JPS6325176Y2 - - Google Patents

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JPS6325176Y2
JPS6325176Y2 JP1980063935U JP6393580U JPS6325176Y2 JP S6325176 Y2 JPS6325176 Y2 JP S6325176Y2 JP 1980063935 U JP1980063935 U JP 1980063935U JP 6393580 U JP6393580 U JP 6393580U JP S6325176 Y2 JPS6325176 Y2 JP S6325176Y2
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JP
Japan
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mount
mounts
adhesive
binding
book
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JP1980063935U
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JPS56163561U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、写真用アルバム、絵はがき用アル
バム、切手集収帳、コイン集収帳、あるいはスク
ラツプブツク等のように、それぞれの用途に応じ
た台紙を綴じ付けて表紙を設けたもの(以下台紙
帳と記す。)に関するものである。
一般にこのような台紙帳は、使用状態において
写真や絵はがき等が各種の手段、例えば貼着、台
紙に形成されたポケツトに収容することなどの手
段により台紙に保持させられて台紙部分の厚みが
増大するため、これを考慮して台紙の綴じ込み部
分において各台紙間にスペーサとしての厚紙を挾
んで綴じ付けることが行われている。例えば、第
4図、第5図に示す如くである。第4図の例で
は、各台紙24の綴じ込み縁部の間に厚紙27を
介在させて、これに背表紙23の折込み端縁部2
3aと、表紙21,22の折返し端縁部21a,
22aとを重ね合わせて綴金具26で綴じ付けら
れている。この構成では台紙24が厚くて折曲げ
難いものである場合には開き難い問題があるの
で、そのような場合には第5図に示すように、折
曲げ部に屈撓性のよい比較的薄い紙あるいはフイ
ルム28を用いたものもある。同図において、2
7は厚紙であり、第4図と同等部分は同一図面符
号で示してある。第4図及び第5図に示すような
従来の台紙帳は、いずれも使用材料及び部品数が
多く、製本作業に多くの手間がかかり、大量生産
が困難で、生産コストが非常に高くなる問題があ
つた。
この考案は、上記従来の問題を解決できる台紙
帳を提供することを目的とするものである。この
考案の最も大きな特徴は、背表紙内側に台紙群の
綴じ付け縁部側端面を接着すると共に各台紙間に
必要な間隔をおいた状態で熱溶融性の接着剤によ
り接着してある点にある。すなわち、固化した接
着剤が台紙の綴じ付け作用と共に、スペーサとし
て作用するように構成されているのであり、これ
によつて格別に綴じ金具やスペーサを必要とせ
ず、製本作業の手間が大幅に簡略化されて、安価
な台紙帳を提供できるのである。
特に熱溶融性の接着剤を用いたことにより、接
着剤部分が肉の厚い状態となつても固化のために
は単に冷却すればよいので簡単に短時間で接着が
完了するのであり、さらに固化による体積変化が
殆どないために固化した接着剤に確実にスペーサ
としての作用を生じさせることができるのであ
り、従つて工業的にきわめて有利に台紙帳を生産
できるのである。
以下この考案を実施例によつてより詳細に説明
する。第1の実施例は、この考案の基本的な実施
例であり、第1図乃至第3図に示すように、表紙
部1,2、背表紙部3、台紙4、接着剤5により
構成されている。
表紙部1,2及び背表紙部3は、厚紙を断面が
コ字状となるように2個所で折曲げることによつ
て一つの表紙体に形成されたもので、各部が折曲
げ部を介して続いた一連のものである。
台紙4は、この場合8枚使用されており、各々
が綴じ付けられる側の縁部間をその厚さ方向に約
1mmの間隔を隔てて配置されている。
接着剤5は、熱溶融性のもので、第3図に見ら
れるように、台紙4の各々の綴じ付け側縁部間の
間隔を保つと共に、台紙4の各々の綴じ付け側縁
部の端面を背表紙部3の内側に結合しているもの
である。すなわち、台紙4の各々の綴じ付け側縁
部の間に1.5〜2mmくらい接着剤5が入り込んで
前記間隔を保つた状態で台紙4の相互間を接着し
ていると共にその台紙4の各々を背表紙部3の内
側に接着結合しているのである。
第2の実施例は、第12図に示すように、略々
第1の実施例と同様であるが、寒冷紗14を台紙
4の群の綴じ付け側端面と背表紙部3の内側面と
の間の接着剤5,15中に介在させてある点で相
違している。この実施例の構成は寒冷紗14の存
在により、綴じ付け部が第1の実施例のものより
も強力である。第3図と同等部分は同一図面符号
で示してある。
上記第1及び第2の実施例に示した台紙帳は、
固化状態の接着剤5または5と15が、台紙4の
各々を背表紙部3の内側へ単に接着しているのみ
でなく、各々の台紙4間の間隔を保つスペーサと
して作用している。従つて、台紙4に写真等を貼
着その他の手段により保持させたときの増大を無
理なく許容できる。また、実施例の構成は、第4
図及び第5図に示した従来の台紙帳のようにスペ
ーサとしての厚紙27や綴金具26を格別に必要
とせず、さらに表紙体を表紙21,22、背表紙
23に分割形成して綴じ付けのための折返し部2
1a,22aや折曲げ部23aを設ける必要もな
い。従つて、従来の台紙帳に較べると、単に構成
部品が少い点のみからしても生産コストを相等に
低減でき、さらに次に述べる製造方法の1例から
も分るように、熱溶融性の接着剤独特の簡単な接
着工程を適用できるものであり、これによつて製
本されるものであるから、大量生産に適してお
り、よりいつそう生産コストを低減できる。ま
た、この台紙帳は使用においても、台紙4の綴じ
付け部が背表紙に略一致しているので、従来の写
真用アルバムに較べると開らき易く、秀れてい
る。
上記実施例の構成の台紙帳は、例えば次のよう
にして、製本業界で一般に使用されている接着剤
塗布機を用いて製本できる。その接着剤塗布機は
第6図に概略を示すように、回転ローラ9の下部
を加熱溶融した液状の接着剤5に浸漬し、ローラ
9の表面に付いて巻上がる接着剤5をドクターブ
レード10により均一な厚さの層とし、このロー
ラ9の表面に接着剤を塗布しようとする面を接触
させるようになつている。表紙体に綴じ付けよう
とする台紙4の各々には第7図に示すように予め
その間隔に等しい厚さ寸法約1mmの厚紙13を挾
んで揃えておき、接着する台紙群の綴じ付け側縁
部の端面を下にして垂直に、ローラ9上面に沿つ
て矢印の方向に移動させる。これによつて台紙4
の群の綴じ付け側縁部の端面に溶融接着剤5が付
着する。溶融接着剤5の付着した台紙4の群をロ
ーラ9上より、接着する背表紙3上に移動する間
に、各台紙4間の間隔が狭いために生じる毛細管
現象や溶融接着剤の表面張力及び自重などによ
り、第8図に示すような状態となる。この状態で
は台紙4の群の両端の2枚のものの外側に溶融接
着剤5が付着していないのである。このまま台紙
4の群を背表紙に接着すると、第9図に示すよう
に接着され、両端の2枚の台紙4は外側に接着剤
が付着していないので、少しの引き裂き力で剥が
れるものとなる。このため第1の実施例のように
両端の2枚の台紙4の綴じ付け部の外側面にも接
着剤の付着した構成が望まれるが、これは台紙4
のその部分に予め接着剤を付着させたものを用い
ることによつて製作可能となるのである。また、
第2の実施例の場合は寒冷紗14が介在する構成
であるが、これは第8図に示したように溶融接着
剤5を付着させた後、次に寒冷紗14を圧着して
第10図に示すようなものとし、この状態で接着
剤5を一旦固化させる。この状態で接着剤5は各
台紙4の間に適切に入り込んでいる。そして再度
前記と同様に接着剤塗布機のローラ9上を通す
と、第11図に示す状態になる。この段階では前
回付着した接着剤5と寒冷紗14とが台紙間空隙
の端面側を閉蓋した形となつているため、2度目
に付着させた溶融接着剤15(接着剤5と同じ材
質。)台紙群の両端の2枚の台紙4の外側にも十
分に付着すると共に、寒冷紗14の目を通して接
着剤5に対して融合した状態となる。従つて第1
1図の状態のものを背表紙部3の内側に圧着して
から接着剤を固化させると、第12図に示した台
紙帳が得られる。なお、厚紙13は適当な時点で
除去する。
以上のようにこの考案によれば、綴じ金具やス
ペーサとしての厚紙などを必要とせず、製本作業
の手間を大幅に簡略化できて、安価でしかも開き
易い点で秀れた台紙帳を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例の平面図、第
2図は同実施例の正面図、第3図は第2図のA−
A断面拡大図、第4図は従来の台紙帳の1例を示
す台紙綴じ込み部分の拡大断面図、第5図は第4
図のものとは異る従来の台紙帳の台紙綴じ込み部
分の拡大断面図、第6図は接着剤塗布機の概略側
面図、第7図はこの考案による台紙帳の製造方法
の1例を説明するための接着剤塗布時の概略斜視
図、第8図乃至第11図は同製造方法を説明する
ための第2図のA−A断面に相当する部分の各々
異る状態を示す断面拡大図、第12図はこの考案
の第2の実施例の第2図のA−A断面に相当する
断面拡大図である。 1,2……表紙、3……背表紙、4……台紙、
5,15……接着剤、14……寒冷紗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表紙部及び背表紙部を有する表紙体と、各々が
    綴じ付け側縁部間をその厚さ方向に所定の厚紙の
    厚さ相当の間隔を隔てて配置された複数枚の台紙
    と、その台紙の各々の上記綴じ付け側縁部近傍に
    おいて上記間隔を保つように各台紙の相互間に介
    在すると共に上記複数枚の台紙の綴じ付け側縁部
    の端面を上記背表紙部の内側に結合している熱溶
    融性の接着剤とからなる台紙帳。
JP1980063935U 1980-05-09 1980-05-09 Expired JPS6325176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980063935U JPS6325176Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09

Applications Claiming Priority (1)

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JP1980063935U JPS6325176Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56163561U JPS56163561U (ja) 1981-12-04
JPS6325176Y2 true JPS6325176Y2 (ja) 1988-07-08

Family

ID=29658139

Family Applications (1)

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JP1980063935U Expired JPS6325176Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09

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JP (1) JPS6325176Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071308A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Dainippon Printing Co Ltd 上製本及びその製造方法
JP2013071440A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Horizon International Inc 中綴じ冊子による簡易上製本

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4937305U (ja) * 1972-07-03 1974-04-02
JPS4939531U (ja) * 1972-07-10 1974-04-08
JPS5328503U (ja) * 1976-08-18 1978-03-11

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JP2013071440A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Horizon International Inc 中綴じ冊子による簡易上製本

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JPS56163561U (ja) 1981-12-04

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