンフレットの背に張り付ける典型
的な無線とじ装置の略図、 第3図は、製本工程において第1図のテープによって得
られる有益な圧力分布を示す拡大断面図、 第4図は、頂部と谷部の断面が三角形である別の無線と
じテープの斜視図である。 符号の説明 5……無線とじテープ、6……支持体、 7……接着剤のある面、8……凹凸のある外面、 9……感熱接着剤、12,13……横締め板、 14……背板、15……低粘着性接着剤層、 16……高粘着性接着剤の中央ストリップ、 17……シート、18……背、 20……無線とじ装置、21……支持部材、 24……被装丁物、25……露出した縁領域、 27,27A……クランプ、37……駆動モーター、 39,43,45,48……カム、52……厚い区間、 53……薄い区間、55,55′……頂部、 56,56′……谷部。61……局所圧力領域。
Claims (1)
- 【請求項1】製本の際、本、パンフレット等のシートの
背面を接合するのに使用される無線とじテープであっ
て、 a) 接着剤の支持体となるテープと、 b) このテープの第1の面の上に塗布され、接合する
被装丁物の背に接触するようになっている感熱接着剤
と、 c) 上記テープの第1の面の反対側の面である第2の
面が、テープの縦軸に垂直な軸に沿って延びる複数の厚
い区間と薄い区間とを有し、無線とじ工程において上記
テープの第2の面に熱と圧力を加えて上記感熱接着剤を
溶融させ、上記感熱接着剤を有するテープの第1の面が
上記被装丁物の背に押しつけられたとき上記厚い区間と
薄い区間の反対側に上記テープの縦軸に垂直な軸に沿っ
て延びる線状高圧領域と線状低圧領域とが交互に生じ、
上記高圧領域は上記接着剤を上記被装丁物の背に強く接
触させ溶融した接着剤を押し流して上記シート内及びシ
ート同士の間に浸透させると共にシートの背にかかる圧
力荷重を小さくすることを特徴とする無線とじテープ。
Applications Claiming Priority (2)
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US07/107,710 US4775572A (en) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | Embossed binding tape |
US107710 | 1987-10-13 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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