JP2659656B2 - ダイ用高さ調節具 - Google Patents

ダイ用高さ調節具

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JP2659656B2 JP4256746A JP25674692A JP2659656B2 JP 2659656 B2 JP2659656 B2 JP 2659656B2 JP 4256746 A JP4256746 A JP 4256746A JP 25674692 A JP25674692 A JP 25674692A JP 2659656 B2 JP2659656 B2 JP 2659656B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイ保持部材(例えば
タレットパンチプレスにおける下部タレット)における
装着部に着脱可能に設けられたダイの上面の高さを調節
するダイ用高さ調節具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチングプレスにおけるダイ
は、パンチング加工が進むにつれてダイの表面は徐々に
摩耗してくる。一般的にはダイの上面摩耗量0.2mm
程度では再研磨して使用しているが、表面摩耗量が0.
5mm位になると、再研磨すると共に、ダイ保持部材に
おける装着部の底面とダイの下側の間に0.5mm厚の
ダイ用高さ調節具としてドーナツ状のスペーサを入れて
ダイの上面高さを所定の高さに調節してパンチング加工
を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパンチングプレスにおけるダイでは、ダイの上面の
摩耗が進むにつれてスペーサをダイ保持部材における装
着部の底面とダイの下側の間に入れて高さを調節してい
るが、ダイの交換時にはスペーサとダイとが離れ、スペ
ーサがダイ保持部材における装着部に残ってしまうの
で、残ったスペーサを人手により取除くという煩わしさ
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述のごとき、従来の問
題点を解決するために、本発明においては、ダイ保持部
材における装着部に着脱可能に設けられたダイの上面の
高さを調節するダイ用高さ調節具において、上記ダイの
下面に当接可能な当接部と、この当接部に一体に設けら
れた係止部とを備え、この係止部を係止部自体の弾圧力
によって上記ダイにおけるダイ孔の内側に対して係止可
能に構成してなることを特徴とする。
【0005】
【作用】ダイ保持部材における装着部からダイを離脱せ
しめた後に、ダイの上面が摩耗(研磨を含む)している
場合に、多数のダイ用高さ調節具の中から、摩耗量(研
磨量を含む)に対応した厚さを有する当接部を備えたダ
イ用高さ調節具を選択する。次に、この選択したダイ用
高さ調節具における当接部がダイの下面に当接した状態
のもとで、このダイ用高さ調節具における係止部を係止
部自体の弾性力によってダイにおけるダイ孔の内側に対
して係止せしめる。これによって、ダイと上記ダイ用高
さ調節具を一体化することができる。そして、ダイをダ
イ保持部材における装着部に上記ダイ用高さ調節具と共
に装着する。
【0006】ダイの交換を行う場合には、上記ダイ用高
さ調節具をダイと一体化したことにより、ダイをダイ保
持部材における装着部からダイ用高さ調節具と共に離脱
せしめる。そして、ダイ保持部材における装着部に別の
ダイを装着せしめる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、パンチングプレスとして本実施例
ではタレットパンチプレスを対象として説明するが、こ
の機種に限定されるものではない。
【0008】図4を参照するに、タレットパンチプレス
1は、ブリッジ型の本体フレーム3を備えてなり、この
本体フレーム3の一部を構成する下部フレーム5には板
材Wを支持する固定テーブル7が設けてある。この固定
テーブル7の左右(図4において裏表)両側には板材W
を支持する可動テーブル9が設けてあり、一対の可動テ
ーブル9はY軸方向(図4において左右方向)へ移動自
在となっている。
【0009】固定テーブル7、可動テーブル9に支持さ
れた板材WのY軸方向、X軸方向(図4において紙面に
対し直交する方向)の移動位置決めを行うために、板材
移動位置決め装置11が設けてある。より詳細には、前
記可動テーブル9には板材移動位置決め装置11の一部
を構成するキャレッジベース13が設けてあり、このキ
ャレッジベース13には板材Wを把持するクランプ装置
15を備えたキャレッジ17がX軸方向へ移動自在に設
けてある。
【0010】前記固定テーブル7の後側には、パンチ保
持部材としての上部タレット19とダイ保持部材として
の下部タレット21を上下に対向して備えたパンチング
加工部23が設けてある。また、上記上部タレット19
における多数の装着部には多数のパンチ25を着脱可能
にそれぞれ備えると共に、下部タレット21における多
数の装着部は多数のダイ27を着脱可能にそれぞれ備え
ている。
【0011】上記構成により、板材Wを固定テーブル
7、可動テーブル9に支持せしめた後に、クランプ装置
15により板材Wの端部付近を把持する。次に、可動テ
ーブル9と一体的にキャレッジベース13をY軸方向へ
適宜に移動させると共に、キャレッジ17をX軸方向へ
適宜に移動させることにより、板材Wを上部タレット1
9と下部タレット21の間に移動位置決めされる。そし
て、パンチング加工部23により板材Wに対して所望の
パンチング加工を行うことができるものである。
【0012】次に、本実施例の主要部であるダイ27に
ついて更に詳細に説明する。
【0013】図1および図2を参照するに、ダイ27の
内部には、下方に向けて開口したダイ孔29が形成され
ている。このダイ孔29に挿着されるダイ用高さ調節具
31は、リング状の当接部33を有し、このリング状の
当接部33の内周より曲折立設された例えば断面S字形
状の係止部35が、複数箇所(本実施例では4箇所)に
配設されていて、この舌部35が前記ダイ孔29内に挿
入される。なお、リング状当接部の肉厚Tは、ダイ27
の研磨量に応じて複数厚さのものが用意される。例え
ば、研磨量が0.6〜0.7mmの時は厚みTは0.5
mmとし、研磨量1.1〜1.2mmの時は厚みTは
1.0mmとし、研磨量1.5〜1.7mmの時は厚み
Tは1.5mmのものを使用する。
【0014】上記構成により、研磨量に応じた厚みTを
持つダイ用高さ調節具31における係止部35をダイ2
7のダイ孔29に挿入させると、調節部材31の係止部
35が持つ弾性力により、ダイ用高さ調節具31はダイ
孔29に固着される。
【0015】本願発明のダイ用高さ調節具31の構成を
まとめると以下のようになる。
【0016】即ち、下部タレット21における装着部に
着脱可能に設けられたダイ27の上面の高さを調節する
ダイ用高さ調節具31において、上記ダイ27の下面に
当接可能な当接部33と、この当接部33に一体的に設
けられた複数の係止部35とを備え、係止部35を係止
部35自体の弾性力によって上記ダイ27におけるダイ
孔29の内側に対して係止可能に構成してなることを特
徴とする。
【0017】本願発明の作用をまとめると以下のように
なる。
【0018】即ち、下部タレット21における装着部か
らダイ27を離脱せしめた後に、ダイ27の上面が摩耗
(研磨を含む)した場合には、多数のダイ用高さ調節具
31の中から、磨耗量(研磨量を含む)に対応した厚さ
を有する当接部33を備えたダイ用高さ調節具31を選
択する。次に、この選択したダイ用高さ調節具31にお
ける係止部33がダイ27の下面に当接した状態のもと
で、ダイ用高さ調節具31における複数の係止部35を
係止部35自体の弾性力によってダイ27におけるダイ
孔29の内側に対して係止せしめる。これによって、ダ
イ27と上記ダイ用高さ調節具31を一体化することが
できる。そして、ダイ27を下部タレット21における
装着部にダイ用高さ調節具31と共に装着せしめる。
【0019】ダイ27の交換をする場合には、ダイ用高
さ調節具31とダイ27を一体化したことにより、ダイ
27を下部タレット21における装着部からダイ用高さ
調節具31と共に離脱せしめる。そして、下部タレット
21における装着部に別のダイ27を装着せしめる。
【0020】本実施例の発明によれば、ダイ27の交換
をする場合に、当接部33がダイ27の下面に当接した
状態のもとで、係止部35を係止部35自体の弾性力に
よってダイ27におけるダイ孔29の内側に対して係止
せしめることにより、ダイ27とダイ用高さ調節具31
を一体化することができるため、ダイ27と共にダイ用
高さ調節具31を下部タレット21における装着部から
離脱せしめることができ、ダイ用高さ調節具31のみが
下部タレット21における装着部に取り残されることが
ない。従って、ダイ27と別個にダイ用高さ調節具31
を下部タレット21における装着部から離脱せしめる作
業を不要とし、作業能率向上の効果を奏する。
【0021】図3には参考例が示されている。すなわ
ち、ダイ27のダイ孔29に、ダイ用高さ調節具37が
挿着されていて、ダイ用高さ調節具37はリング当接部
39の内周に環状の突出部41が形成されて構成され、
この突出部41が前記ダイのダイ孔部29に嵌挿され
て、ダイ用高さ調節具37は下部金型27としてのダイ
に着脱自在となっている。
【0022】なお、この発明は、前述した各実施例に限
定されることなく、適宜は変更を行なうことにより、そ
の他の態様で実施し得るものである。
【0023】
【発明の効果】以上のごとき、請求項1に記載の発明に
よれば、ダイの交換をする場合に、ダイ用高さ調節具の
当接部がダイの下面に当接した状態のもとで、係止部を
係止部自体の弾性力によってダイにおけるダイ孔の内側
に対して係止せしめることにより、ダイとダイ用高さ調
節具を一体化することができるため、ダイと共にダイ用
高さ調節具をダイ保持部材における装着部から離脱せし
めることができ、ダイ用高さ調節具のみがダイ保持部材
における装着部に取り残されることがない。従って、ダ
イと別個にダイ用高さ調節具をダイ保持部材における装
着部から離脱せしめる作業を不要とし、作業能率向上の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、ダイにダイ用高さ調
節具を装着した図である。
【図2】ダイ用高さ調節具の斜視図である。
【図3】ダイ用高さ調節具の参考例を示す図である。
【図4】タレットパンチプレスの正面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 21 下部タレット 27 ダイ 29 ダイ孔 31 ダイ用高さ調節具 33 当接部 35 係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイ保持部材における装着部に着脱可能
    に設けられたダイの上面の高さを調節するダイ用高さ調
    節具において、 上記ダイの下面に当接可能な当接部と、この当接部に一
    体に設けられた係止部とを備え、この係止部を係止部自
    体の弾圧力によって上記ダイにおけるダイ孔の内側に対
    して係止可能に構成してなることを特徴とするダイ用高
    さ調節具。
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