JP2659622B2 - 包装機におけるフィルム供給装置 - Google Patents

包装機におけるフィルム供給装置

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JP2659622B2
JP2659622B2 JP3037479A JP3747991A JP2659622B2 JP 2659622 B2 JP2659622 B2 JP 2659622B2 JP 3037479 A JP3037479 A JP 3037479A JP 3747991 A JP3747991 A JP 3747991A JP 2659622 B2 JP2659622 B2 JP 2659622B2
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佳幸 高村
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば生鮮食料品用包
装機において、その包装部に包装フィルムを供給する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の包装機としては、例えば
特開昭52−132984号公報に示すものがある。こ
の包装機のフィルム供給装置においては、フィルム巻取
ロールから引き出されたフィルムの先端部を把持する固
定把持部材(同公報第7図参照)と、この固定把持部材
に対し接近離間して固定把持部材にあるフィルムの先端
部を把持する可動把持部材(同公報第9,10図参照)
とが設けられている。同公報第8,12図に示すよう
に、この固定把持部材付近において支扞が回動可能に支
持され、この支扞の上端部に押え板が取着されている。
そして、固定把持部材からフィルムが可動把持部材によ
り引き出されると、物品受け台が上昇してフィルムが物
品により包装部に持ち上げられ、物品がその上方からフ
ィルムにより覆われる。
【0003】ところが、柔軟な物品の場合には、フィル
ムの張りが強すぎると、物品がフィルムを持ち上げる時
変形するおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の問題
点は物品の柔軟性やフィルムの張りの度合に応じて物品
が変形するおそれがある点にあり、本発明はフィルムの
張りの調節を行えるようにして物品の変形を防止するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明においては、包装部Sにフィルム2aを供給
するフィルム供給装置1と、包装部Sに対し昇降する物
品受台66とを備え、前記フィルム供給装置1にはフィ
ルム巻取ロール2から引き出されたフィルム2aの先端
部を把持する固定把持部材3と、この固定把持部材3に
対し接近離間して固定把持部材3にあるフィルム2aの
先端部を把持する可動把持部材4とを設けた包装機にお
いて、前記巻取ロール2からのフィルム2aの引出しを
阻止するブレーキ手段15,16,17と、前記可動把
持部材4を固定把持部材3に対し接近離間させる駆動手
段43と、前記ブレーキ手段15,16,17の駆動タ
イミングT17を、前記可動把持部材4が固定把持部材
3からフィルム2aを引き出して停止するように駆動手
段43を制御する停止タイミングT43よりも早いタイ
ミングから物品受台66の最上昇タイミングT66より
も早いタイミングまでの領域E内で、複数段階に選択可
能になっているブレーキタイミング選択手段71と、前
記ブレーキタイミング選択手段71からの入力信号に基
づきブレーキ手段15,16,17を駆動させてフィル
ム2aの引出しを阻止するように制御する制御部69と
を設けたことを要旨としている。
【0006】
【0007】
【作用】このように本発明においては、ブレーキ17の
駆動タイミングT17を一定領域E内で複数段階に変更
できるので、包装部Sにおいて物品68がフィルム2a
を持ち上げる時物品68に与えられる抵抗を調整するこ
とができる。一般に柔軟な物品68ほどブレーキ17の
駆動タイミングT17を遅らせば、物品68の上昇に伴
うフィルム2aの張りが少なくなって物品68に与えら
れる抵抗は小さくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。まず、図1及び図2(a)(b)に示すフィルム
供給装置1を詳述する。このフィルム供給装置1はフィ
ルム巻取ロール2から引き出されたフィルム2aの先端
部を把持する固定把持部材3と、この固定把持部材3に
対し接近離間して固定把持部材3にあるフィルム2aの
先端部を把持する可動把持部材4とを備えている。
【0009】固定把持部材3の左右両側板5は左右両機
枠6の内側に固定され、この両側板5間には櫛歯状の固
定把持板7が取着されている。この両側板5には可動腕
8が支軸9を中心にして上下方向へ回動可能に支持さ
れ、この両可動腕8の先端部間には櫛歯状の可動把持板
10が取着されている。この両可動腕8はその支軸9上
のねじりコイルばね11により付勢され、その付勢力に
より両可動腕8間の可動把持板10が固定把持板7に対
しその下側から圧接されている。一方の可動腕8には操
作腕12が取着され、この操作腕12を押し下げること
により、両可動腕8及び可動把持板10がねじりコイル
ばね11の付勢力に抗して下方へ回動し、両把持板7,
10が互いに開くようになっている。
【0010】両側板5間及び両可動腕8間には上下一対
の軸13,14が支持され、側板5に支持した上側の軸
13は回動可能になっているとともに、可動腕8に支持
した下側の軸14は固着されている。上側の軸13には
円筒状の挟持ローラ15が一体回動可能に嵌着されてい
る。下側の軸14には挟持ローラ16が回動可能に嵌合
されている。両挟持ローラ15,16は前記ばね11の
付勢力により互いに圧接されている。上側の軸13の一
端部は機枠6の外側へ突出し、機枠6の外側に取着され
たブレーキ17に連結されている。フィルム2aの先端
部はこの両挟持ローラ15,16間を通って両挟持板
7,10間に保持されるようになっている。
【0011】両把持板7,10の上方において両側板5
間には切断溝18aを有するナイフ挿入部材18が取着
されている。前記固定把持部材3に隣接して両機枠6の
内側には回動軸19が支持され、この両回動軸19には
摺動筒20が軸線方向へ移動可能にかつ一体回動可能に
挿嵌されているとともに、支持筒21が軸線方向へ移動
可能にかつ一体回動不能に挿嵌されている。この摺動筒
20は支持筒21に対し回動可能に嵌合されている。こ
の支持筒21には側板22が連結部23を介して固定さ
れている。この両側板22間には支持杆24が取着さ
れ、この支持杆24の下側に固定把持板25が形成され
ている。支持杆24の中央部には支持筒26が回動可能
に支持され、この支持筒26には櫛歯状の中央可動把持
板27が取着されている。同じく支持杆24にはこの支
持筒26内に挿通された支軸28が回動可能に支持さ
れ、中央可動把持板27の両側においてこの支軸28に
は櫛歯状の横可動把持板29が回動可能に取着されてい
る。この中央可動把持板27と両横可動把持板29とが
別々に回動し、固定把持板25の下側に対し開閉可能に
なっている。
【0012】支持杆24上には鋸刃状のナイフ30と案
内板31とが取着され、このナイフ30とその上方にあ
る案内板31との間には挿入溝31aが形成されてい
る。前記支持筒26及び支軸28にはそれぞれ連動レバ
ー32が取着されている。支持杆24に取着された取付
板33には一対の案内ローラ34が支持され、中央可動
把持板27の連動レバー32と一方の摺動筒20との間
に連動ワイヤ35が案内ローラ34を介して連結されて
いるとともに、両横可動把持板29の連動レバー32と
他方の摺動筒20との間に連動ワイヤ36が案内ローラ
34を介して連結されている。
【0013】前記固定把持部材3の下方において両機枠
6間には支持板37が取着され、この支持板37には一
対のソレノイド38,39が取着されている。この両ソ
レノイド38,39上にはロッド38a,39aが突出
し、ソレノイド38,39の消磁又は励磁に伴い両ロッ
ド38a,39aが上下動するようになっている。支持
板37の両側にはそれぞれのソレノイド38,39に対
応して一対の案内ローラ40が支持され、一方のソレノ
イド38のロッド38aと一方の回動軸19との間に連
動ワイヤ41が両案内ローラ40を介して連結されてい
るとともに、他方のソレノイド39のロッド39aと他
方の回動軸19との間に連動ワイヤ42が両案内ローラ
40を介して連結されている。そして、ソレノイド3
8,39のロッド38a,39a上下動すると、連動
ワイヤ41,42、回動軸19、摺動筒20及び連動ワ
イヤ35,36を介して中央可動把持板27及び両横可
動把持板29が固定把持板25に対し開閉するようにな
っている。
【0014】両機枠6の内側にはモータ43により駆動
する回転ベルト44が掛け渡され、前記可動把持部材4
の両側の連結部23にこの回転ベルト44が連結されて
いる。そして、同ベルト44が回転すると、可動把持部
材4が固定把持部材3に対し接近離間し、固定把持部材
3の把持板7.10に対し可動把持部材4の把持板2
5,27,29が重合されるとともに、可動把持部材4
の案内板31の挿入溝31aに固定把持部材3のナイフ
挿入部材18が挿入されてその切断溝18aに可動把持
部材4のナイフ30が挿入されるようになっている。
【0015】このように構成されたフィルム供給装置1
の上方には図1及び図3に示すように前折込部材46と
後折込部材47と左右両折込部材48とを備えたフィル
ム折込装置45が設けられている。前折込部材46は左
右両支持枠49間に支持された前後両プーリ50,51
と、この両回転プーリ50,51間に巻き掛けられた複
数本の丸ベルト52とからなり、両機枠6間に取着され
た取付板53上に前記両支持枠49が固定されている。
【0016】後折込部材47は支持板54の前後両縁に
沿って折込ローラ55を取り付けたものであり、両機枠
6の内側に取着されたガイドレール56に対し支持板5
4の左右両端部が前後方向へ移動可能に支持されてい
る。両機枠6の内側には回転ベルト57が掛け渡され、
この回転ベルト57に支持板54の左右両端部が連結さ
れている。
【0017】左右両折込部材48は両機枠6間に取着さ
れた取付板58に対し支軸59により左右方向へ回動可
能に支持され、前記支持板54に対し連動リンク60及
び固定リンク61を介して連動されている。そして、ベ
ルト57が回転して後折込部材47が前折込部材46に
対し接近離間すると、左右両折込部材48が連動リンク
60を介して開閉するようになっている。
【0018】このフィルム折込装置45の上方には図1
及び図4に示すように搬出ベルト63を掛け渡した物品
搬出装置62が設けられている。また、前記前折込部材
46の前方には搬出用平ベルト64が掛け渡され、この
平ベルト64内にヒータ板65が挿入されている。図7
に示すように物品受け台66は包装部Sに対し昇降する
ようになっている。この物品受け台66には物品搬送コ
ンベヤ67から物品68が搬送されるようになってい
る。
【0019】図5に示すように、前記ブレーキ17と両
ソレノイド38,39と駆動モータ43は中央処理装置
としてのCPU69においてその出力側に接続されてい
る。CPU69の入力側には物品幅選択器70とブレー
キタイミング選択器71とが接続され、それらは各モー
ドでキーにより操作して入力できるようになっている。
図6に示すように、プログラムメモリには制御プログラ
ムの他に、物品68の幅に応じて、前記ソレノイド38
のオンタイミング(一定)及びオフタイミングと、前記
ソレノイド39のオンタイミング(一定)及びオフタイ
ミングと、前記駆動モータ43の正転時のオンタイミン
グ及びオフタイミング(一定)と、同駆動モータ43の
逆転時のオンタイミング(一定)及びオフタイミング
と、前記ブレーキ17のオフタイミング(一定)とが予
め記憶されている。
【0020】特に、前記ブレーキ17のオンタイミング
T17については、前記駆動モータ43の逆転時のオフ
タイミングT43よりも早いタイミングから、前記物品
受け台66の最上昇タイミングT66(一定)よりも早
いタイミングまでの領域Eで、複数段階に分けてプログ
ラムメモリに予め記憶されている。なお、前記各タイミ
ングは包装機のサイクル開始タイミングから各サイクル
ごとにカウントされるようになっている。
【0021】次に、包装作用をフィルム供給装置1を中
心に図6〜図11に従って詳述する。まず、包装作業前
に各モードでキー操作して物品68の幅を選択器70か
らCPU69に入力するとともに、ブレーキ17のオン
タイミングT17を選択器71からCPU69に入力す
る。従って、これらの入力信号により、図6における各
タイミングがプログラムメモリから読み出され、CPU
69はそのタイミングで両ソレノイド38,39と駆動
モータ43とブレーキ17をオン・オフする。
【0022】特に、ブレーキ17のオンタイミングT1
7については、柔軟な物品68ほど物品受け台66の最
上昇タイミングT66に近い段階にブレーキオンタイミ
ング選択器71を設定する。以下の包装作用は物品受け
台66の上昇途中でブレーキ17をオンにした一例を示
す。フィルム供給装置1において、図7に示す状態で
は、駆動モータ43が逆転した後オフタイミングT43
で停止して可動把持部材4が固定把持部材3に対し離間
し、フィルム2aが両把持部材3,4間に張られてい
る。フィルム巻取ロール2から引き出されたフィルム2
aは固定把持部材3の上下両挟持ローラ15,16間を
通り、固定把持部材3の固定把持板7と可動把持板10
との間でねじりコイルばね11の付勢力により保持され
ているとともに、両ソレノイド38,39がオンしたま
まで可動把持部材4の固定把持板25と各可動把持板2
7,29との間で把持されている。ブレーキ17はオフ
のままであるため、フィルム2aを巻取ロール2から引
き出すことができる。物品受け台66は最下降位置にあ
り、同受け台66上に物品68が載せられて待機してい
る。
【0023】物品受け台66が上昇すると、図8に示す
ようにフィルム2aが物品68により包装部Sへ持ち上
げられ、物品68を上方から覆う。この上昇当初、ブレ
ーキ17はオフ状態にあるため、フィルム2aは巻取ロ
ール2から引き出される。物品受け台66の上昇途中に
おいてブレーキ17がオンタイミングT17になると、
フィルム2aは上下両挟持ローラ15,16間で押えら
れ、巻取ロール2からのフィルム2aの引出しは停止さ
れる。そして、物品受け台66の上昇に伴いフィルム2
aが伸びてフィルム2aに張りが与えられる。
【0024】この上昇に伴い、後折込部材47が前折込
部材46に接近すると、左右両折込部材48が互いに閉
じ、後折込部材47及び左右両折込部材48が物品68
の下側でフィルム2aに当たる。この時、まずソレノイ
ド39がオフになり、両横可動把持板29が開いてフィ
ルム2aの左右両側の押えが解除される。次いで、ソレ
ノイド38がオフになり、中央可動把持板27が開いて
フィルム2aの中央の押えが解除される。物品受け台6
6が最上昇位置に達した後、後折込部材47及び左右両
折込部材48は物品68の下側にある程度入り込んで物
品68を載せると、物品受け台66が下降する。そし
て、図9に示すようにフィルム2aが物品68の下側で
後折込部材47及び左右両折込部材48により後方及び
左右両方向から折り込まれる。
【0025】可動把持部材4によフィルム2aの押え
が解除された後、駆動モータ43がオンして正転する
と、可動把持部材4は固定把持部材3に向けて接近す
る。後折込部材47及び左右両折込部材48による折込
み後、物品搬出装置62の搬出ベルト63並びに前折込
部材46の丸ベルト52及び搬出用平ベルト64が回転
する。搬出ベルト63が回転すると、図10に示すよう
に物品68は前折込部材46へ向けて搬出され、前折込
部材46の丸ベルト52上に載る。前折込部材46は物
品68の下側でフィルム2aに入り込む。
【0026】この物品68の搬出に同調して、駆動モー
タ43がオフして停止すると、可動把持部材4が固定把
持部材3に重合して可動把持部材4のナイフ30が固定
把持部材3の切断溝18aに挿入され、フィルム2aが
このナイフ30に押されて切断溝18aに入り込み、ナ
イフ30により切断される。この切断後、ブレーキ17
がオフタイミングで解除されて上側挟持ローラ15が回
動可能になり、フィルム2aの挟持が解除されるととも
に、両ソレノイド38,39がオンして可動把持部材4
の各可動把持板27,29が閉じ、固定把持部材3にあ
るフィルム2aの先端部が可動把持部材4により把持さ
れる。
【0027】図11に示すように駆動モータ43がオン
タイミングで逆転して可動把持部材4が固定把持部材3
から離間すると、図7に示すように可動把持部材4によ
り把持されたフィルム2aがフィルム巻取ロール2から
引き出される。その後、前述したように駆動モータ43
がオフタイミングT43で停止して可動把持部材4が物
品68の幅に応じた離間位置で停止する。なお、後折込
部材47は前折込部材46から離間し、左右両折込部材
38が互いに開く。
【0028】図8に示すように物品68を搬送コンベア
67上に載せると、図9及び図10に示すように物品6
8は搬送コンベア67により搬送されて物品受け台66
上に載る。前折込部材46上の包装物品68は搬出用平
ベルト64上に載り、そこでヒータ板65により物品6
8の下側の折込部が密着される。物品受け台66が上昇
すると、前述した場合と同様にしてフィルム2aが物品
68に包装される。
【0029】一方、物品受け台66上の物品68がその
上昇に伴いフィルム2aに当接する以前に、ブレーキ1
7がオンになると、フィルム2aが上下両挟持ローラ1
5,16間並びに可動把持部材4の固定把持板25と各
可動把持板27,29との間で押えられたまま、物品6
8より包装部Sへ持ち上げられる。従って、フィルム2
aは物品68の上昇により巻取ロール2から引き出され
ることはなく、物品68の上昇とともにフィルム2aに
張りが与えられる。
【0030】また、可動把持部材4が固定把持部材3か
らフィルム2aを把持して離間し、所定離間位置で停止
する前に、ブレーキ17がオンになると、フィルム2a
はブレーキ17のオン後可動把持部材4により引き延ば
されて両把持部材3,4間に弛みなく確実に張られる。
このように本実施例においては、ブレーキ17のオンタ
イミングT17を前記一定領域E内で複数段階に変更で
きるので、包装部Sにおいて物品68がフィルム2aを
持ち上げる時物品68に与えられる抵抗を調節すること
ができる。そして、物品受け台66の上昇開始タイミン
グ以前にブレーキ17がオンになった場合においては、
可動把持部材4により固定把持部材3から引き出された
フィルム2aの張りの状態がこの抵抗に影響する。この
上昇開始タイミング以後にオンになった場合において
は、物品68の上昇に伴うフィルム2aの引出し量によ
りこの抵抗が変わる。一般に柔軟な物品68ほどブレー
キ17のオンタイミングT17を遅らせば、物品68の
上昇に伴うフィルム2aの張りは少なくなって物品68
に与えられる抵抗は小さくなり、物品68が変形しにく
くなる。
【0031】なお、前記実施例ではブレーキ手段とし
て、ブレーキ17により制動される一対の挟持ローラ1
5,16を利用しているが、例えばフィルム巻取ロール
2の回転を阻止するようにしてもよい。また、前記実施
例ではフィルム切断手段として、可動把持部材4が固定
把持部材3に重合した時可動把持部材4のナイフ30が
フィルム2aを切断するようになっているが、例えば特
開昭52−132984号公報に示すようなものにして
もよい。
【0032】
【発明の効果】 本発明によれば、ブレーキ手段15,
16,17の駆動タイミングT17を一定領域E内で選
制御することにより、フィルム2aの張りを調節して
物品68によるフィルム2aの持ち上げ時に当該物品6
8に与えられる抵抗を調整でき、その結果、包装される
物品68の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる包装機のフィルム供給装置、
フィルム折込装置及び物品搬出装置を示す縦断面であ
る。
【図2】(a)は本実施例にかかるフィルム供給装置を
示す平断面図であり、(b)はこのフィルム供給装置に
おいて可動把持部材の把持板を開閉するソレノイドを示
す平断面図である。
【図3】本実施例にかかるフィルム折込装置を示す平断
面図である。
【図4】本実施例にかかる物品搬出装置を示す一部切欠
き平面図である。
【図5】本実施例にかかる電気ブロック回路図である。
【図6】本実施例にかかるタイムチャートである。
【図7】包装部にフィルムが引き出された状態を示す作
用説明図である。
【図8】このフィルムを物品が持ち上げた状態を示す作
用説明図である。
【図9】物品の下側にフィルムが後方及び左右両方向か
ら折り込まれた状態を示す作用説明図である。
【図10】フィルムが切断されるとともに包装物品が搬
出される状態を示す作用説明図である。
【図11】包装物品が搬出されてフィルムが前方からも
折り込まれるとともにフィルムが包装部に引き出される
状態を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1 フィルム供給装置、2 フィルム巻取ロール、2a
フィルム、3 固定把持部材、4 可動把持部材、1
5 挟持ローラ、16 挟持ローラ、17 ブレーキ、
30 ナイフ、38 ソレノイド、39 ソレノイド、
43 駆動モータ、66 物品受け台、68 物品、6
9 中央処理装置としてのCPU(制御部)、70 物
品幅選択器、71 ブレーキタイミング選択器、S 包
装部、T17 ブレーキ17のオンタイミング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装部(S)にフィルム(2a)を供給
    するフィルム供給装置(1)と、 包装部(S)に対し昇降する物品受け台(66)とを備
    え、 前記フィルム供給装置(1)にはフィルム巻取ロール
    (2)から引き出されたフィルム(2a)の先端部を把
    持する固定把持部材(3)と、 この固定把持部材(3)に対し接近離間して固定把持部
    材(3)にあるフィルム(2a)の先端部を把持する可
    動把持部材(4)とを設けた包装機において、 前記巻取ロール(2)からのフィルム(2a)の引出し
    を阻止するブレーキ手段(15,16,17)と、 前記可動把持部材(4)を固定把持部材(3)に対し接
    近離間させる駆動手段(43)と 記ブレーキ手段(15,16,17)の駆動タイミン
    グ(T17)を、前記可動把持部材(4)が固定把持部
    材(3)からフィルム(2a)を引き出して停止するよ
    うに駆動手段(43)を制御する停止タイミング(T4
    3)よりも早いタイミングから物品受台(66)の最上
    昇タイミング(T66)よりも早いタイミングまでの領
    域(E)内で、複数段階に選択可能になっているブレー
    キタイミング選択手段(71)と 記ブレーキタイミング選択手段(71)からの入力信
    号に基づきブレーキ手段(15,16,17)を駆動さ
    せてフィルム(2a)の引出しを阻止するように制御す
    る制御部(69)とを設けたことを特徴とする包装機に
    おけるフィルム供給装置。
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